JP2018125973A - 蓄電池制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】太陽電池とPCSとを接続する電力線と、蓄電池とに接続される蓄電池制御装置であって、設置作業が容易であると共に、どのようなPCSとも組み合わせることが可能な蓄電池制御装置を提供する。【解決手段】蓄電池制御装置は、蓄電池の充放電電力を変化させ、充放電電力の変化前後の前記パワーコンディショナの入力電力の変化量に基づいてパワーコンディショナの電圧上昇抑制機能が働いているか否かを判定する判定機能を有し、判定機能によるパワーコンディショナの電圧上昇抑制機能が働いているか否かの判定結果を利用して蓄電池の充放電電力を制御する制御部を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、蓄電池制御装置に関する。
近年、太陽電池とパワーコンディショナ(以下、PCSとも表記する)とを組み合わせた太陽光発電システムを、系統(商用電力系統)及び負荷(電力使用機器群)に接続することが盛んに行われているが、蓄電機能があった方が、太陽電池の発電電力を有効に利用できる。
そのため、蓄電機能を有さない太陽光発電システム(ハイブリッドPCSが使用されていない太陽光発電システム)に、蓄電機能を付与するための様々な技術(例えば、特許文献1)が提案されている。
特開2013−138530号公報
蓄電機能を有さない太陽光発電システムに蓄電機能を付与するために、当該太陽光発電システムの太陽電池とPCSとを接続する電力線に、蓄電池制御装置を介して蓄電池を接続することが考えられる。
そのような形で使用される蓄電池制御装置には、PCSによって電圧上昇抑制制御が開始された場合に蓄電池への充電電力を増やせることが望まれる。PCSから電圧上昇抑制に関する整定値を得るように、且つ、PCSの出力電圧が入力されるようにしておけば、PCSによって電圧上昇抑制制御が開始された場合に蓄電池への充電電力を増やせる蓄電池制御装置を実現できる。ただし、そのような構成を採用した場合、蓄電池制御装置の設置時に行わなければならない作業が増えることになるし、PCSが通信により設定値を読み出せない装置である場合もある。
そこで、本発明の課題は、太陽電池とPCSとを接続する電力線と、蓄電池とに接続される蓄電池制御装置であって、設置作業が容易であると共に、どのようなPCSとも組み合わせることが可能な蓄電池制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の、太陽電池と最大電力点追従制御機能及び電圧上昇抑制機能を有するパワーコンディショナとを接続する電力線と、蓄電池とに接続される蓄電池制御装置は、前記電力線を流れる電力で前記蓄電池を充電するための電圧変換と、前記蓄電池に蓄えられている電力を前記電力線を介して前記パワーコンディショナに供給するための電圧変換とが可能なDC/DCコンバータと、前記DC/DCコンバータを制御することで前記蓄電池の充放電電力を制御する制御部と、を備える。そして、本発明の蓄電池制御装置の制御部は、前記蓄電池の充放電電力を変化させ、充放電電力の変化前後の前記パワーコンディショナの入力電力の変化量が規定範囲内の量であるか否かにより前記パワーコンディショナの前記電圧上昇抑制機能が働いているか否かを判定する判定機能を有し、前記判定機能による前記パワーコンディショナの前記電圧上昇抑制機能が働いているか否かの判定結果を利用して前記蓄電池の充放電電力を制御する。
すなわち、本発明の蓄電池制御装置は、PCSからの情報やPCSの出力電力を使用せずに、PCSの電圧上昇抑制機能が働いているか否かを判定する構成を有する。従って、本発明によれば、PCSからの情報やPCSの出力電力を必要とする蓄電池制御装置よりも、設置作業が容易な蓄電池制御装置であって、どのようなPCSとも組み合わせることが可能な蓄電池制御装置を実現できる。
本発明の電力変換装置に、前記判定機能による判定を周期的に行い、前記判定機能による判定結果が、否定的な判定結果から肯定的な判定結果に変化したときに、前記蓄電池への充電電力を増加させる制御部を採用しておいても良い。また、当該制御部に、前記蓄電池への充電電力の増加量を、前記判定結果の変化の前後における前記パワーコンディショナの入力電力の変化量に基づき、決定する機能を付与しておいても良い。
