JP2018118890A - 化成品合成システム - Google Patents

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幹也 桜井
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Abstract

【課題】化成品を合成する際、CO2の分離・回収を一元化することができる化成品合成システムを提供する。
【解決手段】燃料ガス11を供給する燃料ガス供給ラインL1と、改質ガス12を排出する改質ガスラインL2とを有する燃料塔13と、空気14を供給する空気供給ラインL3と、排ガス15を排出する排ガスラインL4とを有する空気塔16と、燃料塔13と空気塔16との間に金属粒子が空気塔内での酸化反応(2O2+4M→4MO)と、燃料塔内での還元反応(CH4+4MO→4M+CO2+2H2O)とを受けつつ循環させるケミカルループラインL11、L12と、燃料塔13から排出された改質ガス12中に含まれ、燃料ガス11が金属粒子の酸化物(MO)の酸素と反応して得られた酸化生成物である改質成分(少なくともCOとCO2とを含む)を原料として化成品30を合成する化成品合成部31と、を具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、化成品合成システムに関するものである。
例えば、下記に示すメタノール合成やアンモニア合成プロセスでは、天然ガス中のハイドロカーボン(主にメタン)を改質することにより、合成に必要な水素(H2)、一酸化炭素(CO)を得ている(特許文献1)。
メタノール合成:CO+2H2→CH3OH、CO2+3H2→CH3OH+H2
アンモニア合成:3H2+N2→2NH3
一般に、メタノールやアンモニアの原料ガス製造には、スチームを利用した水蒸気改質が広く用いられており、その反応式は以下式(1)となる(特許文献1)。
CH4+H2O→CO+3H2、CH4+2H2O→CO2+4H2・・・(1)
特開2014−15341号公報
しかしながら、改質反応は吸熱反応のため、反応を促進するために反応器出口で800〜900℃の高温が必要であり、天然ガス(NG)および反応器を加熱する必要がある。そのため、水蒸気改質では、化成品原料ガス製造用のプロセス用天然ガス(PNG)と、加熱燃焼用の燃料(Fuel)用天然ガス(FNG)を別系統で使用する必要がある。
水蒸気改質には、多量のスチームが必要(S(蒸気)/C(炭素)≒3)であり、スチーム加熱にもエネルギーを要し、燃焼炉・熱回収部等の機器を有する事から、装置が大きくなる、という問題がある。
プロセス用天然ガス(PNG)側では改質反応、燃料用天然ガス(FNG)側では燃焼反応によりCO2が発生する。プロセス用天然ガス(PNG)側では化成品製造に必要ない余剰のCO2を取り除き、燃料用天然ガス(FNG)側では大気へのCO2放出による環境への影響が懸念される。よって、プロセス用天然ガス(PNG)側、燃料用天然ガス(FNG)側の両方のラインに、CO2回収装置が必要となる。
本発明は、前記問題に鑑み、化成品を合成する際、CO2の分離・回収を一元化することができる化成品合成システムを提供することを課題とする。
上述した課題を解決するための本発明の第1の発明は、燃料ガスを供給する燃料ガス供給ラインと、改質ガスを排出する改質ガスラインとを有する燃料塔と、空気を供給する空気供給ラインと、窒素を含む排ガスを排出する排ガスラインとを有する空気塔と、前記燃料塔と前記空気塔との間に金属粒子が前記空気塔内での酸化反応と、前記燃料塔内での還元反応とを受けつつ循環させるケミカルループラインと、前記燃料塔から排出された改質ガス中に含まれる改質成分を原料として化成品を合成する化成品合成部と、を具備することを特徴とする化成品合成システムにある。
第2の発明は、第1の発明において、前記改質ガスラインに介装され、前記改質ガス中の残存する燃料成分を改質する自己熱改質部を備えることを特徴とする化成品合成システムにある。
