JP2018114020A - 生体情報測定プローブ - Google Patents

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Abstract

【課題】プローブを装着した状態でも、既存の医療用の手袋やカバーが使用可能な生体情報測定プローブを提供する。
【解決手段】使用者の指に、貼り付け引き剥がし可能に取り付けられ、生体情報を取得する生体情報測定プローブであって、生体情報を取得する測定部31と、シート部材2と、情報伝達部3とを備え、シート部材2は、測定部31が配置される配置領域22と、配置領域22から突出して形成された領域であって、測定部31から前方向に向かって延びる先部23と、配置領域22を間に挟んで情報伝達部3が延びる方向と交差する方向に延びるとともに、配置領域22から離れるに伴い前記後方向へ傾いて形成された一対の巻き付け部21R,21Lと、シート部材2に設けられ使用者の指に貼り付け、引き剥がし可能な粘着部5を備えていることを特徴とする生体情報測定プローブ。
【選択図】図1

Description

本発明は、生体情報の測定に用いて好適な生体情報測定プローブに関する。
患者の生体情報を測定するプローブを、その関心領域に接触させて測定を行う生体情報測定プローブが知られている(特許文献1参照。)。この生体情報測定プローブは、生体情報の測定を行う測定部に、バンド状の保持手段が設けられている。当該プローブを用いて検査を行う検査者は、このバンド状の保持手段によって測定部を自身の指などに固定し、固定された測定部の測定面を関心領域に接触させて生体情報の測定を行う。
特開平10−234737号公報
このようなプローブでは、生体情報を測定する際にプローブの測定面を患者の皮膚などの関心領域に接触させる必要がある。通常、このようなプローブを患者に接触させて検査を行う場合には、感染症などの防止のために、患者と接触する部分を清浄にする必要がある。このためこの様なプローブを使用する検査者は、医療用の手袋を装着したり、プローブに清浄なカバーを被せるなどしたりして検査を行う。一方、上述の特許文献1に記載された技術では、プローブを検査者の指にバンド状の保持手段を用いて固定するため、検査者は、プローブを装着したままではプローブの測定部が医療用の手袋に引っかかってしまい、既存の医療用手袋を使用することが難しいという問題があった。また、プローブを装着したまま医療用手袋を装着できたとしても、測定部と手袋の内側の面との摩擦によってプローブの測定部が動いてしまうため、測定部を所望の位置に固定するのが難しいという問題もあった。このため、使用者は、医療用の手袋を装着した上から当該プローブの測定部を装着し、更にその上からプローブの測定部位に専用のカバーを被せるか、プローブ自体を滅菌しなければならなかった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、装着した測定部が動きにくく、プローブを装着した状態でも、既存の医療用の手袋やカバーが使用可能な生体情報測定プローブを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明の生体情報測定プローブは、使用者の指に着脱可能に取り付けられ、接触した被検体の生体情報を取得する生体情報測定プローブであって、前記被検体の生体情報を取得する測定部と、前記使用者の指と対向する一方の面に前記測定部が配置され、他方の面が前記被検体と接触するシート部材と前記測定部と外部との間に配置され前記生体情報を前記測定部から前記外部へ伝達可能にする情報伝達部とを備え、前記シート部材は、前記測定部が配置される配置領域と、前記配置領域から突出して形成された領域であって、前記情報伝達部が延びる方向のうちの前記測定部から離れる方向である後方向とは反対の前方向に向かって延びる先部と、前記配置領域を間に挟んで前記配置領域から、前記情報伝達部が延びる方向と交差する方向に延びるとともに、前記配置領域から離れるに伴い前記後方向へ傾いて形成された一対の巻き付け部と、前記シート部材における前記使用者の指と対向する面に設けられ、前記使用者の指に貼り付け、引き剥がし可能な粘着部とを備えていることを特徴とする。
