JP2018116901A - 電極用スラリー循環システム - Google Patents
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Abstract
【課題】非通常時であっても、タンクを連結する配管内のスラリーを流動させ得る電極用スラリー循環システムを提供する。【解決手段】第1タンク1と、第2タンク2と、前記第1タンク1と前記第2タンク2とを連結する第1スラリー配管10と、スラリー循環用の第2スラリー配管20と、スラリー輸送用のポンプ100とを備え、前記第2スラリー配管20の位置関係が以下の1)〜4)のいずれかであることを特徴とする電極用スラリー循環システム5。1)前記第1タンク1と前記第1スラリー配管10に配置される弁とを連結する2)前記第1スラリー配管10に配置される2つの弁を連結する3)前記第1スラリー配管10に配置される弁と前記第2タンク2とを連結する4)前記第1タンク1と前記第2タンク2を連結する【選択図】図9
Description
本発明は、電極用スラリー循環システムに関する。
電池やキャパシタなどの蓄電装置は正極及び負極からなる電極を具備する。一般に、電極は集電体と電極活物質層からなる。そして、一般的に、電極は、電極用粉末と溶剤とを混合した電極用スラリーを集電体に塗工し、当該電極用スラリーを乾燥して溶剤を除去する方法で製造される。
また、蓄電装置の工業生産にあたり、電極用粉末と溶剤とを混合して電極用スラリーを製造する混合装置と、電極用スラリーを塗工する塗工装置とを、タンクを経由する配管で連結して、連続的に電極用スラリー及び電極を製造する方法も知られている。
例えば、特許文献1には、電極用粉末と溶剤とを混合して電極用スラリーを製造する混合装置と、電極用スラリーを貯蔵するタンクと、電極用スラリーを塗工する塗工装置とを、配管で連結して、連続的に電極用スラリー及び電極を製造する方法が具体的に記載されている。
さらに、大スケールでの工業生産にあたり、電極用粉末と溶剤とを混合して電極用スラリーを製造する混合装置と、混合装置で製造したスラリーを一時的に保管する保管タンクと、塗工装置に連結する塗工タンクとを、配管で順に連結して、電極用スラリー及び電極を製造する方法も知られている。
例えば、特許文献2には、混合装置と保管タンクと塗工タンクとを、配管で順に連結して、電極用スラリー及び電極を製造する方法が具体的に記載されている(特許文献2の図2及び図5を参照)。
電極の工業生産にあたり、本発明者は、電極用スラリーの性質に着目した検討を行った。電極用スラリーは静止状態で粘度が上昇するとの性質、いわゆるチキソトロピーを示す。連続的に電極用スラリーが製造され、かつ当該電極用スラリーが塗工される通常運転時には、電極用スラリー(以下、単に「スラリー」ということがある。)は、スラリーの製造時から塗工時まで、常に流動状態とされる。そのため、通常運転時であれば、電極用スラリーの物性は概ね一定に保たれる。
工場の休日、設備のメンテナンス時、及び、製造異常が生じた場合などの非通常時には、電極用スラリーの製造工程や、電極用スラリーの塗工工程が中断される場合がある。そのような場合には、スラリーを製造する製造タンク、スラリーを保管する保管タンク、及び、スラリー塗工工程用のスラリーのタンクである塗工工程用タンクにおいては、各タンクに備えられる攪拌機を用いてスラリーを攪拌することで、スラリーの粘度上昇を抑制することができる。しかしながら、タンクを連結する配管内のスラリーについては、着目されていなかった。そして、タンクを連結する配管内のスラリーも静止時には粘度が上昇することが想定されるため、非通常時から通常運転時に移行する際に、配管内のスラリーの粘度上昇がトラブルの原因となる虞がある。
本発明は、かかる事情に鑑みて為されたものであり、非通常時であっても、タンクを連結する配管内のスラリーを流動させ得る電極用スラリー循環システムを提供することを目的とする。
本発明の電極用スラリー循環システムは、
第1タンクと、第2タンクと、
前記第1タンクと前記第2タンクとを連結する第1スラリー配管と、
スラリー循環用の第2スラリー配管と、
スラリー輸送用のポンプとを備え、
前記第2スラリー配管の位置関係が以下の1)〜4)のいずれかであることを特徴とする。
1)前記第1タンクと前記第1スラリー配管に配置される弁とを連結する
2)前記第1スラリー配管に配置される2つの弁を連結する
3)前記第1スラリー配管に配置される弁と前記第2タンクとを連結する
4)前記第1タンクと前記第2タンクを連結する
第1タンクと、第2タンクと、