第3の発明は、第1又は2の発明において、前記化成品合成部が、メタノール合成設備であることを特徴とする化成品合成システムにある。
第4の発明は、第1又は2の発明において、前記化成品合成部が、アンモニア合成設備であることを特徴とする化成品合成システムにある。
第5の発明は、第1又は2の発明において、前記化成品合成部が、水素合成設備であることを特徴とする化成品合成システムにある。
第6の発明は、第1又は2の発明において、前記改質ガスラインに介装され、前記改質ガス中の熱を熱回収する第1の熱回収部を具備することを特徴とする化成品合成システムにある。
第7の発明は、第1又は2の発明において、前記化成品合成部が、アンモニア合成設備であり、前記アンモニア合成設備に、前記排ガス中の窒素を供給することを特徴とする化成品合成システムにある。
第8の発明は、第1又は2の発明において、前記化成品合成部が、アンモニア合成設備であり、前記アンモニア合成設備が、前記改質ガス中のCO2を除去するCO2除去部と、前記CO2除去部の後流側に設けられ、脱炭した前記改質ガス中の残留CO、CO2をメタン化するメタン化部と、前記CO2除去部と前記メタン化部との間を接続し、脱炭した前記改質ガスを供給するガス供給ラインと、を具備し、前記ガス供給ラインに前記排ガスラインの先端を接続し、前記排ガス中の窒素を、脱炭した改質ガスに混合することを特徴とする化成品合成システムにある。
第9の発明は、第8の発明において、前記排ガスラインに介装され、前記排ガス中の熱を熱回収する第2の熱回収部を具備することを特徴とする化成品合成システムにある。
第10の発明は、第1乃至9のいずれか一つの発明において、前記燃料供給ラインに、前記燃料ガス中の硫黄分を除去する脱硫部を介装することを特徴とする化成品合成システムにある。
第11の発明は、第1乃至10のいずれか一つの発明において、前記排ガスラインに、動力回収部を備えることを特徴とする化成品合成システムにある。
本発明によれば、燃料塔と空気塔との間に金属粒子が空気塔内での酸化反応と、燃料塔内での還元反応とを受けつつ循環させるケミカルループを用いた改質では、O2のみが系内に入ることとなり、従来のような窒素と酸素とを分離する分離装置が不要となり、これに伴う分離エネルギーが不要となる。また、空気塔からの排ガス中のCO2濃度が極めて少ないため、従来設置していた脱炭酸設備の設置が不要となり、脱炭酸プロセスは改質ガスラインのプロセスラインの一系統のみとなり、プラント設備のコンパクト化を図ることができる。
図1は、実施例1に係る化成品合成システムの概略図である。 図2は、実施例1に係る他の化成品合成システムの概略図である。 図3は、実施例2に係る化成品合成システムの概略図である。 図4は、実施例2に係る他の化成品合成システムの概略図である。
以下に添付図面を参照して、本発明の好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例により本発明が限定されるものではなく、また、実施例が複数ある場合には、各実施例を組み合わせて構成するものも含むものである。
図1は、実施例1に係る化成品合成システムの概略図である。図2は、実施例1に係る他の化成品合成システムの概略図である。図1に示すように、本実施例に係る化成品合成システム10は、燃料ガス11を供給する燃料ガス供給ラインL1と、改質ガス12を排出する改質ガスラインL2とを有する燃料塔13と、空気14を供給する空気供給ラインL3と、排ガス15を排出する排ガスラインL4とを有する空気塔16と、燃料塔13と空気塔16との間に金属粒子が空気塔内での酸化反応(2O2+4M→4MO)と、燃料塔内での還元反応(CH4+4MO→4M+CO2+2H2O)とを受けつつ循環させるケミカルループラインL11、L12と、燃料塔13から排出された改質ガス12中に含まれ、燃料ガス11が金属粒子の酸化物(MO)の酸素と反応して得られた酸化生成物である改質成分(少なくともCOとCO2とを含む)を原料として化成品30を合成する化成品合成部31と、を具備する。
