JP2018125796A - Pam受信回路及び受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】消費電力を削減する。【解決手段】比較回路11aは、3つの閾値VthL,VthM,VthHで区切られた4つの電位レベルL0〜L3のそれぞれにグレイコードで2ビット値が対応付けられたPAM4の受信信号Inと、閾値VthL,VthM,VthHのうち中心の閾値VthMとを比較した比較結果に基づいて、2ビット値のうち第1のビット値を出力し、絶対値回路11bは、受信信号Inと閾値VthMとの差の絶対値、または、絶対値の符号を正から負に反転した負値を出力し、比較回路11cは、閾値VthHと絶対値とを比較した比較結果、または閾値VthLと負値とを比較した比較結果に基づいて、2ビット値のうち第2のビット値を出力する。【選択図】図1

Description

本発明は、PAM受信回路及び受信装置に関する。
LSI(Large Scale Integrated circuit)間、またはネットワーク装置間などで大容量のデータ転送を行う手段として、高速シリアル通信が行われている。現在、OIF(Optical Internetworking Forum)などで、伝送速度が56Gbpsの高速シリアル通信の伝送規格が策定されつつある。その伝送規格では、NRZ(Non Return to Zero)ではなく、PAM4(Pulse Amplitude Modulation 4)と呼ばれる多値伝送技術を採用することが提案されている。
NRZは、信号の電位をH(High)レベルとL(Low)レベルに区分し、それぞれを、1ビットの論理値“1”と“0”に対応させて伝送する技術である。これに対して、PAM4は、信号の電位を4つの電位レベルに区分し、それぞれを2ビットの論理値に対応させて伝送する技術である。PAM4では、NRZと同じ情報量を伝送する場合、信号の変化速度(baud rate)を1/2にできる。プリント板やケーブルなどによる伝送路ロスは、伝送する信号の周波数が高くなるほど大きくなる傾向にある。変化速度を下げることは、信号の帯域(ナイキスト周波数)を下げることとなり、伝送ロスを小さくできる。
なお、PAM4において、4つの電位レベルのそれぞれに対して、2ビットの論理値をどのように対応させるかについては、グレイコードを用いることが提案されている。グレイコードは隣り合うコード間で信号距離が1である特性をもつ。4つの電位レベルを小さい順にL0,L1,L2,L3とした場合、たとえば、L0には“00”、L1には“01”、L2には“11”、L3には“10”が対応付けられる。グレイコードを用いることで、信号伝送時にノイズが印加されたなどの理由で、信号の電位が変化し、受信側で隣り合うコードへのリード誤りが生じた場合に、2ビットエラーとして認識されることを防止できる。
特開平10−302486号公報 特表2001−516932号公報
ところで、PAM4の信号を受信する従来のPAM受信回路では、受信信号が4つの電位レベルのどれに相当するかを判定するため、3つの閾値のそれぞれと受信信号とを比較する比較回路が3つ用いられる。そのため、PAM受信回路は、NRZの信号を受信する受信回路よりも比較回路の数が多くなり、それにともない消費電力が増えるという問題がある。
1つの側面では、本発明は、消費電力を削減できるPAM受信回路及び受信装置を提供することを目的とする。
1つの実施態様では、3つの閾値で区切られた4つの電位レベルのそれぞれにグレイコードで2ビット値が対応付けられた4値パルス振幅変調の受信信号と、前記3つの閾値のうち中心の第1の閾値とを比較した比較結果に基づいて、前記2ビット値のうち第1のビット値を出力する第1の比較回路と、前記受信信号と前記第1の閾値との差の絶対値、または前記絶対値の符号を正から負に反転した負値を出力する絶対値回路と、前記3つの閾値のうち前記第1の閾値よりも大きい第2の閾値と前記絶対値とを比較した比較結果、または前記3つの閾値のうち前記第1の閾値よりも小さい第3の閾値と前記負値とを比較した比較結果に基づいて、前記2ビット値のうち第2のビット値を出力する第2の比較回路と、を有するPAM受信回路が提供される。
また、1つの実施形態では、受信装置が提供される。
開示のPAM受信回路及び受信装置によれば、消費電力を削減できる。
第1の実施の形態のPAM受信回路及び受信装置の一例を示す図である。 絶対値回路の入力電圧と出力電圧の一例の関係を示す図である。 3つの比較回路を用いるPAM受信回路の一例を示す図である。 判定回路の論理動作を示す真理値表である。 第2の実施の形態の受信装置を用いたネットワークの一例を示す図である。 第2の実施の形態の受信装置の一例を示す図である。 比較回路の一例を示す図である。 第3の実施の形態の受信装置の一例を示す図である。 閾値VthLを用いたPAM受信回路及び受信装置の一例を示す図である。
