JP2018120309A - 認証システム、認証装置、認証方法及びプログラム - Google Patents

認証システム、認証装置、認証方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】認証キーとなる画像の共有を容易にする。【解決手段】所定のサービスの利用者が用いる端末装置と、前記サービスの利用を認証する認証装置とを含む認証システムであって、前記認証における認証キーとなる第1の画像情報と、前記サービスの利用者を識別する識別情報とを含む登録要求を受信すると、前記第1の画像情報と、前記識別情報とを関連付けて記憶手段に記憶させる登録手段と、前記認証に用いられる第2の画像情報と、前記識別情報とを含む認証要求を受信すると、前記識別情報に関連付けて前記記憶手段に記憶されている前記第1の画像情報と、前記第2の画像情報とに基づいて、前記認証が成功したか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記認証が成功したと判定された場合、該認証が成功したことを示す応答を送信する応答手段と、を有する。【選択図】図10

Description

本発明は、認証システム、認証装置、認証方法及びプログラムに関する。
例えばインターネットバンキングやオンラインショッピング等の様々なWebサービスを利用する際には、様々な認証技術により、利用主体(ユーザ)の認証が行われる。このような認証技術として、複数の画像の中から、認証キーとなる画像をユーザが選択することで、利用主体(ユーザ)の認証を行う「画像認証」と呼ばれる技術が知られている。
また、ユーザ自身が複数の画像をサーバに登録した上で、これらの複数の画像の中からパスワードとなる画像(認証キーとなる画像)を設定することで、画像認証を行う技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、上記の従来技術では、複数のユーザ間で、認証キーとなる画像を共有することができなかった。このため、例えば、複数のユーザ間で共通のWebサービスを利用したい場合等には、サーバに登録されている複数の画像のうちのいずれの画像が認証キーとなっているかを示す情報(例えば、「犬の画像が認証キーである」等)をユーザ間で共有する必要があった。
本発明の一実施形態は、認証キーとなる画像の共有を容易にすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一実施形態は、所定のサービスの利用者が用いる端末装置と、前記サービスの利用を認証する認証装置とを含む認証システムであって、前記認証における認証キーとなる第1の画像情報と、前記サービスの利用者を識別する識別情報とを含む登録要求を受信すると、前記第1の画像情報と、前記識別情報とを関連付けて記憶手段に記憶させる登録手段と、前記認証に用いられる第2の画像情報と、前記識別情報とを含む認証要求を受信すると、前記識別情報に関連付けて前記記憶手段に記憶されている前記第1の画像情報と、前記第2の画像情報とに基づいて、前記認証が成功したか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記認証が成功したと判定された場合、該認証が成功したことを示す応答を送信する応答手段と、を有する。
本発明の一実施形態によれば、認証キーとなる画像の共有を容易にすることができる。
第一の実施形態に係る認証システムのシステム構成の一例を示す図である。 認証システムの処理の概要を説明する図である。 第一の実施形態に係る認証サービス提供装置、Webサービス提供装置及び利用者端末を実現するコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。 第一の実施形態に係る認証システムの機能構成の一例を示す図である。 第一の実施形態に係る認証情報の一例を示す図である。 第一の実施形態に係る利用可能Webサービス情報の一例を示す図である。 第一の実施形態に係る認証画像を登録する処理の一例を示すシーケンス図である。 第一の実施形態に係るWebサービスの利用を開始する処理の一例を示すシーケンス図である。 第一の実施形態に係る認証処理の一例を示すフローチャートである。 複数のユーザ間で画像を共有する場合の利用シーンの一例を説明する図である。 第二の実施形態に係る認証システムの機能構成の一例を示す図である。 第二の実施形態に係る認証情報の一例を示す図である。 第二の実施形態に係る認証処理の一例を示すフローチャートである。 画像の類似度により認証を行う場合の利用シーンの一例を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
[第一の実施形態]
<システム構成>
まず、本実施形態に係る認証システム1のシステム構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、第一の実施形態に係る認証システム1のシステム構成の一例を示す図である。
図1に示すように、本実施形態に係る認証システム1は、認証サービス提供装置10と、1以上のWebサービス提供装置20と、1以上の利用者端末30とを有し、例えばインターネット等の広域的なネットワークNを介して通信可能に接続されている。
認証サービス提供装置10は、画像認証による認証サービスをWebサービス提供装置20に提供するコンピュータ(情報処理装置)又はコンピュータシステム(情報処理システム)である。
Webサービス提供装置20は、所定のWebサービスを利用者端末30に提供するコンピュータ(情報処理装置)又はコンピュータシステム(情報処理システム)である。Webサービス提供装置20は、当該Webサービスを利用者端末30に提供する際に、認証サービス提供装置10が提供する認証サービスを利用して、当該利用者端末30のユーザを認証する。
なお、Webサービス提供装置20は、例えば、WebAPI(Application Program Interface)を用いて、認証サービス提供装置10が提供する認証サービスを利用することができる。
Webサービス提供装置20が提供するWebサービスには、例えば、インターネットバンキングやオンラインショッピング、SNS(Social Networking Service)、ゲームサービス、ネットプリントサービス、地図サービス等が挙げられる。なお、本実施形態では、説明の便宜上、「Webサービス」と称するが、その呼称に拘泥されるものではない。したがって、本実施形態は、例えば、クラウドサービスやASP(Application Service Provider)等、ネットワークを介して利用者に提供される種々のサービスについて同様に適用することができる。