本実施例では、燃料塔13と、空気塔16と、燃料塔13と空気塔16との間に金属粒子が空気塔内での酸化反応と、燃料塔内での還元反応とを受けつつ循環させるケミカルループラインL11、L12とからケミカルループ部50を構成している。
ケミカルループ部50は、図1に示すように、燃料塔13と空気塔16とで構成され、その間を金属粒子(MO)と金属粒子(M)が循環流動するシステムである。
空気塔16では、空気14が空気供給ラインL3により導入され、金属粒子(M)が空気14中の酸素と反応し金属酸化物(MO)となる。
酸化した金属粒子(MO)はサイクロン(図示せず)で排ガス(N2、O2)15と分離され、ケミカルループラインL11により燃料塔13へ送られる。燃料塔13では例えば天然ガス等の燃料ガス11が導入され、ここで金属粒子(MO)と接触して、金属粒子(MO)の酸素と燃料ガス11が反応する。酸素により燃料ガス11は改質され、改質ガスラインL2から改質ガス(例えばCO、CO2)12を排出する。
このとき、燃料ガス11を酸化した金属粒子(MO)は還元されて金属粒子(M)となり、ケミカルループラインL11により再び空気塔16に送られ、循環ループを形成する。
酸素を運搬する金属粒子(MO)には、例えばニッケル(Ni)、鉄(Fe)、銅(Cu)、カルシウム(Ca)等の金属酸化物を用いることができるが、酸素運搬機能を発揮するものであれば特に限定されるものではない。なお、酸化鉄は、無公害で安価なためケミカルループ部50に用いて好適である。
燃料ガス供給ラインL1には、燃料ガス11中の硫黄分を除去する脱硫部を介装し、硫黄分を除去するようにしてもよい。
本実施例では、改質ガスラインL2に介装され、改質ガス12中の熱を熱回収する第1の熱回収部21−1を具備しており、第1の熱回収部21−1に給水51を行うことで、第1の高温蒸気52−1を得ている。
また、排ガスラインL4に介装され、排ガス15中の熱を熱回収する第2の熱回収部21−2を具備しており、第2の熱回収部21−2に給水51を行うことで、第2の高温蒸気52−2を得ている。
また、空気塔16からの排ガスラインL4には動力回収部53を設け、高温の排ガス15を膨張させてタービンを回すことにより、燃焼ガスから動力を得るようにしてもよい。
ここで、改質ガス12を用いる化成品合成部31としては、例えばメタノール合成設備、水素合成設備、アンモニア合成設備等を挙げることができ、これらにより化成品(メタノール、水素、アンモニア等)30を得ることができる。また、GTL(Gas To Liquids)技術におけるFT(Fischer-Tropsch)合成反応により直鎖状の炭化水素主体の合成油(FT油)を製造する工程と、得られたFT油をアップグレーディング工程において、水素化精製、水素化分解処理を施すことにより、例えばナフサ、灯油、軽油といったGTL製品油を製造するものを例示できる。
図2は、水素とメタノールを合成する実施例である。図2に示すように、燃料塔13からの改質ガス12を用いて化成品合成部31でメタノール(CH3OH)と水素(H2)、水(H2O)とを合成している。
メタノール合成は、下記反応(2)、(3)により改質ガスのH2、CO及びCO2を用いて合成している。
CO+2H2→CH3OH・・・(2)
CO2+3H2→CH3OH+H2O・・・(3)
また、水素合成は、下記反応(4)により改質ガスのH2O、COを用いて合成している。
CO+H2O→CO2+H2・・・(4)
なお、水素合成部においては、改質ガス12中のCOをH2に変性するCO変性部と、改質ガス12中のCO2を除去する脱炭酸部と、を具備するようにしてもよい。
ここで、CO変性部は、水蒸気を導入して高温で変性する高温変性触媒(Fe−Cr系触媒)と、200℃以下の低温変性触媒(Cu−Zn系触媒)と併用するのが好ましい。
ケミカルループ部50では、燃料ガス11は直接燃焼されず、間接的反応で酸化されている。また、キャリアによる酸素のみの授受のため、酸化されたガス量が少ない(N2が発生しない)。従来のメタノール合成における部分酸化改質法(POX)では、CO2がプロセスガス側のみしか発生しないが、系内にイナートガス(N2)を混入させないために、事前に空気をN2とO2に分離する必要がある。
