JP2018121033A - 増幅用光ファイバ - Google Patents

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Abstract

【課題】 基本モードの光よりも高次モードの光を増幅し得る増幅用光ファイバを提供しようとする。
【解決手段】 増幅用光ファイバ10は、コア11を伝搬する特定の高次モードの光に着目して、径方向におけるLP01モードの光の規格化された強度と当該特定の高次モードの光の規格化された強度とが一致する最も内側の位置を特定内側位置Riとし、当該特定の高次モードの光の規格された強度が0.0001となる最も外側の位置を特定外側位置Roとする場合に、コア11を伝搬する通信に用いられるどの高次モードの光に着目する場合においても、特定内側位置Riから特定外側位置Roまでにおける活性元素の平均濃度が、コア11の中心点Cから特定内側位置Riまでにおける活性元素の平均濃度よりも高く、通信に用いられる全ての高次モードの光の増幅率が基本モードの光の増幅率よりも大きい。
【選択図】 図2

Description

本発明は、基本モードの光よりも高次モードの光を増幅し得る増幅用光ファイバに関する。
光ファイバを用いた光通信において、LP01モード(基本モード)の光に情報を重畳させると共に、LP11モード等の基本モードよりも高次のLPモードの光に情報を重畳させて情報通信を行う多モード通信が知られている。光通信においては、長距離の伝送により光ファイバを伝搬する光の強度が減衰することが知られており、光ファイバ増幅器を用いて、減衰した光の強度を増幅することが行われている。
光ファイバ増幅器には、希土類元素等の活性元素が添加された増幅用光ファイバが用いられる。下記非特許文献1には、基本モードの光及び高次モードの光の導波領域を含むコア及びクラッドの広い範囲に活性元素が添加された増幅用光ファイバが記載されている。この増幅用光ファイバによれば、基本モードの光及び高次モードの光を等しく増幅し得るとされる。
Koji IGARASHI et al., "Cladding-pumped few-mode EDFA with wide Er+ doping distribution for equalization of mode-dependent gain" IEICE Technical Report OCS2015-104, OPE2015-224(2016-02)
ところで、光ファイバを伝搬する高次モードの光は、基本モードの光よりも損失が大きい傾向にある。この主な原因は、次のとおりである。高次モードの光のモードフィールド径(MFD)は基本モードのモードフィールド径よりも大きく、コアとクラッドとの界面における光の強度は基本モードの光よりも高次モードの光の方が大きい。このコアとクラッドとの界面には水酸基等の不純物が残留し易い傾向にあるため、当該界面では光が損失し易い。従って、界面において基本モードの光よりも強度が大きい高次モードの光の方が大きな損失となるのである。
このため、光ファイバ増幅器では、基本モードの光よりも高次モードの光が増幅されることが好ましい。しかし、上記のように、上記非特許文献1の増幅用光ファイバが用いられたとしても、基本モードの光と高次モードの光とが等しく増幅される。
そこで、本発明は、基本モードの光よりも高次モードの光を増幅し得る増幅用光ファイバを提供しようとすることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、コア及びクラッドを有し、通信に用いられる所定波長の光が前記コアを少なくとも2以上のLPモードで伝搬し、光の導波領域の少なくとも一部に活性元素が添加される増幅用光ファイバであって、前記コアを伝搬する特定の高次モードの光に着目して、径方向におけるLP01モードの光の規格化された強度と当該特定の高次モードの光の規格化された強度とが一致する最も内側の位置を特定内側位置とし、当該特定の高次モードの光の規格された強度が0.0001となる最も外側の位置を特定外側位置とする場合に、前記コアを伝搬する通信に用いられるどの高次モードの光に着目する場合においても、前記特定内側位置から前記特定外側位置までにおける前記活性元素の平均濃度が、前記コアの中心点から前記特定内側位置までにおける前記活性元素の平均濃度よりも高く、通信に用いられる全ての高次モードの光の増幅率が基本モードの光の増幅率よりも大きいことを特徴とするものである。
上記非特許文献1では、光の導波領域に一定の濃度の活性元素が添加されており、基本モードの光と高次モードの光とが同じ増幅率で増幅される。これに対して、上記発明では、通信に用いられる所定波長の光のそれぞれの高次モードに着目する場合に、特定内側位置から特定外側位置までの活性元素の平均濃度の平均が、基本モードの光の強度が高次モードの光の強度よりも大きなコアの中心点から特定内側位置までの活性元素の平均濃度平均よりも高い。従って、コアを伝搬する全ての高次モードの光の増幅率を基本モードの光の増幅率よりも大きくし得る。
また、前記高次モードは、LP11モード、及び、LP21モードとされることが好ましい。
高次モードが、上記モードに限定されることで、偶モードの高次モードの光が入ることが無く、基本モードの光よりも高次モードの光をより増幅し易くすることができる。
前記中心点から前記コアを伝搬するLP11モードの光における前記特定内側位置までには、前記活性元素が添加されないことが好ましい。
LP11モードの光における特定内側位置は、どの高次モードの光における特定内側位置よりも最もコアの中心点に近い。コアの中心点から少なくともこの特定内側位置までの領域に活性元素が添加されないことにより、基本モードの光の増幅率よりも高次モードの光の増幅率をより大きくすることができる。
さらに、前記中心点から前記コアを伝搬する通信に用いられる最高次の高次モードの光における前記特定内側位置までには、前記活性元素が添加されないことが好ましい。
このように活性元素が添加されない領域が設けられることで、基本モードの光の増幅率よりも高次モードの光の増幅率を更に大きくすることができる。
