JP2018116633A - 再生装置、再生方法、及び、プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】直感的な操作で、推奨コンテンツを選択する手法を提供する。【解決手段】再生装置は、コンテンツを再生するとともに、表示部における再生可能なコンテンツを示すオブジェクトの表示を自動で更新する。また、オブジェクトを指定するユーザの操作を受け付けると、ユーザの操作により指定されたオブジェクトに対応するコンテンツのプレビュー情報を再生する。【選択図】図7
Description
本発明は、ユーザにコンテンツをレコメンドする技術に関する。
ユーザの嗜好などに応じてコンテンツをレコメンドする手法が知られている。特許文献1は、ユーザ毎の嗜好データに応じたコンテンツを選択して提供するシステムを記載している。また、特許文献2は、ユーザに対するお勧め番組を提示し、ユーザに選択させる表示装置を記載している。
しかし、特許文献1、2の方法では、推奨コンテンツをユーザが実際に選択して再生したり、再生リストに追加したりするためには、複数の階層構造のメニューにおいて選択を繰り返したり、カーソルやフォーカス枠などを移動させて推奨コンテンツの位置に移動させたりする必要があり、煩雑である。
本発明の解決しようとする課題としては、上記のものが一例として挙げられる。本発明は、直感的な操作で、推奨コンテンツを選択する手法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、再生装置であって、コンテンツを再生する再生手段と、表示部における再生可能なコンテンツを示すオブジェクトの表示を自動で更新する表示制御手段と、前記オブジェクトを指定するユーザの操作を受け付ける受付手段と、を備え、前記再生手段は、前記ユーザの操作により指定されたオブジェクトに対応するコンテンツのプレビュー情報を再生することを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、再生装置により実行される再生方法であって、コンテンツを再生する再生工程と、表示部における再生可能なコンテンツを示すオブジェクトの表示を自動で更新する表示制御工程と、前記オブジェクトを指定するユーザの操作を受け付ける受付工程と、を備え、前記再生工程は、前記ユーザの操作により指定されたオブジェクトに対応するコンテンツのプレビュー情報を再生することを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、コンピュータを備える再生装置により実行されるプログラムであって、コンテンツを再生する再生手段、表示部における再生可能なコンテンツを示すオブジェクトの表示を自動で更新する表示制御手段、前記オブジェクトを指定するユーザの操作を受け付ける受付手段、として前記コンピュータを機能させ、前記再生手段は、前記ユーザの操作により指定されたオブジェクトに対応するコンテンツのプレビュー情報を再生することを特徴とする。
本発明の1つの好適な実施形態では、再生装置は、コンテンツを再生する再生手段と、表示部における再生可能なコンテンツを示すオブジェクトの表示を自動で更新する表示制御手段と、前記オブジェクトを指定するユーザの操作を受け付ける受付手段と、を備え、前記再生手段は、前記ユーザの操作により指定されたオブジェクトに対応するコンテンツのプレビュー情報を再生する。
上記の再生装置は、コンテンツを再生するとともに、表示部における再生可能なコンテンツを示すオブジェクトの表示を自動で更新する。また、オブジェクトを指定するユーザの操作を受け付けると、ユーザの操作により指定されたオブジェクトに対応するコンテンツのプレビュー情報を再生する。よって、ユーザはオブジェクトを指定することにより、そのコンテンツのプレビュー情報を見ることができる。
上記の再生装置の一態様では、前記再生手段は、前記プレビュー情報として、前記コンテンツの一部の音声を再生する。好適な例では、前記再生手段は、前記受付手段が前記ユーザの操作を受け付けている間、前記音声を再生する。
上記の再生装置の他の一態様では、前記再生手段は、複数の音声出力部のうち、前記ユーザに近い方の音声出力部から前記音声を再生する。この態様では、ユーザは、複数の音声出力部のうちユーザに近い音声出力部から音声を聞くことができる。
上記の再生装置の他の一態様では、前記再生手段は、前記表示部とは異なる表示装置に、前記プレビュー情報として、前記コンテンツに関する情報を表示する。この態様では、プレビュー情報を、他の表示装置に表示させることができる。
好適な例では、前記表示部はタッチパネルを有し、前記ユーザの操作は、前記表示部に表示されたオブジェクトにユーザがタッチする操作である。他の好適な例では、前記表示部はタッチパネルを有し、前記ユーザの操作は、前記表示部に表示されたオブジェクトにユーザがタッチし、表示領域外へ移動させる操作である。
上記の再生装置の他の一態様では、前記表示制御手段は、前記オブジェクトを前記表示部の所定の表示範囲に表示させ、前記表示範囲内を移動させた後、非表示とすることにより更新し、前記表示制御手段は、前記オブジェクトが指定されている間、当該オブジェクトの移動を停止する。この態様では、プレビュー情報の再生中はオブジェクトの移動が停止される。
本発明の他の好適な実施形態では、再生装置により実行される再生方法は、コンテンツを再生する再生工程と、表示部における再生可能なコンテンツを示すオブジェクトの表示を自動で更新する表示制御工程と、前記オブジェクトを指定するユーザの操作を受け付ける受付工程と、を備え、前記再生工程は、前記ユーザの操作により指定されたオブジェクトに対応するコンテンツのプレビュー情報を再生する。よって、ユーザはオブジェクトを指定することにより、そのコンテンツのプレビュー情報を見ることができる。
本発明の他の好適な実施形態では、コンピュータを備える再生装置により実行されるプログラムは、コンテンツを再生する再生手段、表示部における再生可能なコンテンツを示すオブジェクトの表示を自動で更新する表示制御手段、前記オブジェクトを指定するユーザの操作を受け付ける受付手段、として前記コンピュータを機能させ、前記再生手段は、前記ユーザの操作により指定されたオブジェクトに対応するコンテンツのプレビュー情報を再生する。このプログラムをコンピュータで実行することにより、上記の再生装置を実現することができる。このプログラムは、記憶媒体に記憶して取り扱うことができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例について説明する。
[装置構成]
図1は、実施例に係るコンテンツ再生装置20が搭載された車両1の車内の様子を示す。図示のように、コンテンツ再生装置20は車両1に搭載される。なお、本実施例では、再生されるコンテンツは曲であるものとする。車両1は、ダッシュボード11、ステアリング12、メータパネル13、センターコンソール14を備える。
[装置構成]
図1は、実施例に係るコンテンツ再生装置20が搭載された車両1の車内の様子を示す。図示のように、コンテンツ再生装置20は車両1に搭載される。なお、本実施例では、再生されるコンテンツは曲であるものとする。車両1は、ダッシュボード11、ステアリング12、メータパネル13、センターコンソール14を備える。
コンテンツ再生装置20は、メインディスプレイ24と、タッチディスプレイ25とを備える。メインディスプレイ24は、例えば液晶ディスプレイなどであり、ダッシュボード11の中央付近に設けられる。メインディスプレイ24は、ユーザの設定に応じて、地図情報及びコンテンツに関する情報を表示する。地図情報表示モードでは、メインディスプレイ24は車両1の周辺の地図、自車位置、案内経路などを表示する。一方、曲情報表示モードでは、メインディスプレイ24は再生中の曲に関する情報を表示する。尚、メインディスプレイ24はユーザからの操作を受付可能なタッチパネルを備えたディスプレイとしてもよい。
タッチディスプレイ25は、タッチパネルが積層された液晶ディスプレイなどであり、センターコンソール14付近に設けられる。ユーザは、タッチディスプレイ25を入力装置として使用し、再生する曲の選択などの操作を行う。
図2は、コンテンツ再生装置20の内部構成を示す。コンテンツ再生装置20は、通信部21と、制御部22と、記憶部23と、メインディスプレイ24と、タッチディスプレイ25と、スピーカ26とを備える。
