JP2018112089A - 還元剤添加弁の異常診断装置 - Google Patents

還元剤添加弁の異常診断装置 Download PDF

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Kenta Hirooka
謙太 廣岡
徹 木所
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徹 木所
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Masato Ogiso
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Ken Shirasawa
健 白澤
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Abstract

【課題】本発明は、還元剤添加弁の詰まりを精度良く検出することができる技術の提供を課題とする。
【解決手段】ポンプが還元剤を安定して汲み上げることできる状態にあるときに、先ず診断用ポンプ駆動処理を実行し、その診断用ポンプ駆動処理の開始後に診断用添加弁駆動処理を実行する。そして、診断用ポンプ駆動処理の開始後であって且つ診断用添加弁駆動処理の開始前における圧力センサの検出値に対する、診断用ポンプ駆動処理及び診断用添加弁駆動処理の双方が実行されている期間における圧力センサの検出値の低下分を積算して、その積算値が所定の閾値未満であれば還元剤添加弁に詰まりが生じていると診断するようにした。
【選択図】図3

Description

本発明は、内燃機関の排気通路に配置される還元剤添加弁の異常を診断する技術に関する。
理論空燃比より高いリーン空燃比の混合気で運転可能な内燃機関の排気を浄化するシステムとして、選択還元型触媒(SCR(Selective Catalytic Reduction)触媒)と、該
SCR触媒より上流の排気中にNH又はNHの前駆体である還元剤を添加するための還元剤添加装置と、を備え、SCR触媒へ流入するNOの量等に応じて、該SCR触媒へ還元剤を供給するものが知られている。なお、上記の還元剤添加装置としては、還元剤を貯蔵するタンクと、該タンクから還元剤を汲み上げるためのポンプと、ポンプから吐出された還元剤を排気中に添加する還元剤添加弁と、を備えたものが知られている。
上記したシステムでは、還元剤添加弁の詰まりが発生する場合がある。そのような場合は、SCR触媒へ供給される還元剤の量が流入NO量に見合う量より少なくなるため、SCR触媒により浄化されないNO量が増える可能性がある。そのため、還元剤添加弁の詰まりを検出して、運転者等に還元剤添加弁の修理や交換を促す必要がある。
ここで、還元剤添加弁の詰まりを検出する方法として、ポンプの出力を所定の一定出力に固定した状態で還元剤添加弁から還元剤を添加させたときの、前記還元剤添加弁に印加される還元剤圧力の低下量に基づいて、還元剤添加弁の詰まりを検出する方法が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2011−117441号公報 特開2013−113202号公報 特開2012−102637号公報 特開2008−202469号公報 特開2009−185685号公報
ところで、上記した従来技術では、還元剤添加弁の詰まりを検出する際に、ポンプの出力、言い換えるとポンプの仕事量を一定量に固定している。そのため、還元剤添加弁から還元剤が添加されることによって、該還元剤添加弁に印加される還元剤圧力が低下すると、ポンプの負荷が低下することで、該ポンプの回転速度が上昇することになる。その結果、還元剤添加弁に詰まりが生じている場合であっても、還元剤添加弁に印加される還元剤圧力の低下幅が小さくなる可能性がある。よって、還元剤添加弁の詰まりを精度良く検出することができない可能性がある。
本発明は、上記した実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、還元剤添加弁の詰まりを精度良く検出することができる技術の提供にある。
本発明は、内燃機関の排気通路に配置され、該排気通路を流れる排気に還元剤を添加するための還元剤添加弁と、前記還元剤添加弁から排気へ添加するための還元剤を貯蔵する
