JP2018112954A - 制御装置、制御方法、制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】PID制御の異常を容易に判定する。【解決手段】温度調整装置10は、PID算出部12、PID制御部14、および、判定部15を備える。PID算出部12は、オートチューニングによってPID値を算出する。PID制御部14は、PID値を用いてPID制御を実行する。判定部15は、PID値を用いてPID制御の異常または対象装置の異常を判定する。【選択図】図1

Description

本発明は、温度制御、モータ制御等の対象装置への制御における異常判定技術に関する。
従来、温度調整器等に制御系機器では、特許文献1に示すようなPID制御が多く利用されている。
PID制御機器は、特許文献1に示すように、PID制御部とPID調整部とを備える。PID調整部は、適応制御またはオートチューニングを用いて、PID値(比例帯P、積分時間TI、微分時間Td等)を算出し、PID制御部に与える。
PID制御部は、PID値、PID制御の目標値、および現在値を用いて、制御対象に対する操作量を決定する。操作量は、PID調整部にフィードバックされ、PID調整部は、この操作量を用いて、PID値を再算出して更新し、PID制御部に与える。
特開2005−284828号公報
上述のようなPID制御を用いたシステムでは、制御対象の装置の特性変動、経時劣化、環境変動等によって、PID制御が異常になることがある。
しかしながら、特許文献1に記載のPID制御機器では、オートチューニングによるPID制御の異常を判定する構成は無く、PID制御の異常を検出することができなかった。
また、従来、一般的には、異常を判定するためには、制御対象のシステム同定を行わなければならず、制御対象の時定数や定常ゲイン等の特性を個別に同定する必要があった。このようなシステム同定は、計算量が膨大になり、例えば、メモリ容量が大きく高速なハードウェアの利用等が必要になり、容易ではなかった。したがって、PID制御の制御以上の判定も容易ではなかった。
したがって、本発明の目的は、PID制御の異常を容易に判定できる。
この発明の制御装置は、オートチューニングによってPID値を算出するPID算出部と、PID値を用いてPID制御を実行するPID制御部と、PID値を用いてPID制御の異常または対象装置の異常を判定する判定部と、を備える。
この構成では、制御装置を含む制御システムに異常が生じるとPID値も変化することを利用し、PID値によってPID制御の異常または対象装置の異常が判定される。
また、この発明の制御装置では、判定部は、予め設定した回数目のPID値である基準PID値、および、所定回数目よりも後の現在のPID値を取得する。判定部は、基準PID値に対する現在のPID値の変化に基づいてPID制御の異常または対象装置の異常を判定する。
この構成では、所定の基準PID値を利用することで、PID制御の異常または対象装置の異常が容易に判定される。
また、この発明の制御装置では、判定部は、基準PID値に対する現在のPID値の変化率が閾値を超える場合にPID制御または対象装置が異常であると判定する。
この構成では、変化率とこれに対する閾値を用いることによって、PID制御の異常または対象装置の異常が容易に判定される。
また、この発明の制御装置では、PID算出部は、PID値の算出を繰り返す。判定部は、PID算出部がPID値を算出すると、そのPID値を現在のPID値として、基準PID値に対する現在のPID値の変化率の算出する。判定部は、所定回数連続して、変化率が閾値を超える場合に、PID制御または対象装置が異常であると判定する。
この構成では、ノイズ等によってPID値が一時的に大きく変化しても、PID制御の異常と判定しない。これにより、PID制御の異常または対象装置の異常に対する誤判定が抑制される。
また、この発明の制御装置では、判定部によってPID制御の異常または対象装置の異常が判定されたことを通知する通知部を備える。
この構成では、PID制御の異常がオペレータによって容易に認識される。
この発明によれば、オートチューニングによるPID制御の異常を容易に判定できる。
本発明の第1の実施形態に係る温度調整装置を含む温度調整システムの機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る第1の異常の判定処理のフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る第2の異常の判定処理のフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る温度調整装置を含む温度調整システムの機能ブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る第1の異常の通知処理のフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る第2の異常の判定処理のフローチャートである。