通信部21は、無線通信により外部のサーバなどと通信する。例えば、通信部21は、外部の音楽サーバと通信して、再生すべき曲の曲データや曲情報などをダウンロードする。制御部22は、CPUなどのコンピュータを備え、コンテンツ再生装置20の全体を制御する。具体的には、制御部22は、再生される曲のリストや、推奨される曲のオブジェクトなどをタッチディスプレイ25に表示するともに、ユーザによるタッチディスプレイ25の操作に応じて曲の再生を制御する。また、通信部21は、必要に応じて、車両1の制御ユニットなどと通信し、車両1の速度などの車両に関する情報を取得する。
記憶部23は、再生すべき曲のデータや関連情報を記憶する。また、記憶部23は、メインディスプレイ24に表示される、曲に関する画像データを記憶する。ここで、曲に関する画像データは、通常はその曲を含むアルバムのジャケットの画像であり、アルバムアートワークなどと呼ばれる。以下、これを単に「アートワーク」と呼ぶ。さらに、記憶部23は、タッチディスプレイ25に表示される各種のオブジェクトの画像データなどを記憶する。
スピーカ26は、制御部22の制御下で、再生されている曲の音声を車室内に出力する。なお、スピーカ26は、通常、車両の左右(助手席側と運転席側)に設けられる。また、車両の前席と後席にそれぞれ左右のスピーカが設けられても良い。
上記の構成において、制御部22及びスピーカ26は本発明における再生手段の一例であり、制御部22は本発明における表示制御手段の一例である。また、タッチディスプレイ25は本発明における表示部及び受付手段の一例であり、スピーカ26は本発明における音声出力部の一例であり、メインディスプレイ24は本発明における表示装置の一例である。
[再生制御]
次に、コンテンツ再生装置20による再生制御について説明する。コンテンツ再生装置20による曲の再生制御は、主としてユーザがタッチディスプレイ25を操作することにより行われる。
次に、コンテンツ再生装置20による再生制御について説明する。コンテンツ再生装置20による曲の再生制御は、主としてユーザがタッチディスプレイ25を操作することにより行われる。
(基本表示)
図3(A)はメインディスプレイ24の基本的な表示例を示し、図3(B)はタッチディスプレイ25の基本的な表示例を示す。曲情報表示モードでは、図3(A)に示すように、メインディスプレイ24には現在再生されている曲に関する情報が表示される。具体的には、再生中の曲を含むアルバムのアートワーク31が表示され、さらに再生中の曲に関する曲情報32が表示される。曲情報32としては、曲名、アーティスト名、アルバム名が表示される。
図3(A)はメインディスプレイ24の基本的な表示例を示し、図3(B)はタッチディスプレイ25の基本的な表示例を示す。曲情報表示モードでは、図3(A)に示すように、メインディスプレイ24には現在再生されている曲に関する情報が表示される。具体的には、再生中の曲を含むアルバムのアートワーク31が表示され、さらに再生中の曲に関する曲情報32が表示される。曲情報32としては、曲名、アーティスト名、アルバム名が表示される。
一方、図3(B)に示すように、タッチディスプレイ25には、タイムラインエリア30、レコメンドエリア40、ストックエリア50の3つのエリアが表示される。タイムラインエリア30とレコメンドエリア40は相互に接するように左右に並んで配置される。一方、ストックエリア50は、タイムラインエリア30とレコメンドエリア40の両方と接するように、それらの下方に配置される。
タイムラインエリア30は、再生されるべき曲のリスト(以下、「再生リスト」とも呼ぶ。)を表示する。具体的には、タイムラインエリアエリア30には、現在再生中の曲、これから再生される曲、及び、既に再生済の曲が時系列に表示される。図3(B)において、タイムラインエリア30の下側が過去に対応し、上側が未来に対応する。また、逆にタイムラインエリア30の下側が未来に対応し、上側が過去に対応する形にしてもよい。タイムラインエリア30には、各曲のアートワーク31、及び、曲情報32が表示される。アートワーク31と曲情報32は曲ごとにペアとなっており、タイムラインエリア30の上方から下方へ一緒に移動する。また、再生中の曲のアートワーク31には、その曲が再生中であることを示す再生中マーク31xが重ねて表示される。タイムラインエリア30内における再生中の曲の位置は、タイムラインエリア30の下端付近に固定される。タイムラインエリア30において、再生中マーク31xが付された再生中の曲よりも上方に位置する曲はこれから再生予定の曲であり、再生中の曲よりも下方に位置する曲は既に再生済の曲である。
図3(B)の例では、曲Aが現在再生中であり、その後、曲B、曲C、曲Dが順に再生される予定となっている。曲の再生が終了すると、その曲のアートワーク31及び曲情報32は下方に移動し、タイムラインエリア30から消える。これと同時に、次の曲のアートワーク31及び曲情報32がタイムラインエリア30の下端付近に移動し、その曲が再生されるとともに、その曲のアートワーク31に再生中マーク31xが付与される。また、その後に再生予定の各曲のアートワーク31及び曲情報32は1曲分だけ下方にシフトする。こうして、曲の再生が終了する度に、再生リスト中の各曲のアートワーク31及び曲情報32がタイムラインエリア30の上から下へと移動してゆく。なお、図3(B)の例では、直前に再生が終了した曲のアートワーク31及び曲情報32の一部の表示が見える状態となっているが、その代わりに、直前に再生が終了した曲のアートワーク31及び曲情報32の全部が見えるように表示しても良く、逆に直前に再生が終了した曲のアートワーク31及び曲情報32は全く見えなくなるようにしても良い。
レコメンドエリア40には、ユーザに対してレコメンド(推奨)される曲(以下、「推奨曲」と呼ぶ。)が表示される。具体的には、図3(B)に示すように、推奨曲のオブジェクト41がレコメンドエリア40に表示される。オブジェクト41は、レコメンドエリア40の上方から現れ、下方に移動する。即ち、オブジェクト41は、レコメンドエリア40の上から落下するように動的に表示される。レコメンドエリア40の上方の領域42内ではオブジェクト41が瞬時に落下するように表示する。即ち、オブジェクト41は、領域42内では、それ以外の領域よりも早く落下するように表示される。また、瞬時に落下するように表示することに代えて、オブジェクト41は、領域42内では、それ以外の領域よりも、相対的に速く落下するように表示されてもよい。これにより、オブジェクト41が上から降ってきたような視覚的な印象をユーザに与えることができる。レコメンドエリア40に表示されたオブジェクト41は、時間の経過とともに下方へ流れていき、レコメンドエリア40の下方へ消えてゆく。これを繰り返すことにより、レコメンドエリア40内のオブジェクト41が更新されていく。詳細は後述するが、ユーザは、再生したい推奨曲のオブジェクト41をタイムラインエリア30へ移動させることにより、再生リストに追加することができる。
ストックエリア50は、レコメンドエリア40に表示された推奨曲のオブジェクト41を一時的にストックするための領域である。ユーザは、すぐには聴かないが後で聴くかもしれない曲、気になった曲などを一時的にストックエリア50に移動させておくことができる。ユーザがオブジェクト41をストックエリア50に移動すると、そのオブジェクト41はストックエリア50内に表示される。ストックエリア50内には複数のオブジェクト41をストックすることができる。なお、ユーザは、複数のオブジェクト41を同時にまとめてドラッグ&ドロップすることによりストックエリア50に保存することもできる。
(エリアのサイズ変更)
次に、各エリアのサイズ変更について説明する。本実施例では、タッチディスプレイ25の表示領域内で、タイムラインエリア30、レコメンドエリア40及びストックエリア50のサイズをユーザが任意に変更できるものとする。即ち、ユーザが各エリアを拡大、縮小できるものとする。
次に、各エリアのサイズ変更について説明する。本実施例では、タッチディスプレイ25の表示領域内で、タイムラインエリア30、レコメンドエリア40及びストックエリア50のサイズをユーザが任意に変更できるものとする。即ち、ユーザが各エリアを拡大、縮小できるものとする。
