JP2018120805A - 燃料電池システムと燃料電池システムの運転方法 - Google Patents

燃料電池システムと燃料電池システムの運転方法 Download PDF

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Abstract

【課題】燃料電池の電解質膜や電極中の電解質にフッ素が含まれる燃料電池システムにおいて、長時間発電を行うことによる、セパレータの反応ガス流路の親水性の低下を抑制して、電圧低下を抑制する。【解決手段】燃料電池システム50は、電解質膜と、電解質膜の両面に配置された一対の電極と、電極の両外面に配置され、電極に反応ガスを供給するアノード流体流路20a、カソード流体流路20cを有する一対の導電性セパレータと、を有し、電解質膜と、一対の電極の両方にフッ素を含む燃料電池30と、アノード流体流路20a、カソード流体流路20cの両方にオゾンガスを供給する親水性向上化流体供給器51と、非発電時にのみアノード流体流路20a、カソード流体流路20cの両方にオゾンガスを供給するように親水性向上化流体供給器51を制御する制御器52と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池システムとその運転方法に関するものであり、さらに詳しくは、長時間発電を行うことによるセパレータの反応ガス流路の親水性の低下を抑制して、水の流路閉塞による電圧低下を抑制する燃料電池システムとその運転方法に関するものである。
一般に燃料電池は複数のセルを直列に重ねて構成されるスタックから成り、これにより所定の電圧を得る。
セルの最も基本的な構造は、「セパレータ/電極(アノード)/電解質膜/電極(カソード)/セパレータ」という構成を有している。このセルにおいては、電解質膜の両面に配置された一対の電極(アノード、カソード)に、アノードに燃料ガス、カソードに酸化剤ガスである反応ガスが供給され、電気化学反応により燃料が酸化されることで、反応の化学エネルギーが電気エネルギーに変換される。
このような燃料電池は、電解質膜の種類により、いくつかのタイプに分類されるが、自動車用や定置用の燃料電池として、電解質膜に固体高分子電解質膜を用いた固体高分子型燃料電池が一般的である。固体高分子電解質膜は、水素イオンを選択的に輸送するものであり、スルホン酸基を持つフッ素樹脂系イオン交換膜のような、フッ素を含む高分子イオン交換膜が用いられる。
固体高分子型燃料電池は次のようにして製造される。まず、水素イオンを選択的に輸送する電解質膜の両面に、白金系の金属触媒を担持したカーボン粉末を主成分とする触媒層が形成される。次に、この触媒層の外面に、反応ガスの通気性と、電子導電性とを併せ持つ、例えばカーボンペーパーを用いたガス拡散層が形成される。
なお、このガス拡散層と触媒層とを合わせて電極と呼ばれ、燃料ガスが供給される電極がアノード、酸化剤ガスが供給される電極がカソードと呼ばれる。
次に、供給する燃料ガスや酸化剤ガスが外にリークしたり、燃料ガスと酸化剤ガスとが互いに混合したりしないように、電極の周囲には電解質膜を挟んでガスケットが配置される。
このガスケットは、電極及び電解質膜と一体化してあらかじめ組み立てられ、これを、電解質膜−電極接合体(MEA)と呼ぶ。MEAの外側には、これを機械的に固定するとともに、隣接したMEAを互いに電気的に直列に接続するための導電性のセパレータが配置される。
セパレータのMEAと接触する部分には、電極面に反応ガスを供給し、生成ガスや余剰ガスを運び去るための反応ガス流路が形成される。この反応ガス流路はセパレータと別に設けることもできるが、セパレータの表面に溝を設けて反応ガス流路とする方式が一般的である。
燃料電池は運転中に発熱するので、燃料電池を良好な温度状態に維持するために、冷却水等で冷却する必要がある。通常、1から3セル毎に冷却水を流す冷却部がセパレータとセパレータとの間に挿入されるが、セパレータの背面に冷却水流路を設けて冷却部とする場合が多い。
これらのMEAとセパレータおよび冷却部が交互に重ねられ、積層された後、集電板と絶縁板とを介し、端板でこれらが挟まれ、締結ボルトで両端を固定され製造されるのが一般的な固体高分子型燃料電池である。
このような固体高分子型燃料電池に用いられるセパレータは、導電性が高く、かつ反応ガスに対して高いガス気密性を持ち、更に燃料ガス/酸化剤ガスを酸化還元する際の反応に対して高い耐食性、即ち耐酸性を持つ必要がある。
このような理由で従来のセパレータは、樹脂含浸黒鉛板等の表面に切削加工で反応ガス流路を形成したり、また反応ガス流路溝を形成したプレス金型にバインダと共に黒鉛粉末を入れ、これをプレス加工した後、加熱処理することで作製したりしている。
