JP2018127871A - 津波時の船舶の岸壁衝突防御網 - Google Patents

津波時の船舶の岸壁衝突防御網 Download PDF

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JP2018127871A JP2017035492A JP2017035492A JP2018127871A JP 2018127871 A JP2018127871 A JP 2018127871A JP 2017035492 A JP2017035492 A JP 2017035492A JP 2017035492 A JP2017035492 A JP 2017035492A JP 2018127871 A JP2018127871 A JP 2018127871A
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庄司 米田
Shoji Yoneda
庄司 米田
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【課題】港湾前面に津波が来襲したとき船舶等が岸壁に衝突しないように瞬時にロープによる防御網を設置すること。【解決手段】津波の進行してくる方向の海底にアンカー(1)を設置し、アンカーに長いロープ(2)と(3)を取り付け、ロープの先端は空気を抜いた状態のフロート(4)の金具(6)に取り付け、その形のアンカーと空気を抜いた状態のフロートを等間隔で港の海底に設置し、空気を抜いた状態のフロートは相互にロープで繋ぎ、常時はその状態で全体を海底に設置し、津波の来襲時はフロートを遠隔操作で浮上させて同時にその下に取りつけてあるロープも浮上させ船舶の岸壁への衝突を阻止する手段を有する。【選択図】図2

Description

本発明は港湾前面に津波が来襲したとき船舶等が岸壁に衝突しないようにするロープによる防御網及び方法に関する。
大型港湾には日々多数の船舶が入港しまた出港していく。そこに大きな津波が来襲した場合に備え理想的には前面に巨大な防波堤を構築することが望ましいが短期間には難しく、また巨額の費用を要する。またその前面に船舶の衝突防止のパイル等の柵を設けると通常の航行の障害になる。また津波は湾前面では盛り上がりかなりの高さになるので低いパイルの柵では効果が期待できない。そのためにどの港湾でも大津波が来襲した場合岸壁に船舶が衝突することへの適切な対策が取られていないのが実情である。
上述の問題に対し、本発明は津波の来襲時のみ船舶が岸壁に衝突しないように防御システムを構築することを課題とする。
上記の課題を解決するための本発明のひとつの特徴に従った津波時の船舶の岸壁衝突防御網は津波の進行してくる方向の海底にアンカーを設置し、アンカーに長いロープを取り付け、ロープの先端は空気を抜いた状態のフロートの金具に取り付け、その形のアンカーと空気を抜いた状態のフロートを等間隔で港の海底に設置し、空気を抜いた状態のフロートは相互にロープで繋ぎ、常時はその状態で全体を海底に設置し、津波の来襲時はフロートを浮上させて同時にその下に取りつけてあるロープも浮上させる手段を有する。
本発明のひとつの特徴に従った津波時の船舶の岸壁衝突防御網は津波来襲時に空気を抜いた状態のフロートに遠隔操作で高圧気蓄器から空気を充填し急浮上させ同時にその下部に取り付けてあるロープも海面に持ち上げるように操作する。
本発明のひとつの特徴に従った津波時の船舶の岸壁衝突防御網は津波が去った後はフロートに取りつけてあるベント弁を遠隔操作で開けて空気を抜いてロープ網を海底に沈めるように操作する。
本発明のひとつの特徴に従った津波時の船舶の岸壁衝突防御網は空気を抜いた状態のフロートはその上部に小さな浮力材を取り付け全体が海底に埋もれることがないようにしておく。
本発明によれば津波の来襲時のみ港の前面に船舶が岸壁に衝突することを防止するロープが短時間に敷設でき、津波の高さに応じその最高の水位にロープを敷設できる。かつ津波が去った後は速やかにそれを再び海底に沈めることができ、船舶の航行の障害にならないようにすることができる。また漂流してくる船舶がかなり大型の場合、ロープでは阻止できないことも考えられるがその場合でもアンカーを引きずることで速度が減速され岸壁への衝突の際の衝撃は緩和される。またロープに複数の船舶がほぼ同時に捕捉されても問題はない。一部ロープが切断されてもアンカーが数十メートル間隔で設置されているためにそれぞれ独立した効果を発揮する。
本発明の一実施例を示す津波時の船舶の岸壁衝突防御網の海底の設置の外観図 本発明のフロートに空気が充填され海面に浮上した状態の外観図 本発明の津波時の船舶の岸壁衝突防御網の海底での取り付け状態の図1の拡大図 本発明のフロートが海底に設置された状態の一部切欠断面図
添付の図面を参照に本発明の実施の形態について以下に説明する。
図1は海底に本発明を設置した外観図で、沖の津波の入る方向にアンカー1を設置しそこにロープ2の先端を取り付け、ロープ2のもう一端にはフロート4の金具6に取り付ける。ロープの他ワイヤーやチェーンでもよいが比重は1に近いものがフロートを膨張させて海面まで持ち上げるには適している。図2はそのようにして設置されたロープがフロート4に空気が充填され浮上した状態を示す。このとき港に平行のロープも同時に浮上している。
図3に示すようにロープ3は隣接するフロート4を連結するように取りつけるが隣のフロートだけではなく、ひとつおきにも連結し2重あるいは3重に港の前にロープ3を取り付ける。
図4にフロート4が海底に設置された状態の外観図を示す。フロート4には上に浮力体7を取りつけてあり、フロート4が海底からわずかに浮き上がった状態にしておき、砂に埋もれないようにする。また空気を入れない状態のフロート4には中に高圧気蓄器8が取りつけてあり、通信ケーブル5から遠隔操作で空気を瞬時に充填できるようにしてある。またフロートの上部には無線の操作でフロートに取りつけてあるベント弁9を開くことができるようにしてある。これにより津波の来襲時には瞬時にフロート4に空気を充満させて浮上しそれにより下部の金具6に取りつけてあるロープ2と3を海面近くまで持ち上げ船舶等の漂流を阻止する。次に津波が引いた後にはベント弁9を開きフロート4の空気を抜き、再びロープ2と3を海底に沈める。
1 アンカー
2 津波進行方向のロープ
3 港前面に平行のロープ
4 フロート
5 フロートの高圧気蓄器制御用通信ケーブル
6 フロートの下部のロープ取り付け金具
7 浮力体
8 高圧気蓄器
9 ベント弁