以下、発明を実施するための形態を、図面を参照しつつ説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態のPAM受信回路及び受信装置の一例を示す図である。
第1の実施の形態の受信装置10は、PAM受信回路11、論理回路12を有する。
PAM受信回路11は、3つの閾値で区切られた4つの電位レベルのそれぞれにグレイコードで2ビット値が対応付けられたPAM4の受信信号Inを受け、その2ビット値を判定して出力する。
以下では、PAM4の受信信号Inの4つの電位レベルを小さい順にL0,L1,L2,L3として、L0には“00”、L1には“01”、L2には“11”、L3には“10”が対応付けられているものとする。なお、L0とL1とを区切る境界の閾値をVthL、L1とL2とを区切る境界の閾値をVthM、L2とL3とを区切る境界の閾値をVthHと表記する。閾値VthMと閾値VthHとの差分(電圧差)と、閾値VthMと閾値VthLとの差分は等しい。
3つの閾値VthL,VthM,VthHのうち中心の閾値VthMは、受信信号Inの振幅の変化の中心であり、以下では0Vであるものとする。たとえば、PAM4信号の伝送の際に差動信号を用い、直流成分をキャパシタでカットすることで、閾値VthMを、0Vとすることができる。また、PAM4の受信信号Inの電圧が−1から+1まで変化するとした場合、閾値VthHは、+2/3、閾値VthLは、−2/3などとする。
論理回路12は、PAM受信回路11が出力する受信信号の判定結果である2ビット値を受け、グレイコードに応じて2ビット値のうち一方をMSB(Most Significant Bit)、他方をLSB(Least Significant Bit)として用いて、各種の論理演算を行う。
PAM受信回路11は、比較回路11a、絶対値回路11b、比較回路11cを有する。
比較回路11aは、PAM4の受信信号Inと閾値VthMとを比較した比較結果に基づいて、2ビット値のうち第1のビット値を出力する。図1の例では、第1のビット値は、MSBとなる。図1のPAM受信回路11の例では、比較回路11aは、受信信号Inが閾値VthMよりも大きい場合には、第1のビット値(論理値)として“1”を出力し、受信信号Inが閾値VthMよりも小さい場合には、第1のビット値として“0”を出力する。“1”は、たとえば、電源電圧であり、“0”は、たとえば、0Vである。
絶対値回路11bは、受信信号Inと閾値VthMとの差の絶対値を出力する。閾値VthMが0Vの場合には、受信信号Inの絶対値が出力される。
図2は、絶対値回路の入力電圧と出力電圧の一例の関係を示す図である。横軸は入力電圧(VI)を表し、縦軸は出力電圧(VO)を表している。
図2に示すように、VI>0Vのとき、VO=VIとなり、VI<0Vのとき、VO=−VIとなる。
比較回路11cは、絶対値回路11bが出力した絶対値と、閾値VthMよりも大きい閾値VthHとを比較した比較結果に基づいて、2ビット値のうち第2のビット値を出力する。図1の例では、第2のビット値は、LSBとなる。なお、閾値VthHは、たとえば、電源電圧を抵抗分圧することにより得られる。図1のPAM受信回路11の例では、比較回路11cは、絶対値が閾値VthHよりも大きい場合には、第2のビット値として“0”を出力し、絶対値が閾値VthHよりも小さい場合には、第2のビット値として“1”を出力する。
なお、閾値VthMが0Vではない場合には、比較回路11cは、閾値VthMに絶対値を加えた値と、閾値VthHとを比較した比較結果に基づいて、2ビット値のうち第2のビット値を出力する。その場合、たとえば、閾値VthMに絶対値を加える加算回路が用いられる。
図1のPAM受信回路11の例では、比較回路11aが出力する第1のビット値をMSB、比較回路11cが出力する第2のビット値をLSBとすると、前述した受信信号Inの電位レベル(L0〜L3)に対応した2ビット値が得られる。
以下、PAM受信回路11の動作例を説明する。
図1には、PAM4の受信信号Inの波形の例と、絶対値回路11bの出力波形の例が示されている。絶対値回路11bの出力波形は、受信信号Inが負の電圧のときの波形が正の電圧に反転された波形となっている。
受信信号Inが電位レベルL0のとき、受信信号Inは、閾値VthMよりも小さいため、比較回路11aが出力する第1のビット値は“0”となる。このとき、絶対値回路11bが出力する絶対値は、閾値VthHよりも大きくなる。そのため、比較回路11cが出力する第2のビット値は、“0”となる。比較回路11aが出力する第1のビット値をMSB、比較回路11cが出力する第2のビット値をLSBとすると、PAM受信回路11が出力する2ビット値は“00”となる。