また、近年、前記セパレータの材料としてカーボン材料に代えて、ステンレスなどの金属板を用いる試みが行われている。
金属板を用いたセパレータは、金属板が高温で酸化性の雰囲気に曝されるため、長期間使用すると、金属板の腐食や溶解が起きる可能性がある。金属板が腐食すると、腐食部分の電気抵抗が増大し、燃料電池の出力が低下する。
また、金属板が溶解すると、溶解した金属イオンが電解質膜に拡散し、結果的に電解質膜自身のイオン電導性が低下する。このような劣化を避けるため金属板の表面にある程度の厚さを持つ金メッキを施すことが通例である。
次に、固体高分子型燃料電池の発電時の状態について説明する。
固体高分子型燃料電池は、電解質膜内を電離した水素が移動しやすくするため、燃料ガスとしての水素を含むガスや、酸化剤ガスとしての酸素を含むガスに水蒸気を混合して供給することが一般的である。
一方、発電時の電気化学反応により水分(水蒸気)が生成するため、セパレータに形成された反応ガス流路には、燃料ガスや酸化剤ガスと混合する水蒸気と、発電により生成する水分(水蒸気)とが通過する。
セパレータ表面は生成した水が必要以上に結露しないように一定の温度に制御されるのが一般的であるが、発電する電力の消費量や反応ガス供給量の変化により、燃料電池内部の発生熱量が変化し、内部温度が変動して結露する水の量が変動することがある。例えば温度が低下した場合などにはセパレータ表面が結露しやすくなることがあり、このような現象を完全に排除することは不可能である。
結露が発生すると、水滴が反応ガス流路を塞ぎ、その塞いだ場所以降の電極に対し反応ガス供給不足が発生するため、徐々に電圧が低下するという課題がある。
このような課題を解決するために、セパレータ表面の親水性を高め、結露した水を薄い膜状に広げることで排水性を高めるという方式が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−218171号公報
しかしながら、前記従来の構成では、セパレータ表面の親水性を高め、結露した水を薄い膜状に広げ、セパレータの反応ガス流路の排水性を高めることにより、発電初期の電圧低下は抑制できるが、長時間発電を行うと、セパレータの反応ガス流路の親水性が低下して、電圧低下が発生しやすい知見を新たに得た。
長時間発電を行うと、セパレータの反応ガス流路の親水性が低下する要因は、発電により燃料電池の電解質膜や、電極中の電解質に含まれるフッ素成分等が化学的ダメージを受け、発電時に生成される水分に溶出し、フッ素成分等を含む水分がセパレータの反応ガス流路を通過することにより、セパレータの反応ガス流路にフッ素が蓄積しているためと推察される。
以上より、電解質膜や電極中の電解質にフッ素が含まれる燃料電池において、長時間発電を行うことにより、セパレータの反応ガス流路の親水性が低下し、電圧低下が発生しやすいという課題を有している。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、燃料電池の電解質膜や電極中の電解質にフッ素が含まれる燃料電池システムにおいて、長時間発電を行うことによる、セパレータの反応ガス流路の親水性の低下を抑制して、電圧低下を抑制することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の燃料電池システムは、少なくとも、電解質膜と、電解質膜の両面に配置された一対の電極と、電極の両外面に配置され、電極に反応ガスを供給する反応ガス流路を有する一対のセパレータと、を有し、電解質膜と、一対の電極のいずれかにフッ素を含む燃料電池と、少なくとも一方の反応ガス流路に親水性を向上させるための親水性向上化流体を供給する親水性向上化流体供給器と、少なくとも一方の反応ガス流路に親水性向上化流体を供給するように親水性向上化流体供給器を制御する制御器と、を備えたものである。
これにより、燃料電池の電解質膜や電極中の電解質にフッ素が含まれる燃料電池システムにおいて、長時間発電を行うことによる、セパレータの反応ガス流路の親水性の低下を抑制して、電圧低下を抑制することができる。
本発明の、燃料電池システムは、電解質膜や電極中の電解質にフッ素が含まれる燃料電池において、長時間発電を行うことによる、セパレータの反応ガス流路の親水性の低下を抑制して、電圧低下を抑制することができる。また、反応ガスの安定した供給ができ、優れた発電特性を有することができる。また、長期間に渡って、優れた発電特性を維持することができ、優れた耐久特性を有することができる。
本発明の実施の形態1に係る燃料電池システムの概略構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1および実施の形態2に係る燃料電池の内部構造を示す概略図 本発明の実施の形態1および実施の形態2に係るセルを積層した燃料電池の構造を模式的に示す斜視図 本発明の実施の形態2に係る燃料電池システムの概略構成を示すブロック図
