JP2018108712A - 反り経時変化データ収集システム - Google Patents

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高明 掛上
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康二 衣斐
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Takushi Yano
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Abstract

【課題】コルゲータでの段ボールシートの反りの状態と、ストレージラインの製函機の側の端部での段ボールシートの反りの状態との相関関係を把握可能とする。【解決手段】コルゲータ2に配置された第1の反り検出装置31と、ストレージライン3の製函機4の側の端部に配置された第2の反り検出装置32と、ストレージライン3の周囲温度を検出する周囲温度センサと、第1の反り検出装置31で検出した段ボールシート1の反りの状態と、第2の反り検出装置32で検出した段ボールシート1の反りの状態と、周囲温度センサで検出したストレージライン3の周囲温度データとを相互に対応づけて記憶するデータ記憶装置とを有する反り経時変化データ収集システムを提供する。【選択図】図1

Description

この発明は、コルゲータで段ボールシートを生産した後の段ボールシートの反りの経時変化のデータを収集することが可能な反り経時変化データ収集システムに関する。
段ボールシートを生産するコルゲータにおいては、まず、シングルフェーサとダブルフェーサで進行方向に途切れることなく連続する段ボールシートが形成され、次に、ダブルフェーサの下流側に配置されたスリッタで段ボールシートが進行方向に沿って複数条に切断され、その後、スリッタの下流側に配置されたカットオフで段ボールシートが進行方向に直交する方向に沿って切断して枚葉とされ、その枚葉の段ボールシートがコルゲータの下流側の端部に位置するシートスタッカで積み上げられてシート山となり、そのシート山の状態でコルゲータから排出される。
コルゲータから排出されたシート山は、コルゲータの下流側に配置されたストレージラインに送り込まれる。ストレージラインは、コルゲータにおける段ボールシートの生産スピードと、その後の製函機における段ボールシートの印刷や打抜きの処理スピードとの差を吸収するために、複数のシート山を溜めるコンベヤラインである。
ストレージラインに受け入れられたシート山は、通常、30分〜1時間程度の時間を経た後、ストレージラインの下流側に配置された製函機に送り込まれる。製函機は、段ボールシートに1枚ずつ加工を施す装置であり、例えば、段ボールシートに1枚ずつ印刷を施す印刷機や、段ボールシートに1枚ずつ印刷と溝切りと接合とを施すフレキソフォルダグルアや、段ボールシートに1枚ずつ打抜きを施すダイカッタなどが挙げられる。
上記のようなコルゲータで段ボールシートを生産するにあたっては、段ボールシートの反りを防止するため、コルゲータの下流側領域で段ボールシートの反りを検出し、その反りに応じて、コルゲータの上流側領域で段ボールシートの表ライナ側または裏ライナ側に付与される熱量や水分量を制御したり、表ライナと裏ライナの張力配分を制御したりすることが行なわれている(例えば、特許文献1〜4)。
特開平10−128881号公報 特開平1−274009号公報 特開2007−112023公報 特開2007−112024公報
しかしながら、コルゲータにおける熱量の制御、水分量の制御、張力の制御などを行なうことで、コルゲータで生産した直後の段ボールシートの反りを無くすことができても、経時的に反りが発生する問題がある。