さらに、本発明の電力変換装置に、前記電力線の電圧の時間変化パターンに基づき、前記パワーコンディショナの電圧上昇抑制機能が働いているか否かを判定する第2判定機能を有し、前記第2判定機能による前記パワーコンディショナの電圧上昇抑制機能が働いているか否かの判定結果も利用して前記蓄電池の充放電電力を制御する制御部を採用しておいても良い。
本発明によれば、PCSからの情報やPCSの出力電力を必要とする蓄電池制御装置よりも、設置作業が容易な蓄電池制御装置であって、どのようなPCSとも組み合わせることが可能な蓄電池制御装置を実現できる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る蓄電池制御装置の概略構成及び使用形態の説明図である。 図2は、第1実施形態に係る蓄電池制御装置の制御部のハードウェア構成図である。 図3は、第1実施形態に係る蓄電池制御装置の制御部が実行するPCS状態判定処理の流れ図である。 図4は、第1実施形態に係る蓄電池制御装置の制御部が実行する蓄電制御処理の流れ図である。 図5は、蓄電池の充電電力の好ましい増加量の説明図である。 図6は、第2実施形態に係る蓄電池制御装置の制御部が実行する第2PCS状態判定処理の流れ図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
《第1実施形態》
図1に、本発明の第1実施形態に係る蓄電池制御装置10の概略構成及び使用形態を示す。
図示してあるように、本実施形態に係る蓄電池制御装置10は、蓄電池25と太陽光発電システム30とに接続されて使用される装置である。蓄電池制御装置10は、DC/DCコンバータ12、電圧センサ14、電流センサ16及び制御部20を備える。
蓄電池制御装置10が接続される太陽光発電システム30は、太陽電池(PV)31と、パワーコンディショナ(PCS)32との間をDCライン40により接続した、負荷3
4及び系統36に電力を供給するシステムである。PCS32は、山登り法によるMPPT制御機能、電圧上昇抑制機能等を有する一般的なパワーコンディショナである。蓄電池制御装置10は、このPCS32にPV31の発電電力を伝送するためのDCライン40と、蓄電池25とに接続される。
蓄電池制御装置10の設置時には、DCライン40に、PV30の出力電流を測定するための電流センサ42が取り付けられる。換言すれば、DCライン40の蓄電池制御装置10の接続箇所よりもPV30側の部分に電流センサ42が取り付けられる。そして、蓄電池制御装置10は、当該電流センサ42とも接続される。
蓄電池制御装置10が備えるDC/DCコンバータ12は、双方向の電圧変換が可能な直流電力変換装置である。電圧センサ14、電流センサ16は、それぞれ、DC/DCコンバータ12のDCライン40側の入出力電圧、入出力電圧を測定するためのセンサである。蓄電池制御装置10内には、電圧センサ14、電流センサ16以外の図示を省略したセンサ(DC/DCコンバータ12の蓄電池25側の入出力電圧を測定するための電流センサ等)も設けられている。
制御部20は、電流センサ42及び蓄電池制御装置10内の各種センサの出力に基づき、各種処理(詳細は後述)を行うユニットである。この制御部20には、各種設定を行うための操作パネル(図示略)が電気的に接続されている。蓄電池制御装置10の設置時(運用開始前)には、この操作パネルを操作することにより、PCS32の型式名が蓄電池制御装置10(制御部20)に設定される。
なお、本実施形態に係る蓄電池制御装置10の制御部20は、図2に示した構成を有するユニット、すなわち、CPUとROMとRAMと各種センサ用のインタフェース回路とPWM信号を生成するPWM制御回路を組み合わせたユニットである。ただし、制御部20は、他のハードウェア構成を有するユニット、例えば、マイクロコントローラとその周辺回路からなるユニット、であっても良い。
以下、蓄電池制御装置10の構成、動作をさらに具体的に説明する。
蓄電池制御装置10の制御部20は、充電電力制御処理、放電電力制御処理、PCS状態判定処理等を行えるように、構成(プログラミング)されている。
