JP2018129667A - システム、方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 有料チャンネルを視聴するための契約を締結した契約対象の情報を容易に取得可能なシステム、方法及びプログラムを提供すること。【解決手段】 一実施形態に係るシステムは、複数のチャンネルのうちの少なくとも1つが、第1契約を締結したユーザの機器で視聴可能なチャンネルであって、第1機器において視聴されたチャンネルとその視聴された時間とを少なくとも特定可能な第1情報を受信する受信手段と、第1情報を用いて、第1機器が締結済みの第1契約の対象か否かを推定する推定手段と、第1機器が締結済みの第1契約の対象か否かを特定可能な第2情報を生成する生成手段とを備える。【選択図】 図3

Description

本実施形態は、システム、方法及びプログラムに関する。
近年、テレビやスマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータ(PC: Personal Computer)といった視聴機器の視聴ログを収集し、ユーザの視聴動向を把握可能な視聴率、視聴の割合や視聴数等を算出して、これを放送事業者やビデオ・オン・デマンド(VOD: Video On Demand)事業者に提供するサービスが普及してきている。
このようなサービスに対し、有料チャンネルを提供している有料放送事業者からの要望として、自社の有料チャンネルを視聴するための契約を締結した契約対象のみの視聴ログを収集し、当該契約対象のみの視聴率や視聴数等を算出したいという要望がある。
特開2015−142186号公報 国際公開第2006/038529号
上記した要望に応えるためには、まず契約対象を特定する必要がある。
しかしながら、契約対象を特定するためには、視聴機器を特定するための識別情報(例えば、B−CAS番号やログインID等)を有料放送事業者に通知し、当該情報に基づいて特定される視聴機器が契約対象であるか否かを当該有料放送事業者に問い合わせる必要がある。
また、有料放送事業者に対して識別情報を通知し、契約対象であるか否かを問い合わせるためには、当該識別情報により特定される視聴機器の所有者の同意も必要であり、契約対象を容易に特定することができないという不都合がある。
本発明の一実施形態が解決しようとする課題は、有料チャンネルを視聴するための契約を締結した契約対象の情報を容易に取得可能なシステム、方法及びプログラムを提供することである。
一実施形態に係るシステムは、複数のチャンネルのうちの少なくとも1つが、第1契約を締結したユーザの機器で視聴可能なチャンネルであって、第1機器において視聴されたチャンネルとその視聴された時間とを少なくとも特定可能な第1情報を受信する受信手段と、前記第1情報を用いて、前記第1機器が締結済みの前記第1契約の対象か否かを推定する推定手段と、前記第1機器が前記締結済みの第1契約の対象か否かを特定可能な第2情報を生成する生成手段とを備える。
図1は、第1の実施形態に係る契約対象推定システムの概略構成例を示す図である。 図2は、同実施形態に係る契約対象推定処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図3は、同実施形態に係る契約対象推定システムに含まれる各装置の詳細な構成を示すブロック図である。 図4は、同実施形態に係る視聴ログのデータ構造の一例を示す図である。 図5は、同実施形態に係る番組情報のデータ構造の一例を示す図である。 図6は、同実施形態に係る視聴時間情報のデータ構造の一例を示す図である。 図7は、同実施形態に係る閾値情報のデータ構造の一例を示す図である。 図8は、同実施形態に係る推定結果情報のデータ構造の一例を示す図である。 図9は、同実施形態に係る視聴情報を表示する表示画面の一例を示す図である。 図10は、同実施形態に係る契約対象のユーザに関する視聴情報を表示する表示画面の一例を示す図である。 図11は、同実施形態に係る非契約対象のユーザに関する視聴情報を表示する表示画面の一例を示す図である。 図12は、同実施形態に係る契約対象推定処理の具体例を示す模式図である。 図13は、同実施形態に係る視聴ログの別のデータ構造の一例を示す図である。 図14は、同実施形態に係る視聴ログのさらに別のデータ構造の一例を示す図である。 図15は、同実施形態に係る視聴ログのさらに別のデータ構造の一例を示す図である。 図16は、同実施形態に係る視聴ログのさらに別のデータ構造の一例を示す図である。 図17は、第2の実施形態に係る契約対象推定システムの構成の一例を示すブロック図である。 図18は、同実施形態に係る種別閾値情報のデータ構造の一例を示す図である。 図19は、同実施形態に係る推定結果情報のデータ構造の一例を示す図である。 図20は、同実施形態に係る契約種別推定処理の手順の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態に係る契約対象推定システムの概略構成例を示す図である。契約対象推定システムは、図1に示すように、複数台の視聴機器100a,100b,…,100nと、視聴ログ収集装置200と、契約対象推定装置300とを含む。なお、各視聴機器100a,100b,…,100nは同様の機能を有しているため、以下では、視聴機器の末尾の符号を省略し、単に視聴機器100と表記して説明する。
各視聴機器100は、放送事業者によって提供される放送信号から得られる映像データやVOD事業者によって提供される映像データを視聴可能な電子機器であり、例えばTVやスマートフォン、タブレット、PC等が一例として挙げられる。これら視聴機器100は、ネットワークを介して視聴ログ収集装置200に接続される。
視聴ログ収集装置200は、ネットワークを介して接続される各視聴機器100の視聴履歴である視聴ログを収集する装置である。収集された視聴ログは契約対象推定装置300により取得される。視聴ログは、各視聴機器100が、各チャンネルについての視聴時間帯を特定可能な情報であればどのようなものであっても良く、さらに、有料チャンネルのスクランブルの解除の履歴、視聴予約または録画予約の履歴、画面上に表示されたメッセージの履歴等をさらに含んでも良い。