前記第1タンクと前記第2タンクとを連結する第1スラリー配管と、
スラリー循環用の第2スラリー配管と、
スラリー輸送用のポンプとを備え、
前記第2スラリー配管の位置関係が以下の1)〜4)のいずれかであることを特徴とする。
1)前記第1タンクと前記第1スラリー配管に配置される弁とを連結する
2)前記第1スラリー配管に配置される2つの弁を連結する
3)前記第1スラリー配管に配置される弁と前記第2タンクとを連結する
4)前記第1タンクと前記第2タンクを連結する
本発明の電極用スラリー循環システムを用いることにより、非通常時であっても、タンクを連結する配管内のスラリーを流動させることができるため、配管内のスラリーの粘度上昇を抑制することができる。
以下に、本発明を実施するための形態を説明する。なお、特に断らない限り、本明細書に記載された数値範囲「x〜y」は、下限x及び上限yをその範囲に含む。そして、これらの上限値及び下限値、並びに実施例中に列記した数値も含めてそれらを任意に組み合わせることで新たな数値範囲を構成し得る。更に、上記の何れかの数値範囲内から任意に選択した数値を新たな数値範囲の上限、下限の数値とすることができる。
本発明の電極用スラリー循環システムは、第1スラリー配管内のスラリーを循環させるための、第2スラリー配管を備える。通常運転時においては、第1タンクのスラリーは、第1スラリー配管を通じて、第2タンクへ輸送される。そして、非通常時においては、第1スラリー配管内のスラリーは、少なくとも、第1スラリー配管内及び第2スラリー配管内を循環する。したがって、非通常時においても、第1スラリー配管内のスラリーの粘度上昇は抑制される。
以下、本発明を特定する事項を詳細に説明する。
本発明の電極用スラリー循環システムは、蓄電装置に用いる電極を製造するための電極用スラリーを循環させるシステムである。蓄電装置としては、一次電池、二次電池、キャパシタを例示できる。二次電池としては、リチウムイオン二次電池、ナトリウムイオン二次電池及びニッケル水素充電池を例示でき、キャパシタとしては、電気二重層キャパシタ及びリチウムイオンキャパシタを例示できる。
第1タンク及び第2タンクの外部形状としては、角柱形状、円柱形状又は球状を例示できる。第1タンク及び第2タンクの材質は、スラリーの品質に影響しないものであれば、限定されない。具体的な材質として、アルミニウム、鉄、ステンレス鋼などの金属材料や、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレンなどの樹脂材料を例示することができる。
第1タンクとしては、スラリーを製造する製造タンク、又はスラリーを保管する保管タンクを例示できる。第2タンクとしては、スラリーを保管する保管タンク、又はスラリー塗工工程用のスラリーのタンクである塗工工程用タンクを例示できる。第1タンクと第2タンクの組み合わせとしては、第1タンクが製造タンクであり第2タンクが保管タンクの組み合わせ、第1タンクが製造タンクであり第2タンクが塗工工程用タンクの組み合わせ、第1タンクが第1保管タンクであり第2タンクが第2保管タンクの組み合わせ、第1タンクが保管タンクであり第2タンクが塗工工程用タンクの組み合わせが想定される。
また、本発明の電極用スラリー循環システムが多くのタンクを備える場合に、連続する2つのタンクが本発明の規定を満足してもよいし、連続する3以上のタンクが本発明の規定を満足してもよい。
また、本発明の電極用スラリー循環システムが多くのタンクを備える場合に、連続する2つのタンクが本発明の規定を満足してもよいし、連続する3以上のタンクが本発明の規定を満足してもよい。
製造タンクは、電極用粉末と溶剤とを混合してスラリーを製造する混合装置を備える。混合装置には、粉末投入部及び溶剤投入部のいずれかが具備されるのが好ましい。粉末投入部は電極用粉末を混合装置内に投入する機械であり、溶剤投入部は溶剤を混合装置内に投入する機械である。粉末投入部及び溶剤投入部としては、公知の機械を適宜採用すればよい。具体的な粉末投入部として、往復運動式供給装置、振動式供給装置、テーブル式回転運動式供給装置、スクリュー式回転運動式供給装置、容器移動型供給装置、エンドレスベルト式供給装置を例示できる。具体的な溶剤投入部として、各種の自動液供給装置を例示できる。例えば、粉末投入部を具備しない混合装置の場合には、電極用粉末は人手で供給され、溶剤投入部を具備しない混合装置の場合には、溶剤は人手で供給される。工程の自動化の観点からは、混合装置には、粉末投入部及び溶剤投入部の両者が具備されることが好ましい。