受信信号Inが電位レベルL1のとき、受信信号Inは、閾値VthMよりも小さいため、比較回路11aが出力する第1のビット値は“0”となる。このとき、絶対値回路11bが出力する絶対値は、閾値VthHよりも小さくなる。そのため、比較回路11cが出力する第2のビット値は、“1”となる。比較回路11aが出力する第1のビット値をMSB、比較回路11cが出力する第2のビット値をLSBとすると、PAM受信回路11が出力する2ビット値は“01”となる。
受信信号Inが電位レベルL2のとき、受信信号Inは、閾値VthMよりも大きいため、比較回路11aが出力する第1のビット値は“1”となる。このとき、絶対値回路11bが出力する絶対値は、閾値VthHよりも小さくなる。そのため、比較回路11cが出力する第2のビット値は、“1”となる。比較回路11aが出力する第1のビット値をMSB、比較回路11cが出力する第2のビット値をLSBとすると、PAM受信回路11が出力する2ビット値は“11”となる。
受信信号Inが電位レベルL3のとき、受信信号Inは、閾値VthMよりも大きいため、比較回路11aが出力する第1のビット値は“1”となる。このとき、絶対値回路11bが出力する絶対値は、閾値VthHよりも大きくなる。そのため、比較回路11cが出力する第2のビット値は、“0”となる。比較回路11aが出力する第1のビット値をMSB、比較回路11cが出力する第2のビット値をLSBとすると、PAM受信回路11が出力する2ビット値は“10”となる。
以上のように、各タイムスロットにおいて、前述した受信信号Inの電位レベル(L0〜L3)に対応した2ビット値が出力(再現)できる。
上記のようなPAM受信回路11によれば、比較回路の数が2つとなり、3つの比較回路を用いて受信信号Inの2ビット値を判定するPAM受信回路よりも、消費電力を削減できるとともに、回路規模を縮小できる。以下、比較例として、3つの比較回路を用いるPAM受信回路の一例を示す。
(比較例)
図3は、3つの比較回路を用いるPAM受信回路の一例を示す図である。
PAM受信回路20は、3つの比較回路21,22,23、判定回路24を有する。
比較回路21は、受信信号Inと閾値VthHとの比較結果VHを出力する。受信信号Inが閾値VthHより大きい場合には、比較結果VHは“1”となり、受信信号Inが閾値VthHより小さい場合には、比較結果VHは“0”となる。
比較回路22は、受信信号Inと閾値VthMとの比較結果VMを出力する。受信信号Inが閾値VthMより大きい場合には、比較結果VMは“1”となり、受信信号Inが閾値VthMより小さい場合には、比較結果VMは“0”となる。
比較回路23は、受信信号Inと閾値VthLとの比較結果VLを出力する。受信信号Inが閾値VthLより大きい場合には、比較結果VLは“1”となり、受信信号Inが閾値VthLより小さい場合には、比較結果VLは“0”となる。
判定回路24は、比較結果VH,VM,VLに基づいて、MSB、LSBを出力する。
図4は、判定回路の論理動作を示す真理値表である。
“X”はドントケアを表している。比較結果VLが“0”の場合は、MSB、LSBは“0”となり、比較結果VLが“1”で比較結果VMが“0”の場合は、MSBは“0”、LSBは“1”となる。比較結果VLが“1”、比較結果VMが“1”、比較結果VHが“0”の場合は、MSB、LSBは“1”となり、比較結果VLが“1”、比較結果VMが“1”、比較結果VHが“1”の場合は、MSBは“1”、LSBは“0”となる。
以上のようなPAM受信回路20でも、前述したグレイコードで2ビット値が対応付けられたPAM4の受信信号Inの上記2ビット値を出力(再現)できる。しかしながら、3つの比較回路21〜23と判定回路24が設けられており、消費電力や回路規模が大きくなる。
これに対して、図1に示した第1の実施の形態のPAM受信回路11は、比較回路数が2つで済むため、消費電力を削減できる。また、比較回路数が少なくて済み、判定回路24も不要であるため、回路規模やレイアウトサイズを縮小できる。
なお、絶対値回路11bは、絶対値の符号を正から負に反転させた負値を出力し、比較回路11cは、負値と、閾値VthMよりも小さい閾値VthLとを比較した比較結果に基づいて、2ビット値のうち第2のビット値を出力するようにしてもよい。負値は、反転増幅器を用いて生成してもよい。比較回路11cは、負値が、閾値VthLよりも小さい場合に“0”を出力し、閾値VthLよりも大きい場合に“1”を出力する。これにより、閾値VthHを用いた上記の例と同様の効果が得られる。なお、閾値VthMが0Vではない場合には、比較回路11cは、閾値VthMから絶対値を引いた値と、閾値VthLとを比較した比較結果に基づいて、2ビット値のうち第2のビット値を出力する。その場合、たとえば、閾値VthMから絶対値を引く減算回路が用いられる。