いま、図3(B)に示すように、タイムラインエリア30とレコメンドエリア40とがほぼ同じサイズである状態を標準状態とする。ユーザは、レコメンドエリア40内でピンチアウト操作を行うことにより、レコメンドエリア40を拡大することができる。「ピンチアウト操作」とは、タッチディスプレイ25に接触させた2本の指を広げるように動かす操作を言う。その代わりに、ユーザは、タイムラインエリア30内でピンチイン操作を行うことにより、タイムラインエリア30を縮小させ、その結果としてレコメンドエリア40を拡大することもできる。「ピンチイン操作」とは、タッチディスプレイ25に接触させた2本の指を近づけるように動かす操作を言う。図4(A)は、レコメンドエリア40でピンチアウト操作を行うことによりレコメンドエリア40を拡大した状態を示す。レコメンドエリア40が拡大されると、その分タイムラインエリア30が縮小するが、ストックエリア50のサイズは変更されない。また、ピンチアウト操作・ピンチイン操作に代えて、ユーザがタイムラインエリア30とレコメンドエリア40との境界線を基準とした左右方向へのドラッグ操作を行うことで、タイムラインエリア30とレコメンドエリア40をそれぞれ拡大・縮小してもよい。
レコメンドエリア40が拡大されると、基本的にはレコメンドエリア40内に表示されるオブジェクト41の数は増加する。但し、オブジェクト41の数を増やす代わりに、レコメンドエリア40の拡大に応じて表示されるオブジェクト41のサイズを大きくしてもよい。また、オブジェクト41の数を少し増加するとともに、各オブジェクト41のサイズを少し大きくしてもよい。なお、表示されるオブジェクト41の数を増加させた場合には、オブジェクト41が上から下へ流れる速度を遅くして、ユーザが各オブジェクト41を見やすくなるようにしてもよい。
レコメンドエリア40の拡大に伴ってタイムラインエリア30が縮小された場合、タイムラインエリア30では、基本的にはアートワーク31及び曲情報32が縮小されて表示される。但し、縮小後のタイムラインエリア30のサイズによっては、表示するアートワーク31及び曲情報32の数を減少させてもよく、図4(A)の例のように曲情報32を省略してアートワーク31のみを表示することとしてもよい。
一方、ユーザは、タイムラインエリア30内でピンチアウト操作を行うことにより、タイムラインエリア30を拡大することができる。その代わりに、ユーザは、レコメンドエリア40内でピンチイン操作を行うことにより、レコメンドエリア40を縮小させ、その結果としてタイムラインエリア30を拡大することもできる。図4(B)は、レコメンドエリア40内でピンチイン操作を行うことによりタイムラインエリア30を拡大した状態を示す。タイムラインエリア30が拡大されると、その分レコメンドエリア40が縮小するが、ストックエリア50のサイズは変更されない。
タイムラインエリア30が拡大されると、基本的にはタイムラインエリア30内に表示されるアートワーク31及び曲情報32が拡大される。このとき、表示されるアートワーク31及び曲情報32の数を減少させてもよい。アートワーク31及び曲情報32を拡大することにより、ユーザはアートワーク31の画像や曲情報32の内容が見やすくなる。なお、拡大後のタイムラインエリア30のサイズによっては、曲情報32として表示する情報を増加させてもよい。例えば、標準状態では曲情報32として曲名、アーティスト名及びアルバム名を表示しているが、タイムラインエリア30を拡大した状態では、曲情報32として曲名、アーティスト名及びアルバム名に加えて、ジャンル、リリース日、作詞者、作曲者などを表示してもよい。図4(B)の例では、タイムラインエリア30の拡大に伴い、曲情報32にジャンル及びリリース日が追加されている。
タイムラインエリア30の拡大に伴ってレコメンドエリア40が縮小された場合、レコメンドエリア40では、基本的にはオブジェクト41が縮小されて表示される。但し、縮小後のタイムラインエリア30のサイズによっては、表示するオブジェクト41の数を減少させてもよい。
さらに、ユーザはストックエリア50の上端を上下へ移動させることにより、ストックエリア50を拡大又は縮小することができる。図5は、ストックエリア50の上端を上へ移動させてストックエリア50を拡大した状態を示す。ストックエリア50が拡大されると、その分がレコメンドエリア40及びタイムラインエリア30上に重なって表示されるが、レコメンドエリア40及びタイムラインエリア30内の表示は変化しない。
ストックエリア50が拡大されると、基本的にはストックエリア50内に表示されるオブジェクト41の数が増加する。よって、ユーザは多数のオブジェクト41をストックエリア50内にストックしている場合には、ストックエリア50を拡大することにより、ストック中のオブジェクト41を見やすくすることができる。なお、拡大後のストックエリア50のサイズ及びオブジェクト41の数によっては、各オブジェクト41のサイズを大きくして表示してもよい。
(オブジェクトの種類)
次に、レコメンドエリア40に表示されるオブジェクトの種類について説明する。図6は、各種のオブジェクトの表示例を示す。レコメンドエリア40には、基本的にはユーザに対する推奨曲のオブジェクト(以下「推奨曲オブジェクト」とも呼ぶ。)41aが表示される。但し、推奨曲オブジェクト41aに加えて、図6に示すようにプレイリストのオブジェクト(以下、「プレイリストオブジェクト」とも呼ぶ。)41bや、音響制御のオブジェクト(以下、「音響制御オブジェクト」とも呼ぶ。)41cも表示される。なお、本明細書では、オブジェクトの種類を特定しない場合には、単に「オブジェクト41」と記す。
次に、レコメンドエリア40に表示されるオブジェクトの種類について説明する。図6は、各種のオブジェクトの表示例を示す。レコメンドエリア40には、基本的にはユーザに対する推奨曲のオブジェクト(以下「推奨曲オブジェクト」とも呼ぶ。)41aが表示される。但し、推奨曲オブジェクト41aに加えて、図6に示すようにプレイリストのオブジェクト(以下、「プレイリストオブジェクト」とも呼ぶ。)41bや、音響制御のオブジェクト(以下、「音響制御オブジェクト」とも呼ぶ。)41cも表示される。なお、本明細書では、オブジェクトの種類を特定しない場合には、単に「オブジェクト41」と記す。
プレイリストオブジェクト41bは、複数の曲により構成されるプレイリストのオブジェクトである。図6において、4つの曲E〜Hにより構成されるプレイリストオブジェクト41bは、表示上は曲E〜Hを示す4分割のエリアを含む。また、2つの曲P〜Qにより構成されるプレイリストオブジェクト41bは、表示上は曲P〜Qを示す2分割のエリアを含む。プレイリストオブジェクト41bを選択することにより、ユーザはそのプレイリスト自体をタイムラインエリア30の再生リストに追加することができる。
音響制御オブジェクト41cは、再生される曲に対して適用される音響制御を示すオブジェクトである。図6の例では、音響制御オブジェクト41cは、ライブハウスにおける音場を再現するような音響制御を適用するためのオブジェクトである。ユーザは、音響制御オブジェクト41cを操作することにより、特定の曲に音響制御を適用することができる。音響制御オブジェクト41cについては後に詳しく説明する。
なお、レコメンドエリア40内において各オブジェクト41は上から下へ流れるが、オブジェクト41の種類に応じて流れる速度を異ならせても良い。例えば、音響制御オブジェクト41cの速度を、推奨曲オブジェクト41aやプレイリストオブジェクト41bより遅くしてもよいし、音響制御オブジェクト41cの速度を、推奨曲オブジェクト41aやプレイリストオブジェクト41bより速くしてもよい。
(プレビュー操作)
次に、プレビュー操作について説明する。レコメンドエリア40には推奨曲オブジェクト41aが表示されるが、ユーザは推奨曲オブジェクト41aにタッチすることで一時的に推奨曲をプレビューすることができる。図7(A)はプレビュー操作中におけるメインディスプレイ24の表示例を示し、図7(B)はプレビュー操作中におけるタッチディスプレイ25の表示例を示す。
次に、プレビュー操作について説明する。レコメンドエリア40には推奨曲オブジェクト41aが表示されるが、ユーザは推奨曲オブジェクト41aにタッチすることで一時的に推奨曲をプレビューすることができる。図7(A)はプレビュー操作中におけるメインディスプレイ24の表示例を示し、図7(B)はプレビュー操作中におけるタッチディスプレイ25の表示例を示す。
図7(B)に示すように、ユーザがレコメンドエリア40内の曲Mのオブジェクト41cにタッチすると、タッチしている間、その曲Mが一時的に再生される(以下、これを「プレビュー再生」とも呼ぶ。)。プレビュー再生中は、図7(A)に示すように、メインディスプレイ24に、プレビュー再生の対象である曲Mのアートワーク31及び曲情報32が一時的に表示される。なお、プレビュー操作中は、ユーザがタッチしている推奨曲オブジェクト41aはレコメンドエリア40内の同じ位置にとどまるが、それ以外のオブジェクト41は通常通り下方へ流れていく。