電極用粉末としては、正極用粉末でもよいし、負極用粉末でもよい。電極用粉末の具体例として、正極活物質、負極活物質、導電助剤、結着剤、セラミックスなどを例示できる。電極用粉末が電極活物質層を製造するためのものであれば、電極用粉末には正極活物質又は負極活物質から選択される活物質と、結着剤と、必要に応じて導電助剤などが含有される。また、電極用粉末が電極活物質層を被覆するセラミックス層を製造するためのものであれば、電極用粉末にはセラミックスと結着剤などが含有される。
溶剤としては、具体的にN−メチル−2−ピロリドン(以下、「NMP」と略す場合がある。)、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、メタノール、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、酢酸メチル、酢酸エチル、テトラヒドロフラン、及び、水を例示できる。これらの溶剤は、1種類を単独で用いてもよく、2種類以上を併用してもよい。汎用性、除去容易性などの観点から、溶剤としては、NMP又は水が好ましい。
スラリーは、溶剤及び溶剤以外の固形分からなる組成物と表現することもできる。スラリーにおいて、溶剤以外の固形分(以下、単に「固形分」ということがある。)の配合量は、30〜90質量%の範囲内が好ましく、50〜80質量%の範囲内が好ましく、60〜70質量%の範囲内がより好ましい。
混合装置としては、混合攪拌機、ボールミル、サンドミル、ビーズミル、分散機、超音波分散機、ホモジナイザー、ホモミキサー、プラネタリーミキサー、遊星式攪拌脱泡装置、二軸押出機を例示できる。具体的な混合装置としては、商品名ディスパーミキサー(プライミクス株式会社)、商品名クレアミックス(エム・テクニック株式会社)、商品名フィルミックス(プライミクス株式会社)、商品名ペイントコンディショナー(レッドデビル社)、商品名DYNO-MILL(株式会社シンマルエンタープライゼス)、商品名アイリッヒ インテンシブ ミキサー(日本アイリッヒ株式会社)、商品名脱泡機DP-200(エム・テクニック株式会社)、商品名あわとり練太郎(株式会社シンキー)、商品名スターミル(アシザワファインテック株式会社)、商品名ホモディスパー(プライミクス株式会社)、商品名KRCニーダ(株式会社栗本鐵工所)を挙げることができる。混合装置における混合速度は、スラリーの各成分が好適に分散若しくは溶解できる速度を適宜設定すればよい。
保管タンク及び塗工工程用タンクには、攪拌機が配置されるのが好ましい。攪拌機としては公知のものを適宜採用すればよい。攪拌機としては、混合装置で説明した攪拌機を採用してもよい。攪拌機に因り、常時、スラリーを流動状態に保つことができる。また、保管タンク及び塗工工程用タンクには、振動式粘度計などの粘度計が配置されるのが好ましい。
第1タンク及び第2タンクには、液位測定用自動レベル計や、質量センサーなどのスラリー液面検知手段が配置されるのが好ましい。液位測定用自動レベル計としては公知のものを適宜採用すればよい。具体的な液位測定用自動レベル計としては、フロート スプリングバランス式レベル計、ディスプレーサ サーボバランス式レベル計、マイクロ波式レベル計、静電容量式レベル計を例示できる。質量センサーを配置する場合には、タンク内のスラリーの質量からスラリー液面を算出する。
本発明の電極用スラリー循環システムは、第1タンクと第2タンクとを連結する第1スラリー配管と、スラリー循環用の第2スラリー配管とを備える。第1タンクと第1スラリー配管を連結する連結部は、第1タンクの下半分にあるのが好ましく、第1タンクの底にあるのが特に好ましい。かかる連結部の態様により、スラリーの自重を利用してスラリーを円滑に第1スラリー配管へ輸送することができる。
また、第2タンクと第1スラリー配管を連結する連結部は、第2タンクにて想定されるスラリーの液面の下側に配置されるのが好ましい。かかる連結部の態様により、スラリーが第1スラリー配管から第2タンクに輸送される際に、空気などの気体が混入する虞を排除し得る。
第1スラリー配管及び第2スラリー配管の材質は、スラリーの品質に影響しないものであれば、限定されない。第1スラリー配管及び第2スラリー配管の具体的な材質として、アルミニウム、鉄、ステンレス鋼などの金属材料や、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレンなどの樹脂材料を例示することができる。