契約対象推定装置300は、視聴ログ収集装置200から取得される視聴ログに基づいて、有料放送事業者によって提供される有料チャンネルを視聴した時間を算出し、当該算出された時間に基づいて、視聴機器100が当該有料チャンネルを視聴するための契約を締結した対象(以下、「契約対象」と表記する)であるか否かを推定する装置である。
なお、ここでは、契約対象は、有料放送事業者によって提供される有料チャンネルを視聴するための契約(有料チャンネル見放題契約)を締結したものと定義したが、これに限定されず、契約対象には種々様々な種別の契約を締結したものが含まれていても良い。例えば有料放送事業者が複数の有料チャンネルを提供している場合、契約対象には、全ての有料チャンネルを視聴可能にする契約、つまり有料放送を視聴可能にする契約(全有料チャンネル見放題契約)を締結したものが含まれていても良い。また、契約対象には、有料放送事業者やVOD事業者によって提供される映像データをPPV(Pay-Per-View)方式で視聴するための契約を締結したものが含まれていても良い。さらに、契約対象には、VOD事業者によって提供される映像データを定額制で視聴するための契約を締結したものが含まれていても良い。
ここで、図2のフローチャートを参照して、契約対象推定装置300によって実行される契約対象推定処理の手順の一例について説明する。なお、契約対象推定処理とは、視聴機器100が契約対象であるか否かを推定する処理である。
まず、契約対象推定装置300は、視聴ログ収集装置200によって収集された所定の視聴機器100の視聴ログを集計期間分取得し(ブロックB1)、当該取得された視聴ログに基づいて有料チャンネルを視聴した時間を算出する(ブロックB2)。
集計期間とは、特定の視聴機器100のユーザによって、有料チャンネルが視聴された時間(以下、「有料チャンネル視聴時間」と表記する)を累積して集計する際に使用される期間である。なお、この集計期間は、後述する視聴ログ解析処理の目的等に応じて任意に設定され、例えば2週間、1か月、3か月、半年、1年等に設定される。
続いて、契約対象推定装置300は、算出された有料チャンネル視聴時間が特定の閾値以上であるか否かを判定する(ブロックB3)。なお、算出された有料チャンネル視聴時間が特定の閾値未満である場合(ブロックB3のNO)、契約対象推定装置300は、上記所定の視聴機器100は締結済みの契約の対象でない、つまり非契約対象であると推定し(ブロックB4)、後述するブロックB6の処理に進む。
一方で、算出された有料チャンネル視聴時間が特定の閾値以上である場合(ブロックB3のYES)、契約対象推定装置300は、上記所定の視聴機器100は締結済みの契約の対象である、つまり契約対象であると推定する(ブロックB5)。
しかる後、契約対象推定装置300は、上記所定の視聴機器100が契約対象であるか否かを示す推定結果情報を生成し(ブロックB6)、ここでの処理を終了させる。
以上説明した図2の契約対象推定処理によれば、契約対象推定装置300は、視聴ログから算出可能な有料チャンネル視聴時間に基づいて、視聴機器100が契約対象であるか否かを推定することができるので、契約対象を容易に特定することができる。
以下では、契約対象を推定するためのより具体的な方法について説明する。
図3は、図1に示す各装置100〜300の詳細な構成を示すブロック図である。
視聴機器100は、図3に示すように、通信インタフェース101、内部信号処理部102、機器操作部103、入力制御部104、表示部105、音声出力部106、視聴ログ作成部107、視聴ログ格納部108及び視聴ログ送信部109等を備えている。なお、一部の機能部は、視聴機器100に含まれる各種モジュールの動作を制御する図示せぬCPUが図示せぬ記憶媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現されても良い。
通信インタフェース101は、視聴機器100に接続される外部接続機器(例えば、DVDプレーヤやセットトップボックス等)400a,400b,…,400nとの通信を行うモジュールであり、例えばDVI(Digital Visual Interface)規格やHDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)規格に対応したモジュール等がこれに相当する。なお、通信インタフェース101は、MHL(High-Definition Link)やMiracast、AirPlay、WirelessDisplay等であっても良い。
なお、各外部接続機器400a,400b,…,400nは同様の機能を有しているため、以下では、外部接続機器の末尾の符号を省略し、単に外部接続機器400と表記して説明する。
内部信号処理部102は、放送事業者によって提供される放送信号から得られる映像データや音声データを入力制御部104に送るモジュールである。例えば視聴機器100がTVである場合、内部信号処理部102は所謂TVチューナ等であり、図示せぬアンテナを経由して放送信号を受信し、当該受信された放送信号から得られる映像データや音声データを入力制御部104に出力する。放送信号としては、例えば地上デジタル放送信号やBS(Broadcasting Satellite)放送信号、CS(Communication Satellite)放送信号等が一例として挙げられる。
入力制御部104は、通信インタフェース101に接続された外部接続機器400から得られる映像データや音声データ、または、内部信号処理部102から出力される映像データや音声データを、表示部105及び音声出力部106に出力するモジュールである。外部接続機器400から得られる映像データや音声データと、内部信号処理部102から出力される映像データや音声データとのうちのどちらを表示部105及び音声出力部106に出力するかは、機器操作部103から送られるモード切替の指示にしたがって決定される。
例えば視聴機器100がTVの場合、ユーザがチャンネル選局を行うと、機器操作部103は、内部信号処理部102から出力される映像データや音声データを表示部105及び音声出力部106に出力可能な第1モードに切り替えるよう入力制御部104に対して指示する。この指示にしたがって、入力制御部104は、モードを第1モードに切り替え、内部信号処理部102から出力される映像データや音声データを表示部105及び音声出力部106に出力する。
