JP2018114976A - Seat air-conditioning system - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、本発明はシート空調システムに関するものである。 The present invention relates to a seat air conditioning system.
従来、シート空調システムでは、シートを構成するシートパッドに複数の通風路を設け、送風機から複数の通風路を通してシート表面側に送風する吹き出し式のものが公知としてある(特許文献1参照)。 2. Description of the Related Art Conventionally, in a seat air-conditioning system, a blow-out type in which a plurality of ventilation paths are provided in a seat pad that constitutes a seat and air is blown from the blower to the seat surface side through the plurality of ventilation paths is known (see Patent Document 1).
近年、シート空調システムには、その性能向上が求められており、その中で快適性を向上すべく、風量性能の向上や、吹き出し式から吸込式へ変更といったことが検討されている。 In recent years, the seat air conditioning system has been required to improve its performance, and in order to improve the comfort of the seat air conditioning system, the improvement of the air flow performance and the change from the blowing type to the suction type are being studied.
そこで、本発明者等は、図14に示すように、シートパッド4の複数の通風路3の出口部3aに送風機2の吸入口2aを直に連結する吸込み式のシート空調システム1について検討した。
Therefore, the present inventors have studied a suction-type seat
複数の通風路3の出口部3aは、複数の通風路3から空気流が集まる箇所である。このため、送風機2の吸入口2aとシートパッド内の通風路3の出口部3aの間で、送風機2へ流入する空気が不均一な流れになり、騒音が発生するといった問題が生じることが明らかになっている(図15参照)。図15中の各矢印は、空気流れを示す。
The
本発明は上記点に鑑みて、シート空調システムにおいて、シートパッド内の複数の通風路から送風機の吸入口に空気が流入する際に騒音を生じることを抑制することを目的とする。 In view of the above points, an object of the present invention is to suppress generation of noise when air flows into a suction port of a blower from a plurality of ventilation paths in a seat pad in a seat air conditioning system.
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、使用者が着座するシートを構成して使用者を表面(21a,22a)側で支えて弾性変形し、かつ表面(21a,22a)側にそれぞれ開口する複数の通風路(31a、31b)を備えるシートパット(21、22)と、
通気性を有してシートパット(21、22)のうち表面(21a,22a)側を覆うように配置されている表皮カバー(30)と、
複数の通風路(31b)からそれぞれ吹き出される空気が集まる空気出口(41)と、 シートパット(21,22)の裏面(22b)側に配置されて、空気出口(41)に接続されている吸入口(50a)を有し、表皮カバー(30)側から複数の通風路(31a、31b)、空気出口(41)、および吸入口(50a)を通して空気を吸入する送風機(40、50)と、を備え、
空気出口(41)から吹き出される空気が整流されて吸入口(50a)に流れるようになっており、
シートパット(22)には、複数の通風路(31b)からそれぞれ吹き出される空気流を空気出口(41)側から吸入口(50a)側に導くガイド部(60)が設けられていることを特徴とする。
In order to achieve the above object, according to the first aspect of the present invention, a seat on which a user sits is configured to elastically deform the user by supporting the user on the surface (21a, 22a) side, and the surface (21a, 22a). A sheet pad (21, 22) comprising a plurality of ventilation paths (31a, 31b) each opening on the side;
A skin cover (30) that has air permeability and is arranged so as to cover the surface (21a, 22a) side of the sheet pad (21, 22);
The air outlet (41) where the air blown from each of the plurality of ventilation paths (31b) gathers is disposed on the back surface (22b) side of the seat pads (21, 22) and connected to the air outlet (41). A blower (40, 50) having a suction port (50a) and sucking air from the skin cover (30) side through a plurality of ventilation paths (31a, 31b), an air outlet (41), and a suction port (50a); With
The air blown out from the air outlet (41) is rectified and flows to the suction port (50a),
The seat pad (22) is provided with a guide portion (60) for guiding the air flow blown from the plurality of ventilation paths (31b) from the air outlet (41) side to the suction port (50a) side. Features.
