JP2018127957A - 排気浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケース半体相互による保持材の噛み込みを防いで、ケース半体相互の確実な溶接を行うことができると共に、浄化体を十分な保持力で保持することができ、排気の浄化を確実に安定して行うことができる。【解決手段】排気を浄化する略柱形の浄化体2と、浄化体2の外周に周設されるマット状の保持材3と、保持材3が周設された浄化体2を収容するケース4を備え、ケース4が一対のケース半体5、6で構成され、浄化体2の外周に形成されている平面部212の端が屈曲されて軸方向に延びる屈曲部215が浄化体2の両側に設けられ、ケース半体5、6の両側の合わせ部の少なくとも一部が、屈曲部215の近傍位置で屈曲部215に倣うようにそれぞれ設けられる排気浄化装置1。【選択図】図2

Description

本発明は、主に自動四輪車や自動二輪車の内燃機関で発生した排気の浄化処理に係り、排気中の有害物質を除去する排気浄化装置に関する。
従来、内燃機関の排気経路にDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)を備える排気浄化装置を設置し、排気中に含まれる有害物質を除去して排気を浄化することが行われている。この排気浄化装置の例を図6に示す。図6の排気浄化装置100は、DPF等のハニカム構造体で構成され、排気を浄化する浄化体110と、浄化体110の外周に周設されて浄化体を保持するマット状の保持材120と、保持材120が周設された浄化体110を収容するケース130を備える。
浄化体110は、略楕円柱形の形状を有し、その軸方向の中間位置に外側に膨出する周状の膨出部111が設けられている。膨出部111は、横断面視で略八角形に形成されており、上下に位置する平面部112と、左右両側に位置する平面部113と、平面部112と平面部113との間に位置する平面部114とから構成されている。保持材120は、膨出部111の外周を覆うように周設されている。
ケース130は、上側に位置する上側ケース半体140と、下側に位置する下側ケース半体150とから構成される。上側ケース半体140と、下側ケース半体150は、同一形状で形成されていると共に、それぞれ浄化体110の上側半分、下側半分に倣う形状で形成されている。上側ケース半体140と、下側ケース半体150のそれぞれの両端部には、外側方に突出するフランジ141、151が形成されており、膨出部111に対応する箇所では平面部113に対応する箇所からフランジ141、151が外側方に突出している。
ところで、この排気浄化装置100では、左右両側に位置する平面部113・113に対応する箇所で周設された保持材120に弛みが生じたり、保持材120と平面部113との密接状態が不十分になったりする場合がある。このような場合、上側ケース半体140と、下側ケース半体150を上下から閉じる際に、図7に示すように、保持材120をフランジ141、151で噛み込んでしまい、この噛み込みにより、保持材120による浄化体110の保持力の低下、フランジ141、151の予期しないクリアランスによる不十分な溶接を招いてしまう。
この保持材120の挟み込みの問題点をある程度解消できる排気浄化装置として、特許文献1の排気浄化装置がある。特許文献1の排気浄化装置は、浄化体の外周面からケースまで距離を浄化体の部位によって異ならせて浄化体とケースの間に広いスペースを部分的に設けると共に、ケース半体のフランジの根元に大きめのテーパ部や複合アール形状部を設けて大きめの隙間を形成し、この広いスペースや大きめの隙間に保持材を逃がして、保持材の噛み込みを防ごうとするものである。
特開2015−110905号公報
しかしながら、特許文献1の排気浄化装置は、浄化体とケースの間の一部だけの狭いスペースの箇所の保持材で浄化体を保持し、広いスペースの箇所に保持材を逃がす構造であるため、狭いスペースと広いスペースの調整が正確でない場合には、保持材による浄化体の保持力が不十分になってしまう。また、フランジの根元の大きな隙間に保持材が充填されない大きな空洞ができ、この空洞に浄化体を流通しない排気が流れ込んで、未浄化の排気が外気に流出する可能性が高くなる。
