JP2018113623A - 通信装置およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】より好適なQoS機構を提供する。【解決手段】通信装置は、受信パケットが帯域保証通信及び非帯域保証通信の何れを介して受信されたものであるかを判定する第1の判定手段と、受信パケットが特定パケットであるか否かを判定する第2の判定手段と、帯域保証通信を介して受信したパケットであると判定されたか又は特定パケットであると判定された受信パケットを第1のキューに投入し、非帯域保証通信を介して受信したパケットであると判定されかつ特定パケットでないと判定された受信パケットを第2のキューに投入する、キュー投入手段と、第1のキューに格納されたパケットを第2のキューに格納されたパケットよりも優先させて処理するよう構成された処理手段と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、通信装置におけるQoS機構に関するものである。
近年、Ethernet(登録商標)によるネットワーク通信が一般的に使用されており、インターネットから、ローカルエリアネットワーク、機器間通信に至るまで使用範囲が広がっている。また、従来使用されてきたデータファイルの通信に加えて、音声・映像(AV)ストリームデータの通信への使用が増大している。ここで、AVストリームデータは、VoIP(Voice over IP)やVOD(Video On Demand)に代表されるアプリケーションで使用される。そのため、異なるトラヒック特性を持つ通信の共存が求められている。
IEEE(米国電気電子学会)ではEthernetAVB(IEEE802.1 Audio Video Bridging)と呼ばれる音声や画像伝送のための規格を策定し、高品質で安定したストリームデータの通信の提供を目指している。EthernetAVBは機器間の時刻同期を行う機能と、同期された時刻を基にQoS(Quality of Service)を行う機能を有している。画像や音声などのストリームデータは一定の周期ごとに一定量のデータを送る必要があるため、データの転送元から転送先までの全ての機器を時刻に同期したQoSを行うことで安定した通信を行う。また、無線LANにおいては、IEEE802.11eにQoS通信の優先制御方式としてEDCA(Enhanced Distributed Channel Access)が規定されている。また、EthernetAVBやVoIPでは特定の通信を優先して伝送させたり、通信帯域を確保する制御を行っている。例えば、VoIPでは音声パケットを帯域保証し、優先送信することが行われている。またEthernetAVBでは、音声/映像ストリームのためにブリッジでリソースを保障するリソース予約プロトコル(RSVP:Resource Reservation Protocol)が用いられている。
特許文献1では、拡張したEthernetAVB予約プロトコルを用いてリソース予約を行う手法が提案されている。具体的には、上位階層のアプリケーションに対応するアプリケーションストリーム識別子を用いてリソース予約プロセスを遂行可能としている。
特開2008−125042号公報
一般に、QoS通信プロトコルに対応した通信ノードにおいては、受信した帯域保証パケットを投入するキューは非帯域保証パケットを投入するキューと分離して実装される。通信時に、帯域保証パケットを投入したキューが空になるまで非帯域保証パケットを処理しないことにより、通信ノードにおける帯域保証パケットの優先度を確保している。
しかしながら、このような機構においては、QoS通信プロトコルに未対応の装置からのパケットに対しては即座に応答できない可能性がある。すなわち、帯域保証パケットで通信帯域が混雑している状況下では、当該未対応の装置からのパケットの処理が遅延し即座に応答することができないという問題が生じる。
本発明はこのような問題を鑑みてなされたものであり、より好適なQoS機構を提供することを目的とする。
上述の問題点を解決するため、本発明に係る通信装置は以下の構成を備える。すなわち、通信装置は、
受信パケットが帯域保証通信及び非帯域保証通信の何れを介して受信されたものであるかを判定する第1の判定手段と、
受信パケットが特定パケットであるか否かを判定する第2の判定手段と、