請求項1に記載の発明によれば、複数の通風路から吹き出される空気が整流されて吸入口に流れるので、複数の通風路から送風機の吸入口に空気が流入する際に騒音を生じることを抑制することができる。 According to the first aspect of the present invention, the air blown out from the plurality of air passages is rectified and flows to the intake port, so that noise is generated when air flows from the plurality of air passages into the air intake port of the blower. Can be suppressed.
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。 In addition, the code | symbol in the bracket | parenthesis of each means described in this column and the claim shows the correspondence with the specific means as described in embodiment mentioned later.
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In the following embodiments, parts that are the same or equivalent to each other are given the same reference numerals in the drawings in order to simplify the description.
(第1実施形態)
図1、図2に本発明を自動車に適用した車両用シート空調システム10の第1実施形態を示す。
(First embodiment)
1 and 2 show a first embodiment of a vehicle seat
車両用シート空調システム10は、図1に示すように、車両用シート20、表皮カバー30、および送風機40、50を備える。車両用シート20は、図1および図2に示すように、シートクッション21、シートバック22、シートフレーム23、およびシートワイヤ24を備える。シートクッション21は、乗員(使用者)の太股および臀部を支えるものである。
As shown in FIG. 1, the vehicle seat
シートクッション21は、乗員を表面21a側で支えて弾性変形するシートパットから構成されている。シートパットは、発泡ウレタン等の弾性部材から構成されている。シートクッション21は、シートワイヤ24を介してシートフレーム23によって支持されている。シートフレーム23は、シートの骨格を構成する部材である。シートクッション21には、複数の通風路31aが形成されている。複数の通風路31aは、それぞれ、シートクッション21の表面21a側に開口している。シートワイヤ24は、弾性部材を構成するもので、シートフレーム23によって支持されている。
The
シートバック22は、乗員の背中を支えるものである。シートバック22は、乗員を表面22a側で支えて弾性変形するシートパットから構成されている。シートバック22は、シートフレーム23によって支持されている。シートバック22には、複数の通風路31bが形成されている。複数の通風路31bは、それぞれ、シートバック22の表面22a側に開口している。表皮カバー30は、通気性を有する不織布等のシート(sheet)である。表皮カバー30は、シートクッション21の表面21aおよびシートバック22の表面22aを覆うように配置されている。
The
送風機40は、複数の通風路31aとともにシートクッション21の送風系を構成するもので、シートクッション21の表面21a側から複数の通風路31aを通して空気を吸い込む。送風機40は、シートクッション21の裏面側に配置されている。
The
送風機50は、複数の通風路31bとともにシートバック22の送風系を構成するもので、シートバック22の表面22a側から複数の通風路31bを通して空気を吸い込む。送風機50は、シートバック22の裏面側に配置されている。送風機40、50は、シートフレーム23によって支持されている。
The
本実施形態において、シートクッション21の送風系およびシートバック22の送風系は、実質的に同様である。そこで、以下、シートクッション21の送風系およびシートバック22の送風系のうち代表例としてシートバック22の送風系について図3〜図9を参照して説明する。
In the present embodiment, the air blowing system of the
図3のシートバック22には、出口通路90が形成されている。出口通路90は、複数の通風路31bが接続されて、かつ送風機50の軸線方向に直交する面方向に拡がるように形成されている。出口通路90は、回転軸52の軸方向一方側から視て、回転軸52を中心とする円形に形成されている。