またさらに、前記コアには前記活性元素が添加されないことが好ましい。
コアに活性元素が添加されないことで、基本モードの光の増幅率よりも高次モードの光の増幅率をより一層大きくすることができる。
また、前記コアを伝搬する通信に用いられる最高次の高次モードの光に着目する場合における前記特定内側位置から、前記コアを伝搬するLP11モードの光に着目する場合おける前記特定外側位置までの間の全ての領域において、前記コアの中心点から前記コアを伝搬するLP11モードの光に着目する場合における前記特定内側位置までの前記活性元素の平均濃度よりも高い濃度で前記活性元素が添加されることが好ましい。
この場合、前記コアを伝搬する通信に用いられる最高次の高次モードの光に着目する場合における前記特定内側位置から、前記コアを伝搬する通信に用いられる最高次の高次モードの光に着目する場合における前記特定外側位置までの間の全ての領域において、前記コアの中心点から前記コアを伝搬するLP11モードの光に着目する場合における前記特定内側位置までの前記活性元素の平均濃度よりも高い濃度で前記活性元素が添加されることが好ましい。
また、前記コアを伝搬するLP11モードの光に着目する場合おける前記特定内側位置から、前記コアを伝搬するLP11モードの光に着目する場合おける前記特定外側位置までの間の全ての領域において、前記コアの中心点から前記コアを伝搬するLP11モードの光に着目する場合における前記特定内側位置までの前記活性元素の平均濃度よりも高い濃度で前記活性元素が添加されることが好ましい。
この場合、前記コアを伝搬するLP11モードの光に着目する場合おける前記特定内側位置から、前記コアを伝搬する通信に用いられる最高次の高次モードの光に着目する場合における前記特定外側位置までの間の全ての領域において、前記コアの中心点から前記コアを伝搬するLP11モードの光に着目する場合における前記特定内側位置までの前記活性元素の平均濃度よりも高い濃度で前記活性元素が添加されることが好ましい。
上記のように、コアの中心点からコアを伝搬するLP11モードの光に着目する場合における特定内側位置までにおける活性元素の平均濃度よりも、高い濃度で活性元素が添加される領域が規定されることで、基本モードの光の増幅率よりも高次モードの光の増幅率をより大きくすることができる。
また、前記コアを複数備えることが好ましい。
この場合、マルチコアの増幅用光ファイバを実現することができる。そして、それぞれのコアにおいて、光が2以上のLPモードで伝搬し、コアを伝搬するどの高次モードの光に着目する場合においても、特定内側位置から特定外側位置までにおける活性元素の平均濃度が、コアの中心点から特定内側位置までにおける活性元素の平均濃度よりも高く、全ての高次モードの光の増幅率が基本モードの光の増幅率よりも大きい。従って、マルチコアの増幅用光ファイバのそれぞれのコアを伝搬する全ての高次モードの光の増幅率が基本モードの光の増幅率よりも大きくすることができる。
また、前記クラッドを被覆し前記クラッドよりも屈折率が低い外側クラッドを更に備えることが好ましい。
このようなダブルクラッド構造により、励起光がクラッドを伝搬するクラッド励起を採用することができ、励起光がコアを伝搬するコア励起よりも、強度のより大きな励起光を入射させることができる。従って、上記の基本モードの光及び高次モードの光の増幅率を大きくすることができる。
この場合、前記クラッドの外周の形状は多角形とされることが好ましい。
ダブルクラッド構造の場合、クラッドの断面形状が円形の場合に、励起光がクラッドと外側クラッドとの界面において一定の角度で反射し続け、励起光がコアに入射せずにクラッドを伝搬するスキュー光が生じ易い。そこで、上記のようにクラッドが多角形とされることで、スキュー光を抑制することができ、コアに添加された活性元素を効率良く励起することができる。
また、前記活性元素がエルビウムとされても良い。
この場合、光通信に用いられる、Cバンド帯、Lバンド帯の光を効率良く増幅することができる。
以上のように、本発明によれば、基本モードの光よりも高次モードの光を増幅し得る増幅用光ファイバが提供される。
本発明の第1実施形態に係る増幅用光ファイバの長手方向に垂直な断面の様子を示す図である。 図1の増幅用光ファイバの屈折率、光の強度、活性元素の分布の様子を示す図である。 図1の増幅用光ファイバを用いた光ファイバ増幅器を示す図である。 第1実施形態の変形例における増幅用光ファイバの活性元素の濃度分布を図2(D)と同様に示す図である。 図1の増幅用光ファイバ10にLP21モードの光が伝搬する場合における光の強度分布を図2(C)と同様に示す図である。 第2実施形態における増幅用光ファイバの活性元素の濃度分布を図2(D)と同様に示す図である。 第2実施形態の第1の変形例における増幅用光ファイバの活性元素の濃度分布を図2(D)と同様に示す図である。 第2実施形態の第2の変形例における増幅用光ファイバの活性元素の濃度分布を図2(D)と同様に示す図である。 第2実施形態の第3の変形例における増幅用光ファイバの活性元素の濃度分布を図2(D)と同様に示す図である。 第2実施形態の第4の変形例における増幅用光ファイバの活性元素の濃度分布を図2(D)と同様に示す図である。 増幅用光ファイバの他の例を示す図である。 マルチコア増幅用光ファイバの例を示す図である。 マルチコア増幅用光ファイバの他の例を示す図である。 実施例1におけるLP01モードの光の実効コア断面積と、LP01モードの光の増幅率とLP11モードの光の増幅率との比との関係を示す図である。 実施例2におけるLP01モードの光の実効コア断面積と、LP01モードの光の増幅率とLP11モードの光の増幅率との比との関係を示す図である。
以下、本発明に係る光ファイバ、及び、それを用いた光ファイバ増幅器の好適な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、理解の容易のため、それぞれの図のスケールと、以下の説明に記載のスケールとが異なる場合がある。
(第1実施形態)
<増幅用光ファイバについての説明>
