JP2018125767A - アンテナ - Google Patents

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佑一郎 山口
佳紘 新原
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佳紘 新原
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Yasushi Kan
寧 官
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Hiroiku Tayama
博育 田山
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Abstract

【課題】導体板に近接して配置された状態で運用されるアンテナにおいて、エレメントと導体板との重畳領域の面積に対する依存性を抑制すること。
【解決手段】先端部(12a)を三方から取り囲む第1の無給電素子(14)と、中間部(12b)を挟み込むと共に第1の無給電素子(14)と絶縁された、第2の無給電素子(15a)及び第3の無給電素子(15b)と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、アンテナに関する。
無線通信の用途拡大に伴い、従来から利用されていたFM/AM放送や地上波デジタル放送等の周波数帯域で動作するアンテナに加えて、3G(3rd Generation:第3世代携帯電話)やLTE(Long Term Evolution)等のより高周波な周波数帯域で動作するアンテナが自動車に搭載されるようになっている。
これらのアンテナを自動車に搭載する方法として、アンテナを内蔵した車載用アンテナ装置をルーフ等に取り付ける方法が知られている。この場合、車載用アンテナ装置をできるだけ目立たなくすることが自動車の美観を高めるために重要になる。例えば、特許文献1には、車載用アンテナ装置をできるだけ目立たなくし、自動車の美観を高めるための技術として、スポイラーを筐体とする車載用アンテナ装置が開示されている。
特許文献1の図2に示されているように、この車載用アンテナ装置は、車体のルーフの後端に搭載されたスポイラーの内部に、LTE用のアンテナを内蔵したものである。
また、特許文献1の図4には、アンテナを構成するエレメントの一部をルーフの後端部を構成する金属部材に重畳させて配置した車載用アンテナ装置が開示されている。エレメントの一部をルーフの後端部を構成する金属部材に重畳させることによって、ルーフを横断する方向(車体の前方向)に対する放射利得を高めることができる。
国際公開2016/125876号公報(2016年8月11日公開)
しかしながら、特許文献1の図4に示されているように、エレメントの一部をルーフの後端部を構成する金属部材に重畳させてアンテナを配置する場合、アンテナの入力インピーダンスは、エレメントがルーフに対して重畳する領域である重畳領域の面積の変化に対して敏感に反応する。なぜなら、導体板により構成されたルーフがエレメントに近接することによって、エレメントとルーフとの間に生じる容量が大きく変化するためである。
そのため、このようアンテナを内蔵するスポイラーを車体のルーフの後端に取り付けたとき、車種の違いに応じて、ルーフに対するエレメントの重畳領域の面積が変化し、アンテナの入力インピーダンスが変化する可能性があった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、導体板に近接して配置された状態で運用されるアンテナであって、エレメントと導体板との重畳領域の面積に依存することなく所望の入力インピーダンスを発揮するアンテナを提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るアンテナは、第1のエレメントと、第2のエレメントと、前記第1のエレメントの端部のうち、給電領域から遠い方の端部を三方から取り囲む第1の無給電素子と、前記第1のエレメントの中間部を挟み込む第2の無給電素子及び第3の無給電素子であって、前記第1の無給電素子と絶縁された第2の無給電素子及び第3の無給電素子と、を備えている。
本アンテナにおいて、第1のエレメントの給電領域から遠い方の端部と、第1の無給電素子との間には、所定の容量が形成される。そのため、第1のエレメントの当該端部の一部が導体板(例えば自動車の車体の一部であるルーフを構成する)に重畳するように配置された場合に、エレメントが導体板に対して重畳する領域(以下、重畳領域)の面積が変化した場合であっても、第1のエレメントと導体板との間に生じる容量の変化を抑制することができる。その結果、このアンテナは、重畳領域の面積に対する依存性を抑制することができる。