第1の発明は、少なくとも、電解質膜と、電解質膜の両面に配置された一対の電極と、電極の両外面に配置され、電極に反応ガスを供給する反応ガス流路を有する一対のセパレータと、を有し、電解質膜と、一対の電極のいずれかにフッ素を含む燃料電池と、少なくとも一方の反応ガス流路に親水性を向上させるための親水性向上化流体を供給する親水性向上化流体供給器と、少なくとも一方の反応ガス流路に親水性向上化流体を供給するように親水性向上化流体供給器を制御する制御器と、を備えた燃料電池システムである。
これによって、燃料電池の電解質膜や電極中の電解質にフッ素が含まれる燃料電池システムにおいて、長時間発電を行うことよる、セパレータの反応ガス流路の親水性の低下を抑制して、電圧低下を抑制することができる。
第2の発明は、特に第1の発明において、反応ガス流路から流出した親水性向上化流体を、燃料電池システムの外部に排出する親水性向上化流体排出路を備えたものである。
これによって、セパレータの反応ガス流路に、燃料電池の発電時に流す反応ガスを供給した際の反応ガスを排出する経路と、セパレータの反応ガス流路に、親水性向上化流体を供給した際の親水性向上化流体を排出する経路とを分けることができ、反応ガスや親水性向上化流体を独立して排出することができる。
第3の発明は、特に第1の発明において、親水性向上化流体にオゾンガス、もしくは、オゾン水を用いるものである。
これによって、酸化性の強いオゾンガス、もしくは、オゾン水が、セパレータの反応ガス流路の内部に蓄積したフッ素成分や有機物の結合を酸化分解し、フッ素成分や有機物を除去することにより、セパレータの反応ガス流路の親水性が向上し、セパレータの反応ガス流路の親水性の低下をより確実に抑制して、電圧低下をより確実に抑制することができる。
第4の発明は、特に第1の発明において、制御器が、非発電時にのみ、少なくとも一方の反応ガス流路に親水性向上化流体を供給するように親水性向上化流体供給器を制御するものである。
これによって、発電時は、アノード側のセパレータの反応ガス流路に燃料ガス、カソード側のセパレータの反応ガス流路に酸化剤ガスを通過させ、非発電時は、アノード側、カソード側のセパレータの反応ガス流路の少なくとも一方の反応ガス流路に親水性向上化流体を通過させることで、発電時の電圧を低下させることなく、セパレータの反応ガス流路の親水性の低下を抑制して、電圧低下を抑制することができる。
第5の発明は、少なくとも、電解質膜と、電解質膜の両面に配置された一対の電極と、電極の両外面に配置され、電極に反応ガスを供給する反応ガス流路を有する一対のセパレータと、を有し、電解質膜と、一対の電極のいずれかにフッ素を含む燃料電池と、少なくとも一方の反応ガス流路に親水性を向上させるための親水性向上化流体を供給する親水性向上化流体供給器と、を備えた、燃料電池システムの運転方法であって、親水性向上化流体供給器が、少なくとも一方の反応ガス流路に前記親水性向上化流体を供給するものである。
これによって、燃料電池の電解質膜や電極中の電解質にフッ素が含まれる燃料電池システムにおいて、長時間発電を行うことによる、セパレータの反応ガス流路の親水性の低下を抑制して、電圧低下を抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明の実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る燃料電池システムの概略構成を示すブロック図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る燃料電池の内部構造を示す概略図である。図3は、本発明の実施の形態1に係るセルを積層した燃料電池の構造を模式的に示す斜視図である。
以下、実施の形態1に係る燃料電池システム50について、図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、実施の形態1に係る燃料電池システム50は、燃料電池30と、親水性向上化流体供給器51と、制御器52と、外筐体53と、開閉弁61と、開閉弁64と、開閉弁71と、開閉弁74と、開閉弁82と、開閉弁83と、を備え、配管で接続されている。
制御器52と各デバイスとの信号線は省略するが、制御器52は、親水性向上化流体供給器51、開閉弁61、開閉弁64、開閉弁71、開閉弁74、開閉弁82、開閉弁83と接続され、制御器52が、親水性向上化流体供給器51、開閉弁61、開閉弁64、開閉弁71、開閉弁74、開閉弁82、開閉弁83の動作を制御する。