前記第1の判定手段により前記帯域保証通信を介して受信したパケットであると判定されたか又は前記第2の判定手段により前記特定パケットであると判定された受信パケットを第1のキューに投入し、前記第1の判定手段により前記非帯域保証通信を介して受信したパケットであると判定されかつ前記第2の判定手段により前記特定パケットでないと判定された受信パケットを第2のキューに投入する、キュー投入手段と、
前記第1のキューに格納されたパケットを前記第2のキューに格納されたパケットよりも優先させて処理するよう構成された処理手段と、
を有する。
本発明によれば、より好適なQoS機構を提供することができる。
第1実施形態に係る通信ノードを含む通信システムの構成図である。 通信ノードの内部ブロック図である。 キュー制御部の機能ブロック図である。 非帯域保証パケットの処理動作を示すフローチャートである。 第1実施形態におけるAVコンテンツの再生制御を示すシーケンス図である。 パケット種別に応じたリソース割合の閾値を規定するテーブルを示す図である。 第2実施形態におけるAVコンテンツの再生制御を示すシーケンス図である。 パケット種別に応じた挿入位置を規定するテーブルを示す図である。 キューへのパケット挿入を例示的に示す図である。
以下に、図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を詳しく説明する。なお、以下の実施の形態はあくまで例示であり、本発明の範囲を限定する趣旨のものではない。
(第1実施形態)
本発明に係る通信装置の第1実施形態として、AV(音声・映像)データを受信して処理する通信ノードを例に挙げて以下に説明する。特に、非帯域保証パケットのうち、AVデータに関連する制御パケットを検出し、帯域保証パケットと同等(もしくは同等以上)に優先して処理する形態について説明する。
<システム構成、装置構成>
図1は、第1実施形態に係る通信ノードを含む通信システムの構成図である。通信システムは、制御ノード100、4台の通信ノード101〜104、AV(Audio Video)ストリーマ110、AVソース111、ネットワークハブ120を含んでいる。制御ノード100、4台の通信ノード101〜104、AVストリーマ110は、ネットワークハブ120を介して相互に通信可能に構成されている。また、AVストリーマ110は、AVソース111と通信可能に接続され、AVソース111から受信したAVデータを4台の通信ノード101〜104に送信するよう構成される。ここで、4台の通信ノード101〜104はネットワークプロジェクタである。
ここでは、4台の通信ノード101〜104(ネットワークプロジェクタ)を使用したマルチプロジェクションシステムを例とした構成を想定している。4台の通信ノード101〜104は、制御ノード100からの制御パケットに応答して同期して映像を再生する。また、AVストリーマ110は、制御ノード100からの制御パケットに応答してAVソース111から取得したAV(Audio Video)コンテンツを各ネットワークプロジェクタに配信する。
ここで、通信ノード101〜104および、AVストリーマ110は帯域保証通信であるEthernetAVBプロトコルに対応しており、AVストリーマ110から送信されるAVコンテンツデータを同期再生することが可能である。例えば、AVストリーマ110がEthernetAVBプロトコルにおける時刻同期の際のクロックマスタであり、通信ノード101〜104はAVストリーマ110に時刻同期している。また、AVストリーマ110は、通信ノード101〜104へAVコンテンツデータを配信する際には、通信帯域予約を行い、AVコンテンツデータを帯域保証パケットとして送信するものとする。
一方、制御ノード100は、EthernetAVBプロトコルに未対応であるとする。すなわち、制御ノード100は、通信ノード101〜104やAVストリーマ110への制御パケット(電源ON/OFFや再生、停止等を指示するパケット)を、EthernetAVBプロトコル以外を用いて送受信する。例えば、非帯域保証通信であるUDP、TCP/IP通信を用いて制御パケットを送受信することを想定する。
ここでは、通信ノード101〜104及び、AVストリーマ110は、EthernetAVBプロトコルに対応した通信を想定するが、他の帯域保証プロトコルを使用した通信であってもよい。また、通信ノード101〜104をネットワークプロジェクタと想定するが、他の形態の通信機器であってもよい。