次に、プレビュー再生による曲の再生方法について詳しく説明する。プレビュー再生は、以下の第1〜第3のプレビュー再生方法のいずれかで行うことができる。いま、ユーザがプレビュー操作を行う前、即ち、曲Mの推奨曲オブジェクト41aにタッチする前に別の曲(仮に「曲X」とする)が再生されていたと仮定する。第1のプレビュー再生方法では、ユーザが曲Mの推奨曲オブジェクト41aにタッチした時点で曲Xの再生は一時的に停止し、曲Mの一部が再生される。そして、ユーザが曲Mの推奨曲オブジェクト41aへのタッチを解除すると、曲Mの再生は終了し、元の曲Xの再生が再開される。この場合、元の曲Xの再生は、ユーザが曲Mの推奨曲オブジェクト41aにタッチした時点の再生位置から再開される。なお、曲Xと曲Mの切り替えはクロスフェードにより行ってもよい。
第2のプレビュー再生方法では、上記のようにプレビュー再生中に元の曲Xの再生を停止せずに継続し、スピーカ26から再生される音をミュートする(再生音をゼロにする)。具体的には、ユーザが曲Mの推奨曲オブジェクト41aにタッチした時点で曲Xの再生音量が一時的にミュートされ、曲Mの再生が行われる。曲Mの再生中も、再生音は出力されないものの元の曲Xの再生自体は進行する。そして、ユーザが曲Mの推奨曲オブジェクト41aへのタッチを解除すると曲Mの再生は終了し、元の曲Xのミュートが解除されて再生音量が元の音量に戻される。
第3のプレビュー再生方法では、曲Mの再生を特定のスピーカ26、好ましくはプレビュー操作を行ったユーザに最も近いスピーカのみで行い、他のスピーカ26からは元の曲Xの再生を継続する。例えば、車両1の前後席にそれぞれ左右のスピーカ26が設けられていると仮定する。ここで、助手席に座っているユーザがプレビュー操作を行った場合、助手席に最も近い左前スピーカ26のみから曲Mが再生され、他の3つのスピーカからは元の曲Xの再生が継続される。この方法では、プレビュー操作を行ったユーザのみが曲Mのプレビュー再生を試し聴きすることができ、プレビュー再生により、他の同乗者が元の曲Xを聴き続けるのを妨げることがない。
また、プレビュー操作の他の例として、推奨曲オブジェクト41aにタッチし続ける代わりに、図8(B)に示すように、推奨曲オブジェクト41aを指で上方へ移動し、レコメンドエリア40外へ放り出すようにしてもよい。図1に示すように、通常は車室内においてメインディスプレイ24がタッチディスプレイ25よりも上方に配置されているため、この操作は、推奨曲オブジェクト41aをメインディスプレイ24へ投げ込むようなイメージの操作となる。
ユーザがこの操作を行うと、曲Mの推奨曲オブジェクト41aは、一旦レコメンドエリア40外へ移動して消える。そして、曲Mが一時的にプレビュー再生され、メインディスプレイ24には曲Mのアートワーク及び曲情報が表示される。このプレビュー操作の場合には、推奨曲Mのプレビュー再生並びにアートワーク及び曲情報の表示は、所定時間経過後に自動的に終了するようにしてもよいし、プレビュー再生に対する操作ボタンを別途設けてユーザの任意のタイミングでプレビュー再生を終了させるようにしてもよい。そしてプレビュー再生が終了すると、曲Mの推奨曲オブジェクト41aはレコメンドエリア40内の元の位置に再び表示される。これにより、プレビュー再生後に、ユーザがこの曲Mを選択することが可能となる。
(オブジェクトの選択)
次に、レコメンドエリア40を流れるオブジェクト41を選択する方法について説明する。ユーザは、レコメンドエリア40を流れてくる推奨曲オブジェクト41a及びプレイリストオブジェクト41bに好みのものが含まれる場合、そのオブジェクト41をタイムラインエリア30へ移動(ドラッグ&ドロップ)することにより、再生リストに追加できる。なお、音響制御オブジェクト41cの選択に関しては後述する。
次に、レコメンドエリア40を流れるオブジェクト41を選択する方法について説明する。ユーザは、レコメンドエリア40を流れてくる推奨曲オブジェクト41a及びプレイリストオブジェクト41bに好みのものが含まれる場合、そのオブジェクト41をタイムラインエリア30へ移動(ドラッグ&ドロップ)することにより、再生リストに追加できる。なお、音響制御オブジェクト41cの選択に関しては後述する。
図9は、オブジェクト41を選択する方法を示す。図9(A)に示すように、ユーザが推奨曲Mのオブジェクト41aをレコメンドエリア40からタイムラインエリア30へ移動すると、図9(B)に示すように、その推奨曲Mがタイムラインエリア30に表示されている再生リストに追加される。詳しくは、推奨曲Mは、タイムラインエリア30内のドロップされた位置に対応する再生位置に挿入される。図9(A)の例では、ユーザは推奨曲Mのオブジェクト41aをタイムラインエリア30内のアルバムBとCの間にドロップしたので、図9(B)に示すように推奨曲MはアルバムBに対応する曲BとアルバムCに対応する曲Cの間に挿入されている。なお、その代わりに、ユーザがオブジェクト41をタイムラインエリア30へ移動した場合、推奨曲をその時点の再生リストの最後に追加することとしてもよい。
なお、ユーザによるオブジェクト41aのドロップ位置が、タイムラインエリア30内のアルバムの位置と重なる場合には、推奨曲をそのアルバムの前に挿入することとしてもよいし、そのアルバムの後に挿入することとしてもよい。
また、ユーザは、推奨曲オブジェクト41aと同様に、プレイリストオブジェクト41bをタイムラインエリア30内にドラッグ&ドロップすることにより再生リストに追加することができる。プレイリストオブジェクト41bも、タイムラインエリア30内のドロップされた位置に対応する再生位置に挿入される。このように、ユーザは推奨曲オブジェクト41a及びプレイリストオブジェクト41bをドラッグ&ドロップするという単純な操作により、推奨曲やプレイリストを再生リストに追加することができる。
(オブジェクトの削除)
次に、レコメンドエリア40を流れるオブジェクト41を削除する方法を説明する。ユーザは、レコメンドエリア40を流れるオブジェクト41のうち、関心が無いものをレコメンドエリア40外へスワイプする(掃き出す)ことにより削除することができる。なお、この操作は、推奨曲オブジェクト41aのみならず、前述したプレイリストオブジェクト41bや音響制御オブジェクト41cにも同様に適用される。
次に、レコメンドエリア40を流れるオブジェクト41を削除する方法を説明する。ユーザは、レコメンドエリア40を流れるオブジェクト41のうち、関心が無いものをレコメンドエリア40外へスワイプする(掃き出す)ことにより削除することができる。なお、この操作は、推奨曲オブジェクト41aのみならず、前述したプレイリストオブジェクト41bや音響制御オブジェクト41cにも同様に適用される。
図10は、オブジェクト41を削除する方法を示す。図10の例では、ユーザは、レコメンドエリア40内を流れている推奨曲M及びLのオブジェクト41をスワイプしてレコメンドエリア40外へ移動させている。これにより、推奨曲M及びLのオブジェクト41は、レコメンドエリア40から削除される。レコメンドエリア40内では多数のオブジェクト41が上方から下方へ流れる。ユーザが関心を示さず、何らの操作も行わない場合、オブジェクト41はレコメンドエリア40の下方へと消えてゆくが、ユーザは関心の無いオブジェクト41を積極的に削除することにより、そのスペースに他のオブジェクト41を表示させることができる。このような削除操作を設けることにより、ユーザにより多数の曲や音響制御を推奨することが可能となる。
(音響制御)
次に、音響制御オブジェクトによる再生曲の音響制御について説明する。上記のように、レコメンドエリア40を流れるオブジェクト41には、音響制御オブジェクト41cが含まれる。音響制御オブジェクト41cは、再生曲に適用する音響制御を示すものである。ここで、「音響制御」は、再生音の音場を制御する音場制御と、再生音自体の特性や再生方法を制御する再生制御とを含む。音場制御は、例えば、ライブハウス、コンサートホール、教会、カラオケなど、曲を再生する音場の特性に応じて再生音の特性を制御するものである。また、「再生制御」は、例えばバスブースト、ラウドネス、ユーザによるイコライザ設定、再生速度、再生音量の変更など、ユーザの設定に応じて再生音の特性や再生方法を制御するものである。なお、音響制御オブジェクト41cは、基本的にどの曲にも適用できるため、レコメンドエリア40内を流れる速度を遅くしても良い。音響制御オブジェクト41cの流れる速度を、推奨曲オブジェクト41aやプレイリストオブジェクト41bよりも遅くすることにより、ユーザは音響制御を多数の曲に適用しやすくなる。