すなわち、コルゲータで段ボールシートを生産した直後の時点では、段ボールシートの温度が比較的高く、また、段ボールシートの水分量も比較的多いが、その後、時間が経過するにつれて、段ボールシートの温度が低下するとともに、段ボールシートの水分も蒸発する。そのため、段ボールシートがコルゲータで生産されてからストレージラインを経由して製函機に送り込まれるまでの間に、段ボールシートの反りの状態は、経時的に変化する。そして、コルゲータで生産した直後の時点において段ボールシートに反りが無い場合であっても、その後、段ボールシートがストレージラインに滞留している間に段ボールシートの反りの状態が経時的に変化し、製函機で段ボールシートを加工する時点では、好ましくない反りが段ボールシートに発生している場合があった。
ここで、本願の発明者らは、コルゲータでの段ボールシートの反りの状態と、ストレージラインの製函機の側の端部での段ボールシートの反りの状態との相関関係を把握することができれば、製函機で加工される時点での段ボールシートの反りの状態を最適なものとするためのコルゲータでの理想の反りの状態を知ることができる点に着目した。つまり、ストレージラインの周囲温度等に応じてコルゲータのプロセスデータを変化させることで、製函機で加工される時点での段ボールシートの反りの状態が最適なものとなるように、コルゲータでの段ボールシートの反りの状態を制御することが可能となる。
この発明が解決しようとする課題は、コルゲータでの段ボールシートの反りの状態と、ストレージラインの製函機の側の端部での段ボールシートの反りの状態との相関関係を把握可能とすることである。
上記課題を解決するため、この発明では、以下の構成の反り経時変化データ収集システムを提供する。
具体的には、段ボールシートを生産し、その段ボールシートを積み上げてシート山の状態で排出するコルゲータと、
前記コルゲータからシート山を受け入れ、複数のシート山を溜めるストレージラインと、
前記ストレージラインからシート山を受け入れ、そのシート山を構成する段ボールシートに1枚ずつ加工を施す製函機と、
前記コルゲータに配置され、前記コルゲータでの前記段ボールシートの反りの状態を検出する第1の反り検出装置と、
前記ストレージラインの前記製函機の側の端部に配置され、前記第1の反り検出装置で反りの状態を検出した段ボールシートを含むシート山が到達したときに、そのシート山に含まれる段ボールシートの反りの状態を検出する第2の反り検出装置と、
前記ストレージラインの周囲温度を検出する周囲温度センサと前記ストレージラインの周囲湿度を検出する周囲湿度センサのうちの少なくとも一方のセンサと、
前記第1の反り検出装置で検出した段ボールシートの反りの状態と、前記第2の反り検出装置で検出した段ボールシートの反りの状態と、前記少なくとも一方のセンサで検出されたストレージラインの周囲データとを相互に対応づけて記憶するデータ記憶装置と、
を有する反り経時変化データ収集システムを提供する。
このようにすると、第1の反り検出装置で検出したコルゲータでの段ボールシートの反りの状態と、その段ボールシートを含むシート山がストレージラインの製函機の側の端部にきたときに第2の反り検出装置で検出した段ボールシートの反りの状態と、ストレージラインの周囲データとを相互に対応づけた状態でデータ記憶装置に記憶することができる。そして、このデータ記憶装置に記憶したデータに基づいて、コルゲータでの段ボールシートの反りの状態と、ストレージラインの製函機の側の端部での段ボールシートの反りの状態との相関関係を把握すれば、製函機で加工される時点での段ボールシートの反りの状態を最適なものとするためのコルゲータでの理想の反りの状態を知ることが可能となる。つまり、ストレージラインの周囲温度等に応じてコルゲータのプロセスデータを変化させることで、製函機で加工される時点での段ボールシートの反りの状態が最適なものとなるように、コルゲータでの段ボールシートの反りの状態を制御することが可能となる。
前記コルゲータが、生産中の段ボールシートを構成する表ライナ、裏ライナ、中しんのそれぞれの紙質データを出力する生産管理装置を有する場合、前記データ記憶装置は、前記生産管理装置から、前記第1の反り検出装置で反りの状態を検出した段ボールシートを構成する表ライナ、裏ライナ、中しんのそれぞれの紙質データを取得し、前記紙質データを更に対応づけて記憶するものを採用すると好ましい。