上述の通信システムにおいてマルチプロジェクションを開始する際、まず、制御ノード100は、AVコンテンツデータ再生制御パケット(「再生パケット」)をAVストリーマ110に送信する。その後、AVストリーマ110は、通信ノード101〜104に対して帯域保証パケットであるAVコンテンツデータを送信する。通信ノード101〜104は、受信した帯域保証パケットをそれぞれのパケット中に挿入されるタイムスタンプ情報に従い、AVストリーマ110に同期した時間で再生することで同期再生を行う。同期再生中にマルチプロジェクションを停止させる際、制御ノード100は、「停止パケット」を送信する。上述のように、制御ノード100はEthernetAVBプロトコルに未対応であるため、「停止パケット」は非帯域保証パケットとして送信される。
図2は、通信ノードの内部ブロック図である。プロセッサ205は、各機能ブロックの制御、メモリ204は、各ブロックが共有して使用するメモリ空間、アドレス・データバス203は、各機能ブロック間のデータのやり取りに使用される。
通信ノード101〜104は、制御ノード100やAVストリーマ110との間でデータ通信するための通信部200を備える。ここでは、通信部200は、AVストリーマ110からのAVデータを帯域保証パケットとして受信し、制御ノード100からの制御データを非帯域保証パケットとして受信する。
キュー制御部201は、受信した帯域保証パケット及び、非帯域保証パケットの優先制御を行い、一時的にメモリ204に記憶する。AVデータ処理部208は、帯域保証パケットとして受信されたAVデータをデコードして映像を生成し、投影部207は、生成された映像を投影する。また、非帯域保証パケットとして受信された制御データは、プロセッサ205で処理され、通信ノード101〜104は受信した制御データに対応する処理を実行する。例えば、「再生パケット」に応じて映像再生を開始し、「停止パケット」に応じて映像再生を停止する。なお、パケット送信時には、プロセッサ205からの制御に基づいて、メモリ204上に生成した帯域保証パケット/非帯域保証パケットをキュー制御部305に投入する。
更に、通信部200は、マルチプロジェクションを行うための同期制御パケットや帯域予約パケットについても送受信処理、変復調処理を行う。
図3は、キュー制御部201の機能ブロック図である。キュー制御部201は、パケット判定部300、フォーマット変換部301、3種類のキュー302、303、305及び、セレクタ304から構成される。3種類のキューは、2種類の受信キュー(帯域保証受信キュー302及び非帯域保証受信キュー303)と送信キュー305から構成される。
パケット送信時には、プロセッサ205からの制御に基づいてメモリ204から送信キュー305へ送信パケットが投入され順次通信部200へ送出される。一方、パケット受信時には、通信部200からの受信パケットはパケット判定部300で「帯域保証パケット」及び「非帯域保証パケット」の何れであるかが判定される。さらに「非帯域保証パケット」については「特定の非帯域保証パケット(以下「特定パケット」と呼ぶ)」及び「その他の非帯域保証パケット(以下「その他のパケット」呼ぶ)」の何れであるかが判定される。
具体的には、パケット判定部300は、IPヘッダのIPアドレスもしくは、TCPヘッダのポートIDを解析する。そして、パケット判定部300は、制御パケット取得のためのソケットに対応する宛先を有するパケットを特定パケットと判定する。なお、制御パケット取得のためのソケットは、プロセッサ205で実行されるアプリケーションにより準備される。なお、パケット判定部300は、制御パケット取得のためのソケットに対応しない宛先を有する非帯域保証パケットを「その他のパケット」と判定する。なお、パケットの送信元が制御ノード100のアドレスか否かに基づいて特定パケットであるか否かを判定する構成としてもよい。
例えば、AVデータを構成するAVコンテンツパケット0〜4は、パケット判定部300において帯域保証パケットと判定され、帯域保証受信キュー302へキュー投入される。一方、その他のパケットは、非帯域保証パケットと判定され、非帯域保証受信キュー303へキュー投入される。