また、グレイコードも上記の例には限定されない。たとえば、4つの電位レベルのうち、L0には“00”、L1には“10”、L2には“11”、L3には“01”が対応付けられていてもよい。その場合、論理回路12は、比較回路11aが出力する第1のビット値をLSB、比較回路11cが出力する第2のビット値をMSBとして扱えばよい。また、4つの電位レベルのうち、L0には“11”、L1には“10”、L2には“00”、L3には“01”が対応付けられていてもよい。その場合、比較回路11aは、受信信号Inが閾値VthMよりも大きい場合に“0”を、閾値VthMよりも小さい場合に“1”をそれぞれMSBとして出力する。そして、比較回路11cは、絶対値が閾値VthHよりも大きい場合“1”を、閾値VthHよりも小さい場合に“0”をそれぞれLSBとして出力すればよい。
(第2の実施の形態)
図5は、第2の実施の形態の受信装置を用いたネットワークの一例を示す図である。
ネットワークは、ネットワーク装置30,31と、端末装置(または他のネットワーク装置)32a1〜32an、32b1〜32bmを有する。
ネットワーク装置30,31、端末装置32a1〜32an、32b1〜32bmのそれぞれは、送信装置(たとえば、送信装置40)と受信装置(たとえば、受信装置41)を有する。
図6は、第2の実施の形態の受信装置の一例を示す図である。
受信装置50は、たとえば、図5に示したようなネットワーク装置30,31や、端末装置32a1〜32an、32b1〜32bmに設けられている。
受信装置50は、バッファ回路51、PAM受信回路52、論理回路53を有する。
バッファ回路51は、送信装置(たとえば、図5の送信装置40)が送信するPAM4の差動信号である正相の受信信号In1と逆相の(位相が180度異なる)受信信号In2を受ける。そして、バッファ回路51は、受信信号In1と同位相であり、受信信号In1,In2の振幅を増幅させた受信信号Inを出力する。
なお、第1の実施の形態と同様に、以下では、PAM4の受信信号Inの4つの電位レベルを小さい順にL0,L1,L2,L3として、L0には“00”、L1には“01”、L2には“11”、L3には“10”が対応付けられているものとする。また、L0とL1とを区切る境界の閾値をVthL、L1とL2とを区切る境界の閾値をVthM、L2とL3とを区切る境界の閾値をVthHと表記する。なお、以下では、VthM=0Vであるものとする。
PAM受信回路52は、比較回路52a、絶対値回路52b、比較回路52cを有する。
比較回路52aは、PAM4の受信信号Inと閾値VthM(=0V)とを比較した比較結果に基づいて、MSBを出力する。比較回路52aの第1の入力端子には、受信信号Inが供給され、比較回路52aの第2の入力端子には、閾値VthMが供給される。図1のPAM受信回路11の比較回路11aと同様に、比較回路52aは、受信信号Inが閾値VthMよりも大きい場合には、MSBとして“1”を出力し、受信信号Inが閾値VthMよりも小さい場合には、MSBとして“0”を出力する。
絶対値回路52bは、比較回路52aが出力するMSBが0か1かによって、比較回路52cの第1の入力端子と第2の入力端子に供給される受信信号Inと、閾値VthHとを入れ替える。これによって、絶対値回路52bが実質的に受信信号Inの絶対値を出力しているものとみなせる。
比較回路52cは、絶対値回路52bが出力した絶対値と閾値VthHとを比較した比較結果に基づいて、LSBを出力する。図1のPAM受信回路11の比較回路11cと同様に、比較回路52cは、絶対値が閾値VthHよりも大きい場合には、第2のビット値として“0”を出力し、絶対値が閾値VthHよりも小さい場合には、第2のビット値として“1”を出力する。
論理回路53は、PAM受信回路52が出力する受信信号の判定結果であるMSB、LSBを受け、各種の論理演算を行う。
第2の実施の形態のPAM受信回路52において、絶対値回路52bは、図6に示すように、pチャネル型MOSFET(Metal-Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)52b1,52b2、nチャネル型MOSFET52b3,52b4を有する。以下pチャネル型MOSFETをpMOSと略し、nチャネル型MOSFETをnMOSと略す。