放電電力制御処理は、蓄電池25からDCライン40(PCS32)に電力が供給されるようにDC/DCコンバータ12を制御する処理である。充電電力制御処理は、PV31の発電電力の一部で蓄電池25を充電されるようにDC/DCコンバータ12を制御する処理(詳細は後述)である。制御部20は、各電力制御処理を、各電力制御処理の実行条件が満たされている場合に、実行する。
PCS状態判定処理は、PCS32の状態が、電圧上昇抑制機能が働いていない通常状態であるか、電圧上昇抑制機能が働いている電圧上昇抑制状態であるかを判定するための、図3に示した手順の処理である。
制御部20は、このPCS状態判定処理を、充電電力制御処理の実行中に、周期的に実行する。そして、PCS状態判定処理を開始した制御部20は、図示してあるように、まず、PCS32の入力電力を測定(算出)する(ステップS101)。具体的には、制御部20は、電流センサ42により測定されるPV31の出力電流と電流センサ16により測定される蓄電池制御装置10への入力電流と、電圧センサ42により測定されるPCS32(及びDC/DCコンバータ12)の入力電圧とから、PCS32の入力電力を測定
(算出)する。
次いで、制御部20は、DC/DCコンバータの制御内容を変更することにより、蓄電池25の充放電電力を、規定電力(詳細は後述)分、変化させる(ステップS102)。ここで、蓄電池25の充放電電力とは、正である場合には、蓄電池25の放電電力を表し、負である場合には、蓄電池25の充電電力を表す値のことである。このステップS102の処理は、充放電電力の変化量(=|変化前の充放電電力−変化後の充放電電力|)が規定電力となる処理あれば、蓄電池25へ充電される電力を増やす処理であっても、蓄電池25へ充電される電力を減らす処理あっても、蓄電池25に放電を開始させる処理であっても良い。
ステップS102の処理を終えた制御部20は、規定時間の経過を待機する(ステップS103)。規定時間は、蓄電池25の充放電電力が変化してから、電圧上昇抑制機能による電圧上昇抑制又はMPPT制御機能による最大電力点への追従動作が完了するまでに要する時間として、予め定められている時間である。
制御部20は、規定時間が経過した場合には、再度、PCS32の入力電力を測定(算出)する(ステップS104)。制御部20は、このステップS104にて、蓄電池25の充放電電力を、ステップS102の処理の実行前の値に戻す処理も行う。
ステップS104の処理を終えた制御部20は、測定(算出)された2つの入力電力の差が、入力電力の測定誤差等に基づき定められた、0を中心とした範囲である規定範囲内の値となっているか否かを判断する(ステップS105)。
そして、制御部20は、入力電力の差が規定範囲内の値となっていた場合(ステップS105;YES)には、PCS状態が電圧上昇抑制状態であることを記憶(ステップS106)してから、このPCS状態判定処理を終了する。また、制御部20は、入力電力の差が規定範囲内の値となっていなかった場合(ステップS105;NO)には、PCS状態が通常状態であることを記憶(ステップS107)してから、このPCS状態判定処理を終了する。
以下、PCS状態判定処理についてさらに具体的に説明する。
PCS32の電圧上昇抑制機能が働いている場合、PCS32の入力電力が一定値に制御される。PCS状態判定処理の上記処理手順は、PCS32の入力電力が一定値に制御されているか否かを判定できるように想到されたものである。
具体的には、PCS32の電圧上昇抑制機能が働いていても働いていなくても、蓄電池25の充放電電力を変化させた直後には、PCS32の入力電力が、充放電電力の変化量と同量だけ変化(減少又は増加)する。
そして、PCS32の電圧上昇抑制機能が働いている場合には、電圧上昇抑制機能によりPCS32の入力電力が一定値に制御される。そのため、蓄電池25の充放電電力を変化させてから、或る程度の時間(“規定時間”程度の時間)が経過すると、PCS32の入力電力が、充放電電力の変更前の値に戻る。
一方、PCS32の電圧上昇抑制機能が働いていない場合には、PCS32のMPPT制御機能が働いている。蓄電池25の充放電電力を変化させても、PV31から最大電力を取り出せる電圧の値は変わらない。そのため、PCS32の電圧上昇抑制機能が働いていない状況下で蓄電池25の充放電電力を変化させた場合には、PCS32の入力電力は、充放電電力の変更前の値に戻らずに、充放電電力の変化量と同量だけ変化した値を取り
