JP2018108613A - 足付け用研磨材、目消し用研磨材及び塗装方法 - Google Patents

足付け用研磨材、目消し用研磨材及び塗装方法 Download PDF

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陽一 仲田
Yoichi Nakada
陽一 仲田
道広 大石
Michihiro Oishi
道広 大石
任弘 高階
Takahiro Takashina
任弘 高階
秀幸 岡田
Hideyuki Okada
秀幸 岡田
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Abstract

【課題】被塗装面に均一な粗面化を施すことが可能な足付け用研磨材、及び、塗装面の凹凸を効率的に均して、製品外観を改善することが可能な目消し用研磨材を提供すること。【解決手段】布基材と、砥粒及び結合剤を含む複数の立体要素と、布基材の一方面側に設けられ、布基材と前記立体要素とを接合する接着層と、を備える、足付け用研磨材又は目消し用研磨材。【選択図】なし

Description

本発明は、足付け用研磨材、目消し用研磨材及び塗装方法に関する。
従来から、自動車の車体等の塗装に際して、塗装前に被塗装面と塗膜との接着性の向上等を目的として、被塗装面を粗面化する足付けと呼ばれる処理が行われている(特許文献1参照)。
また、塗装後の塗装面に対しては、塗装面の凹凸を均して外観を良好にするため、目消しと呼ばれる処理が行われている(特許文献2参照)。
特開2009−125630号公報 特開2002−018351号公報
本発明の一側面は、被塗装面に均一な粗面化を施すことが可能な足付け用研磨材に関する。また、本発明の他の一側面は、塗装面の凹凸を効率的に均して、製品外観を改善することが可能な目消し用研磨材に関する。また、本発明の更に他の一側面は、上記足付け用研磨材、及び/又は、上記目消し用研磨材を用いた塗装方法に関する。
本発明の一実施態様は、布基材と、砥粒及び結合剤を含む複数の立体要素と、布基材の一方面側に設けられ、布基材と立体要素とを接合する接着層と、を備える、足付け用研磨材に関する。
上記足付け用研磨材において、砥粒の平均粒径は10〜100μmであってよい。
上記足付け用研磨材において、立体要素の高さは10〜1000μmであってよい。
上記足付け用研磨材において、立体要素の形状は錐体構造又は錐台構造であってよい。
上記足付け用研磨材において、布基材のスティフネス値は0.01〜40g/12.7mmであってよい。
上記足付け用研磨材において、布基材の坪量は6〜1000g/mであってよい。
本発明の他の一実施態様は、布基材と、砥粒及び結合剤を含む複数の立体要素と、布基材の一方面側に設けられ、布基材と立体要素とを接合する接着層と、を備える、目消し用研磨材に関する。
上記目消し用研磨材において、砥粒の平均粒径は0.2〜50μmであってよい。
上記目消し用研磨材において、立体要素の高さは10〜150μmであってよい。
上記目消し用研磨材において、立体要素の形状は錐体構造又は錐台構造であってよい。
上記目消し用研磨材において、布基材のスティフネス値は0.01〜40g/12.7mmであってよい。
上記目消し用研磨材において、布基材の坪量は6〜1000g/mであってよい。
上記目消し用研磨材は、サンダーに取付けて400mm×450mmの塗装パネル10枚を2分間ずつ研磨し、各塗装パネルの研磨前の表面粗さと研磨後の表面粗さとの差分を研磨した順にプロットした場合に、当該プロットの近似曲線が0〜0.01であってよい。
本発明の更に他の一実施態様は、被塗装面を上記足付け用研磨材で粗面化処理して、粗化面を形成する足付け工程と、粗化面を塗装して、塗装面を形成する塗装工程と、を含む、塗装方法に関する。
上記塗装方法は、上記目消し用研磨材で、塗装面の目消し処理を行う目消し工程を更に含んでいてよい。
本発明の更に他の一実施態様は、塗装面を形成する塗装工程と、上記目消し用研磨材で塗装面の目消し処理を行う目消し工程と、を含む、塗装方法に関する。