pMOS52b1とnMOS52b3の一方の入出力端子(ソース端子またはドレイン端子)には、閾値VthHが供給される。また、pMOS52b1の他方の入出力端子は、比較回路52cの第1の入力端子に接続され、nMOS52b3の他方の入出力端子は、比較回路52cの第2の入力端子に接続されている。
pMOS52b2とnMOS52b4の一方の入出力端子には、受信信号Inが供給される。また、pMOS52b2の他方の入出力端子は、nMOS52b3の他方の入出力端子及び比較回路52cの第2の入力端子に接続されている。nMOS52b4の他方の入出力端子は、pMOS52b1の他方の入出力端子及び比較回路52cの第1の入力端子に接続されている。
また、pMOS52b1,52b2、nMOS52b3,52b4の制御端子(ゲート端子)は、比較回路52aの出力端子に接続されている。
このような絶対値回路52bでは、比較回路52aが出力するMSBが“0”の場合、pMOS52b1,52b2がオンし、nMOS52b3,52b4がオフする。このため、比較回路52cの第1の入力端子には、閾値VthHが供給され、比較回路52cの第2の入力端子には、受信信号Inが供給される。一方、比較回路52aが出力するMSBが“1”の場合、pMOS52b1,52b2がオフし、nMOS52b3,52b4がオンする。このため、比較回路52cの第1の入力端子には、受信信号Inが供給され、比較回路52cの第2の入力端子には、閾値VthHが供給される。
つまり、受信信号Inが閾値VthM(=0V)よりも大きい場合、すなわち、受信信号Inが正の電圧の場合、受信信号Inが比較回路52cの第1の入力端子に供給され、比較回路52cの第2の入力端子には、閾値VthHが供給される。一方、受信信号Inが閾値VthMよりも小さい場合、すなわち、受信信号Inが負の電圧の場合、受信信号Inが比較回路52cの第2の入力端子に供給され、比較回路52cの第1の入力端子には、閾値VthHが供給される。
このように、受信信号Inが正の電圧の場合と負の電圧の場合とで、比較回路52cの2つの入力端子に入力される受信信号Inと閾値VthHとが入れ替えられることで、受信信号Inの絶対値と閾値VthHとを比較する場合と同様の比較結果が得られる。
正の電圧の受信信号Inが比較回路52cの第1の入力端子に供給され、閾値VthHが比較回路52cの第2の入力端子に供給されたとき、受信信号Inが閾値VthHより大きい場合、比較回路52cは“0”を出力する。また、受信信号Inが閾値VthHより小さい場合、比較回路52cは“1”を出力する。
一方、負の電圧の受信信号Inが比較回路52cの第2の入力端子に供給され、閾値VthHが比較回路52cの第1の入力端子に供給されたとき、受信信号Inは負の電圧であるので正の電圧である閾値VthHよりも常に小さくなる。しかし、比較回路52cは、受信信号Inの絶対値に相当する電圧値と、閾値Vthとの大小関係に基づいた比較結果を出力する。
受信信号Inの絶対値が閾値VthHより大きい場合、比較回路52cは“0”を出力する。そして、受信信号Inの絶対値が閾値VthHより小さい場合、比較回路52cは“1”を出力する。
このように、絶対値回路52bは、受信信号Inの絶対値を出力しているとみなせる。
PAM受信回路52のその他の動作は、第1の実施の形態のPAM受信回路11と同様であり、PAM受信回路52は、PAM受信回路11と同様の効果を有する。
なお、絶対値回路52bは、少ないトランジスタ数(図6の例では4つ)で実現でき、図3に示したような比較回路21〜23を3つ用いるようなPAM受信回路20よりも回路規模を縮小できる。比較回路21〜23には多数のトランジスタが含まれているためである。
図7は、比較回路の一例を示す図である。
比較回路60は、pMOS61,62,63,64,65、nMOS66,67,68,69,70,71,72、抵抗73を有する。
pMOS61〜65のソース端子は、電源端子VDDに接続されている。pMOS61,62のゲート端子は互いに接続されているとともに、pMOS61のドレイン端子及びnMOS66のドレイン端子に接続されている。pMOS62のドレイン端子は、pMOS63のゲート端子及びnMOS67のドレイン端子に接続されている。pMOS63のドレイン端子は、nMOS70のドレイン端子及びpMOS64とnMOS71のゲート端子に接続されている。pMOS64のドレイン端子は、nMOS71のドレイン端子及びpMOS65とnMOS72のゲート端子に接続されている。pMOS65のドレイン端子はnMOS72のドレイン端子及び出力端子OUTに接続されている。
nMOS66のゲート端子は、入力端子IMに接続されており、nMOS67のゲート端子は、入力端子IPに接続されている。nMOS66,67のソース端子は、nMOS69のドレイン端子に接続されている。nMOS68〜72のソース端子は基準電源端子VSSに接続されている。nMOS68のドレイン端子は、抵抗73を介して電源端子VDDに接続されている。nMOS68〜70のゲート端子は互いに接続されている。
