JP2018113426A - 電子機器 - Google Patents

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Shuhei Otowa
修平 音羽
浩行 水野
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Abstract

【課題】バッテリの着脱を容易にするとともに、バッテリが収容部から外れてしまう可能性を低減した電子機器を提供する。
【解決手段】 電子機器1は、バッテリ30を収容する収容部12と、少なくとも一部が弾性を有する突起部42と、を備える。バッテリ30が収容部12に収容されると、バッテリ30の第1側部が収容部12の端子に第1方向に押される。突起部42は、バッテリ30を収容部12に収容する際に加わる力によりバッテリ30の第2側部から押されて第1方向に略垂直な第2方向に変形し、バッテリ30が収容部12に収容されると復元してバッテリ30を保持する。
【選択図】図8

Description

本開示は、電子機器に関する。より詳細には、本開示は、バッテリを収容する電子機器に関する。
携帯電話またはスマートフォンなどのような携帯型電子デバイスの多くは、動作に必要な電力を供給するバッテリを備えている。一部のスマートフォンなどにおいては、筐体に内蔵されたバッテリをユーザが取り外すことができない仕様になっている。このようなバッテリの取り外しができない電子機器においては、内蔵されたバッテリをユーザが容易に交換することはできない。
一方、本体内部に収容されたバッテリを取り外すことができる電子機器は、収容されたバッテリを、ユーザが予備のバッテリと交換することができる。このような電子機器においては、例えば収容されたバッテリの電力が低減してしまっても、ユーザは、そのバッテリを、充電済みの予備のバッテリと交換することができる。
特開2012−156338号公報
バッテリを収容した電子機器に例えば強い衝撃が加わったような場合に、バッテリの重量等に起因してバッテリが収容部から外れてしまうという事態を回避できれば、有利である。
本開示の目的は、バッテリの着脱を容易にするとともに、バッテリが収容部から外れてしまう可能性を低減した電子機器を提供することにある。
本開示に係る電子機器は、
バッテリを収容する収容部と、
少なくとも一部が弾性を有する突起部と、を備える。
前記バッテリが前記収容部に収容されると、当該バッテリの第1側部が当該収容部の端子に第1方向に押される。
前記突起部は、前記バッテリを前記収容部に収容する際に加わる力により前記バッテリの第2側部から押されて前記第1方向に略垂直な第2方向に変形し、前記バッテリが前記収容部に収容されると復元して当該バッテリを保持する。
本開示の実施形態によれば、バッテリの着脱を容易にするとともに、バッテリを収容部に固定することを、簡単な構成で実現できる。
本開示の実施形態に係る電子機器の外観を示す斜視図である。 本開示の実施形態に係る電子機器の内部構造を示す斜視図である。 本開示の実施形態に係る電子機器の内部構造を示す断面図である。 本開示の実施形態に係る電子機器の内部構造を示す分解斜視図である。 本開示の実施形態に係る電子機器の枠状部材を説明する拡大図である。 本開示の実施形態に係る電子機器の枠状部材を説明する断面図である。 本開示の実施形態に係る電子機器の動作を説明する図である。 本開示の実施形態に係る電子機器の動作を説明する図である。 本開示の実施形態に係る電子機器の動作を説明する図である。 本開示の実施形態に係る電子機器の動作を説明する図である。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照して説明する。
以下説明する本開示の実施形態においては、電子機器の一例として、スマートフォンのような携帯電話を想定して説明する。しかしながら、本開示の実施形態は、スマートフォンのような携帯電話に限定されるものではなく、例えばフィーチャーフォンタイプの携帯電話としてもよい。また、本開示の実施形態は、必ずしも携帯電話に限定されず、例えばタブレット端末、電子機器を遠隔操作するリモコン端末、デジタルカメラ、およびノートPCなど、各種の電子機器とすることができる。要するに、本開示の実施形態は、バッテリを収容する収容部を有する任意の電子機器とすることができる。