利用者端末30は、Webサービス提供装置20が提供するWebサービスを利用する利用者(ユーザ)が利用するコンピュータ(情報処理装置)である。ユーザは、利用者端末30に搭載されたWebブラウザ等を用いて、Webサービス提供装置20が提供するWebサービスを利用することができる。
以降では、複数の利用者端末30を各々区別する場合は、「利用者端末30A」、「利用者端末30B」等と表す。また、利用者端末30Aを利用するユーザを「ユーザA」、利用者端末30Bを利用するユーザを「ユーザB」等と表す。
なお、認証サービス提供装置10とWebサービス提供装置20とが、1つの装置で構成されていても良い。すなわち、例えば、各Webサービス提供装置20が、認証サービス提供装置10の機能を有していても良い。
また、Webサービス提供装置20は、複数台の装置で構成されていても良い。すなわち、例えば、Webサービス提供装置20は、処理を実行する機能毎に複数台のサーバ装置で構成されていても良いし、リソースに応じて複数台のサーバ装置で構成されていても良い。このように、Webサービス提供装置20は、複数のサーバ装置によって実現される形態であっても良い。
ここで、本実施形態に係る認証システム1の処理の概要について、図2を参照しながら説明する。図2は、認証システム1の処理の概要を説明する図である。
本実施形態に係る認証システム1の処理は、画像認証において認証キーとなる画像を登録する「認証画像の登録」と、Webサービスの利用をユーザが開始する「Webサービスの利用開始」とに分けられる。なお、以降では、画像認証において認証キーとなる画像を「認証画像」とも表す。
(認証画像の登録)
S1−1)まず、利用者端末30のユーザは、例えばWebブラウザ等を用いて、認証画像として登録する画像の選択と、利用IDの入力とを行うことで、認証画像の登録操作を行う。ここで、利用者端末30に記憶されている画像の中から、認証画像として登録すると選択された画像を「画像G100」とする。
なお、利用IDとは、ユーザがWebサービスを利用するための識別情報である。利用IDには、例えば、Webサービス提供装置20から発行されたユーザIDやグループID、ユーザ自身がWebサービス提供装置20に登録したメールアドレス等が挙げられる。
S1−2)利用者端末30は、認証画像の登録操作が行われると、認証画像の登録要求をWebサービス提供装置20に送信する。認証画像の登録要求には、認証画像として登録する画像G100と、ユーザにより入力された利用IDとが含まれる。
S1−3)Webサービス提供装置20は、認証画像の登録要求を受信すると、WebサービスIDとAPIキーとを当該登録要求に付加して、認証サービス提供装置10に送信する。
なお、WebサービスIDとは、Webサービス提供装置20が提供するWebサービスを識別する識別情報である。WebサービスIDには、例えば、認証サービス提供装置10から発行される固有ID、Webサービス提供装置20に割り当てられたドメイン名やIPアドレス(Internet Protocol)等が挙げられる。
また、APIキーとは、Webサービス提供装置20が認証サービスを利用するために認証サービス提供装置10から発行される情報である。APIキーは、例えばWebサービス毎に、認証サービス提供装置10から発行される。
S1−4)認証サービス提供装置10は、認証画像の登録要求を受信すると、当該登録要求に含まれる画像G100を認証画像として登録する。すなわち、認証サービス提供装置10は、画像G100を画像記憶部120に保存すると共に、WebサービスIDと、利用IDと、画像G100の保存先を示すファイルパスとを関連付けた認証情報600を認証情報記憶部110に保存する。
例えば、WebサービスIDが「w001」、利用IDが「r001」、画像G100の保存先を示すファイルパスが「・・・/ABC.jpg」であった場合、これらを関連付けた認証情報600を認証情報記憶部110に保存する。
これにより、ユーザにより選択された画像G100が認証画像(すなわち、画像認証において認証キーとなる画像)として認証サービス提供装置10に登録される。なお、本実施形態では、WebサービスIDと、利用IDと、ファイルパスとが関連付けられた認証情報600が認証情報記憶部110に保存されるものとして説明するが、ファイルパスとの関連付けはこれらに限られない。例えば、Webサービスと認証サービスとが一体のサービスとして実現される場合等には、利用IDとファイルパスとが関連付けられた認証情報が認証情報記憶部110に保存されても良い。
(Webサービスの利用開始)
S2−1)まず、利用者端末30のユーザは、例えばWebブラウザ等を用いて、Webサービスの認証に用いる画像(以降では、「被認証画像」とも表す。)を選択と、利用IDの入力とを行うことで、Webサービスの利用開始操作を行う。ここで、利用者端末30に記憶されている画像の中から、被認証画像として「画像G110」が選択されたものとする。
S2−2)利用者端末30は、Webサービスの利用開始操作が行われると、当該Webサービスを利用するための認証要求をWebサービス提供装置20に送信する。認証要求には、被認証画像としてユーザにより選択された画像G110と、ユーザにより入力された利用IDとが含まれる。
S2−3)Webサービス提供装置20は、認証要求を受信すると、WebサービスIDとAPIキーとを当該認証要求に付加して、認証サービス提供装置10に送信する。
S2−4)認証サービス提供装置10は、認証要求を受信すると、当該認証要求に含まれる被認証画像(画像G110)と、当該登録要求に含まるWebサービスID及び利用IDに対応する認証画像とが一致するか否かを判定する。
例えば、当該認証要求に含まれるWebサービスIDが「w001」、利用IDが「r001」であった場合、被認証画像「画像G110」と、認証画像「画像G100」とが一致するか否かを判定する。
S2−5)認証サービス提供装置10は、上記のS2−4における判定結果に応じて、認証結果(認証成功又は認証失敗)をWebサービス提供装置20に送信する。
ここで、認証サービス提供装置10は、被認証画像と認証画像とが一致すると判定した場合、認証成功を示す認証結果をWebサービス提供装置20に送信する。一方で、認証サービス提供装置10は、被認証画像と認証画像とが一致しないと判定した場合、認証失敗を示す認証結果をWebサービス提供装置20に送信する。
S2−6)Webサービス提供装置20は、認証成功を示す認証結果を受信すると、Webサービスを利用者端末30に提供する。一方で、Webサービス提供装置20は、認証失敗を示す認証結果を受信すると、認証に失敗したことを示す情報を利用者端末30に送信する。