このような比較回路60では、入力端子IMと入力端子IPに入力される信号の電圧の大小関係に応じて、出力端子OUTの電圧が、電源端子VDDから供給される電圧または、基準電源端子VSSから供給される電圧(たとえば、0V)となる。
図7に示すように、比較回路60には多数のトランジスタ(図7の例では、12個)が含まれており、回路規模が大きい。
また、このような比較回路60は、数十mW程度の電力を消費するが、絶対値回路52bは、電源端子VDDと基準電源端子VSSとの間に接続されるような回路ではないため、電力をほとんど消費しない。そのため、PAM受信回路52及びそれを含む受信装置50の省電力化が可能である。
なお、閾値VthHの代わりに、閾値VthLを用いることもできる。その場合、pMOS52b1,52b2をそれぞれnMOSとし、nMOS52b3,52b4をそれぞれpMOSとすればよい。また、比較回路52aが出力するMSBの値を反転するインバータ回路を設けて、インバータ回路の出力が絶対値回路52bの各トランジスタのゲートに供給されるようにしてもよい。これにより、比較回路52cは、実質的に受信信号Inの絶対値に−1を乗じた値と、閾値VthLとを比較した比較結果に基づいて、LSBを出力するようになり、閾値VthHを用いた上記の例と同様の効果が得られる。
また、グレイコードも上記の例には限定されない。
(第3の実施の形態)
図8は、第3の実施の形態の受信装置の一例を示す図である。
受信装置80は、たとえば、図5に示したようなネットワーク装置30,31や、端末装置32a1〜32an、32b1〜32bmに設けられている。
受信装置80は、バッファ回路81、PAM受信回路82、論理回路83を有する。
バッファ回路81は、送信装置(たとえば、図5の送信装置40)が送信するPAM4の差動信号である正相の受信信号In1と逆相の受信信号In2を受ける。そして、バッファ回路81は、受信信号In1と同位相であり、受信信号In1,In2の振幅を増幅させた受信信号Inaと、受信信号Inaに対して逆相の受信信号Inbを出力する。
なお、第1の実施の形態と同様に、以下では、PAM4の受信信号Ina,Inbの4つの電位レベルを小さい順にL0,L1,L2,L3として、L0には“00”、L1には“01”、L2には“11”、L3には“10”が対応付けられているものとする。また、L0とL1とを区切る境界の閾値をVthL、L1とL2とを区切る境界の閾値をVthM、L2とL3とを区切る境界の閾値をVthHと表記する。なお、以下では、VthM=0Vであるものとする。
PAM受信回路82は、比較回路82a、絶対値回路82b、比較回路82cを有する。
比較回路82aは、PAM4の受信信号Ina(または受信信号Inbの正負を反転した信号)と閾値VthM(=0V)とを比較した比較結果に基づいて、MSBを出力する。図1のPAM受信回路11の比較回路11aと同様に、比較回路82aは、受信信号Inaが閾値VthMよりも大きい場合には、MSBとして“1”を出力し、受信信号Inaが閾値VthMよりも小さい場合には、MSBとして“0”を出力する。
絶対値回路82bは、比較回路82aが出力するMSBが0か1かによって、比較回路82cの第1の入力端子に供給される受信信号Ina,Inbを入れ替える。絶対値回路82bが出力する2つの信号のうち、一方は、受信信号Inaの絶対値に相当し、他方がその絶対値に−1を乗じた値に相当する。
比較回路82cは、第1の入力端子で受信信号Inaの絶対値を受けるとともに、第2の入力端子で絶対値に−1を乗じた値を受ける。なお、第2の入力端子には、絶対値に−1を乗じた値が、符号を反転して供給される(つまり正の値として供給される)。そして、比較回路82cは、絶対値と閾値VthHと、を比較した比較結果に基づいて、LSBを出力する。なお、比較回路82cは、図1のPAM受信回路11の比較回路11cと同様に、比較回路82cは、絶対値が閾値VthHよりも大きい場合には、LSBとして“0”を出力し、絶対値が閾値VthHよりも小さい場合には、LSBとして“1”を出力する。
論理回路83は、PAM受信回路82が出力する受信信号の判定結果であるMSB、LSBを用いて、各種の論理演算を行う。
第3の実施の形態のPAM受信回路82において、絶対値回路82bは、図8に示すように、pMOS82b1,82b2、nMOS82b3,82b4を有する。