An
ここで、出口通路90のうち回転軸52を中心とする径方向外側に複数の通風路31bがそれぞれ接続されている。複数の通風路31bは、回転軸52を中心とする円周方向に対して同一間隔で配置されている。図7の例では、出口通路90に対して4つの通風路31bが接続され、かつ4つの通風路31bが45°間隔で円周方向に並べられている。
Here, a plurality of
回転軸52を中心とする円周方向に接する接線S1の方向と複数の通風路31bとの間で回転方向に成す角度θ1は、それぞれ、同一角度に設定されている。本実施形態の角度θ1は、90°≦θ1<180°を満たす角度である。角度θ1は、回転軸52の軸線方向から視た角度であって、複数の通風路31bの幅方向の中心線Tと接線S1の方向との間で回転方向に成す角度を示している。つまり、角度θ1は、複数の通風路31bを流れる空気流れ方向と接線S1の方向との間において通風路31b毎に回転方向になす角度となる。
The angles θ1 formed in the rotation direction between the direction of the tangent S1 that is in the circumferential direction around the
ここで、出口通路90のうち送風機50の吸入口50aに対向する部位には、空気出口41が形成されている。つまり、空気出口41は、図3に示すように、送風機50の吸入口50aに対向することになる。
Here, an
本実施形態のシートバック22には、チャンバー42を形成する形成部22cが設けられている。チャンバー42は、出口通路90の空気出口41と送風機50の吸入口50aとの間に形成されている空気通路である。
The seat back 22 of the present embodiment is provided with a forming
送風機50は、吸入口50aから吸い込んだ空気を回転軸52(図6参照)の径方向外側に吹き出すターボファンである。具体的には、送風機50は、図4〜図6に示すように、ケース51、回転軸52、ステータコイル53、ロータ54、および遠心多翼ファン55を備える。ケース51は、上ケース部51aおよび下ケース部51bから扁平形状に形成されている。上ケース部51aのうち上面には、吸入口50aが形成されている。吸入口50aは、回転軸52の軸線方向一方側に配置されている。回転軸52は、ケース51内において、軸受け52aを介して下ケース部51bによって支持されている。
The
ケース51の4つの側面には、それぞれ、吹出口50b、50c、50d、50eが形成されている。ステータコイル53は、ケース51内において、回転軸52の径方向外側に配置されている。ステータコイル53は、ロータ54に対して回転磁界を出力する。ステータコイル53は、ケース51に支持されている。ロータ54は、永久磁石54aおよびリング54bから構成されている。永久磁石54aは、リング54bを介して遠心多翼ファン55に支持されている。なお、回転軸52、ステータコイル53、およびロータ54は、電動モータ56を構成している。
遠心多翼ファン55は、複数枚の翼55a、底板55b、およびリング部材55cを備える。複数枚の翼55aは、回転軸52を中心とする円周方向に同一間隔で並べられている。回転軸52は空気出口41、および吸入口50aが並ぶ方向を軸線方向としている。底板55bは、複数枚の翼55aのうち回転軸52の軸方向他方側を支持している。底板55bは、回転軸52の軸方向一方側から視て略円板状に形成されている。底板55bは、回転軸52から径方向外側に進むほど軸方向他方側に向かうように傾斜している。底板55bは、回転軸52に支持されている。このことにより、複数枚の翼55aは、底板55bを介して回転軸52に支持されている。リング部材55cは、回転軸52を中心とするリング状に形成されている。リング部材55cは、複数枚の翼55aのうち軸方向一方側を支持している。
The centrifugal
本実施形態の遠心多翼ファン55は、複数枚の翼55aのうち径方向外側が回転方向の反対側(すなわち、後ろ向き)に向いているターボファンを構成している。なお、図3中符号80はランバーサポートであり、図3中符号81は、バックボードである。図6中の符号57は基板である。
The centrifugal
ここで、回転軸52を中心とする径方向内側において、複数枚の翼55aと、回転軸52を中心とする円周方向に接する接線S1の方向との間で回転方向に成す角度θ2は、それぞれ、同一角度に設定されている。本実施形態の角度θ2は、20°<θ2<80°を満たす角度である。これにより、角度θ2および角度θ1は、互いに相違することになる。より、具体的には、角度θ2および角度θ1は、(θ1−θ2)≧90°を満たす関係になっている。
Here, on the radially inner side centering on the
次に、本実施形態のシートバック22の送風系の作動について説明する。 Next, the operation of the air blowing system of the seat back 22 of this embodiment will be described.