また、第2,第3の無給電素子は、中間部のインピーダンスと、同軸ケーブルのインピーダンスとの不整合に起因する反射を抑制することができる。
上記の構成によれば、本アンテナは、重畳領域の面積の大小にかかわらず所望の入力インピーダンスを発揮することができる。したがって、導体板に近接した位置に配置して運用するアンテナであって、エレメントと導体板との重畳領域の面積に依存することなく所望の入力インピーダンスを発揮するアンテナを提供することができる。
また、本発明の一態様に係るアンテナは、前記第1のエレメント及び前記第2のエレメントに接続された給電ケーブルを更に備え、前記第1のエレメントは、前記給電ケーブルのコールド側導体に接続されており、前記第2のエレメントは、前記給電ケーブルのホット側導体に接続されていることが好ましい。
上記の構成によれば、第1のエレメントを給電ケーブルのホット側導体に接続し、第2のエレメントを給電ケーブルのコールド側導体に接続した場合と比較して、入力インピーダンスにおける重畳領域の面積に対する依存性を更に抑制することができる。
また、本発明の一態様に係るアンテナは、前記第1のエレメントの端部のうち前記給電領域に近い方の端部には、当該第1のエレメントの他の部分よりも幅の広い根本部が設けられていることが好ましい。
第1のエレメントの根本部は、第1のエレメントのなかで第2のエレメントに最も近接する部分である。第2のエレメントに近接する部分の幅が他の部分よりも幅が広いことによって、第1のエレメントは、コールド側のエレメントとして好適に動作することができる。
また、第1のエレメントが根本部を備えていることによって、アンテナの共振周波数を増やすことができる。したがって、アンテナの動作帯域を広帯域化することができる。
また、本発明の一態様に係るアンテナにおいて、前記根本部と前記第2の無給電素子との間のギャップ、及び、前記根本部と前記第3の無給電素子との間のギャップは、当該根本部の中央から当該根本部の外側へ向かうほど広くなることが好ましい。
上記の構成によれば、第1のエレメントと、第2及び第3の無給電素子との間に生じる容量をギャップに応じて調整することができるので、第1のエレメントのインピーダンスを給電ケーブルのインピーダンスに容易に整合させることができる。したがって、第1のエレメントにおける反射損失を抑制することができる。
また、本発明の一態様に係るアンテナにおいて、前記第1の無給電素子は、前記第2の無給電素子の外側に沿って伸びる第1の延伸部と、前記第3の無給電素子の外側に沿って伸びる第2の延伸部とを備えていることが好ましい。
上記の構成によれば、近接する第1のエレメントの先端部から仮想的に給電された第1の無給電素子において、第1の延伸部及び第2の延伸部は、放射素子として機能する。したがって、アンテナの共振周波数を増やすことができるので、アンテナの動作帯域を広帯域化することができる。
また、本発明の一態様に係るアンテナにおいて、前記第1の延伸部の仮想的な電気長と、前記第2の延伸部の仮想的な電気長とは、互いに異なることが好ましい。
上記の構成によれば、動作帯域内における入力インピーダンスを更に平坦化することができる。
本発明の一態様によれば、導体板に近接して配置された状態で運用されるアンテナであって、エレメントと導体板との重畳領域の面積に依存することなく所望の入力インピーダンスを発揮するアンテナを提供することができる。
本発明の実施の形態に係るアンテナの構成を示す平面図である。 (a)は、図1に示したアンテナの領域R1の拡大図であり。(b)は、図1に示したアンテナの領域R2の拡大図である。 図1に示したアンテナを導体板の近傍に配置した場合を示す分解斜視図である。 (a)は、図3に示した状態のアンテナの平面図である。(b)は、図3に示した状態のアンテナの右側面図である。 (a)は、本発明の実施の形態に係るアンテナを搭載する車体の斜視図である。(b)は、(a)に示した車体の拡大平面図である。 本発明の実施例であるアンテナのVSWR特性を示すグラフである。 比較例であるアンテナの構成を示す平面図である。 図7に示したアンテナのVSWR特性を示すグラフである。
本発明の一実施形態に係るアンテナ10ついて、図1〜図4を参照して説明する。アンテナ10は、LTE(Long-Term Evolution)用の周波数帯域をカバーするアンテナであって、複数の共振点を有するアンテナである。
図1は、アンテナ10の構成を示す平面図である。図2の(a)は、アンテナ10の領域R1(図1参照)の拡大図である。図2の(b)は、アンテナ10の領域R2(図1参照)の拡大図である。図3は、アンテナ10を導体板50の近傍に配置した場合を示す分解斜視図である。図4の(a)は、図3に示した状態のアンテナ10の平面図である。図4の(b)は、図3に示した状態のアンテナ10の右側面図である。