一方で、ユーザが外部接続機器400との接続端子をメニュー画面から選択した場合、機器操作部103は、選択された接続端子により通信インタフェース101を経由して外部より入力された映像データや音声データを表示部105及び音声出力部106に出力可能な第2モードに切り替えるよう入力制御部104に対して指示する。この指示にしたがって、入力制御部104は、モードを第2モードに切り替え、外部接続機器400から得られる映像データや音声データを表示部105及び音声出力部106に出力する。
視聴ログ作成部107は、入力制御部104から表示部105及び音声出力部106に出力された映像データや音声データの出力履歴を収集し、当該出力履歴に基づき視聴機器100の視聴履歴である視聴ログを作成する。作成された視聴ログは視聴ログ格納部108に格納されると共に、視聴ログ送信部109によって所定期間毎に視聴ログ収集装置200に送信される。なお、所定期間は上記した集計期間と同一の期間であっても良いし、集計期間とは別に設定された期間(例えば、毎日、1週間毎、1か月毎等)であっても良い。
視聴ログ収集装置200は、図3に示すように、視聴ログ受信部201及び視聴ログ格納部202等を備えている。なお、一部の機能部は、視聴ログ収集装置200に含まれる各種モジュールの動作を制御する図示せぬCPUが図示せぬ記憶媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現されても良い。
視聴ログ受信部201は、各視聴機器100からネットワークを介して送信される視聴ログを受信し、視聴ログ格納部202は、視聴ログ受信部201によって受信された視聴ログを格納する。視聴ログは、各視聴機器100において視聴されたチャンネルとその視聴された時間とを特定可能な情報であれば良い。図4に視聴ログの一例を示す。
図4は、視聴ログのデータ構造の一例を示す図である。視聴ログは、図4に示すように、視聴ログを送信した視聴機器を識別するための識別情報(視聴機器名)と、当該視聴機器名によって識別される視聴機器が視聴していたチャンネルの名称(チャンネル名)と、当該チャンネルを視聴し始めた日時(視聴開始日時)と、当該チャンネルを視聴し終えた日時(視聴終了日時)とが対応づけられた情報である。
例えば図4の視聴ログL1によれば、「TV1」の所有者(ユーザ)が「チャンネルA」を視聴し始めた日時が「2016/12/20 19:20:00」であり、視聴し終えた日時が「2016/12/20 19:50:00」であることが示される。なお、図4に示す他の視聴ログL2,L3についても視聴ログL1と同様であるため、ここではこれらの詳しい説明は省略する。
契約対象推定装置300は、図3に示すように、番組情報格納部301、視聴時間算出部302、視聴時間情報格納部303、契約対象推定部304、閾値情報格納部305、推定結果情報格納部306及び推定結果情報出力部307等を備えている。なお、一部の機能部は、契約対象推定装置300に含まれる各種モジュールの動作を制御する図示せぬCPUが図示せぬ記憶媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現されても良い。
番組情報格納部301は、放送事業者によって提供されるチャンネルで放送される番組(及びVOD事業者によって提供される映像データ)に関する番組情報(メタデータ)を格納する。番組情報は、図示せぬ外部機器から取得されても良いし、各視聴機器100から取得されても良い。番組情報は、放送事業者によって提供されるチャンネルで放送される番組の名称(及びVOD事業者によって提供される映像データの題名)とその番組の放送時間、当該番組が有料であるか否かを特定可能な情報であれば良い。図5に番組情報の一例を示す。
図5は、番組情報のデータ構造の一例を示す図である。番組情報は、図5に示すように、チャンネル名と、当該チャンネルで放送される番組の名称(番組名)と、当該番組が有料であるか否かを示す情報(有料/無料)と、当該番組の放送開始日時と、当該番組の放送終了日時とが対応づけられた情報である。
例えば図5の番組情報P1によれば、「チャンネルA」で放送される「番組A」は視聴するために契約が必要な「有料」番組であり、その放送開始日時が「2016/12/20 19:00:00」であり、放送終了日時が「2016/12/20 20:00:00」であることが示される。なお、図5に示す他の番組情報P2,P3についても番組情報P1と同様であるため、ここではこれらの詳しい説明は省略する。
視聴時間算出部302は、視聴ログ収集装置200内の視聴ログ格納部202から集計期間分の視聴ログを取得し、当該取得された視聴ログと番組情報格納部301に格納された番組情報とに基づいて、視聴機器100毎に、有料番組(有料放送番組)を視聴した時間(以下、「有料番組視聴時間」と表記する)と、無料番組を視聴した時間(以下、「無料番組視聴時間」と表記する)とをそれぞれ算出する。視聴機器100毎に算出された有料番組視聴時間と無料番組視聴時間とを示す視聴時間情報は、視聴時間情報格納部303に格納される。図6に視聴時間情報の一例を示す。
図6は、視聴時間情報のデータ構造の一例を示す図である。視聴時間情報は、図6に示すように、視聴機器名と、集計期間内での有料番組視聴時間と、集計期間内での無料番組視聴時間とが対応づけられた情報である。
例えば図6の視聴時間情報T1によれば、「TV1」のユーザの集計期間内での有料番組視聴時間が「70分」であり、無料番組視聴時間が「15分」であることが示される。なお、図6に示す他の視聴時間情報T2についても視聴時間情報T1と同様であるため、ここではこれの詳しい説明は省略する。
なお、一般的に、有料放送事業者によって提供される有料番組には無料放送枠が設けられていることが多い。無料放送枠とは、通常であれば契約を締結していなければスクランブルがかかって(暗号化されて)視聴することのできない有料番組を、契約を締結していなくても視聴可能にする時間のことである。視聴時間算出部302は、この無料放送枠を有料番組視聴時間に含めるようにして有料番組視聴時間を算出しても良いし、無料放送枠(の少なくとも一部)を有料番組視聴時間に含めずに除外して(つまり、無料番組視聴時間に含めて)有料番組視聴時間を算出しても良い。