ためのタンクと、前記タンクに貯蔵されている還元剤を汲み上げて、前記還元剤添加弁へ向けて圧送するポンプと、前記ポンプから吐出された還元剤を前記還元剤添加弁に導くための還元剤供給路と、前記還元剤供給路を流れる還元剤の圧力を検出する圧力センサと、を備えた還元剤添加装置に適用される、還元剤添加弁の異常診断装置である。この異常診断装置は、前記内燃機関を搭載する車両が停止状態にあり、且つ前記内燃機関がアイドル運転状態にあるときに、前記ポンプの回転速度が所定の一定回転速度となるように該ポンプを駆動させる処理である診断用ポンプ駆動処理を実行するポンプ制御手段と、前記ポンプ制御手段による前記診断用ポンプ駆動処理の開始後に、前記還元剤添加弁が開弁するように該還元剤添加弁を駆動させる処理である診断用添加弁駆動処理を実行する添加弁制御手段と、前記診断用ポンプ駆動処理の開始後であって且つ前記診断用添加弁駆動処理の開始前における前記圧力センサの検出値に対する、前記診断用ポンプ駆動処理及び前記診断用添加弁駆動処理の双方が実行されている期間における前記圧力センサの検出値の低下分を積算する演算手段と、前記演算手段により演算される積算値が所定の閾値未満であれば前記還元剤添加弁に詰まりが生じていると診断し、前記演算手段により演算される積算値が前記所定の閾値以上であれば前記還元剤添加弁に詰まりが生じていないと診断する診断手段と、を備えるようにした。
本発明によれば、還元剤添加弁の詰まりを精度良く検出することができる。
本発明を適用する内燃機関の排気系の概略構成を示す図である。 診断処理の実行方法を示すタイミングチャートである。 診断処理が実行される際にECUによって実行される処理ルーチンを示すフローチャートである。
以下、本発明の具体的な実施形態について図面に基づいて説明する。本実施形態に記載される構成部品の寸法、材質、形状、相対配置等は、特に記載がない限り発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1は、本発明を適用する内燃機関の排気系の概略構成を示す図である。図1に示す内燃機関1は、車両の原動機として使用される圧縮着火式の内燃機関(ディーゼルエンジン)である。なお、内燃機関1は、希薄燃焼運転可能な火花点火式の内燃機関(ガソリンエンジン)であってもよい。
内燃機関1には、気筒内から排出される既燃ガス(排気)を流通させるための排気通路2が接続されている。排気通路2の途中には、触媒ケーシング3が配置されている。触媒ケーシング3は、筒状のケーシング内に、SCR触媒が担持された触媒担体を収容している。前記触媒担体は、例えば、コーディライトやFe−Cr−Al系の耐熱鋼等から形成されるハニカム形状の横断面を有するモノリスタイプの基材に、アルミナ系又はゼオライト系の触媒担体をコーティングしたものである。そして、前記触媒担体には、遷移金属元素であるCuやFe等がイオン交換されて担持されている。このように構成されるSCR触媒は、排気中に含まれるNHをCuやFe等の酸点(吸着サイト)で化学吸着して、その吸着サイトに吸着されたNHを還元剤として排気中のNOをNに還元させる。
触媒ケーシング3より上流の排気通路2には、NH又はNHの前駆体である還元剤を排気中へ添加するための還元剤添加弁4が配置されている。還元剤添加弁4は、還元剤供給路40を介してポンプ41と接続されている。ポンプ41は、タンク42に貯蔵されている還元剤を汲み上げて、還元剤添加弁4へ向けて圧送するための電動式のポンプであ
る。なお、還元剤供給路40には、該還元剤供給路40内の還元剤圧力を検出する圧力センサ43が取り付けられている。また、タンク42には、該タンク42に貯蔵されている還元剤の量(残量)を検出する残量センサ44が取り付けられている。ここで、還元剤添加弁4、還元剤供給路40、ポンプ41、タンク42、圧力センサ43、及び残量センサ44の組み合わせは、本発明に係わる還元剤添加装置の一実施態様である。なお、タンク42に貯蔵される還元剤としては、NHガス、又は尿素やカルバミン酸アンモニウム等の水溶液を使用することができるが、本実施例では、尿素水溶液を用いるものとする。
還元剤添加弁4から尿素水溶液が噴射されると、該尿素水溶液が排気とともに触媒ケーシング3に流入する。その際、尿素水溶液が排気の熱を受けて熱分解され、又はSCR触媒により加水分解される。尿素水溶液が熱分解又は加水分解されると、NHが生成される。このようにして生成されたNHは、SCR触媒に吸着される。SCR触媒に吸着されたNHは、排気中に含まれるNOと反応してNに還元させる。