そのため、ケース半体相互による保持材の噛み込みを防いで、ケース半体相互の確実な溶接を行うことができると共に、浄化体を十分な保持力で保持することができ、排気の浄化を確実に行うことができる排気浄化装置が求められている。
本発明は上記課題に鑑み提案するものであって、ケース半体相互による保持材の噛み込みを防いで、ケース半体相互の確実な溶接を行うことができると共に、浄化体を十分な保持力で保持することができ、排気の浄化を確実に安定して行うことができる排気浄化装置を提供することを目的とする。
本発明の排気浄化装置は、排気を浄化する略柱形の浄化体と、前記浄化体の外周に周設されるマット状の保持材と、前記保持材が周設された浄化体を収容するケースを備え、前記ケースが、前記浄化体の軸方向に対して略垂直な方向に合わせられた一対のケース半体で構成され、前記浄化体の外周に形成されている略平面状の平面部若しくは曲面部の端が屈曲されて軸方向に延びる屈曲部が前記浄化体の両側に設けられ、前記一対のケース半体の両側の合わせ部の少なくとも一部が、前記屈曲部の近傍位置で前記屈曲部に倣うようにそれぞれ設けられていることを特徴とする。
これによれば、屈曲部の外側に位置する保持材の部分は屈曲部で外方に付勢されるように引っ張られ、他の部分よりも薄く、浄化体に密接した状態になる。そのため、屈曲部の近傍位置で屈曲部に倣うように設けられた合わせ部の部分が、ケース半体相互を合わせる際に保持材を噛み込むことを防止することができる。従って、浄化体の外周に略平面状の平面部若しくは曲面部と屈曲部を有する排気浄化装置において、ケース半体相互を合わせた状態で溶接する際に、保持材の噛み込みが無い状態でケース半体相互を確実に溶接することができる。また、保持材の噛み込みが無く、設定通りのケース半体相互の接合、設定通りの分量・密度の保持材での浄化体の保持を行うことができ、浄化体を十分な保持力で安定して保持することができる。また、ケース半体相互を合わせた状態、保持材が周設された浄化体を収容したケースの状態で、浄化体の軸方向に延びるフランジの根元の大きな隙間等の大きな空洞が生じないことから、排気の浄化を確実に安定して行うことができる。
本発明の排気浄化装置は、前記浄化体に外側に膨出する周状の膨出部が設けられ、前記膨出部に前記屈曲部が設けられていることを特徴とする。
これによれば、浄化体に外側に膨出する周状の膨出部が設けられる排気浄化装置において、ケース半体相互による保持材の噛み込みを防止し、ケース半体相互の確実な溶接、浄化体の十分な保持力による保持を行うことができると共に、排気の浄化を確実に安定して行うことができる。
本発明の排気浄化装置は、前記合わせ部が、前記一対のケース半体の外側方に突出するフランジの根元が相互に当接する当接部であることを特徴とする。
これによれば、一対のケース半体の外側方に突出するフランジを相互に合わせる排気浄化装置において、ケース半体相互による保持材の噛み込みを防止し、ケース半体相互の確実な溶接、浄化体の十分な保持力による保持を行うことができると共に、排気の浄化を確実に安定して行うことができる。
本発明の排気浄化装置は、前記合わせ部が、一方の前記ケース半体の内側に嵌め込まれる他方の前記ケース半体の先端と前記一方の前記ケース半体との接触部であることを特徴とする。
これによれば、一方のケース半体の内側に嵌め込まれる他方の前記ケース半体の先端と一方のケース半体とが接触する排気浄化装置において、ケース半体相互による保持材の噛み込みを防止し、ケース半体相互の確実な溶接、浄化体の十分な保持力による保持を行うことができると共に、排気の浄化を確実に安定して行うことができる。
本発明の排気浄化装置は、前記浄化体の前記保持材の周設領域において、前記浄化体の軸方向の任意の位置における前記浄化体と前記ケースとの離間距離が、前記合わせ部周辺以外の周方向の全体で略同一になっていることを特徴とする。
これによれば、保持材により全周に亘って略均等な保持力で浄化体を保持することができ、浄化体をより一層安定して保持することができる。また、周方向において保持材を圧縮する箇所と逃がす箇所を意図的に調整して形成する構造でないことから、設計誤差の許容範囲が大きくなる。従って、歩留まりの向上、製造コストの低減、製造効率の向上を図ることができる。