次に、音響制御オブジェクトによる再生曲の音響制御について説明する。上記のように、レコメンドエリア40を流れるオブジェクト41には、音響制御オブジェクト41cが含まれる。音響制御オブジェクト41cは、再生曲に適用する音響制御を示すものである。ここで、「音響制御」は、再生音の音場を制御する音場制御と、再生音自体の特性や再生方法を制御する再生制御とを含む。音場制御は、例えば、ライブハウス、コンサートホール、教会、カラオケなど、曲を再生する音場の特性に応じて再生音の特性を制御するものである。また、「再生制御」は、例えばバスブースト、ラウドネス、ユーザによるイコライザ設定、再生速度、再生音量の変更など、ユーザの設定に応じて再生音の特性や再生方法を制御するものである。なお、音響制御オブジェクト41cは、基本的にどの曲にも適用できるため、レコメンドエリア40内を流れる速度を遅くしても良い。音響制御オブジェクト41cの流れる速度を、推奨曲オブジェクト41aやプレイリストオブジェクト41bよりも遅くすることにより、ユーザは音響制御を多数の曲に適用しやすくなる。
具体的に、ユーザは、レコメンドエリア40内に流れている音響制御オブジェクト41cをタイムラインエリア30内にドラッグ&ドロップすることにより、再生曲に音場制御を適用することができる。図11は、音場制御の例を示す。いま、図11(B)に示すように、レコメンドエリア40にライブハウスの音響制御オブジェクト41cが流れているものとする。ユーザは、この音響制御オブジェクト41cをタイムラインエリア30内へドラッグし、現在再生中の曲Aに対応するアルバムAのアートワーク31上にドロップする。すると、現在再生中の曲Aにライブハウスの音場制御が適用され、スピーカ26からは曲Aがライブハウスモードで再生される。このように、音響制御オブジェクト41cを、タイムラインエリア30内の所定の再生曲の位置にドラッグ&ドロップすることにより、再生曲に対して音場制御を容易に適用することができる。なお、音響制御オブジェクト41cの適用対象は、再生中の曲には限られない。音響制御オブジェクト41cをタイムラインエリア30内の再生リスト中の曲、即ち、今後再生予定の曲のアートワーク31にドラッグ&ドロップして適用することもできる。
図11(A)に示すように、音場制御を適用すると、メインディスプレイ24では曲Aがライブハウスモードで再生されていることを示すモード表示24aが追加され、さらにアートワーク31や曲情報32の背景24bが、ライブハウスの音場制御に対応する色、模様、画像などに変更される。これにより、ユーザはメインディスプレイ24の表示を見て、現在再生中の曲にライブハウスの音響制御が適用されていることを認識することができる。
上記の例では、ユーザがタイムラインエリア30内の特定の曲のアートワーク31上に音響制御オブジェクト41cをドラッグ&ドロップしているが、ユーザがタイムラインエリア30内の特定のアートワーク31以外のスペースに音響制御オブジェクト41cをドラッグ&ドロップした場合には、現在の再生リスト中の全ての曲に対してその音響制御が適用されるようにしてもよい。
また、複数の音響制御オブジェクト41cを1つの曲に適用してもよい。例えば、特定の音場を再現するための音場制御のオブジェクトと、再生速度を変化させるための再生制御のオブジェクトとを同一の再生曲に適用してもよい。
また、音響制御オブジェクト41cを利用してプレビュー再生を行っても良い。具体的には、ユーザが音響制御オブジェクト41cにタッチしている間、現在再生中の曲に対してその音響制御を適用して再生が行われる。ユーザが音響制御オブジェクト41cへのタッチを解除すると、音響制御の適用も解除される。図11(B)の例では、ユーザがレコメンドエリア40内のライブハウスの音響制御オブジェクトにタッチしている間、現在再生中の曲Aがライブハウスモードで再生され、メインディスプレイ24の表示も図11(A)に示すようにライブハウスモードを示すものとなる。これにより、ユーザは、音響制御オブジェクト41cを実際に適用する前に、プレビュー再生を行って一時的に試し聴きすることができる。
(ストックエリア)
次に、ストックエリア50について詳しく説明する。先に述べたように、ストックエリア50は、タイムラインエリア30内の再生リストにすぐには適用しないが、ユーザが関心のあるオブジェクト41を一時的に保存しておくためのエリアである。なお、ユーザは、複数のオブジェクト41を同時にドラッグ&ドロップしてストックエリア50に保存することもできる。
次に、ストックエリア50について詳しく説明する。先に述べたように、ストックエリア50は、タイムラインエリア30内の再生リストにすぐには適用しないが、ユーザが関心のあるオブジェクト41を一時的に保存しておくためのエリアである。なお、ユーザは、複数のオブジェクト41を同時にドラッグ&ドロップしてストックエリア50に保存することもできる。
図12は、ストックエリア50を利用した基本的な操作を示す。ユーザは、レコメンドエリア40内の推奨曲Kのオブジェクト41aに関心があり、後で聴きたいと考えた場合、矢印71に示すように、そのオブジェクト41aをストックエリア50内にドラッグ&ドロップする。これにより、曲Kのオブジェクト41aはストックエリア50内に移動し、保存される。その後、ユーザは、曲Mを聴きたくなったときに、矢印72に示すように、ストックエリア50内に保存されている曲Kのオブジェクト41aをタイムラインエリア30内にドラッグ&ドロップする。図12の例では、曲Kのオブジェクト41aは現在再生中の曲Aと次の曲Bとの間にドロップされているので、曲Kは再生リストにおいて曲Aの次に追加されることになる。
なお、ストックエリア50に保存できるオブジェクト41は推奨曲オブジェクト41aに限られず、プレイリストオブジェクト41bや音響制御オブジェクト41cもストックエリア50に保存することができる。ユーザは、プレイリストオブジェクト41bを一時的にストックエリア50に保存しておき、再生したいときにタイムラインエリア30にドラッグ&ドロップして聴くことができる。また、ユーザは、音響制御オブジェクト41cを一時的にストックエリア50に保存しておき、その音響制御を適用したい曲の再生が開始されるまでにタイムラインエリア30内のその曲のアートワーク31上にドラッグ&ドロップすれば、その曲にその音響制御を適用して再生することができる。
また、ユーザは、ストックエリア50内に保存されている複数のオブジェクト41を合体させることができる。例えば、ユーザは、ストックエリア50内に一時的に保存されている複数の推奨曲オブジェクト41aを合体させてプレイリストを作成することができる。図13は、ストックエリア内でプレイリストを作る操作の例を示す。図13(A)に示すように、ストックエリア50内に曲Pと曲Qの推奨曲オブジェクト41aが保存されている。ユーザが曲Pの推奨曲オブジェクト41aと曲Qの推奨曲オブジェクト41aとを指で合体させると、図13(B)に示すように、曲Pと曲Qを含むプレイリストオブジェクト41bが生成される。
同様に、ユーザは、推奨曲オブジェクト41aとプレイリストオブジェクト41bとを合体させて、新たなプレイリストオブジェクト41を生成することができる。例えば、曲Mの推奨曲オブジェクト41aと、曲P、Qのプレイリストオブジェクトとを合体させることにより、曲M、P、Qを含む新たなプレイリストオブジェクト41bが生成される。また、ユーザは、プレイリストオブジェクト41b同士を合体させて、新たなプレイリストオブジェクト41bを生成することができる。例えば、曲M、Pを含むプレイリストオブジェクト41bと、曲Q、Rを含むプレイリストオブジェクト41bとを合体させることにより、曲M、P、Q、Rを含む新たなプレイリストオブジェクト41bが生成される。
また、ユーザは、ストックエリア50内で推奨曲オブジェクト41aと音響制御オブジェクト41cとを合体して、音響制御付きの推奨曲オブジェクト41aを生成することができる。例えば、曲Mの推奨曲オブジェクト41aとライブハウスの音響制御オブジェクト41cとを合体することにより、ライブハウスモードの曲Mの推奨曲オブジェクト41aが生成される。