このように構成された内燃機関1には、ECU5が併設されている。ECU5は、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM等を備えた電子制御ユニットである。ECU5には、前述した圧力センサ43や残量センサ44に加え、エアフローメータ6、アクセルポジションセンサ7、クランクポジションセンサ8、車速センサ9等の各種センサが電気的に接続されている。エアフローメータ6は、内燃機関1の吸気通路に取り付けられて、該内燃機関1に吸入される新気(空気)の量(吸入空気量)を検出する。アクセルポジションセンサ7は、図示しないアクセルペダルに取り付けられて、該アクセルペダルの操作量(アクセル開度)を検出する。クランクポジションセンサ8は、内燃機関1に取り付けられて、機関出力軸(クランクシャフト)の回転位置を検出する。車速センサ9は、内燃機関1が搭載される車両の走行速度を検出する。
また、ECU5は、内燃機関1に取り付けられた各種機器(例えば、燃料噴射弁等)に加え、上記した還元剤添加弁4やポンプ41等と電気的に接続されている。ECU5は、前記した各種センサの出力信号に基づいて、内燃機関1の各種機器、還元剤添加弁4、及びポンプ41を電気的に制御する。例えば、ECU5は、クランクポジションセンサ8の検出値から演算される機関回転速度と、アクセルポジションセンサ7の検出値から演算される機関負荷と、に基づいて、燃料噴射弁の燃料噴射量や燃料噴射時期を制御するための燃料噴射制御を行う。また、ECU5は、触媒ケーシング3のSCR触媒へ流入するNO量に基づいて、還元剤添加弁4から排気中へ尿素水溶液を添加させるための添加制御を行う。添加制御では、ECU5は、還元剤添加弁4の開弁時における圧力センサ43の検出値が所定の一定圧力となるように、ポンプ41の仕事量を制御する。
本実施例におけるECU5は、上記した既知の制御に加え、還元剤添加弁4の詰まりを検出するための診断処理を実行する。以下では、本実施形態における診断処理の実行方法について述べる。
図2は、本実施形態における診断処理の実行方法を説明するためのタイミングチャートであり、還元剤添加弁4の開閉状態、ポンプ41の回転速度(rpm)、圧力センサ43の検出値(bar)、及び圧力低下分の積算値の経時変化を示している。図2中のt0は、診断処理の開始時期であって、且つ診断用ポンプ駆動処理の開始時期を示している。図2中のt1は、診断用添加弁駆動処理の開始時期を示している。図2中のt2は、診断処理の終了時期(診断用ポンプ駆動処理及び診断用添加弁駆動処理の終了時期)を示している。また、図2中の3段目及び4段目のタイミングチャートにおける実線は、還元剤添加弁4に詰まりが発生している場合を示しており、一点鎖線は還元剤添加弁4に詰まりが発生していない場合を示している。
図2中のt0において、ECU5は、診断用ポンプ駆動処理を開始する。ここでいう診断用ポンプ駆動処理は、ポンプ41の回転速度を所定の一定回転速度となるように、ポンプ41を駆動させる処理である。この診断用ポンプ駆動処理は、図2中のt0〜t2までの期間において実行され続けるものとする。診断用ポンプ駆動処理の開始後において、圧力センサ43の圧力が略一定圧力に安定すると(図2中のt1)、ECU5は、圧力センサ43の検出値を読み込み、バックアップRAM等に記憶させる(この時点で読み込まれる圧力センサ43の検出値を以下では「基準圧力」と称する)。そして、ECU5は、診断用添加弁駆動処理を開始する。ここでいう診断用添加弁駆動処理は、還元剤添加弁4を所定時間(図2中のt1〜t2までの時間)にわたって開弁させ続ける処理である。ここで、診断用ポンプ駆動処理が実行されている状態で、診断用添加弁駆動処理が開始されると、還元剤添加弁4から排気中へ尿素水溶液が添加されるため、還元剤供給路40の圧力が低下する。その際、ポンプ41の回転速度が前記所定の一定回転速度に制御されているため、還元剤供給路40の圧力が低下しても、ポンプ41の回転速度が上昇しないことになる。その結果、圧力センサ43の検出値が経時的に低下していくことになる。そして、圧力センサ43の検出値の低下速度は、還元剤添加弁4に詰まりが発生している場合よりも還元剤添加弁4に詰まりが発生していない場合の方が早くなる。そこで、本実施形態では、前記基準圧力に対する、前記所定時間(図2中のt1〜t2までの時間)中の圧力センサ43の検出値の低下分(図2中のΔP)を積算して、圧力低下分の積算値ΣΔPを演算する。