以上のように、本実施形態に係る認証システム1では、Webサービスの利用者(ユーザ)は、所望の画像を認証画像として認証サービス提供装置10に予め登録する。そして、本実施形態に係る認証システム1では、Webサービスの利用を開始する場合、ユーザは、予め登録した画像と同一の画像を用いて、Webサービスを利用するための認証を行う。
このため、本実施形態に係る認証システム1によれば、例えば、ユーザは、認証画像として登録した画像と同一の画像を他のユーザに配布等することで、複数のユーザ間で認証キーとなる画像を共有することができる。
<ハードウェア構成>
次に、本実施形態に係る認証サービス提供装置10、Webサービス提供装置20及び利用者端末30を実現するコンピュータ500のハードウェア構成について、図3を参照しながら説明する。図3は、第一の実施形態に係る認証サービス提供装置10、Webサービス提供装置20及び利用者端末30を実現するコンピュータ500のハードウェア構成の一例を示す図である。
図3に示すように、コンピュータ500は、入力装置501と、表示装置502と、外部I/F503と、通信I/F504と、ROM(Read Only Memory)505とを有する。また、コンピュータ500は、RAM(Random Access Memory)506と、CPU(Central Processing Unit)507と、記憶装置508とを有する。これら各ハードウェアは、それぞれがバス509で相互に接続されている。
入力装置501は、例えば各種ボタンやタッチパネル、キーボードやマウス等であり、コンピュータ500に各種の操作を入力するのに用いられる。表示装置502は、例えばディスプレイ等であり、コンピュータ500による処理結果を表示する。なお、認証サービス提供装置10又は/及びWebサービス提供装置20を実現するコンピュータ500は、入力装置501及び表示装置502の少なくとも一方を有していなくても良い。
外部I/F503は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体503a等がある。コンピュータ500は、外部I/F503を介して、記録媒体503aの読み取りや書き込みを行うことができる。記録媒体503aには、例えば、SDメモリカード(SD memory card)やUSBメモリ、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)等がある。
通信I/F504は、コンピュータ500をネットワークNに接続するためのインタフェースである。コンピュータ500は、通信I/F504を介して、他の装置との間でデータ通信を行うことができる。
ROM505は、電源を切ってもデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリである。RAM506は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリである。CPU507は、例えば記憶装置508やROM505からプログラムやデータをRAM506上に読み出して、各種処理を実行する演算装置である。
記憶装置508は、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等であり、プログラムやデータを格納している不揮発性のメモリである。記憶装置508に格納されているプログラムやデータには、例えば、本実施形態を実現するプログラムや基本ソフトウェアであるOS(Operating System)、OS上で動作する各種アプリケーションプログラム等がある。
本実施形態に係る認証サービス提供装置10、Webサービス提供装置20及び利用者端末30は、図3に示すコンピュータ500により、後述する各種処理を実現することができる。
<機能構成>
次に、本実施形態に係る認証システム1の機能構成について、図4を参照しながら説明する。図4は、第一の実施形態に係る認証システム1の機能構成の一例を示す図である。
図4に示すように、本実施形態に係る利用者端末30は、操作受付部301と、登録要求部302と、認証要求部303とを有する。これら各機能部は、利用者端末30にインストールされた1以上のプログラムが、CPU507に実行させる処理により実現される。
また、本実施形態に係る利用者端末30は、画像記憶部310を有する。画像記憶部310は、例えば記憶装置508や記録媒体503a等を用いて実現可能である。
操作受付部301は、ユーザによる各種操作の入力を受け付ける。例えば、操作受付部301は、認証画像の登録操作を受け付ける。また、例えば、操作受付部301は、Webサービスの利用開始操作を受け付ける。
登録要求部302は、認証画像の登録操作を操作受付部301が受け付けると、認証画像の登録要求をWebサービス提供装置20に送信する。認証画像の登録要求には、ユーザにより選択された画像(認証画像として登録する画像)と、ユーザにより入力された利用IDとが含まれる。
認証要求部303は、Webサービスの利用開始操作を操作受付部301が受け付けると、当該Webサービスを利用するための認証要求をWebサービス提供装置20に送信する。認証要求には、ユーザにより選択された画像(被認証画像として用いる画像)と、ユーザにより入力された利用IDとが含まれる。
画像記憶部310は、1以上の画像が記憶されている。画像記憶部310に記憶されている画像は、認証画像や被認証画像の候補となる画像である。利用者端末30のユーザは、画像記憶部310に記憶されている画像の中から、認証画像として登録する画像や被認証画像として用いる画像を選択する。
図4に示すように、本実施形態に係るWebサービス提供装置20は、登録要求部201と、認証要求部202とを有する。これら各機能部は、Webサービス提供装置20にインストールされた1以上のプログラムが、CPU507に実行させる処理により実現される。
また、本実施形態に係るWebサービス提供装置20は、APIキー203と、WebサービスID204とを有する。APIキー203と、WebサービスID204とは、例えば記憶装置508に記憶されている。
登録要求部201は、認証画像の登録要求を利用者端末30から受信すると、APIキー203とWebサービスID204とを当該登録要求に付加して、認証サービス提供装置10に送信する。
認証要求部202は、認証要求を利用者端末30から受信すると、APIキー203とWebサービスID204とを当該認証要求に付加して、認証サービス提供装置10に送信する。
APIキー203は、Webサービス提供装置20が認証サービスを利用するために認証サービス提供装置10から発行される情報(すなわち、WebAPIの認証に用いられる情報)である。WebサービスID204は、Webサービス提供装置20が提供するWebサービスを識別する識別情報である。