本発明の電極用スラリー循環システムには、スラリー輸送用のポンプが備えられる。具体的には、第1スラリー配管及び第2スラリー配管には、適切な箇所に適切な数及び能力のポンプが配置される。ポンプとしては、スラリーの輸送に適したものを採用すればよく、好適なポンプとして、一軸スクリューポンプ、二軸スクリューポンプ、三軸スクリューポンプなどのスクリュー形状のポンプを例示できる。スクリュー形状のポンプであれば、スラリーが静止して、一時的にスラリーの粘度が増加したとしても、スクリューの回転に伴うせん断力に因り、スラリーを低粘度状態へ回復させることができる。
第2スラリー配管の位置関係は以下の1)〜4)のいずれかである。
1)第1タンクと第1スラリー配管に配置される弁とを連結する
2)第1スラリー配管に配置される2つの弁を連結する
3)第1スラリー配管に配置される弁と第2タンクとを連結する
4)第1タンクと第2タンクを連結する
1)第1タンクと第1スラリー配管に配置される弁とを連結する
2)第1スラリー配管に配置される2つの弁を連結する
3)第1スラリー配管に配置される弁と第2タンクとを連結する
4)第1タンクと第2タンクを連結する
図1〜図2は、第2スラリー配管の位置関係が、1)第1タンクと第1スラリー配管に配置される弁とを連結する場合の概略図である。図1には、通常運転時のスラリーの主な流れを矢印で示す。図1に示すとおり、通常運転時には、第1タンク1のスラリーは、第1スラリー配管10を通じて、第2タンク2へ輸送される。
図2には、非通常時のスラリーの流れを矢印で示す。図2に示すとおり、非通常時においては、第1スラリー配管10に配置される弁が切り替わり、スラリーの流路が第2スラリー配管20側に変更される。その結果、第1タンク1から弁までの間の第1スラリー配管10内のスラリーは、第2スラリー配管20内及び第1タンク1に輸送されることで循環する。
1)の場合においては、弁が第2タンクに近いほど、第1スラリー配管内のスラリーのうち、循環されないスラリーの量が低減されるため、弁は第2タンクに近い場所に配置されるのが好ましい。弁は、第2タンクと第1スラリー配管とを連結する連結部に一体化した状態で配置されるのが特に好ましい。
図3〜図4は、第2スラリー配管の位置関係が、2)第1スラリー配管に配置される2つの弁を連結する場合の概略図である。図3には、通常運転時のスラリーの主な流れを矢印で示す。図3に示すとおり、通常運転時には、第1タンク1のスラリーは、第1スラリー配管10を通じて、第2タンク2へ輸送される。
図4には、非通常時のスラリーの流れを矢印で示す。図4に示すとおり、非通常時においては、第1スラリー配管に配置される2つの弁が切り替わり、スラリーの流路が変更される。その結果、2つの弁の間の第1スラリー配管10内のスラリーは、第2スラリー配管20内に輸送されることで循環する。図4においては、循環経路が第1スラリー配管及び第2スラリー配管であって、第1タンク1や第2タンク2を経由しないため、非通常時に循環するスラリーの量を少量に抑制できる。また、非通常時に第1タンクや第2タンク内にスラリーを貯蔵する必要性がないため、非通常時に各タンクのメンテナンスを行うこともできる。
2)の場合においては、第1タンク側の弁が第1タンクに近いほど、第1スラリー配管内のスラリーのうち、循環されないスラリーの量が低減されるため、第1タンク側の弁は第1タンクに近い場所に配置されるのが好ましい。第1タンク側の弁は、第1タンクと第1スラリー配管とを連結する連結部に一体化した状態で配置されるのが特に好ましい。同様に、第2タンク側の弁が第2タンクに近いほど、第1スラリー配管内のスラリーのうち、循環されないスラリーの量が低減されるため、第2タンク側の弁は第2タンクに近い場所に配置されるのが好ましい。第2タンク側の弁は、第2タンクと第1スラリー配管とを連結する連結部に一体化した状態で配置されるのが特に好ましい。
図5〜図6は、第2スラリー配管の位置関係が、3)第1スラリー配管に配置される弁と第2タンクとを連結する場合の概略図である。図5には、通常運転時のスラリーの主な流れを矢印で示す。図5に示すとおり、通常運転時には、第1タンク1のスラリーは、第1スラリー配管を通じて、第2タンク2へ輸送される。
図6には、非通常時のスラリーの流れを矢印で示す。図6に示すとおり、非通常時においては、第1スラリー配管10に配置される弁が切り替わり、スラリーの流路が変更される。その結果、弁から第2タンク2までの間の第1スラリー配管10内のスラリーは、第2タンク2及び第2スラリー配管20内に輸送されることで循環する。