本発明の生体情報測定プローブによれば、被検体の生体情報を取得する測定部は、生体情報測定プローブのシート部材の配置領域に配置される。そしてこのシート部材は、その一方の面に備えられた粘着部によって生体情報測定プローブが装着される使用者の指に着脱可能に取り付けられる。またシート部材には、先部と一対の巻き付け部が設けられており、それぞれが使用者の指の対応する部分に貼り付けられる。
上記発明においては、前記測定部は、前記配置領域のうちの前記先部側の領域に設けられていることを特徴とすることが好ましい。
このようにすることにより被検体の生体情報を取得する測定部は、使用者の指の先側に配置されることになる。
上記発明においては、前記測定部を前記シート部材との間に挟み、前記測定部を前記配置領域に固定する保護シール部材を更に有することを特徴とすることが好ましい。
このようにすることにより測定部は、使用者の指に貼り付けられるシート部材と、保護シール部材との間に挟まれて固定されることになる。
上記発明においては、前記測定部は前記被検体の血液に関する生体情報を取得するセンサであることを特徴とすることが好ましい。
このようにすることにより、本発明による生体情報測定プローブは、被検体の血中酸素飽和度やヘモグロビン値、及び脈拍などの血液に関連する生体情報を収集することが可能となる。
上記発明においては、前記測定部は、所定の波長の光を照射する光源部と、前記光源部からの光を主に受光する受光部を有し、前記配置領域の前記光源部及び前記受光部が配置される部分には、前記光を透過する光透過部が設けられていることを特徴とすることが好ましい。
上記発明においては、前記測定部は、所定の波長の光を照射する光源部と、前記光源部からの光を主に受光する受光部を有し、前記保護シール部材の前記光源部及び前記受光部が配置される部分には、前記光を透過する光透過部が設けられていることを特徴とすることが好ましい。
本発明の生体情報測定プローブは、一方の面に粘着部が備えられたシート部材を備えている。このシート部材には、生体情報の測定が行われる測定部が配置される配置領域と、一対の巻き付け部と先部が設けられている。このシート部材の一方の面には粘着部が設けられており、この粘着部によってシート部材は使用者の指に貼り付けられて固定される。また、シート部材の前側に延びる先部は使用者の指の前側(先側)の部分に貼り付けられ、また巻き付け部は使用者の指に巻き付けられて貼り付けられる。このため、本発明の生体情報測定プローブを装着した状態で使用者の指に既存の医療用の手袋やカバーを装着する場合であっても、装着した生体情報測定プローブが装着の邪魔になりにくく、また、医療用の手袋等を装着しても使用者の指に固定した測定部がずれにくいという効果を有する。
図1(a)は、本発明による生体情報測定プローブの一実施形態の裏面を示す図である。図1(b)は、本発明による生体情報測定プローブの一実施形態の表面を示す図である。 図2(a)は、本発明による生体情報測定プローブの構成部品の一つであるFPCケーブルを示す図である。図2(b)は、本発明による本発明による生体情報測定プローブの構成部品の一つであるカバーシールを示す図である。 本発明による生体情報測定プローブの測定部の拡大図である。 図4(a)は、本発明による生体情報測定プローブを使用者の指先に装着した例を示す側面図である。図4(b)は、本発明による生体情報測定プローブを使用者の指先に装着した例を示す正面図である。
この発明の一実施形態に係る生体情報測定プローブについて、図1から図4を参照しながら説明する。
<構成の説明>
はじめに本実施形態に係る生体情報測定プローブ1の構成について説明する。なお、本実施形態では、生体情報測定プローブ1を用いる検査者(以降において使用者とも記載する。)が、生体情報測定プローブ1を、使用者の指先に装着して患者の生体情報を取得する例に適用して以降の説明を行う。また、以降の説明における前後、左右、表裏の方向は、図中に示す方向とする。
本実施形態に係る生体情報測定プローブ1は、装着シート部2、FPCケーブル3、及びカバーシール4から主に構成されている。