上記実施態様によれば、被塗装面に均一な粗面化を施すことが可能な足付け用研磨材が提供される。また、上記実施態様によれば、塗装面の凹凸を効率的に均して、製品外観を改善することが可能な目消し用研磨材が提供される。更に、上記実施態様によれば、上記足付け用研磨材、及び/又は、上記目消し用研磨材を用いた塗装方法が提供される。
以下、本発明の好適な実施形態の例について説明する。
(足付け用研磨材)
本実施形態に係る足付け用研磨材は、布基材と、砥粒及び結合剤を含む複数の立体要素と、布基材と立体要素とを接合する接着層と、を備えている。複数の立体要素及び接着層は布基材の一方面側に設けられており、複数の立体要素により足付け用研磨材の研磨面が形成されている。
本実施形態に係る足付け用研磨材によれば、被塗装面に均一な粗面化を施すことができる。
この足付け用研磨材は、砥粒及び結合剤を含み、規則的に配置された複数の立体要素が研磨面を形成している。このような足付け用研磨材は、研磨面に砥粒をまぶして構成される研磨材等とは異なり、砥粒を保持する立体要素の高さや形状や配列を揃えることが可能である。このため、被塗装面への荷重が均一に分散して、被塗装面を均一に粗面化できる。
また、上記足付け用研磨剤において、立体要素中に砥粒が分散していてよい。このとき、使用中に立体要素が徐々に削れることで、研磨面に新しい砥粒が表出する。これにより粗面化性能が長時間維持され、作業時の力加減の変化による不均一化も避けることができる。また、本実施形態では、立体要素から脱落した砥粒が立体要素間の空隙に入り込むため、脱落した砥粒による深いキズの形成や目詰まり等が避けられる。
また、上記足付け用研磨材は、基材が樹脂シート、フィルム、紙、スポンジ等ではなく、布基材であるため、被塗装面が屈曲又は複雑な形状を有している場合にも適度な柔軟性をもって被塗装面に良好に追従できることと耐久性(特に引き裂きに対する耐久性)とを両立している。
布基材としては、例えば、編布、織布、不織布が挙げられる。具体的には、例えば、編布としては、平形編機、円形編機等で編成したよこ編みの編布、トリコット編機、ラッシェル編機等の経編機で編成したたて編みの編布などが挙げられる。織布としては、平織布、朱子織布、斜文織布等が挙げられる。不織布としては、エアレイド不織布、スパンレース不織布、ケミカルボンド不織布、サーマルボンド不織布、スパンボンド不織布、ニードルパンチ不織布、メルトブローン不織布等が挙げられる。
布基材の材質は特に限定されず、例えば、ポリエステル、ナイロン、ポリアクリロニトリル、ビニロン、ビニリデン、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリクラール、アセテート、トリアセテート、キュブラ、ポリノジック、レーヨン、プロミックス等の合成樹脂であってよく、綿、麻、毛、絹、パルプ等の天然素材であってもよい。
布基材が不織布基材であるとき、不織布の繊維径は、0.9dtex以上であることが好ましく、10dtex以上であることがより好ましい。また、不織布の繊維径は、70dtex以下であることが好ましく、50dtex以下であることがより好ましい。繊維径が上記範囲の不織布基材を用いることで、被塗装面への追従性及びクッション性がより向上する傾向がある。
布基材が織布基材であるとき、織布の繊維径は、0.9dtex以上であることが好ましく、20dtex以上であることがより好ましい。また、織布の繊維径は、200dtex以下であることが好ましく、150dtex以下であることがより好ましい。繊維径が上記範囲の織布基材を用いることで、被塗装面への追従性及びクッション性がより向上する傾向がある。
布基材の坪量は、例えば6g/m以上であってよく、10g/m以上であることが好ましい。これにより、足付け用途としての好適な柔軟性及び強度が得られ易くなる。また、布基材の坪量は、例えば1000g/m以下であってよく、700g/m以下であることが好ましい。これにより、曲面及び凹凸への追従性がより良好になり、自動車のドアの持ち手等の狭いスペースをより磨きやすくなる。
布基材は、スティフネス値が40g/12.7mm以下であることが好ましく、25g/12.7mm以下であることがより好ましい。これにより、足付け用研磨材に適度な柔軟性が付与され、曲面及び凹凸への追従性がより良好になる。また、布基材のスティフネス値は、機械的強度及び耐久性を確保しやすい観点からは、0.01g/12.7mm以上であってよく、0.05g/12.7mm以上であってもよい。