まず、電動モータ56が図7中C方向に回転軸52を介して遠心多翼ファン55を回転させる。すると、シートバック22の表面22a側から空気が図3中矢印Aの如く複数の通風路31bを吸い込まれる。この吸い込まれた空気は、複数の通風路31bを通過した後に出口通路90に集まる。この後、この集まった空気は、出口通路90の空気出口41から吸入口50aを通して送風機50に吸い込まれる。その後、複数枚の翼55aのうち隣り合う2枚の翼55aの間を通して、図9中矢印Bの如く、回転軸52の径方向外側に吹き出される。この吹き出された空気は、吹出口53a、53b、53c、53dから吹き出される。
First, the
ここで、角度θ2および角度θ1は、上述の如く、互いに相違する。このため、複数枚の翼55aは、それぞれ、吸入口50aを通して吸い込まれる空気を径方向外側にガイドする。このため、複数の通風路31bからそれぞれ吹き出される空気は、空気出口41および吸入口50aの間で整流されて吸入口50aに流れる。
Here, the angle θ2 and the angle θ1 are different from each other as described above. For this reason, each of the plurality of
以上説明した本実施形態によれば、複数の通風路31bの角度θ1と翼55aの角度θ2とが互いに相違している。このことにより、複数枚の翼55aは、それぞれ、吸入口50aを通して吸い込まれる空気を径方向外側にガイドする。これに伴い、複数の通風路31bからそれぞれ吹き出される空気は、空気出口41および吸入口50aの間で整流されて吸入口50aに流れる。つまり、空気出口41から理想的な空気流れで送風機50の吸入口50aに吸い込まれる。したがって、シートバック(すなわち、シートパット)22の体格を大きくすることなく、空気出口41から送風機50の吸入口50aに空気が流入する際に騒音を生じることを抑制することができる。
According to this embodiment described above, the angle θ1 of the plurality of
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、複数枚の翼55aが吸入口50aを通して吸い込まれる空気を径方向外側にガイドすることにより、複数の通風路31bから吹き出される空気を整流した例について説明したが、これに代えて、本実施形態では、ガイド部によって複数の通風路31bから吹き出される空気を整流する例について説明する。
(Second Embodiment)
Although the said 1st Embodiment demonstrated the example which rectified the air which blows off from the some
図10に本実施形態の車両用シート空調システム10のシートバック22および送風機50を示す断面図である。本実施形態では、シートバック22のうち送風機50の吸入口50aに対向する部位には、ガイド部60が設けられている。ガイド部60は、シートバック22のうち回転軸52の延長線上に位置し、かつシートバック22から吸入口50a側に突起するように形成されている吹出ガイドである。
FIG. 10 is a cross-sectional view showing the seat back 22 and the
このように構成される本実施形態では、電動モータ56が遠心多翼ファン55を回転させると、シートバック22の表面22a側から空気が複数の通風路31bを吸い込まれる。この吸い込まれた空気は、複数の通風路31bを通過した後に出口通路90に集まる。この際、ガイド部60は、複数の通風路31bからそれぞれ吹き出される空気流を出口通路90から吸入口50a側に導く。このため、複数の通風路31bからそれぞれ吹き出される空気流が、衝突することなく、整流されて空気出口41、およびチャンバー42を通して吸入口50aに流れる。その後、複数枚の翼55aのうち隣り合う2枚の翼55aの間を通して回転軸52の径方向外側に吹き出される。
In the present embodiment configured as described above, when the
以上説明した本実施形態によれば、シートバック22のガイド部60は、複数の通風路31bから吹き出される空気流を出口通路90から吸入口50a側に導くため、複数の通風路31bから吹き出される空気流を整流して吸入口50aに流す。したがって、シートバック(シートパット)22内の通風路構造を大きく変更することなく、空気出口41から送風機50の吸入口50aに空気が流入する際に騒音を生じることを抑制することができる。
According to the present embodiment described above, the
本実施形態では、出口通路90側からそれぞれ吹き出される空気流がガイド部60によって導かれて送風機50の吸入口50aに空気が流入する。このため、複数の通風路31bから吹き出される空気が空気出口41付近で衝突することを避けることができる。このため、空気流の衝突に伴う衝突音が生じることを未然に避けることができる。
In the present embodiment, the air flow blown from the
(第3実施形態)
本実施形態では、上記第1実施形態において、チャンバー42の軸線方向の寸法を拡大して、チャンバー42で空気の流れを整流した例について説明する。
