JP2018111475A - 自動車タイヤ用異物除去用具 - Google Patents
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Abstract
【課題】自動車タイヤの溝にはまった異物を効率よく除去する手段を提供する。
【解決手段】幅広の後部と細幅の中部と二叉に広がる先部とを有する異物除去具を設け、該異物除去具において先部端にかぎ状部を突設し、一方、主体となるフレームを設けるとともに該フレーム先端において、先部接続板をフレームに設けるとともにフレーム先部に鏡を有してなる異物検知具を設け、以上の異物除去具と異物検知具との組み合わせよりなることを特徴とする。
【選択図】図8
【解決手段】幅広の後部と細幅の中部と二叉に広がる先部とを有する異物除去具を設け、該異物除去具において先部端にかぎ状部を突設し、一方、主体となるフレームを設けるとともに該フレーム先端において、先部接続板をフレームに設けるとともにフレーム先部に鏡を有してなる異物検知具を設け、以上の異物除去具と異物検知具との組み合わせよりなることを特徴とする。
【選択図】図8
Description
この発明は、自動車(以下、車と略称する)のタイヤ溝にはさまった異物を効率よく除去するための用具に関する。
従来より、車走行時などにおいてタイヤの溝部に異物がはさまることがあるが、これを除去するための市販用具は見当たらない。
路上には様々な小物物品が転がっており、釘、ビス、小石などが多い。
一方、車のタイヤにはその表面に溝部が形成されている。車走行中にこの溝部内に上記異物が車重にて押圧挿入されて、この溝部に異物を入れたまま知らずに走行を続けることもよく発生する。この状態での走行はタイヤ保全上好ましくないため、適宜にこの異物を除去することが必要となるが、これといった好適な手段が見つからないのが現状である。
本発明は以上に鑑み、車内搭載可能であるとともに、これら異物を効率よく除去するための用具を提供することを目的として発明されたものである。
一方、車のタイヤにはその表面に溝部が形成されている。車走行中にこの溝部内に上記異物が車重にて押圧挿入されて、この溝部に異物を入れたまま知らずに走行を続けることもよく発生する。この状態での走行はタイヤ保全上好ましくないため、適宜にこの異物を除去することが必要となるが、これといった好適な手段が見つからないのが現状である。
本発明は以上に鑑み、車内搭載可能であるとともに、これら異物を効率よく除去するための用具を提供することを目的として発明されたものである。
課題を解決する手段として本発明は以下の構成とした。
すなわち、幅広の後部と細幅の中部と二叉に広がる先部とを有する異物除去具を設け、該異物除去具において先部端にかぎ状部を突設し、一方、主体となるフレームを設けるとともに該フレーム先端において、先部接続板をフレームに設けるとともにフレーム先部に鏡を有してなる異物検知具を設け、以上の異物除去具と異物検知具とを組み合わせる。本発明は以上の構成よりなる自動車タイヤ用異物除去用具である。
すなわち、幅広の後部と細幅の中部と二叉に広がる先部とを有する異物除去具を設け、該異物除去具において先部端にかぎ状部を突設し、一方、主体となるフレームを設けるとともに該フレーム先端において、先部接続板をフレームに設けるとともにフレーム先部に鏡を有してなる異物検知具を設け、以上の異物除去具と異物検知具とを組み合わせる。本発明は以上の構成よりなる自動車タイヤ用異物除去用具である。
本発明は下記の効果を有する。
1.異物除去具先端にかぎ状部を突設したので、異物をこのかぎ状部にて掻き出し除去す ることができる。
2.異物検知具に鏡を設けたので、タイヤにはさまった異物の位置と状態を容易に視認検 知することができる。
3.異物除去具と異物検知具の同時使用にて、すみやかに異物を検知して除去することが できる。
4.異物除去具と異物検知具の双方を正面視において湾曲形成したので、タイヤ表面に沿 って作業することができ、車からタイヤを取り外すことなく作業することができる。
5.異物除去具と異物検知具を着脱可能に形成することにて、その収納保管を容易とする ことができる。
1.異物除去具先端にかぎ状部を突設したので、異物をこのかぎ状部にて掻き出し除去す ることができる。
2.異物検知具に鏡を設けたので、タイヤにはさまった異物の位置と状態を容易に視認検 知することができる。
3.異物除去具と異物検知具の同時使用にて、すみやかに異物を検知して除去することが できる。
4.異物除去具と異物検知具の双方を正面視において湾曲形成したので、タイヤ表面に沿 って作業することができ、車からタイヤを取り外すことなく作業することができる。
5.異物除去具と異物検知具を着脱可能に形成することにて、その収納保管を容易とする ことができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図において、1は異物除去具である。この異物除去具はビニール被覆鉄線の折曲にて形成される。この異物除去具の中部2は適宜長の直線状で、後部3は3度折曲されて図1にて示すように略三角の幅広形状となり、線端は中部に接している。
先部4は鈍角に折曲された後、内方に向けて折曲され、その先端は略直角に突出折曲され、さらに折曲されてかぎ状部5が形成される。本品は同一物が平面視線対称形に設けられてテープその他の手段にてこの対称形の物品は一体となる。