布基材の一方面側には接着層が設けられている。布基材の一方面側の一部は、接着層に埋設されていてよい。すなわち、接着層は、布基材の一方面側に含浸していてよい。
布基材の他方面側には、例えば、サンダー等の研磨工具に固定するための固定手段が設けられていてよい。これにより、研磨工具への取付けが容易となる。
固定手段は、例えば、面ファスナーであってよい。より具体的には、例えば、布基材は、他方面側にループ状の係止部を有していてよい。これによりフック状の係止部を有する研磨工具に容易に取付けることができる。また、布基材は、他方面側にフック状の係止部を有していてもよい。この場合、ループ状の係止部を有する研磨工具に容易に取付けることができる。
接着層は、布基材の一方面側に配置され、布基材と複数の立体要素とを接合する層である。接着層は、例えば、粘着剤から構成される層であってよく、接着剤の硬化物から構成される層であってもよい。
接着層が粘着剤から構成される層であるとき、当該粘着剤は、例えば、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ウレタン系粘着剤、ポリエステル系粘着剤等であってよく、これらのうちアクリル系粘着剤が特に好ましい。
接着層が接着剤の硬化物から構成される層であるとき、当該接着剤は、例えば、アクリル系接着剤、ゴム系接着剤、ウレタン系接着剤、ポリエステル系接着剤、エポキシ系接着剤、シリコーン系接着剤等であってよく、これらのうちアクリル系接着剤が好ましい。
好適な一態様において、接着層は、アクリル系樹脂を含有することが好ましく、アクリル系粘着剤又はアクリル系接着剤の硬化物から構成される層であることが好ましい。また、接着層は、ウレタン結合を有するアクリル系樹脂を含有することがより好ましく、ウレタンアクリレート(アクリルウレタン)系粘着剤又はウレタンアクリレート(アクリルウレタン)系接着剤の硬化物から構成される層であることがより好ましい。
接着層は、25℃における弾性率が1×10〜1×10(Pa)であってよい。このような接着層によれば、被塗装面への追従性に優れるとともに、良好な形状保持性を有し、耐久性に優れる足付け用研磨材が得られる。なお、接着層の25℃における弾性率は、接着層が粘着剤から構成される層である場合には、粘弾性測定装置(Rheometric Scientific社 Advanced Rheometric Expansion System(ARES))により、周波数1.0Hzの条件で測定され、接着層が接着剤の硬化物から構成される層である場合には、粘弾性測定装置(Rheometric Scientific社 RSA3)により、周波数1.0Hzの条件で測定される。
接着層の厚さは、被塗装面への追従性が十分に得られる範囲で適宜調整してよい。例えば、接着層の厚さは、1mm以下であってよく、0.5mm以下であることが好ましい。また、接着層の厚さは、10μm以上であってよく、20μm以上であることが好ましい。
立体要素は、複数の砥粒と、砥粒を結着する結合剤とを含んでいる。立体要素は、布基材の一方面側において、布基材と反対側に凸となるように立体的に成形されており、接着層によって布基材上に接着されている。
立体要素に含まれる砥粒は、被塗装面を粗面化することが可能な強度を有するものであればよい。砥粒は、例えば、ダイヤモンド、酸化アルミニウム、酸化ケイ素、酸化セリウム、酸化ジルコニウム、酸化クロム、酸化鉄、炭化ケイ素、炭化タングステン、ケイ酸ジルコニウム、ガーネット、フリント、エメリー、トパズ、ジルコニア、窒化ケイ素、窒化ホウ素、珪藻土、軽石等の砥粒であってよい。これらのうち、砥粒は、酸化アルミニウム又は酸化ジルコニウムであることが好ましい。
足付け用研磨材の砥粒の平均粒径は、例えば、足付けに必要な研磨力が得られやすい観点及び/又は足付け作業時間の短縮の観点から、10μm以上であることが好ましく、20μm以上であることがより好ましく、30μm以上であることが更に好ましい。また、足付け用研磨材の砥粒の平均粒径は、足付けが深くなり過ぎることを防止できる観点及び/又は立体要素中に砥粒を分散させやすい観点から、100μm以下であることが好ましく、70μm以下であることがより好ましく、50μm以下であることが更に好ましい。なお、砥粒の平均粒径は、レーザ回折/散乱式粒度分布測定装置(堀場製作所LA―920)により測定される値を示す。