(Third embodiment)
In the present embodiment, an example in which the dimension of the
図11は、本実施形態の車両用シート空調システム10のシートバック22および送風機50を示す断面図である。
FIG. 11 is a cross-sectional view showing the seat back 22 and the
本実施形態のシートバック22のうちチャンバー42を形成する形成部22cは、環状凸部22dを備える。環状凸部22dは、シートバック22の裏面22bから吸入口50a側に凸となり、かつ吸入口50aを囲む環状に形成されている。これにより、本実施形態のチャンバー42の軸線方向の寸法を上記第1実施形態のチャンバー42の軸線方向の寸法に比べて長くすることができる。
The
以上説明した本実施形態によれば、電動モータ56が遠心多翼ファン55を回転させると、シートバック22の表面22a側から複数の通風路31bを通して吸い込まれた空気が出口通路90に集まり、この集まった空気は、出口通路90の空気出口41、およびチャンバー42を通して吸入口50aに流れる。
According to the embodiment described above, when the
ここで、複数の通風路31bから吹き出された空気がチャンバー42を空気が通過する際に整流されて吸入口50aに流れる。したがって、空気出口41から送風機50の吸入口50aに空気が流入する際に騒音を生じることを抑制することができる。
Here, the air blown out from the plurality of
本実施形態では、チャンバー42によって空気出口41から吹き出される空気を整流して吸入口50aに流すことができる。したがって、シートバック(シートパット)22内の通風路構造の設計に自由度を持たせることができる。
In the present embodiment, the air blown from the
上記第3実施形態では、空気出口41および吸入口50aの間で空気の流れを整流するために、チャンバー42の軸線方向の寸法を拡大した例について説明したが、これに代えて、チャンバー42においてその軸線方向に直交する方向の寸法(すなわち、軸線方向に直交する断面積)を拡大してもよい。
In the third embodiment, the example in which the dimension in the axial direction of the
(第4実施形態)
上記第1実施形態では、複数枚の翼55aが吸入口50aを通して吸い込まれる空気を径方向外側にガイドして、複数の通風路31bから吹き出される空気を整流した例について説明したが、これに代えて、本実施形態では、複数の通風路31bから吹き出される空気を整流するための整流部材を空気出口41および吸入口50aの間に配置した例について説明する。
(Fourth embodiment)
In the first embodiment, the example in which the plurality of
図12は、本実施形態の車両用シート空調システム10のシートバック22および送風機50を示す断面図である。
FIG. 12 is a cross-sectional view showing the seat back 22 and the
本実施形態では、整流部材70は、シートバック22のうち吸入口50aに対向する面22dと吸入口50aとの間に亘って配置されている。整流部材70は、回転軸52の軸線方向に空気を流通させる複数の通路を形成する壁を有し、当該壁が繊維によって形成する三次元編み物である。整流部材70は、複数の通路を形成する壁によって軸線方向に交差する方向に流れる空気流に対して圧力損失を与える。三次元編み物としては、旭化成せんい株式会社のフュージョン(登録商標)を用いることができる。
In the present embodiment, the rectifying
以上説明した本実施形態によれば、電動モータ56が遠心多翼ファン55を回転させると、シートバック22の表面22a側から複数の通風路31bを通して吸い込まれた空気が出口通路90内の整流部材70側に集まり、この集まった空気は、整流部材70の複数の通路を通して吸入口50aに流れる。
According to the present embodiment described above, when the
ここで、整流部材70は、空気出口41から吹き出される空気のうち軸線方向に交差する方向に流れる空気流に圧損を生じさせる。このことにより、空気出口41から吹き出される空気を整流して吸入口50aに流すことになる。したがって、複数の通風路31bから送風機50の吸入口50aに空気が流入する際に騒音を生じることを抑制することができる。
Here, the rectifying
(第5実施形態)
上記第4実施形態では、整流部材70をシートバック22の面22dと吸入口50aとの間に亘って配置した例について説明したが、これに代えて、本実施形態では、出口通路90の裏面側に整流部材70を配置する例について説明する。
(Fifth embodiment)
In the fourth embodiment, the example in which the rectifying
図13は、本実施形態の車両用シート空調システム10のシートバック22および送風機50を示す断面図である。