無料放送枠を有料番組視聴時間に含める場合、有料番組視聴時間及び無料番組視聴時間の算出が容易になるという利点を得ることができる。一方で、無料放送枠を有料番組視聴時間に含めない場合、有料番組視聴時間及び無料番組視聴時間の算出は無料放送枠を有料番組視聴時間に含める場合に比べて複雑になるものの、より正確な有料番組視聴時間及び無料番組視聴時間を算出することができるという利点を得ることができる。
契約対象推定部304は、視聴時間情報格納部303に格納された視聴時間情報と、閾値情報格納部305に格納された閾値情報とに基づいて、各視聴機器100が有料放送事業者によって提供される有料番組を視聴するための契約を締結した契約対象であるか否かを推定する。より詳しくは、契約対象推定部304は、視聴機器100毎に、視聴時間情報によって示される有料番組視聴時間が閾値情報によって示される閾値以上であるか否かを判定し、閾値以上である場合に、その視聴機器100を契約対象と推定する。一方で、契約対象推定部304は、有料番組視聴時間が閾値未満である場合、その視聴機器100を非契約対象と推定する。
なお、上記閾値は、集計期間の中で有料番組を視聴するための契約を未締結の視聴機器のユーザが、誤って有料番組が放送されているチャンネルを選択して、チャンネルを有料番組が放送されているチャンネルから別のチャンネルに変更するまでに有料番組が視聴される時間と頻度を考慮して決定されても良い。あるいは、上記閾値は、有料番組の無料放送枠を視聴したユーザが、無料放送枠の視聴完了後に、つけっぱなし等でスクランブル済の有料放送枠をも視聴してしまう時間と頻度を考慮して決定されても良い。具体的には、図7に示すように、閾値は、1時間、0.5時間、2時間等に設定される。
なお、ここでは、閾値情報格納部305に1つの閾値情報が格納されている場合を例示したが、これに限定されず、閾値情報格納部305には、例えば第1閾値情報と第2閾値情報といった複数の閾値情報が格納されていても良い。この場合、契約対象推定部304は、所定の視聴機器100の有料番組視聴時間が、第1閾値情報によって示される第1閾値以上である場合にその視聴機器100を契約対象と推定し、第2閾値情報によって示される第2閾値未満である場合にその視聴機器100を非契約対象と推定し、第2閾値以上第1閾値未満である場合にその視聴機器100を契約対象とも非契約対象とも推定し得ない視聴機器であると推定しても良い。なお、契約対象とも非契約対象とも推定し得ないと推定された視聴機器100については、例えば有料チャンネルのスクランブルの解除の履歴、視聴予約または録画予約の履歴、画面上に表示されたメッセージの履歴等、有料番組視聴時間とは異なる基準をさらに用いて契約対象であるか否かを推定しても良い。
契約対象推定部304は、上記した推定の結果を示す推定結果情報を生成する。生成された推定結果情報は推定結果情報格納部306に格納されると共に、推定結果情報出力部307によって視聴ログ解析装置500に出力される。図8に推定結果情報の一例を示す。
図8は、推定結果情報のデータ構造の一例を示す図である。推定結果情報は、図8に示すように、視聴機器名と、契約対象であるか否かを示す情報(契約対象/非契約対象)とが対応づけられた情報である。
例えば図8の推定結果情報R1によれば、「TV1」のユーザは有料番組を視聴するための契約を締結した「契約対象」であることが示され、推定結果情報R2によれば「TV2」のユーザは有料番組を視聴するための契約を締結していない「非契約対象」であることが示される。
視聴ログ解析装置500は、図3に示すように、視聴ログ収集装置200及び契約対象推定装置300にネットワークを介して接続される。この視聴ログ解析装置500は、視聴ログ収集装置200によって収集される視聴ログを解析する視聴ログ解析処理を実行し、当該解析の結果として得られる視聴率や視聴数等の視聴情報を、契約対象推定装置300から出力される推定結果情報を用いてユーザ好みの形態にて表示する装置である。
視聴情報とは、ユーザの視聴動向を把握可能な情報である。図9に視聴情報を表示した表示画面の一例を示す。視聴情報は、図9に示すように、チャンネル名と、番組名と、視聴率とが対応づけられた情報である。なお、図9では視聴情報にユーザの視聴動向を把握可能な情報として視聴率が含まれている場合を例示したが、これに限定されず、視聴数や平均視聴時間等が視聴率の代わりに含まれていても良いし、これらが視聴率に加えてさらに含まれていても良い。
図9に示す表示画面には、視聴情報の他に、複数のフィルタボタンが表示されている。フィルタボタンとは、視聴ログ解析装置500のユーザによって選択可能なボタンであり、所望のフィルタボタンが押下されると、視聴ログ解析装置500は、収集された全視聴ログのうち、押下されたフィルタボタンに対応する視聴ログのみを集めて解析し、当該解析の結果として得られる視聴情報を表示する。
例えば図9の表示画面には、フィルタボタンとして、契約対象推定装置300から出力される推定結果情報に対応して設けられる契約対象ボタンF1と非契約対象ボタンF2という2つのボタンが表示されている。また、図9の表示画面では、これら2つのフィルタボタンの両方が押下されていない。この場合、視聴ログ解析装置500は、図9に示すように、契約対象及び非契約対象の両方を含んだ全ユーザに関し、「チャンネルA」で放送された「番組A」の視聴率が「X%」である旨の視聴情報I1を表示する。
図10の表示画面では、契約対象ボタンF1が押下されている。この場合、視聴ログ解析装置500は、図10に示すように、契約対象のユーザに関し、「チャンネルA」で放送された「番組A」の視聴率が「Y%」である旨の視聴情報I2を表示する。
図11の表示画面では、非契約対象ボタンF2が押下されている。この場合、視聴ログ解析装置500は、図11に示すように、非契約対象のユーザに関し、「チャンネルA」で放送された「番組A」の視聴率が「Z%」である旨の視聴情報I3を表示する。