本発明の第1の実施形態に係る制御装置、制御方法、および、制御プログラムについて、図を参照して説明する。なお、以下の実施形態では、制御の具体例としてヒータ等の温度調整(温度制御)の場合を示しているが、モータ等の回転制御等、他の物理量の制御に対しても適用することができる。図1は、本発明の第1の実施形態に係る温度調整装置を含む温度調整システムの機能ブロック図である。
図1に示すように、温度調整装置10は、目標値設定部11、PID算出部12、入力部13、PID制御部14、および、判定部15を備える。温度調整装置10は、本発明の「制御装置」に対応する。
図1に示すように、温度調整装置10は、温度調整システム1の構成要素である。温度調整システム1は、温度調整装置10、操作器20、対象装置30、および、センサ40を備える。対象装置30は、例えばヒータ(図示を省略)を備える。したがって、この場合、制御対象は、対象装置30の所定位置の温度である。操作器20は、例えば、SSR、電磁開閉器、または、電力調整器である。操作器20は、温度調整装置10からの操作量MVに応じて動作し、対象装置30のヒータへの通電を制御する。センサ40は、例えば、熱電対等からなり、対象装置30の温度を計測し、計測データSSを出力する。計測データSSは、温度調整装置10の入力部13に入力される。
次に、温度調整装置10の具体的な内容について説明する。
入力部13は、計測データSSから実測値PVを算出する。入力部13は、実測値PVをPID算出部12およびPID制御部14に出力する。実測値PVは、後述の目標値SPと同じ単位の値である。例えば、目標値SPが摂氏温度(℃)であれば、実測値PVも摂氏温度(℃)である。
目標値設定部11は、目標値SPを設定する。目標値SPの設定は、オペレータ等によって設定される。なお、目標値設定部11は、目標値SPの記憶手段を備えていれば、記憶された目標値SPを用いることもできる。目標値SPは、例えば温度である。目標値設定部11は、目標値SPをPID算出部12およびPID制御部14に出力する。
PID算出部12は、リミットサイクル法等のオートチューニングを実行し、温度波形情報から、PID値を設定する。PID値は、比例帯P、積分時間TI、および、微分時間Tdを含んでいる。具体的には、PID算出部12は、むだ時間Lを、リミットサイクル周期Tcから算出する。PID算出部12は、積分時間TIおよび微分時間Tdを、むだ時間Lから算出する。また、PID算出部12は、比例帯Pをリミットサイクルの振幅から算出する。
PID算出部12は、オートチューニングによるPID値の算出を所定の時間間隔で繰り返し実行する。なお、本発明における「オートチューニング」とは、自動的にPID値を算出する調整法を示しており、適応制御と呼ばれる公知のPID値の調整法も含む。PID算出部12は、PID値を逐次PID制御部14および判定部15に出力する。
PID制御部14は、PID値、目標値SP、および、実測値PVを用いて、既知のPID制御演算を実行することで操作量MVを算出する。PID制御部14は、操作量MVを操作器20に出力する。
なお、PID制御部14は、デジタルフィルタよって構成されている。したがって、より具体的には、目標値SPおよび実測値PVは、A/D(アナログ/デジタル)変換部(図示を省略)してPID制御部14に入力され、操作量MVは、D/A(デジタル/アナログ)変換部(図示を省略)して操作器20に出力される。
判定部15は、PID値を用いて、次に示す方法によって、PID制御の異常の判定を行う。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る第1の異常の判定処理のフローチャートである。なお、図2に示すステップS101は、PID算出部12の処理であり、ステップS102以降が判定部15の処理である。
まず、PID算出部12によってオートチューニングが開始される(S101)。
判定部15は、オートチューニングによる初回のPID値を取得し、記憶する(S102)。この後、判定部15は、PID算出部12から出力されるPID値を、逐次取得し、記憶する。
オートチューニングが継続された状態において、判定部15は、現在のPID値を取得し、記憶する(S103)。
判定部15は、PID値の変化率ΔPIDを算出する(S104)。PID値の変化率は、初回のPID値を基準にした現在のPID値の変化の割合である。例えば、PID値の変化率ΔPIDは、((現在のPID値)−(初回のPID値))/(初回のPID値)の式によって算出される。このように、本処理では、初回のPID値を本発明の「基準PID値」に設定している。
判定部15は、PID値の変化率ΔPIDの閾値を予め記憶している。PID値の変化率ΔPIDの閾値は、予め実験等によって設定された温度調整システム1の特性に応じた値である。
判定部15は、PID値の変化率ΔPIDが閾値を超える場合に(S105:YES)、PID制御が異常であると判定する(S106)。判定部15は、PID値の変化率ΔPIDが閾値未満である場合に(S105:NO)、現在のPID値の取得、記憶処理に戻る。
一般的なPID調整則(例えば、ジーグラニコルス法(ZN法))によると、オートチューニング後のPID値とシステム特性との間には、次の比例関係がある。
比例帯P∝システムゲインK∝ヒータ容量(システム負荷)