ただし、特定パケットと判定された「停止パケット」等の制御データは、リソース割合が所定の閾値以上であれば、フォーマット変換部301へ送られる。ここで、リソース割合とは「通信ノード101〜104の通信帯域に対するAVストリーマ110が予約した帯域保証パケットの占有帯域の割合」あるいは「帯域保証受信キュー302の容量(深さ)に対する投入済みの帯域保証パケットの容量の割合」である。一方、リソース割合が所定の閾値未満の場合は、特定パケットであっても非帯域保証受信キュー303に投入される。
フォーマット変換部301は、特定パケットを帯域保証パケットと同様に処理可能とするために、特定パケットのフォーマット変換を行った後、帯域保証受信キュー302に投入する。この際、特定パケットを帯域保証受信キュー302に予め投入されている帯域保証パケットと同等もしくは優先して投入するものとする。フォーマット変換は例えば、TCP/IPやUDPで受信した特定パケットをEthernetAVB等のQoS通信で使用されるパケットに合わせてヘッダ情報等を変換することである。
例えば、図3においては、「停止パケット」はフォーマット変換された後、AVデータ(AVコンテンツパケット0〜4)に優先して帯域保証キュー302に投入された状態を示している。
セレクタ304は、各受信キュー302、303に投入された受信パケットの優先制御を行う。即ち、帯域保証受信キュー302に投入されている受信パケットを優先的にメモリへ転送し、帯域保証受信キュー302が空になった後に非帯域保証受信キュー303に投入された受信パケットをメモリ204へ転送する優先制御を行う。
このように「停止パケット」等の特定パケットをAVコンテンツパケット等の帯域保証パケットと同等に(あるいは帯域保証パケットより優先して)メモリ204へ転送させる。この制御により、通信ノード101〜104は、特定パケットを即座に処理することが可能となる。
<装置の動作>
図4は、通信ノードにおける非帯域保証パケットに対する処理動作を示すフローチャートである。なお、通信ノード101〜104は、同様の動作を行うため、以下では通信ノード101における動作であるとして説明する。
S400では、通信ノード101は、AVストリーマ110からの非帯域保証パケットを受信する。S401では、通信ノード101は、帯域保証通信を行っているか否かを判断する。帯域保証通信を行っているか否かは、例えば、通信ノード101において同期通信のアプリケーションが起動しているか等で判断する。
帯域保証通信を行っていないと判定した場合には、S402にて、受信したパケットを非帯域保証受信キュー303へ投入する。一方、帯域保証通信を行っていると判定した場合には、S403に進む。
S403では、通信ノード101は、パケットヘッダの解析を行い、優先制御の対象となるパケットか否かを判定する。ここでは、まず、受信したパケットが「特定パケット」か「その他のパケット」かのいずれであるかを判定する。「特定パケット」と判断されたパケットについてはS405に処理を進める。一方、「その他のパケット」と判断されたパケットについてはS402に進み非帯域保証受信キュー303へ投入する。
S405では、通信ノード101は、リソース割合と所定の閾値とを比較し、所定の閾値未満であれば特定パケットをS402で非帯域保証受信キュー303へ投入する。一方、リソース割合が所定の閾値以上であれば(すなわち、帯域保証受信キュー302が混雑している状況)、S407に進む。
S407では、通信ノード101は、特定パケットを帯域保証パケットと同じパケットフォーマットへ変換する。S408では、通信ノード101は、フォーマット変換を行った特定パケットを帯域保証受信キュー302へ投入する。S406では、通信ノード101は、各々のキュー302、303の優先制御に従い、パケットのメモリ転送を行う。
図5は、第1実施形態におけるAVコンテンツの再生制御を示すシーケンス図である。以下では、制御ノード100、通信ノード101〜104及び、AVストリーマ110は既に時刻同期がなされているものとして説明を行う。
S500では、制御ノード100は、特定パケットである「再生パケット」を通信ノード101〜104及び、AVストリーマ110へ送信する。S501〜S505では、通信ノード101〜104及びAVストリーマ110は、制御ノード100から「再生パケット」を受信する。