本発明の排気浄化装置によれば、ケースを構成するケース半体相互による保持材の噛み込みを防いで、ケース半体相互の確実な溶接を行うことができると共に、浄化体を十分な保持力で保持することができ、排気の浄化を確実に安定して行うことができる。
(a)は本発明による第1実施形態の排気浄化装置の斜視図、(b)はその側面図。 第1実施形態の排気浄化装置のA−A断面図。 第1実施形態の排気浄化装置における浄化体の斜視図。 (a)は第1実施形態の排気浄化装置の第1変形例を示す側面図、(b)は第1実施形態の排気浄化装置の第2変形例を示す側面図。 (a)は本発明による第2実施形態の排気浄化装置の斜視図、(b)はそのB−B断面図。 (a)は従来例の排気浄化装置の斜視図、(b)はそのM−M断面図。 従来例の排気浄化装置における保持材の噛み込みを説明する断面説明図。
〔第1実施形態の排気浄化装置〕
本発明による第1実施形態の排気浄化装置1は、図1及び図2に示すように、排気を浄化する略柱形の浄化体2と、浄化体2の外周に周設されるマット状の保持材3と、保持材3が周設された浄化体2を収容するケース4を備えるものであり、ケース4が、浄化体2の軸方向に対して略垂直な方向に合わせられた一対のケース半体5、6で構成されている。
第1実施形態における浄化体2は、図1〜図3に示すように、略楕円柱形の形状を有し、その軸方向の中間位置に外側に膨出する周状の膨出部21が設けられている。膨出部21の前後には、膨出部21よりも小径で略楕円柱形の基部22、23が設けられている。膨出部21の外形は正面視で略八角形であり、その外周には、上下に位置する平面部211・211と、左右両側に位置する平面部212・212と、平面部211と平面部212との間に設けられている平面部213が形成されている。
平面部211と平面部213との間には、平面部211の端を屈曲するようにして屈曲部214が形成されており、屈曲部214は浄化体2の軸方向に延びて平面部211の端辺を構成するように設けられている。また、平面部212と平面部213との間には、平面部212の端を屈曲するようにして屈曲部215が形成されており、屈曲部215は浄化体2の軸方向に延びて平面部212の端辺を構成するように設けられている。
即ち、浄化体2の膨出部21に4箇所の屈曲部214と4箇所の屈曲部215が設けられており、又、上側に位置する屈曲部215・215が浄化体2の両側に設けられていると共に、下側に位置する屈曲部215・215も浄化体2の両側に設けられている。この浄化体2の外形状は、例えば浄化体2の基となる浄化基材を特定部位のみ残して外皮を削り出しして形成される。
第1実施形態における浄化体2は、排気ガスの流路となる複数のセルが多孔質壁で区画されたハニカム体を有し、多孔質壁へパティキュレートを捕集して燃焼するDPF(Diesel Particulate Filter)等のウォールフロー型の浄化フィルタ構造体であるが、浄化体2には排気を浄化する適宜のものを用いることが可能であり、例えばセラミックス製のハニカム体(触媒担体)の隔壁にアルミナ等の触媒担持層と触媒担持層で担持されるPt等の触媒金属が設けられるストレートフロー型の浄化フィルタ構造体、或いはウォールフロー型とストレートフロー型を一体化した浄化フィルタ構造体等としてもよい。
保持材3は、浄化体2の膨出部21の外周を覆うように周設されており、第1実施形態では、浄化体2の軸方向で膨出部21に対応する領域に保持材3が周設されている。保持材3には、本発明の趣旨の範囲内で適宜の素材を帯状にして用いることが可能であり、例えばアルミナ繊維、ムライト繊維或いはこれらの混合繊維等の耐熱性素材とすることが可能である。
ケース4を構成する一対のケース半体5、6は、それぞれ金属製であり、軸方向の中間位置に外側に膨出する略弧状の膨出部51、61が設けられている。膨出部51の前後には膨出部51よりも小径で略半楕円筒形の基部52、53が設けられ、膨出部61の前後にも膨出部61よりも小径で略半楕円筒形の基部62、63が設けられている。
図示で上側のケース半体に相当するケース半体5の左右両側の端部には、外側方に突出するように屈曲されてフランジ54・54が形成されている。フランジ54は、前部と後部で略直線状に延びて形成されていると共に、膨出部51に略対応する位置で上側に凹状に曲がって形成されており、その中央に略直線状に延びて形成されている中間部541の根元が、浄化体2の屈曲部215の近傍位置に配置され、屈曲部215に倣うように設けられる。