図4に示すように、本実施形態に係る認証サービス提供装置10は、利用可否判定部101と、登録処理部102と、認証処理部103とを有する。これら各機能部は、認証サービス提供装置10にインストールされた1以上のプログラムが、CPU507に実行させる処理により実現される。
また、本実施形態に係る認証サービス提供装置10は、認証情報記憶部110と、画像記憶部120と、利用可能Webサービス情報記憶部130とを有する。これら各記憶部は、例えば記憶装置508を用いて実現可能である。なお、これら各記憶部のうちの少なくとも一の記憶部が、認証サービス提供装置10とネットワークNを介して接続される記憶装置等を用いて実現されていても良い。
利用可否判定部101は、認証画像の登録要求又は認証要求をWebサービス提供装置20から受信すると、認証サービスを当該Webサービス提供装置20が利用可能か否かを判定する。
利用可否判定部101は、認証画像の登録要求又は認証要求に含まれるWebサービスID及びAPIキーが、利用可能Webサービス情報記憶部130に記憶されているか否かを判定することで、認証サービスの利用可否を判定する。
登録処理部102は、認証画像の登録要求に含まれる画像を認証画像として登録する処理を行う。ここで、登録処理部102は、画像保存部104と、認証情報作成部105とを有する。
画像保存部104は、認証画像の登録要求に含まれる画像を画像記憶部120に保存する。認証情報作成部105は、当該登録要求に含まれるWebサービスIDと、利用IDと、画像記憶部120に保存された画像の保存先を示すファイルパスとを関連付けた認証情報600を作成して、認証情報記憶部110に保存する。
認証処理部103は、認証要求に応じて、ユーザがWebサービスを利用するための認証(認証サービスによる画像認証)を行う。ここで、認証処理部103は、取得部106と、認証判定部107と、応答作成部108とを有する。
取得部106は、認証要求に含まれるWebサービスID及び利用IDに対応する画像(認証画像)を画像記憶部120から取得する。すなわち、取得部106は、認証情報記憶部110に記憶されている認証情報600を参照して、当該WebサービスID及び利用IDに関連付けられているファイルパスに保存されている画像(認証画像)を画像記憶部120から取得する。
認証判定部107は、認証要求に含まれる画像(被認証画像)と、取得部106が取得した画像(認証画像)とが一致するか否かを判定する。
応答作成部108は、認証判定部107による判定結果に応じて、認証応答を作成する。すなわち、応答作成部108は、認証判定部107により被認証画像と認証画像とが一致すると判定された場合、認証成功を示す認証応答を作成する。一方で、応答作成部108は、認証判定部107により被認証画像と認証画像とが一致しないと判定された場合、認証失敗を示す認証応答を作成する。
認証情報記憶部110は、認証情報600を記憶する。画像記憶部120は、認証画像を記憶する。利用可能Webサービス情報記憶部130は、利用可能Webサービス情報700を記憶する。
ここで、認証情報記憶部110に記憶されている認証情報600について、図5を参照しながら説明する。図5は、第一の実施形態に係る認証情報600の一例を示す図である。
図5に示すように、認証情報記憶部110に記憶されている認証情報600には、WebサービスIDと、利用IDと、ファイルパスとが関連付けられている。
例えば、WebサービスID「w001」及び利用ID「r001」には、画像記憶部120に記憶されている認証画像の保存先を示すファイルパス「・・・/ABC.jpg」が関連付けられている。同様に、WebサービスID「w002」及び利用ID「r002」には、画像記憶部120に記憶されている認証画像の保存先を示すファイルパス「・・・/DEF.jpg」が関連付けられている。
このように、認証情報記憶部110に記憶されている認証情報600には、Webサービス及び当該Webサービスの利用者(複数の利用者のグループも含む。)毎に、当該利用者が当該Webサービスを利用する際の認証キーとなる画像が関連付けられている。
次に、利用可能Webサービス情報記憶部130に記憶されている利用可能Webサービス情報700について、図6を参照しながら説明する。図6は、第一の実施形態に係る利用可能Webサービス情報700の一例を示す図である。
図6に示すように、利用可能Webサービス情報記憶部130に記憶されている利用可能Webサービス情報700には、WebサービスIDと、APIキーとが関連付けられている。
例えば、WebサービスID「w001」には、APIキー「key1」が関連付けられている。同様に、例えば、WebサービスID「w002」には、APIキー「key2」が関連付けられている。
このように、利用可能Webサービス情報記憶部130に記憶されている利用可能Webサービス情報700には、Webサービス毎に、当該Webサービスを提供するWebサービス提供装置20が認証サービスを利用するためのAPIキーが関連付けられている。
<処理の詳細>
次に、本実施形態に係る認証システム1の処理の詳細について説明する。まず、利用者端末30のユーザが認証画像を登録する処理について、図7を参照しながら説明する。図7は、一の実施形態に係る認証画像を登録する処理の一例を示すシーケンス図である。
まず、利用者端末30の操作受付部301は、ユーザによる認証画像の登録操作を受け付ける(ステップS701)。ユーザは、例えばWebブラウザ等を用いて、画像記憶部120に記憶されている画像の中から認証画像として登録する画像を選択すると共に、利用IDを入力することで、認証画像の登録操作を行うことができる。
次に、利用者端末30の登録要求部302は、認証画像の登録操作を操作受付部301が受け付けると、認証画像の登録要求をWebサービス提供装置20に送信する(ステップS702)。認証画像の登録要求には、ユーザにより選択された画像(認証画像として登録する画像)と、ユーザにより入力された利用IDとが含まれる。なお、認証画像の登録要求は、例えば、ユーザにより選択された画像と、ユーザにより入力された利用IDとが含まれるHTTP(Hypertext Transfer Protocol)リクエスト等である。
Webサービス提供装置20の登録要求部201は、認証画像の登録要求を利用者端末30から受信すると、APIキー203とWebサービスID204とを当該登録要求に付加して、認証サービス提供装置10に送信する(ステップS703)。
認証サービス提供装置10の利用可否判定部101は、認証画像の登録要求をWebサービス提供装置20から受信すると、認証サービスを当該Webサービス提供装置20が利用可能か否かを判定する(ステップS704)。