図1は、本発明の第1実施形態に係る光ファイバの長手方向に垂直な断面の様子を示す図である。
図1に示すように、本実施形態の増幅用光ファイバ10は、コア11と、コア11の外周面を隙間なく囲むクラッド12と、クラッド12の外周面を被覆する外側クラッド13と、外側クラッド13を被覆する被覆層14とを主な構成として備える。コア11の直径は、例えば11μmとされる。また、クラッド12の外径は例えば125μmとされ、外側クラッド13の外径は例えば200μmとされる。
また、本実施形態の増幅用光ファイバ10は、通信に用いられる光を増幅するものであり、伝搬する光の導波領域の少なくとも一部に活性元素が添加される。また、増幅用光ファイバ10は、コア11を伝搬する光が基本モードであるLP01モードの光の他にLP11モードの高次モードの光を含む光を伝搬するマルチモード光ファイバとされる。従って、増幅用光ファイバ10のコア11にLP01モードの光及びLP11モードの光が入射する場合、それぞれのモードの光が増幅用光ファイバ10を伝搬することができる。この所定波長は、例えば、Cバンド帯やLバンド帯とされる。なお、増幅用光ファイバ10は、上記の通り通信に用いられる光を増幅することを目的とするため、通信に関係のない高次モードの光が励振する場合であっても、この高次モードの光を考慮する必要はない。
図2は、図1の増幅用光ファイバ10のコア11とその周囲における様子を示した図である。具体的には、図2(A)は図1の点線で示される領域におけるコア11とクラッド12とを示し、図2(B)は図2(A)に示す領域における屈折率分布を示し、図2(C)は増幅用光ファイバ10が所定波長の光を伝搬したときのLP01モードの光とLP11モードの光をパワーで規格化した場合のLP01モードの光及びLP11モードの光の強度分布を示し、図2(D)は図2(A)に示す領域での活性元素の濃度分布を示す。
図2(B)に示すように、クラッド12の屈折率はコア11の屈折率よりも低くされている。なお、特に図示しないが、外側クラッド13の屈折率はクラッド12の屈折率よりも低くされている。また、本実施形態の増幅用光ファイバ10では、コア11の屈折率が径方向において概ね一定とされており、クラッド12の屈折率も径方向で概ね一定とされている。コア11とクラッド12との比屈折率差は、例えば0.6%とされる。コア11は例えば屈折率を高くするゲルマニウム等のドーパントが添加された石英から構成され、クラッド12は例えば屈折率を高くするドーパントが特に添加されない石英から構成される。或いは、コア11は例えば屈折率を高くするドーパントが特に添加されない石英から構成され、クラッド12は例えば屈折率を低くするフッ素等のドーパントが添加された石英から構成されても良い。なお、コア11及びクラッド12には、後述のように、必要に応じた活性元素が添加される。また、外側クラッド13は、例えば紫外線硬化樹脂や屈折率を下げるドーパントが添加された石英から構成される。また、被覆層14は、例えば外側クラッド13とは異なる紫外線硬化樹脂から構成される。
上記のようにコア11をLP01モードの光及びLP11モードの光を含む光が伝搬すると、LP01モードの光及びLP11モードの光をパワーで規格化する場合にLP01モードの光及びLP11モードの光は図2(C)に示すような強度分布を有する。LP01モードの光は、コア11の中心点Cで最も強くなる強度分布を有しており、LP11モードの光は、コア11の中心点Cで強度が0となり、コア11の中心点Cとコア11の外周面IFとの間において強度がピークとなる。このため、コア11の中心点Cとコア11の外周面IFとの間の特定の位置において、LP11モードの光の強度がLP01モードの光の強度と一致する。この位置を特定内側位置Riとする。LP11モードの光の強度は、特定内側位置Riよりも外周側において、LP01モードの光の強度よりも大きくなる。
また、増幅用光ファイバ10を伝搬する光はコア11の外周面IFからクラッド12にはみ出すように伝搬する。従って、光の導波領域はクラッド12におけるコア11と隣接する領域まで広がっており、クラッド12にはみ出した光は、クラッド12においてコア11側からクラッド12の外周側に向けて減衰する。また、LP11モードの光は、LP01モードの光よりも大きなモードフィールド径を有しており、クラッド12へのはみ出し方が大きい。従って、コア11の外周面IFでは、LP11モードの光の強度がLP01モードの光の強度よりも大きい。また、LP11モードの光の規格化された強度は、クラッド12の内周面と外周面との特定の位置において、0.0001となる。つまり、LP11モードの光の強度分布の径方向の積分値が1になるように強度分布を規格化した時の光の強度が0.0001になる。この位置を特定外側位置Roとする。このように光の規格化された強度が0.0001になると、光の伝搬や増幅に影響を及ぼさない。従って、光の規格化された強度が0.0001より小さな光は考慮する必要が無い。
上記説明より、コア11の中心点Cから特定内側位置Riまでの領域においては、LP01モードの光の強度はLP11モードの光の強度よりも大きく、特定内側位置Riから特定外側位置Roまでの領域においては、LP11モードの光の強度はLP01モードの光の強度よりも大きい。従って、コア11の外周面IFにおいては、LP11モードの光の強度はLP01モードの光の強度よりも大きくなる。
本実施形態の増幅用光ファイバ10では、図2(D)に示すように、コア11の中心点Cから特定内側位置Riまでの領域には活性元素が添加されておらず、特定内側位置Riから特定外側位置Roまでの領域には活性元素が添加されている。この活性元素は励起光により励起状態とされる元素であり、上記のようにCバンド帯やLバンド帯の光が伝搬する場合、活性元素として例えばエルビウム(Er)を挙げることができる。また、添加される活性元素は伝搬する光の波長により異なり、他の活性元素として、例えばネオジウム(Nd)やイッテルビウム(Yb)等の希土類元素を挙げることができる。さらに活性元素として、希土類元素の他に、ビスマス(Bi)を挙げることができる。