このようにすると、データ記憶装置に記憶されるデータに、反りの状態を検出した段ボールシートを構成する表ライナ、裏ライナ、中しんのそれぞれの紙質データが加わるので、コルゲータでの段ボールシートの反りの状態と、ストレージラインの製函機の側の端部での段ボールシートの反りの状態との相関関係を、より精度よく把握することが可能となる。
前記コルゲータが、生産中の段ボールシートの表ライナ側の水分および裏ライナ側の水分をそれぞれ検出するシート水分センサを有する場合、前記データ記憶装置は、前記シート水分センサから、前記第1の反り検出装置で反りの状態を検出した段ボールシートの表ライナ側の水分および裏ライナ側の水分データをそれぞれ取得し、その取得した水分データを更に対応づけて記憶するものを採用すると好ましい。
このようにすると、データ記憶装置に記憶されるデータに、反りの状態を検出した段ボールシートの表ライナ側の水分および裏ライナ側の水分データが加わるので、コルゲータでの段ボールシートの反りの状態と、ストレージラインの製函機の側の端部での段ボールシートの反りの状態との相関関係を、より精度よく把握することが可能となる。
前記コルゲータが、生産中の段ボールシートの温度を検出するシート温度センサを更に有する場合、前記データ記憶装置は、前記シート温度センサから、前記第1の反り検出装置で反りの状態を検出した段ボールシートの温度データを取得し、その取得した段ボールシートの温度データを更に対応づけて記憶するものを採用すると好ましい。
このようにすると、データ記憶装置に記憶されるデータに、反りの状態を検出した段ボールシートの温度データが加わるので、コルゲータでの段ボールシートの反りの状態と、ストレージラインの製函機の側の端部での段ボールシートの反りの状態との相関関係を、より精度よく把握することが可能となる。
この発明の反り経時変化データ収集システムを用いると、第1の反り検出装置で検出したコルゲータでの段ボールシートの反りの状態と、その段ボールシートを含むシート山がストレージラインの製函機の側の端部にきたときに第2の反り検出装置で検出した段ボールシートの反りの状態と、ストレージラインの周囲データとを相互に対応づけた状態でデータ記憶装置に記憶することができる。そして、このデータ記憶装置に記憶したデータに基づいて、コルゲータでの段ボールシートの反りの状態と、ストレージラインの製函機の側の端部での段ボールシートの反りの状態との相関関係を把握すれば、製函機で加工される時点での段ボールシートの反りの状態を最適なものとするためのコルゲータでの理想の反りの状態を知ることが可能となる。つまり、ストレージラインの周囲温度等に応じてコルゲータのプロセスデータを変化させることで、製函機で加工される時点での段ボールシートの反りの状態が最適なものとなるように、コルゲータでの段ボールシートの反りの状態を制御することが可能となる。
この発明の実施形態の反り経時変化データ収集システムを適用した段ボール工場の一部を示す平面図 この発明の実施形態の反り経時変化データ収集システムのブロック図 図1の第1の反り検出装置の近傍の斜視図 図1の第2の反り検出装置の近傍の正面図
図1に、この発明の実施形態の反り経時変化データ収集システムを適用した段ボール工場の一部を示す。この段ボール工場は、段ボールシート1を生産するコルゲータ2と、コルゲータ2の下流側に配置されたストレージライン3と、ストレージライン3の下流側に配置された製函機4とを有する。
コルゲータ2は、図示しないシングルフェーサおよびダブルフェーサから送り込まれる進行方向に途切れることなく連続する段ボールシート1aを、進行方向に沿って複数条に切断するスリッタ5と、スリッタ5の下流側で段ボールシート1aを進行方向に直交する方向に沿って切断して枚葉とするカットオフ6と、カットオフ6で枚葉とされた段ボールシート1を積み上げてシート山7とするシートスタッカ8と、シートスタッカ8で形成されたシート山7をコルゲータ2の流れ方向(図の上下方向)と直交する方向に排出する排出コンベヤ9とを有する。