(アンテナ10の構成)
図1に示すように、アンテナ10は、基板11、エレメント12、エレメント13、無給電素子14、及び無給電素子対15を備えている。無給電素子対15は、無給電素子15aと、無給電素子15bとからなる。エレメント12、エレメント13、無給電素子14、無給電素子15a、及び無給電素子15bの各々は、それぞれ、請求の範囲に記載の第1のエレメント、第2のエレメント、第1の無給電素子、第2の無給電素子、及び第3の無給電素子である。
<基板11>
基板11は、可撓性を有するフィルム状の誘電体材料によって構成されている。基板11が可撓性を有することにより、図3及び図4を参照して後述するようにアンテナ10を支持体30に対して巻き付けることができる。基板11を構成する材料として、本実施形態ではポリイミド樹脂を採用している。しかし、ポリイミド樹脂は、誘電体材料の一例であり、これに限定されない。本実施形態において、基板11の形状は、長方形である。本実施形態において、基板11の長辺に平行な方向を長手方向と呼び、基板111の短辺に平行な方向を幅方向と呼ぶ。
エレメント12,13、及び無給電素子14,15a,15bの各々は、何れも、導体箔(本実施形態においては銅箔)からなる薄板状の部材であり、基板11の一方の表面上にパターニングされている。エレメント12,13は、給電ケーブル(例えば、図3に示した同軸ケーブル20)から給電を受ける。アンテナ10は、フィルムアンテナとも呼べるし、FPC(Flexible printed circuits)基板とも呼べる。
<エレメント12>
エレメント12は、先端部12a、中間部12b、根本部12c、接続部12d、及び接続部12eにより構成されている。エレメント12は、基板11の長手方向に沿って延伸された、およそ帯状の形状を有する。基板11の長手方向に沿ってみた場合に、根本部12cは、エレメント12の一方の端部(図1に示した直線AAに近い側の端部)を構成し、先端部12aは、エレメント12の他方の端部(直線AAから遠い側の端部)を構成する。
エレメント12のうち、後述する無給電素子14の本体14aに取り囲まれている部分が先端部12aであり、後述する無給電素子対15に挟み込まれた部分が中間部12bである。また、根本部12cは、先端部12a及び中間部12bより幅が広い。
基板11の長手方向に沿ってみたときに、根本部12cは、基板11の中途区間に配置されている。根本部12cを長手方向に沿ってみた場合、一方の端部の幅は、基板11の短辺の長さとほぼ等しく、他方の端部の幅は、上記一方の端部の幅より狭められている。根本部12cの幅は、上記一方の端部から上記他方の端部に近づくにしたがって徐々に狭くなる。そのため、根本部12cの形状は、盃型(グラス型)である。なお、根本部12cの上記一方の端部の中央には、長方形状の切り欠きが設けられている。
根本部12cの上記他方の端部からは、長手方向に沿い、且つ、直線AAから遠ざかる方向に帯状部材が延伸されている。エレメント12の帯状部材は、根本部12cに近い側から順番に配置された接続部12e、中間部12b、接続部12d、及び先端部12aにより構成されている。なお、図1に示した直線CCは、接続部12dと先端部12aとの境界を示す直線である。
このように、エレメント12において、根本部12cの幅は、エレメント12の他の部分(接続部12e、中間部12b、接続部12d、及び先端部12a)の幅よりも広い。なお、根本部12cと無給電素子15aとの間のギャップW3及び根本部12cと無給電素子15bとの間のギャップW4(図2の(b)参照)については、無給電素子対15の項にて後述する。
先端部12aと中間部12bとの間に接続部12dが挿入されていることによって、後述する無給電素子14と無給電素子対15とが短絡することを防止できる。また、中間部12bと根本部12cとの間に接続部12eが挿入されていることによって、根本部12cと後述する無給電素子対15とが短絡することを防止できる。なお、接続部12d及び接続部12eの形状(特に接続部12dの形状)は、図1に示した形状に限定されるものではない。
<エレメント13>
エレメント13は、根本部13a、中間部13b、及び先端部13cにより構成されている。根本部13aは、根本部12cの切り欠きに沿って配置された長方形状の部分である。根本部13aの一方の端部(直線AAに近い側の端部)からは、長手方向に沿い、且つ、直線AAから遠ざかる方向のうちエレメント12の帯状部材が延伸されている方向と逆の方向に帯状導体が延伸されている。したがって、図1に示した直線AAは、エレメント12とエレメント13との主たる境界を示す直線である。