3)の場合においては、弁が第1タンクに近いほど、第1スラリー配管内のスラリーのうち、循環されないスラリーの量が低減されるため、弁は第1タンクに近い場所に配置されるのが好ましい。弁は、第1タンクと第1スラリー配管を連結する連結部に一体化した状態で配置されるのが特に好ましい。
図7〜図8は、第2スラリー配管の位置関係が、4)第1タンクと第2タンクを連結する場合の概略図である。図7には、通常運転時のスラリーの主な流れを矢印で示す。図7に示すとおり、通常運転時には、第1タンク1のスラリーは、第1スラリー配管10を通じて、第2タンク2へ輸送される。
図8には、非通常時のスラリーの流れを矢印で示す。図8に示すとおり、非通常時においては、第1スラリー配管10内のスラリーは、通常運転時と同様に、第2タンク2へ輸送される。加えて、第2スラリー配管20のポンプも稼働して、第2タンク2のスラリーが、第2スラリー配管20を通じて、第1タンク1へ輸送される。その結果、第1スラリー配管10内のスラリーは、第2タンク2、第2スラリー配管20及び第1タンク1に輸送されることで循環する。
なお、第2スラリー配管の位置関係が1)〜4)のいずれの場合であっても、通常運転時に、第2スラリー配管内のスラリーも流動させることが好ましい。通常運転時に、第2スラリー配管内のスラリーも流動させる方法としては、1)、2)及び3)の場合は、第1スラリー配管に配置される弁を適宜適切に切り替えればよい。4)の場合は、第2スラリー配管に配置されるポンプを間欠稼働させる方法、又は、第2スラリー配管に配置されるポンプを、第1スラリー配管に配置されるポンプの流量よりも低い流量で稼働させる方法を採用すればよい。
本発明の電極用スラリー循環システムは、構成要素と電気的に接続して、構成要素を制御する制御部を備えるのが好ましい。制御部はCPU及びメモリーを備えるコンピューターである。制御部の具体例として、第1スラリー配管内及び第2スラリー配管内のスラリーの流動を制御するスラリー循環制御部を例示できる。スラリー循環制御部は、本発明の電極用スラリー循環システムの構成要素と電気的に接続して、上述した図1〜8の状態を制御できる。なお、「電気的に接続」とは、有線又は無線にて、情報を電気信号として授受し得る状態にあることを意味する。
また、制御部の具体例として、各タンクに対するスラリーの導入量及び各タンクからのスラリーの導出量を制御して、各タンクのスラリー液面を制御するスラリー液面制御部を例示できる。スラリー液面制御部は、各タンクのスラリー液面検知手段と電気的に接続しているのが好ましい。以下、第1タンクにおけるスラリー液面を制御するものを第1タンクスラリー液面制御部といい、第2タンクにおけるスラリー液面を制御するものを第2タンクスラリー液面制御部という。
第1タンクがスラリー液面検知手段を備える場合であって、第1タンクが混合装置又は攪拌機を備える場合には、第1タンクスラリー液面制御部は、第1タンクにおけるスラリー液面を混合装置又は攪拌機における攪拌翼などの攪拌箇所よりも高い状態に維持するのが好ましい。第1タンクにおけるスラリー液面が攪拌箇所よりも低くなれば、スラリー液面に激しい波が生じて、スラリーに泡が混入する原因となる。第2タンクについても同様である。
また、第1タンクがスラリー液面検知手段を備える場合には、第1タンクスラリー液面制御部は、第1タンクにおけるスラリー液面を、第1タンクと第1スラリー配管との連結部よりも高い状態に維持するのが好ましい。第1タンクにおけるスラリー液面が第1タンクと第1スラリー配管との連結部よりも低くなれば、第1スラリー配管内に空気などの気体が混入して、スラリーに泡が混入する原因となる。
第1タンクがスラリー液面検知手段を備える場合であって、第2スラリー配管が第1タンクと連結している場合には、第1タンクスラリー液面制御部は、第1タンクにおけるスラリー液面を、第1タンクと第2スラリー配管との連結部よりも高い状態に維持するのが好ましい。第1タンクにおけるスラリー液面が第1タンクと第2スラリー配管との連結部よりも低くなれば、第2スラリー配管内から第1タンクにスラリーが導入される際に、スラリーが落下することに起因して、スラリーに泡が混入する虞がある。
また、第2タンクがスラリー液面検知手段を備える場合には、第2タンクスラリー液面制御部は、第2タンクにおけるスラリー液面を、第2タンクと第1スラリー配管との連結部よりも高い状態に維持するのが好ましい。第2タンクにおけるスラリー液面が第2タンクと第1スラリー配管との連結部よりも低くなれば、第1スラリー配管内から第2タンクにスラリーが導入される際に、スラリーが落下することに起因して、スラリーに泡が混入する虞がある。
