JP2018122202A - テラヘルツ波発生物を用いた活性水の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】事前にそれぞれの方法で処理された水に対して、その処理効果を保ちながらテラヘルツ波による活性化処理を加えるための方法に関する。
【解決手段】それぞれの方法で処理を施された水に、水を通さない隔壁あるいは膜を介して、テラヘルツ波を発生する物質をビーズ状にしたものと接触させることとによって活性化する。水を通さない隔壁あるいは膜として用いるものが、塩素分を含まないプラスチックとする。テラヘルツ波を発生するビーズとしては、テラヘルツ波を発生する天然鉱物を含む鉱物類を粉砕、混合、成型、焼成することによって得られる径1〜10mmのものを用いる。
【選択図】図1
【解決手段】それぞれの方法で処理を施された水に、水を通さない隔壁あるいは膜を介して、テラヘルツ波を発生する物質をビーズ状にしたものと接触させることとによって活性化する。水を通さない隔壁あるいは膜として用いるものが、塩素分を含まないプラスチックとする。テラヘルツ波を発生するビーズとしては、テラヘルツ波を発生する天然鉱物を含む鉱物類を粉砕、混合、成型、焼成することによって得られる径1〜10mmのものを用いる。
【選択図】図1
Description
本発明は、従来型の処理を行った水の特性を生かしつつ、テラヘルツ波発生物を作用させて活性水を製造するための方法に関する。
テラヘルツ波とは、周波数が0.1〜10THz、波長で言えば3〜300ミクロンの領域の電磁波で、電波と、光の一種である赤外線の中間の領域にあり、光と電波の性質を併せもっている。このテラヘルツ波がエネルギーを発生している例として、氷に作用して
その溶解を促進することが知られている。また特許文献1には、テラヘルツ波の検出方法が示されている。特許文献2は、それを利用した温風加熱卵の製造方法、特許文献3にはカーボナイ構造体の成長方法、特許文献4には細菌などの殺菌方法が示されている。また、病気治療に特別の効果のある温泉、あるいは各種の名水などがいくつか知られており、その詳細な機構は未解明であるが、そのいくつかは自然でのテラヘルツ波の効果であると推定されている。
その溶解を促進することが知られている。また特許文献1には、テラヘルツ波の検出方法が示されている。特許文献2は、それを利用した温風加熱卵の製造方法、特許文献3にはカーボナイ構造体の成長方法、特許文献4には細菌などの殺菌方法が示されている。また、病気治療に特別の効果のある温泉、あるいは各種の名水などがいくつか知られており、その詳細な機構は未解明であるが、そのいくつかは自然でのテラヘルツ波の効果であると推定されている。
テラヘルツ波の人工的発生法としては、ジャオロトロン、後進波管、遠赤外線レーザー、量子カスケードレーザー、自由電子レーザー、シンクロトロン放射、フォトミキシングソースなどを利用するいくつかの方法が知られているが、これらは高価な装置を必要とするので用途が限られる。それに対して、本発明者と同一の発明者らは、特許文献5で、テラヘルツ領域波を発生するパウダーを、アニオン性界面活性剤を加えた液に混合したものを土壌に散布することによる塩害地での作物栽培促進方法、また、特許文献6にはテラヘルツ波を発生する鉱物を含む粉状物をビーズ状のように成型したものを用いた健康回復法を示している。さらに、特許文献7には、ヘルツ領域波を発生する鉱物を含む粉状物をビーズ状のように成型したものを水に浸漬する活性水の製造方法が示されている。ただし、たとえば飲料用の活性水で特殊な処理を施したもの、たとえば高濃度酸素水などは、そこに直接、テラヘルツ波を発生するビーズを浸漬すると、水の高酸素濃度を下げるなどの問題を生じる。
本発明は、事前にそれぞれの方法で処理された水に対して、その処理効果を保ちながらテラヘルツ波による活性化処理を加えるための方法に関する。
本発明の課題を解決するための具体的手段の第1は、それぞれの方法で処理を施された水に、水を通さない隔壁あるいは膜を介して、テラヘルツ波を発生する物質をビーズ状にしたものを接触させることによって活性化することである。
0006において水を通さない隔壁あるいは膜として用いるものが、塩素分を含まないプラスチックとすることである。
0006、0007において、テラヘルツ波を発生するビーズとしては、テラヘルツ波を発生する天然鉱物を含む鉱物類を粉砕、混合、成型、焼成することによって得られる径1〜10mmのものを用いることである。