図1は、本開示の実施形態に係る電子機器の外観を示す斜視図である。
図1に示すように、本実施形態に係る電子機器1は、外観視において、ハウジング10と、バッテリカバー20とを含んで構成される。電子機器1をスマートフォンとする場合、図1に示すバッテリカバー20の表面(Z軸正方向を向く面)は、典型的には電子機器1の背面とすることができる。この場合、ハウジング10の底面(Z軸負方向を向く面)は、典型的には電子機器1の正面とすることができる。この場合、電子機器1の正面には、例えば各種の情報が表示されるディスプレイなどを配置することができる。
ハウジング10は、電子機器1の筐体を構成している。ハウジング10は、電子機器1を構成する各部品を収容している。また、ハウジング10は、後述するように、電子機器1が動作するための電力を供給するバッテリを収容している。バッテリカバー20は、後述するように、電子機器1に収容されたバッテリを覆っている。以下、電子機器1がバッテリを収容する観点と関連性の低い説明は、適宜簡略化または省略する。
図2は、電子機器1の内部構造を示す斜視図である。図2は、電子機器1のハウジング10からバッテリカバー20を取り外し、さらに、ハウジング10からバッテリ30を取り外した状態を示している。
図2に示すように、バッテリ30は、表面32と、側部34とを有している。バッテリ30は、電子機器1を動作させるのに適した容量を有する任意の二次電池または一次電池とすることができる。バッテリ30は、電子機器1の機能および仕様に応じて、種々の電気的特性を有するものとし得る。このため、以下、バッテリ30の電気的特性の観点からの説明は、適宜簡略化または省略する。
バッテリ30は、図2に示すように、直方体に近い形状とすることができる。また、バッテリ30は、電子機器1に電力を供給するための端子36を備えている。後述するように、バッテリ30を電子機器1に収容した状態において、バッテリ30の端子36は、電子機器1側の端子と接触するように構成されている。端子36は、図2に示すような配置に限定されず、電子機器1側の端子と接触するような任意の構成を採用することができる。
図2に示すように、電子機器1は、ハウジング10内において、収容部12を有している。電子機器1がバッテリ30を収容する際には、収容部12は、バッテリ30を収容する。図2においては、バッテリ30は、収容部12から取り外されている。また、図2に示すように、ハウジング10は、ツメ状の係止部18を有している。係止部18は、後述するように、バッテリ30が収容部12に収容された状態において、バッテリ30を収容部12に係止する。係止部18は、図2に示すようなツメ状の部材に限定されず、バッテリ30を収容部12に係止することができれば、任意の形状および構成とすることができる。
また、図2に示すように、ハウジング10内において、収容部12を囲むようにして、枠状部材40が取り付けられている。枠状部材40は、バッテリ30を収容部12に収容させる際に通過させる枠を形成している。図2に示すように、枠状部材40は、その内側の側壁の上(Y軸正方向)端付近において、突起部42を有している。図2に示す例においては、枠状部材40は、その内側の側壁の上(Y軸正方向)端付近の左右両側に1つずつ、計2つの突起部42を有している。しかしながら、枠状部材40はこのような構成に限定されず、図2に示す2つの突起部42の左右いずれか一方のみとしてもよい。この突起部42は、後述するように、バッテリ30が収容部12に収容された状態において、バッテリ30が収容部12に固定された状態を保持する。
図3は、電子機器1の内部構造を示す断面図である。図3(A)は、図1に示した電子機器1のA−A’における断面図である。すなわち、図3(A)は、ハウジング10にバッテリ30を収容し、さらにハウジング10をバッテリカバー20で閉じた状態を示す断面図である。図3(B)は、図2に示した電子機器1のA−A’における断面図である。すなわち、図3(B)は、ハウジング10からバッテリカバー20を取り外し、さらにハウジング10からバッテリ30を取り外した状態を示す断面図である。