シートスタッカ8は、段ボールシート1を進行方向の前後にずれて重なった状態(いわゆるラップ状態)で搬送するオーバーラップコンベヤ10と、そのオーバーラップコンベヤ10の下流端から排出される段ボールシート1を受け入れてシート山7を形成するシート積載部11とを有する。シート積載部11は、シート山7の高さが所定の高さに達するごとに、そのシート山7をコルゲータ2の流れ方向と直交する方向に送り出す。排出コンベヤ9は、シートスタッカ8のシート積載部11から送り出されたシート山7を、コルゲータ2の流れ方向と直交する方向に搬送し、ストレージライン3に受け渡す。
以上のように、コルゲータ2は、シートスタッカ8の上流側で生産した段ボールシート1をシートスタッカ8で積み上げてシート山7の状態とし、そのシート山7をコルゲータ2の流れ方向と直交する方向に搬送してストレージライン3に排出する構成とされている。
ストレージライン3は、コルゲータ2における段ボールシート1の生産スピードと、その後の製函機4における段ボールシート1の印刷や打抜きの処理スピードとの差を吸収するために、複数のシート山7を溜めるコンベヤラインである。ストレージライン3は、受け入れコンベヤ20とストレージコンベヤ21とトラバーサ22と待機コンベヤ23とを有する。
受け入れコンベヤ20は、コルゲータ2の排出コンベヤ9から排出されるシート山7を順次受け入れ、そのシート山7を複数のストレージコンベヤ21に選択的に搬送する。受け入れコンベヤ20は、コルゲータ2の排出コンベヤ9から受け入れたシート山7をコルゲータ2の流れ方向と平行に搬送し、そのシート山7が、複数のストレージコンベヤ21のうちあらかじめ設定されたいずれかのストレージコンベヤ21と交差する位置に到達すると、シート山7をコルゲータ2の流れ方向と直交する方向に移動させてストレージコンベヤ21に送り出すように構成されている。
受け入れコンベヤ20は、例えば、各ストレージコンベヤ21の上流側端部に隣接して配置したクロスコンベヤ(コルゲータ2の流れ方向とこれに直交する方向の両方向にシート山7を搬送可能なコンベヤ)と、それらのクロスコンベヤをコルゲータ2の流れ方向と平行につなぐコンベヤとで構成したものを採用することができる。また、受け入れコンベヤ20として、コルゲータ2の流れ方向と直交する方向にシート山7を搬送するコンベヤと、そのコンベヤにシート山7を載せた状態でコンベヤをコルゲータ2の流れ方向と平行に移動させるコンベヤ移動装置とからなるものを採用してもよい。
ストレージコンベヤ21は、コルゲータ2の流れ方向と直交する方向に延びる複数列のコンベヤである。各ストレージコンベヤ21は、受け入れコンベヤ20からシート山7を順次受け入れ、その受け入れたシート山7を一列に並んだ状態で保持する。そして、ストレージコンベヤ21の下流側端部に位置するシート山7を、順次トラバーサ22に受け渡し、ストレージコンベヤ21上の残りのシート山7を製函機4の側に移動させる。
トラバーサ22は、各ストレージコンベヤ21の下流側端部から受け渡されたシート山7を、複数の待機コンベヤ23に選択的に搬送する。トラバーサ22は、コルゲータ2の流れ方向と直交する方向にシート山7を搬送するコンベヤと、そのコンベヤにシート山7を載せた状態でコンベヤをコルゲータ2の流れ方向と平行に移動させるコンベヤ移動装置とからなる。
待機コンベヤ23は、トラバーサ22から受け入れたシート山7を製函機4の直前で待機させる。そして、製函機4で一定量の段ボールシート1が処理されるごとに、製函機4に向けてシート山7を送り出す。シート山7は、コルゲータ2から排出された後、通常、30分〜1時間程度の時間をかけてストレージライン3を通過し、製函機4に送り込まれる。
製函機4は、段ボールシート1に1枚ずつ加工を施す装置であり、例えば、段ボールシート1に1枚ずつ印刷を施す印刷機や、段ボールシート1に1枚ずつ印刷と溝切りと接合とを施すフレキソフォルダグルアや、段ボールシート1に1枚ずつ打抜きを施すダイカッタである。各製函機4の入口側には、オートフィーダ24が設けられている。オートフィーダ24は、ストレージライン3から受け入れたシート山7を一部ずつ崩して製函機4に供給する。製函機4は、オートフィーダ24から供給された段ボールシート1を1枚ずつ機内に送り込んで印刷等の加工を施す。