装着シート部2は、後述する生体情報を収集する測定部31が配置される部分であり、検査を行う使用者の任意の指に装着される部分である。装着シート部2は、柔軟性のあるシート部材が略Y字状に形成されたものである。装着シート部2に用いられるシート部材としては、布や柔軟性のある公知の素材からなるシートが利用可能ある。なお、シート部材は、所定の強度を有した非伸縮性の公知の素材が用いられている。
装着シート部2の裏面(図2(a)にて表されている面)は、使用者が生体情報測定プローブ1を装着する際に、使用者の指と接触する面である。この装着シート部2の裏面には、粘着性を有した粘着部5が設けられている。この粘着部5は、粘着性を有した公知の材料であり、装着シート部2の裏面に塗布されて設けられている。粘着部5の粘着性は、装着シート部2を使用者の指等に貼り付けても再び剥がすことができる特性を有したものである。この粘着部5が装着シート部2の裏面に設けられていることで、装着シート部2を使用者の指に貼り付け、引き剥がし可能に貼り付けることが可能となっている。
装着シート部2の中央の略長方形の領域が中央部22である。この中央部22から左右に向かって斜めに延びている略台形の部分が巻き付け部21R及び巻き付け部21Lである。また、中央部22から前側から前方に向かって延びる略三角形の部分が指先部23である。換言すれば、巻き付け部21R、巻き付け部21L及び指先部23のそれぞれに囲まれた領域が中央部22である。
中央部22は、後述する測定部31が配置される部分であり、使用者の主に指の腹(指の指紋のある方の側)の部分に配置される部分である。なおこの中央部22の反対側の面は、測定の際に主に患者の測定部位(患者の生体情報が測定される部分)に触れる接触部37である(図1(b)参照。)。
巻き付け部21Rと巻き付け部21L(以降において総称して巻き付け部21とも記載する。)は、中心軸線A(FPCケーブル3が延びる前後方向に延び、且つ装着シート部2及びFPCケーブル3の中心を通る中心線)を中心とした線対称の形状をしている。この巻き付け部21は、装着シート部2を使用者の指に装着した際に、指の周囲に巻かれて貼り付けられる部分である。中央部22は、この巻き付け部21が指に巻かれて貼り付けられることで、外部から左右方向に力が加わっても、使用者の指に固定される。なお、巻き付け部21Rの後側(FPCケーブル3が延びる方向の側)の辺26Rと中心軸線Aとがなす角度、及び、巻き付け部21Lの後側の辺26Lと中心軸線Aとがなす角度は90度よりも小さな角度となっている。そのため、辺26Rと辺26Lとがなす角度は、180度よりも小さな角度となっている。本実施形態では、辺26Rと中心軸線Aとがなす角度、及び、辺26Lと中心軸線Aとがなす角度が同じ角度であり、かつ、辺26Rと辺26Lのなす角度が約160度である例に適用して以降の説明を行う。なお、巻き付け部21Rの中心軸線Aと略平行をなしている辺が、辺27Rであり、巻き付け部21Lの中心軸線Aと略平行をなしている辺が、辺27Lである。
指先部23は、使用者の指に装着された際に、主に使用者の指先の部分に貼り付けられる部分である。指先部23は前方向に所定の長さで延びており、その前側の一部を装着シート部2が貼り付けられる指の指先にて折り曲げて、その指の爪側の面に貼り付けることができる。
本実施形態における装着シート部2が、特許請求の範囲におけるシート部材とされている。また指先部23が、特許請求の範囲における先部と、巻き付け部21R及び巻き付け部21Lが特許請求の範囲における巻き付け部と、中央部22が特許請求の範囲における配置領域とされている。
FPCケーブル3は、フレキシブルプリント配線板(Flexible printed circuits)と呼ばれるシート材であり、薄膜状に加工された柔軟性のある導電体を、絶縁性を持った薄く柔らかいフィルム素材にて挟んだ部材である。本実施形態では、FPCケーブル3の外側がシート状の保護部材7にて囲まれている(挟まれている)例に適用して説明を行うが、保護部材7を設けない構成としてもよい。FPCケーブル3の一方の端部には、生体情報を収集する測定部31が設けられており、もう一方の端部には、図示されていない接続部6が設けられている。この接続部6は、図示されていない生体情報収集装置が接続される部分である。FPCケーブル3には、測定部31と接続部6を電気的に接続する図示されていない複数の配線回路が設けられている。この配線回路によって測定部31を構成する電気素子と図示されていない生体情報収集装置の対応する電気回路とが接続部6を介して電気的に接続される。本実施形態におけるFPCケーブル3及び接続部6が、特許請求の範囲における情報伝達部とされている。
