JP2018125927A - 非接触受電装置及び非接触給電システム並びに電動車両 - Google Patents

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浩文 小濱
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Abstract

【課題】普通充電及び急速充電の両方に対応できる非接触受電装置及び非接触給電システム並びに電動車両を提供する。【解決手段】送電コイル31を具備する送電装置30の前記送電コイルに対向して配置される受電コイルを具備する非接触受電装置10であって、前記受電コイル11に対して並列に接続され且つオンオフ可能か又は容量が可変なコンデンサを具備し、前記コンデンサがオフされた状態又は低容量に調整された状態で、前記受電コイル11に対して近接配置された急速充電用送電コイル31との間で急速充電を行い、前記コンデンサがオンされた状態又は大容量に調整された状態で、前記受電コイル11に対して所定のギャップを介して対向に位置された普通充電用送電コイルとの間で普通充電を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、電気自動車やハイブリッド自動車に搭載される非接触受電装置及び非接触給電システム並びに電動車両に関する。
近年、電気モータにより走行する電気自動車や、電気モータ及びエンジンの併用により走行するハイブリッド自動車が種々開発されている。このような電気自動車やハイブリッド自動車に搭載されるバッテリへの給電システムとしては、導体接点を持つコンダクティブ方式のシステムが主流である。車両側には、普通充電用インレット及び急速充電用インレットの両方が搭載される。
一方、導体接点を持たないワイヤレス(非接触)給電システムが開発されている。例えば、非接触給電システムで充電を行う電気自動車にあっては、所定の位置に車両を駐車し、地上側に設けられた一次側コイルと、車両側に設けられた二次側コイルとを対向させて、一次側コイルに交流電流(高周波電流)を流すと一次側コイルと二次側コイルが磁気結合され、二次側コイルに高周波電流が流れる。受電した電流を直流に変換してバッテリ(電池)に充電するものである。よって、特に、電磁誘導方式の場合、一次側コイルと二次側コイルとの位置ズレが大きい場合、充電効率が著しく低下する場合がある。
特開平8−33112号公報
また、非接触充電の場合、磁界共鳴方式を採用して普通充電(出力7.7kW)用の装置を設計すると、送受デバイス間のギャップを100mm〜250mmとして、約90%の効率で給電が見込めるが、普通充電であるので、充電に時間がかかるという問題がある。一方、同様に磁界共鳴方式で急速充電(出力50kW)用の装置を設計すると、ギャップを空けるとデバイス周辺電磁界強度が高くなり、車体周囲の人体に対して総務省が掲げる電波防護指針を満足できないという問題がある。よって、急速充電のためには、他の非接触充電用の二次側装置やコンダクティブ方式の急速充電用インレットを設ける必要があるなどの問題がある。
本発明は、このような事情に鑑み、普通充電及び急速充電の両方に対応できる非接触受電装置及び非接触給電システム並びに電動車両を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の態様は、送電コイルを具備する送電装置の前記送電コイルに対向して配置される受電コイルを具備する非接触受電装置であって、前記受電コイルに対して並列に接続され且つオンオフ可能か又は容量が可変なコンデンサを具備し、前記コンデンサがオフされた状態又は低容量に調整された状態で、前記受電コイルに対して近接配置された急速充電用送電コイルとの間で急速充電を行い、前記コンデンサがオンされた状態又は大容量に調整された状態で、前記受電コイルに対して所定のギャップを介して対向に位置された普通充電用送電コイルとの間で普通充電を行うことを特徴とする非接触受電装置にある。
かかる態様によれば、受電コイルに対して並列に接続され且つオンオフ可能か又は容量が可変なコンデンサを具備するので、普通充電及び急速充電の両方に対応できる非接触受電装置が実現できる。
ここで、例えば、前記受電コイルが、磁気コアを具備し、前記受電コイルに対して並列に接続されるコンデンサと、前記コンデンサの接続をオンオフするスイッチとを具備する。