図1に示す段ボール工場において、コルゲータ2で段ボールシート1を生産した直後の時点では、段ボールシート1の温度が比較的高く、また、段ボールシート1の水分量も比較的多いが、その後、時間が経過するにつれて、段ボールシート1の温度が低下するとともに、段ボールシート1の水分も蒸発する。そのため、段ボールシート1がコルゲータ2で生産されてからストレージライン3を経由して製函機4に送り込まれるまでの間に、段ボールシート1の反りの状態は、経時的に変化する。そして、コルゲータ2で生産した直後の時点において段ボールシート1に反りが無い場合であっても、その後、段ボールシート1がストレージライン3に滞留している間に段ボールシート1の反りの状態が経時的に変化し、製函機4で段ボールシート1を加工する時点では、好ましくない反りが段ボールシート1に発生している場合がある。
ここで、コルゲータ2での段ボールシート1の反りの状態と、ストレージライン3の製函機4の側の端部での段ボールシート1の反りの状態との相関関係を把握することができれば、製函機4で加工される時点での段ボールシート1の反りの状態を最適なものとするためのコルゲータ2での理想の反りの状態を知ることができる。そして、ストレージライン3の周囲温度等に応じてコルゲータ2のプロセスデータを変化させることで、製函機4で加工される時点での段ボールシート1の反りの状態が最適なものとなるように、コルゲータ2での段ボールシート1の反りの状態を制御することが可能となる。
そこで、この実施形態では、コルゲータ2での段ボールシート1の反りの状態と、ストレージライン3の製函機4の側の端部での段ボールシート1の反りの状態との相関関係を把握するため、図2に示すように、コルゲータ2での段ボールシート1の反りの状態を検出する第1の反り検出装置31と、ストレージライン3の製函機4の側の端部での段ボールシート1の反りの状態を検出する第2の反り検出装置32と、ストレージライン3の周囲温度を検出する周囲温度センサ33と、ストレージライン3の周囲湿度を検出する周囲湿度センサ34と、コルゲータ2で生産中の段ボールシート1aの表ライナ側の水分および裏ライナ側の水分をそれぞれ検出するシート水分センサ35と、コルゲータ2で生産中の段ボールシート1aの温度を検出するシート温度センサ36と、コルゲータ2で生産中の段ボールシート1の表ライナ、裏ライナ、中しんの紙質に応じてコルゲータ2の各構成装置を制御する生産管理装置37と、これらの装置およびセンサから取得したデータを記憶するデータ記憶装置38とを有する反り経時変化データ収集システム30を採用している。
図1に示すように、第1の反り検出装置31は、コルゲータ2のシートスタッカ8に配置されており、シートスタッカ8のオーバーラップコンベヤ10上での段ボールシート1の反りの状態を検出する。また、第2の反り検出装置32は、ストレージライン3の製函機4の側の端部に配置されている。
図3に示すように、第1の反り検出装置31は、例えば、オーバーラップコンベヤ10で搬送中の段ボールシート1の上面の高さを検出する高さセンサである。高さセンサは、段ボールシート1の上面にレーザー光を照射しながらそのレーザー光を段ボールシート1の進行方向と直交する方向に走査するレーザー発光部39と、レーザー発光部39の位置から段ボールシート1の進行方向にずれた位置で段ボールシート1の上面からの反射光を受光する受光部40とを有する。この第1の反り検出装置31は、オーバーラップコンベヤ10上の段ボールシート1の上面の各位置の高さを検出することで、段ボールシート1の反りの状態を検出する。段ボールシート1の反りの状態とは、例えば、2点計測の反り(平らな測定台に載せた段ボールシート1の幅方向または流れ方向の両端部の測定台からの距離の平均)、4点計測の反り(平らな測定台に載せた段ボールシート1の4隅部の測定台からの距離の平均)、ねじれ量(平らな測定台に載せた段ボールシート1の一対の対角部の測定台からの距離の和と、もう一対の対角部の測定台からの距離の和の差分)などである。