なお、ここでは、フィルタボタンとして、契約対象推定装置300から出力される推定結果情報に対応した契約対象ボタンF1と非契約対象ボタンF2とが設けられている場合を例示したが、その他に、性別や年齢等に関するフィルタボタンが設けられていても良い。
以上のように、視聴ログ解析装置500は、契約対象推定装置300から得られる推定結果情報により、視聴ログの中から契約対象の視聴ログ、非契約対象の視聴ログをそれぞれ抽出することができるので、契約対象のユーザのみに着目した視聴情報、非契約対象のユーザのみに着目した視聴情報を表示することができるようになる。
次に、図3のように構成された契約対象推定装置300にて実行される契約対象推定処理について、図12の模式図を参照しながら説明する。但し、ここでは、視聴ログ収集装置200内の視聴ログ格納部202には図4に示す視聴ログが格納され、契約対象推定装置300内の番組情報格納部301には図5に示す番組情報が格納され、契約対象推定装置300内の閾値情報格納部305には図7に示す閾値情報が格納されている場合を想定して説明する。
まず、契約対象推定装置300内の視聴時間算出部302は、視聴ログ収集装置200内の視聴ログ格納部202から集計期間分の視聴ログL1〜L3を取得する。続いて、視聴時間算出部302は、取得された視聴ログL1〜L3のうち、視聴機器名「TV1」によって識別される視聴機器100の視聴ログL1,L2と、番組情報格納部301に格納された番組情報P1〜P3とに基づいて、「TV1」のユーザの有料番組視聴時間と無料番組視聴時間とを算出する。
具体的には、取得された視聴ログL1によれば、「TV1」のユーザは「チャンネルA」を「2016/12/20 19:20:00」から「2016/12/20 19:50:00」まで視聴していることが分かる。この時間帯に「チャンネルA」で放送されている番組は、番組情報P1によれば、放送開始日時が「2016/12/20 19:00:00」であり、放送終了日時が「2016/12/20 20:00:00」である「番組A」であり、この「番組A」は「有料」番組であることが分かる。このため、視聴ログL1からは、図12に示すように、「TV1」のユーザの有料番組視聴時間が「30分(=19:50:00−19:20:00)」であることが分かる。
同様に、視聴ログL2によれば、「TV1」のユーザは「チャンネルA」を「2016/12/20 20:45:00」から「2016/12/20 21:40:00」まで視聴していることが分かる。この時間帯に「チャンネルA」で放送されている番組は、番組情報P2,P3によれば、放送開始日時が「2016/12/20 20:00:00」であり、放送終了日時が「2016/12/20 21:00:00」である「無料」の「番組B」と、放送開始日時が「2016/12/20 21:00:00」であり、放送終了日時が「2016/12/20 22:30:00」である「有料」の「番組C」とであることが分かる。このため、視聴ログL2からは、図12に示すように、「TV1」のユーザの有料番組視聴時間が「40分(=21:40:00−21:00:00)」であり、無料番組視聴時間が「15分(=21:00:00−20:45:00)」であることが分かる。
よって、視聴ログL1,L2からは、「TV1」のユーザの有料番組視聴時間が「70分(=30分+40分)」であり、無料番組視聴時間が「15分」であることが分かり、この旨を示す視聴時間情報T1が視聴時間情報格納部303に格納される(図6参照)。
次に、視聴時間算出部302は、取得された視聴ログL1〜L3のうち、視聴機器名「TV2」によって識別される視聴機器100の視聴ログL3と、番組情報格納部301に格納された番組情報P2,P3とに基づいて、「TV2」のユーザの有料番組視聴時間と無料番組視聴時間とを算出する。
具体的には、取得された視聴ログL3によれば、「TV2」のユーザは「チャンネルA」を「2016/12/20 20:00:00」から「2016/12/20 21:10:00」まで視聴していることが分かる。この時間帯に「チャンネルA」で放送されている番組は、番組情報P2,P3によれば、放送開始日時が「2016/12/20 20:00:00」であり、放送終了日時が「2016/12/20 21:00:00」である「無料」の「番組B」と、放送開始日時が「2016/12/20 21:00:00」であり、放送終了日時が「2016/12/20 22:30:00」である「有料」の「番組C」とであることが分かる。このため、視聴ログL3からは、図12に示すように、「TV2」のユーザの有料番組視聴時間が「10分(=21:10:00−21:00:00)」であり、無料番組視聴時間が「60分(=21:00:00−20:00:00)」であることが分かり、この旨を示す視聴時間情報T2が視聴時間情報格納部303に格納される(図6参照)。
視聴時間情報T1,T2が視聴時間情報格納部303に格納されると、契約対象推定部304は、当該視聴時間情報T1,T2と、閾値情報格納部305に格納された閾値情報THとに基づいて、「TV1」及び「TV2」のユーザが契約対象であるか否かをそれぞれ判定する。
具体的には、契約対象推定部304は、視聴時間情報T1によって示される「TV1」のユーザの有料番組視聴時間「70分」が閾値情報THによって示される閾値「1時間(60分)」以上であるか否かを判定する。この場合、有料番組視聴時間が閾値以上であるので、契約対象推定部304は、「TV1」のユーザは契約対象であると推定する。
同様に、契約対象推定部304は、視聴時間情報T2によって示される「TV2」のユーザの有料番組視聴時間「10分」が閾値情報THによって示される「1時間(60分)」以上であるか否かを判定する。この場合、有料番組視聴時間が閾値未満であるので、契約対象推定部304は、「TV2」のユーザは契約対象でない、つまり非契約対象であると推定する。
その後、契約対象推定部304は、「TV1」のユーザが契約対象である旨の推定結果情報R1と、「TV2」のユーザが非契約対象である旨の推定結果情報R2とを生成し、これらを推定結果情報格納部306に格納すると共に(図8参照)、推定結果情報出力部307を介して視聴ログ解析装置500に出力する。