図示で下側のケース半体に相当するケース半体6の左右両側の端部には、外側方に突出するように屈曲されてフランジ64・64が形成されている。フランジ64は、前部と後部で略直線状に延びて形成されていると共に、膨出部61に略対応する位置で上側に凸状に曲がって形成されており、その中央に略直線状に延びて形成されている中間部641の根元が、浄化体2の屈曲部215の近傍位置に配置され、屈曲部215に倣うように設けられる。
ケース4は、ケース半体5のフランジ54と、ケース6のフランジ64を略全体が面接触するように嵌め合わせて形成され、フランジ54とフランジ64の先端部或いは外側方への突出方向における中間の所定位置等で軸方向に溶接することにより接合されている。このフランジ54とフランジ64を略全体が面接触するように嵌め合わされた部分のうち、フランジ54、64の根元が相互に当接する当接部41は、ケース半体5、6の両側の合わせ部に相当する。
そして、当接部41のうち、フランジ54の中間部541の根元とフランジ64の中間部641の根元が相互に当接する当接部41pが、浄化体2の屈曲部215の近傍位置に配置され、屈曲部215に倣うように設けられる。この当接部41pは、屈曲部215の近傍位置に配置されて屈曲部215に倣うように設けられるケース半体5、6の合わせ部の一部に相当し、ケース半体5、6の両側で当接部41p・41pが、屈曲部215の近傍位置に配置され、屈曲部215に倣うようにそれぞれ設けられる。また、第1実施形態では、浄化体2の保持材3の周設領域において、浄化体2の軸方向の任意の位置における浄化体2とケース4との離間距離が、合わせ部周辺以外の周方向の全体で、換言すれば当接部41pの周辺以外の周方向の全体で略同一になるように形成されている。
尚、一対のケース半体5、6のフランジ、ケース4の合わせ部、当接部は上記構成に限定されず、例えば図4(a)のフランジ54a、64aのように側面視で略截頭山形とし、フランジ54a、64aの根元や、その中央で略直線状に延びて形成されている中間部541a、641aの根元が、当接部41、屈曲部215の近傍位置に配置されて屈曲部215に倣うように設けられる当接部41p、或いは合わせ部を構成するようにしてもよい。
また、図4(b)のように、屈曲部215に略対応する位置で、全長に亘って略直線状に延びるフランジ54b、64bを形成し、フランジ54b、64bの根元や、その中間部の根元が、当接部41、屈曲部215の近傍位置に配置されて屈曲部215に倣うように設けられる当接部41p、或いは合わせ部を構成するようにしてもよい。
第1実施形態の排気浄化装置1によれば、屈曲部215の外側に位置する保持材3の部分は屈曲部215で外方に付勢されるように引っ張られ、他の部分よりも薄く、浄化体2に密接した状態になる。そのため、屈曲部215の近傍位置で屈曲部215に倣うように設けられた合わせ部の部分或いは当接部41pが、ケース半体5、6相互を合わせる際に保持材3を噛み込むことを防止することができる。従って、浄化体2の外周に平面部212等を有する排気浄化装置1において、ケース半体5、6相互を合わせた状態で溶接する際に、保持材3の噛み込みが無い状態でケース半体5、6相互を確実に溶接することができる。また、保持材3の噛み込みが無く、設定通りのケース半体5、6相互の接合、設定通りの分量・密度の保持材3での浄化体2の保持を行うことができ、浄化体2を十分な保持力で安定して保持することができる。また、ケース半体5、6相互を合わせた状態、保持材3が周設された浄化体2を収容したケース4の状態で、浄化体2の軸方向に延びるフランジ54、64の根元の大きな隙間等の大きな空洞が生じないことから、排気の浄化を確実に安定して行うことができる。
また、浄化体2の保持材3の周設領域において、浄化体2の軸方向の任意の位置における浄化体2とケース4との離間距離を、合わせ部周辺或いは当接部41p周辺以外の周方向の全体で略同一にすることにより、保持材3により全周に亘って略均等な保持力で浄化体2を保持することができ、浄化体2をより一層安定して保持することができる。また、周方向において保持材3を圧縮する箇所と逃がす箇所を意図的に調整して形成する構造でないことから、設計誤差の許容範囲が大きくなる。従って、歩留まりの向上、製造コストの低減、製造効率の向上を図ることができる。