アノード側の流体系統について詳細に説明する。流体流路を開閉する開閉弁61は、配管60により、水素ガス供給源と接続されている。開閉弁61は、配管62により、燃料電池30のアノード流体流路20aの供給側に接続されている。
燃料電池30のアノード流体流路20aの排出側は、配管63により、流体流路を開閉する開閉弁64に接続されている。開閉弁64は、配管65が接続され、燃料電池30のアノード流体流路20aから排出される流体を燃料電池システム50の外部に排出できるように構成されている。
次に、カソード側の流体系統について詳細に説明する。流体流路を開閉する開閉弁71は、配管70により、燃料電池システム50の外部からの空気を取り込めるように構成されている。開閉弁71は、配管72により、燃料電池30のカソード流体流路20cの供給側に接続されている。
燃料電池30のカソード流体流路20cの排出側は、配管73により、流体流路を開閉する開閉弁74に接続されている。開閉弁74は、配管75が接続され、燃料電池30のカソード流体流路20cから排出される流体を燃料電池システム50の外部に排出できるように構成されている。
次に、親水性向上化流体の系統について詳細に説明する。親水性向上化流体供給器51は、配管80により、親水性向上化流体供給源と接続されている。親水性向上化流体供給器51は、配管81により、流体流路を開閉する開閉弁82と、流体流路を開閉する開閉弁83に接続されている。
開閉弁82は、アノード側の流体系統の配管62に接続されている。開閉弁83は、カソード側の流体系統の配管72に接続されている。親水性向上化流体供給器51は、流体流路を開閉する開閉弁である。親水性向上化流体はオゾンガスである。
冷却水の流体系統は、図示されていないが、燃料電池30の冷却水流路の供給側、燃料電池30の冷却水流路の排出側、冷却水放熱器を配管で接続し、冷却水が燃料電池30と冷却水放熱器の間で循環するように構成されている。
以上のような構成により、燃料電池システム50は構成されている。
次に、燃料電池30の構造について説明する。
図2に示すように、実施の形態1に係る燃料電池30の内部構造は、電解質膜11と、触媒層12aと、触媒層12cと、ガス拡散層13aと、ガス拡散層13cと、導電性セパレータ16aと、導電性セパレータ16cと、MEAガスケット17aと、MEAガスケット17cと、セパレータガスケット18とを有する。
電解質膜11の両面には、触媒層12aおよび触媒層12cが密着して配置される。触媒層12aおよび触媒層12cの両外面(電解質膜11と反対側の面)には、ガス通気性と導電性を兼ね備えたガス拡散層13aおよびガス拡散層13cがそれぞれ密着して配置される。ガス拡散層13aと触媒層12aにより電極14aが、ガス拡散層13cと触媒層12cにより電極14cが構成される。
電極14aおよび電極14cと電解質膜11とで、MEA15が構成される。MEA15は、一対の導電性セパレータ16aおよび導電性セパレータ16cに挟持される。導電性セパレータ16aおよび導電性セパレータ16cは、MEA15を機械的に固定するとともに、隣接するMEA15同士を互いに電気的に直列に接続する。
電解質膜11と、電解質膜11を挟持する電極14aおよび電極14cと、一対の導電性セパレータ16aおよび導電性セパレータ16cと、MEAガスケット17aおよびMEAガスケット17cとで、燃料電池の基本単位であるセル19が形成される。
MEA15と導電性セパレータ16aはMEAガスケット17aで封止され、MEA15と導電性セパレータ16cはMEAガスケット17cで封止される。導電性セパレータ16aおよび導電性セパレータ16cには、MEA15とは反対側の面に、それぞれ隣接するセル19の導電性セパレータ16cおよび導電性セパレータ16aが接する。導電性セパレータ16aと導電性セパレータ16cはセパレータガスケット18で封止される。
導電性セパレータ16aおよび導電性セパレータ16cには、MEA15に接する主面に、電極に反応ガスを供給し、かつ反応により発生したガスや余剰のガスを運び去るために、それぞれアノード流体流路20a、カソード流体流路20cが形成されている。
導電性セパレータ16aおよび導電性セパレータ16cには、隣接するセル19の境界面に冷却水流路21が設けられる。
冷却水流路21の内部には冷却水が通流される。冷却水は導電性セパレータ16aと導電性セパレータ16cを介して、MEA15で発生する熱を除去する。
電解質膜11は、米国DuPont社のNafion112膜で構成される。触媒層12aと触媒層12cは、Pt触媒を担持させたケッチェンブラック(ケッチェンブラックインターナショナル(株)製のKetjen Black EC、粒径30nm)と、水素イオン伝導材であるパーフルオロカーボンスルホン酸アイオノマー(米国Aldrich社製のNafion分散液)で構成される。