測定部31には、生体情報を取得するための電気素子が配置される部分である。本実施形態では、生体情報測定プローブ1が、光を用いて被検体の血中の酸素化状態を測定するプローブ(オキシメータ用プローブ)である例に適用して説明すると、測定部31の表側の面には、発光ダイオードであるLEDチップ34と、光検出器であるPDチップ32a及びPDチップ32bが主に配置されている(図3参照。)。LEDチップ34は、外部の生体情報収集装置からの信号に従って、患者の関心領域に照射される光を発光する発光ダイオードである。なお、LEDチップ34の表側の面には光を照射する部分である発光部35a及び発光部35bが設けられている。
本実施形態では、この発光部35a及び発光部35bが、それぞれ波長の異なる近赤外線又は赤外線の光を発光する例に適用して以降の説明を行う。なお、LEDチップ34は発光した光が装着シート部2の裏面から表面に向かう方向に照射される向きで、即ちLEDチップ34の発光部35a及び発光部35b(以降において発光部35a及び発光部35bを発光部35とも記載する。)が装着シート部2の表面と同じ側となる様に配置されている。なお図3において、測定部31を装着シート部2の中央部22に配置した際に、後述するLED用穴24が配置される場所が、LED用穴配置位置24aとして破線で表されている。また、後述するPD用穴25が配置される場所が、PD用穴配置位置25aとして破線で表されている。
PDチップ32a及びPDチップ32b(以降においてPDチップ32a及びPDチップ32bをPDチップ32とも記載する。)は、主に被検体を透過したLEDチップ34からの光を受光し、電気信号に変換する受光素子であり、いわゆるフォトダイオードである。PDチップ32の表面には、被検体を透過した透過光を主に受光する受光部33がそれぞれ設けられている。なお、PDチップ32は、装着シート部2の表面から裏面に向かう方向の光が主に受光できる様に、即ちPDチップ32のそれぞれの受光部33が設けられている面が、装着シート部2の表面と同じ側となるように配置されている。
なお、PDチップ32及びLEDチップ34(以降においてこれらを総称して電気素子とも記載する)は、いずれも公知の半導体技術によって必要な電気回路、電気素子が集約されてチップ化されている。このため特にそれらの厚さは、装着シート部2と後述する遮光板36の厚さを加えた厚さと略同一程度の厚さとなっている。測定部31の各電気素子は、それぞれFPCケーブル3の導電性のある所定の部分に、それぞれ公知の方法によって固定され、且つ電気的に接続されている。なお、LEDチップ34(発光部35a及び発光部35b)とPDチップ32aとの距離、及びLEDチップ34(発光部35a及び発光部35b)とPDチップ32bとの距離が所定の距離となる様に、PDチップ32aとPDチップ32b及びLEDチップ34はそれぞれ配置されている。
本実施形態におけるLEDチップ34、又は発光部35a及び発光部35bが、特許請求の範囲における光源部とされている。また、本実施形態におけるPDチップ32a、及びPDチップ32bが、特許請求の範囲における受光部とされている。
前述した装着シート部2の中央部22における、LEDチップ34が配置される部分には、円形状の貫通孔であるLED用穴24が設けられている。LEDチップ34が発光した光は、このLED用穴24を通過して被検体に照射される。また、中央部22のPDチップ32が配置される部分には、矩形状の貫通孔であるPD用穴25が設けられている。LEDチップ34から照射され、被検体を透過した透過光の一部が、このPD用穴25を通過してPDチップ32に入射する。このPD用穴25及びLED用穴24は、中央部22の指先部23の近傍の部分に設けられている。換言すれば、LEDチップ34及びPDチップ32は、指先部23に近い部分に配置されることになる。なお、PD用穴25及びLED用穴24は、光を透過する材質から構成されていてもよい。なお本実施形態におけるPD用穴25及びLED用穴24が、特許請求の範囲における光透過部とされている。