〔第2実施形態の排気浄化装置〕
本発明による第2実施形態の排気浄化装置1kは、図5に示すように、排気を浄化する略柱形の浄化体2と、浄化体2の外周に周設されるマット状の保持材3と、保持材3が周設された浄化体2を収容するケース4kを備えるものであり、ケース4kが、浄化体2の軸方向に対して略垂直な方向に合わせられた一対のケース半体5k、6kで構成されている。浄化体2の構成、保持材3の構成、保持材3が浄化体2の膨出部21の外周を覆うように周設されている構成は、第1実施形態と同一である。
ケース4kを構成する一対のケース半体5k、6kは、それぞれ金属製であり、軸方向の中間位置に外側に膨出する略弧状の膨出部51k、61kが設けられている。膨出部51kの前後には膨出部51kよりも小径で略半楕円筒形の基部52k、53kが設けられ、膨出部61kの前後にも膨出部61kよりも小径で略半楕円筒形の基部62k、63kが設けられている。図示で上側ケース半体に相当するケース半体5kの基部52k、53kの周長は、図示で下側ケース半体に相当するケース半体6kの基部62k、63kの周長よりも短くなっている。
上側のケース半体に相当するケース半体5kの左右両側の端部には、嵌合受部55kが外側に膨らむように形成されていると共に、嵌合受部55kの前後には当接端部56kが設けられている。嵌合受部55kは前側の基部52kの途中から膨出部51kを経て後側の基部53kの途中まで形成されている。嵌合受部55kは、浄化体2の屈曲部215に略対応する位置に延設されている。
下側のケース半体に相当するケース半体6kの左右両側の端部には、嵌合受部55kに倣って嵌合される嵌合部65kが軸方向に延びて形成されていると共に、嵌合部65kの前後には当接端部66kが設けられている。嵌合部65kは前側の基部62kの途中から膨出部61kを経て後側の基部63kの途中まで形成されている。嵌合部65kは、浄化体2の屈曲部215に略対応する位置に延設されている。
ケース4kは、ケース半体5kの嵌合受部55kにケース半体6kの嵌合部65kを嵌合すると共に、当接端部56k、66kを相互に当接し、例えば嵌合受部55kの先端とケース半体6kの外周面、当接端部56k、66k相互を溶接することにより接合されている。ケース半体5kの内側に嵌め込まれるケース半体6kの先端とケース半体5kとの接触部、換言すれば嵌合部65kの先端とケース半体5kの接触部42kは、ケース半体5k、6kの両側の合わせ部に相当する。
そして、接触部42kのうち、浄化体2の屈曲部215の近傍位置に配置される接触部42pが、屈曲部215に倣うように設けられる。この接触部42pは、屈曲部215の近傍位置に配置されて屈曲部215に倣うように設けられるケース半体5k、6kの合わせ部の一部に相当し、ケース半体5k、6kの両側で接触部42p・42pが、屈曲部215の近傍位置に配置され、屈曲部215に倣うようにそれぞれ設けられる。尚、第2実施形態でも、浄化体2の保持材3の周設領域において、浄化体2の軸方向の任意の位置における浄化体2とケース4との離間距離が、合わせ部周辺以外の周方向の全体で、換言すれば接触部42pの周辺以外の周方向の全体で略同一になるように形成されている。
第2実施形態によれば、ケース半体5kの内側に嵌め込まれるケース半体6kの先端とケース半体5kとが接触する排気浄化装置1kにおいて、第1実施形態と対応する構成から対応する効果を得ることができる。
〔本明細書開示発明の包含範囲〕
本明細書開示の発明は、発明として列記した各発明、各実施形態の他に、適用可能な範囲で、これらの部分的な内容を本明細書開示の他の内容に変更して特定したもの、或いはこれらの内容に本明細書開示の他の内容を付加して特定したもの、或いはこれらの部分的な内容を部分的な作用効果が得られる限度で削除して上位概念化して特定したものを包含する。そして、本明細書開示の発明には下記変形例や追記した内容も含まれる。