また、例えば、前記受電コイルが、磁気コアを具備し、前記受電コイルに対して並列に接続される可変容量コンデンサを具備する。
本発明の他の態様は、送電コイルを具備する送電装置と、前記送電コイルに対向して設けられる受電コイルを具備する受電装置とを備え、前記送電装置から前記受電装置へ給電が行われる非接触給電システムであって、前記受電装置は、前記受電コイルに対して並列に接続され且つオンオフ可能か又は容量が可変なコンデンサを具備し、前記送電装置は、前記受電コイルと近接して対向配置される第1送電コイルを具備する第1送電装置と、前記受電コイルと所定のギャップを介して対向配置される第2送電コイルを具備する第2送電装置とを具備し、前記コンデンサがオフされた状態又は低容量に調整された状態で、前記受電装置の受電コイルに対して前記第1送電コイルを近接して対向配置して急速充電を行い、前記コンデンサがオンされた状態又は大容量に調整された状態で、前記受電装置の受電コイルに対して前記第2送電コイルを所定のギャップを介して対向配置して普通充電を行うことを特徴とする非接触給電システムにある。
かかる態様によれば、受電装置が、受電コイルに対して並列に接続され且つオンオフ可能か又は容量が可変なコンデンサを具備し、一方、送電装置が、急速充電用送電コイル及び普通充電用送電コイルを具備するので、受電コイルと送電コイルとを近接配置した急速充電と、両者を所定のギャップを介して配置した普通充電とに対応できる非接触給電システムが提供できる。
ここで、例えば、前記受電装置は、前記受電コイルが、磁気コアを具備し、前記受電コイルに対して並列に接続されるコンデンサと、前記コンデンサの接続をオンオフするスイッチとを具備する。
また、例えば、前記受電装置は、前記受電コイルが、磁気コアを具備し、前記受電コイルに対して並列に接続される可変容量コンデンサを具備する。
また、例えば、前記第2送電装置がインピーダンス整合回路を具備する。
さらに、本発明の他の態様は、前記態様の非接触受電装置を搭載した電動車両であって、前記受電コイルの下方に、前記急速充電用送電コイルを前記受電コイルに近接して載置するためのトレイを具備することを特徴とする電動車両にある。
かかる態様によれば、受電コイルに対して並列に接続され且つオンオフ可能か又は容量が可変なコンデンサを具備する受電装置を搭載しているので、普通充電用の送電コイルに対して所定のギャップを介して受電コイル配置した状態で、普通充電が可能であり、また、前記トレイ上に急速充電用送電コイルを搭載して受電コイルと近接配置することにより、急速充電が実現できる。
ここで、例えば、前記トレイは、側方に引き出し可能であるのが好ましい。
また、前記トレイは、前記受電コイルの下方から側方に延設され、その上面には、載置された前記急速充電用送電コイルを前記延設方向に移動する移動手段を具備するのが好ましい。
かかる本発明によれば、受電コイルに対して並列に接続され且つオンオフ可能か又は容量が可変なコンデンサを具備するので、普通充電及び急速充電の両方に対応できる非接触受電装置が実現でき、また、受電コイルに対して並列に接続され且つオンオフ可能か又は容量が可変なコンデンサを具備する受電装置により、普通充電用の送電コイルに対して所定のギャップを介して受電コイル配置した状態で、普通充電が可能で、急速充電用送電コイルと受電コイルと近接配置することにより、急速充電が実現できるという効果を奏する。
本発明の実施形態1に係る非接触受電装置及びそれを備えた電動車両、並びに非接触給電システムの一例を示す外観図である。 非接触受電装置及びそれを備えた電動車両、並びに非接触給電システムの外観図である。 本発明の実施形態1に係る急速充電の手順を説明する図である。 本発明の実施形態1に係るトレイの構成を示す図である。 本発明の実施形態1に係る急速充電用送電コイル及び受電コイルの構造を示す模式図及び回路図である。 本発明の実施形態1に係る普通充電用送電コイル及び受電コイルの構造を示す模式図及び回路図である。 本発明の実施形態2に係る送電コイル及び受電コイルの構造を示す回路図である。
(実施形態1)
以下、本発明の実施形態1に係る非接触受電装置及びそれを備えた電動車両、並びに非接触給電システムについて、図面を参照して詳細に説明する。
図1、図2は、本実施形態に係る非接触受電装置を備えた電動車両及び非接触給電システムの一例を示す外観図であり、図1は、急速充電状態、図2は、普通充電状態を示す。