FIG. 13 is a cross-sectional view showing the seat back 22 and the
本実施形態の整流部材70は、薄板状に形成されて、出口通路90の裏面側を覆うように形成されている。出口通路90の裏面40aは、出口通路90のうちシートバック22の裏面22b側の面である。
The rectifying
以上説明した本実施形態によれば、電動モータ56が遠心多翼ファン55を回転させると、シートバック22の表面22a側から複数の通風路31bを通して吸い込まれた空気が出口通路90に集まり、出口通路90の空気出口41から整流部材70の複数の通路を通して吸入口50aに流れる。
According to the present embodiment described above, when the
ここで、整流部材70は、上記第4実施形態と同様、空気出口41から吹き出される空気のうち軸線方向に交差する方向に流れる空気流に圧損を生じさせる。このことにより、空気出口41から吹き出される空気を整流して吸入口50aに流すことになる。したがって、複数の通風路31bから送風機50の吸入口50aに空気が流入する際に騒音を生じることを抑制することができる。
Here, the rectifying
これに加えて、本実施形態では、複数の通風路31bから出口通路90内に流入した空気流のうち軸線方向に交差する方向に流れる空気流に圧損を生じさせる。このことにより、出口通路90内の空気流れの速度を低下させることができる。このため、空気出口41および吸入口50aの間において不均一な空気流れが生じることを抑制することができる。
In addition, in this embodiment, pressure loss is caused in the airflow that flows in the direction intersecting the axial direction among the airflows that flow into the
(他の実施形態)
上記第1〜5の実施形態では、本発明のシート空調システムを自動車に適用した例について説明したが、これに代えて、本発明のシート空調システムを自動車以外の移動体(例えば、飛行機、列車)に適用してもよい。
(Other embodiments)
In the first to fifth embodiments, the example in which the seat air-conditioning system of the present invention is applied to an automobile has been described. However, instead of this, the seat air-conditioning system of the present invention is used as a moving body other than an automobile (for example, an airplane or a train). ).
上記第1〜5の実施形態では、送風機としてターボファン(遠心多翼ファン)を構成した例について説明したが、これに代えて、ターボファン以外の遠心多翼ファン(例えば、シロッコファン)を本発明の送風機として用いてもよい。或いは、遠心多翼ファン以外の軸流ファンなどを本発明の送風機としてもよい。 In the first to fifth embodiments, the example in which the turbo fan (centrifugal multi-blade fan) is configured as the blower has been described. Instead, a centrifugal multi-blade fan (for example, a sirocco fan) other than the turbo fan is used. You may use as an air blower of invention. Alternatively, an axial fan other than the centrifugal multiblade fan may be used as the blower of the present invention.
上記第1〜5の実施形態では、角度θ2および角度θ1は、(θ1−θ2)≧90°を満たす関係になっている例について説明したが、これに限らず、角度θ2および角度θ1は、互いに相違する角度であるならば、角度θ2および角度θ1は、(θ1−θ2)≧90°を満たす関係になっていなくてもよい。 In the first to fifth embodiments, the example in which the angle θ2 and the angle θ1 are in a relationship satisfying (θ1−θ2) ≧ 90 ° has been described, but the present invention is not limited thereto, and the angle θ2 and the angle θ1 are If the angles are different from each other, the angle θ2 and the angle θ1 do not have to satisfy the relationship of (θ1−θ2) ≧ 90 °.