第2タンクがスラリー液面検知手段を備える場合であって、第2スラリー配管が第2タンクと連結している場合には、第2タンクスラリー液面制御部は、第2タンクにおけるスラリー液面を、第2タンクと第2スラリー配管との連結部よりも高い状態に維持するのが好ましい。第2タンクにおけるスラリー液面が第2タンクと第2スラリー配管との連結部よりも低くなれば、第2スラリー配管内に空気などの気体が混入して、スラリーに泡が混入する原因となる。
本発明の電極用スラリー製造システムにおいて、第1スラリー配管や第2スラリー配管には、スラリーに生じた泡を除去するための脱泡機、気体を系外に排出するための排気部、及び、異物や塊を除去するためのフィルタなどが配置されてもよい。
本発明の電極用スラリー循環システムにおける、電気的に接続し得る構成要素のすべては、総合制御部に電気的に接続されていることが好ましい。総合制御部は、スラリー循環制御部及びスラリー液面制御部を兼ねてもよい。総合制御部は、各構成要素の状態に応じて、それぞれの構成要素の動作を総合的に制御する。
なお、本発明は電極用粉末と溶剤とを混合した電極用スラリーに関するものであるが、固体電解質と溶剤とを混合した固体電解質用スラリーや、セラミックス積層型セパレーターを製造するための、セラミックスと溶剤とを混合したセパレーター用スラリーにも応用可能である。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲において、当業者が行い得る変更、改良等を施した種々の形態にて実施することができる。
以下に、実施例などを示し、本発明をより具体的に説明する。なお、本発明は、実施例によって限定されるものではない。
(実施例1)
実施例1の電極用スラリー循環システム5の模式図を図9に示す。実施例1の電極用スラリー循環システム5は、本発明の電極用スラリー循環システムのうち、1)の場合に該当する。
実施例1の電極用スラリー循環システム5の模式図を図9に示す。実施例1の電極用スラリー循環システム5は、本発明の電極用スラリー循環システムのうち、1)の場合に該当する。
実施例1の電極用スラリー循環システム5は、
第1タンク1と、第2タンク2と、
前記第1タンク1と前記第2タンク2とを連結する第1スラリー配管10と、
スラリー循環用の第2スラリー配管20と、
スラリー輸送用のポンプ100とを備え、
前記第2スラリー配管20の位置関係が、1)前記第1タンク1と前記第1スラリー配管10に配置される弁101とを連結する場合のものである。
さらに、実施例1の電極用スラリー循環システム5は、電気的に接続し得る構成要素のすべてと電気的に接続する総合制御部4を備える。総合制御部4は、スラリー3を製造する製造タンク(図示せず)、及び、集電体にスラリーを塗布するスラリー塗工装置(図示せず)と電気的に接続する。
第1タンク1と、第2タンク2と、
前記第1タンク1と前記第2タンク2とを連結する第1スラリー配管10と、
スラリー循環用の第2スラリー配管20と、
スラリー輸送用のポンプ100とを備え、
前記第2スラリー配管20の位置関係が、1)前記第1タンク1と前記第1スラリー配管10に配置される弁101とを連結する場合のものである。
さらに、実施例1の電極用スラリー循環システム5は、電気的に接続し得る構成要素のすべてと電気的に接続する総合制御部4を備える。総合制御部4は、スラリー3を製造する製造タンク(図示せず)、及び、集電体にスラリーを塗布するスラリー塗工装置(図示せず)と電気的に接続する。
第1タンク1は、スラリー3を貯蔵する円柱状の保管タンクであり、内部にパドル式の攪拌機11及びスラリーの液位を測定するための液位測定用自動レベル計12が配置されている。第1タンク1は、底壁面において、第1スラリー配管10と連結する。さらに、第1タンク1は、側壁面において、第2スラリー配管20と連結し、スラリー3を製造する製造タンク(図示せず)と連結する第3スラリー配管30とも連結する。第1タンク1におけるスラリー3の液面は、第1タンク1と各配管との連結部及び攪拌機11のパドルよりも上になるように、液位測定用自動レベル計12での測定結果から、総合制御部4にて制御される。なお、第1タンク1内にスラリー3が存在する時は、常時、パドル式の攪拌機11がスラリー3を攪拌する。