0006、0007乃至0008の方法によって、従来のそれぞれの方法で作られもので得られていた水の特性、たとえば高濃度酸素水などの特性を生かしながら、簡便な方法で効率的にテラヘルツ波の作用で活性化された水を製造することができる。
活性水と呼ばれているものには種々のものがある。たとえば、人体の医療用などに用いられる高濃度酸素水の製造方法としては、水は先ず活性炭でろ過し、その後逆浸透膜で再度ろ過が行われ、不純物が除去されて、純粋となった水に気液混合技術により酸素を可溶化し、1気圧の状態で高濃度の酸素を溶化する方法が知られている。また、逆に酸素濃度を下げた水、水素濃度を上げた水などが活性水として知られている。水を活性化させるには、水に触媒を入れる、渦を作る、電気を流した無誘導コイルを近づける、パルス磁場を印加するなどの方法が知られており、各種の用途に用いられている。本発明は、これらの種々の方法で活性された水の特性を生かしつつ、さらにテラヘルツ波を作用させて、作用効果を広げるための方法に関する。
テラヘルツ波は、波長域が3〜300ミクロンであり、生体の波長域、10ミクロン前後とほぼ重なっている。本発明でのテラヘルツ波の発生法としては、ジャオロトロン、後進波管、遠赤外線レーザー、量子カスケードレーザー、自由電子レーザー、シンクロトロン放射、フォトミキシングソースなどに依存せず、天然鉱物を利用する。テラヘルツ領域波を発生する鉱物としては、原子番号が57以上の元素が1種あるいはそれ以上含まれていることが望ましい。とくに好ましくは、ランタノイド系元素、アクチノイド系元素が含まれていることであるが、これらの元素を2種以混在させると各元素から発生する電磁波が相互作用することによって、効率的にテラヘルツ波を発生させることができるのでより一層好ましい。これらの条件を満足する天然鉱物として、たとえば天照石、モナザイトなどがある。これの鉱物を30%以上含み、その他のシリカ系鉱物などを加えて、粉砕、混合して成型、焼成してビーズ状にする。このビーズの直径は、直径1〜10mmの範囲とする。焼成温度は500〜700℃が適正である。このようにして作られたテラヘルツ波発生物を以下ではテラヘルツビーズと呼ぶことにする。
水が活性化された状態とは、水分子のクラスターが小さくなること、水中の酸素、水素原子の状態が変化することなどの諸説がある。飲料用、医療用、美容用などに効果がある活性水の特性として定量的になにを測定すればよいかについては諸説があるが、一般的に用いられているのは酸化還元電位を測定する方法である。水に、このテラヘルツビーズを浸漬することによって水を活性化できることは本発明者らによって確認されている。種々の処理により、水の状態に種々の変化が起こり、それが種々の使用目的に対して、独特の効果を持つことが知られている。さらに、水に対して、いくつかの方法を組み合わせて、その効果を高めたり、適用範囲を広げることが考えられている。しかし、多くの場合に、複数の処理を行った場合に、それぞれの効果が削減されることがある。たとえば、高酸素濃度化したものに、テラヘルツビーズを直接、浸漬すると、高酸素濃度を保つことにはマイナスの影響を与える。それに対して、本発明は、各種の処理を行った水に、その持つ特性を維持しつつ、さらにテラヘルツ波照射の効果を加えるための方法に関する。
そのために本発明では、あらかじめそれぞれの方法で処理した水を、水を通さない隔壁あるいは膜を介して、テラヘルツ波を発生する物質をビーズ状にしたもの、すなわちテラヘルツビーズと接触させる。これはテラヘルツ波が隔壁あるいは膜を通過するという特性を利用している。その実施形態の一例として図1に、プラスチック製容器に入れた処理水を、テラヘルツビーズに埋め込んだ形で処理する方法を示している。この水を通さない隔壁あるいは膜としてたとえば、多くのブラスチック製のものを用いることができる。ただし、塩化ビニール系のように塩素分を含むものは、活性化された水と塩素分が反応することがあるので好ましくない。なお、テラヘルツビーズ側に水が多量に共存する場合、たとえば、ビーズが水に浸漬されているような場合には、ビーズから発生したテラヘルツ波が水に吸収され、かつ水の移動が隔壁あるいは膜によって阻止されているので、処理の対象とする水へのテラヘルツ波の作用が抑えられるので、本発明では好ましくない。すなわち、本発明ではテラヘルツビーズはできるだけ乾燥状態で用いることが望ましい。処理の対象とする水とテラヘルツビーズの接触時間は、水の部分の径に値に依存するが、水の部分の径が10〜15mの場合には、20時間以上で十分である。この処理を終わって水の部分を取り除いた後、テラヘルツビーズの部分は、必要により乾燥処理をした後、次の処理を行う水をセットした後、空間部に充填することで繰り返し用いることができる。