pMOS82b1とnMOS82b3の一方の入出力端子(ソース端子またはドレイン端子)には、受信信号Inbが供給される。また、pMOS82b1の他方の入出力端子は、比較回路82cの第1の入力端子に接続され、nMOS82b3の他方の入出力端子は、比較回路82cの第2の入力端子に接続されている。
pMOS82b2とnMOS82b4の一方の入出力端子には、受信信号Inaが供給される。また、nMOS82b4の他方の入出力端子は、比較回路82cの第1の入力端子に接続されており、pMOS82b2の他方の入出力端子は、比較回路82cの第2の入力端子に接続されている。
また、pMOS82b1,82b2、nMOS82b3,82b4の制御端子(ゲート端子)は、比較回路82aの出力端子に接続されている。
このような絶対値回路82bでは、比較回路82aが出力するMSBが“0”の場合、pMOS82b1,82b2がオンし、nMOS82b3,82b4がオフする。このため、比較回路82cの第1の入力端子には、受信信号Inbが供給され、比較回路82cの第2の入力端子には、受信信号Inaが供給される。一方、比較回路82aが出力するMSBが“1”の場合、pMOS82b1,82b2がオフし、nMOS82b3,82b4がオンする。このため、比較回路82cの第1の入力端子には、受信信号Inaが供給され、比較回路82cの第2の入力端子には、受信信号Inbが供給される。
つまり、受信信号Inaが閾値VthM(=0V)よりも大きい場合、すなわち、受信信号Inaが正の電圧の場合、受信信号Inaが比較回路82cの第1の入力端子に絶対値として供給される。また、比較回路82cの第2の入力端子には、負の電圧の受信信号Inbが正の電圧の信号に反転されて供給される。一方、受信信号Inaが閾値VthMよりも小さい場合、すなわち、受信信号Inaが負の電圧の場合、正の電圧の受信信号Inbが比較回路82cの第1の入力端子に絶対値として供給される。また、比較回路82cの第2の入力端子には、負の電圧の受信信号Inaが正の電圧の信号に反転されて供給される。
このように、受信信号Inaが正の電圧の場合には、比較回路82cの第1の入力端子に絶対値として受信信号Inaが供給され、受信信号Inaが負の電圧の場合には、第1の入力端子に絶対値として受信信号Inbが供給される。これにより、受信信号Inaの絶対値と閾値VthHとを比較することと同様の効果が得られる。
たとえば、比較回路82cは、負の電圧である受信信号Inaの絶対値が、閾値VthHよりも大きい場合、“0”を出力し、閾値VthHよりも小さい場合、“1”を出力する。
PAM受信回路82のその他の動作は、第1の実施の形態のPAM受信回路11と同様であり、PAM受信回路82は、PAM受信回路11と同様の効果を有する。
なお、絶対値回路82bは、少ないトランジスタ数(図8の例では4つ)で実現でき、図3に示したような比較回路21〜23を3つ用いるようなPAM受信回路20よりも回路規模を縮小できる。
また、絶対値回路82bは、電源端子VDDと基準電源端子VSSとの間に接続されるような回路ではないため、電力をほとんど消費しない。そのため、PAM受信回路82及びそれを含む受信装置80の省電力化が可能である。
なお、閾値VthHの代わりに、閾値VthLを用いることもできる。その場合、pMOS82b1,82b2をそれぞれnMOSとし、nMOS82b3,82b4をそれぞれpMOSとすればよい。また、比較回路82aが出力するMSBの値を反転するインバータ回路を設けて、インバータ回路の出力が絶対値回路82bの各トランジスタのゲートに供給されるようにしてもよい。これにより、比較回路82cは、実質的に受信信号Inの絶対値に−1を乗じた値と、閾値VthLとを比較した比較結果に基づいて、LSBを出力するようになり、閾値VthHを用いた上記の例と同様の効果が得られる。
また、グレイコードも上記の例には限定されない。
(受信装置の他の例)
前述したように、閾値VthHの代わりに閾値VthLを用いることもできる。
図9は、閾値VthLを用いたPAM受信回路及び受信装置の一例を示す図である。図9において、図1に示した要素と同じ要素については同一符号が付されている。
受信装置90において、PAM受信回路91の絶対値回路91aは、受信信号INと閾値VthMとの差の絶対値の符号を正から負に反転した負値を出力する。図9には、図1に示した波形と同様の受信信号Inの波形と、絶対値回路91aの出力波形が示されている。絶対値回路91aの出力波形は、受信信号Inが正の電圧のときの波形が負の電圧に反転された波形となっている。
比較回路91bの第1の入力端子には、絶対値回路91aが出力する負値が供給される。また比較回路91bの第2の入力端子には、閾値VthLが供給される。比較回路91aは、絶対値回路91aが出力する負値が、閾値VthLよりも小さい場合にLSBとして“0”を出力し、閾値VthLよりも大きい場合にLSBとして“1”を出力する。これにより、閾値VthHを用いた上記の例と同様の効果が得られる。