図3(A)および図3(B)に示すように、電子機器1は、ハウジング10内において、収容部12と、支持部14と、バッテリ30と、枠状部材40と、パッキン50と、を備えている。ここで、電子機器1の機能に応じて、ハウジング1内において各種の機能部を有することができるが、これらの図示および説明は省略する。例えば、電子機器1がスマートフォンである場合、ハウジング1内において、各種情報を表示する液晶ディスプレイ(LCD)、情報の送受信に用いる通信モジュール、およびコントローラとしてのプロセッサ(CPU)など、各種の機能部を備える。
支持部14は、図3(A)および図3(B)に示すように、ハウジング10内において、収容部12に収容されたバッテリ30を支持する。支持部14は、図3(A)および図3(B)に示すように、バッテリ30の側部34の一部に適合させた形状にするのが好適である。このように支持部14を形成することにより、バッテリ30を収容部12に収容した際に、支持部14はバッテリ30を安定して支持することができる。図3(A)および図3(B)に示すように、バッテリカバー20は、バッテリ30が収容部12に収容された状態で、バッテリ30を覆う。
バッテリ30は、図3(A)および図3(B)に示すように、側部34の角を落としたような断面形状とするのが好適である。バッテリ30の断面形状は、図3に示したような形状に限定されず、例えば楕円形、台形、または多角形のような、各種の形状としてもよい。
枠状部材40は、図3(A)および図3(B)に示すように、XY平面に平行な平面において、バッテリ30の周囲を取り囲む。図3(A)および図3(B)に示すように、バッテリカバー20は、その裏面(Z軸負方向を向く面)側に、突出部22を有している。この突出部22は、XY平面に平行な平面において、枠状部材40を取り囲むように突出している。突出部22は、図3(A)に示すように、ハウジング10と枠状部材40との間に形成される溝状の凹部に嵌合する。
図3(A)および図3(B)に示すように、ハウジング10をバッテリカバー20で閉じた状態において、パッキン50は、バッテリカバー20と収容部12との間に介在する。より詳細には、図3(B)に示すように、バッテリカバー20をハウジング10から外した状態では、パッキン50は、枠状部材40と支持部14との間に挟まれている。この場合、図3(B)に示すように、パッキン50は、ハウジング10と枠状部材40との間に形成される溝状の凹部において、外側に僅かにはみ出すように構成するのが好適である。
このような構成により、図3(A)に示すように、バッテリカバー20をハウジング10に取り付けて、ハウジング10と枠状部材40との間に形成される溝状の凹部に突出部22を嵌合させると、パッキン50は僅かに押しつぶされる。図3(A)に示すように、パッキン50は、僅かに押しつぶされることにより、突出部22に密着する。このため、仮にハウジング10とバッテリカバー20との間から水分が侵入したとしても、その水分がパッキン50を通過して収容部12まで到達することは阻止される。したがって、電子機器1は、ハウジング10にバッテリカバー20を取り付けた状態においては、収容部12内の防水を実現することができる。このパッキン50は、例えばシリコンゴムのような、適度な伸縮性を有する素材で構成するのが好適である。具体的には、パッキン50は、例えばOリングとすることができる。
図4は、電子機器1の内部構造を示す分解斜視図である。図4は、図2に示したハウジング10から、枠状部材40およびパッキン50を取り外した状態を示す図である。
図4に示すように、ハウジング10内にパッキン50を取り付ける際は、支持部14の突出部14aの外周側にパッキン50を位置付ける(図3(B)も参照)。そして、図3(B)に示すように、パッキン50を枠状部材40と支持部14との間で挟み込むようにして、パッキン50を収容部12の周囲に固定する。この時、図3(B)に示すように、パッキン50は、枠状部材40のフランジ部分と支持部14とによって挟まれる状態になる。このように、枠状部材40は、パッキン50を収容部12に固定する。典型的には、図3に示すように、枠状部材40は、パッキン50を収容部12の周囲に固定する。このような構成において、突出部14aの(Z軸方向の)高さを適宜調整することにより、パッキン50が挟まれて押し潰される度合いを変化させ、またバッテリ30に対する枠状部材40の高さを変化させることができる。