すなわち、まず、利用可否判定部101は、認証画像の登録要求に含まれるWebサービスIDとAPIキーとを取得する。次に、利用可否判定部101は、取得したWebサービスIDとAPIキーとを含む利用可能Webサービス情報700が利用可能Webサービス情報記憶部130に記憶されているか否かを判定する。
そして、利用可否判定部101は、取得したWebサービスIDとAPIキーとを含む利用可能Webサービス情報700が利用可能Webサービス情報記憶部130に記憶されている場合、認証サービスを利用可能であると判定する。一方で、利用可否判定部101は、取得したWebサービスIDとAPIキーとを含む利用可能Webサービス情報700が利用可能Webサービス情報記憶部130に記憶されていない場合、認証サービスを利用可能でないと判定する。
ステップS704において、認証サービスを利用可能でないと判定した場合、認証サービス提供装置10は、認証サービスが利用できないことを示す登録応答を返信する。なお、認証サービスが利用可能でない場合とは、例えば、APIキーが不正である場合等が挙げられる。
一方、ステップS704において、認証サービスを利用可能であると判定した場合、認証サービス提供装置10の登録処理部102は、画像保存部104により、認証画像の登録要求に含まれる画像を画像記憶部120に保存する(ステップS705)。
次に、認証サービス提供装置10の登録処理部102は、認証情報作成部105により、認証情報600を作成して、認証情報記憶部110に保存する(ステップS706)。認証情報600は、認証画像の登録要求に含まれるWebサービスIDと、利用IDと、上記のステップS705で保存された画像の保存先を示すファイルパスとを関連付けることで作成される。
そして、認証サービス提供装置10は、認証画像の登録が完了したことを示す登録応答を返信する。
以上により、本実施形態に係る認証システム1では、利用者端末30から送信された画像が、Webサービスを利用する際の認証キーとして認証サービス提供装置10に登録される。このように、本実施形態に係る認証システム1では、ユーザは、利用者端末30の記憶装置508や記録媒体503a等に保存されている画像を認証キーとして認証サービス提供装置10に登録することができる。
次に、利用者端末30のユーザがWebサービスの利用を開始する処理について、図8を参照しながら説明する。図8は、第一の実施形態に係るWebサービスの利用を開始する処理の一例を示すシーケンス図である。
まず、利用者端末30の操作受付部301は、ユーザによるWebサービスの利用開始操作を受け付ける(ステップS801)。ユーザは、例えばWebブラウザ等を用いて、画像記憶部120に記憶されている画像の中から被認証画像として用いる画像を選択すると共に、利用IDを入力することで、Webサービスの利用開始操作を行うことができる。
次に、利用者端末30の認証要求部303は、Webサービスの利用開始操作を操作受付部301が受け付けると、当該Webサービスを利用するための認証要求をWebサービス提供装置20に送信する(ステップS802)。認証要求には、ユーザにより選択された画像(被認証画像として用いる画像)と、ユーザにより入力された利用IDとが含まれる。なお、認証要求は、例えば、ユーザにより選択された画像と、ユーザにより入力された利用IDとが含まれるHTTPリクエスト等である。
Webサービス提供装置20の認証要求部202は、認証要求を利用者端末30から受信すると、APIキー203とWebサービスID204とを当該認証要求に付加して、認証サービス提供装置10に送信する(ステップS803)。
認証サービス提供装置10の利用可否判定部101は、認証要求をWebサービス提供装置20から受信すると、図7のステップS804と同様に、認証サービスを当該Webサービス提供装置20が利用可能か否かを判定する(ステップS804)。
ステップS804において、認証サービスを利用可能でないと判定した場合、認証サービス提供装置10は、認証サービスが利用できないことを示す認証応答を返信する。
一方、ステップS804において、認証サービスを利用可能であると判定した場合、認証サービス提供装置10の認証処理部103は、Webサービスを利用するための認証処理(認証サービスによる画像認証処理)を行う(ステップS805)。なお、ステップS805における認証処理の詳細については後述する。
そして、認証サービス提供装置10の認証処理部103は、上記のステップS805における認証処理の認証結果(認証成功又は認証失敗)を示す認証応答を返信する。
認証成功を示す認証結果が認証サービス提供装置10から返信された場合、Webサービス提供装置20と利用者端末30との間で、Webサービスの利用処理が行われる(ステップS806)。これにより、利用者端末30のユーザは、Webサービス提供装置20が提供するWebサービスを利用することができる。
ここで、上記のステップS805における認証処理の詳細について、図9を参照しながら説明する。図9は、第一の実施形態に係る認証処理の一例を示すフローチャートである。
まず、取得部106は、認証要求に含まれるWebサービスID及び利用IDに対応する画像(認証画像)を画像記憶部120から取得する(ステップS901)。
すなわち、取得部106は、認証情報記憶部110に記憶されている認証情報600を参照して、当該WebサービスID及び利用IDに関連付けられているファイルパスに保存されている画像(認証画像)を画像記憶部120から取得する。
次に、認証判定部107は、認証要求に含まれる画像(被認証画像)と、上記のステップS901で取得した画像(認証画像)とが一致するか否かを判定する(ステップS902)。
ここで、認証判定部107は、例えば、被認証画像と認証画像とをそれぞれビット列に変換した上で、被認証画像のビット列と、認証画像のビット列とが一致するか否かを判定すれば良い。
なお、認証判定部107は、被認証画像のビット列と、認証画像のビット列とが異なる場合でも、例えば、被認証画像を拡大や縮小、回転等させた画像のビット列と、認証画像のビット列とが一致する場合には、被認証画像と認証画像とが一致すると判定しても良い。
また、被認証画像と認証画像との一致には、更に、被認証画像と認証画像とのメタデータ(例えば、Exif(Exchangeable image file format)情報等)の一致を含めても良い。
ステップS902において、被認証画像と認証画像とが一致すると判定された場合、応答作成部108は、認証成功を示す認証応答を作成する(ステップS903)。一方で、被認証画像と認証画像とが一致しないと判定された場合、応答作成部108は、認証失敗を示す認証応答を作成する(ステップS904)。