圧力低下分の積算処理は、診断用添加弁駆動処理の開始時点から診断処理の終了時点までの期間(図2中のt1〜t2までの期間)において行われるものとする。そして、診断処理の終了時点における前記積算値ΣΔPが所定の閾値以上であれば、還元剤添加弁4に詰まりが発生していないと診断され、診断処理の終了時点における前記積算値ΣΔPが前記所定の閾値未満であれば、還元剤添加弁4に詰まりが発生していると診断するようにした。なお、ここでいう所定の閾値は、前記積算値ΣΔPが該所定の閾値未満になると、SCR触媒におけるNOの浄化率に影響を与える程度の詰まりが還元剤添加弁4に発生しいていると考えられる値であり、予め実験又はシミュレーションの結果に基づいて定めておくものとする。このような方法によれば、前述した従来技術のように、ポンプの仕事量を一定量に制御して還元剤添加弁の詰まりを診断する方法に比べ、より精度の高い診断を行うことが可能になる。その結果、より軽度の詰まりを検出することも可能となる。
なお、ポンプ41が安定して尿素水溶液を汲み上げることができない状態、例えば、車両の走行時のようにタンク42内で尿素水溶液が動き回っている状態、車両が登坂路や降坂路を走行しているときのようにタンク42が傾斜している状態、又はタンク42内に残留している尿素水溶液が少ない状態等のように、ポンプ41のエア噛み等が発生し得る状態で上記の診断処理が実行されると、たとえ還元剤添加弁4に詰まりが発生していても、詰まりが発生していないと誤診断される可能性がある。そこで、本実施形態では、ポンプ41が安定して尿素水溶液を汲み上げることができる状態、例えば、車両が停止状態にあり且つ内燃機関1がアイドル運転状態にあること、タンク42内に残留している尿素水溶液の量が十分に多いこと、車両が水平状態にあること、の少なくとも1つの条件が成立しているときに、実行されるものとする。
次に、本実施形態における診断処理の実行手順について図3に沿って説明する。図3は、診断処理が実行される際に、ECU5によって実行される処理ルーチンを示すフローチャートである。この処理ルーチンは、内燃機関1の運転中においてECU5によって繰り返し実行される処理ルーチンである。
図3の処理ルーチンでは、ECU5は、先ずS101の処理において、診断フラグの値が“0”であるか否かを判別する。診断フラグは、診断処理の終了時に“1”がセットされ、且つ内燃機関1の運転が停止されるときに“0”にリセットされるフラグである。該
S101の処理において否定判定された場合は、診断処理が実行済みであることになるため、ECU5は、本処理ルーチンの実行を終了する。一方、S101の処理において肯定判定された場合は、診断処理が未だ実行されていないことになるため、ECU5は、S102の処理へ進む。
S102の処理では、ECU5は、診断条件が成立しているか否かを判別する。ここでいう診断条件は、前述したようにポンプ41が安定して尿素水溶液を汲み上げることができる状態にあることに加え、SCR触媒に対して尿素水溶液を供給可能な状態にあること等である。前者の具体的な条件は、車速センサ9により検出される車速が“0”であり、且つ内燃機関1がアイドル運転状態にあること、残量センサ44の検出値が所定量以上であること、車両が水平状態にあること、の少なくとも1つの条件が成立していることである。後者の具体的な条件は、SCR触媒のNH吸着量に余裕があること、又はSCR触媒へNOが流入していること等である。該S102の処理において否定判定された場合は、ECU5は、本処理ルーチンの実行を一旦終了する。一方、S102の処理において肯定判定された場合は、ECU5は、S103の処理へ進む。
S103の処理では、ECU5は、診断用ポンプ駆動処理を開始する。すなわち、ECU5は、ポンプ41の回転速度が前述した所定の一定回転速度となるようにポンプ41を制御する。
S104の処理では、ECU5は、圧力センサ43の検出値を読み込み、その検出値を基準圧力P0としてバックアップRAM等に記憶させる。なお、基準圧力P0を読み込むタイミングは、前記診断用ポンプ駆動処理の開始後であって、且つ圧力センサ43の検出値が安定したときである。
S105の処理では、ECU5は、還元剤添加弁4を開弁させることにより、診断用添加弁駆動処理を開始する。続いて、S106の処理では、ECU5は、タイマCを起動させる。タイマCは、診断用添加弁駆動処理の開始時点からの経過時間を計測するタイマである。