係止部18は、バッテリ30の下(Y軸負方向)端を係止することで、バッテリ30が枠状部材40を通過して収容部12から外れることを抑止する。図4に示すように、係止部18は、枠状部材40に形成するのではなく、支持部14(またはハウジング10)に形成するのが好適である。係止部18を支持部14(またはハウジング10)に形成することにより、係止部18を支持部14(またはハウジング10)と同じ堅牢な素材で構成することができる。係止部18を堅牢な素材で構成すれば、バッテリ30を収容部12に確実に固定することができる。堅牢な素材は、例えば、ポリアミド系の樹脂を母材としてガラス繊維を混入したガラス繊維強化プラスチックであってよい。
このように、本実施形態に係る電子機器1において、収容部12の四隅のうち、隣り合う2つの隅のそれぞれ近傍に、突起部42を設けてもよい。また、前述の場合、これら四隅のうち、隣り合う2つの隅以外の2つの隅のそれぞれ近傍に、係止部18を設けてもよい。図4に示す例においては、収容部12の四隅のうち、収容部12の上(Y軸正方向)端で隣り合う左右の2つの隅のそれぞれ近傍に、突起部42を設けてある。図4に示す例においては、収容部12の四隅のうち、突起部42が設けられた2つの隅以外の2つの隅(収容部12の下(Y軸負方向)端)のそれぞれ近傍に、係止部18を設けてある。
図4に示すように、枠状部材40の四隅の少なくとも一部には、突起部42を設ける。図4に示す例では、図2にも示したように、枠状部材40は、その内側の側壁の上(Y軸正方向)端付近の左右両側に1つずつ、計2つの突起部42を有している。突起部42は、その少なくとも一部が弾性を有するように構成する。突起部42は、例えばポリカーボネートまたは合成樹脂のような、比較的硬質ながら適度な弾性を有する部材とするのが好適である。突起部42は、バッテリ30の上(Y軸正方向)端を収容部12に固定することで、バッテリ30が収容部12から外れることを抑止する。突起部42は、図4に示すように、枠状部材40と一体成型してもよい。また、図4に示す例とは異なり、突起部42は、枠状部材40とは別体として形成して、枠状部材40に接着または組み込むことにより、枠状部材40と一体化させてもよい。このように、本実施形態に係る電子機器1は、少なくとも一部が弾性を有する突起部42を備えている。
以下、本実施形態に係る枠状部材40および突起部42について、さらに説明する。
図5は、電子機器1の枠状部材を説明する拡大図である。すなわち、図5は、図4に示した突起部42を含む枠状部材40を部分的に拡大した図である。より詳細には、図5(A)は、図4に示した枠状部材40および突起部42を拡大して示す斜視図である。図5(B)は、図5(A)に示した枠状部材40および突起部42を、Z軸負方向を向いて見た状態を示す図である。
また、図6は、電子機器1の枠状部材を説明する断面図である。すなわち、図6は、図5に示す枠状部材40(および突起部42)の断面を示す図である。より詳細には、図6(A)は、図5(B)に示す枠状部材40および突起部42のP−P’における断面図である。図6(B)は、図5(B)に示す枠状部材40および突起部42のQ−Q’における断面図である。図6(C)は、図5(B)に示す枠状部材40のR−R’における断面図である。
図5に示す枠状部分40(および突起部42)の断面をY軸正方向に沿って見てみると、枠状部材40は、その内側の側壁の上(Y軸正方向)端付近までは、突起部42を有さないように形成する(図5(B)および図6(C)参照)。また、枠状部材40は、その内側の側壁の上(Y軸正方向)端付近になると、突起部42が派生するように形成する(図5(B)および図6(B)参照)。また、枠状部材40は、その内側の側壁の上(Y軸正方向)端直前になるにつれて、突起部42が徐々に大きくなるように形成する(図5(B)および図6(A)参照)。
図5(A)および図5(B)に示すように、突起部42は、枠状部材40に形成したポケットのような形状をしている。また、図5(A)および図5(B)に示すように、突起部42の上(Y軸正方向)端部は、枠状部材40の内側の側壁に接続されておらず、枠状部材40の内側の側壁から分離している。また、上述したように、突起部42の少なくとも一部は、弾性を有する。したがって、突起部42に所定方向の力が作用すると、突起部42は、ポケットのような形状をした部分が板バネのような働きをすることで変形する。また、突起部42に作用させていた所定方向の力が解除されると、突起部42は、弾性変形により復元する。
