JP2018114562A - ブラスト用ドライアイスペレットおよびそのブラスト方法 - Google Patents

ブラスト用ドライアイスペレットおよびそのブラスト方法 Download PDF

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智久 五嶋
桂一 飯田
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桂一 飯田
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NISSIN KIKO CO Ltd
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Abstract

【課題】ブラスト効果を向上させることができるブラスト用ドライアイスペレットおよびそのブラスト方法を提供する。
【解決手段】ブラスト用ドライアイスペレットにおいて、ドライアイスペレット本体1と、ドライアイスペレット本体1の表面に形成された氷層2からなる。
【選択図】図1

Description

この発明は、ブラスト用ドライアイスペレットおよびそのブラスト方法、特に、ブラスト効果を向上させることができるブラスト用ドライアイスペレットおよびそのブラスト方法に関するものである。
例えば、被処理物としての基材に付着した汚れを取り除くために、ドライアイスペレットを基材に吹き付ける方法がある。基材に吹き付けられたドライアイスペレットは、吹き付け後、短時間で昇華し、この際、容積が800倍程度に拡大し、小爆発を起こして、基材と接触する結果、基材に付着した汚れを取り除くことができる。
この方法によれば、砂等を基材に吹き付けて汚れを取り除く場合に比べて、後処理の手間を軽減することができるといった利点を有している。
特許文献1には、上記目的で使用されるブラスト用ドライアイスペレットの一例が開示されている。以下、このドライアイスペレットを従来ドライアイスペレットという。
従来ドライアイスペレットは、ドライアイスペレットにエチルアルコールやメチルアルコール等のアルコール類を添加して、ドライアイスペレットの硬度を高めたものである。
特開2015−110262号公報
特許文献1には、ドライアイスペレットのモース硬度が2.5から3に高まることが記載されているが、例えば、原子力発電所における建屋の壁面、または、この建屋内に設置された各種機器の内外面に付着した放射性物質を取り除く、除染作業をより確実に行なうには、ドライアイスペレットの硬度をさらに高める必要がある。すなわち、ドライアイスペレットの硬度を高めて、ブラスト効果をさらに高める必要がある。
従って、この発明の目的は、ブラスト効果を向上させることができるブラスト用ドライアイスペレットおよびブラスト方法を提供することにある。
この発明は、上記目的を達成するためになされたものであって、下記を特徴とするものである。
請求項1に記載の発明は、ブラスト用ドライアイスペレットにおいて、ドライアイスペレット本体と、前記ドライアイスペレット本体の表面に形成された氷層とからなることに特徴を有するものである。
請求項2に記載の発明は、ドライアイスペレット本体の供給源から送られてくるドライアイスペレット本体をノズルから被処理物に向けて吹き付けるドライアイスペレットのブラスト方法において、ブラスト前に、前記ドライアイスペレット本体に水を噴霧して、前記ドライアイスペレット本体の表面に氷層を形成することに特徴を有するものである。
請求項3に記載の発明は、ドライアイスペレット本体の供給源から送られてくるドライアイスペレット本体をノズルから被処理物に向けて吹き付けるドライアイスペレットのブラスト方法において、ブラスト前に、前記ドライアイスペレット本体を高湿度の雰囲気中に通して、前記ドライアイスペレット本体の表面に氷層を形成することに特徴を有するものである。
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の発明において、前記氷層を冷却手段により冷却することに特徴を有するものである。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記冷却手段は、液体窒素からなっていることに特徴を有するものである。
請求項6に記載の発明は、請求項2から5の何れか1つに記載の発明において、前記ノズルの先端部に加速器を設けることに特徴を有するものである。
この発明によれば、ドライアイスペレットを、ドライアイスペレット本体と、ドライアイスペレット本体の表面に形成された氷層との二層構造にすることによって、ドライアイスペレットの硬度が高くなるとともに、ドライアイスペレットの質量が増加するので、ドライアイスペレットのブラスト効果をより向上させることができる。
また、この発明によれば、ブラスト前に、ドライアイスペレット本体に水を噴霧することによって、ドライアイスペレット本体の表面に氷層を形成したドライアイスペレットを被処理物に吹き付けることができる。
また、この発明によれば、ブラスト前に、ドライアイスペレット本体を高湿度の雰囲気中に通すことによって、ドライアイスペレット本体の表面に氷層を形成したドライアイスペレットを被処理物に吹き付けることができる。
この発明のドライアイスペレットを示す断面図である。 この発明の、ドライアイスペレットのブラスト方法を示す概略図である。
この発明のドライアイスペレットの一実施態様を、図面を参照しながら説明する。
図1は、この発明のドライアイスペレットを示す断面図である。
図1に示すように、この発明のドライアイスペレット1は、ドライアイスペレット本体2と、ドライアイスペレット本体2の表面に形成された氷層3とからなっている。
ドライアイスペレット本体2は、例えば、特許文献1に記載された方法により形成された直径2から3mm、長さ2から6mmの円筒形状のドライアイス塊からなり、氷層3の厚さは、0.1から2mmである。
このように、ドライアイスペレット1を、ドライアイスペレット本体2と、ドライアイスペレット本体2の表面に形成された氷層3との二層構造にすることによって、ドライアイスペレット1全体の硬度が高くなり、しかも、氷層3が形成されているので、その分、ドライアイスペレット1の質量が増加し、この結果、ドライアイスペレット1のブラスト効果をより向上させることができる。
ドライアイスペレット1の硬度は、氷層3の温度と厚さにより調整することができる。すなわち、氷層3の温度を低くするか、氷層3の厚さを厚くすることによって、硬度を高くすることができる。
氷層3の硬度をさらに高めるために、氷層を液体窒素等の冷却手段により冷却してもよい。
次に、ドライアイスペレット1のブラスト方法を、図面を参照しながら説明する。
図2は、この発明の、ドライアイスペレットのブラスト方法を示す概略図である。
図2において、4は、ドライアイスペレット本体2の供給源、5は、ドライアイスペレット1の吹き付けノズル、6は、吹き付けノズル5の途中に設けられた氷層形成器、7は、吹き付けノズル5の先端部に設けられた加速器、8は、ドライアイスペレット1が吹き付けられる被処理物である。
氷層形成器6は、吹き付けノズル5内を通過するドライアイスペレット本体2に水を噴霧する機能を有し、ドライアイスペレット本体2に水が噴霧されることによって、ドライアイスペレット本体2の表面には、瞬時に氷層3が形成される。
氷層形成器6としては、ドライアイスペレット本体2に水を噴霧するもの以外に、氷層形成器6内を高湿度の雰囲気に維持するものであってもよい。
被処理物8は、例えば、原子力発電所における建屋の放射性物質が付着した壁面、または、この建屋内に設置された各種機器の内外面(以下、壁面等という)である。壁面等を硬度が高いドライアイスペレット1の吹き付けにより僅かに研削することによって、壁面等に付着した放射性物質を取り除くことができ、除染が確実に行なえる。
氷層形成器6内のドライアイスペレット本体2の通過時間を調整することによって、氷層3の温度と厚さにより調整することができる。すなわち、通過時間を長くすると、氷層3の温度が低くなるとともに、氷層3の厚さを厚くすることができ、これによって、ドライアイスペレット1の硬度を高くすることができる。硬度が高くなったドライアイスペレット1は、加速器7により加速され、被処理物8に吹き付けられる。
以上、説明したように、この発明によれば、ドライアイスペレット1を、ドライアイスペレット本体2と、ドライアイスペレット本体2の表面に形成された氷層3との二層構造にすることによって、ドライアイスペレット1の硬度が高くなるとともに、ドライアイスペレット1の質量が増加するので、ドライアイスペレット1のブラスト効果をより向上させることができる。
また、この発明によれば、ブラスト前に、氷層形成器6内においてドライアイスペレット本体2に水を噴霧することによって、ドライアイスペレット本体2の表面に氷層3が形成されたドライアイスペレット1を被処理物8に吹き付けることができる。
また、この発明によれば、ブラスト前に、ドライアイスペレット本体2を高湿度の雰囲気に維持した氷層形成器6内に通すことによって、ドライアイスペレット本体2の表面に氷層3が形成されたドライアイスペレット1を被処理物8に吹き付けることができる。
また、この発明によれば、吹き付けノズル5の先端部に加速器7を設けることによって、ドライアイスペレット1を高速で被処理物8に吹き付けることができるので、ブラスト効果をさらに向上させることができる。
1:ドライアイスペレット
2:ドライアイスペレット本体
3:氷層
4:ドライアイスペレット本体の供給源
5:吹き付けノズル
6:氷層形成器
7:加速器
8:被処理物