第2タンク2は、スラリー塗工工程用のスラリーを貯蔵する円柱状の塗工工程用タンクである。第2タンク2は、内部にパドル式の攪拌機21及びスラリーの液位を測定するための液位測定用自動レベル計22が配置されている。第2タンク2は、側壁面において、第1スラリー配管10と連結する。さらに、第2タンク2は、底壁面において、集電体にスラリーを塗布するスラリー塗工装置(図示せず)と連結する第4スラリー配管40と連結する。第2タンク2におけるスラリー3の液面は、第2タンク2と各配管との連結部及び攪拌機21のパドルよりも上になるように、液位測定用自動レベル計22での測定結果から、総合制御部4にて制御される。なお、第2タンク2内にスラリー3が存在する時は、常時、パドル式の攪拌機21がスラリー3を攪拌する。
第1タンク1と第2タンク2とは、第1スラリー配管10で連結される。第1スラリー配管10には、上流側から、一軸スクリューポンプ100及び弁101が、この順に配置されている。弁101は、第2タンク2の近傍に配置されている。一軸スクリューポンプ100及び弁101は総合制御部4と電気的に接続されている。通常運転時には、第1タンク1のスラリー3は、第1スラリー配管10を通じて、第2タンク2に輸送される。
第2スラリー配管20は、第1タンク1と、第1スラリー配管10に配置される弁101とを連結する。非通常時には、総合制御部4の指令により弁101が第2スラリー配管20側に切り替わり、その結果、第1スラリー配管10内のスラリーの大部分は、第2スラリー配管20内及び第1タンク1に輸送されて循環する。実施例1の電極用スラリー循環システム5においては、弁101が第2タンク2の近傍に配置されているため、第1スラリー配管10内のスラリーのうち、循環できないスラリーはごく少量である。そのため、循環できなかった少量のスラリーの粘度が上昇したとしても、通常運転時に戻る際に、少量のスラリーは第2タンク2に輸送され、多量のスラリーと共に攪拌されることで直ちに通常の粘度のスラリーに戻ることができる。
なお、通常運転時であっても、第2スラリー配管20内のスラリーの粘度上昇を抑制する目的で、総合制御部4の指令により、適宜適切な期間で弁101が切り替わり、第1スラリー配管10内のスラリーが第2スラリー配管20内に輸送され得る。
(実施例2)
実施例2の電極用スラリー循環システム5の模式図を図10に示す。実施例2の電極用スラリー循環システム5は、本発明の電極用スラリー循環システムのうち、2)の場合に該当する。以下、実施例1と異なる点を中心に説明する。
実施例2の電極用スラリー循環システム5の模式図を図10に示す。実施例2の電極用スラリー循環システム5は、本発明の電極用スラリー循環システムのうち、2)の場合に該当する。以下、実施例1と異なる点を中心に説明する。
実施例2の電極用スラリー循環システム5は、
第1タンク1と、第2タンク2と、
前記第1タンク1と前記第2タンク2とを連結する第1スラリー配管10と、
スラリー循環用の第2スラリー配管20と、
スラリー輸送用のポンプ100とを備え、
前記第2スラリー配管20の位置関係が、2)前記第1スラリー配管10に配置される2つの弁である弁101及び弁102を連結する場合のものである。
第1タンク1と、第2タンク2と、
前記第1タンク1と前記第2タンク2とを連結する第1スラリー配管10と、
スラリー循環用の第2スラリー配管20と、
スラリー輸送用のポンプ100とを備え、
前記第2スラリー配管20の位置関係が、2)前記第1スラリー配管10に配置される2つの弁である弁101及び弁102を連結する場合のものである。
第2スラリー配管20は、第1スラリー配管10に配置される弁101と弁102とを連結する。弁101は、第1タンク1の外側の底壁面に直接に配置され、かつ、第1タンク1及び第1スラリー配管10を連結する連結部に一体化した状態で配置されている。弁102は、第2タンク2の外側の側壁面に直接に配置され、かつ、第2タンク2及び第1スラリー配管10を連結する連結部に一体化した状態で配置されている。
弁101及び弁102は総合制御部4と電気的に接続されている。通常運転時には、第1タンク1のスラリー3は、第1スラリー配管10を通じて、第2タンク2に輸送される。非通常時には、総合制御部4の指令により弁101及び弁102が切り替わり、その結果、第1スラリー配管10内のスラリーは、第2スラリー配管20に輸送されて循環する。実施例2の電極用スラリー循環システム5においては、循環経路が第1スラリー配管10及び第2スラリー配管20であって、第1タンク1や第2タンク2を経由しないため、非通常時に循環するスラリーの量を少量に抑制できる。また、非通常時に第1タンク1や第2タンク2内にスラリーを貯蔵する必要性がないため、非通常時に各タンクのメンテナンスを行うこともできる。