以上説明した第1の実施形態によれば、視聴ログと番組情報とから有料番組視聴時間を算出し、当該算出された有料番組視聴時間が閾値以上であるか否かに基づいて契約対象を推定可能な構成を備えているので、視聴機器100のユーザや有料放送事業者への問い合わせなしに契約対象の情報を取得(契約対象を推定)することができる。
なお、本実施形態では、視聴ログが図4に示すデータ構造を有している場合について説明したが、視聴ログは図4とは別のデータ構造を有していても良い。具体的には、視聴ログには、図13に示すように、視聴機器名、チャンネル名、視聴開始日時、視聴終了日時に加えて、スクランブル除去が実行されたか否かを示す情報(スクランブル除去の有無)がさらに含まれていても良い。
例えば図13に示す視聴ログLx1によれば、「TV1」のユーザが「チャンネルA」を視聴し始めた日時が「2016/12/20 19:20:00」であり、視聴し終えた日時が「2016/12/20 19:50:00」であって、「チャンネルA」を視聴するためにスクランブル除去が「実行(有)」されたことが示される。なお、図13に示す他の視聴ログLx2,Lx3についても視聴ログLx1と同様であるため、ここではこれらの詳しい説明は省略する。
これによれば、有料チャンネルを視聴するために必要なスクランブル除去が実行されているか否かを特定する(知る)ことができるため、上述のように視聴時間を算出しなくても、契約対象であるか否かを推定することができるという利点を得ることができる。
なお、視聴ログにスクランブル除去が実行されたか否かを示す情報が含まれていたとしても、上述の視聴時間に基づく契約対象の推定が実行されても良い。これによれば、スクランブル除去の有無だけで契約対象を推定する場合、無料放送枠において実行されるスクランブル除去を契約対象によるものと誤って推定してしまう可能性があるが、これを防ぐことができると共に、視聴時間とスクランブル除去の有無という2つの観点から契約対象を推定することができるため、より正確に契約対象を推定することができるようになる。
また、視聴ログは図4及び図13とはさらに別のデータ構造を有していても良い。具体的には、視聴ログには、図14に示すように、視聴機器名、チャンネル名、視聴開始日時、視聴終了日時に加えて、有料チャンネルの有料放送番組の視聴・アクセスを示す情報(視聴・アクセスの有無)がさらに含まれていても良い。
例えば図14に示す視聴ログLy1によれば、「TV1」のユーザが「チャンネルA」を視聴し始めた日時が「2016/12/20 19:20:00」であり、視聴し終えた日時が「2016/12/20 19:50:00」であって、視聴・アクセスの有無が「有」であることが示される。なお、図14に示す他の視聴ログLy2,Ly3についても視聴ログLy1と同様であるため、ここではこれらの詳しい説明は省略する。
これによれば、上記したスクランブル除去の有無とは別の方法にて、直接的に有料チャンネルの有料放送番組が視聴されたか否か(有料チャンネルの有料放送番組にアクセスしたか否か)を特定する(知る)ことができるため、契約対象であるか否かを簡単に推定することができるという利点を得ることができる。但し、視聴・アクセスの有無のみで契約対象であるか否かを推定すると、有料チャンネルの有料放送番組を少しでも視聴した視聴機器100のユーザを誤って契約対象と推定しまう可能性があるため、上述の視聴時間による推定と共に利用される方が好ましい。
さらに、視聴ログは、図4、図13及び図14とはさらに別のデータ構造を有していても良い。具体的には、視聴ログには、図15に示すように、視聴機器名、チャンネル名、視聴開始日時、視聴終了日時に加えて、録画予約の有無を示す情報(録画予約の有無)がさらに含まれていても良い。
例えば図15に示す視聴ログLz1によれば、「TV1」のユーザが「チャンネルA」を視聴し始めた日時が「2016/12/20 19:20:00」であり、視聴し終えた日時が「2016/12/20 19:50:00」であって、「チャンネルA」でこの時間帯に放送された番組の録画予約を「実行(有)」していたことが示される。なお、図15に示す他の視聴ログLz2,Lz3についても視聴ログLz1と同様であるため、ここではこれらの詳しい説明は省略する。
これによれば、番組情報格納部301に格納された番組情報を参照すれば、録画予約が実行された番組が有料番組であるか否かを特定する(知る)ことができる。つまり、実際の視聴時間が短くて、有料番組視聴時間が閾値以上にならないような場合であっても、有料番組の録画予約が実行されているので、視聴機器100のユーザは当該有料番組を視聴する意思を有していたとみなすことができ、当該ユーザを契約対象として推定することができるようになるという利点を得ることができる。なお、録画予約の有無は有料番組を視聴する意思を有していたか否かを推定するために用いられるものであるので、図15に示す録画予約の有無は、視聴予約の有無に置き換えられても良い。
また、視聴ログは、図4、図13〜図15とはさらに別のデータ構造を有していても良い。具体的には、視聴ログには、図16に示すように、視聴機器名、チャンネル名、視聴開始日時、視聴終了日時に加えて、契約締結を推奨する旨のメッセージの表示の有無を示す情報(契約推奨メッセージの有無)がさらに含まれていても良い。
例えば図16に示す視聴ログLw1によれば、「TV1」のユーザが「チャンネルA」を視聴し始めた日時が「2016/12/20 19:20:00」であり、視聴し終えた日時が「2016/12/20 19:50:00」であって、「チャンネルA」を視聴している間に契約推奨メッセージが「表示された(有)」ことが示される。なお、図16に示す他の視聴ログLw2,Lw3についても視聴ログLw1と同様であるため、ここではこれらの詳しい説明は省略する。
これによれば、契約締結を推奨するためのメッセージが表示された場合、契約対象でない、つまり非契約対象であることが分かるため、上述のように視聴時間を算出しなくても、契約対象であるか否かを推定することができるという利点を得ることができる。
なお、図13〜図16を参照して説明した契約対象か否かを推定する方法は適宜組み合わせて実行されても良い。