以上により、本実施形態に係る認証システム1では、ユーザがWebサービスを利用する際に、認証画像として予め登録した画像と同一の画像を用いて、Webサービスを利用するための認証を行うことができる。このため、本実施形態に係る認証システム1では、例えば、認証画像として登録した画像を複数のユーザ間で共有することにより、複数のユーザ間で同一のWebサービスを利用することができるようになる。
ここで、複数のユーザ間で画像(認証キーとなる画像)を共有する場合の利用シーンについて、図10を参照しながら説明する。図10は、複数のユーザ間で画像を共有する場合の利用シーンの一例を説明する図である。図10に示す例では、ユーザAとユーザBとの間で認証キーとなる画像G200を共有する場合について説明する。
ユーザAは、利用者端末30Aを用いて、Webサービス提供装置20が提供するWebサービスを利用するための認証画像として画像G200を認証サービス提供装置10に登録したものとする。
このとき、ユーザAが、認証画像として登録した画像G200と、当該Webサービスの利用IDとをユーザBとの間で共有することで、ユーザBは、利用者端末30Bを用いて、当該Webサービスを利用することができるようになる。すなわち、ユーザBは、ユーザAとの間で共有している画像G200及び利用IDを用いて、当該Webサービスを利用するための認証を行う。
なお、ユーザAは、例えば、Webサイトやメール、SNS、ブログ、インスタントメッセージ等の種々の方法を用いて、画像G200と利用IDとをユーザBとの間で共有することができる。
これにより、ユーザBは、ユーザAが利用する利用IDを用いて、同一のWebサービスを利用することができる。言い換えれば、ユーザAとユーザBとの間で、同一の利用IDを用いて、同一のWebサービスを共有して利用することができるようになる。
したがって、本実施形態に係る認証システム1によれば、複数のユーザ間で、同一の利用IDを用いて、同一のWebサービスを共有して利用することができるようになる。
例えば、趣味等を共通にするサークルのメンバー間で、利用IDと、認証キーとなる画像とを共有することで、同一のWebサービスを共有して利用することができるようになる。しかも、このような場合、例えば、メンバー全員に思い入れがある画像を共有することで、認証キーとなっている画像を忘れてしまう事態等を防止することができる。
[第二の実施形態]
次に、第二の実施形態について説明する。第二の実施形態では、認証成功又は認証失敗を複数の判定方法により判定可能とする場合について説明する。例えば、被認証画像と認証画像とが一致する場合に認証成功と判定する場合に限らず、被認証画像と認証画像との類似度が、所定の類似度以上である場合にも認証成功と判定する等である。
なお、第二の実施形態では、主に、第一の実施形態との相違点について説明し、第一の実施形態と同様の箇所については、その説明を省略する。
<機能構成>
まず、本実施形態に係る認証システム1の機能構成について、図11を参照しながら説明する。図11は、第二の実施形態に係る認証システム1の機能構成の一例を示す図である。
図11に示すように、本実施形態に係る認証サービス提供装置10の認証処理部103は、判定方法特定部109と、認証判定部107Aとを有する。また、本実施形態に係る認証サービス提供装置10は、認証情報記憶部110Aを有する。
判定方法特定部109は、認証情報記憶部110Aに記憶されている認証情報600Aを参照して、Webサービスを利用する際の認証に用いられる判定方法(判定内容及び認証基準)を特定する。認証判定部107Aは、判定方法特定部109により特定された判定内容による判定を行う。
ここで、認証情報記憶部110Aに記憶されている認証情報600Aについて、図12を参照しながら説明する。図12は、第二の実施形態に係る認証情報600Aの一例を示す図である。
図12に示すように、認証情報記憶部110Aに記憶されている認証情報600Aには、更に、判定方法が関連付けられている。また、判定方法には、判定内容と、認証基準とが含まれる。
例えば、WebサービスID「w001」及び利用ID「r001」には、判定内容「完全一致判定(画像)」と、認証基準「100%」とが関連付けられている。これは、WebサービスID「w001」のWebサービスを利用ID「r001」を用いて利用する際には、被認証画像と認証画像とが完全に一致するか否かを判定することで、認証が行われることを示している。
また、例えば、WebサービスID「w002」及び利用ID「r002」には、判定内容「類似度判定(画像)」と、認証基準「70%以上」とが関連付けられている。これは、WebサービスID「w002」のWebサービスを利用ID「r002」を用いて利用する際には、被認証画像と認証画像との類似度が70%以上であるか否かを判定することで、認証が行われることを示している。
更に、例えば、WebサービスID「w003」及び利用ID「r001」には、判定内容「類似度判定(メタデータ)」と、認証基準「80%以上」とが関連付けられている。これは、WebサービスID「w003」のWebサービスを利用ID「r001」を用いて利用する際には、被認証画像のメタデータと、認証画像のメタデータとの類似度が80%以上であるか否かを判定することで、認証が行われることを示している。
なお、判定方法は、上記以外にも、例えば、判定内容「類似度判定(画像)+類似度判定(メタデータ)」、認証基準「少なくとも一方が70%以上」等であっても良い。この場合、被認証画像と認証画像との類似度、又は、被認証画像のメタデータと、認証画像のメタデータとの類似度のいずれか一方が70%以上であるかを判定することで、認証が行われる。
このように、認証情報記憶部110Aに記憶されている認証情報600Aには、更に、Webサービスを利用する際の認証に用いられる判定方法が関連付けられている。
なお、判定方法(判定内容及び認証基準)は、Webサービス提供装置20が提供するWebサービス毎に予め決められていても良いし、ユーザが認証画像を登録する際に、所望の判定方法を選択及び登録することができても良い。
<処理の詳細>
次に、本実施形態に係る認証システム1の処理の詳細について説明する。以降では、図8のステップS805における認証処理の詳細について、図13を参照しながら説明する。図13は、第二の実施形態に係る認証処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS901に続いて、判定方法特定部109は、認証情報記憶部110Aに記憶されている認証情報600Aを参照して、Webサービスを利用する際の認証に用いられる判定方法を特定する(ステップS1301)。
すなわち、判定方法特定部109は、認証情報記憶部110Aに記憶されている認証情報600Aを参照して、ステップS901で取得したWebサービスID及び利用IDに関連付けられている判定方法を特定する。
次に、認証判定部107Aは、判定方法特定部109により特定された判定方法に含まれる判定内容による判定を行う(ステップS1302)。