S507では、AVストリーマ110は、AVコンテンツパケットの帯域保証を行うため、通信ノード101〜104それぞれとの間での通信帯域予約を行う。S508では、AVストリーマ110は、予約した帯域を使用してAVコンテンツパケットを帯域保証パケットとして通信ノード101〜104へ送信する。S509〜S512では、通信ノード101〜104は、AVコンテンツパケットを受信し、各パケットに付加されているタイムスタンプ情報に基づき同期再生を行う。
S513では、制御ノード100は、通信ノード101のみの映像再生を停止するために、「停止パケット」を通信ノード101へ送信する。上述のように「停止パケット」は非帯域保証パケットとして送信される。S514では、通信ノード101は、「停止パケット」を受信し、当該「停止パケット」が特定パケットであると検出する。
S515では、通信ノード101は、通信ノード101におけるリソース割合が所定の閾値以上である場合、「停止パケット」を帯域保証受信キュー302へ投入する。例えば、図3に示されるように、「停止パケット」を帯域保証パケットであるAVコンテンツパケットよりも優先して帯域保証受信キュー302に投入する。これにより、通信ノード101による、映像再生の停止処理が即座に実行されることになる。
以上説明したとおり第1実施形態によれば、QoS通信プロトコルに対応した通信ノードに対して、より好適なQoS機構を提供することが可能となる。すなわち、QoS通信プロトコルに未対応の装置から処理緊急度の高い特定パケットを受信する状況において、当該特定パケットを優先して処理することが可能となる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、パケット種別に応じて優先度を制御する形態について説明する。なお、システム構成・装置構成については第1実施形態とほぼ同様である。ただし、パケット判定部300は、所与のテーブルを参照し、特定パケットのパケット種別に応じて、リソース割合と比較する閾値を変更する点が異なる。
図6は、パケット種別に応じたリソース割合の閾値を規定するテーブル600を示す図である。テーブル600は、特定パケットの種別毎のリソース割合の閾値を規定するテーブルであり、例えばパケット判定部300に予め格納される。なお、図6は一例であり、他のパケット種別に対して規定するよう構成してもよい。また、通信ノード毎に異なるテーブルを参照するよう構成してもよい。
例えば、通信ノード101〜104の電源ON/OFFや再生/停止、入力切替に関する制御パケットに対しては、リソース割合の閾値を小さい値に設定する。これにより、これらの制御パケットは、帯域保証パケットよりも優先的に処理されることになる。一方、音声ボリューム制御、画質調整、ファームアップデートのように、タイムラグが許容されるような制御パケットに対しては、リソース割合の閾値を大きい値に設定する。これにより、これらの制御パケットは、通信ノードにおけるリソース割合が大きい場合にのみ、帯域保証パケットよりも優先的に処理されることになる。
<装置の動作>
図7は、第2実施形態におけるAVコンテンツの再生制御を示すシーケンス図である。なお、制御ノード100、通信ノード101〜104及び、AVストリーマ110は、予め時刻同期がなされているものとして説明を行う。
S700では、制御ノード100は、特定パケットである「再生パケット」を通信ノード101〜104及び、AVストリーマ110へ送信する。S701〜S705では、通信ノード101〜104及びAVストリーマ110は、制御ノード100から「再生パケット」を受信する。
S707では、AVストリーマ110は、AVコンテンツパケットの帯域保証を行うために通信ノード101〜104それぞれとの間で通信帯域予約を行う。ここでは、通信ノード101〜104の通信帯域における帯域保証パケットの占有割合であるリソース割合は「40%」であるとする。なお、通信ノード101〜104における通信帯域とAVストリーマ110から送信される帯域保証パケットの通信帯域とは同じであるとする。
S708では、AVストリーマ110は、予約した帯域を使用してAVコンテンツパケットを帯域保証パケットとして通信ノード101〜104それぞれへ送信する。S709〜S712では、通信ノード101〜104は、受信したAVコンテンツパケットの同期再生を行う。