上記のように増幅用光ファイバ10のコア11に所定波長の光が入射し、クラッド12に活性元素を励起する波長の光が入射すると、次のようにコア11に入射した光が増幅される。すなわち、クラッド12に入射する励起光はクラッド12を主に伝搬し、当該励起光が活性元素の添加領域を通過する際、当該活性元素が励起される。励起された活性元素は、増幅用光ファイバ10を伝搬する所定波長の光により誘導放出を起こして、この誘導放出により当該所定波長の光は増幅される。このとき、特定内側位置Riから特定外側位置Roまでの領域に活性元素が添加され、コア11の中心点Cから特定内側位置Riまでの領域に活性元素が添加されていないため、光は、特定内側位置Riから特定外側位置Roまでの領域で増幅され、コア11の中心点Cから特定内側位置Riまでの領域では増幅されない。光が増幅される領域は、LP01モードの光の強度よりもLP11モードの光の強度が大きい領域であり、光が増幅されない領域は、LP11モードの光の強度よりもLP01モードの光の強度が大きい領域である。従って、コア全体に活性元素が均一に添加されている増幅用光ファイバと比較する場合に、本実施形態の増幅用光ファイバ10によればLP11モードの光がLP01モードの光よりも効率良く増幅される。
以上のように本実施形態の増幅用光ファイバ10によれば、LP11モードの光の増幅率をLP01モードの光の増幅率よりも大きくすることができる。
<光ファイバ増幅器についての説明>
次に上記の増幅用光ファイバ10を用いた光ファイバ増幅器について図3を参照して説明する。図3は、本実施形態の光ファイバ増幅器を示す図である。図3に示すように、本実施形態における光ファイバ増幅器1は、信号光が入射する入射端20と、励起光を出射する励起光源30と、信号光及び励起光が入力する光コンバイナ40と、光コンバイナ40から出射される信号光及び励起光が入力する図1の増幅用光ファイバ10と、増幅された信号光が出射する出射端50を主な構成として備える。
入射端20は、例えば、少なくともLP01モードの光及びLP11モードの光を用いて光通信を行う光ファイバに接続される。従って、この入射端20からは、光通信に用いられるLP01モードの光、LP11モードの光を含む所定波長の光が入射する。この所定波長は、特に制限されるものではないが、上記のように例えばCバンド帯、Lバンド帯とされる。また、入射端20から入射する光は、コア、及び、コアを被覆するクラッドから構成され、当該光を少なくともLP01モード及びLP11モードで伝搬する光ファイバ25を伝搬する。
励起光源30は、複数のレーザダイオード31から構成され、レーザダイオード31は、本実施形態においては、例えば、GaAs系半導体を材料としたファブリペロー型半導体レーザであり、中心波長が980nmの光を出射する。また、励起光源30のそれぞれのレーザダイオード31は、光ファイバ35に接続されており、レーザダイオード31から出射される励起光は、光ファイバ35をマルチモード光として伝搬する。
光ファイバ35及び光ファイバ25が接続される光コンバイナ40は、例えば、光ファイバ25を中心としてその周りにマルチモード光ファイバが配置された部分が溶融延伸されて一体化することにより構成されており、光ファイバ25のコアと増幅用光ファイバ10のコア11とが光学的に結合され、光ファイバ35のコアと増幅用光ファイバ10のクラッド12とが光学的に結合されている。
次に、光ファイバ増幅器1の動作について説明する。
まず、入射端20から入射する信号光が光ファイバ25から出射する。この信号光の波長は、上述のように例えばCバンド帯やLバンド帯とされ、LP01モードの光とLP11モードの光とが含まれる。そして、光ファイバ25を伝搬する信号光は、光コンバイナ40に入射する。
また、励起光源30からは、増幅用光ファイバ10のコア11に添加されている活性元素を励起する励起光が出射される。このときの波長は、上述のように例えば980nmとされる。そして、励起光源30から出射した励起光は、光ファイバ35を伝搬して、光コンバイナ40に入射する。
光コンバイナ40から増幅用光ファイバ10のコア11に入射した信号光はコア11を伝搬し、光コンバイナ40から増幅用光ファイバ10のクラッド12に入射した励起光はクラッド12を主に伝搬して上記のように添加される活性元素を励起状態とする。そして励起状態とされた活性元素が信号光により誘導放出を起こして信号光が増幅する。このとき、上述の増幅用光ファイバ10の説明のように、信号光は特定内側位置Riから特定外側位置Roまでの領域で増幅され、コア11の中心点Cから特定内側位置Riまでの領域では増幅されない。従って、LP01モードの光よりもLP11モードの光が高い増幅率で増幅された信号光が増幅用光ファイバ10から出射し、当該信号光は出射端50から出射する。
以上説明したように本実施形態の光ファイバ増幅器1によれば、LP01モードの光よりもLP11モードの光を高い増幅率で増幅することができる。従って、入射端20から入射する光においてLP01モードの光のパワーとLP11モードの光のパワーとが同じである場合、光ファイバ増幅器1から出射する光においてLP11モードの光のパワーをLP01モードの光のパワーよりも大きくすることができる。
次に本実施形態の変形例について説明する。
図4は、本変形例の増幅用光ファイバ10の活性元素の濃度分布を図2(D)と同様に示す図である。図4に示すように、本変形例では、コア11に活性元素が添加されず、コア11の外周面IFから特定外側位置Roまでの領域に活性元素が添加される。この様な活性元素の添加によれば、上記のように中心点Cから特定内側位置Riまでの領域に活性元素が添加されず、特定内側位置Riから特定外側位置Roまでの領域に活性元素が添加される場合と比べて、LP11モードの光の増幅率をLP01モードの光の増幅率よりも更に大きくすることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図5、図6を参照して詳細に説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等の構成要素については、特に説明する場合を除き、同一の参照符号を付して重複する説明は省略する。