ユーザは、ストックエリア50内に保存されているオブジェクト41のうち不要なものをスワイプしてストックエリア50外へ掃き出すことにより削除することができる。これにより、ユーザは、後で再生しようと思ってストックエリア50へ保存しておいたが、再生不要となったオブジェクト41を削除することにより、ストックエリア50内を整理することができる。なお、この場合、ユーザは、ストックエリア50の左右方向及び下方のいずれかにオブジェクト41を掃き出せばよい。また、複数のオブジェクト41をまとめて掃き出すことにより削除することも可能である。
(関連オブジェクトの追加)
レコメンドエリア40に表示されたオブジェクト41について、ユーザの操作により関連するオブジェクトを追加できるようにしてもよい。例えば、図14に示すように、あるジャンルの曲Mのオブジェクト41aが流れている場合において、ユーザがそのオブジェクト41aを振る(シェイクする)操作を行うと、その曲Mに関連する曲のオブジェクト41aがさらに降ってくるようにしてもよい。図14の例では、ユーザが曲Mのオブジェクト41aをシェイクすると、曲Mに関連する曲Ma、Mbのオブジェクト41aが追加されている。
レコメンドエリア40に表示されたオブジェクト41について、ユーザの操作により関連するオブジェクトを追加できるようにしてもよい。例えば、図14に示すように、あるジャンルの曲Mのオブジェクト41aが流れている場合において、ユーザがそのオブジェクト41aを振る(シェイクする)操作を行うと、その曲Mに関連する曲のオブジェクト41aがさらに降ってくるようにしてもよい。図14の例では、ユーザが曲Mのオブジェクト41aをシェイクすると、曲Mに関連する曲Ma、Mbのオブジェクト41aが追加されている。
この場合、関連する曲とは、例えば同じジャンルの曲、同じアーティストの曲、同じ年代の曲などであり、予め設定しておけばよい。また、オブジェクト41aをシェイクする方向に応じて関連する曲の種類を変えても良い。例えば、縦にシェイクすると同じジャンルの曲が追加され、横にシェイクすると同じ年代の曲が追加されるようにしてもよい。なお、関連オブジェクトを追加するための操作は、上記したシェイクに限られず、例えば連続したタップ操作、2本の指で同時にタッチするなど、他の操作としてもよい。
(車速に応じたオブジェクトの表示制御)
次に、車速に応じたオブジェクトの表示制御について説明する。レコメンドエリア40を流れるオブジェクト41は、コンテンツ再生装置20が搭載された車両1の速度に応じて、そのサイズや速度を変えることができる。
次に、車速に応じたオブジェクトの表示制御について説明する。レコメンドエリア40を流れるオブジェクト41は、コンテンツ再生装置20が搭載された車両1の速度に応じて、そのサイズや速度を変えることができる。
まず、オブジェクト41がレコメンドエリア40内を流れる速度を、車両1の速度に応じて変化させることができる。具体的には、図15(A)に示すように車両1が高速である場合にはオブジェクト41aの落下速度を遅くし、車両1が低速である場合にはオブジェクト41の落下速度を速くする。これにより、車両1の速度に応じて、ユーザがオブジェクト41を見やすくなる。
また、オブジェクト41のサイズを車両1の速度に応じて変化させてもよい。具体的には、図15(B)に示すように、車両1が高速である場合にはオブジェクトのサイズを大きくし、車両1が低速である場合にはオブジェクトのサイズを小さくする。これにより、車両1の速度に応じて、ユーザがオブジェクト41を見やすくなる。なお、このオブジェクト41のサイズの制御は、上記のオブジェクトの落下速度の制御と組み合わせて実行してもよい。
その代わりに、オブジェクト41のサイズは変更せずに、車両1の速度に応じてレコメンドエリア40内におけるオブジェクト41の表示間隔を変えてもよい。具体的には、車両1が高速である場合にはオブジェクト41の表示間隔を広くし、車両1が低速である場合にはオブジェクト41の表示間隔を狭くする。これにより、車速が速いときでもユーザがオブジェクト41を見やすくなる。
さらには、レコメンドエリア40内を同時に流れるオブジェクト41の数を、車両1の速度に応じて変えても良い。具体的には、車両1が高速である場合にはオブジェクト41の数を少なくし、車両1が低速である場合にはオブジェクト41の数を多くする。これにより、車両1の速度に応じて、ユーザがオブジェクト41を見やすくなる。
なお、車両1が停止している場合には基本的にオブジェクト41の落下速度を速くしたりサイズを小さくしたりして構わないが、車両1が信号待ち等で一時的に停止しているときには、走行中と同様にオブジェクト41の落下速度を遅くしたり、オブジェクト41のサイズを大きくしてもよい。なお、信号待ちであるか否かは、例えば車両1から取得するウィンカー情報、案内中のルートにおける右左折の情報などに基づいて判定することができる。
また、車両1が走行している場合には基本的にオブジェクト41の速度を遅くしたり、サイズを大きくしたりするが、車両1が自動運転車の場合、自動運転モード中ではオブジェクト41の速度を速くしたり、サイズを小さくしても構わない。
(推奨度に応じたオブジェクトの表示制御)
次に、推奨度に応じたオブジェクトの表示制御について説明する。レコメンドエリア40を流れるオブジェクト41aは、各オブジェクト41aに対応するコンテンツ(曲)の推奨度に応じて、そのサイズや速度を変えることができる。
次に、推奨度に応じたオブジェクトの表示制御について説明する。レコメンドエリア40を流れるオブジェクト41aは、各オブジェクト41aに対応するコンテンツ(曲)の推奨度に応じて、そのサイズや速度を変えることができる。
まず、オブジェクト41aの落下速度を、そのオブジェクト41aに対応するコンテンツの推奨度に応じて変化させることができる。具体的には、図16(A)に示すように、コンテンツの推奨度が高い場合にはオブジェクト41aの落下速度を遅くし、コンテンツの推奨度が低い場合にはオブジェクト41aの落下速度を速くする。これにより、推奨度が高いコンテンツのオブジェクト41aの方が、ユーザにより選択されやすくなる。
また、オブジェクト41aのサイズを、そのオブジェクト41aに対応するコンテンツの推奨度に応じて変化させてもよい。具体的には、図16(B)に示すように、コンテンツの推奨度が高い場合にはオブジェクト41aのサイズを大きくし、コンテンツの推奨度が低い場合にはオブジェクト41aのサイズを小さくする。これにより、推奨度が高いコンテンツのオブジェクト41aの方が、ユーザにより選択されやすくなる。このオブジェクト41aのサイズの制御は、上記のオブジェクトの速度の制御と組み合わせて実行してもよい。
なお、上記のように、オブジェクト41aの落下速度をコンテンツの推奨度に応じて変化させた場合、レコメンドエリア40内で、落下速度が速い方のオブジェクト41aが遅い方のオブジェクト41aを追い抜いて落下する際に、複数のオブジェクト41aが一時的に重なることが起こりうる。この場合には、重なり合うオブジェクト41aのうち、推奨度が高い方のオブジェクト41aを上側に表示すればよい。即ち、推奨度が低い方のオブジェクト41aは、推奨度が高いオブジェクトの裏側を通り抜けて落下することになる。
さらには、コンテンツの推奨度に応じて、タッチディスプレイ25上におけるオブジェクト41aの操作性を変化させてもよい。ここで、「操作性」とは、ユーザの操作によるオブジェクト41aの移動しやすさ(重さ)である。具体的には、図17に示すように、ユーザがレコメンドエリア40に表示されているオブジェクト41aをタイムラインエリア30やストックエリア50に移動する場合、推奨度が高いコンテンツに対応するオブジェクト41aは操作性を良く(軽く)して選択しやすくし、推奨度が低いコンテンツに対応するオブジェクト41aは操作性を悪く(重く)して選択しにくくする。これにより、推奨度が高いコンテンツはユーザにより選択されやすくなる。
また、ユーザがレコメンドエリア40に表示されているオブジェクト41aをレコメンドエリア40外に掃い出して削除する場合、推奨度が高いコンテンツに対応するオブジェクト41aは操作性を悪く(重く)して削除しにくくし、推奨度が低いコンテンツに対応するオブジェクト41aは操作性を良く(軽く)して削除しやすくする。これにより、推奨度が高いコンテンツはユーザに削除されにくくなる。また、これにより、ユーザが複数のオブジェクト41aをまとめてレコメンドエリア40外へ掃い出して削除しようとした場合、推奨度の高いコンテンツに対応するオブジェクト41aは削除されずに残ることになり、ユーザが推奨度の高いコンテンツを誤って削除してしまうことが防止できる。なお、図17に示すように、操作性が悪い(重い)オブジェクト41aは、移動した際の残像を長く見せるように表示することが好ましい。