図において、1は異物除去具である。この異物除去具はビニール被覆鉄線の折曲にて形成される。この異物除去具の中部2は適宜長の直線状で、後部3は3度折曲されて図1にて示すように略三角の幅広形状となり、線端は中部に接している。
先部4は鈍角に折曲された後、内方に向けて折曲され、その先端は略直角に突出折曲され、さらに折曲されてかぎ状部5が形成される。本品は同一物が平面視線対称形に設けられてテープその他の手段にてこの対称形の物品は一体となる。
10は異物検知具である。11はビニール被覆鉄線による平面視直線状のフレーム、12は中部接続板、13は後部接続板、14はフレーム後端を直角に突出折曲してなる突出部である。15は先部接続板で、軟質発泡合成樹脂にて形成され、その後部は平面視三角形である。16はライトで、発光ダイオードを用い、電池とともに上記接続板内にライトを露出させて埋設される。17は平面状の鏡で、フレーム先端に設けられる。
以上において、異物除去具と異物検知具は相互に着脱が可能である。
すなわち、先部接続板の三角部分サイズは異物除去具の開いた先部の二叉部分内面サイズよりわずかに大きく、押圧挿入が可能である。また、突出部14における両突出部間隔は異物除去具の後部内幅よりわずかに小さく、この箇所も押圧挿入ができる。
従って、これら異物除去具を異物検知具は図6〜図7にて示すごとく、相互に押圧による着脱が可能である。なお、図2にて示すように、異物除去具の中部は正面視においてかぎ状部を内側にして緩やかに湾曲し、異物検知具は中部接続板の後端近傍フレームと、先部接続板の近傍のフレームを図4のごとく鈍角に折曲される。
すなわち、先部接続板の三角部分サイズは異物除去具の開いた先部の二叉部分内面サイズよりわずかに大きく、押圧挿入が可能である。また、突出部14における両突出部間隔は異物除去具の後部内幅よりわずかに小さく、この箇所も押圧挿入ができる。
従って、これら異物除去具を異物検知具は図6〜図7にて示すごとく、相互に押圧による着脱が可能である。なお、図2にて示すように、異物除去具の中部は正面視においてかぎ状部を内側にして緩やかに湾曲し、異物検知具は中部接続板の後端近傍フレームと、先部接続板の近傍のフレームを図4のごとく鈍角に折曲される。
次に、本発明の使用について説明する。まず、組み合わさった異物除去具と異物検知具を分離する。図7にて示すように、双方物品の中程には空隙があるので、ここに手を差し入れて容易に分離できる。図12にて示すように、例えば左手に異物検知具を持ち、右手に異物除去具を持って異物検知具の鏡をタイヤ表面に向けて角度や位置を変えながら異物を探し出す作業を行う。
異物を視認検知すると、異物除去具のかぎ状部先端を異物にあてがい、かき出して除去する。図にて示すように、このかぎ状部は鉄線の二段折曲形状であるために、異物を捕らえてかき出すことができる。この異物除去具は後部は広がった形状であるので、ここに手首を当て、中央部を握ることにてこの異物除去具をしっかりと保持して作業することができる。
この双方物品は正面視湾曲形状のため、タイヤを車から外すことなく作業することができる。異物除去具の先は二叉形状になっているので、異物に近い方のかぎ状部を利用して作業を行うことができる。
作業終了後は、双方物品を組み合わせ一体化して車内へ収納保管することができる。
異物を視認検知すると、異物除去具のかぎ状部先端を異物にあてがい、かき出して除去する。図にて示すように、このかぎ状部は鉄線の二段折曲形状であるために、異物を捕らえてかき出すことができる。この異物除去具は後部は広がった形状であるので、ここに手首を当て、中央部を握ることにてこの異物除去具をしっかりと保持して作業することができる。
この双方物品は正面視湾曲形状のため、タイヤを車から外すことなく作業することができる。異物除去具の先は二叉形状になっているので、異物に近い方のかぎ状部を利用して作業を行うことができる。
作業終了後は、双方物品を組み合わせ一体化して車内へ収納保管することができる。
以上、本発明について記したが、本発明は異物検知具と異物除去具を併用して作業を行うところにその特徴を有するものである。従来はこのような手段がなく、タイヤ溝にはまった異物の除去が困難で、状況によっては車からタイヤを取り外さねばならないものであった。車の前輪はハンドル操作にてタイヤ方向を変えられるので、まだ作業しやすいが後輪はタイヤ方向変換不能のため、上記作業が困難であった。
また、一般の作業工具は直線状のため、それなりの作業スペースを必要とし、この作業スペースの少ないタイヤに対する作業は困難だったのである。タイヤ溝部にはさまった異物除去のためには、その異物の位置と状態の視認と、視認した異物除去の2つの作業が必要となる。そのために、本発明は異物除去具と異物検知具を併用する手段とし、かつ、この双方物品を正面視において湾曲形状に形成したのである。
これにより、タイヤ外面の円弧形に沿った作業を行うことができるとともに、少ない作業スペースでの作業を可能としたのである。
また、一般の作業工具は直線状のため、それなりの作業スペースを必要とし、この作業スペースの少ないタイヤに対する作業は困難だったのである。タイヤ溝部にはさまった異物除去のためには、その異物の位置と状態の視認と、視認した異物除去の2つの作業が必要となる。そのために、本発明は異物除去具と異物検知具を併用する手段とし、かつ、この双方物品を正面視において湾曲形状に形成したのである。
これにより、タイヤ外面の円弧形に沿った作業を行うことができるとともに、少ない作業スペースでの作業を可能としたのである。