本実施形態の増幅用光ファイバ10は、通信に用いるLP21モードの光が伝搬する点において、第1実施形態の増幅用光ファイバ10と異なる。
図5は、図1の増幅用光ファイバ10にLP21モードの光が伝搬する場合における光の強度分布を図2(C)と同様に示す図である。図5に示すように、本実施形態において、LP01モードの光とLP11モードの光をパワーで規格化した場合のLP01モードの光及びLP11モードの光の強度分布は、図2(C)と同様となる。そこで、本実施形態では、LP11モードの光の強度がLP01モードの光の強度と一致する位置を特定内側位置Riとし、LP11モードの光の規格化された強度が0.0001となる位置を特定外側位置Roとする。従って、本実施形態の特定内側位置Riは第1実施形態の特定内側位置Riと一致し、本実施形態の特定外側位置Roは第1実施形態の特定外側位置Roと一致する。
また、LP21モードの光の強度は、コア11の中心点Cで強度が0となり、コア11の中心点Cとコア11の外周面IFとの間において強度がピークとなる位置が2カ所存在する。このため、コア11の中心点Cとコア11の外周面IFとの間の特定の位置において、LP21モードの光の強度がLP01モードの光の強度と一致する位置が複数カ所存在する。そこで、LP21モードの光の強度がLP01モードの光の強度と一致する位置のうち最も内側の位置を特定内側位置Riとする。また、LP21モードの光は、LP01モードの光及びLP11モードの光よりも大きなモードフィールド径を有しており、クラッド12へのはみ出し方が大きい。このため、コア11とクラッド12との界面において、LP21モードの光の強度は、LP01モードの光の強度及びLP11モードの光の強度よりも大きくなる。この界面の位置は、コア11の外周面IFの位置と一致する。また、LP21モードの光の規格化された強度は、上記の特定外側位置Roよりもクラッド12の外周面側の特定の位置において、0.0001となる。この位置を特定外側位置Roとする。
図6は、本実施形態の増幅用光ファイバ10の活性元素の濃度分布を図2(D)と同様に示す図である。図6に示すように、本実施形態の増幅用光ファイバ10においては、特定内側位置Riから特定外側位置Roまでの領域に活性元素が添加され、コア11の中心点Cから特定内側位置Riまでの領域には、活性元素が添加されない。本実施形態では、LP11モードの光の強度がLP01モードの光の強度よりも大きい領域の一部である特定内側位置Riから特定内側位置Riまでの間に活性元素が添加されていない。しかし、高次モードの光であるLP11モードの光に着目する場合に、LP11モードの光の特定内側位置Riから特定外側位置Roまでにおける活性元素の平均濃度は、コアの中心点Cから特定内側位置Riまでにおける活性元素の平均濃度よりも高い。また、本実施形態では、LP21モードの光の強度がLP01モードの光の強度よりも大きい領域の一部である特定外側位置Roから特定外側位置Roまでの間に活性元素が添加されていない。しかし、高次モードの光であるLP21モードの光に着目する場合に、LP21モードの光の特定内側位置Riから特定外側位置Roまでにおける活性元素の平均濃度は、コアの中心点Cから特定内側位置Riまでにおける活性元素の平均濃度よりも高い。この様な活性元素の濃度分布を有することで、LP11モードの光及びLP21モードの光の増幅率をLP01モードの光の増幅率よりも大きくすることができる。
次に本実施形態の第1の変形例について説明する。
図7は、本変形例の増幅用光ファイバ10の活性元素の濃度分布を図2(D)と同様に示す図である。上記例では、特定内側位置Riから特定外側位置Roまでの領域に活性元素が添加されたのに対し、本変形例では、図7に示すように、特定内側位置Riから特定外側位置Roまでの領域に活性元素が添加される。本変形例においても上記実施形態と同様にして、LP11モードの光に着目する場合に、LP11モードの光の特定内側位置Riから特定外側位置Roまでにおける活性元素の平均濃度は、コアの中心点Cから特定内側位置Riまでにおける活性元素の平均濃度よりも高い。同様に、LP21モードの光に着目する場合に、LP21モードの光の特定内側位置Riから特定外側位置Roまでにおける活性元素の平均濃度は、コアの中心点Cから特定内側位置Riまでにおける活性元素の平均濃度よりも高い。この様に活性元素が添加されることで、LP21モードの光の増幅率を更に大きくすることができる。
次に本実施形態の第2の変形例について説明する。
図8は、本変形例の増幅用光ファイバ10の活性元素の濃度分布を図2(D)と同様に示す図である。上記例では、特定内側位置Riから特定外側位置Roまでの領域に活性元素が添加されたのに対し、本変形例では、図8に示すように、特定内側位置Riから特定外側位置Roまでの領域に活性元素が添加される。本変形例においても上記実施形態と同様にして、LP11モードの光に着目する場合に、LP11モードの光の特定内側位置Riから特定外側位置Roまでにおける活性元素の平均濃度は、コアの中心点Cから特定内側位置Riまでにおける活性元素の平均濃度よりも高い。同様に、LP21モードの光に着目する場合に、LP21モードの光の特定内側位置Riから特定外側位置Roまでにおける活性元素の平均濃度は、コアの中心点Cから特定内側位置Riまでにおける活性元素の平均濃度よりも高い。この様に活性元素が添加されることで、LP11モードの光の増幅率を更に大きくすることができる。
次に本実施形態の第3の変形例について説明する。
図9は、本変形例の増幅用光ファイバ10の活性元素の濃度分布を図2(D)と同様に示す図である。上記例では、特定内側位置Riから特定外側位置Roまでの領域に活性元素が添加されたのに対し、本変形例では、図9に示すように、特定内側位置Riから特定外側位置Roまでの領域に活性元素が添加される。本変形例においても上記実施形態と同様にして、LP11モードの光に着目する場合に、LP11モードの光の特定内側位置Riから特定外側位置Roまでにおける活性元素の平均濃度は、コアの中心点Cから特定内側位置Riまでにおける活性元素の平均濃度よりも高い。同様に、LP21モードの光に着目する場合に、LP21モードの光の特定内側位置Riから特定外側位置Roまでにおける活性元素の平均濃度は、コアの中心点Cから特定内側位置Riまでにおける活性元素の平均濃度よりも高い。この様に活性元素が添加されることで、LP11モードの光の増幅率及びLP21モードの光の増幅率を更に大きくすることができる。