積分時間TI∝微分時間Td∝むだ時間L
したがって、システム特性が大幅に変化すると、PID値も大幅に変化する。すなわち、システム特性が変化しない場合と比較して、システム特性が大幅に変化すると、PID値の変化率ΔPIDも大きくなる。このため、PID値の変化率ΔPIDに閾値を設定し、PID値の変化率ΔPIDが閾値を超えることを検出することで、システム特性の大幅な変化、すなわちPID制御の異常を判定できる。
そして、本実施形態の構成および方法を用いることによって、PID制御のパラメータであるPID値を用いるだけで、PID制御の異常を判定できる。すなわち、PID制御の異常を容易に判定できる。また、大掛かりな同定システムを用いることなく、PID制御の異常を判定できる。これにより、制御対象の特性変動、経時劣化、環境変動等によって生じる制御対象の異常も、容易且つ簡素な構成によって判定できる。
なお、PID制御の異常は、次に示す方法で判定することも可能である。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る第2の異常の判定処理のフローチャートである。なお、図3に示すステップS101は、PID算出部12の処理であり、ステップS102以降が判定部15の処理である。また、図2と同じステップについては、説明を省略する。
判定部15は、PID値の変化率ΔPIDが閾値を超える場合に(S105:YES)、フラグを立て、当該フラグの回数をカウントする(S111)。
判定部15は、フラグの連続回数が閾値を超える場合に(S112:YES)、PID制御が異常であると判定する(S106)。判定部15は、フラグの連続回数が閾値未満である場合に(S112:NO)、現在のPID値の取得、記憶処理に戻る。
このような処理を行うことによって、温度調整システム1の特性に変化(異常)がない状態において、ノイズ等によって、一時的にPID値が大きく変化しても、PID制御の異常であるとの誤判定を行うことを抑制できる。すなわち、PID制御の異常を、より確実且つ正確に判定できる。
なお、上述の説明では、複数の機能部によってPID制御の異常を判定する態様を示した。しかしながら、上述のフローチャートに示した処理すなわち制御方法を、プログラム化して記憶しておき、当該プログラムをCPU等の情報処理装置で実行してもよい。
次に、本発明の第2の実施形態に係る制御装置、制御方法、および、制御プログラムについて、図を参照して説明する。図4は、本発明の第2の実施形態に係る温度調整装置を含む温度調整システムの機能ブロック図である。
図4に示すように、本実施形態に係る温度調整システム1Aおよび温度調整装置10Aは、第1の実施形態に係る温度調整システム1および温度調整装置10に対して、通知部16を追加した点において異なる。温度調整システム1Aおよび温度調整装置10Aの他の構成は、温度調整システム1および温度調整装置10と同様であり、同様の箇所の説明は省略する。
判定部15は、PID制御が異常であると判定すると、判定結果を通知部16に出力する。
通知部16は、LEDランプ、液晶表示装置等の表示器、または、ブザー等の放音装置によって構成されている。通知部16は、判定結果に基づいて、PID制御の異常を通知する。
このような構成によって、オペレータは、PID制御の異常を容易に認識できる。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る第1の異常の通知処理のフローチャートである。なお、図5に示す異常の通知処理は、異常の判定までが図2に示すフローチャートと同じであり、同じ箇所の説明は省略する。
判定部15がPID制御の異常を判定すると(S106)、通知部16は、このPID制御の異常を外部に通知する(S107)。
なお、PID制御の異常は、次に示す方法で通知することも可能である。図6は、本発明の第2の実施形態に係る第2の異常の判定処理のフローチャートである。なお、図6に示す異常の通知処理は、異常の判定のステップS106までが図2および図5と同じであり、同じ箇所の説明は省略する。
判定部15または通知部16は、異常判定が行われると(S106)、フラグを立て、当該フラグの回数をカウントする(S121)。
判定部15または通知部16は、フラグの連続回数が閾値を超える場合に(S122:YES)、PID制御が異常であることを通知する(S107)。判定部15は、フラグの連続回数が閾値未満である場合に(S122:NO)、現在のPID値の取得、記憶処理に戻る。
このような処理を行うことによって、温度調整システム1Aの特性に変化(異常)がない状態において、ノイズ等によって、一時的にPID値が大きく変化しても、PID制御の異常であるとの誤通知を行うことを抑制できる。すなわち、PID制御の異常を、より確実且つ正確に通知できる。
なお、上述の各実施形態では、変化率を用いる態様を示したが、初回のPID値に対する現在のPID値の変化を表す量であれば、他の量(変化量)を用いてもよい。
また、上述の説明では、詳細を説明していないが、異常判定に用いるPID値は、一種類であっても、複数種類であってもよい。例えば、異常判定に比例帯Pまたは積分時間TIのいずれか一方だけを用いてもよく、両方を用いてもよい。複数種類のPID値を用いる場合には、これらのPID値を変数とする関数を設定し、この関数値を閾値と比較して異常を判定してもよい。