ガス拡散層13aとガス拡散層13cは、カーボンペーパー(東レ(株)製のTGPH060H)で構成される。導電性セパレータ16aと導電性セパレータ16cは、20cm×32cm×1.3mmの外寸を有し、かつ深さ0.5mmの溝状のガス流路および溝状の冷却水流路を有する、フェノール樹脂を含浸させた黒鉛板で構成される。
MEAガスケット17aとMEAガスケット17cとセパレータガスケット18は、フッ素ゴムで構成される。
図3に示すように、実施の形態1に係る燃料電池30の構造は、セルを30枚積層したセル積層体34と、一対の集電板31aおよび集電板31cと、一対の絶縁板32と、一対の端板33とを備えている。
燃料電池30からは、集電板31aおよび集電板31cを通じて外部へ電流が取り出される。絶縁板32により、セル積層体34と外部とが電気的に絶縁される。端板33により、セルを積層した燃料電池30は締結され、機械的に保持される。
次に、実施の形態1に係る燃料電池システム50の基本的な動作について説明する。
<発電時の動作>
燃料ガスである水素ガスと酸化剤ガスである空気を燃料電池30に供給し、親水性向上化流体は供給しない。
発電動作に先だって、燃料電池システム50を停止(非発電)状態にし、開閉弁61、開閉弁64、開閉弁71、開閉弁74、開閉弁82、開閉弁83は全て閉じておく。
開閉弁61と開閉弁64を開くことにより、外部から配管60を通じて水素ガスが取り入れられ、配管62を通じて燃料電池30のアノード側に導かれる。燃料電池30のアノード流体流路20aを通過した水素ガスは、配管65を通じて、燃料電池システム50の外に排出される。
開閉弁71と開閉弁74を開くことにより、外部から配管70を通じて空気が取り入れられ、配管72を通じて燃料電池30のカソード側に導かれる。燃料電池30のカソード流体流路20cを通過した空気は、配管75を通じて、燃料電池システム50の外に排出される。
実施の形態1に係る運転条件は以下の通りである。燃料電池30の温度は70℃、水素ガス利用率(Uf)は75%、酸素ガス利用率(Uo)は50%とする。水素ガスおよび空気は、それぞれ66℃および66℃の露点を有するように加湿器を用いて加湿し、電力としてある電圧の電流を取り出す。
電流は、電極の見かけ面積に対して、0.2A/cmの電流密度となるように調整する。冷却水は、燃料電池30への入口温度が60℃、燃料電池30からの出口温度が68℃となるように運転を調節する。
<親水性向上化流体供給時の動作>
発電に伴い、セパレータの反応ガス流路の親水性が低下し、燃料電池システム50の電圧低下が顕著になる前に、以下の動作を実施する。
親水性向上化流体を燃料電池30に供給し、水素ガスと空気と冷却水は供給しない。
親水性向上化流体供給動作に先だって、燃料電池システム50を停止(非発電)状態にし、開閉弁である親水性向上化流体供給器51、開閉弁61、開閉弁64、開閉弁71、開閉弁74、開閉弁82、開閉弁83は全て閉じておく。
開閉弁である親水性向上化流体供給器51と開閉弁82と開閉弁83と開閉弁64と開閉弁74を開くことにより、外部から配管80を通じて、親水性向上化流体であるオゾンガスが取り入れられ、配管62を通じて燃料電池30のアノード側に、配管72を通じて燃料電池30のカソード側に導かれる。
燃料電池30のアノード側を通過したオゾンガスは、配管65を通じて、燃料電池システム50の外に排出され、燃料電池30のカソード側を通過したオゾンガスは、配管75を通じて、燃料電池システム50の外に排出される。
燃料電池30のアノード側、燃料電池30のカソード側にオゾンガスを流すことで、アノード流体流路20a、カソード流体流路20cにオゾンガスが流れる。
実施の形態1におけるオゾンガスは、毎分1リットルの流量で流すように運転を調節する。
また、実施の形態1においては、燃料電池システム50の初期からの電圧低下量が、燃料電池システム50の初期の電圧の20%を超える前に、親水性向上化流体供給動作を実施する。
以上のように本実施の形態の燃料電池システム50は、電解質膜11と、電解質膜11の両面に配置された一対の電極14a、14cと、電極14a、14cの両外面に配置され、電極14a、14cに反応ガスを供給する反応ガス流路(アノード流体流路20a、カソード流体流路20c)を有する一対の導電性セパレータ16a、16cと、を有し、電解質膜11と、一対の電極14a、14cの両方にフッ素を含む燃料電池30と、一対の反応ガス流路(アノード流体流路20a、カソード流体流路20c)の両方にオゾンガスを供給する親水性向上化流体供給器51と、非発電時にのみ一対の反応ガス流路(アノード流体流路20a、カソード流体流路20c)の両方にオゾンガスを供給するように親水性向上化流体供給器51を制御する制御器52と、を備えたことにより、発電時の電圧を低下させることなく、長時間発電を行うことによる、導電性セパレータ16a、16cの反応ガス流路(アノード流体流路20a、カソード流体流路20c)の親水性の低下を抑制して、電圧低下を抑制することができる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2に係る燃料電池システムの概略構成を示すブロック図である。