次に本実施形態の第4の変形例について説明する。
図10は、本変形例の増幅用光ファイバ10の活性元素の濃度分布を図2(D)と同様に示す図である。図10に示すように、本変形例では、コア11に活性元素が添加されず、コア11の外周面IFから特定外側位置Roまでの領域に活性元素が添加される。本変形例においても上記実施形態と同様にして、LP11モードの光に着目する場合に、LP11モードの光の特定内側位置Riから特定外側位置Roまでにおける活性元素の平均濃度は、コアの中心点Cから特定内側位置Riまでにおける活性元素の平均濃度よりも高い。同様に、LP21モードの光に着目する場合に、LP21モードの光の特定内側位置Riから特定外側位置Roまでにおける活性元素の平均濃度は、コアの中心点Cから特定内側位置Riまでにおける活性元素の平均濃度よりも高い。この様な活性元素の添加によれば、上記のように中心点Cから特定内側位置Riまでの領域に活性元素が添加されず、特定内側位置Riから特定外側位置Roまでの領域に活性元素が添加される場合と比べて、LP11モードの光の増幅率及びLP21モードの光の増幅率をLP01モードの光の増幅率よりも更に大きくすることができる。
なお、本実施形態や変形例の増幅用光ファイバ10が図3に示す光ファイバ増幅器に用いられる場合、入射端20にはLP01モードの光、LP11モードの光及びLP21モードの光が入射され、増幅用光ファイバ10において、LP11モードの光及びLP21モードの光がLP01モードの光より高い増幅率で増幅されて、出射端50から出射する。
以上、本発明について、実施形態を例に説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。
例えば、第1実施形態において、コア11の中心点Cから特定内側位置Riまでの少なくとも一部の領域に平均濃度が低濃度の活性元素が添加されても良い。ただし、特定内側位置Riから特定外側位置Roまでの領域における活性元素の平均濃度が、コア11の中心点Cから特定内側位置Riまでにおける活性元素の平均濃度よりも高くされるという濃度分布が満たされる必要がある。この場合であっても、LP11モードの光の増幅率をLP01モードの光の増幅率よりも大きくすることができる。また、第1実施形態の変形例では、コア11に活性元素が添加されず、コア11の外周面IFから特定外側位置Roまでの領域に活性元素が添加された。しかし、特定内側位置Riから特定外側位置Roまでの領域における活性元素の平均濃度が、コア11の中心点Cから特定内側位置Riまでにおける活性元素の平均濃度よりも高くされるという上記濃度分布が満たされる限りにおいて、コア11の少なくとも一部の領域に平均濃度が低濃度の活性元素が添加されても良い。
また、第2実施形態及び第2実施形態の第1から第3の変形例において、コア11の中心点Cから特定内側位置Riまでの少なくとも一部の領域に低濃度の活性元素が添加されても良い。ただし、この場合、第2実施形態及び第2実施形態の第1から第3の変形例では、以下の濃度分布が満たされる必要がある。
つまり、第2実施形態では、コア11を伝搬する通信に用いられる最高次の高次モード(LP21モード)の光に着目する場合における特定内側位置Riから、コア11を伝搬するLP11モードの光に着目する場合おける特定外側位置Roまでの間の全ての領域において、コア11の中心点Cからコア11を伝搬するLP11モードの光に着目する場合における特定内側位置Riまでの活性元素の平均濃度よりも高い濃度で活性元素が添加されるという濃度分布が満たされる。
また、第2実施形態の第1の変形例では、コア11を伝搬する通信に用いられる最高次の高次モード(LP21モード)の光に着目する場合における特定内側位置Riから、コアを伝搬する通信に用いられる最高次の高次モードの光に着目する場合における特定外側位置Roまでの間の全ての領域において、コア11の中心点からコアを伝搬するLP11モードの光に着目する場合における特定内側位置Riまでの活性元素の平均濃度よりも高い濃度で活性元素が添加されるという濃度分布が満たされる。
また、第2実施形態の第2の変形例では、コア11を伝搬するLP11モードの光に着目する場合おける特定内側位置Riから、コア11を伝搬するLP11モードの光に着目する場合おける特定外側位置Roまでの間の全ての領域において、コア11の中心点Cからコア11を伝搬するLP11モードの光に着目する場合における特定内側位置Riまでの活性元素の平均濃度よりも高い濃度で活性元素が添加されるという濃度分布が満たされる。
また、第2実施形態の第3の変形例では、コア11を伝搬するLP11モードの光に着目する場合おける特定内側位置Riから、コア11を伝搬する通信に用いられる最高次の高次モード(LP21モード)の光に着目する場合における特定外側位置Roまでの間の全ての領域において、コア11の中心点Cからコア11を伝搬するLP11モードの光に着目する場合における特定内側位置Riまでの活性元素の平均濃度よりも高い濃度で活性元素が添加されるという濃度分布が満たされる。
また、第2実施形態の第4の変形例においても、コア11少なくとも一部の領域に低濃度の活性元素が添加されても良い。また、第1実施形態における特定内側位置Riから特定外側位置Roまでの一部の領域、第2実施形態における特定内側位置Riから特定外側位置Roまでの一部の領域、第2実施形態の第1の変形例における特定内側位置Riから特定外側位置Roまでの一部の領域、第2実施形態の第2の変形例における特定内側位置Riから特定外側位置Roまでの一部の領域、第2実施形態の第3の変形例における特定内側位置Riから特定外側位置Roまでの一部の領域において、活性元素が添加されなかったり、低濃度の活性元素が添加されても良い。ただし、これらの場合、コア11を伝搬する通信に用いられるどの高次モードの光に着目する場合においても、特定内側位置から特定外側位置までにおける活性元素の平均濃度が、コア11の中心点Cから特定内側位置までにおける活性元素の平均濃度よりも高くされるという濃度分布が満たされ、通信に用いられる全ての高次モードの光の増幅率が基本モード(LP01モード)の光の増幅率よりも大きくされる。