また、上述の説明では、初回のPID値を基準PID値とする態様を示したが、基準PID値は、予め設定した回数目のPID値を用いてもよい。例えば、2回目のPID値等を基準PID値に用いることもできる。この場合、現在のPID値は、基準PID値よりも時間的に後の回のPID値を用いる。
また、温度調整装置10、10Aは、上述の構成に対して、以下の処理を追加してもよい。
(A)実測値の初期値と目標値との差(偏差)が所定範囲内である場合に、判定、通知を行わない。偏差が小さい場合、PID値が変動し易いため、システムに異常が無くてもPID制御の異常を誤判定する可能性があるが、この誤判定を防止できる。
(B)実測値の初期値と目標値との差(偏差)が所定範囲内である場合、または、実測値の初期値が目標値よりも高い場合、PID値を算出しない。この場合、PID制御が不安定になり易いため、オートチューニングを行わない。これにより、このPID制御の不安定さによるシステムでの問題(生産物の不良の発生)の発生を防止できる。
(C)異常判定された場合、通知を行うか、自動でオートチューニングの更新(リセット)を行うかを選択する。これにより、オペレータの使い勝手を向上できる。
(D)適応制御の実施に必要なPID値を記憶する。これにより、適応制御を実行する際の初期設定を容易にでき、適応制御を素早く安定して実施できる。
(E)オートチューニングによるPID値の算出に用いる各種パラメータ(リミットサイクル波形の振幅・周期、むだ時間L、または、最大傾きR)を適応制御用のパラメータとして記憶する。これにより、適応制御を実行する際の初期設定を容易にでき、適応制御を素早く安定して実施できる。
(F)適応制御の実施に必要なパラメータ((D)、(E)に示すようなパラメータ)を、別の温度調整装置にコピーする。これにより、自装置で算出されたパラメータを他装置に継承できる。
(G)センサ種類、温度単位等の設定が変更されたときに、適応制御の実施に必要なパラメータを削除または初期化する。これにより、制御対象が変化した場合に、間違ったパラメータが用いられることを抑制できる。
(H)異常の通知後に、オペレータからの更新可否の選択を受け付け、更新可の場合のみに更新を行う。これにより、オペレータの意図に合った処理を実現できる。
1、1A:温度調整システム
10、10A:温度調整装置
11:目標値設定部
12:PID算出部
13:入力部
14:PID制御部
15:判定部
16:通知部
20:操作器
30:対象装置
40:センサ
P:比例帯
Td:微分時間
TI:積分時間

Claims (7)

  1. オートチューニングによってPID値を算出するPID算出部と、
    前記PID値を用いてPID制御を実行するPID制御部と、
    前記PID値を用いて前記PID制御異常または対象装置の異常を判定する判定部と、
    を備える、制御装置。
  2. 前記判定部は、
    予め設定した回数目のPID値である基準PID値、および、前記所定回数目よりも後の現在のPID値を取得し、
    前記基準PID値に対する現在のPID値の変化に基づいて前記PID制御の異常または前記対象装置の異常を判定する、
    請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記判定部は、
    前記基準PID値に対する前記現在のPID値の変化率が閾値を超える場合に、前記PID制御または前記対象装置が異常であると判定する、
    請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記PID算出部は、
    前記PID値の算出を繰り返し、
    前記判定部は、
    前記PID算出部が前記PID値を算出すると、そのPID値を前記現在のPID値として、前記基準PID値に対する前記現在のPID値の変化率の算出し、
    所定回数連続して、前記変化率が閾値を超える場合に、前記PID制御または前記対象装置が異常であると判定する、
    請求項3に記載の制御装置。
  5. 前記判定部によって前記PID制御の異常または前記対象装置の異常が判定されたことを通知する通知部を備える、
    請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の制御装置。
  6. 制御装置が、
    オートチューニングによってPID値を算出し、
    前記PID値を用いてPID制御を実行し、
    前記PID値を用いて前記PID制御の異常または対象装置の異常を判定する、
    制御方法。
  7. オートチューニングによってPID値を算出する処理と、
    前記PID値を用いてPID制御を実行する処理と、
    前記PID値を用いて前記PID制御の異常または対象装置の異常を判定する処理と、
    を、制御装置に実行させる、
    制御プログラム。
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