すなわち、例えば、判定内容が「完全一致判定(画像)」である場合、認証判定部107Aは、被認証画像と認証画像とが(完全)一致するか否かを判定する。
また、例えば、判定内容が「類似度判定(画像)」である場合、認証判定部107Aは、被認証画像と認証画像との類似度を判定して、類似度を算出する。
同様に、例えば、判定内容が「完全一致判定(メタデータ)」である場合、認証判定部107Aは、被認証画像のメタデータと、認証画像のメタデータとが(完全)一致するか否かを判定する。
また、同様に、例えば、判定内容が「類似度判定(メタデータ)」である場合、認証判定部107Aは、被認証画像のメタデータと、認証画像のメタデータとの類似度を判定して、類似度を算出する。
ここで、メタデータの類似度判定のアルゴリズムとしては、様々な方法を採用することができる。例えば、メタデータの項目が複数ある場合に、全項目のうち、一致する項目の割合を類似度とすることができる。また、撮影日時情報について、撮影年月日時間が完全一致の場合に類似度を100%であるとし、撮影年月日が同じで時間が異なる場合に類似度を80%とする等、メタデータのそれぞれの項目毎に類似度を定めることもできる。このような類似度を用いると、あるイベントが行われた期間(時間は異なるが同日)に同じ場所(GPS(Global Positioning System)座標は同一でないが、座標が所定の範囲内の位置)を訪れていたことを判定することが可能となる。
次に、認証判定部107Aは、上記のステップS1302における判定結果が、判定方法特定部109により特定された判定方法に含まれる認証基準を満たすか否かを判定する(ステップS1303)。
すなわち、例えば、判定内容が「類似度判定(画像)」、認証基準が「80%以上」である場合、認証判定部107Aは、上記のステップS1302で算出された被認証画像と認証画像との類似度が80%以上であるか否かを判定する。
ここで、画像の類似度判定のアルゴリズムとしては、既知の類似度判定アルゴリズムを用いることができる。一般的な類似度判定アルゴリズムでは、例えば、画像中の色、形状等の情報から類似度を判定することが行われる。また、サイズの異なる画像同士や、一方の画像の一部分に対応した画像とのマッチングのためには、画像サイズの正規化や、部分画像のテンプレート化によるテンプレートマッチング等の手法が採用されることがある。
ステップS1302において、上記のステップS1302における判定結果が認証基準を満たすと判定された場合、認証処理部103は、ステップS903の処理を行う。一方で、上記のステップS1302における判定結果が認証基準を満たさないと判定された場合、ステップS904の処理を行う。
以上により、本実施形態に係る認証システム1では、Webサービスを利用する際の認証に用いられる判定方法として、様々な判定方法を用いることができる。特に、例えば、判定方法として、判定内容「類似度判定(画像)」が用いられることにより、曖昧さを残した認証を行うことができるようになる。このため、例えば、複数のユーザ間で、類似する画像(似た画像)を共有することで、同一の利用IDを用いて同一のWebサービスを利用することができるようになる。
ここで、画像の類似度判定により認証を行う場合の利用シーンについて、図14を参照しながら説明する。図14は、画像の類似度により認証を行う場合の利用シーンの一例を説明する図である。図14に示す例では、ユーザA、ユーザB及びユーザCがWebサービスを利用する場合について説明する。
当該Webサービスは、例えば、予め公開されている利用IDと、「XYZタワー」が写っている画像とを用いることで利用することができるものとする。すなわち、例えば、各ユーザは、当該利用IDと、認証サービス提供装置10の画像記憶部120に記憶されている画像G300(認証画像)との類似度が「80%以上」である画像とを用いることで、当該Webサービスを利用することができるものとする。なお、画像G300は、「XYZタワー」が写っている画像である。
このような場合、当該Webサービスの利用を所望するユーザAは、例えば、スマートフォンやデジタルカメラ等を用いて、「XYZタワー」を撮像して、画像G310を作成する。そして、ユーザAは、利用者端末30Aを用いて、当該画像G310の選択と、予め公開されている利用IDの入力とを行って、Webサービスの利用開始操作を行う。これにより、当該画像G310と画像G300との類似度が「80%以上」である場合、ユーザAは、当該Webサービスを利用することができる。
同様に、ユーザBは、利用者端末30Bを用いて、「XYZタワー」の撮像等により作成した画像G320の選択と、予め公開されている利用IDの入力とを行って、Webサービスの利用開始操作を行う。これにより、当該画像G320と画像G300との類似度が「80%以上」である場合、ユーザBは、当該Webサービスを利用することができる。
また、同様に、ユーザCは、利用者端末30Cを用いて、「XYZタワー」の撮像等により作成した画像G330の選択と、予め公開されている利用IDの入力とを行って、Webサービスの利用開始操作を行う。これにより、当該画像G330と画像G300との類似度が「80%以上」である場合、ユーザCは、当該Webサービスを利用することができる。
このように、本実施形態に係る認証システム1では、画像の類似度判定によりWebサービスの認証を行うことにより、各ユーザは、認証画像と類似する画像を用いて当該Webサービスを利用することができるようになる。
したがって、本実施形態に係る認証システム1では、画像の類似度判定による認証を行うことで、例えば、ある指定されたオブジェクトが写っている画像を用いてWebサービスを利用することで、特典をプレゼントするキャンペーン等にも適用することができる。
また、本実施形態に係る認証システム1では、画像の完全一致判定による認証を行うことで、例えば、過去のイベントで配布した画像を認証画像に登録することで、当該イベントに参加した者のみが参加可能な追加イベントを開催する場合にも適用することができる。この場合には、追加イベントのサービスを利用するための認証を、過去のイベントで配布された画像を認証画像として行うようにすれば良い。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 認証システム
10 認証サービス提供装置
20 Webサービス提供装置
30 利用者端末
101 利用可否判定部
102 登録処理部
103 認証処理部
104 画像保存部
105 認証情報作成部
106 取得部
107 認証判定部
108 応答作成部
110 認証情報記憶部
130 利用可能Webサービス情報記憶部
201 登録要求部
202 認証要求部
301 操作受付部