立体要素に含まれる結合剤は、複数の砥粒を結着して立体要素を形作る成分であり、複数の砥粒を分散させるマトリックスということもできる。結合剤は、例えば、アクリル系樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂等の樹脂を含有していてよい。これらのうち、結合剤はアクリル系樹脂を含有することが好ましい。結合剤は、例えば、アクリルモノマー及び重合開始剤を含有する硬化性組成物の硬化物であってよい。
立体要素は、その全体に砥粒が分散されていてよい。また、立体要素は、土台となる第一層と、第一層上に設けられた砥粒を含有する第二層と、を含む多層構造であってもよい。このとき、第一層は必ずしも砥粒を含まなくてよい。第一層及び第二層はいずれも結合剤を含有していてよい。
立体要素は、使用時に徐々に削れ、その都度、削れた面に新たな砥粒が表出する。このため、本実施形態に係る足付け用研磨材は、均一な粗面化性能を長時間維持できる。
立体要素の形状は、一態様において、底面で接着層と接する錐体構造であってよい。このとき、錐体構造の頂点が研磨面を形成する。このような立体要素は、使用時に徐々に頂点が削れて、立体要素が錐台構造を成すようになる。錐台構造の上面には、立体要素中に分散された砥粒が表出し、当該砥粒によって被塗装面が粗面化される。錐体構造は、三角錐であっても、四角錐(ピラミッド形状)であっても、多角錐であっても、円錐であってもよい。
立体要素の形状は、別の一態様において、底面で接着層と接する錐台構造であってよい。このとき、錐台構造の上面が研磨面を形成する。このような立体要素では、錐台構造の上面に表出した砥粒により、被塗装面が粗面化される。錐台構造は、三角錐台であっても、四角錐台であっても、多角錐台であっても、円錐台であってもよい。
立体要素の形状は、別の一態様において、一方の底面で接着層と接する柱状構造であってよい。このとき、柱状構造の他方の底面(以下、柱状構造の上面という。)が研磨面を形成する。このような立体要素では、柱状構造の上面に表出した砥粒により、被塗装面が粗面化される。柱状構造は、三角柱であっても、四角柱であっても、多角柱であっても、円柱であってもよい。
立体要素の形状は、別の一態様において、柱体(例えば三角柱)が横倒しになった構造、すなわち、一側面で接着層と接する柱体構造を有していてよい。このとき、接着層と接する側面に対向する側辺又は側面が、研磨面を形成する。柱体構造は、その底面側に向かう両方向に延びていてよく、例えば、接着層の端部まで延びていてよい。柱体構造の底面側の端部形状は、特に限定されず、例えば、側面に垂直な面を形成していてよく、寄棟状に成形されていてもよい。
いずれの立体要素の形状も足付け用研磨材に適用可能であるが、特に足付けに必要な研磨力が得られやすく、足付け作業時間の短縮、及び/又は、削りカスが研磨材と研磨対象物との間に残りにくなる観点から、柱体が横倒しになった構造よりも、樹状構造又は錐台構造又は錐体構造が適していると考えられる。また、加工性の観点から、樹状構造よりも柱体が横倒しになった構造又は錐台構造又は錐体構造が適していると考えられる。よって、錐台構造又は錐体構造が最も適していると考えられる。
足付け用研磨材の立体要素の高さ(接着層と接する面から研磨面を成す頂部までの高さ)は、例えば、立体要素中に砥粒を分散させやすい観点、及び/又は、削りカスが研磨材と研磨対象物との間に残りにくくなる観点から、10μm以上であることが好ましく、30μm以上であることがより好ましく、50μm以上であることが更に好ましい。また、足付け用研磨材の立体要素の高さは、立体要素の強度を確保しやすいという観点から、1000μm以下であることが好ましく、750μm以下であることがより好ましく、500μm以下であることが更に好ましい。
本実施形態では、複数の立体要素が接着層上に規則的に設けられている。隣り合う立体要素の形状、サイズ、間隔、並び順は略均一又は規則性をもって形成及び配列されている。これにより、上述の効果を研磨面全体で均一に得ることができる。
(目消し用研磨材)