エレメント13の帯状導体は、根本部13aに近い側から順番に配置された中間部13b及び先端部13cにより構成されている。先端部13cの幅は、一定であり、基板11の短辺の長さとほぼ等しい。したがって、先端部13cの幅は、根本部13aの幅よりも広い。図1に示した直線BBは、中間部13bと先端部13cとの境界を示す直線である。
中間部13bの幅は、(1)先端部13cとの境界(直線BBの位置)において先端部13cの幅と等しく、(2)根本部13aとの境界(直線AAの位置)において根本部13aの幅と等しく、(3)先端部13cとの境界から根本部13aとの境界に近づくにしたがって徐々に狭くなる。そのため、中間部13bの形状は、盃型(グラス型)と表現できる。
アンテナ10は、給電ケーブルを構成する一方の導体をエレメント12の根本部12cに接続し、給電ケーブルを構成する他方の導体をエレメント13の根本部13aに接続して運用することを想定して設計されている。そこで、給電ケーブルが接続される、根本部12cの切り欠き近傍の領域と、根本部13aとを含む領域を給電領域RFと称する。給電領域RFは、直線AAの近傍であって、エレメント12の帯状導体が延伸されている側に位置する。
したがって、エレメント12において、根本部12cは、給電領域RFに近い側の端部を構成し、先端部12aは、給電領域RFから遠い側の端部を構成する。また、エレメント13において、根本部13aは、給電領域RFに近い側の端部を構成し、先端部13cは、給電領域RFから遠い側の端部を構成する。
<無給電素子14>
無給電素子14は、本体14a、サブ素子14b、及びサブ素子14cにより構成されている。サブ素子14b及びサブ素子14cの各々は、それぞれ、請求の範囲に記載の第1の延伸部及び第2の延伸部である。
本体14aは、エレメント12の先端部12aに近接して配置されており、且つ、先端部12aを三方から取り囲むように配置されている。本体14aの形状は、幅が基板11の幅とほぼ等しい長方形をベースにする。この長方形を構成する幅方向に沿う二辺のうち直線AAに近い側の辺(以下、本体14aの一方の端辺と称する)の中央には、先端部12aの形状に沿う長方形状の切り欠きが設けられている。本体14aの一方の端辺の位置は、直線CCの位置と一致する。このように設けられた本体14aの切り欠きの内部に、先端部12aが近接して配置されている。
このように構成された無給電素子14において、本体14aと先端部12aとのギャップW1(図2の(a)参照)は、先端部12aを取り囲む三方において均一になるように定められている。なお、先端部12aの幅及びギャップW1は、先端部12aと本体14aとの間に生じるインピーダンスが仮想的な給電点として好ましい値となるように適宜定められている。
本体14aを含む無給電素子14を備えていることによって、先端部12aと、無給電素子14の本体14aとの間には、所定の容量が形成される。そのため、本体14aの一部が導体板(例えば自動車の車体の一部であるルーフを構成する)に重畳するように配置された場合に、エレメント12の先端部12aが導体板に対して重畳する領域(以下、重畳領域)の面積が変化した場合であっても、エレメント12と導体板との間に生じる容量の変化を抑制することができる。その結果、アンテナ10は、入力インピーダンスにおける、重畳領域の面積に対する依存性を抑制することができる。
本体14aの一方の端辺のうち上記切り欠きが設けられていない2つの部分の各々からは、それぞれ、サブ素子14b及びサブ素子14cが長手方向のうち直線AAに近づく方向に延伸されている。サブ素子14b及びサブ素子14cの各々は、後述する無給電素子15aの外側及び無給電素子15bの外側に沿って伸びている。
先端部12aに近接して本体14aが配置されていることによって、先端部12aと本体14aとの間には電磁気的な結合が生じる。その結果として、先端部12aと本体14aとの境界領域は、仮想的な給電点として機能する。換言すれば、無給電素子14は、エレメント12から絶縁された無給電素子であるものの一種のエレメントとして機能する。
サブ素子14bにおいて、直線CCから長手方向に沿って測った場合の長さをサブ素子14bのエレメント長と呼ぶ。同様に、サブ素子14cにおいて、直線CCから長手方向に沿って測った場合の長さをサブ素子14cのエレメント長と呼ぶ。サブ素子14bのエレメント長は、サブ素子14cのエレメント長より長くなるように設定されている。したがって、サブ素子14bの仮想的な電気長は、サブ素子14cの仮想的な電気長よりも長い。
<無給電素子対15>
上述したように、無給電素子対15は、無給電素子15aと、無給電素子15bとからなる。無給電素子15a及び無給電素子15bの各々は、エレメント12の中間部12bを挟み込むように、中間部12bの両側(幅方向に沿ってみた場合の両側)に近接して配置されている。なお、無給電素子15aは、無給電素子14及びエレメント12の何れとも絶縁されている。同様に、無給電素子15bは、無給電素子及びエレメント12の何れとも絶縁されている。