具体的には、突起部42は、図5(A)および図5(B)に示す矢印Hの方向に変形することができる。より詳細には、図5(A)および図5(B)において、突起部42にX軸負方向の力が加えられると、当該力に応じて、突起部42は、X軸負方向に若干変形する。一方、図5(A)および図5(B)において、突起部42に対してX軸負方向に加えられていた力が解除されると、突起部42は、弾性変形により、変形前の形状に復元する。
次に、本実施形態に係る突起部42の動作について、さらに説明する。
図7〜図10は、本実施形態に係る電子機器1における突起部42の動作を説明する図である。図7〜図10は、電子機器1にバッテリ30を収容する際の様子を、時系列の順に示している。図7〜図10においては、電子機器1における枠状部材40および突起部42の動作について重点的に説明する。したがって、枠状部材40および突起部42に関連性の低い部材の図示および説明は、適宜願略化または省略する。
図7は、電子機器1の収容部12に、バッテリ30を収容させる動作における最初の段階の様子を示す図である。図7(A)は、図2に示した電子機器1の収容部12にバッテリ30を収容する様子を示す図である。図7(B)は、図7(A)に示す状態を、X軸負方向を向いて見た様子を示す図である。
図7に示すように、電子機器1においては、収容部12にバッテリ30を収容する際、バッテリ30の一端(図7に示すバッテリ30のほぼZ軸負方向を向く面すなわち底面)側を、先に収容部12に収容させる。この際、バッテリ30の端子36(図2参照)をほぼ下方向(Z軸負方向)に向けて、先に収容部12内に収容させる。これは、バッテリ30が収容部12に完全に収容された状態において、収容部12内にある端子16に、バッテリの端子36を接触させるためである。図7に示すように、この段階では、バッテリ30のいかなる部分も、枠状部材40の突起部42に触れることなく離れている。
図8は、電子機器1の収容部12にバッテリ30を収容させる動作において、図7の次の段階の様子を示す図である。図8(A)は、図7(A)に示した状態の次の段階の様子を示す図である。また、図8(B)は、図8(A)に示す状態を、X軸負方向を向いて見た様子を示す図であり、図7(B)に示した状態の次の段階の様子を示す図である。また、図8(C)は、図8(B)に示すP−P’における断面図である。
図8は、図7に示したバッテリ30を、収容部12に向けて倒しながら収容する途中の過程を示している。より詳細には、図8は、図7に示したバッテリ30が、収容部12に収容されるに際し、突起部42を変形させる前の段階を示している。バッテリ30を収容部12に向けて倒す際には、収容部12内にある端子16の方向にバッテリ30の端子36を寄せるようにして、倒すのが好適である。このようにすれば、バッテリ30を収容部12に完全に収容する際に、バッテリ30の縦方向(Y軸方向)の収容をスムーズに行うことができる。
図8に示す状態においては、バッテリ30に対して、Z軸負方向(図8(C)に示す矢印Vの方向)に力を加えていない。したがって、この段階においては、図8(C)に示すように、突起部42が変形していない。このため、バッテリ30は、これ以上収容部12内に収容されずに、突起部42に支持された状態で留まっている。
図9は、電子機器1の収容部12にバッテリ30を収容させる動作において、図8の次の段階の様子を示す図である。
図9(A)は、図8(A)に示した状態の次の段階の様子を示す図である。また、図9(B)は、図9(A)に示す状態を、X軸負方向を向いて見た様子を示す図であり、図8(B)に示した状態の次の段階の様子を示す図である。また、図9(C)は、図9(B)に示すP−P’における断面図であり、図8(C)に示した状態の次の段階の様子を示す図である。
図9は、図8に示したバッテリ30に対して、Z軸負方向(図8(C)に示す矢印Vの方向)に力を加えて、収容部12にバッテリ30を収容する途中の過程を示している。より詳細には、図9は、図8に示したバッテリ30が、収容部12に収容されるに際し、突起部42を変形させている段階を示している。
図9(B)に示すように、この段階では、バッテリ30のY軸負方向側の端部は、係止部18によって係止され、枠状部材40を通過して収容部12から外れることは抑止される。また、図9(B)に示すように、この段階では、バッテリ30のY軸正方向側の端部は、突起部42を変形させながら、およそ半分程度が収容部12に収容されている。この状態においては、図9(C)に示すように、バッテリ30に対して、Z軸負方向(図9(C)に示す矢印Vの方向)に力が加えられている。
