JP2018116522A - 自動取引装置 - Google Patents
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Abstract
Description
しかしながら、接客口(紙幣インタフェース部)とPINPADとが近接している小型の自動取引装置には、画角調整機構は、微調整可能な機構が必要である。このような画角調整機構は、高価な機構となるので、現実的ではない。
図1は、本発明の実施形態である自動取引装置に搭載される撮像部の撮像領域を説明する説明図である。図1は、自動取引装置を左右方向の中央部で切断した断面を示している。
自動取引装置100は、紙幣インタフェース部としての接客口10と、入力インタフェース部としてのPINPAD20と、撮像制限部として機能するハーフミラー30と、撮像部としての手元カメラ50と、本体筐体90とを備える。なお、自動取引装置100は、操作部25として、接客口10やPINPAD20以外に図示しないカード入力部や伝票を印刷する印刷部を備える。
接客口10は、本体筐体90に配設されており、PINPAD20は、該接客口10の中央部であって、その後方に近接配置されている。PINPAD20は、該接客口10の中央部後方に配設されているので、第三者がPINPAD20を覗き込む可能性が低減する。なお、PINPAD20は、複数のテンキー20aと、複数の機能キー20bとを備えている。
ハーフミラー30は、反射率及び透過率が50%の光透過部30aと、透過率が0%の光非透過部30bとを設け、PINPAD20の撮像を制限する撮像制限部として機能する。
ハーフミラー30を設けていないときの手元カメラ30の撮像領域は、操作部25(図1)、つまり、接客口10、接客口10の周辺、及びPINPAD20の一部である。PINPAD20の一部は、手元カメラ30の撮像を制限する撮像制限領域であり、光非透過部30bに対応するものである。接客口10、及びその周辺は、ハーフミラー30を設けたときの手元カメラ30の撮像領域(実撮像領域)であり、光透過部30a(図3(b),4)の形状に対応している。つまり、光透過部30aの形状は、接客口10、及びその周辺に対応して設定されている。なお、光非透過部30bは、必ずしもPINPAD20と相似形状ではない。
撮像部としての手元カメラ50は、簡単には、撮像素子としてのCCD素子51と、レンズ52とを備えている。手元カメラ50は、CCD素子51とレンズ52とが撮像部筐体50a(図3(a))に固定され、撮像部筐体50aが本体筐体90(図1)に固定されているものとする。CCD素子51は、二次元配列された光電変換素子である。レンズ52は、焦点距離fの単焦点レンズを図示しているが、複数のレンズで構成されていても構わない。また、レンズ52は、ズームレンズや魚眼レンズであっても構わない。
図7は、撮像部筐体50aへのCCD素子51、及びレンズ52の取り付け角度にバラツキがあったり、本体筐体90への撮像部筐体50aの取り付け角度にバラツキがあったりした場合である。つまり、図7は、CCD素子51、及びレンズ52の光軸が基準光軸からの角度ずれ(公差)が有り、傾斜バラツキが生じている場合である。例えば、CCD素子51、及びレンズ52が時計方向に僅かに回転すると画角の上振れが発生し、CCD素子51、及びレンズ52が時計方向と逆方向に僅かに回転すると、画角の下振れが発生する。ここで、基準光軸は、傾斜バラツキが無いときの光軸である。
以上説明したように、本実施形態の自動取引装置100は、手元カメラ50の画角バラツキ(上振れ、下振れ)があっても、ハーフミラー30の光非透過部30bが、映してはいけない箇所(PINPAD20)をマスクしてしまう。このため、自動取引装置100は、手元カメラ50を取り付けるカメラ取り付け機構部に、特別な画角調整機構(図示せず)を持たせて、画角の微調整を行う必要がない。また、ハーフミラー30は、光透過部30aが反射率及び透過率が50%のマジックミラーとしたので、手元カメラ50から接客口10を撮像できる一方、操作者からは、手元カメラ50やその周辺の配線を見ることができない。
本発明は前記した実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のような種々の変形が可能である。
(1)前記実施形態の自動取引装置100は、手元カメラ50の画角バラツキにより発生した、映してはいけない箇所(PINPAD20)をハーフミラー30の光非透過部30bでマスクしていた。ハーフミラー30の光透過部30aと光非透過部30bとの境界形状を調整することによって、操作部分のみを映すことも可能である。また、ハーフミラー30は、光非透過部30bを複数備えることにより、画像撮影箇所を複数に分けることができるようになり、必要な箇所のみ映るようにすることができる。
20 PINPAD(入力インタフェース部)
20a テンキー
20b 機能キー
25 操作部
30 ハーフミラー(撮像制限部)
30a 光透過部
30b 光非透過部
50 手元カメラ(撮像部)
50a 撮像部筐体
51 CCD素子(撮像素子)
52 レンズ
90 本体筐体
90a 操作部筐体
90b 天井部
100 自動取引装置
Claims (6)
- 紙幣の投入及び取り出しの何れか一方又は双方が行われる紙幣インタフェース部と、
前記紙幣インタフェース部を上方から撮像する撮像部と、
光の非透過領域を設けることにより、前記撮像部の撮像領域を制限する撮像制限部と、
前記撮像制限部は、前記撮像部による撮像領域を前記紙幣インタフェース部に制限する
ことを特徴とする自動取引装置。 - 請求項1に記載の自動取引装置であって、
個人情報の入力を受け付ける入力インタフェース部をさらに備え、
前記入力インタフェース部は、前記紙幣インタフェース部の近傍に配設されている
ことを特徴とする自動取引装置。 - 請求項1に記載の自動取引装置であって、
前記撮像部は、撮像素子と撮像部筐体との取付角が製造バラツキを有するものであり、
前記撮像制限部は、前記取付角の偏差が正の最大値での撮像領域と負の最大値での撮像領域とが重畳しない非重畳領域から外側の撮像を制限する
ことを特徴とする自動取引装置。 - 請求項1に記載の自動取引装置であって、
前記撮像部は、その光軸と製造バラツキが無いときの基準光軸との傾斜バラツキが存在するものであり、
前記撮像制限部は、前記基準光軸の傾斜が正の最大値での撮像領域と負の最大値での撮像領域との非重畳領域から外側の撮像を制限する
ことを特徴とする自動取引装置。 - 請求項2に記載の自動取引装置であって、
前記紙幣インタフェース部は、操作者の手前側に設けられており、
前記入力インタフェース部は、前記紙幣インタフェース部よりも後方に設けられている
ことを特徴とする自動取引装置。 - 紙幣の投入及び取り出しの何れか一方又は双方が行われる紙幣インタフェース部と、
暗証番号の入力を受け付け、前記紙幣インタフェース部の近傍に配設される入力インタフェース部と、
前記紙幣インタフェース部を上方から撮像する撮像部と、
前記紙幣インタフェース部の撮像形状に対応する形状の光透過領域と前記入力インタフェース部の撮像領域に対応する光非透過領域とを有する撮像制限部と、
を備え、
前記撮像制限部は、前記撮像部が前記入力インタフェース部を撮像できない位置に配設されている
ことを特徴とする自動取引装置。
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---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2017007270A JP6862843B2 (ja) | 2017-01-19 | 2017-01-19 | 自動取引装置 |
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Family Applications (1)
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2017
- 2017-01-19 JP JP2017007270A patent/JP6862843B2/ja active Active
- 2017-12-13 WO PCT/JP2017/044798 patent/WO2018135196A1/ja active Application Filing
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Also Published As
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