本実施形態に係る目消し用研磨材は、布基材と、砥粒及び結合剤を含む複数の立体要素と、布基材と立体要素とを接合する接着層と、を備えている。複数の立体要素及び接着層は布基材の一方面側に設けられており、複数の立体要素により目消し用研磨材の研磨面が形成されている。
本実施形態に係る目消し用研磨材によれば、塗装面の凹凸を効率的に均して、製品外観を改善することができる。
目消し用研磨材の砥粒の平均粒径は、例えば、目消しに必要な研磨力が得られやすい観点及び/又は目消し作業時間の短縮の観点から0.2μm以上であることが好ましく、1μm以上であることがより好ましく、5μm以上であることが更に好ましい。また、目消し用研磨材の砥粒の平均粒径は、塗装面に傷をつけてしまうことの防止及び/又は立体要素中に砥粒を分散させやすい観点から、50μm以下であることが好ましく、30μm以下であることがより好ましく、20μm以下であることが更に好ましい。なお、砥粒の平均粒径は、レーザ回折/散乱式粒度分布測定装置(堀場製作所LA―920)により測定される値を示す。
目消し用研磨材の立体要素の高さ(接着層と接する面から研磨面を成す頂部までの高さ)は、例えば、立体要素中に砥粒を分散させやすい観点、及び/又は、削りカスが研磨材と研磨対象物との間に残りにくいという観点から10μm以上であることが好ましく、20μm以上であることがより好ましく、30μm以上であることが更に好ましい。また、目消し用研磨材の立体要素の高さは、隣り合う頂点(上面)の間隔が空きすぎない、及び/又は、立体要素の強度を確保やすいという観点から、150μm以下であることが好ましく、120μm以下であることがより好ましく、100μm以下であることが更に好ましい。
なお、足付け用途と目消し用途とで適する砥粒の平均粒径と立体要素の高さが異なる理由は、足付けのほうが塗料を足付けできるだけの傷を粗面化をする観点から目消しよりも粗く削る(番手では例えば400〜3000)ことが期待される一方、目消しでは塗装面の凹凸を減らし光沢を増す(白ボケを減らす)観点から足付け用途よりも細かく削る(番手では例えば600〜10000)ことが期待されるためである。
本実施形態に係る目消し用研磨材において、砥粒の平均粒径と立体要素の高さ以外の各構成要素(たとえば立体要素の構成、形状、配列、布基材、接着層、固定手段等)は、上述した足付け用研磨材の各構成要素と同様であってもよい。
(塗装方法)
本実施形態に係る塗装方法は、被塗装面を粗面化処理して粗化面を形成する足付け工程と、粗化面を塗装して塗装面を形成する塗装工程と、を含む。また、本実施形態に係る塗装方法は、塗装面の目消し処理を行う目消し工程を更に備えていてよい。また、本実施形態において、足付け工程は、被塗装面を上述の足付け用研磨材で粗面化処理する工程であってよい。また、本実施形態において、目消し工程は、上述の目消し用研磨材で塗装面の目消し処理を行う工程であってよい。
<足付け工程>
足付け工程は、被塗装面を粗面化処理して粗化面を形成する工程である。
好適な一態様において、足付け工程は、上述の足付け用研磨材によって実施される。本態様では、被塗装面を足付け用研磨材の研磨面で擦ることによって、被塗装面を粗面化処理する。また、粗面化処理は、例えば、足付け用研磨材を取付けた研磨工具を用いて実施してよい。
本態様において、粗面化処理の処理条件は特に限定されず、所望の粗面化が達成できる条件であればよい。例えば、粗面化処理の処理条件は、数〜十数μmの深さの傷が均一に且つ短時間で形成される条件を適宜選択してよい。
他の一態様において、足付け工程では、被塗装面を上述の足付け用研磨材以外の他の研磨材を用いて粗面化してもよく、研磨材を用いずに粗面化してもよい。他の研磨材は特に限定されず、公知の足付け用研磨材であってよい。
被塗装面を有する部材は特に限定されず、例えば、板金等の金属部材であってよく、金属部材に下地処理、表面処理等の加工を施した部材であってもよい。
<塗装工程>
塗装工程は、粗化面を塗装して、塗装面を形成する工程である。塗装工程は、例えば、粗化面に塗布液を塗布し、塗膜を形成することで実施できる。塗膜は、例えば、塗布液を乾燥及び/又は硬化して形成される。
塗装工程は、粗化面上に1層の塗膜を形成する工程であってよく、2層以上の塗膜を形成する工程であってもよい。