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。例えば、第1実施形態と第2、第3、第4、第5の実施形態のうちいずれか1つの実施形態とを組み合わせてもよい。第2、第3の実施形態のうち一方の実施形態と第4、第5の実施形態のうち一方の実施形態とを組み合わせてもよい。 In addition, this invention is not limited to above-described embodiment, In the range described in the claim, it can change suitably. Further, the above embodiments are not irrelevant to each other, and can be combined as appropriate unless the combination is clearly impossible. For example, the first embodiment may be combined with any one of the second, third, fourth, and fifth embodiments. One of the second and third embodiments may be combined with one of the fourth and fifth embodiments.
10 車両用シート空調システム
20 車両用シート
21 シートクッション(シートパット)
21a、22a 表面
22 シートバック(シートパット)
22b 裏面
22c 形成部(チャンバー形成部)
22d 環状凸部
30 表皮カバー
31a、31b 通風路
41 空気出口
42 チャンバー
40、50 送風機
50a 吸入口
51 ケース
52 回転軸
55 遠心多翼ファン
55a 翼
55c リング部材
60 ガイド部
70 整流部材
10 Vehicle Seat Air Conditioning System 20
21a,
22d Annular
Claims (7)
性変形し、かつ前記表面(21a,22a)側にそれぞれ開口する複数の通風路(31a
、31b)を備えるシートパット(21、22)と、
通気性を有して前記シートパット(21、22)のうち前記表面(21a,22a)側
を覆うように配置されている表皮カバー(30)と、
前記複数の通風路(31b)からそれぞれ吹き出される空気が集まる空気出口(41)
と、
前記シートパット(21,22)の裏面(22b)側に配置されて、前記空気出口(4
1)に接続されている吸入口(50a)を有し、前記表皮カバー(30)側から前記複数
の通風路(31a、31b)、前記空気出口(41)、および前記吸入口(50a)を通
して空気を吸入する送風機(40、50)と、を備え、
前記空気出口(41)から吹き出される空気が整流されて前記吸入口(50a)に流れ
るようになっており、
前記シートパット(22)には、前記複数の通風路(31b)からそれぞれ吹き出され
る空気流を前記空気出口(41)側から前記吸入口(50a)側に導くガイド部(60)
が設けられていることを特徴とするシート空調システム。 A seat on which a user is seated is configured to support the user on the surface (21a, 22a) side, elastically deform, and a plurality of ventilation paths (31a) opened on the surface (21a, 22a) side, respectively.
, 31b) and a seat pad (21, 22),
A skin cover (30) having air permeability and arranged to cover the surface (21a, 22a) side of the sheet pad (21, 22);
Air outlet (41) where air blown out from each of the plurality of ventilation paths (31b) gathers
When,
Arranged on the back surface (22b) side of the sheet pad (21, 22), the air outlet (4
1) having a suction port (50a) connected to the skin cover (30), through the plurality of ventilation paths (31a, 31b), the air outlet (41), and the suction port (50a). A blower (40, 50) for sucking air;
The air blown out from the air outlet (41) is rectified and flows to the inlet (50a),
The seat pad (22) has a guide portion (60) for guiding the air flow blown from the plurality of ventilation paths (31b) from the air outlet (41) side to the suction port (50a) side.
A seat air-conditioning system characterized by that.
向する部位から前記吸入口(50a)側に突起するように形成されていることを特徴とす
る請求項1に記載のシート空調システム。 The said guide part (60) is formed so that it may protrude in the said suction inlet (50a) side from the site | part which opposes the said suction inlet (50a) among the said sheet | seat pads (22). The seat air conditioning system according to 1.