本発明の実施の形態2の燃料電池の内部構造を示す概略図は、図2に示す実施の形態1の燃料電池の内部構造を示す概略図と同じである。また、本発明の実施の形態2のセルを積層した燃料電池の構造を模式的に示す斜視図は、図3に示す実施の形態1のセルを積層した燃料電池の構造を模式的に示す斜視図と同じである。
以下、実施の形態2に係る燃料電池システム150について、図面を参照しながら説明する。
図4に示すように、実施の形態2に係る燃料電池システム150は、燃料電池30と、親水性向上化流体供給器151と、制御器152と、外筐体153と、開閉弁161と、
開閉弁164と、開閉弁171と、開閉弁174と、開閉弁182と、開閉弁183と、開閉弁190と、開閉弁191と、を備え、配管で接続されている。
制御器152と各デバイスとの信号線は省略するが、制御器152は、親水性向上化流体供給器151、開閉弁161、開閉弁164、開閉弁171、開閉弁174、開閉弁182、開閉弁183、開閉弁190、開閉弁191と接続され、制御器152が、親水性向上化流体供給器151、開閉弁161、開閉弁164、開閉弁171、開閉弁174、開閉弁182、開閉弁183、開閉弁190、開閉弁191の動作を制御する。
アノード側の流体系統について詳細に説明する。流体流路を開閉する開閉弁161は、配管160により、水素ガス供給源と接続されている。開閉弁161は、配管162により、燃料電池30のアノード流体流路20aの供給側に接続されている。
燃料電池30のアノード流体流路20aの排出側は、配管163により、流体流路を開閉する開閉弁164に接続されている。開閉弁164は、配管165が接続され、燃料電池30のアノード流体流路20aから排出される流体を燃料電池システム150の外部に排出できるように構成されている。
次に、カソード側の流体系統について詳細に説明する。流体流路を開閉する開閉弁171は、配管170により、燃料電池システム150の外部からの空気を取り込めるように構成されている。開閉弁171は、配管172により、燃料電池30のカソード流体流路20cの供給側に接続されている。
燃料電池30のカソード流体流路20cの排出側は、配管173により、流体流路を開閉する開閉弁174に接続されている。開閉弁174は、配管175が接続され、燃料電池30のカソード流体流路20cから排出される流体を燃料電池システム150の外部に排出できるように構成されている。
次に、親水性向上化流体の系統について詳細に説明する。親水性向上化流体供給器151は、配管180により、親水性向上化流体供給源と接続されている。親水性向上化流体供給器151は、配管181により、流体流路を開閉する開閉弁182と、流体流路を開閉する開閉弁183に接続されている。
開閉弁182は、アノード側の流体系統の配管162に接続されている。開閉弁183は、カソード側の流体系統の配管172に接続されている。アノード側の流体系統の配管163は、アノード流体流路20aの排出側と開閉弁164の間で分岐され、流体流路を開閉する開閉弁190に接続されている。
カソード側の流体系統の配管173は、カソード流体流路20cの排出側と開閉弁174の間で分岐され、流体流路を開閉する開閉弁191に接続されている。開閉弁190と開閉弁191は、配管192により接続され、流体を燃料電池システム150の外部に排出できるように構成されている。親水性向上化流体供給器151は、流体流路を開閉する開閉弁である。親水性向上化流体はオゾン水である。
冷却水の流体系統は、図示されていないが、燃料電池30の冷却水流路の供給側、燃料電池30の冷却水流路の排出側、冷却水放熱器を配管で接続し、冷却水が燃料電池30と冷却水放熱器の間で循環するように構成されている。
以上のような構成により、燃料電池システム150は構成されている。
燃料電池30の構造は、実施の形態1と同じであるため、説明は省略する。
次に、実施の形態2に係る燃料電池システム150の基本的な動作について説明する。
<発電時の動作>
燃料ガスである水素ガスと酸化剤ガスである空気を燃料電池30に供給し、親水性向上化流体は供給しない。
発電動作に先だって、燃料電池システム150を停止(非発電)状態にし、開閉弁161、開閉弁164、開閉弁171、開閉弁174、開閉弁182、開閉弁183、開閉弁190、開閉弁191は全て閉じておく。