また、本実施形態では、契約対象推定システムは、視聴ログ収集装置200と契約対象推定装置300という別々の2つの装置を含むとしたが、これに限定されず、契約対象推定システムは、視聴ログ収集装置200と契約対象推定装置300の両方の機能を兼ね備えた1つの装置を含むとしても良い。さらに、契約対象推定システムは、視聴ログ収集装置200と、契約対象推定装置300と、視聴ログ解析装置500の全ての機能を兼ね備えた1つの装置を含むとしても良い。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態について説明する。この第2の実施形態は、図17に示すように、契約対象推定装置300が契約種別推定部308と種別閾値情報格納部309とをさらに備えている点で第1の実施形態と相違している。なお、第1の実施形態と同様な機能を有する部分には同一の符号を付し、その詳しい説明を省略するものとする。以下では、主に、第1の実施形態と相違する点について説明する。
契約対象推定部304は、第1の実施形態とは異なり、視聴機器100のユーザが契約対象か否かを推定すると、当該推定の結果を示す情報を契約種別推定部308に出力する。
図17に示す契約種別推定部308は、契約対象推定部304によって契約対象と推定された視聴機器100の視聴時間情報と、種別閾値情報格納部309に格納される種別閾値情報とに基づいて、契約対象と推定された視聴機器100のユーザの契約種別を推定する。より詳しくは、契約種別推定部308は、契約対象と推定された視聴機器100の視聴時間情報によって示される有料番組視聴時間が、種別閾値情報によって示される種別閾値以上であるか否かを判定し、種別閾値以上であると判定された場合、当該視聴機器100のユーザの契約種別を、第1契約と推定する。一方で、種別閾値未満であると判定された場合、上記視聴機器100のユーザの契約種別を、第1契約とは異なる第2契約と推定する。
なお、種別閾値は、閾値情報格納部305に格納された閾値情報によって示される閾値以上の値であれば、任意の値であって構わない。例えば図18に示すように、種別閾値情報thによって示される種別閾値は5時間であっても良いし、10時間、15時間等であっても良い。
上記した第1契約とは、有料番組を視聴可能な時間に制限のない契約であり、例えば「プレミアム会員」等と称される。上記した第2契約とは、有料番組を視聴可能な時間に制限のある契約であり、例えば「ノーマル会員」等と称される。
なお、契約種別の数は上記した2つに限定されず、契約種別はより細かく区分されていても良い。この場合、種別閾値情報格納部309には、契約種別の数に応じた数の種別閾値が格納される。
契約種別推定部308は、推定された契約対象の契約種別を、契約対象推定部304によって推定された推定結果と合わせて推定結果情報を生成し、これを推定結果情報格納部306に格納すると共に、推定結果情報出力部307を介して視聴ログ解析装置500に出力する。図19に本実施形態に係る推定結果情報の一例を示す。
図19は、第2の実施形態に係る推定結果情報のデータ構造の一例を示す図である。推定結果情報は、図19に示すように、視聴機器名と、契約対象であるか否かを示す情報(契約対象/非契約対象)と、契約種別とが対応づけられた情報である。
例えば図19の推定結果情報r1によれば、「TV1」のユーザは有料番組を視聴するための契約を締結した「契約対象」であり、その契約種別は「第1契約(プレミアム会員)」であることが示される。また、推定結果情報r3によれば、「TV3」のユーザは有料番組を視聴するための契約を締結した「契約対象」であり、その契約種別は「第2契約(ノーマル会員)」であることが示される。
以下、図20のフローチャートを参照して、第2の実施形態に係る契約対象推定装置300によって実行される契約種別推定処理の手順の一例について説明する。なお、契約種別推定処理は、既に説明した契約対象推定処理の結果として、契約対象であると推定された視聴機器100のユーザを対象に実行される。
まず、契約種別推定部308は、契約対象推定部304による推定の結果を示す情報を受けると、契約対象と推定された所定の視聴機器100の視聴時間情報を視聴時間情報格納部303から取得し(ブロックB11)、当該取得された視聴時間情報によって示される有料番組視聴時間が、種別閾値情報格納部309に格納される種別閾値情報によって示される種別閾値以上であるか否かを判定する(ブロックB12)。
有料番組視聴時間が種別閾値未満であると判定された場合(ブロックB12のNO)、契約種別推定部308は、上記所定の視聴機器100の契約種別を第2契約であると推定し(ブロックB13)、後述するブロックB15の処理に進む。
一方で、有料番組視聴時間が種別閾値以上であると判定された場合(ブロックB12のYES)、契約種別推定部308は、上記所定の視聴機器100の契約種別を第1契約であると推定する(ブロックB14)。
しかる後、契約種別推定部308は、契約対象であるか否かを示す契約対象推定部304の推定結果と、契約種別を示す当該契約種別推定部308の推定結果とに基づいて推定結果情報を生成し(ブロックB15)、ここでの処理を終了させる。なお、生成された推定結果情報は、推定結果情報格納部306に格納されると共に、推定結果情報出力部307によって視聴ログ解析装置500に出力される。
以上説明した第2の実施形態によれば、契約対象推定装置300は、契約対象の視聴機器100のユーザを対象にして契約種別まで推定可能な構成を備えているので、視聴ログ解析装置500において契約種別に対応したフィルタボタンをさらに設ける等、よりユーザ好みな表示を実現させることができる。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、有料チャンネルを視聴するための契約を締結した契約対象の情報を容易に取得可能なシステム、方法及びプログラムを提供することができる。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100…視聴機器、101…通信インタフェース、102…内部信号処理部、103…機器操作部、104…入力制御部、105…表示部、106…音声出力部、107…視聴ログ作成部、108…視聴ログ格納部、109…視聴ログ送信部、200…視聴ログ収集装置、201…視聴ログ受信部、202…視聴ログ格納部、300…契約対象推定装置、301…番組情報格納部、302…視聴時間算出部、303…視聴時間情報格納部、304…契約対象推定部、305…閾値情報格納部、306…推定結果情報格納部、307…推定結果情報出力部、308…契約種別推定部、309…種別閾値情報格納部、400…外部接続機器、500…視聴ログ解析装置。