さらに、実施例2の電極用スラリー循環システム5においては、第1スラリー配管10に配置される弁101と弁102が、それぞれ第1タンク1及び第2タンク2と直接に連結しているため、非通常時に第1スラリー配管10内のスラリーのすべてが循環できる。そのため、通常運転に戻る際に、スラリーの粘度上昇について配慮する必要がない。
なお、実施例1で述べたのと同様に、通常運転時であっても、第2スラリー配管20内のスラリーの粘度上昇を抑制する目的で、総合制御部4の指令により、適宜適切な期間で弁101及び弁102が切り替わり、第1スラリー配管10内のスラリーが第2スラリー配管20内に輸送され得る。
1 第1タンク、11 攪拌機、12 液位測定用自動レベル計
2 第2タンク、21 攪拌機、22 液位測定用自動レベル計
3 スラリー
4 総合制御部
5 電極用スラリー循環システム
10 第1スラリー配管、100 一軸スクリューポンプ、101 弁、102 弁
20 第2スラリー配管
30 第3スラリー配管
40 第4スラリー配管
2 第2タンク、21 攪拌機、22 液位測定用自動レベル計
3 スラリー
4 総合制御部
5 電極用スラリー循環システム
10 第1スラリー配管、100 一軸スクリューポンプ、101 弁、102 弁
20 第2スラリー配管
30 第3スラリー配管
40 第4スラリー配管
Claims (6)
- 第1タンクと、第2タンクと、
前記第1タンクと前記第2タンクとを連結する第1スラリー配管と、
スラリー循環用の第2スラリー配管と、
スラリー輸送用のポンプとを備え、
前記第2スラリー配管の位置関係が以下の1)〜4)のいずれかであることを特徴とする電極用スラリー循環システム。
1)前記第1タンクと前記第1スラリー配管に配置される弁とを連結する
2)前記第1スラリー配管に配置される2つの弁を連結する
3)前記第1スラリー配管に配置される弁と前記第2タンクとを連結する
4)前記第1タンクと前記第2タンクを連結する - 前記第1タンク及び/又は前記第2タンクがスラリー液面検知手段を備える請求項1に記載の電極用スラリー循環システム。
- 前記第1タンクにおけるスラリー液面を前記第1タンクと前記第1スラリー配管との連結部よりも高い状態に維持し、かつ、前記第2タンクにおけるスラリー液面を前記第2タンクと前記第1スラリー配管との連結部よりも高い状態に維持する、スラリー液面制御部を備える請求項2に記載の電極用スラリー循環システム。
- 前記第2スラリー配管が前記1)である場合には、前記スラリー液面制御部が、さらに、前記第1タンクにおけるスラリー液面を前記第1タンクと前記第2スラリー配管との連結部よりも高い状態に維持し、
前記第2スラリー配管が前記3)である場合には、前記スラリー液面制御部が、さらに、前記第2タンクにおけるスラリー液面を、前記第2タンクと前記第2スラリー配管との連結部よりも高い状態に維持し、
前記第2スラリー配管が前記4)である場合には、前記スラリー液面制御部が、さらに、前記第1タンクにおけるスラリー液面を前記第1タンクと前記第2スラリー配管との連結部よりも高い状態に維持し、前記第2タンクにおけるスラリー液面を前記第2タンクと前記第2スラリー配管との連結部よりも高い状態に維持する、請求項3に記載の電極用スラリー循環システム。 - 前記第1スラリー配管内及び前記第2スラリー配管内のスラリーの流動を制御するスラリー循環制御部を備える請求項1〜4のいずれか1項に記載の電極用スラリー循環システム。
- 前記第1タンクが、スラリーを製造する製造タンク又はスラリーを保管する保管タンクであり、前記第2タンクが、スラリー塗工工程用のスラリーのタンクである塗工工程用タンクである請求項1〜5のいずれか1項に記載の電極用スラリー循環システム。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024085521A1 (ko) * | 2022-10-19 | 2024-04-25 | 주식회사 엘지에너지솔루션 | 전극용 슬러리 공급량 제어 방법 및 장치 |
CN117983507A (zh) * | 2024-04-07 | 2024-05-07 | 宁德时代新能源科技股份有限公司 | 浆料输送装置、电池涂布线及浆料输送方法 |
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-
2017
- 2017-01-20 JP JP2017008611A patent/JP2018116901A/ja active Pending
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