開閉弁161と開閉弁164を開くことにより、外部から配管160を通じて水素ガスが取り入れられ、配管162を通じて燃料電池30のアノード側に導かれる。燃料電池30のアノード流体流路20aを通過した水素ガスは、配管165を通じて、燃料電池システム150の外に排出される。
開閉弁171と開閉弁174を開くことにより、外部から配管170を通じて空気が取り入れられ、配管172を通じて燃料電池30のカソード側に導かれる。燃料電池30のカソード流体流路20cを通過した空気は、配管175を通じて、燃料電池システム150の外に排出される。
実施の形態2に係る運転条件は以下の通りである。燃料電池30の温度は70℃、水素ガス利用率(Uf)は75%、酸素ガス利用率(Uo)は50%とする。水素ガスおよび空気は、それぞれ66℃および66℃の露点を有するように加湿器を用いて加湿し、電力としてある電圧の電流を取り出す。
電流は、電極の見かけ面積に対して、0.2A/cmの電流密度となるように調整する。冷却水は、燃料電池30への入口温度が60℃、燃料電池30からの出口温度が68℃となるように運転を調節する。
<親水性向上化流体供給時の動作>
燃料電池システム150の累計の発電時間が一定時間経過するごとに、以下の動作を実施する。
親水性向上化流体を燃料電池30に供給し、水素ガスと空気と冷却水は供給しない。
親水性向上化流体供給動作に先だって、燃料電池システム150を停止(非発電)状態にし、開閉弁である親水性向上化流体供給器151、開閉弁161、開閉弁164、開閉弁171、開閉弁174、開閉弁182、開閉弁183、開閉弁190、開閉弁191は全て閉じておく。
開閉弁である親水性向上化流体供給器151と開閉弁182と開閉弁183と開閉弁190と開閉弁191を開くことにより、外部から配管180を通じて、親水性向上化流体であるオゾン水が取り入れられ、配管162を通じて燃料電池30のアノード側に、配管172を通じて燃料電池30のカソード側に導かれる。
燃料電池30のアノード側を通過したオゾン水は配管163を通じ、カソード側を通過したオゾン水は配管173を通じ、配管192で合流して燃料電池システム150の外に排出される。
燃料電池30のアノード側、燃料電池30のカソード側にオゾン水を流すことで、アノード流体流路20a、カソード流体流路20cにオゾン水が流れる。
実施の形態2に係るオゾン水は、毎分1リットルの流量で流すように運転を調節する。
以上のように、本実施の形態の燃料電池システム150は、電解質膜11と、電解質膜11の両面に配置された一対の電極14a、14cと、電極14a、14cの両外面に配置され、電極14a、14cに反応ガスを供給する反応ガス流路(アノード流体流路20a、カソード流体流路20c)を有する一対の導電性セパレータ16a、16cと、を有し、電解質膜11と、一対の電極14a、14cの両方にフッ素を含む燃料電池30と、一対の反応ガス流路(アノード流体流路20a、カソード流体流路20c)の両方にオゾン水を供給する親水性向上化流体供給器151と、非発電時にのみ一対の反応ガス流路(アノード流体流路20a、カソード流体流路20c)の両方にオゾン水を供給するように親水性向上化流体供給器151を制御する制御器152と、反応ガス流路(アノード流体流路20a、カソード流体流路20c)から流出したオゾン水を燃料電池システム150の外部に排出する親水性向上化流体排出路(開閉弁190を介して配管163に接続されると共に、開閉弁191を介して配管173に接続される配管192)と、を備えたことにより、発電時の電圧を低下させることなく、長時間発電を行うことによる、導電性セパレータ16a、16cの反応ガス流路(アノード流体流路20a、カソード流体流路20c)の親水性の低下を抑制して、電圧低下を抑制することができる。
また、導電性セパレータ16a、16cの反応ガス流路(アノード流体流路20a、カソード流体流路20c)に反応ガスを供給した際の反応ガスを排出する経路と、オゾン水を供給した際のオゾン水を排出する経路と、を分けることができ、反応ガスとオゾン水を独立して排出することができる。
なお、親水性向上化流体は、オゾンガス、オゾン水に限定されるものではなく、導電性セパレータ16a、16cの反応ガス流路(アノード流体流路20a、カソード流体流路20c)のフッ素成分を除去することができるものであれば良い。例えば、フッ素成分を溶解させるようなフッ素含有水にしても良い。
また、制御器152が、非発電時にのみ、反応ガス流路(アノード流体流路20a、カソード流体流路20c)に親水性向上化流体を供給するように親水性向上化流体供給器151を制御する必要は無く、発電時に、反応ガスに親水性向上化流体を混合しても良い。