Claims (4)

  1. 津波の進行してくる方向の海底にアンカーを設置し、
    アンカーに長いロープを取り付け、
    ロープの先端は空気を抜いた状態のフロートの金具に取り付け、
    その形のアンカーと空気を抜いた状態のフロートを等間隔で港の海底に設置し、
    空気を抜いた状態のフロートは相互にロープで連結し、
    常時はその状態で全体を海底に設置し、
    津波の来襲時はフロートを浮上させて同時にその下に取りつけてあるロープも浮上させる手段、
    を有する津波時の船舶の岸壁衝突防御網
  2. 津波来襲時に空気を抜いた状態のフロートに遠隔操作で高圧気蓄器から空気を充填し急浮上させ同時にその下部に取り付けてあるロープも海面に持ち上げる、
    ことを特徴とする請求項1に記載された津波時の船舶の岸壁衝突防御網
  3. 津波が去った後はフロートに取りつけてあるベント弁を遠隔操作で開けて空気を抜いてロープ網を海底に沈める、
    ことを特徴とする請求項1に記載された津波時の船舶の岸壁衝突防御網
  4. 空気を抜いた状態のフロートはその上部に小さな浮力材を取り付け全体が海底に埋もれることがない、
    ことを特徴とする請求項1に記載された津波時の船舶の岸壁衝突防御網
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7450786B1 (ja) 2023-05-29 2024-03-15 英外 ▲濱▼田 エア津波緩衝装置

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