なお、本実施例では、電動車両1としては、駆動用リチウムイオンバッテリを有する電気自動車やプラグインハイブリッド車等が適用可能であるが、以降の説明では、電気自動車を前提にして説明を行う。
本実施形態に係る電動車両1は、走行用電動機(モータ)2及びDC/ACインバータ3を具備し、インバータ3には、駆動用バッテリ4が接続され、駆動用バッテリ4の電力によって走行用モータ2を駆動するようになっている。
駆動用バッテリ4には、充電回路6が接続され、充電回路6には、本実施形態の非接触受電装置10が接続されている。
非接触受電装置10の受電コイル11は、電動車両1の後端部、幅方向ほぼ中央の下端部に下方に向けて載置されている。受電コイル11の詳細は後述するが、非接触状態で、急速充電(図1参照)及び普通充電(図2参照)に対応するものである。なお、受電コイル11の下方には、幅方向中央の受電コイル11の下方から幅方向側端部まで延設されたスライド式トレイ20(以下「トレイ」という)が設けられている。トレイ20は、急速充電用送電コイル31を載置するものであり、詳細は後述するが、トレイ20を介して、急速充電用送電コイル31を受電コイル11に正確に相対向させ、且つ近接した状態で載置できるようになっている。
急速充電用送電コイル31は、ケーブル32を介して非接触送電装置30の充電設備33に接続されている。
ここで、急速充電の手順を説明しながら、本実施形態の非接触受電装置10及びトレイ20についてさらに詳細に説明する。
図3及び図4に示すように、トレイ20は、受電コイル11の下方に固定された固定トレイ21と、固定トレイ21に対して電動車両1の幅方向外側に移動可能な移動トレイ22とを具備する。移動トレイ22は、非充電時には固定トレイ21に収納された状態であるが(図3(a)参照)、急速充電時には電動車両1の側方に引き出され(図3(b)参照)、引き出された移動トレイ22の端部に非接触送電装置30の急速充電用送電コイル31が載置できるようになっている。そして、固定トレイ21は、回転自在のロール(コロ)を電動車両1の幅方向に複数併設した移動手段23を具備し、急速充電用送電コイル31を移動手段23を介して受電コイル11と正確に相対向する位置まで移動可能となっている。
図3(c)の状態では、受電コイル11と急速充電用送電コイル31とが近接して相対向しており、受電コイル11と急速充電用送電コイル31とが電磁誘導方式で結合し、非接触方式で充電が可能となる。急速充電では、一次側コイルと二次側コイルとが近接して、且つ中心軸も正確に相対しているので、発生した交番磁束は優先的に、磁気回路内へ取り込まれる。よって、外部空間への磁気漏れは少ない。
なお、固定トレイ21、移動トレイ22、移動手段23は、図2に示す普通充電状態では、普通充電用送電コイル35と受電コイル11との間に存在することになるので、磁力線を吸収、遮断しないような材料とする必要があり、例えば、硬質樹脂やガラス繊維補強プラスチック(FRP)などで構成する。ちなみに、強磁性体や導電性金属を用いることはできない。
ここで、急速充電用送電コイル31及び受電コイル11の構造を示す模式図及び回路図を図5に示す。
図5(a)に示すように、急速充電用送電コイル31及び受電コイル11は、変圧器の磁気コアを一次側と二次側とで分離した構造となり、一次側に対応する急速充電用送電コイル31は、磁気コア311及びコイル312とを具備し、二次側に対応する受電コイル11は、磁気コア111とコイル112とを具備する。
さらに詳言すると、磁気コア311と磁気コア111とは、変圧器の一次側磁気コアと二次側磁気コアとに対応し、磁気コア311と磁気コア111とはほぼ同一の構造を有する。また、コイル312とコイル112とは一次側コイルと二次側コイルとに対応する。
このような構成により、一次側のコイル312に交流電圧を加えると、一次側のコイル312と、二次側のコイル112とは、磁気コア311及び磁気コア111を貫く磁力線を共有することになり、また、磁気コア311及び磁気コア111は、磁束がループ状に通る磁気回路を形成する。このとき、磁力線は、非透磁率の高い磁気コア311、111を主体に取り込まれるので、それ以外の漏れ磁束が十分に小さい磁気回路として形成される。これにより、一次側のコイル312に電圧を加えると、一次側のコイル312と、二次側のコイル112とで相互電磁誘導作用が生じ、コイル312とコイル112との巻き数の比に比例した電圧が二次側のコイル112に誘起され、二次側のコイル112に電流が流れる。