この実施形態では、第1の反り検出装置31をオーバーラップコンベヤ10に設けているが、第1の反り検出装置31は、オーバーラップコンベヤ10にかえてシート積載部11に設けてもよく、排出コンベヤ9に設けてもよい。
図4に示すように、第2の反り検出装置32は、例えば、待機コンベヤ23の上にあるシート山7の一番上の段ボールシート1の上面の高さを検出する高さセンサである。第2の反り検出装置32は、第1の反り検出装置31と同様にレーザー光を用いて高さを検出する構成のものを採用することができる。第2の反り検出装置32は、第1の反り検出装置31で反りの状態を検出した段ボールシート1を含むシート山7が、ストレージライン3を通過して待機コンベヤ23に到達したときに、そのシート山7に含まれる段ボールシート1の反りの状態を検出する。この実施形態では、第2の反り検出装置32を待機コンベヤ23に設けているが、第2の反り検出装置32は、トラバーサ22に設けてもよく、ストレージコンベヤ21の下流側端部に設けてもよい。
データ記憶装置38は、第1の反り検出装置31で検出した段ボールシート1の反りの状態と、第2の反り検出装置32で検出した段ボールシート1の反りの状態と、周囲温度センサ33で検出したストレージライン3の周囲温度データと、周囲湿度センサ34で検出したストレージライン3の周囲湿度データとを対応づけて記憶する。また、データ記憶装置38は、シート水分センサ35から、第1の反り検出装置31で反りの状態を検出した段ボールシート1の表ライナ側の水分および裏ライナ側の水分データをそれぞれ取得し、シート温度センサ36から、第1の反り検出装置31で反りの状態を検出した段ボールシート1の温度データを取得し、生産管理装置37から、第1の反り検出装置31で反りの状態を検出した段ボールシート1を構成する表ライナ、裏ライナ、中しんのそれぞれの紙質データ(坪量など)を取得し、これらのデータも更に対応づけて記憶する。
この実施形態の反り経時変化データ収集システム30を用いると、第1の反り検出装置31で検出したコルゲータ2での段ボールシート1の反りの状態と、その段ボールシート1を含むシート山7がストレージライン3の製函機4の側の端部にきたときに第2の反り検出装置32で検出した段ボールシート1の反りの状態と、ストレージライン3の周囲温度データと、ストレージライン3の周囲湿度データと、第1の反り検出装置31で反りの状態を検出した段ボールシート1を構成する表ライナ、裏ライナ、中しんのそれぞれの紙質データと、第1の反り検出装置31で反りの状態を検出した段ボールシート1の温度データと、第1の反り検出装置31で反りの状態を検出した段ボールシート1の表ライナ側の水分および裏ライナ側の水分データとを相互に対応づけた状態でデータ記憶装置38に記憶することができる。そして、このデータ記憶装置38に記憶したデータに基づいて、コルゲータ2での段ボールシート1の反りの状態と、ストレージライン3の製函機4の側の端部での段ボールシート1の反りの状態との相関関係を把握すれば、製函機4で加工される時点での段ボールシート1の反りの状態を最適なものとするためのコルゲータ2での理想の反りの状態を知ることが可能となる。
すなわち、周囲温度センサ33で検出されるストレージライン3の周囲温度、周囲湿度センサ34で検出されるストレージライン3の周囲湿度、シート水分センサ35で検出されるコルゲータ2での段ボールシート1の水分量、シート温度センサ36で検出されるコルゲータ2での段ボールシート1の温度、段ボールシート1を構成する表ライナ、裏ライナ、中しんの紙質などのデータを生産管理装置37に取得し、その各データに応じて生産管理装置37におけるコルゲータ2の各プロセスデータを変化させることで、製函機4で加工される時点での段ボールシート1の反りの状態が最適なものとなるように、コルゲータ2での段ボールシート1の反りの状態を制御することが可能となる。