性変形し、かつ前記表面側にそれぞれ開口する複数の通風路(31a、31b)を備える
シートパット(21、22)と、
通気性を有して前記シートパットのうち前記表面側を覆うように配置されている表皮カ
バー(30)と、
前記複数の通風路からそれぞれ吹き出される空気が集まる空気出口(41)と、
前記シートパットの裏面(22b)側に配置されて、前記空気出口に接続されている吸
入口(50a)を有し、前記表皮カバー側から前記複数の通風路、前記空気出口、および
前記吸入口を通して空気を吸入する送風機(50)と、
前記空気出口と前記吸入口とが並ぶ方向を並び方向とした場合において、前記シートパ
ットに設けられ、前記複数の通風路が接続されて前記並び方向に交差する方向に拡がり、
かつ前記吸入口に対向する部位に前記空気出口を形成する出口通路(90)と、
前記シートパットの裏面側において、前記空気出口および前記吸入口の間に設けられ、
前記空気出口から前記並び方向に交差する方向に流れる空気流が前記吸入口に流れる前に
、前記空気出口から前記並び方向に交差する方向に流れる空気流に圧損を生じさせること
により、前記空気出口から流れる空気流を整流して前記吸入口に流す整流部材(70)と
、を備えることを特徴とするシート空調システム。 A seat pad comprising a plurality of ventilation paths (31a, 31b) that constitute a seat on which a user is seated, support the user on the surface (21a, 22a) side, elastically deform, and open on the surface side. 21 and 22),
A skin cover (30) having air permeability and arranged to cover the surface side of the sheet pad;
An air outlet (41) where air blown out from each of the plurality of ventilation paths gathers;
It has a suction port (50a) arranged on the back surface (22b) side of the seat pad and connected to the air outlet, and the plurality of ventilation paths, the air outlet, and the suction port from the skin cover side A blower (50) for sucking air through,
In the case where the direction in which the air outlet and the suction port are aligned is set as an alignment direction, the seat pad is provided, and the plurality of ventilation paths are connected and spread in a direction intersecting the alignment direction,
And an outlet passage (90) for forming the air outlet at a portion facing the suction port;
On the back side of the seat pad, provided between the air outlet and the suction port,
Before the air flow flowing from the air outlet in the direction intersecting the alignment direction flows to the suction port, pressure loss is caused in the air flow flowing from the air outlet in the direction intersecting the alignment direction, thereby the air outlet. A rectifying member (70) for rectifying an airflow flowing from the airflow and flowing the airflow to the suction port.
え、前記壁が前記並び方向に交差する方向に流れる空気流に圧損を生じさせることにより
、前記空気出口から吹き出される空気を整流して前記吸入口に流すことを特徴とする請求
項3に記載のシート空調システム。 The rectifying member includes a wall that forms a plurality of passages through which the air flow is circulated in the arrangement direction, and pressure loss is generated in the air flow that flows in the direction in which the wall intersects the arrangement direction. The seat air conditioning system according to claim 3, wherein air blown from the air is rectified and flows to the suction port.
請求項4に記載のシート空調システム。 The seat air-conditioning system according to claim 4, wherein the rectifying member is a three-dimensional knitted fabric in which the wall is formed of fibers.
のいずれか1つに記載のシート空調システム。 6. The rectifying member is disposed in the outlet passage.
The seat air conditioning system according to any one of the above.
前記並び方向を軸線方向とする回転軸(52)を中心とする円周方向に並べられ、かつ
前記回転軸に支持されている複数枚の翼(55a)を有する遠心多翼ファン(55)と、
前記遠心多翼ファンを収納し、前記回転軸の軸線方向一方側で、かつ前記空気出口(4
1)側に開口する前記吸入口を有するケース(51)と、を備えることを特徴とする請求
項3ないし6のいずれか1つに記載のシート空調システム。 The blower is
A centrifugal multiblade fan (55) having a plurality of blades (55a) arranged in a circumferential direction around a rotation shaft (52) having the alignment direction as an axial direction and supported by the rotation shaft; ,
The centrifugal multiblade fan is accommodated, and is located on one side in the axial direction of the rotating shaft and the air outlet (4
The seat air conditioning system according to any one of claims 3 to 6, further comprising a case (51) having the suction port that opens to the 1) side.
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