Claims (19)

  1. 複数のチャンネルのうちの少なくとも1つが、第1契約を締結したユーザの機器で視聴可能なチャンネルであって、
    第1機器において視聴されたチャンネルとその視聴された時間とを少なくとも特定可能な第1情報を受信する受信手段と、
    前記第1情報を用いて、前記第1機器が締結済みの前記第1契約の対象か否かを推定する推定手段と、
    前記第1機器が前記締結済みの第1契約の対象か否かを特定可能な第2情報を生成する生成手段と
    を備えるシステム。
  2. 前記推定手段は、
    前記第1情報を用いて、第1集計期間において、前記第1機器で有料チャンネルを視聴した時間が第1閾値以上であることが特定される場合、前記第1機器を前記締結済みの第1契約の対象と推定する請求項1に記載のシステム。
  3. 前記推定手段は、
    前記第1情報を用いて、第1集計期間において、前記第1機器で有料チャンネルを視聴した時間が第2閾値未満であることが特定される場合、前記第1機器を前記締結済みの第1契約の対象でないと推定する請求項1または請求項2に記載のシステム。
  4. 前記推定手段は、
    無料放送枠の少なくとも一部を除外して、前記有料チャンネルを視聴した時間を算出する請求項2または請求項3に記載のシステム。
  5. 前記推定手段は、
    前記第1情報を用いて、前記第1機器での有料チャンネルのスクランブルの除去が特定された場合、前記第1機器を前記締結済みの第1契約の対象と推定する請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のシステム。
  6. 前記推定手段は、
    前記第1情報を用いて、前記第1機器による有料チャンネルの有料放送番組の視聴が特定された場合、前記第1機器を前記締結済みの第1契約の対象と推定する請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のシステム。
  7. 前記第1情報は、録画予約または視聴予約の少なくとも一方の情報をさらに含み、
    前記推定手段は、
    前記第1情報から、有料チャンネルの有料放送番組に対する録画予約または視聴予約が特定された場合、前記第1機器を前記締結済みの第1契約の対象と推定する請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のシステム。
  8. 前記推定手段は、
    前記第1情報から、有料チャンネルの契約締結を推奨するメッセージが表示された場合、前記締結済みの第1契約の対象でないと推定する請求項1に記載のシステム。
  9. 前記締結済みの第1契約の対象の機器を母集団とした、チャンネルまたは番組の視聴状況に関する情報を出力する出力手段をさらに備える請求項1に記載のシステム。
  10. 複数のチャンネルのうちの少なくとも1つが、第1契約を締結したユーザの機器で視聴可能なチャンネルであって、第1機器において視聴されたチャンネルとその視聴された時間とを少なくとも特定可能な第1情報を受信することと、
    電子装置により、前記第1情報を用いて、前記第1機器が締結済みの前記第1契約の対象か否かを推定することと、
    前記第1機器が前記締結済みの第1契約の対象か否かを特定可能な第2情報を生成することと
    を備える方法。
  11. 前記第1情報を用いて、第1集計期間において、前記第1機器で有料チャンネルを視聴した時間が第1閾値以上であることが特定される場合、前記第1機器を前記締結済みの第1契約の対象と推定する請求項10に記載の方法。
  12. 前記第1情報を用いて、第1集計期間において、前記第1機器で有料チャンネルを視聴した時間が第2閾値未満であることが特定される場合、前記第1機器を前記締結済みの第1契約の対象でないと推定する請求項10または請求項11に記載の方法。
  13. 無料放送枠の少なくとも一部を除外して、前記有料チャンネルを視聴した時間を算出する請求項11または請求項12に記載の方法。
  14. 前記第1情報を用いて、前記第1機器での有料チャンネルのスクランブルの除去が特定された場合、前記第1機器を前記締結済みの第1契約の対象と推定する請求項10乃至請求項13のいずれか1項に記載の方法。
  15. 前記第1情報を用いて、前記第1機器による有料チャンネルの有料放送番組の視聴が特定された場合、前記第1機器を前記締結済みの第1契約の対象と推定する請求項10乃至請求項14のいずれか1項に記載の方法。
  16. 前記第1情報は、録画予約または視聴予約の少なくとも一方の情報をさらに含み、
    前記第1情報から、有料チャンネルの有料放送番組に対する録画予約または視聴予約が特定された場合、前記第1機器を前記締結済みの第1契約の対象と推定する請求項10乃至請求項15のいずれか1項に記載の方法。
  17. 前記第1情報から、有料チャンネルの契約締結を推奨するメッセージが表示された場合、前記締結済みの第1契約の対象でないと推定する請求項10に記載の方法。
  18. 前記締結済みの第1契約の対象の機器を母集団とした、チャンネルまたは番組の視聴状況に関する情報を出力する出力することをさらに備える請求項10に記載の方法。
  19. コンピュータにより実行されるプログラムであって、前記プログラムは前記コンピュータを、
    第1機器において視聴されたチャンネルとその視聴された時間とを少なくとも特定可能な第1情報を受信する受信手段と、
    前記第1情報を用いて、前記第1機器が締結済みの第1契約の対象か否かを推定する推定手段と、
    前記第1機器が前記締結済みの第1契約の対象か否かを特定可能な第2情報を生成する生成手段として動作させ、
    複数のチャンネルのうちの少なくとも1つが、第1契約を締結したユーザの機器で視聴可能なチャンネルであるプログラム。
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