測定部31と中央部22の間には、測定部31と略同一の大きさをした遮光板36が設けられている(図3参照。)。即ち、測定部31の表面と、中央部22の裏面に挟まれて遮光板36が設けられている。この遮光板36の、LEDチップ34が配置される部分には、LEDチップ34と略同一の大きさの貫通孔が設けられている。また、遮光板36のPDチップ32a及びPDチップ32bが配置される部分にも、配置されているPDチップ32a及びPDチップ32bを挿通することが可能な大きさの貫通孔が設けられている。遮光板36は、薄膜状に加工された光を透過しない特性を有した柔軟性のあるゴムなどの公知の素材からできており、LEDチップ34からの光が不要な部分に拡散するとともに、被検体からの透過光以外の光がPDチップ32に入射することを防ぐものである。なおこの遮光板36を備えない構成としてもよい。
カバーシール4は、測定部31の裏側の面を全体的に覆う薄膜状のシール部材で、公知のシート状の非道電性部材からできている。測定部31は、装着シート部2の中央部22と、カバーシール4の間に挟まれて配置される。カバーシール4は、測定部31よりも大きい(広い)ため、測定部31と接する以外の部分は主に装着シート部2の裏面と接触し、公知の方法により接着されている。なお、本実施形態におけるカバーシール4が、特許請求の範囲における保護シール部材とされている。
<生体情報測定プローブ1の組立>
生体情報測定プローブ1は、以下の様に組み立てられる。
まず、装着シート部2の裏面の中央部22に、FPCケーブル3の測定部31の表面(PDチップ32やLEDチップ34が配置されている面)を公知の方法によって接着する。この際、中央部22と測定部31の表面との間に遮光板36を挟んで接着する。なお、測定部31は、LEDチップ34、及びPDチップ32がそれぞれLED用穴24、PD用穴25と合うようにその位置を調整し、LEDチップ34及びPDチップ32が実装されている面が装着シート部2の表面と同じ側となる様に配置する。換言すれば、装着シート部2を表面から見た際に、中央部22に設けられたPD用穴25及びLED用穴24から、PDチップ32のそれぞれの受光部33、及びLEDチップ34の発光部35a及び発光部35bが見えるように測定部31を配置して接着する。次に、測定部31の裏面を覆うように、カバーシール4を貼り合わせる。この時、カバーシール4の測定部31と接する以外の部分は、装着シート部2の裏面に接着する。
<使用方法及び作用の説明>
次に生体情報測定プローブ1の作用について、その使用方法と共に説明を行う。
<装着方法>
はじめに、生体情報測定プローブ1の装着方法について説明をする。
まず、装着シート部2の粘着部5が設けられている面(裏面)を使用者の任意の指に貼り付けて、装着シート部2を使用者の指に装着する。本実施形態では生体情報測定プローブ1を、使用者の人差し指に装着する例に適用して以降の説明を行うと、まず、中央部22の裏面を使用者の人差し指の先の部分であって、その指の腹の部分(指の指紋のある方の面の部分)に貼り付けて固定する。このとき、指先部23が指先に、FPCケーブル3が人差し指の付け根の方になる様に生体情報測定プローブ1を配置する。装着シート部2の裏面には、粘着部5が設けられているため、中央部22は粘着部5の粘着力によって、使用者の人差し指に貼り付けられる。なお、LEDチップ32及びPDチップ34は中央部22の指先部23に寄った部分に設けられているため、この時、PDチップ34及びLEDチップ34は人差し指の指先の位置に配置されることになる。