S107の処理では、ECU5は、圧力センサ43の検出値Pを読み込む。そして、ECU5は、S108の処理へ進み、前記S104の処理で読み込まれた基準圧力P0から前記S107の処理で読み込まれた圧力Pを減算することにより、圧力低下分ΔPを演算する。さらに、ECU5は、S109の処理において、圧力低下分の前回の積算値ΣΔPoldに、前記S108で算出された圧力低下分ΔPを加算することにより、診断用添加弁駆動処理の開始時点から現時点までにおける、圧力低下分の積算値ΣΔPを演算する。
S110の処理では、ECU5は、タイマの計測時間Cが所定時間T以上であるか否かを判別する。該S110の処理において否定判定された場合は、ECU5は、S107の処理へ戻る。一方、該S110の処理において肯定判定された場合は、ECU5は、S111の処理へ進む。
S111の処理では、ECU5は、前記S109の処理で算出された圧力低下分の積算値ΣΔPが上記した所定の閾値Pthre以上であるか否かを判別する。S111の処理において肯定判定された場合は、ECU5は、S112の処理へ進み、還元剤添加弁4に詰まりが発生していない(正常)と診断する。また、S111の処理において否定判定された場合は、ECU5はS113の処理へ進み、還元剤添加弁4に詰まりが発生していると診断する。ECU5は、S112又はS113の処理を実行し終えると、S114の処理へ進む。
S114の処理では、ECU5は、診断フラグに“1”をセットする。続いて、S115の処理では、ECU5は、診断用ポンプ駆動処理及び診断用添加弁駆動処理を終了することにより、診断処理を終了する。さらに、ECU5は、S116の処理において、圧力低下分の積算値ΣΔP、及びタイマCを“0”にリセットする。
以上述べたように、ポンプ41の回転速度を所定の一定回転速度に制御した状態で診断を行うことにより、ポンプ41の仕事量を一定に制御した状態で診断を行う方法に比べ、還元剤添加弁4の詰まりをより精度良く検出することが可能となる。
なお、ECU5がS103の処理を実行することにより、本発明に係わる「ポンプ制御手段」が実現される。また、ECU5がS105の処理を実行することにより、本発明に係わる「添加弁制御手段」が実現される。さらに、ECU5がS108〜S109の処理を実行することにより、本発明に係わる「演算手段」が実現される。そして、ECU5がS111〜S113の処理を実行することにより、本発明に係わる「診断手段」が実現される。
1 内燃機関
2 排気通路
3 触媒ケーシング
4 還元剤添加弁
5 ECU
9 車速センサ
40 還元剤供給路
41 ポンプ
42 タンク
43 圧力センサ
44 残量センサ

Claims (1)

  1. 内燃機関の排気通路に配置され、該排気通路を流れる排気に還元剤を添加するための還元剤添加弁と、
    前記還元剤添加弁から排気へ添加するための還元剤を貯蔵するためのタンクと、
    前記タンクに貯蔵されている還元剤を汲み上げて、前記還元剤添加弁へ向けて圧送するためのポンプと、
    前記ポンプから吐出された還元剤を前記還元剤添加弁に導くための還元剤供給路と、
    前記還元剤供給路を流れる還元剤の圧力を検出する圧力センサと、
    を備えた還元剤添加装置に適用される、還元剤添加弁の異常診断装置であって、
    前記異常診断装置は、
    前記内燃機関を搭載する車両が停止状態にあり、且つ前記内燃機関がアイドル運転状態にあるときに、前記ポンプの回転速度が所定の一定回転速度となるように該ポンプを駆動させる処理である診断用ポンプ駆動処理を実行するポンプ制御手段と、
    前記ポンプ制御手段による前記診断用ポンプ駆動処理の開始後に、前記還元剤添加弁が開弁するように該還元剤添加弁を駆動させる処理である診断用添加弁駆動処理を実行する添加弁制御手段と、
    前記診断用ポンプ駆動処理の開始後であって且つ前記診断用添加弁駆動処理の開始前における前記圧力センサの検出値に対する、前記診断用ポンプ駆動処理及び前記診断用添加弁駆動処理の双方が実行されている期間における前記圧力センサの検出値の低下分を積算する演算手段と、
    前記演算手段により演算される積算値が所定の閾値未満であれば前記還元剤添加弁に詰まりが生じていると診断し、前記演算手段により演算される積算値が前記所定の閾値以上であれば前記還元剤添加弁に詰まりが生じていないと診断する診断手段と、
    を備えることを特徴とする還元剤添加弁の異常診断装置。
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