なお、たとえば、図6に示した絶対値回路52bにおいて、閾値VthHの代わりに閾値VthLを用い、pMOSをnMOSに変え、nMOSをpMOSに変えることで、図9に示した絶対値回路91aと同様の機能が実現される。また、たとえば、図8に示した絶対値回路82bにおいて、閾値VthHの代わりに閾値VthLを用い、pMOSをnMOSに変え、nMOSをpMOSに変えることで、図9に示した絶対値回路91aと同様の機能が実現される。
以上、実施の形態に基づき、本発明のPAM受信回路及び受信装置の一観点について説明してきたが、これらは一例にすぎず、上記の記載に限定されるものではない。
10 受信装置
11 PAM受信回路
11a,11c 比較回路
11b 絶対値回路
12 論理回路

Claims (7)

  1. 3つの閾値で区切られた4つの電位レベルのそれぞれにグレイコードで2ビット値が対応付けられた4値パルス振幅変調の受信信号と、前記3つの閾値のうち中心の第1の閾値とを比較した比較結果に基づいて、前記2ビット値のうち第1のビット値を出力する第1の比較回路と、
    前記受信信号と前記第1の閾値との差の絶対値、または、前記絶対値の符号を正から負に反転した負値を出力する絶対値回路と、
    前記3つの閾値のうち前記第1の閾値よりも大きい第2の閾値と前記絶対値とを比較した比較結果、または前記3つの閾値のうち前記第1の閾値よりも小さい第3の閾値と前記負値とを比較した比較結果に基づいて、前記2ビット値のうち第2のビット値を出力する第2の比較回路と、
    を有するPAM受信回路。
  2. 前記第1の比較回路は、前記受信信号が前記第1の閾値よりも大きい場合、前記第1のビット値として1を出力し、前記受信信号が前記第1の閾値よりも小さい場合、前記第1のビット値として0を出力し、
    前記第2の比較回路は、前記絶対値が前記第2の閾値よりも大きい場合、または、前記負値が前記第3の閾値よりも小さい場合、前記第1のビット値として0を出力し、前記絶対値が前記第2の閾値よりも小さい場合、または、前記負値が前記第3の閾値よりも大きい場合、前記第1のビット値として1を出力する、
    請求項1に記載のPAM受信回路。
  3. 前記4つの電位レベルのうち、最も低い第1の電位レベルに対応付けられた前記2ビット値が、00であり、前記第1の電位レベルの次に低い第2の電位レベルに対応付けられた前記2ビット値が、01であり、前記第2の電位レベルの次に低い第3の電位レベルに対応付けられた前記2ビット値が、11であり、最も高い第4の電位レベルに対応付けられた前記2ビット値が、10である場合、
    前記第1のビット値がMSBであり、前記第2のビット値がLSBである、
    請求項2に記載のPAM受信回路。
  4. 前記絶対値回路は、前記第1のビット値が0か1かによって、前記第2の比較回路の第1の入力端子と第2の入力端子に供給される前記受信信号と、前記第2の閾値または前記第3の閾値と、を入れ替える、
    請求項1乃至3の何れか一項に記載のPAM受信回路。
  5. 前記受信信号は、第1の受信信号と前記第1の受信信号に対して位相が180度異なる第2の受信信号とを含み、
    前記絶対値回路は、前記第1のビット値が0か1かによって、前記第2の比較回路の第1の入力端子に前記第1の受信信号を供給するか、前記第2の受信信号を供給するかを入れ替える、
    請求項1乃至3の何れか一項に記載のPAM受信回路。
  6. 前記第1の閾値は0Vである、請求項1乃至5の何れか一項に記載のPAM受信回路。
  7. 3つの閾値で区切られた4つの電位レベルのそれぞれにグレイコードで2ビット値が対応付けられた4値パルス振幅変調の受信信号と、前記3つの閾値のうち中心の第1の閾値とを比較した比較結果に基づいて、前記2ビット値のうち第1のビット値を出力する第1の比較回路と、前記受信信号と前記第1の閾値との差の絶対値、または、前記絶対値の符号を正から負に反転した負値を出力する絶対値回路と、前記3つの閾値のうち前記第1の閾値よりも大きい第2の閾値と前記絶対値とを比較した比較結果、または前記3つの閾値のうち前記第1の閾値よりも小さい第3の閾値と前記負値とを比較した比較結果に基づいて、前記2ビット値のうち第2のビット値を出力する第2の比較回路と、を備えるPAM受信回路と、
    前記グレイコードに応じて、前記第1のビット値と前記第2のビット値の一方をMSB、他方をLSBとして用いて論理演算を行う論理回路と、
    を有する受信装置。
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