無給電素子15aは、一方の斜辺である斜辺15a1が湾曲しているものの略台形の形状を有する。すなわち、中間部12bの延伸されている方向に沿って配置された2辺(略台形の下底及び上底をなす2辺)は、互いに平行である。なお、本実施形態では、下底及び上底は、何れも中間部12bの延伸されている方向に平行である。
無給電素子15bは、中間部12bの中心線(中間部12bの幅方向における中点を結んだ線)を対称軸として、無給電素子15aと線対称な関係にある。すなわち、無給電素子15bは、無給電素子15aと同様に斜辺15b1が湾曲しているものの略台形の形状を有する。
無給電素子15a及び無給電素子15bにより構成される無給電素子対15において、中間部12bに近い側を内側と呼び、中間部12bに遠い側を外側と呼ぶ。したがって、無給電素子15aの下底は、無給電素子15aの最も内側の輪郭を構成し、無給電素子15bの上底は、無給電素子15aの最も外側の輪郭を構成する。また、斜辺15a1は、無給電素子15aの外側の輪郭n一部を構成する。無給電素子15bの内側及び外側についても、無給電素子15aと同様に定める。
このように構成された無給電素子対15において、無給電素子15a及び無給電素子15bの各々と中間部12bとのギャップW2(図2の(a)参照)は、均一になるように定められている。なお、中間部12bの幅及びギャップW2は、中間部12bと無給電素子対15との間に生じるインピーダンスが給電ケーブルのインピーダンスと整合するように適宜定められている。このように、中間部12bのインピーダンスと、給電ケーブルの隠微ーダンスとを整合させることによって、中間部12bと給電ケーブルとのインピーダンス不整合に起因する反射を抑制することができる。
上述した無給電素子14と無給電素子対15とを備えたアンテナ10は、重畳領域の面積の大小にかかわらず所望の入力インピーダンスを発揮することができる。したがって、導体板に近接した位置に配置して運用するアンテナであって、エレメントと導体板との重畳領域の面積に依存することなく所望の入力インピーダンスを発揮するアンテナを提供することができる。
なお、アンテナ10においては、エレメント12を給電ケーブルのコールド側導体に接続し、エレメント13を給電ケーブルのホット側導体に接続して運用することが好ましい。エレメント12をホット側導体に接続し、エレメント13を給電ケーブルのコールド側導体に接続した場合と比較して、入力インピーダンスにおける重畳領域の面積に対する依存性を更に抑制することができる。
具体的には、図2の(b)に示すように、給電領域Rfに含まれるエレメント12(根本部12c)の一部をコールド側の給電点Pcと定め、給電領域Rfに含まれるエレメント13(根本部13a)の一部をホット側の給電点Phと定める。アンテナ10に対して給電ケーブルを接続する場合には、給電点Pcに対して給電ケーブルのコールド側導体を接続し、給電点Phに対して給電ケーブルのホット側導体を接続する。給電点Pc,Phに対する給電ケーブルの接続は、例えば半田を用いて実施することができる。
なお、本実施形態において、先端部12aの幅と中間部12bの幅とを比較した場合、中間部12bの幅の方が広くなっている。これは、あくまでも、(1)先端部12aと本体14aとの間に生じるインピーダンス、及び、(2)中間部12bと無給電素子対15との間に生じるインピーダンスの各々が好適な値になるように設計した結果である。したがって、先端部12aの幅と中間部12bの幅との大小関係に制限はない。
また、図2の(b)に示すように、エレメント12の根本部12cは、エレメント12のなかでエレメント13に最も近接する部分である。エレメント13に近接する部分である根本部12cの幅が他の部分(先端部12a、中間部12b、接続部12d、及び接続部e)よりも幅が広いことによって、エレメント12は、コールド側のエレメントとして好適に動作することができる。
また、エレメント12が根本部12cを備えていることによって、アンテナ10の共振周波数を増やすことができる。したがって、アンテナの動作帯域を広帯域化することができる。
なお、エレメント12とエレメント13との間に生じるインピーダンスが所望の値となるように、エレメント12とエレメント13とのギャップW5,W6の各々は、エレメント13の幅方向に沿ってみた場合に、エレメント13の中央において狭く、外側において広く構成されている。
また、無給電素子15aと根本部12cとのギャップW3は、根本部12cの幅方向(直線AAに沿う方向)に沿ってみた場合に、根本部12cの中央から根本部12cの外側へ向かうほど広くなるように構成されている(図2の(b)参照)。同様に、無給電素子15bと根本部12cとのギャップW4は、根本部12cの幅方向に沿ってみた場合に、根本部12cの中央から根本部12cの外側へ向かうほど広くなるように構成されている。