これに対し、ケミカルループ部50を用いた改質では、そのプロセスの特性としてO2のみが系内に入ることとなり、従来のような窒素と酸素とを分離する分離装置が不要となり、これに伴う分離エネルギーが不要となる。
図3は、実施例2に係る化成品合成システムの概略図である。なお、実施例1と同一部材については、同一符号を付してその説明は省略する。図3に示すように、本実施例では化成品合成部31が、アンモニア合成設備31Aであり、このアンモニア合成設備に、排ガス15中のN2を供給するものである。
図3に示すように、アンモニアを合成する化成品合成システムは、アンモニア合成設備31Aが、改質ガス12中のCO2を除去するCO2除去部(脱炭酸部)32と、CO2除去部の後流側に設けられ、脱炭した改質ガス12中の残留CO、CO2をメタン化するメタン化部33と、CO2除去部32とメタン化部33との間を接続し、脱炭した改質ガス12Aを供給するガス供給ラインL5と、を具備し、ガス供給ラインL5に排ガスラインL4の先端を接続し、排ガス15中の窒素を、脱炭した改質ガス12Aに混合するものである。
本実施例によれば、改質ガス12は、第1の熱回収部21−1で熱回収がなされた後、CO2除去部32に導入され、ここで、プロセスからCO2が除去される。その後、改質ガス中に残留する残留CO、CO2をメタン化部33においてメタン化し、その後アンモニア合成部34に送られ、ここでアンモニア(NH3)に合成される。
本実施例では、CO2除去部32とメタン化部33との間を接続し、脱炭した改質ガス12Aを供給するガス供給ラインL5に、排ガスラインL4の先端を接続し、窒素を含む排ガス15をここで導入し、脱炭した改質ガス12Aと混合するようにしている。
メタン化部33の前流側において、排ガス15を導入するのは、空気塔16からの排ガス15中には、微量のカーボン、該カーボン由来のCO、CO2が含まれるおそれがあり、これらの微量のカーボン、該カーボン由来のCO、CO2をメタン化部33においてメタン化させるためである。
図4は、実施例2に係る他の化成品合成システムの概略図である。図4に示すように、アンモニアを合成する化成品合成システムは、燃料塔13からの改質ガス12を排出する改質ガスラインL2に介装され、改質ガス12中の残存する燃料成分を改質する自己熱改質部60を備えている。この自己熱改質部60を設けることにより、燃料塔13で改質されない天然ガス等をさらに改質することができる。
ここで、従来におけるアンモニア製造の場合には、水蒸気改質のための熱を供給するために、燃料を燃焼する燃焼設備が必要となり、この燃焼設備からの排ガス中にCO2が含まれ、このCO2を別途除去する必要がある。これに対し、本実施例のようなケミカルループ部50を用いた改質では、改質ガス12のみにCO2が含まれることとなり、CO2の分離・回収を一元化することができ、系外へのCO2の排出を容易に管理することが可能となる。
本実施例は、ケミカルループ部50において、空気塔16側で、空気中の酸素が100%近く消費されれば、排ガス15中には、アンモニア合成に必要な窒素(N2)源のみとなり、アンモニア合成反応部直近に排ガス15を導入することが可能となる。
ここで、排ガス15を導入する位置をCO2除去部32とメタン化部33との間に特定するのは、酸素キャリアの金属粒子を循環させるケミカルループループラインL11、L12により燃料ガス11中にC、CO2が僅かに存在する場合があるからである。すなわち、燃料塔13での反応により生成されたカーボン(C)が空気塔16内に流入し、酸化されるためである。アンモニア合成触媒は酸素により被毒するので、これを防止するためメタン化部33にてCO2をメタン(CH4)に転換するようにしている。
ただし、アンモニア合成触媒の酸素耐性が高い場合には、排ガス15の導入はメタン化部33よりもさらに後流側のアンモニア合成部34直前へ導入することも可能である。