次に、巻き付け部21Rの辺27Rの近くの部分を持ちながら、巻き付け部21Rを人差し指に巻き付ける。続いて巻き付け部21Lの辺27Lの近くの部分を持ちながら、巻き付け部21Rを人差し指に巻き付ける(図4参照。)。なお、巻き付け部21の巻き付けの順番は任意で、先に巻き付け部21Lを巻き付けてもよい。このようにすること、生体情報測定プローブ1は左右方向に固定される。即ち、指先に貼り付けた装着シート部2に外部から左右方向に力が加わっても、装着シート部2は動きにくくなる。なお、巻き付け部21Rを指に巻き付ける際には、使用者は、装着シート部2の中央部22を指先の指の腹部分に配置し、巻き付け部21Rの辺27Rの近くを持って装着シート部2を指から離れる方向に少し引っ張りながら巻き付け部21Rを指の周囲に巻き付ける。この際、前述の様に、巻き付け部21Rはそれぞれ後ろ側に傾いて延びる略台形形状をしているため、辺27Rの近くの部分を持って加えられた力は、巻き付け部21Rを指に巻き付ける方向の他、後ろ側にも分散されることになる。このことは、巻き付け部21Lを指に巻き付ける場合も同様である。このため、巻き付け部21を巻き付ける方向に不要な力が加わることを防ぐことが可能となる。
続いて、指先部23を人差し指の指先に貼り付ける。なお、指先部23の使用者の人差し指の指先より先に飛び出す部分は、指先にて折り返して人差し指の爪側に貼り付ける(図4参照)。この様にすることで、生体情報測定プローブ1が、前後方向に対しても固定される様になる。
装着シート部2が使用者の指に固定されたら、被検体の測定を行う。被検体の測定を行う際には、使用者の生体情報測定プローブ1を装着した手に、医療用の透明な手袋を装着する。続いて、生体情報測定プローブ1の接続部6を、図示されていない生体情報収集装置に接続する。この生体情報収集装置との接続は、図示されていない接続ケーブルを介して行われてもよい。
生体情報を測定するために、被検体の関心領域を、生体情報測定プローブ1を装着した指にて触る。このとき、測定部31のPDチップ32及びLEDチップ34が配置されている部分が、被検体の関心領域に最も近接する様にして触る。そして、図示されていない生体情報収集装置を操作して測定を行う。
測定を開始すると、LEDチップ34の発光部35a及び発光部35bが生体情報収集装置からの発光信号に従って発光する。このとき発光部35a及び発光部35bは、それぞれ異なる波長の光を発光する。発光部35a及び発光部35bからの光は、LED用穴24及び透明の医療用手袋を透過して、被検体に照射される。照射された光の一部は被検体の内部を透過し、透過光としてPDチップ32の受光部33に到達する。具体的には、医療用手袋及びPD用穴25を介してPDチップ32a及びPDチップ32bのそれぞれの受光部33に到達する。透過光を受光したPDチップ32は受光した光を電気信号に変換する。当該電気信号は、図示されていない増幅器や制御器によって処理されて、生体情報収集装置に伝達される。
生体情報収集装置に伝達された信号は、公知の方法によって処理され、被検体の血液に関する生体情報である血中酸素飽和度やヘモグロビン値などが算出される。算出されたそれらの生体情報は、生体情報収集装置の表示部に表示されたり、図示されていない表示装置等に数値やグラフとして表示されたりされる。
測定が終了すると、使用者は医療用手袋を取り外し、更に生体情報測定プローブ1を取り外す。生体情報測定プローブ1の装着シート部2は、粘着部5によって着脱可能に使用者の人差し指に貼り付けられているため、その取り外しは容易である。
上記の構成からなる生体情報測定プローブ1によれば、生体情報の収集を行う測定部31が、柔軟性のあるシート状の部材からなる装着シート部2によって使用者の指に固定される。このため使用者が生体情報測定プローブ1を装着した状態で、既存の手袋や滅菌カバーなどを更に装着する場合であっても生体情報測定プローブ1が手袋等の装着の邪魔になりにくい。更に測定部31に配置されている電気素子はチップ化されており、特にその厚さは装着シート部2の厚さとほぼ同程度であるため、更に邪魔になりにくくなっている。また、装着シート部2の表側の面(接触部37が設けられている面)を摩擦の少ない滑らかな面とすれば、更に医療用の手袋の装着を容易にすることができる。