図11は、増幅用光ファイバの他の例を示す図である。上記実施形態やその変形例では、クラッド12の外周の形状が円形の場合について説明した。しかし、図11に示すように、クラッド12の外周が多角形であることが好ましい。クラッド12の断面形状が円形の場合に、励起光がクラッド12と外側クラッド13との界面において一定の角度で反射し続け、励起光がコア11に入射せずにクラッド12を伝搬するスキュー光が生じ易い。そこで、本例のようにクラッド12が多角形とされることで、スキュー光を抑制することができ、コア11に添加された活性元素を効率良く励起することができる。
また、上記実施形態やその変形例では、コア11が一つの例、すなわち、シングルコア増幅用光ファイバについて説明した。しかし、コア11は複数であっても良い。図12は、マルチコア増幅用光ファイバを示す図である。図12では、クラッド12の中心にコア11が配置され、そのコア11の周りに複数のコア11が配置される。つまりコア11が1−6配置されている。ただし、これはコア11が複数の場合の例であり、複数のコア11の配置は特に限定されない。本変形例において、それぞれのコア11をLP01モードの光及びLP11モードの光が少なくとも伝搬する。この場合、活性元素の濃度分布は、それぞれのコア11及び当該コア11の近傍におけるクラッド12において、第1実施形態やその変形例と同様とされる。また、それぞれのコア11をLP21モードの光が更に伝搬しても良く、この場合、活性元素の濃度分布は、それぞれのコア11及び当該コア11の近傍におけるクラッド12において、第2実施形態やその変形例と同様とされる。なお、本例の増幅用光ファイバが光ファイバ増幅器に用いられる場合、クラッド12に励起光が入射され、それぞれのコア11に上記実施形態と同様の信号光が入射される構成とされる。
図13は、マルチコア増幅用光ファイバの他の例を示す図である。図13に示すように、マルチコア増幅用光ファイバにおいてもクラッド12の外周が多角形であることが好ましい。この場合、図11における説明と同様に、スキュー光を抑制することができ、コア11に添加された活性元素を効率良く励起することができる。
また、上記実施形態や変形例等の例では、増幅用光ファイバが外側クラッドを有するダブルクラッドファイバとされた。しかし、増幅用光ファイバはダブルクラッドファイバとされなくても良い。この場合、励起光がコア11に入射される構造とすればよい。
また、第1実施形態では、通信に用いられるLP01モードの光及びLP11モードの光が増幅用光ファイバ10で増幅されるものとし、第2実施形態では、通信に用いられるLP01モードの光、LP11モードの光及びLP21モードの光が増幅用光ファイバ10で増幅されるものとした。しかし、本発明はこれに限らず、さらに高次のモードの光が増幅用光ファイバで増幅されても良い。ただし、この場合であっても、コア11を伝搬する通信に用いられるどの高次モードの光に着目する場合においても、特定内側位置から特定外側位置までにおける活性元素の平均濃度が、コア11の中心点Cから特定内側位置までにおける活性元素の平均濃度よりも高くされるという濃度分布が満たされ、通信に用いられる全ての高次モードの光の増幅率が基本モード(LP01モード)の光の増幅率よりも大きくされる。なお、増幅用光ファイバ10において、増幅される対象となる光が、通信に用いられるLP01モードの光及びLP11モードの光、或いは、光通信に用いられるLP01モードの光、LP11モードの光及びLP21モードの光であれば、LP02モードといった偶モードの高次モードの光が増幅の対象とならないため好ましい。
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明の内容をより具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものでは無い。
(実施例1)
図2に示す増幅用光ファイバと同じ増幅用光ファイバを測定した。従って、この増幅用光ファイバでは、コアの屈折率分布が径方向に一定で、LP11モードの光の規格化された強度がLP01モードの光の規格化された強度よりも大きい領域のみに活性元素が添加されている。この増幅用光ファイバにおいて、LP21モードの光の理論カットオフ波長λcが1.40μmと1.50μmのそれぞれ場合において、波長1.55μmの光におけるLP01モードの光の実効コア断面積Aeffと、波長1.55μmの光におけるLP01モードの光の増幅率Γ01とLP11モードの光の増幅率Γ11との比Γ11/Γ01との関係を調べた。その結果を図14に示す。
図14に示す通り、LP21モードの光の理論カットオフ波長λcが1.40μmと1.50μmのいずれの場合においても、LP01モードの光の実効コア断面積Aeffによらず、比Γ11/Γ01は、概ね1.7となった。従って、図2に示す増幅用光ファイバ10では、LP11モードの光の増幅率がLP01モードの光の増幅率よりも大きい結果となった。従って、図2に示す増幅用光ファイバ10によれば、LP11モードの光の増幅率をLP01モードの光の増幅率よりも大きくすることができることが示された。
(実施例2)
図4に示す増幅用光ファイバと同じ増幅用光ファイバを測定した。従って、この増幅用光ファイバでは、コアの屈折率分布が径方向に一定で、クラッドのみに活性元素が添加されている。この増幅用光ファイバにおいて、実施例1と同様にLP21モードの光の理論カットオフ波長λcが1.40μmと1.50μmのそれぞれ場合において、波長1.55μmの光におけるLP01モードの光の実効コア断面積Aeffと、波長1.55μmの光におけるLP01モードの光の増幅率Γ01とLP11モードの光の増幅率Γ11との比Γ11/Γ01との関係を調べた。その結果を図15に示す。