続ける。
従って、基本的には、蓄電池25の充放電電力を変化させたときのPCS32の入力電圧の変化量から、PCS32の電圧上昇抑制機能が働いているか否かを判定することができる。ただし、MPPT制御が行われている場合、PCS32の入力電力が変動する。そのため、蓄電池25の充放電電力の変化量がPCS32の入力電力の変動量よりも少ないと、充放電電力の変化によるPCS32の入力電力の変化を検出できない虞がある。
上記した“規定電力”は、充放電電力を変化させたときのPCS32の入力電力の変化量を、PCS32の入力電力の変動量よりも十分に大きな量とするための値(処理パラメータ)である。
この規定電力の適正値は、PCS32(PCS32が行うMPPT制御の内容)によって異なる。適正な規定電力を用いてPCS状態判定処理を行えるようにするために、制御部20の不揮発性メモリ上には、複数の型式名のそれぞれについて、その型式名を有するPCS32に対して使用すべき規定電力が予め記憶されている。そして、制御部20は、操作パネルの操作により設定されたPCS32の型式名に対応づけられている規定電力を用いて、上記PCS状態判定処理を行うように構成されている。
以下、制御部20が実行する充電電力制御処理について説明する。
図4に、充電電力制御処理の流れ図を示す。
既に説明したように、充電電力制御処理は、充電電力制御処理の実行条件が満たされている場合に制御部20が実行する処理である。
充電電力制御処理の実行条件が満たされたため、この充電電力制御処理を開始した制御部20は、まず、現在の状況に応じた大きさの電力が蓄電池25に充電されるようにDC/DCコンバータ12を制御する処理である充電制御を開始する(ステップS201)。制御部20が実行する充電制御は、PV31の発電電力を“現在の状況”とした処理である。ただし、“現在の状況”は、他の情報(例えば、PV31の発電電力と現在時刻)であっても良い。
ステップS201の処理を終えた制御部20は、ステップS202及びS203を繰り返している状態、すなわち、充電電力を現在の状況に応じた大きさの電力に調整(変更)しながら、電圧上昇抑制制御が開始されるのを監視している状態となる。
制御部20は、充電電力制御処理の実行中に周期的に実行されているPCS状態判定処理の判定結果に基づき、ステップS203の判断を行う。具体的には、制御部20は、ステップS203にて、周期的に実行されているPCS状態判定処理によるPCS状態の判定結果が、通常状態から電圧上昇抑制状態に変化したか否かを判断する。そして、制御部20は、PCS状態の判定結果が、通常状態から電圧上昇抑制状態に変化していた場合に、電圧上昇抑制制御が開始されたと判定する。
電圧上昇抑制制御が開始されたと判定した場合(ステップS203;YES)、制御部20は、充電電力をその時点の電力よりも増加させる(ステップS204)。このステップS204の処理における充電電力の増加量は、“電圧上昇抑制制御が開始される前のPCS32の入力電力−電圧上昇抑制制御が開始された後のPCS32の入力電力”程度の量であることが好ましい。何故ならば、電圧上昇抑制制御が開始されると、図5に模式的に示したように、PCS32への入力電力は、W1からW2まで低下する。すなわち、最大電力がW1であるにも拘わらず、PV31からW2(<W1)の電力しか取り出されな
いことになる。一方、ΔW(=W2−W1)分の電力を蓄電池25に充電すれば、PCS32への入力電力がW2となる状態でPV31から最大電力W1を取り出せるので、PV31の発電能力を有効に利用できる。そのため、充電電力の増加量が、“電圧上昇抑制制御が開始される前のPCS32の入力電力−電圧上昇抑制制御が開始された後のPCS32の入力電力”程度の量であることが好ましいのである。
なお、電圧上昇抑制制御が開始された後のPCS32の入力電力としては、直前に実行されたPCS状態判定処理(以下、最新判定処理と表記する)のステップS101又はS104の処理で求められた入力電力を採用することが出来る。また、電圧上昇抑制制御が開始される前のPCS32の入力電力としては、最新判定処理の前に実行されたPCS状態判定処理のステップS101又はS104の処理で求められた入力電力を採用することが出来る。