302 登録要求部
303 認証要求部
特開2004−157675号公報

Claims (9)

  1. 所定のサービスの利用者が用いる端末装置と、前記サービスの利用を認証する認証装置とを含む認証システムであって、
    前記認証における認証キーとなる第1の画像情報と、前記サービスの利用者を識別する識別情報とを含む登録要求を受信すると、前記第1の画像情報と、前記識別情報とを関連付けて記憶手段に記憶させる登録手段と、
    前記認証に用いられる第2の画像情報と、前記識別情報とを含む認証要求を受信すると、前記識別情報に関連付けて前記記憶手段に記憶されている前記第1の画像情報と、前記第2の画像情報とに基づいて、前記認証が成功したか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記認証が成功したと判定された場合、該認証が成功したことを示す応答を送信する応答手段と、
    を有する認証システム。
  2. 前記判定手段は、
    前記第1の画像情報の画像と、前記第2の画像情報の画像とが一致又は類似するか否かを判定し、
    前記応答手段は、
    前記判定手段により前記第1の画像情報の画像と、前記第2の画像情報の画像とが一致又は類似すると判定された場合、前記認証が成功したことを示す応答を送信する、請求項1に記載の認証システム。
  3. 前記判定手段は、
    前記第1の画像情報のメタデータと、前記第2の画像情報のメタデータとが一致又は類似するか否かを判定し、
    前記応答手段は、
    前記判定手段により前記第1の画像情報のメタデータと、前記第2の画像情報のメタデータとが一致又は類似すると判定された場合、前記認証が成功したことを示す応答を送信する、請求項2に記載の認証システム。
  4. 前記第2の画像情報は、前記端末装置又は該端末装置に接続される外部記憶装置に記憶された画像情報である、請求項1乃至3の何れか一項に記載の認証システム。
  5. 所定のサービスを利用する複数の利用者がそれぞれ用いる複数の端末装置とネットワークを介して接続され、前記サービスの利用を認証する認証システムであって、
    前記複数の端末装置間で共有される第1の画像情報と、前記複数の利用者を識別する識別情報とを含む登録要求を前記複数の端末装置のうちの第1の端末装置から受信すると、前記第1の画像情報と、前記識別情報とを関連付けて記憶手段に記憶させる登録手段と、
    前記認証に用いられる第2の画像情報と、前記識別情報とを含む認証要求を前記複数の端末装置のうちの第2の端末装置から受信すると、前記識別情報に関連付けて前記記憶手段に記憶されている前記第1の画像情報と、前記第2の画像情報とに基づいて、前記認証が成功したか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記認証が成功したと判定された場合、該認証が成功したことを示す応答を前記第2の端末装置に送信する応答手段と、
    を有する認証システム。
  6. 所定のサービスを提供するサービス提供装置と、前記サービスの利用を認証する認証装置とを含む認証システムであって、
    前記認証装置は、
    前記認証における認証キーとなる第1の画像情報と、前記サービスを識別する第1の識別情報と、前記サービスの利用者を識別する第2の識別情報とを含む登録要求を受信すると、前記第1の画像情報と、前記第1の識別情報と、前記第2の識別情報とを関連付けて記憶手段に記憶させる登録手段と、
    前記認証に用いられる第2の画像情報と、前記第1の識別情報と、前記第2の識別情報とを含む認証要求を受信すると、前記第1の識別情報及び前記第2の識別情報に関連付けて前記記憶手段に記憶されている前記第1の画像情報と、前記第2の画像情報とに基づいて、前記認証が成功したか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記認証が成功したと判定された場合、該認証が成功したことを示す応答を前記サービス提供装置に送信する応答手段と、
    を有する認証システム。
  7. 所定のサービスの利用者が用いる端末装置とネットワークを介して接続され、前記サービスの利用を認証する認証装置であって、
    前記認証における認証キーとなる第1の画像情報と、前記サービスの利用者を識別する識別情報とを含む登録要求を受信すると、前記第1の画像情報と、前記識別情報とを関連付けて記憶手段に記憶させる登録手段と、
    前記認証に用いられる第2の画像情報と、前記識別情報とを含む認証要求を受信すると、前記識別情報に関連付けて前記記憶手段に記憶されている前記第1の画像情報と、前記第2の画像情報とに基づいて、前記認証が成功したか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記認証が成功したと判定された場合、該認証が成功したことを示す応答を前記端末装置に送信する応答手段と、
    を有する認証装置。
  8. 所定のサービスの利用者が用いる端末装置と、前記サービスの利用を認証する認証装置とを含む認証システムに用いられる認証方法であって、
    前記認証における認証キーとなる第1の画像情報と、前記サービスの利用者を識別する識別情報とを含む登録要求を受信すると、前記第1の画像情報と、前記識別情報とを関連付けて記憶手段に記憶させる登録手順と、
    前記認証に用いられる第2の画像情報と、前記識別情報とを含む認証要求を受信すると、前記識別情報に関連付けて前記記憶手段に記憶されている前記第1の画像情報と、前記第2の画像情報とに基づいて、前記認証が成功したか否かを判定する判定手順と、
    前記判定手順により前記認証が成功したと判定された場合、該認証が成功したことを示す応答を送信する応答手順と、
    を有する認証方法。
  9. 所定のサービスの利用者が用いる端末装置とネットワークを介して接続され、前記サービスの利用を認証する認証装置を、
    前記認証における認証キーとなる第1の画像情報と、前記サービスの利用者を識別する識別情報とを含む登録要求を受信すると、前記第1の画像情報と、前記識別情報とを関連付けて記憶手段に記憶させる登録手段、
    前記認証に用いられる第2の画像情報と、前記識別情報とを含む認証要求を受信すると、前記識別情報に関連付けて前記記憶手段に記憶されている前記第1の画像情報と、前記第2の画像情報とに基づいて、前記認証が成功したか否かを判定する判定手段、
    前記判定手段により前記認証が成功したと判定された場合、該認証が成功したことを示す応答を前記端末装置に送信する応答手段、
    として機能させるためのプログラム。
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