ここで、図9(C)に示すように、バッテリ30は、側部34(図2参照)の角が落とされて曲面を有している。したがって、図9(C)に示すように、バッテリ30に対してZ軸負方向(図9(C)に示す矢印Vの方向)に加えられる力は、X軸方向(図9(C)に示す矢印Hの方向)の成分を有するようになる。突起部42は、少なくとも一部が弾性を有するため、このX軸方向(図9(C)に示す矢印Hの方向)の成分の力に起因して、それぞれ僅かに押しつぶされて、外側に広がる方向に変形する。図9(C)においては、図8(C)との比較から明らかなように、バッテリ30が収容部12に向けて少し沈むと同時に、突起部42が矢印Hの方向に押しつぶされてそれぞれ変形している。
このように、電子機器1において、突起部42は、バッテリ30を収容部12に収容する際に加わる応力により、変形する。したがって、図9(C)に示す状態において、さらにバッテリ30に対してZ軸負方向(図9(C)に示す矢印Vの方向)に力を加えることにより、バッテリ30をさらに収容部12に向けて押し込むことができる。
図10は、電子機器1の収容部12にバッテリ30を収容させる動作において、図9の次の段階、すなわち最終段階の様子を示す図である。
図10(A)は、図9(A)に示した状態の次の段階の様子を示す図である。また、図10(B)は、図10(A)に示す状態を、X軸負方向を向いて見た様子を示す図であり、図9(B)に示した状態の次の段階の様子を示す図である。また、図10(C)は、図10(B)に示すP−P’における断面図であり、図9(C)に示した状態の次の段階の様子を示す図である。
図10は、図9に示したバッテリ30に対して、Z軸負方向(図9(C)に示す矢印Vの方向)にさらに力を加えて、バッテリ30が収容部12に完全に収容された状態を示している。この状態においては、バッテリ30は、突起部42を押しつぶしておらず、突起部42を変形させていない。
図10(B)に示すように、この段階でも、バッテリ30のY軸負方向側の端部は、係止部18によって係止され、枠状部材40を通過して収容部12から外れることは抑止される。また、図10(B)に示すように、この段階では、バッテリ30のY軸正方向側の端部は、突起部42を変形させていない。このため、図9において押しつぶされていた突起部42は、弾性変形により、変形前の状態に復元する。したがって、図10(C)に示すように、バッテリ30が収容部12に完全に収容された状態においては、突起部42は、それぞれX軸方向(図10(C)に示す矢印Hの方向)に弾性変形して、変形前の形状に復元する。
ここで、図10(C)に示すように、バッテリ30は、表面32(図2参照)側においても、側部34(図2参照)の角が落とされて曲面を有している。また、図10(C)に示すように、突起部42は、バッテリ30の曲面に形状を合わせて湾曲している。したがって、図10(C)に示すように、バッテリ30は、収容部12に完全に収容された状態においては、収容部12に固定された状態が保持される。
このように、電子機器1において、突起部42は、バッテリ30が収容部12に収容されると復元して、バッテリ30を保持する。また、突起部42は、バッテリ30が収容部12に収容された状態において、バッテリ30が収容部12から外れる動きを抑制してもよい。このようにすれば、バッテリ30を収容部12に収容された状態において、例えば電子機器1を誤って地面に落下させるなどして強い衝撃が加わったような場合であっても、バッテリ30が収容部12から外れてしまうようなことは抑止される。このような効果は、少なくとも1つの突起部42を形成または取り付けるという、非常に簡単な構成により達成することができる。
また、電子機器1においては、突起部42の少なくとも一部は弾性を有する。このため、電子機器1においては、突起部42の変形により、バッテリ30を収容部12から取り外したり収容部12に取り付けたりする動作を、比較的容易に行うことができる。この場合、枠状部材40およびバッテリ30の少なくとも一方に、ユーザの爪を引っ掛けてバッテリ30を取り外すことができるような構造を形成するとよい。