塗装工程で使用される塗布液は特に限定されず、例えば、水性塗料(アクリルやウレタン等の水性塗料、及び、アクリルやウレタンや樹脂等のエマルジョン水性塗料等)、油性塗料、クリアコート剤等であってよい。
塗装工程における塗装方法は特に限定されず、例えば、スプレーコート、ハケ塗り等であってよい。
<目消し工程>
目消し工程は、塗装面の目消し処理を行う工程である。目消し工程は、塗装工程で形成された塗装面の凹凸を均す工程ということもできる。また、目消し工程は、塗装後の塗装面に実施してもよく、塗装面に混入したホコリ等に起因する凸部を除去した後、除去部の外観を改善する目的で実施してもよい。
好適な一態様において、目消し工程は、上述の目消し用研磨材によって実施される。本態様では、塗装面を目消し用研磨材の研磨面で研磨することによって、塗装面の凹凸を均し、外観を改善する。また、目消し工程は、例えば、目消し用研磨材を取付けた研磨工具を用いて実施してよい。
本態様において、目消し処理の処理条件は特に限定されず、所望の外観が達成できる条件であればよい。例えば、目消し処理の処理条件は、凹凸を1μm以下に均すことができ、見た目にもわかる程度に光沢度が増す(白ボケが減る)ような条件を適宜選択してよい。
他の一態様において、目消し工程では、塗装面を上述の目消し用研磨材以外の他の研磨材を用いて研磨してもよい。他の研磨材は特に限定されず、公知の研磨材であってよい。
本実施形態に係る塗装方法では、上述の足付け工程、塗装工程及び目消し工程を繰り返すことで、複数の塗膜を重ねて形成してもよい。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
以下、実施例により本発明をより具体的に説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。
(実施例1−1)
<足付け用研磨材の作製>
表1に記載の各成分を混合して、研磨材成分の塗布液を準備した。また、表2に記載の各成分を混合し、接着剤成分の塗布液を準備した。
Figure 2018108613
Figure 2018108613
鋳型フィルムAとして、高さ約350μmの四角錐(ピラミッド型)の立体要素(頂点の間隔は約400μmで配列)を複数形成できるフィルム状の鋳型を準備した。この鋳型フィルムAに研磨材成分の塗布液を塗布し、鋳型フィルムの凹部に研磨材成分を充填した。次いで、溶剤を乾燥除去し、紫外線照射を行うことで研磨材成分を硬化させ、鋳型フィルムの凹部内に立体要素を形成した。次に、接着剤成分の塗布液を鋳型フィルム上に塗布し、更に布基材をラミネートした。布基材をラミネートした状態で紫外線照射及び熱オーブンで接着剤成分の硬化を行った後、鋳型フィルムを剥離して、布基材と立体要素とが接着層で接着された足付け用研磨材を得た。得られた足付け用研磨材を130×85mmの大きさに切り出し、足付け用研磨材の評価用サンプルとした。なお、布基材としては、トリコット編みのポリエステルからなるループ素材を用いた。布基材の坪量は66g/m、ウェール数は33/25.4mm、コース数は44/25.4mm、スティフネス値は1.1g/12.7mmであった。
<性能評価1−1:足付けの均一性評価>
実施例1−1で得られた足付け用研磨材について、以下の方法で足付けの均一性を評価した。結果を表3に示す。
実施例1−1で得られた評価用サンプルを、スポンジハンドパッド(足付けソフトシート用ハンドパッド:3M製)に装着した。塗装パネルの150×450mmの範囲を、1分間、手で研磨(足付け処理)した。研磨後の塗装パネル表面10か所に対して、表面粗さ計(SV−3100表面粗さ計:ミツトヨ製)を用いて平均粗さ(Ra)及び最大高さ(Ry)を測定した。
ここで平均粗さ(Ra)とは、粗さ曲線からその平均線の基準長さだけを抜き取り、この抜き取り部分の平均線の方向にx軸を、縦倍率の方向にy軸をとり、粗さ曲線をy=f(x)で表したときに積分を含む数式によって求められる値をμmで表したものをいう。このRaを10か所で測定した値の、平均をとったものがRaの平均値、ばらつきをとったものがRaの変動係数である。また、最大高さ(Ry)とは、粗さ曲線からその平均線の方向に基準超だけを抜き取り、この抜き取り部分の山頂線と谷底線との間隔を粗さ曲線の縦倍率の方向に測定し、この値をμmで表したものである。(株式会社ミスミグループ本社ホームページ参照)