S713では、制御ノード100は、通信ノード101のみの音声ボリュームを制御するために、「音声ボリューム制御パケット」を通信ノード101へ送信する。S714では、通信ノード101は、受信したパケットが音声ボリューム制御パケットであると判定する。テーブル600においては、音声ボリューム制御パケットに対する閾値は”30%”が指定されている。そのため、S715では、通信ノード101は、通信ノード101におけるリソース割合が40%であり閾値より大きい為、当該音声ボリューム制御パケットを特定パケットとして処理する。すなわち、帯域保証パケットであるAVコンテンツパケットよりも優先的に処理する。その後、S716では、通信ノード101は、AVコンテンツデータの処理を再開する。
S717では、制御ノード100は、通信ノード101のみの画質を調整するために、「画質調整パケット」を通信ノード101へ送信する。S716では、通信ノード101は、受信したパケットが画質調整パケットであると判定する。テーブル600においては、画質調整パケットに対する閾値は”50%”が指定されている。そのため、S717では、通信ノード101は、通信ノード101におけるリソース割合が40%であり閾値より小さい為、当該画質調整パケットをその他のパケットとして処理する。すなわち、画質調整パケットは非帯域保証受信キュー303に投入され帯域保証受信キューに投入されたAVコンテンツパケットが全て処理されるまで処理されない。帯域保証受信キュー302が空になった後、S718において、通信ノード101は、画質調整パケットを処理する。
以上説明したとおり第2実施形態によれば、パケット種別に応じて異なるリソース割合の閾値を設定する。これにより、パケット種別に応じて異なる優先度で処理することが可能となる。
(第3実施形態)
第3実施形態では、非帯域保証パケットのパケット種別に応じて、当該非帯域保証パケットを帯域保証受信キューに投入する際の挿入位置を制御する形態について説明する。なお、システム構成・装置構成については第1実施形態とほぼ同様である。ただし、パケット判定部300は、所与のテーブルを参照し、特定パケットのパケット種別に応じて、パケット挿入位置を変更する点が異なる。なお、パケット種別は、パケットに含まれるアプリケーションヘッダもしくは、IPヘッダのTOS(Type Of Service)フィールドに基づき決定され得る。
図8は、パケット種別に応じた挿入位置を規定するテーブル800を示す図である。テーブル800は、特定パケット種別毎の帯域保証受信キュー302への挿入位置を規定するテーブルであり、例えばパケット判定部300に予め格納される。なお、図8は一例であり、他のパケット種別に対して規定するよう構成してもよい。また、通信ノード毎に異なるテーブルを参照するよう構成してもよい。
すなわち、特定パケットを帯域保証受信キュー302へ投入する際に、パケット種別毎に異なる挿入位置を指定する。帯域保証受信キュー302において複数のパケット挿入位置0〜5が割り当てられている。このとき、AVコンテンツより高い優先度で処理すべき(より迅速に応答すべき)パケットについては帯域保証受信キュー302におけるより深い位置に投入する。なお、挿入位置0が最高の優先度に対応し、挿入位置5は、AVコンテンツパケットと同等の優先度に対応する。
図9は、第3実施形態におけるキューへのパケット挿入を例示的に示す図である。例えば、テーブル800においては、音声ボリューム制御パケットに対する挿入位置は”3”が指定されている。そのため、通信ノード101は、特定パケットである音声ボリューム制御パケットを受信した場合、挿入位置3の箇所に当該音声ボリューム制御パケットを挿入する(矢印901)。
以上説明したとおり第3実施形態によれば、パケット種別に応じて、帯域保証受信キューに投入する際の異なる挿入位置を設定する。これにより、パケット種別に応じて異なる応答速度で処理することが可能となる。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 制御ノード; 101〜104 通信ノード; 110 AVストリーマ; 111 AVソース; 120 ネットワークハブ; 200 通信部; 201 キュー制御部; 300 パケット判定部; 301 フォーマット変換部; 302 帯域保証受信キュー; 303 非帯域保証受信キュー; 304 セレクタ; 305 送信キュー

Claims (10)

  1. 受信パケットが帯域保証通信及び非帯域保証通信の何れを介して受信されたものであるかを判定する第1の判定手段と、