ケミカルループ部50の空気塔16からの窒素を含む排ガス15を利用することで、従来の一次改質装置の後流側に設置される二次改質装置でのATR(自己熱改質法:Auto Thermal Reactor)への空気導入する場合に較べて、窒素の導入位置を後流側に変更することができるので、改質装置からアンモニア合成部までのプロセス機器の小型化が可能となる。
空気塔16からの出口ガスである排ガス15中のCO2濃度が極めて少ないため、従来設置していた脱炭酸設備の設置が不要となり、脱炭酸プロセスは改質ガスラインのプロセスラインの一系統のみとなり、プラント設備のコンパクト化を図ることができる。
本実施例はケミカルループ部50の燃料塔13からの改質ガス12の改質成分と排ガス15中の窒素を用いて、アンモニアを製造しているが、改質ガス12から水素又はメタノールを製造する合成部を別途設置して、改質ガス12から水素、メタノールを得ると共に、改質ガス12と排ガス15からアンモニアを得る併産プロセスを構築するようにしてもよい。
10 化成品合成システム
11 燃料ガス
12 改質ガス
13 燃料塔
14 空気
15 排ガス
16 空気塔
30 化成品
31 化成品合成部

Claims (11)

  1. 燃料ガスを供給する燃料ガス供給ラインと、改質ガスを排出する改質ガスラインとを有する燃料塔と、
    空気を供給する空気供給ラインと、窒素を含む排ガスを排出する排ガスラインとを有する空気塔と、
    前記燃料塔と前記空気塔との間に金属粒子が前記空気塔内での酸化反応と、前記燃料塔内での還元反応とを受けつつ循環させるケミカルループラインと、
    前記燃料塔から排出された改質ガス中に含まれる改質成分を原料として化成品を合成する化成品合成部と、を具備することを特徴とする化成品合成システム。
  2. 請求項1において、
    前記改質ガスラインに介装され、前記改質ガス中の残存する燃料成分を改質する自己熱改質部を備えることを特徴とする化成品合成システム。
  3. 請求項1又は2において、
    前記化成品合成部が、メタノール合成設備であることを特徴とする化成品合成システム。
  4. 請求項1又は2において、
    前記化成品合成部が、アンモニア合成設備であることを特徴とする化成品合成システム。
  5. 請求項1又は2において、
    前記化成品合成部が、水素合成設備であることを特徴とする化成品合成システム。
  6. 請求項1又は2において、
    前記改質ガスラインに介装され、前記改質ガス中の熱を熱回収する第1の熱回収部を具備することを特徴とする化成品合成システム。
  7. 請求項1又は2において、
    前記化成品合成部が、アンモニア合成設備であり、
    前記アンモニア合成設備に、前記排ガス中の窒素を供給することを特徴とする化成品合成システム。
  8. 請求項1又は2において、
    前記化成品合成部が、アンモニア合成設備であり、
    前記アンモニア合成設備が、前記改質ガス中のCO2を除去するCO2除去部と、
    前記CO2除去部の後流側に設けられ、脱炭した前記改質ガス中の残留CO、CO2をメタン化するメタン化部と、
    前記CO2除去部と前記メタン化部との間を接続し、脱炭した前記改質ガスを供給するガス供給ラインと、を具備し、
    前記ガス供給ラインに前記排ガスラインの先端を接続し、前記排ガス中の窒素を、脱炭した改質ガスに混合することを特徴とする化成品合成システム。
  9. 請求項8において、
    前記排ガスラインに介装され、前記排ガス中の熱を熱回収する第2の熱回収部を具備することを特徴とする化成品合成システム。
  10. 請求項1乃至9のいずれか一つにおいて、
    前記燃料供給ラインに、前記燃料ガス中の硫黄分を除去する脱硫部を介装することを特徴とする化成品合成システム。
  11. 請求項1乃至10のいずれか一つにおいて、
    前記排ガスラインに、動力回収部を備えることを特徴とする化成品合成システム。
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