(コンテンツの推奨度)
次に、コンテンツの推奨度について説明する。推奨度は、コンテンツをユーザにレコメンドする度合いを示す指標であり、コンテンツ毎に設定され、コンテンツ再生装置20の記憶部23に記憶される。本実施例においてはコンテンツとして曲が再生されるため、多数の曲について推奨度が決定され、記憶されている。なお、推奨度の情報は、基本的にサーバにおいて管理しておき、必要に応じて各ユーザの車両のコンテンツ再生装置20にダウンロードして使用することとしてもよい。
次に、コンテンツの推奨度について説明する。推奨度は、コンテンツをユーザにレコメンドする度合いを示す指標であり、コンテンツ毎に設定され、コンテンツ再生装置20の記憶部23に記憶される。本実施例においてはコンテンツとして曲が再生されるため、多数の曲について推奨度が決定され、記憶されている。なお、推奨度の情報は、基本的にサーバにおいて管理しておき、必要に応じて各ユーザの車両のコンテンツ再生装置20にダウンロードして使用することとしてもよい。
各曲の推奨度は、多数の情報に基づいて決定される。典型的には、まず、各曲の世の中における人気などに基づいて推奨度が決定される。例えば、国内又は海外の音楽チャートにおける順位、カラオケ店における選曲回数などに基づいて、各曲の基本的な推奨度が決定される。さらに、推奨度はユーザ毎に修正される。具体的には、ユーザの年齢、性別、などの属性情報、音楽に関するユーザの嗜好(好きな音楽のジャンルなど)、ユーザの過去における選曲履歴などに応じて、基本的な推奨度に重み付けを行って、ユーザ毎に各曲の推奨度を修正する。こうして、多数の曲についての推奨度がユーザ毎に記憶部23に記憶される。なお、上記の方法は一例であり、ユーザにコンテンツをレコメンドする既知の各種の手法により推奨度を決定することができる。
次に、コンテンツをレコメンドする方法について説明する。コンテンツをレコメンドする際には、制御部22は、記憶部23に記憶されている各曲の推奨度を参照し、所定値以上の推奨度を有する曲を推奨曲として抽出する。そして、制御部22は、それらの推奨曲を所定の順序又はランダムに選択し、推奨曲オブジェクト41aとしてレコメンドエリア40に表示する。基本的には推奨度が高い曲ほど頻繁にレコメンドされるが、同じ曲が連続してレコメンドされないように、ある程度の時間間隔を設けるのが好ましい。こうして、推奨度に基づいて、推奨曲がレコメンドされる。なお、上記の方法は推奨度に基づいて曲をレコメンドする手法の一例に過ぎず、他の既知の手法を採用しても構わない。
次に、オブジェクト41に対するユーザの操作に基づいて推奨度を変更する手法について説明する。各曲の推奨度は上記のように決定され、その曲に対応するオブジェクト41aがレコメンドエリア40に表示される。ここで、そのオブジェクト41aに対してユーザが行った操作は、対応する推奨曲に対するユーザの好みを反映したものとなる。そこで、本実施例では、レコメンドエリア40に表示されたオブジェクト41aに対してユーザが行った操作に応じて、以下のように各曲の推奨度を修正する。
まず、レコメンドエリア40に表示されたオブジェクト41aをユーザがタイムラインエリア30に移動して再生リストに追加した場合、ユーザはその曲に関心を持っている、ユーザの好みの曲であると推測することができる。よって、制御部22は、その曲の推奨度を増加させる。一方、レコメンドエリア40に表示されたオブジェクト41aをユーザが削除した場合、ユーザはその曲に対してあまり関心が無い、あまり好みでないと推測することができる。よって、制御部22は、その曲の推奨度を減少させる。
レコメンドエリア40に表示されたオブジェクト41に対してユーザが何の操作もせず、時間の経過とともにレコメンドエリア40から消えた場合、その曲に対する嗜好は良いとも悪いとも判断できないので、推奨度を変化させない。ただし、レコメンドエリア40に表示されたオブジェクト41に対して、複数回にわたり、ユーザが何の操作もせず、時間の経過とともにレコメンドエリア40から消えた場合には、その曲に対する嗜好は悪いと判断してもよい。
ユーザがあるオブジェクト41aをプレビュー再生した後で再生リストに追加した場合、ユーザはその曲に高い関心を持っている、かなり好みであると推測することができる。よって、制御部22は、その曲の推奨度を増加させる。この場合、その曲をプレビュー再生せずに再生リストに追加した場合よりも、推奨度を増加させる度合いを大きくしてもよい。一方、ユーザがあるオブジェクト41aをプレビュー再生した後で削除した場合、ユーザはその関心がない、好みではないと推測することができる。よって、制御部22は、その曲の推奨度を減少させる。この場合、その曲をプレビュー再生せずに削除した場合よりも、推奨度を減少させる度合いを大きくしてもよい。
さらには、ユーザがレコメンドエリア41に表示されたオブジェクト41に対して、自身の嗜好を表現する所定の操作を予め決めておき、その操作がなされたか否かに応じて推奨度を増減しても良い。例えば、オブジェクト41aの周囲を指でなぞる動作、ピンチアウト操作によりオブジェクト41aを拡大する操作が、好みのオブジェクト41であることを示す操作であると決められている場合には、そのような操作が行われたオブジェクト41aに対応する曲の推奨度を増加させる。逆に、ピンチイン操作によりオブジェクト41を縮小する操作が、好みでないオブジェクトであることを示す操作であると決められている場合には、そのような操作が行われたオブジェクト41aに対応する曲の推奨度を減少させる。なお、上記のような好みのオブジェクトであることを示す操作、及び、好みでないオブジェクトであることを示す操作は、複数のオブジェクト41aに対して同時にまとめて行われても良い。
上記のようにして推奨度が増加した曲のオブジェクト41は、次回以降にレコメンドエリア40に表示される際に、表示頻度が高くなったり、表示サイズが大きくなったりする。一方、推奨度が減少した曲のオブジェクト41は、次回以降にレコメンドエリア40に表示される際に、表示頻度が低くなったり、表示サイズが小さくなったりする。
図18は、推奨度変更処理のフローチャートである。この処理は、コンテンツ再生装置20の制御部22により実行される。まず、制御部22は、推奨曲に対応するオブジェクト41aをレコメンドエリア40に表示する(ステップS11)。次に、制御部22は、表示したオブジェクト41aに対して、推奨度増加操作をユーザが行ったか否かを判定する(ステップS12)。ここで、「推奨度増加操作」とは、前述したように、オブジェクト41をタイムラインエリア30に追加する操作や、オブジェクト41の拡大などの所定の操作である。
推奨度増加操作が行われなかった場合(ステップS12:No)、処理はステップS14へ進む。一方、推奨度増加操作が行われた場合(ステップS12:Yes)、制御部22は、そのオブジェクト41に対応する曲の推奨度を増加させ(ステップS13)、ステップS14へ進む。
ステップS14では、制御部22は、表示したオブジェクト41に対して、推奨度減少操作をユーザが行ったか否かを判定する。ここで、「推奨度減少操作」とは、前述したように、オブジェクト41をレコメンドエリア40から削除する操作や、オブジェクト41の縮小などの所定の操作である。
推奨度減少操作が行われなかった場合(ステップS14:No)、処理は終了する。一方、推奨度減少操作が行われた場合(ステップS14:Yes)、制御部22は、そのオブジェクト41aに対応する曲の推奨度を減少させ(ステップS15)、処理を終了する。こうして、表示したオブジェクト41aに対するユーザの操作に応じて各曲の推奨度を変更することにより、常にユーザの嗜好に合ったコンテンツをレコメンドすることが可能となる。
[変形例]
次に、上記の実施例の各種の変形例について説明する。なお、以下に述べる変形例は、任意に組み合わせて適用することが可能である。
(変形例1)
上記の実施例では、各オブジェクト41は、レコメンドエリア40内を上から下に流れ、レコメンドエリア40の下端から下方へ消えていくが、オブジェクト41の表示方法はこれには限定されない。例えば、図19に示すように、レコメンドエリア40の下方に受け皿45を表示し、各オブジェクト41が受け皿45でキャッチされた後、受け皿45上で徐々に小さくなり、やがて消えていくように表示してもよい。