また、装着シート部2は巻き付け部21R及び巻き付け部21Lを備えている。この巻き付け部21R及び巻き付け部21Lが使用者の指に巻かれて貼り付けられることにより、装着シート部2は、即ち中央部22に配置された測定部31は、指の左右方向に対して固定される。更に、装着シート部2は、使用者の指先の部分に貼り付けられる指先部23も有していることから、中央部22に配置された測定部31は、指先の前後方向(指先から指の付け根に向かう方向、及びその逆の方向)に対しても固定される。このため、例えば使用者が生体情報測定プローブ1を指に装着した状態で、公知の医療手袋などを装着する場合であっても、医療手袋との摩擦によって装着シート部2がはがれてしまうことを防ぐことができる。また、装着シート部2が巻き付け部21及び指先部23によって固定されることで、使用者が検査に伴う作業のために生体情報測定プローブ1を装着した指を動かしても、装着シート部2がしっかりと使用者の指に固定され、ずれにくくなっている。
更に、測定部31は、中央部22の指先部23側の領域に配置されているため、測定部31を使用者の指の先端の近傍に配置することも可能である。このため、生体情報測定プローブ1を装着した指を体内に挿入し、指先が接触した体内の部分の領域の生態情報を収集したりすることも可能となる。また、装着シート部2は柔軟性のあるシート部材であることから、任意の形に変形させることもできるため、使用者の指の大きさやその太さの影響を受けることなく様々な使用者に装着することが可能である。また、人差し指以外の指に装着することも可能である。更には、装着シート部2の後側の辺である辺26Rと辺26Lがなす角度は180度より小さな角度となっており、巻き付け部21はそれぞれ後ろ側に斜めに延びた略台形の形状をしている。このため、巻き付け部21R及び巻き付け部21Lを指に巻き付ける際に、その巻き付けるための力が巻き付け方向の他、後ろ方向にも分散し、不要な巻き付け方向の力が指にかかることを防ぐことが期待できる。このため、生体情報測定プローブ1を指に装着した際に、その指が不要な巻き付けの力によって鬱血してしまうことを防ぐことが期待できる。また、装着シート部2を伸縮性のない部材によって構成していることから、指に巻き付けた巻き付け部21が収縮してしまうことによって生じる指の鬱血を防ぐことが期待できる。
また、生体情報測定プローブ1には、測定部31を中央部22との間に挟んで覆うカバーシール4を備えている。このカバーシール4は、PDチップ32やLEDチップ34などの電気素子が配置されている測定部31を、使用者の指の汗や皮脂などから保護する事ができる。また、測定部31を固定するための取り付け部品などを設ける事なく、カバーシール4と中央部22の間に測定部31を配置して固定することで、装着シート部2の測定部31が配置される部分の厚さを薄くする事ができる。このため、生体情報測定プローブ1を装着して既存の医療用の手袋やカバーなどを更に装着する場合であっても邪魔になりにくい。
また生体情報測定プローブ1は、生態情報の測定に赤外線や近赤外線の光を用いた測定部31を有しており、その測定部31は使用者の指先などに配置されている。このため、生体情報測定プローブ1を装着した使用者の指を患者等の関心領域に触れるだけの簡単な操作で、関心領域の血中酸素飽和度やヘモグロビン値などの血液に関する生体情報を収集することが可能である。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば上記実施形態では、装着シート部2の裏側の面とカバーシール4の間に測定部31が配置された例について説明を行ったが、測定部31が装着シート部2の表側に配置され、その測定部31の表側の面をカバーシール4が覆う構成としてもよい。即ち、装着シート部2の表側の面とカバーシール4の間に測定部31が挟まれて固定され、カバーシール4の表側の面が被検体と接触する接触部37となる様な構成してもよい。この際、PD用穴25及びLED用穴24が、カバーシール4に設けられることになる。
また上記実施形態では、カバーシール4が、装着シート部2の一部を覆う程度の大きさである例に適用して説明したが、カバーシール4が装着シート部2と略同一の大きさの構成であってもよい。また、上記実施形態では、使用者の指の腹の部分に装着シート部2を貼り付けて生体情報測定プローブ1を装着する例に適用して説明したが、装着シート部2が貼り付けられ、接触部37を被検体の関心領域に接触できる部分であれば、装着シート部2を使用者のその他の部分や、使用者以外の機器などに貼り付けても構わない。例えば、使用者の指の爪側の部分に測定部31を配置して生体情報測定プローブ1を装着したり、人差し指以外の指に装着したりしてもよい。また、生体情報測定プローブ1を例えば手術用ロボットやマニピュレータなどの装置の患者と接触する部分の先端部に装着したり、患者に接触させて使用する他の検査機器の先端部などに装着したりしてもよい。