反り経時変化データ収集システム30として、上記実施形態のように周囲温度センサ33と周囲湿度センサ34をいずれも備えた構成のものを採用すると、コルゲータ2での段ボールシート1の反りの状態と、ストレージライン3の製函機4の側の端部での段ボールシート1の反りの状態との相関関係をより精度よく把握することが可能となるが、本発明の反り経時変化データ収集システム30は、周囲温度センサ33と周囲湿度センサ34のうち、周囲温度センサ33のみを備えるように構成することも可能であり、周囲湿度センサ34のみを備えるように構成することも可能である。
1 段ボールシート
2 コルゲータ
3 ストレージライン
4 製函機
7 シート山
30 反り経時変化データ収集システム
31 第1の反り検出装置
32 第2の反り検出装置
33 周囲温度センサ
34 周囲湿度センサ
35 シート水分センサ
36 シート温度センサ
37 生産管理装置
38 データ記憶装置

Claims (4)

  1. 段ボールシート(1)を生産し、その段ボールシート(1)を積み上げてシート山(7)の状態で排出するコルゲータ(2)と、
    前記コルゲータ(2)からシート山(7)を受け入れ、複数のシート山(7)を溜めるストレージライン(3)と、
    前記ストレージライン(3)からシート山(7)を受け入れ、そのシート山(7)を構成する段ボールシート(1)に1枚ずつ加工を施す製函機(4)と、
    前記コルゲータ(2)に配置され、前記コルゲータ(2)での前記段ボールシート(1)の反りの状態を検出する第1の反り検出装置(31)と、
    前記ストレージライン(3)の前記製函機(4)の側の端部に配置され、前記第1の反り検出装置(31)で反りの状態を検出した段ボールシート(1)を含むシート山(7)が到達したときに、そのシート山(7)に含まれる段ボールシート(1)の反りの状態を検出する第2の反り検出装置(32)と、
    前記ストレージライン(3)の周囲温度を検出する周囲温度センサ(33)と前記ストレージライン(3)の周囲湿度を検出する周囲湿度センサ(34)のうちの少なくとも一方のセンサ(33,34)と、
    前記第1の反り検出装置(31)で検出した段ボールシート(1)の反りの状態と、前記第2の反り検出装置(32)で検出した段ボールシート(1)の反りの状態と、前記少なくとも一方のセンサ(33,34)で検出されたストレージライン(3)の周囲データとを相互に対応づけて記憶するデータ記憶装置(38)と、
    を有する反り経時変化データ収集システム。
  2. 前記コルゲータ(2)は、生産中の段ボールシート(1)を構成する表ライナ、裏ライナ、中しんのそれぞれの紙質データを出力する生産管理装置(37)を有し、
    前記データ記憶装置(38)は、前記生産管理装置(37)から、前記第1の反り検出装置(31)で反りの状態を検出した段ボールシート(1)を構成する表ライナ、裏ライナ、中しんのそれぞれの紙質データを取得し、その取得した紙質データを更に対応づけて記憶する請求項1に記載の反り経時変化データ収集システム。
  3. 前記コルゲータ(2)は、生産中の段ボールシート(1)の表ライナ側の水分および裏ライナ側の水分をそれぞれ検出するシート水分センサ(35)を更に有し、
    前記データ記憶装置(38)は、前記シート水分センサ(35)から、前記第1の反り検出装置(31)で反りの状態を検出した段ボールシート(1)の表ライナ側の水分および裏ライナ側の水分データをそれぞれ取得し、その取得した水分データを更に対応づけて記憶する請求項1または2に記載の反り経時変化データ収集システム。
  4. 前記コルゲータ(2)は、生産中の段ボールシート(1)の温度を検出するシート温度センサ(36)を更に有し、
    前記データ記憶装置(38)は、前記シート温度センサ(36)から、前記第1の反り検出装置(31)で反りの状態を検出した段ボールシート(1)の温度データを取得し、その取得した段ボールシート(1)の温度データを更に対応づけて記憶する請求項1から3のいずれかに記載の反り経時変化データ収集システム。
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