なお、磁気コア311及び111の構造を、コイル312及び112が巻回される中心コアとこれを囲む部分とからなる構成としたが、これに限定されるものではなく、部材とからなり、一次側のコイル312と、二次側のコイル112とが、磁気コア311及び111を貫く磁力線を共有し、漏れ磁束が十分に小さい磁気回路が形成される構造であれば、特に限定されない。
このような急速充電用送電コイル31及び受電コイル11の電力伝送に関係する概略回路を示したのが、図5(b)である。
急速充電用送電コイル31は、コイル312に高周波交流電源装置313を接続した構成であり、受電コイル11は、コイル112に、並列にコンデンサ113及びスイッチ114を接続し、さらに、これらに負荷回路115を接続した構成となる。
図5(a)の急速充電用送電コイル31と近接して対向させて、急速充電を行う場合には、受電コイル11のスイッチ114は、解放した(オフ)状態で使用される。よって、二次側の受電コイル11では、共振回路は形成されない。
このような電磁誘導方式による結合により、50kWの急速充電に対応することができる。
次に、図2の普通充電に対応する、普通充電用送電コイル35及び受電コイル11の構造を示す模式図及び回路図を図6に示す。
図6(a)(b)に示すように、車両側の受電コイル11の構成は図5と同一であるが、普通充電用送電コイル35は、磁気コア351とコイル352とを具備し、さらに、インピーダンス整合回路353と、高周波交流電源装置354とを具備する構成としている。
コア351は、コイル352を貫通する部分のみからなるので、受電コイル11と相対向させても、図5の構成とは異なり、磁気コア351と磁気コア111とは、コイル352、112を共通で貫く磁力線が十分なループを形成せず、空中に解放されることにより、漏えい磁束が多い構造の巻き線構造となる。弱い磁気結合である。
よって、これだけでは十分な変圧器として機能しないが、受電コイル11のスイッチ114を閉じて(オン)使用することにより、二次側の受電コイル11に共振回路が形成される。
一方、二次側の共振に合わせて、一次側のインピーダンス整合回路353のパラメータまたは高周波交流電源装置354の送出電力周波数を変化させることで一次側のコイル352と二次側のコイル112とを総合した回路の整合を得ることにより、一次側のコイル352と二次側のコイル112とには共鳴結合が生成でき、磁界共鳴方式で結合できる。このように共鳴結合した状態では、共振のQ値が高いので磁力線の共有結合が弱い状態を補う結合が得られ、一次側のコイル352と、二次側のコイル112の間で、電力伝送が行われる。
この場合、普通充電用送電コイル35と受電コイル11とのギャップは、100mm〜250mm程度とることができ、図2に示すように、普通充電用送電コイル35は、地上、又は地上に設けた凹部中に設置するこことができる。なお、図2の普通充電用送電コイル35は、図示しない充電設備33(図1参照)に接続されている。
このような磁界共鳴方式で接続した普通充電用送電コイル35と受電コイル11との間では、ギャップを上述したとおり、100mm〜250mm程度としても、90%の給電が見込め、7.7kWの普通充電に対応することができる。
以上に示したように、電動車両1に非接触受電装置10を搭載し、スイッチ114の開閉を切り換えるだけで、一次側の急速充電用送電コイル31と近接して急速充電する場合と、一次側の普通充電用送電コイル35と所定のギャップをおいて離隔して使用して普通充電する場合との両立を図ることができる。ただし、急速充電と普通充電は、同時には行えず、どちらか一つを行う排他的な関係である。
(実施形態2)
図7には、実施形態2に係る非接触給電システムの要部を示す概略回路図を示す。なお、上述した実施形態と同一部材には同一符号を伏して、重複する説明は省略する。
図7に示すように、本実施形態の受電コイル11Aは、実施形態1のコンデンサ113及びスイッチ114の替わりに、容量が可変できる可変コンデンサ113Aを具備する。
一方、一次側の送電コイル37は、コイル371と高周波交流電源装置372とを具備する。
このような回路構成は、調相結合トランスと同様となり、コイル371とコイル112とが近接(密着)しても、所定のギャップだけ隔離した状態でも、効率よくエネルギーを移送することが可能となる。