また、親水性向上化流体の供給は必要に応じて実施すれば良く、例えば、発電時の電圧を監視し、電圧が一定値以下になった時に親水性向上化流体を供給したり、合計の発電時間が一定値を超えた時に親水性向上化流体を供給したりしても良い。
また、燃料ガスとして水素ガスが用いられるが、水素ガスと不活性ガスの混合ガスであれば、どのようなものを用いてもよい。酸化剤ガスとして空気が用いられるが、酸素ガスと不活性ガスの混合ガスであれば、どのようなものを用いてもよい。
不活性ガスは、燃料電池30部において電極反応を起こさず(電極14a、14cの酸化還元反応に寄与せず)、かつ電極14a、14cを侵さない、化学的に安定性を有するガスであればどのようなものであってもよく、例えば窒素、アルゴンなどを使用することができる。
また、親水性向上化流体供給器51、開閉弁61、開閉弁64、開閉弁71、開閉弁7
4、開閉弁82、開閉弁83、親水性向上化流体供給器151、開閉弁161、開閉弁164、開閉弁171、開閉弁174、開閉弁182、開閉弁183、開閉弁190、開閉弁191は、配管中の流路を閉止できるものであればどのようなものでもよく、例えば電磁弁、電動ボール弁等が使用される。
以上のように、本発明にかかる燃料電池システムは、電解質膜や電極中の電解質にフッ素が含まれる燃料電池において、長時間発電を行うことによる、セパレータの反応ガス流路の親水性の低下を抑制して、電圧低下を抑制することが可能になり、これを用いた高性能な発電システムを提供することができる。
11 電解質膜
12a、12c 触媒層
13a、13c ガス拡散層
14a、14c 電極
15 MEA
16a、16c 導電性セパレータ
17a、17c MEAガスケット
18 セパレータガスケット
19 セル
20a アノード流体流路
20c カソード流体流路
21 冷却水流路
30 燃料電池
31a、31c 集電板
32 絶縁板
33 端板
34 セル積層体
50 燃料電池システム
51 親水性向上化流体供給器
52 制御器
53 外筐体
60、62、63、65 配管
61、64 開閉弁
70、72、73、75 配管
71、74 開閉弁
80、81 配管
82、83 開閉弁
150 燃料電池システム
151 親水性向上化流体供給器
152 制御器
153 外筐体
160、162、163、165 配管
161、164 開閉弁
170、172、173、175 配管
171、174 開閉弁
180、181 配管
182、183 開閉弁
190、191 開閉弁
192 配管

Claims (5)

  1. 少なくとも、電解質膜と、前記電解質膜の両面に配置された一対の電極と、前記電極の両外面に配置され、前記電極に反応ガスを供給する反応ガス流路を有する一対のセパレータと、を有し、前記電解質膜と、前記一対の電極のいずれかにフッ素を含む燃料電池と、
    少なくとも一方の前記反応ガス流路に親水性を向上させるための親水性向上化流体を供給する親水性向上化流体供給器と、
    少なくとも一方の前記反応ガス流路に前記親水性向上化流体を供給するように前記親水性向上化流体供給器を制御する制御器と、
    を備えた燃料電池システム。
  2. 前記反応ガス流路から流出した前記親水性向上化流体を、前記燃料電池システムの外部に排出する親水性向上化流体排出路を備えた、請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記親水性向上化流体が、オゾンガス、もしくは、オゾン水である、請求項1または2のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  4. 前記制御器が、非発電時にのみ、少なくとも一方の前記反応ガス流路に前記親水性向上化流体を供給するように前記親水性向上化流体供給器を制御する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  5. 少なくとも、電解質膜と、前記電解質膜の両面に配置された一対の電極と、前記電極の両外面に配置され、前記電極に反応ガスを供給する反応ガス流路を有する一対のセパレータと、を有し、前記電解質膜と、前記一対の電極のいずれかにフッ素を含む燃料電池と、
    少なくとも一方の前記反応ガス流路に親水性を向上させるための親水性向上化流体を供給する親水性向上化流体供給器と、
    を備えた、燃料電池システムの運転方法であって、
    前記親水性向上化流体供給器が、少なくとも一方の前記反応ガス流路に前記親水性向上化流体を供給する、燃料電池システムの運転方法。
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