図15に示す通り、LP21モードの光の理論カットオフ波長λcが1.40μmと1.50μmのいずれの場合においても、LP01モードの光の実効コア断面積Aeffによらず、比Γ11/Γ01は、概ね3となった。従って、図4に示す例では、図2に示す例よりも更に、LP11モードの光の増幅率がLP01モードの光の増幅率よりも大きい結果となった。従って、図4に示す増幅用光ファイバ10によれば、LP11モードの光の増幅率をLP01モードの光の増幅率よりも大きくすることができることが示された。
以上説明したように、本発明によれば、基本モードの光よりも高次モードの光を増幅し得る増幅用光ファイバが提供され、光通信の分野等においての利用が期待される。
1・・・光ファイバ増幅器
10・・・増幅用光ファイバ
11・・・コア
12・・・クラッド
13・・・外側クラッド
14・・・被覆層
20・・・入射端
30・・・励起光源
40・・・光コンバイナ
Ri,Ri,Ri・・・特定内側位置
Ro,Ro,Ro・・・特定外側位置

Claims (13)

  1. コア及びクラッドを有し、通信に用いられる所定波長の光が前記コアを少なくとも2以上のLPモードで伝搬し、光の導波領域の少なくとも一部に活性元素が添加される増幅用光ファイバであって、
    前記コアを伝搬する特定の高次モードの光に着目して、径方向におけるLP01モードの光の規格化された強度と当該特定の高次モードの光の規格化された強度とが一致する最も内側の位置を特定内側位置とし、当該特定の高次モードの光の規格された強度が0.0001となる最も外側の位置を特定外側位置とする場合に、
    前記コアを伝搬する通信に用いられるどの高次モードの光に着目する場合においても、前記特定内側位置から前記特定外側位置までにおける前記活性元素の平均濃度が、前記コアの中心点から前記特定内側位置までにおける前記活性元素の平均濃度よりも高く、
    通信に用いられる全ての高次モードの光の増幅率が基本モードの光の増幅率よりも大きい
    ことを特徴とする増幅用光ファイバ。
  2. 前記高次モードは、LP11モード、及び、LP21モードとされる
    ことを特徴とする請求項1に記載の増幅用光ファイバ。
  3. 前記中心点から前記コアを伝搬するLP11モードの光における前記特定内側位置までには、前記活性元素が添加されない
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の増幅用光ファイバ。
  4. 前記中心点から通信に用いられる最高次の高次モードの光における前記特定内側位置までには、前記活性元素が添加されない
    ことを特徴とする請求項3に記載の増幅用光ファイバ。
  5. 前記コアには前記活性元素が添加されない
    ことを特徴とする請求項4に記載の増幅用光ファイバ。
  6. 前記コアを伝搬する通信に用いられる最高次の高次モードの光に着目する場合における前記特定内側位置から、前記コアを伝搬するLP11モードの光に着目する場合おける前記特定外側位置までの間の全ての領域において、前記コアの中心点から前記コアを伝搬するLP11モードの光に着目する場合における前記特定内側位置までの前記活性元素の平均濃度よりも高い濃度で前記活性元素が添加される
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の増幅用光ファイバ。
  7. 前記コアを伝搬する通信に用いられる最高次の高次モードの光に着目する場合における前記特定内側位置から、前記コアを伝搬する通信に用いられる最高次の高次モードの光に着目する場合における前記特定外側位置までの間の全ての領域において、前記コアの中心点から前記コアを伝搬するLP11モードの光に着目する場合における前記特定内側位置までの前記活性元素の平均濃度よりも高い濃度で前記活性元素が添加される
    ことを特徴とする請求項6に記載の増幅用光ファイバ。
  8. 前記コアを伝搬するLP11モードの光に着目する場合おける前記特定内側位置から、前記コアを伝搬するLP11モードの光に着目する場合おける前記特定外側位置までの間の全ての領域において、前記コアの中心点から前記コアを伝搬するLP11モードの光に着目する場合における前記特定内側位置までの前記活性元素の平均濃度よりも高い濃度で前記活性元素が添加される
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の増幅用光ファイバ。
  9. 前記コアを伝搬するLP11モードの光に着目する場合おける前記特定内側位置から、前記コアを伝搬する通信に用いられる最高次の高次モードの光に着目する場合における前記特定外側位置までの間の全ての領域において、前記コアの中心点から前記コアを伝搬するLP11モードの光に着目する場合における前記特定内側位置までの前記活性元素の平均濃度よりも高い濃度で前記活性元素が添加される
    ことを特徴とする請求項8に記載の増幅用光ファイバ。
  10. 前記コアを複数備える
    ことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の増幅用光ファイバ。
  11. 前記クラッドを被覆し前記クラッドよりも屈折率が低い外側クラッドを更に備える
    ことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の増幅用光ファイバ。
  12. 前記クラッドの外周の形状は多角形とされる
    ことを特徴とする請求項11に記載の増幅用光ファイバ。
  13. 前記活性元素がエルビウムとされる
    ことを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の増幅用光ファイバ。

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