例えば第1、第2実施形態では、浄化体2の膨出部21に平面部212、屈曲部215等が設けられる構成、換言すれば浄化体2の軸方向の一部だけに平面部と屈曲部が設けられる構成としたが、本発明の排気浄化装置には、例えば浄化体が全長に亘って略多角柱形の場合など、浄化体の軸方向の全長に亘って平面部や屈曲部が設けられており、一対のケース半体の両側の合わせ部が全長に亘って屈曲部の近傍位置で屈曲部に倣うようにそれぞれ設けられる構成も含まれる。この場合、浄化体の軸方向の全長に亘る平面部や屈曲部に対応して全長に亘って保持材を設ける構成、或いは浄化体の軸方向の全長に亘る平面部や屈曲部の一部に対応する軸方向の長さで保持材を設ける構成とすることが可能である。
また、第1、第2実施形態における保持材3は、浄化体2の軸方向で膨出部21に対応する領域の前後に亘って保持材3を周設する構成とすると、浄化体2を保持する所要の保持力を確実に得ることができて好適であるが、浄化体2の軸方向で屈曲部215に対応する領域だけに周設する構成とすることも可能である。
また、本発明における保持材の幅(浄化体の軸方向の長さ)は、浄化体の長さ以下の幅で、且つ浄化体長の30%以上の幅とすると、浄化体を保持する所要の保持力を得ることができて好適であり、更に、第1、第2実施形態のように浄化体が膨出部を有する場合には、浄化体の長さ以下の幅で且つ浄化体長の30%以上の幅を有すると共に、膨出部に対応する領域の前後に亘って保持材を周設できる幅とすると、浄化体を保持する所要の保持力をより確実に得ることができて一層好適である。
また、本発明における浄化体の平面部には略平面状の平面部が含まれ、平面に近い形状も含まれる。また、本発明の排気浄化装置には、浄化体の外周に形成されている曲面部の端が屈曲されて軸方向に延びる屈曲部が浄化体の両側に設けられている場合にも適用される。この曲面部には、例えば外側に凸の曲面状で屈曲部よりも曲率の大きい曲面部や、内側に凸の曲面状の曲面部が含まれる。
本発明は、例えば自動車の内燃機関の排気経路に設置される排気浄化装置として利用することができる。
1、1k…排気浄化装置 2…浄化体 21…膨出部 211、212、213…平面部 214、215…屈曲部 22、23…基部 3…保持材 4、4k…ケース 41、41p…当接部 42k、42p…接触部 5、6、5k、6k…ケース半体 51、61、51k、61k…膨出部 52、53、62、63、52k、53k、62k、63k…基部 54、64、54a、64a、54b、64b…フランジ 541、641、541a、641a…中間部、55k…嵌合受部 65k…嵌合部 56k、66k…当接端部 100…排気浄化装置 110…浄化体 111…膨出部 112、113、114…平面部 120…保持材 130…ケース 140…上側ケース半体 141…フランジ 150…下側ケース半体 151…フランジ

Claims (5)

  1. 排気を浄化する略柱形の浄化体と、
    前記浄化体の外周に周設されるマット状の保持材と、
    前記保持材が周設された浄化体を収容するケースを備え、
    前記ケースが、前記浄化体の軸方向に対して略垂直な方向に合わせられた一対のケース半体で構成され、
    前記浄化体の外周に形成されている略平面状の平面部若しくは曲面部の端が屈曲されて軸方向に延びる屈曲部が前記浄化体の両側に設けられ、
    前記一対のケース半体の両側の合わせ部の少なくとも一部が、前記屈曲部の近傍位置で前記屈曲部に倣うようにそれぞれ設けられていることを特徴とする排気浄化装置。
  2. 前記浄化体に外側に膨出する周状の膨出部が設けられ、
    前記膨出部に前記屈曲部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の排気浄化装置。
  3. 前記合わせ部が、前記一対のケース半体の外側方に突出するフランジの根元が相互に当接する当接部であることを特徴とする請求項1又は2記載の排気浄化装置。
  4. 前記合わせ部が、一方の前記ケース半体の内側に嵌め込まれる他方の前記ケース半体の先端と前記一方の前記ケース半体との接触部であることを特徴とする請求項1又は2記載の排気浄化装置。
  5. 前記浄化体の前記保持材の周設領域において、前記浄化体の軸方向の任意の位置における前記浄化体と前記ケースとの離間距離が、前記合わせ部周辺以外の周方向の全体で略同一になっていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の排気浄化装置。
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