なお、性能評価1−1において、塗装パネルは次のように準備した。450mm×500mmの鋼板パネルに対してベース材、色材、トップコートの三層を施した。具体的には、ベース材としてJUST HSフィラー(関西ペイント製)を20μmの厚さ(乾燥後厚)に塗工し、60度熱オーブンにて20分乾燥させた。次いで、色材としてRetan PG Hybrid ECO 411 Special black(関西ペイント製)を塗工し、60度熱オーブンにて20分乾燥させた。次いで、トップコートとしてRetan PG ECO CLEAR HX−Q(関西ペイント製)を40μmの厚さ(乾燥後厚)に塗工し、60度熱オーブンにて20分乾燥させることにより、塗装パネルを得た。なお、塗工後の塗装パネルを用いるのは、足付け処理は板金面だけではなく塗装面にも実施され、塗装面に塗られた新たな塗装の剥がれも、足付け処理によって解決できる課題であるためである。
(比較例1−1)
比較例1−1の研磨材として、KOVAX社製、Super Assilex Orange(K−1300 型番7803)を準備した。この研磨材について、実施例1−1と同様にして性能評価1−1を行った。結果を表3に示す。
Figure 2018108613
表1に示すとおり、実施例1−1では、比較例1−1と比較して同程度の平均粗さでありながら、測定点間のばらつきが小さく、最大高低差も小さくなっており、足付け用研磨材として好適な、均一な粗面化処理が実現されている。
(実施例2−1)
<目消し用研磨材の作製>
表4に記載の各成分を混合し、研磨材成分の塗布液を準備した。また、表2に記載の各成分を混合し、接着剤成分の塗布液を準備した。
Figure 2018108613
鋳型フィルムBとして、三角柱を横倒しにした高さ50μmの立体要素の列を複数形成できるフィルム状の鋳型を準備した。この鋳型フィルムBに研磨材成分の塗布液を塗布し、鋳型フィルムの凹部に研磨材成分を充填した。次いで、溶剤を乾燥除去し、紫外線照射を行うことで研磨材成分を硬化させ、鋳型フィルムの凹部内に立体要素を形成した。次に、接着剤成分の塗布液を鋳型フィルム上に塗布し、更に布基材をラミネートした。布基材をラミネートした状態で紫外線照射及び熱オーブンで接着剤成分の硬化を行った後、鋳型フィルムを剥離して、布基材と立体要素とが接着層で接着された目消し用研磨材を得た。得られた目消し用研磨材を130×85mmの大きさに切り出し、目消し用研磨材の評価用サンプルとした。なお、布基材としては、トリコット編みのポリエステルからなるループ素材を用いた。布基材の坪量は66g/m、ウェール数は33/25.4mm、コース数は44/25.4mm、スティフネス値は1.1g/12.7mmであった。
<性能評価2−1:粗さの除去評価>
実施例2−1で得られた目消し用研磨材について、以下の方法で粗さの除去性能を評価した。結果を表6に示す。
実施例2−1で得られた評価用サンプルを吸塵式ダブルアクションサンダー(914B2D、5000rpm:コンパクトツール製)にスポンジ(PN5599:3M製)を介して装着した。塗装パネルの400×450mmの範囲を、10gの蒸留水と共に2分間研磨(目消し処理)した。研磨後の塗装パネル表面8か所に対して、表面粗さ計(SV−3100表面粗さ計:ミツトヨ製)を用いて表面粗さの減少量(Rz)(すなわち、測定値RaとRaの初期値R0との差分)を測定した。
なお、性能評価2−1において、塗装パネルは次のように準備した。鋼板パネルに対してベース材、色材、トップコートの三層を施した。具体的には、ベース材としてJUST HSフィラー(関西ペイント製)を20μmの厚さ(乾燥後厚)に塗工し、60度熱オーブンにて20分乾燥させた。次いで、色材としてRetan PG Hybrid ECO 411 Special black(関西ペイント製)を塗工し、60度熱オーブンにて20分乾燥させた。次いで、トップコートとしてRetan PG ECO CLEAR HX−Q(関西ペイント製)を40μmの厚さ(乾燥後厚)に塗工し、60度熱オーブンにて20分乾燥させた。その後、目消し処理の対象となる凹凸を形成するために、研磨ディスク(3M(登録商標) Purple Finishing Film Hookit(登録商用) Disc P1500,30567:3M製)を吸塵式ダブルアクションサンダー(914B2D、5000rpm:コンパクトツール製)にスポンジ(PN5599:3M製)を介して装着し、450mm×500mmの範囲を2分間研磨した。表面粗さ計(SV−3100表面粗さ計:ミツトヨ製)を用いて表面粗さRaの初期値(R0)と表面光沢度の初期値(G0)を測定した。