すなわち、一次側の送電コイル37の高周波交流電源装置372の発振周波数をf、二次側のコイル112のインダクタンスLを、可変コンデンサ113Aの静電容量をC、結合係数をkとすると、この際のLCの関係が、式1のようになるよう可変コンデンサ113Aの静電容量Cを設定することで、効率よくエネルギーを移送することが可能となる。また、この際、静電容量Cを固定とし、式1に沿ってkの変動に合わせてfやLを調整しても同じ結果が得られることにあることは明らかである。
[数1]
f=1/2π√{(1−k2)LC} ・・・・・・・ 式1
1 電動車両
2 走行用電動機(モータ)
3 DC/ACインバータ
4 駆動用バッテリ
10 非接触受電装置
11 受電コイル
20 トレイ
30 非接触送電装置
31 急速充電用送電コイル
33 送電設備
35 普通充電用送電コイル
111 磁気コア
112 コイル
113 コンデンサ
113A 可変コンデンサ
114 スイッチ
311 磁気コア
312 コイル
313、354、372 高周波交流電源装置

Claims (10)

  1. 送電コイルを具備する送電装置の前記送電コイルに対向して配置される受電コイルを具備する非接触受電装置であって、
    前記受電コイルに対して並列に接続され且つオンオフ可能か又は容量が可変なコンデンサを具備し、
    前記コンデンサがオフされた状態又は低容量に調整された状態で、前記受電コイルに対して近接配置された急速充電用送電コイルとの間で急速充電を行い、
    前記コンデンサがオンされた状態又は大容量に調整された状態で、前記受電コイルに対して所定のギャップを介して対向に位置された普通充電用送電コイルとの間で普通充電を行う
    ことを特徴とする非接触受電装置。
  2. 前記受電コイルが、磁気コアを具備し、前記受電コイルに対して並列に接続されるコンデンサと、前記コンデンサの接続をオンオフするスイッチとを具備することを特徴とする請求項1に記載の非接触受電装置。
  3. 前記受電コイルが、磁気コアを具備し、前記受電コイルに対して並列に接続される可変容量コンデンサを具備することを特徴とする請求項1に記載の非接触受電装置。
  4. 送電コイルを具備する送電装置と、前記送電コイルに対向して設けられる受電コイルを具備する受電装置とを備え、前記送電装置から前記受電装置へ給電が行われる非接触給電システムであって、
    前記受電装置は、前記受電コイルに対して並列に接続され且つオンオフ可能か又は容量が可変なコンデンサを具備し、
    前記送電装置は、前記受電コイルと近接して対向配置される第1送電コイルを具備する第1送電装置と、前記受電コイルと所定のギャップを介して対向配置される第2送電コイルを具備する第2送電装置とを具備し、
    前記コンデンサがオフされた状態又は低容量に調整された状態で、前記受電装置の受電コイルに対して前記第1送電コイルを近接して対向配置して急速充電を行い、
    前記コンデンサがオンされた状態又は大容量に調整された状態で、前記受電装置の受電コイルに対して前記第2送電コイルを所定のギャップを介して対向配置して普通充電を行う
    ことを特徴とする非接触給電システム。
  5. 前記受電装置は、前記受電コイルが、磁気コアを具備し、前記受電コイルに対して並列に接続されるコンデンサと、前記コンデンサの接続をオンオフするスイッチとを具備することを特徴とする請求項4に記載の非接触給電システム。
  6. 前記受電装置は、前記受電コイルが、磁気コアを具備し、前記受電コイルに対して並列に接続される可変容量コンデンサを具備することを特徴とする請求項4に記載の非接触給電システム。
  7. 前記第2送電装置がインピーダンス整合回路を具備することを特徴とする請求項4〜6の何れか一項に記載の非接触給電システム。
  8. 請求項1〜3の何れか一項の非接触充電装置を搭載した電動車両であって、前記受電コイルの下方に、前記急速充電用送電コイルを前記受電コイルに近接して載置するためのトレイを具備することを特徴とする電動車両。
  9. 前記トレイは、側方に引き出し可能であることを特徴とする請求項8記載の電動車両。
  10. 前記トレイは、前記受電コイルの下方から側方に延設され、その上面には、載置された前記急速充電用送電コイルを前記延設方向に移動する移動手段を具備することを特徴とする請求項8又は9記載の電動車両。
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