なお、異物検知具の後部接続板後端を薄い細幅とすることで、マイナスドライバーとして用いることができる。また、異物除去具のかぎ状部に着磁することで、除去したビス等を磁着させて容易に取り出すことができる。異物除去具のかぎ状部端は線材断面形状であるが、必要に応じてこれを薄板状とし、さらにその薄板状部にU字形溝等を設けることで異物を掻き出しやすくなると思われる。
あるいは、2つのかぎ状部の角度を各々異なるものとして、異物状況に対応しやすいものとすることができる。鏡は本例では平板状としたが、必要に応じてこの鏡を可撓性接続部を介して設けることにより、鏡の角度変更にて視認しやすくすることができる。
この鏡は平板に限らず、凸面鏡や凹面鏡とすることもできる。
本発明品サイズは適宜に設計すればよいが、車のダッシュボードに収まるサイズとすれば、その収納保管に便利である。
以上のごとく、本発明によってタイヤにはさまった異物の除去に有用なる物品を得ることができる。
あるいは、2つのかぎ状部の角度を各々異なるものとして、異物状況に対応しやすいものとすることができる。鏡は本例では平板状としたが、必要に応じてこの鏡を可撓性接続部を介して設けることにより、鏡の角度変更にて視認しやすくすることができる。
この鏡は平板に限らず、凸面鏡や凹面鏡とすることもできる。
本発明品サイズは適宜に設計すればよいが、車のダッシュボードに収まるサイズとすれば、その収納保管に便利である。
以上のごとく、本発明によってタイヤにはさまった異物の除去に有用なる物品を得ることができる。
1 異物除去具
2 中部
3 後部
4 先部
5 かぎ状部
10 異物検知具
11 フレーム
12 中部接続板
13 後部接続板
14 突出部
15 先部接続板
16 ライト
17 鏡
2 中部
3 後部
4 先部
5 かぎ状部
10 異物検知具
11 フレーム
12 中部接続板
13 後部接続板
14 突出部
15 先部接続板
16 ライト
17 鏡
Claims (3)
- 幅広の後部と細幅の中部と二叉に広がる先部とを有する異物除去具を設け、該異物除去具において先部端にかぎ状部を突設し、一方、主体となるフレームを設けるとともに該フレーム先端において、先部接続板をフレームに設けるとともにフレーム先部に鏡を有してなる異物検知具を設け、以上の異物除去具と異物検知具との組み合わせよりなることを特徴とする自動車タイヤ用異物除去用具。
- 異物検知具において、先部接続板の後端を異物除去具先部の二叉開始部分よりわずかに大きい三角形状とし、突出部間隔を異物除去具後部の細幅部分よりわずかに小さく形成することにて、異物除去具と異物検知具の相互着脱を可能としてなる請求項1記載の自動車タイヤ用異物除去用具。
- 先部接続板内にライトと電池を内蔵させるとともに、該ライトを鏡面方向に露出させてなる請求項1または2記載の自動車タイヤ用異物除去用具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017012522A JP2018111475A (ja) | 2017-01-10 | 2017-01-10 | 自動車タイヤ用異物除去用具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017012522A JP2018111475A (ja) | 2017-01-10 | 2017-01-10 | 自動車タイヤ用異物除去用具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018111475A true JP2018111475A (ja) | 2018-07-19 |
Family
ID=62911733
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017012522A Pending JP2018111475A (ja) | 2017-01-10 | 2017-01-10 | 自動車タイヤ用異物除去用具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018111475A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110723113A (zh) * | 2019-10-14 | 2020-01-24 | 刘辉煌 | 一种轮胎石子粒刮除设备 |
JP2020175769A (ja) * | 2019-04-18 | 2020-10-29 | 京都機械工具株式会社 | タイヤ用異物除去工具 |
-
2017
- 2017-01-10 JP JP2017012522A patent/JP2018111475A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020175769A (ja) * | 2019-04-18 | 2020-10-29 | 京都機械工具株式会社 | タイヤ用異物除去工具 |
JP7193850B2 (ja) | 2019-04-18 | 2022-12-21 | 京都機械工具株式会社 | タイヤ用異物除去工具 |
CN110723113A (zh) * | 2019-10-14 | 2020-01-24 | 刘辉煌 | 一种轮胎石子粒刮除设备 |
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