活性炭でろ過し、その後逆浸透膜で再度ろ過して不純物の除去を行った水を、酸素ガスを吹き込んで、溶存酸素濃度45ppmの高濃度酸素水を得た。この高濃度酸素水の酸化還元電位は、270mVであった。これを厚さ0.7mmのポリエチレンテレフタラート製の直径150mmの容器に入れて、直径2〜8mmのテラヘルツ波発生ビーズの中に埋め込んで、常温で7時間保持した。ここで用いたテラヘルツ波発生ビーズは、天照石重量3に、ゼオライト鉱石1、鉄粉1の割合で混合して粉砕したものに澱粉質を加えて粒状化し650℃で焼成したものである。この処理を行った水の溶存酸素濃度は42ppmと、処理前とほとんど変わることなく、一方、酸化還元電位は、120mVであり、これを容器に収めた状態で3週間保管しても、ほとんど変化しなかった。
本発明の実施により、人体の健康回復、維持、農作物などの栽培促進などに用いられる活性水の機能を各種の単独処理より高めるためことができる。
1 飲料用水
2 水を通さない隔壁の役割をするプラスチック容器
3 テラヘルツビーズ
2 水を通さない隔壁の役割をするプラスチック容器
3 テラヘルツビーズ
Claims (3)
- それぞれの方法で処理を施された水に、水を通さない隔壁あるいは膜を介して、テラヘルツ波を発生する物質をビーズ状にしたものを接触させることを特徴とするテラヘルツ波発生物を用いた活性水の製造方法。
- 請求項1において、水を通さない隔壁あるいは膜として用いるものが、塩素分を含まないプラスチックとすることを特徴とするテラヘルツ波発生物を用いた活性水の製造方法。
- 請求項1又は請求項2において、テラヘルツ波を発生するビーズとしては、テラヘルツ波を発生する天然鉱物を含む鉱物を含む鉱物類を粉砕、混合して、成型、焼成することによって得られた径1〜10mmのものを用いることを特徴とする製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017013994A JP2018122202A (ja) | 2017-01-30 | 2017-01-30 | テラヘルツ波発生物を用いた活性水の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017013994A JP2018122202A (ja) | 2017-01-30 | 2017-01-30 | テラヘルツ波発生物を用いた活性水の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018122202A true JP2018122202A (ja) | 2018-08-09 |
Family
ID=63109921
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017013994A Pending JP2018122202A (ja) | 2017-01-30 | 2017-01-30 | テラヘルツ波発生物を用いた活性水の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2018122202A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110668784A (zh) * | 2019-07-17 | 2020-01-10 | 嘉兴市辰毅太赫兹技术有限公司 | 一种太赫兹养生陶瓷烧锅及其制作方法 |
CN112500076A (zh) * | 2020-12-10 | 2021-03-16 | 浙江嘉福太赫兹技术有限公司 | 一种农业用矿物质功能活性水石粒及其生产工艺 |
CN115403102A (zh) * | 2022-08-30 | 2022-11-29 | 中山市美力新电子科技有限公司 | 一种高效的太赫兹水的制备方法及智能装置 |
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2017
- 2017-01-30 JP JP2017013994A patent/JP2018122202A/ja active Pending
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