Claims (6)

  1. ブラスト用ドライアイスペレットにおいて、
    ドライアイスペレット本体と、前記ドライアイスペレット本体の表面に形成された氷層とからなることを特徴とするブラスト用ドライアイスペレット。
  2. ドライアイスペレット本体の供給源から送られてくるドライアイスペレット本体をノズルから被処理物に向けて吹き付けるドライアイスペレットのブラスト方法において、
    ブラスト前に、前記ドライアイスペレット本体に水を噴霧して、前記ドライアイスペレット本体の表面に氷層を形成することを特徴とする、ドライアイスペレットのブラスト方法。
  3. ドライアイスペレット本体の供給源から送られてくるドライアイスペレット本体をノズルから被処理物に向けて吹き付けるドライアイスペレットのブラスト方法において、
    ブラスト前に、前記ドライアイスペレット本体を高湿度の雰囲気中に通して、前記ドライアイスペレット本体の表面に氷層を形成することを特徴とする、ドライアイスペレットのブラスト方法。
  4. 前記氷層を冷却手段により冷却することを特徴とする、請求項2または3に記載の、ドライアイスペレットのブラスト方法。
  5. 前記冷却手段は、液体窒素からなっていることを特徴とする、請求項4に記載の、ドライアイスペレットのブラスト方法。
  6. 前記ノズルの先端部に加速器を設けることを特徴とする、請求項2から5の何れか1つに記載の、ドライアイスペレットのブラスト方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6067077A (ja) * 1983-09-19 1985-04-17 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 被研掃物の研掃方法及び装置
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