エレメント12と、無給電素子15a,15bとの間に生じる容量は、ギャップW3,W4を用いて調整することができる。したがって、アンテナ10は、エレメント12のインピーダンスを給電ケーブルのインピーダンスに容易に整合させることができる。したがって、アンテナ10は、エレメント12における反射損失を抑制することができる。
ギャップW3,W4をこのように構成するために、根本部12cは、無給電素子15aの斜辺15a2と対向する辺、及び、無給電素子15bの斜辺15b2と対向する辺の各々が4分の1楕円により構成されている。すなわち、根本部12cは、盃型の形状を有する。この構成によれば、無給電素子15a,15bの面積を減少させることなくギャップW3,W4を根本部12cの中央において狭く、外側において広く構成することができる。
また、上述したように、サブ素子14b及びサブ素子14cの各々は、無給電素子15aの外側及び無給電素子15bの外側に沿って伸びている。無給電素子15a及び無給電素子15bが略台形とすることによって、無給電素子15a及び無給電素子15bの面積を過度に狭めることなく、無給電素子15a及び無給電素子15bの各々の外側に、サブ素子14b及びサブ素子14cの各々を配置することができる。また、斜辺15a1及び斜辺15b1が略台形の内部に向かって湾曲していることによって、サブ素子14b及びサブ素子14cの各々のエレメント長をより長く設定することができる。
無給電素子14がサブ素子14b及びサブ素子14cを備えていることによって、アンテナ10の共振周波数を増やすことができる。したがって、アンテナの動作帯域を広帯域化することができる。また、サブ素子14b及びサブ素子14cの各々のエレメント長は、異なっていることが好ましい。これにより、サブ素子14b及びサブ素子14cの各々の仮想的な電気長を異ならせることができるので、アンテナ10の共振周波数を更に増やすことができる。
(導体板近傍への配置)
アンテナ10は、自動車の車体に搭載した状態で運用するアンテナとして用いることを想定している。例えば、図5を参照して後述するように、車体101のルーフ120の後端に搭載されるスポイラー116の内部に収容する場合が想定される。その場合、アンテナ10には、給電ケーブルの一態様である同軸ケーブル20が接続され、図3に示す支持体30に巻き付けた状態でスポイラー116の内部に収容される。なお、図4においては、支持体30の図示を省略している。
図3及び図4に示した導体板50は、図5の(b)に示したルーフ120のスポイラー固定部121dを模したものである。車体101の前方向は、図3及び図4に示した座標系におけるy軸正方向に対応する。
支持体30は、壁31〜壁36によって6方を囲まれた略直方体である。壁31及び壁36は、互いに対向しており、図示した座標系におけるxy平面に沿って配置されている。壁32及び壁35は、互いに対向しており、図示した座標系におけるzx平面に沿って配置されている。壁33及び壁34は、互いに対向しており、図示した座標系におけるyz平面に沿って配置されている。図3に示した状態において、壁31は上壁であり、壁32は後側壁であり、壁33は右側壁であり、壁34は左側壁であり、壁35は前側壁であり、壁36は下壁である。
アンテナ10は、(1)先端部13cが壁36に接し、(2)中間部13bが壁32に接し、(3)根本部13a、根本部12c、接続部12e、中間部12bの一部、及び無給電素子対15の一部が壁31に接するように、支持体30に対して巻き付けられる。なお、支持体30に対してアンテナ10を固定するための方法としては、既存の方法を適宜利用することができる。例えば、両面テープや、樹脂製の接着剤などの固定手段を用いてアンテナ10を支持体30に接着してもよい。また別の案として、例えば支持体30の壁31と壁36とに突起を設けておきその突起にアンテナ10を引っかける構成を採用してもよい。
このような支持体30に巻き付けたアンテナ10をルーフ120の後端に搭載する場合、ルーフ120の後端からルーフ120を横断する方向、すなわち、車体101の前方向への放射利得を高めるために、アンテナ10のエレメント12の先端部12aをルーフ120の後端に重畳させることが好ましい。図3及び図4に示した状態でいえば、先端部12aを導体板50に対して重畳させることが好ましい。このとき、アンテナ10のうち導体板50に重畳する領域を重畳領域R3とする。
エレメント12が延伸されている方向(図示した座標系におけるy軸方向)に沿って先端部12aを測った場合の長さを長さL1とする。また、エレメント12が延伸されている方向に沿って、先端部12aのうち重畳領域R3に含まれている部分を測った場合の長さを長さL2とする。