また、生体情報測定プローブ1が生体情報を取得する被検体は、患者(人間)に限定される訳ではなく、動物などの生体であってもよく、更には生体情報が取得可能な組織や器官であってもよい。また、測定部31が取得する生体情報は血液に関する情報に限定される訳ではなく、体温など生体情報測定プローブ1を関心領域に接触させて測定可能な他の生体情報であってもよい。また、測定部31はそのための情報を取得する為の公知の生体情報を測定する素子が組み合わされて配置されたものであってもよい。
1・・・生体情報測定プローブ 2・・・装着シート部
3・・・FPCケーブル 4・・・カバーシール 5・・・粘着部
6・・・接続部 7・・・保護部材 21R,21L・・・巻き付け部
22・・・中央部 23・・・指先部 24・・・LED用穴
24a・・・LED用穴配置位置 25・・・PD用穴
25a・・・PD用穴配置位置 26R,26L,27R,27L・・・辺
31・・・測定部 32a,32b・・・PDチップ 33・・・受光部
34・・・LEDチップ 35a,35b・・・発光部
36・・・遮光板 37・・・接触部

Claims (6)

  1. 使用者の指に着脱可能に取り付けられ、接触した被検体の生体情報を取得する生体情報測定プローブであって、
    前記被検体の生体情報を取得する測定部と、
    前記使用者の指と対向する一方の面に前記測定部が配置され、他方の面が前記被検体と接触するシート部材と
    前記測定部と外部との間に配置され前記生体情報を前記測定部から前記外部へ伝達可能にする情報伝達部と、
    を備え、
    前記シート部材は、前記測定部が配置される配置領域と、
    前記配置領域から突出して形成された領域であって、前記情報伝達部が延びる方向のうちの前記測定部から離れる方向である後方向とは反対の前方向に向かって延びる先部と、
    前記配置領域を間に挟んで前記配置領域から、前記情報伝達部が延びる方向と交差する方向に延びるとともに、前記配置領域から離れるに伴い前記後方向へ傾いて形成された一対の巻き付け部と、
    前記シート部材における前記使用者の指と対向する面に設けられ、前記使用者の指に貼り付け、引き剥がし可能な粘着部と、
    を備えていることを特徴とする生体情報測定プローブ。
  2. 前記測定部は、前記配置領域のうちの前記先部側の領域に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の生体情報測定プローブ。
  3. 前記測定部を前記シート部材との間に挟み、前記測定部を前記配置領域に固定する保護シール部材を更に有することを特徴とする請求項1または2に記載の生体情報測定プローブ。
  4. 前記測定部は前記被検体の血液に関する生体情報を取得するセンサであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の生体情報測定プローブ。
  5. 前記測定部は、所定の波長の光を照射する光源部と、前記光源部からの光を主に受光する受光部を有し、前記配置領域の前記光源部及び前記受光部が配置される部分には、前記光を透過する光透過部が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の生体情報測定プローブ。
  6. 前記測定部は、所定の波長の光を照射する光源部と、前記光源部からの光を主に受光する受光部を有し、前記保護シール部材の前記光源部及び前記受光部が配置される部分には、前記光を透過する光透過部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の生体情報測定プローブ。
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