ステップS204の処理を終えた制御部20は、ステップS205及びS206の処理を繰り返すことにより、以下のイベントのいずれかが発生するのを監視(待機)する。
・蓄電池25が満充電となる。
・充電制御処理の終了条件が満たされる(充電電力制御処理の実行条件が満たされなくなる)。
・PCS32の電圧上昇抑制制御が終了する。
なお、制御部20は、周期的に実行されているPCS状態判定処理によるPCS状態の判定結果が、電圧上昇抑制状態から通常状態に変化したときに、PCS32の電圧上昇抑制制御が終了したと判定する。
蓄電池25が満充電となるか、充電制御処理の終了条件が満たされた場合(ステップS205;YES)、制御部20は、充電制御を終了する。そして、制御部20は、放電制御処理の実行条件(場合によっては、充電制御処理の実行条件)が満たされるのを待機する。
PCS32の電圧上昇抑制制御が終了したと判定した場合(ステップS206;NO)、制御部20は、蓄電池25の充電電力を、通常の電力(現在の状況に応じた大きさの電力)に戻す処理(ステップS207)を行ってから、ステップS202以降の処理を再び開始する。
以上、説明したように、本実施形態に係る蓄電池制御装置10は、PCS32からの情報やPCS32の出力電力を必要としない処理で、PCSの電圧上昇抑制機能が働いているか否かを判定する。従って、蓄電池制御装置10は、PCSからの情報やPCSの出力電力を必要とする蓄電池制御装置よりも、設置作業が容易なものとなる。また、蓄電池制御装置10によれば、どのようなPCSが用いられている太陽光発電システムにも、良好な蓄電機能(PCSの電圧上昇抑制機能が働いているか否かが考慮されて充電電力が決定される蓄電機能)をPCSの電圧上昇抑制機能が働いているか否かが考慮される蓄電機能を付与することが出来る。さらに、蓄電池制御装置10によれば、電圧が殆ど変化しないMPPT制御(スキャン法によるMPPT制御等)を行うPCSの電圧上昇抑制機能が働いているか否かも判定できる。従って、蓄電池制御装置10によれば、そのようなPCSが用いられている太陽光発電システムにも、良好な蓄電機能を付与することが出来る。
《第2実施形態》
以下、第1実施形態の蓄電池制御装置10の説明時に用いたものと同じ符号を用いて、第2実施形態に係る蓄電池制御装置10の構成、動作を、第1実施形態の蓄電池制御装置10と異なる部分を中心に説明する。なお、以下では、第n(n=1、2)実施形態に係
る蓄電池制御装置10の制御部20のことを、第n制御部20と表記する。
第2実施形態に係る蓄電池制御装置10は、第1実施形態に係る蓄電池制御装置10と同構成の装置である。ただし、第2制御部20の不揮発性メモリ上には、複数の型式名のそれぞれについて、その型式名を有するPCS32に対して使用すべき規定電力と、その型式名を有するPCS32が行うMPPT制御の各電圧変化の変化速度、持続時間を示す電圧変化パターン情報が記憶されている。また、第2制御部20は、放電電力を増加させている間は、上記したPCS状態判定処理(図3)とは異なる第2PCS状態判定処理を行うように構成されている。
第2PCS状態判定処理は、図6に示した手順の処理である。
すなわち、この第2PCS状態判定処理を開始した制御部20は、まず、変化速度・持続時間特定処理(ステップS301)を行う。変化速度・持続時間特定処理は、DCライン40の電圧を監視し、ほぼ一定速度で電圧が上昇又は下降した場合に、その電圧変化の変化速度と持続時間を特定して終了する処理である。
変化速度・持続時間特定処理を終えた制御部20は、今回、変化速度及び持続時間を特定した電圧変化が、PCS32のMPPT制御によるものであるか否かを判断する(ステップS302)。制御部20は、操作パネルの操作により設定されたPCS32の型式名に対応づけられた形で制御部20内の不揮発性メモリ上に記憶されている電圧変化パターン情報を用いて、このステップの判断を行う。ここで、PCS32の型式名に対応づけられた形で制御部20内の不揮発性メモリ上に記憶されている電圧変化パターン情報とは、そのPCS32のMPPT制御によって生じ得るDCライン40の各電圧変化(電圧の上昇又は下降)の変化速度と持続時間とを示す情報のことである。