アンテナ10は、先端部12aを取り囲む無給電素子14を備えているため、L2が、0<L2≦L1の範囲内であれば、L2が変更された場合であっても、エレメント12と導体板50との間に生じる容量の変化を抑制することができる。したがって、アンテナ10は、入力インピーダンスにおける重畳領域R3の面積に対する依存性を抑制することができる。
したがって、アンテナ10を自動車に搭載する場合に、搭載位置に関する自由度を高めることができる。換言すれば、アンテナ10は、従来のアンテナと比較して汎用性が高いアンテナであり、その設計を変更することなく様々な車種に搭載することができる。結果として、アンテナ10は、搭載する車種に応じて設計をしなおす(設計を最適化する)必要がないため、製造コストを抑制することができる。
〔自動車への搭載例〕
アンテナ10を自動車に搭載する場合の搭載例について、図5を参照して説明する。図5の(a)は、アンテナ10を搭載する車101体の斜視図である。図5の(b)は、図5の(a)に示した車体101の拡大平面図である。
車体101は、ハッチバック型の車体である。車体101において、ルーフ120を含む外板(ボディパネル)は、鋼板及びアルミ板等の金属部材によって構成され、ルーフ120がなす面は略水平である。すなわち、ルーフ120は水平面に沿って形成され車体101の上下方向と交わっている。ルーフ120は、図3に示した導体板50の具体例である。ここでは、ルーフ120に沿う方向は水平面(図示した座標系におけるxy平面)に沿う方向と同義であり、ルーフ120に交わる方向は水平面に交わる方向と同義である。
図5に示すように、アンテナ10は、筐体として機能するスポイラー116に収容されたうえで、ルーフ120の後端に搭載される。したがって、アンテナ10は、同軸ケーブル20、支持体30、及びスポイラー116とともに車載用アンテナ装置110を構成する。
車体101のハッチゲート121は、その下部を構成するハッチゲートパネル121aと、その上部を構成する枠体121cと、リヤガラス121bと、により構成されている。枠体121cは、一対の縦柱と一対の横柱とによって構成されており、その枠内にリヤガラス121bが設けられている。枠体121cの一対の横柱のうちルーフ120に近接する側(上側)の横柱は、図示しないヒンジによってルーフ120の後端に取り付けられている。ハッチゲートパネル121a及び枠体121cは、金属部材によって構成されている。
枠体121cの一対の横柱のうち上側の横柱の一部には、スポイラー固定部121dが設けられている。枠体121cの上側の横柱の一部を後方に迫り出させ、このせり出させた部分をスポイラー固定部121dとして用いる。スポイラー固定部121dは、枠体121cと同様に金属部材により構成されている。スポイラー固定部121dのスポイラー116が取り付けられる面は、ルーフ120がなす面と同様に、およそ天頂方向を向いており、水平面に沿っている。したがって、スポイラー固定部121dは、ルーフ120の後端部を形成している。本実施の形態においてスポイラー固定部121dは、枠体121cと一体に形成された金属部材であるが、枠体121cとは別体に成形され枠体121cにボルト等によって固定された金属部材であってもよい。
スポイラー固定部121dには、図示しない固定手段(例えばボルト等)によってスポイラー116が取り付けられている。スポイラー固定部121dに固定されることによって、スポイラー116の上面とルーフ120全体の上面とが略面一に並ぶ。スポイラー116は、車体101の美観を向上させる、車体101の空力特性を改善する等の機能を有する他に、車載用アンテナ装置110の筐体として機能する。スポイラー116には、アンテナ10とストップランプ119とが内蔵されている。スポイラー116は、誘電体(例えば、樹脂)からなり、電磁波を透過する。
アンテナ10は、スポイラー116の内部のストップランプ119に干渉しない位置に配置されている。具体的には、スポイラー116の左右方向の中心に配置されたストップランプ119を避けて、アンテナ10は、ストップランプ119の左側にずらして配置されている。
〔実施例〕
図6は、アンテナ10におけるVSWR(Voltage Standing Wave Ratio)の周波数依存性を示すグラフである。以下では、VSWRの周波数依存性のことをVSWR特性と呼ぶ。なお、図6には、L2=L1とした場合のVSWR特性と、L2=L1/2とした場合のVSWR特性とを示した。
本実施例のアンテナ10は、LTE用の周波数帯域のうち低周波側の周波数帯域である698MHz以上960MHz以下をターゲットとして設計したものであり、図1に示したアンテナ10において、基板11の長さを173mmとし、幅を40mmとすることによって得られた。