    受信パケットが特定パケットであるか否かを判定する第2の判定手段と、
    前記第1の判定手段により前記帯域保証通信を介して受信したパケットであると判定されたか又は前記第2の判定手段により前記特定パケットであると判定された受信パケットを第1のキューに投入し、前記第1の判定手段により前記非帯域保証通信を介して受信したパケットであると判定されかつ前記第2の判定手段により前記特定パケットでないと判定された受信パケットを第2のキューに投入する、キュー投入手段と、
    前記第1のキューに格納されたパケットを前記第2のキューに格納されたパケットよりも優先させて処理するよう構成された処理手段と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記第2の判定手段は、前記第1の判定手段により非帯域保証通信を介して受信したと判定された受信パケットについて前記特定パケットであるか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記第1のキューは、前記帯域保証通信に対して準備されたキューである
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 前記キュー投入手段は、前記第2の判定手段により前記特定パケットであると判定された受信パケットを、前記帯域保証通信を介して受信されるパケットと同様のパケットフォーマットへ変換した後、前記第1のキューに投入する
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の通信装置。
  5. 前記第2の判定手段は、前記受信パケットのヘッダ情報に基づいて該受信パケットが前記特定パケットであるか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の通信装置。
  6. 前記通信装置は、AV(音声・映像)データを前記帯域保証通信を介して受信するよう構成されており、該AVデータの再生制御に関する制御データを前記非帯域保証通信を介して受信するよう構成されており、前記特定パケットは、特定の再生制御に関する制御データを含むパケットである
    ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の通信装置。
  7. 前記第2の判定手段は、通信帯域に対する前記帯域保証通信の占有帯域の割合又は前記第1のキューの容量に対する投入済みの容量の割合として規定されるリソース割合が所定の閾値以上であるか否かに基づいて、前記受信パケットが前記特定パケットであるか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の通信装置。
  8. 受信パケットのパケット種別を判定する第3の判定手段を更に有し、
    前記第2の判定手段は、前記第3の判定手段により判定されたパケット種別に基づいて、前記所定の閾値及び前記第1のキューへ投入する際の挿入位置の少なくとも一方を変更する
    ことを特徴とする請求項7に記載の通信装置。
  9. 第1のキューと第2のキューとを有する通信装置の制御方法であって、
    受信パケットが帯域保証通信及び非帯域保証通信の何れを介して受信されたものであるかを判定する第1の判定工程と、
    受信パケットが特定パケットであるか否かを判定する第2の判定工程と、
    前記第1の判定工程により前記帯域保証通信を介して受信したパケットであると判定されたか又は前記第2の判定工程により前記特定パケットであると判定された受信パケットを前記第1のキューに投入し、前記第1の判定工程により前記非帯域保証通信を介して受信したパケットであると判定されかつ前記第2の判定工程により前記特定パケットでないと判定された受信パケットを前記第2のキューに投入する、キュー投入工程と、
    前記第1のキューに格納されたパケットを前記第2のキューに格納されたパケットよりも優先させて処理するよう構成された処理工程と、
    を含むことを特徴とする通信装置の制御方法。
  10. コンピュータを、請求項1乃至8の何れか1項に記載の通信装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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