そして、制御部20は、今回の電圧変化が、PCS32のMPPT制御によるものであると判断した場合(ステップS302;YES)には、PCS状態が通常状態であることを記憶(ステップS303)してから、この第2PCS状態判定処理を終了する。また、制御部20は、今回の電圧変化が、PCS32のMPPT制御によるものではないと判断した場合(ステップS302;NO)には、PCS状態が電圧上昇抑制状態であることを記憶(ステップS304)してから、この第2PCS状態判定処理を終了する。
すなわち、電圧上昇抑制制御が開始されると、MPPT制御が行われる場合とは異なるパターンでDCライン40の電圧が変化する。そして、電圧上昇抑制制御が終了すると、MPPT制御が開始されるので、上記手順の処理でも、電圧上昇抑制制御が行われているか否かを判定できる。
そして、上記処理も、PCS32からの情報やPCS32の出力電力を必要としないものである。従って、本実施形態に係る蓄電池制御装置10も、PCSからの情報やPCSの出力電力を必要とする蓄電池制御装置よりも、設置作業が容易なものとなる。また、本実施形態に係る蓄電池制御装置10も、どのようなPCSが用いられている太陽光発電システムにも、良好な蓄電機能(PCSの電圧上昇抑制機能が働いているか否かが考慮されて充電電力が決定される蓄電機能)を付与することが出来る装置として機能する。
《変形形態》
上記した各実施形態の蓄電池制御装置10は、様々な変形が可能なものである。例えば、PCS状態の判定精度を向上させるために、第1(又は第2)実施形態に係る蓄電池制御装置10を、PCS状態判定処理(図3)と第2PCS状態判定処理(図6)とを順次行い、両判定処理の判定結果が一致していない場合には、PCS状態が変わっていないと
判定する装置に変形しても良い。
10 蓄電池制御装置
12 DC/DCコンバータ
14 電圧センサ
16、42 電流センサ
20 制御部
25 蓄電池
30 太陽光発電システム
31 太陽電池
32 パワーコンディショナ
34 負荷
36 系統
40 DCライン

Claims (4)

  1. 太陽電池と最大電力点追従制御機能及び電圧上昇抑制機能を有するパワーコンディショナとを接続する電力線と、蓄電池とに接続される蓄電池制御装置であって、
    前記電力線を流れる電力で前記蓄電池を充電するための電圧変換と、前記蓄電池に蓄えられている電力を前記電力線を介して前記パワーコンディショナに供給するための電圧変換とが可能なDC/DCコンバータと、
    前記DC/DCコンバータを制御することで前記蓄電池の充放電電力を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記蓄電池の充放電電力を変化させ、充放電電力の変化前後の前記パワーコンディショナの入力電力の変化量が規定範囲内の量であるか否かにより前記パワーコンディショナの前記電圧上昇抑制機能が働いているか否かを判定する判定機能を有し、
    前記判定機能による前記パワーコンディショナの前記電圧上昇抑制機能が働いているか否かの判定結果を利用して前記蓄電池の充放電電力を制御する
    ことを特徴とする蓄電池制御装置。
  2. 前記制御部は、前記判定機能による判定を周期的に行い、前記判定機能による判定結果が、否定的な判定結果から肯定的な判定結果に変化したときに、前記蓄電池への充電電力を増加させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の蓄電池制御装置。
  3. 前記制御部は、前記蓄電池への充電電力の増加量を、前記判定結果の変化の前後における前記パワーコンディショナの入力電力の変化量に基づき、決定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の蓄電池制御装置。
  4. 前記制御部は、
    前記電力線の電圧の時間変化パターンに基づき、前記パワーコンディショナの電圧上昇抑制機能が働いているか否かを判定する第2判定機能を有し、
    前記第2判定機能による前記パワーコンディショナの電圧上昇抑制機能が働いているか否かの判定結果も利用して前記蓄電池の充放電電力を制御する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の蓄電池制御装置。
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