次に、上記の実施例の各種の変形例について説明する。なお、以下に述べる変形例は、任意に組み合わせて適用することが可能である。
(変形例1)
上記の実施例では、各オブジェクト41は、レコメンドエリア40内を上から下に流れ、レコメンドエリア40の下端から下方へ消えていくが、オブジェクト41の表示方法はこれには限定されない。例えば、図19に示すように、レコメンドエリア40の下方に受け皿45を表示し、各オブジェクト41が受け皿45でキャッチされた後、受け皿45上で徐々に小さくなり、やがて消えていくように表示してもよい。
また、受け皿45を表示する場合、受け皿45でキャッチされたオブジェクト41が所定時間後に自動的にタイムラインエリア30へ移動されるようにしてもよい。この場合は、ユーザが各オブジェクト41を操作してタイムラインエリア30へ移動させる手間が省ける。その代わりに、ユーザは好みでないオブジェクト41をレコメンドエリア40外へ移動して削除する必要がある。
なお、レコメンドエリア40内におけるオブジェクト41の移動方向は、上から下には限らず、逆に下から上に移動するように表示しても構わない。この際、オブジェクト41を、風船やシャボン玉をイメージした浮き上がる形で移動するように表示してもよい。この場合は、オブジェクト41が上端から上方へ消えていくように表示してもよいし、オブジェクト41が上端付近に到達すると風船やシャボン玉が割れることをイメージしたエフェクトを付加してオブジェクト41を消去してもよい。あるいはオブジェクト41が上端付近に到達すると風船やシャボン玉が萎んでいくように徐々に小さくなり、やがて消えていくように表示してもよい。
(変形例2)
上記の実施例では、コンテンツ再生装置20は右ハンドル車両に搭載されているが、左ハンドル車両に搭載することもできる。その場合、図20に示すように、タッチディスプレイ25に表示されるタイムラインエリア30とレコメンドエリア40を入れ替えても良い。
上記の実施例では、コンテンツ再生装置20は右ハンドル車両に搭載されているが、左ハンドル車両に搭載することもできる。その場合、図20に示すように、タッチディスプレイ25に表示されるタイムラインエリア30とレコメンドエリア40を入れ替えても良い。
(変形例3)
上記の実施例では、タッチディスプレイ25に対するユーザのタッチ操作を検出しているが、その代わりに、離間センサなどを用いて、ユーザによるエアジェスチャーなどの非接触な操作を検出することとしてもよい。
上記の実施例では、タッチディスプレイ25に対するユーザのタッチ操作を検出しているが、その代わりに、離間センサなどを用いて、ユーザによるエアジェスチャーなどの非接触な操作を検出することとしてもよい。
1 車両
20 コンテンツ再生装置
22 制御部
23 記憶部
24 メインディスプレイ
25 タッチディスプレイ
26 スピーカ
30 タイムラインエリア
31 アートワーク
32 曲情報
40 レコメンドエリア
41 オブジェクト
50 ストックエリア
20 コンテンツ再生装置
22 制御部
23 記憶部
24 メインディスプレイ
25 タッチディスプレイ
26 スピーカ
30 タイムラインエリア
31 アートワーク
32 曲情報
40 レコメンドエリア
41 オブジェクト
50 ストックエリア
Claims (11)
- コンテンツを再生する再生手段と、
表示部における再生可能なコンテンツを示すオブジェクトの表示を自動で更新する表示制御手段と、
前記オブジェクトを指定するユーザの操作を受け付ける受付手段と、
を備え、
前記再生手段は、前記ユーザの操作により指定されたオブジェクトに対応するコンテンツのプレビュー情報を再生することを特徴とする再生装置。 - 前記再生手段は、前記プレビュー情報として、前記コンテンツの一部の音声を再生することを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
- 前記再生手段は、前記受付手段が前記ユーザの操作を受け付けている間、前記音声を再生することを特徴とする請求項2に記載の再生装置。
- 前記再生手段は、複数の音声出力部のうち、前記ユーザに近い方の音声出力部から前記音声を再生することを特徴とする請求項2又は3に記載の再生装置。
- 前記再生手段は、前記表示部とは異なる表示装置に、前記プレビュー情報として、前記コンテンツに関する情報を表示することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の再生装置。
- 前記表示部はタッチパネルを有し、
前記ユーザの操作は、前記表示部に表示されたオブジェクトにユーザがタッチする操作であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の再生装置。 - 前記表示部はタッチパネルを有し、
前記ユーザの操作は、前記表示部に表示されたオブジェクトにユーザがタッチし、表示領域外へ移動させる操作であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の再生装置。 - 前記表示制御手段は、前記オブジェクトを前記表示部の所定の表示範囲に表示させ、前記表示範囲内を移動させた後、非表示とすることにより更新し、
前記表示制御手段は、前記オブジェクトが指定されている間、当該オブジェクトの移動を停止することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の再生装置。 - 再生装置により実行される再生方法であって、
コンテンツを再生する再生工程と、
表示部における再生可能なコンテンツを示すオブジェクトの表示を自動で更新する表示制御工程と、
前記オブジェクトを指定するユーザの操作を受け付ける受付工程と、
を備え、
前記再生工程は、前記ユーザの操作により指定されたオブジェクトに対応するコンテンツのプレビュー情報を再生することを特徴とする再生方法。 - コンピュータを備える再生装置により実行されるプログラムであって、
コンテンツを再生する再生手段、
表示部における再生可能なコンテンツを示すオブジェクトの表示を自動で更新する表示制御手段、
前記オブジェクトを指定するユーザの操作を受け付ける受付手段、
として前記コンピュータを機能させ、
前記再生手段は、前記ユーザの操作により指定されたオブジェクトに対応するコンテンツのプレビュー情報を再生することを特徴とするプログラム。 - 請求項10に記載のプログラムを記憶した記憶媒体。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2017008647A JP2018116633A (ja) | 2017-01-20 | 2017-01-20 | 再生装置、再生方法、及び、プログラム |
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ID=62985558
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017008647A Pending JP2018116633A (ja) | 2017-01-20 | 2017-01-20 | 再生装置、再生方法、及び、プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018116633A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022209246A1 (ja) * | 2021-03-31 | 2022-10-06 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 表示制御システム、表示方法及びプログラム |
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2017
- 2017-01-20 JP JP2017008647A patent/JP2018116633A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2022209246A1 (ja) * | 2021-03-31 | 2022-10-06 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 表示制御システム、表示方法及びプログラム |
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