図6を参照すれば、本実施例のアンテナ10は、ターゲットとした周波数帯域より広い650MHz以上1000MHz以下の周波数帯域において、L2=L1とした場合のVSWR特性と、L2=L1/2とした場合のVSWR特性との間に生じる差を抑制し、且つ、何れの場合においても所望の入力インピーダンスを得ることができた。
〔比較例〕
図7は、アンテナ10に対する比較例に係るアンテナ60の概略構成を示す平面図である。アンテナ60は、基板61の一方の表面上に形成されたエレメント62及びエレメント63を備えている。エレメント62は、アンテナ10のエレメント12と同様に、同軸ケーブルの外側導体(コールド側の導体)に接続されている。エレメント63は、アンテナ10のエレメント13と同様に、同軸ケーブルの中心導体(ホット側の導体)に接続されている。アンテナ60は、特許文献1の図15に示したアンテナ91Bと同一の構成である。そのため、詳細な説明については省略する。
エレメント62が延伸されている方向(図示した座標系におけるy軸方向)に沿って、直線CCからエレメント62の先端までを測った場合の長さをL3とする。また、導体板50にエレメント62を重畳させて配置した場合において、エレメント62が延伸されている方向に沿って、エレメント62のうち重畳領域に含まれている部分を測った場合の長さを長さL4とする。アンテナ60における長さL3及び長さL4の各々は、それぞれ、アンテナ10における長さL1及び長さL2に対応する。
図8は、アンテナ60のVSWR特性を示すグラフである。図8には、L4=L3とした場合のVSWR特性と、L4=L3/2とした場合のVSWR特性とを示した。図6に示したアンテナ10のVSWR特性と比較して、L4=L3とした場合のVSWR特性と、L4=L3/2とした場合のVSWR特性との間に大きな差が生じていることが分かる。
L4=L3/2とした場合のVSWR特性は、LTE用のアンテナとして実用十分なものである。しかし、L4=L3とした場合のVSWR特性は、LTE用のアンテナとして実用十分なものとは言えない。このように、アンテナ60は、L4=L3とした場合に所望の入力インピーダンスを得ることができない。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
10 アンテナ
12 エレメント(第1のエレメント)
12a 先端部(給電領域から遠い方の端部)
12b 中間部
12c 根本部(給電領域に近い方の端部)
13 エレメント(第2のエレメント)
14 無給電素子(第1の無給電素子)
14b サブ素子(第1の延伸部)
14c サブ素子(第2の延伸部)
15a 無給電素子(第2の無給電素子)
15b 無給電素子(第3の無給電素子)
20 同軸ケーブル(給電ケーブル)
Pc 給電点(コールド側)
Ph 給電点(ホット側)
Rf 給電領域

Claims (6)

  1. 第1のエレメントと、
    第2のエレメントと、
    前記第1のエレメントの端部のうち、給電領域から遠い方の端部を三方から取り囲む第1の無給電素子と、
    前記第1のエレメントの中間部を挟み込む第2の無給電素子及び第3の無給電素子であって、前記第1の無給電素子と絶縁された第2の無給電素子及び第3の無給電素子と、を備えている、
    ことを特徴とするアンテナ。
  2. 前記第1のエレメント及び前記第2のエレメントに接続された給電ケーブルを更に備え、
    前記第1のエレメントは、前記給電ケーブルのコールド側導体に接続されており、
    前記第2のエレメントは、前記給電ケーブルのホット側導体に接続されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ。
  3. 前記第1のエレメントの端部のうち前記給電領域に近い方の端部には、当該第1のエレメントの他の部分よりも幅の広い根本部が設けられている、
    ことを特徴とする請求項2に記載のアンテナ。
  4. 前記根本部と前記第2の無給電素子との間のギャップ、及び、前記根本部と前記第3の無給電素子との間のギャップは、当該根本部の中央から当該根本部の外側へ向かうほど広くなる、
    ことを特徴とする請求項3に記載のアンテナ。
  5. 前記第1の無給電素子は、前記第2の無給電素子の外側に沿って伸びる第1の延伸部と、前記第3の無給電素子の外側に沿って伸びる第2の延伸部とを備えている、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のアンテナ。
  6. 前記第1の延伸部の仮想的な電気長と、前記第2の延伸部の仮想的な電気長とは、互いに異なる、
    ことを特徴とする請求項5に記載のアンテナ。
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