また、上述したように、突起部42は、バッテリ30を収容部12に収容する際に加わる応力によりが変形する。ここで、バッテリ30を収容部12に収容する際に、バッテリ30の端子が収容部12の端子に押し当てられる方向は、バッテリ30が収容部12に収容される方向と異なってもよい。例えば、図10等に示した例においては、バッテリ30の端子が収容部12の端子に押し当てられる方向はY軸負方向であり、バッテリ30が収容部12に収容される方向はZ軸負方向であり、異なっている。このように構成により、バッテリ30の端子が収容部12の端子に押し当てられる方向のバッテリ30のサイズに合わせて収容部12のサイズを決定すれば、別途その方向にバッテリ30が動かないように固定する機構を設ける必要はない。
以上説明したように、本実施形態によれば、バッテリ30の着脱を容易にするとともに、バッテリ30が収容部12から外れてしまう可能性を低減することを、簡単な構成で実現できる。
本開示を諸図面および実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形および修正を行うことが容易であることに注意されたい。したがって、これらの変形および修正は本開示の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各機能部、各手段、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の機能部およびステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。また、上述した本開示の各実施形態は、それぞれ説明した各実施形態に忠実に実施することに限定されるものではなく、適宜、各特徴を組み合わせたり、一部を省略したりして実施することもできる。
1 電子機器
10 ハウジング
12 収容部
14 支持部
16 端子
18 係止部
20 バッテリカバー
22 突出部
30 バッテリ
32 表面
34 側部
36 端子
40 枠状部材
42 突起部
50 パッキン

Claims (5)

  1. バッテリを収容する収容部と、
    少なくとも一部が弾性を有する突起部と、を備える電子機器であって、
    前記バッテリが前記収容部に収容されると、当該バッテリの第1側部が当該収容部の端子により第1方向に押され、
    前記突起部は、前記バッテリを前記収容部に収容する際に加わる力により前記バッテリの第2側部から押されて前記第1方向に略垂直な第2方向に変形し、前記バッテリが前記収容部に収容されると復元して当該バッテリを保持する、電子機器。
  2. 前記収容部の周囲に位置し、前記バッテリの第2側部に対応する側壁を有し、
    前記突起部は、前記側壁から派生するように形成され、
    前記バッテリを前記収容部に収容する際に加わる力により、前記突起部の少なくとも一部が前記側壁に対して変位することで当該突起部が前記第2方向に変形する、
    請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記突起部は、前記バッテリに対して、前記第1方向および前記第2方向に垂直な第3方向への力が加わることで、前記バッテリの前記第2側部から押されて前記第2方向に変形する、
    請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記バッテリは、当該バッテリが前記収容部に収容されている状態で、前記突起部に対し、前記第2方向に当接するとともに、前記第3方向とは逆の方向に当接する、
    請求項1から3のいずれかに記載の電子機器。
  5. 前記バッテリが前記収容部に収容された状態で当該バッテリを覆うバッテリカバーと、
    前記バッテリカバーと前記収容部との間に介在するパッキンと、
    前記パッキンを前記収容部に固定する枠状部材と、を備え、
    前記突起部は、前記枠状部材に形成される、請求項1から4のいずれかに記載の電子機器。
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JPH0588150U (ja) * 1992-04-28 1993-11-26 日本無線株式会社 携帯無線電話機用充電器ホルダ
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