<性能評価2−2:光沢の増加評価>
実施例2−1で得られた目消し用研磨材について、以下の方法で研磨後の製品外観を評価した。結果を表6に示す。
上記性能評価2−1を行った塗装パネルについて、75°光沢測定器(Micro−Gloss 75:BYK Gardner)で表面光沢度を測定し、初期値G0との差分(すなわち、初期値G0からの増加量)を求めた。
<性能評価2−3:耐久性評価>
実施例2−1で得られた目消し用研磨材について、以下の方法で耐久性を評価した。結果を表7に示す。
上記性能評価2−1を、10枚の塗装パネルに対して順次行い、各塗装パネル(1枚目、2枚目…)での表面粗さRaを測定し、初期値R0との差分(すなわち、初期値R0からの減少量Rz)を求めた。また、各塗装パネルでの結果10点をグラフにプロットし、近似直線の傾きを求めた。
なお、足付けと比較して目消しではサンダー等の機器を用いて研磨することが多く、交換頻度の観点から耐久性が(足付けに比べて、より)課題であるため、耐久性試験も行っている。なお、パネル10枚の面積は400mm×450mm×10枚=約1.8mに相当し、車のボンネットやドア等を目消し処理する面積に近い面積である。
(実施例2−2)
<目消し用研磨材の作製>
表5に記載の各成分を混合し、研磨材成分の塗布液を準備した。また、表2に記載の各成分を混合し、接着剤成分の塗布液を準備した。
Figure 2018108613
鋳型フィルムCとして、高さ約63μmの四角錐(ピラミッド型)の立体要素(頂点の間隔は約75μmで配列)が複数形成できるフィルム状の鋳型を準備した。この鋳型フィルムCに研磨材成分の塗布液を塗布し、鋳型フィルムの凹部に研磨材成分を充填した。次いで、溶剤を乾燥除去し、紫外線照射を行うことで研磨材成分を硬化させ、鋳型フィルムの凹部内に立体要素を形成した。次に、接着剤成分の塗布液を鋳型フィルム上に塗布し、更に布基材をラミネートした。布基材をラミネートした状態で紫外線照射及び熱オーブンで接着剤成分の硬化を行った後、鋳型フィルムを剥離して、布基材と立体要素とが接着層で接着された目消し用研磨材を得た。得られた目消し用研磨材を130×85mmの大きさに切り出し、目消し用研磨材の評価用サンプルとした。なお、布基材としては、トリコット編みのポリエステルからなるループ素材を準備した。布基材の坪量は66g/m、ウェール数は33/25.4mm、コース数は44/25.4mm、スティフネス値は1.1g/12.7mmであった。
得られた目消し用研磨材について、実施例2−1と同様に性能評価を行った。結果を表6及び7に示す。
(比較例2−1)
比較例2−1の研磨材として、KOVAX社製、Dry Super Bufflex(K−3000、型番7127)を準備した。この研磨材について、実施例2−1と同様にして性能評価を行った。結果を表6及び7に示す。
Figure 2018108613
Figure 2018108613
表2及び3に示すとおり、実施例2−1及び2−2は、比較例2−1と比較して表面粗さの減少量が大きく、表面光沢度の増加量も大きい(見た目にも白ボケが減ったことがわかる)。また10枚目の塗装パネルに対しても良好な表面粗さの減少量を示し、近似直線の傾きの値も0に近く(0.02以下、さらに0.01以下であり)、耐久性が高い。これらの結果から、実施例2−1及び2−2の研磨材は、いずれも目消し用研磨材として好適であることが示された。

Claims (16)

  1. 布基材と、
    砥粒及び結合剤を含む複数の立体要素と、
    前記布基材の一方面側に設けられ、前記布基材と前記立体要素とを接合する接着層と、
    を備える、足付け用研磨材。
  2. 前記砥粒の平均粒径が10〜100μmである、請求項1に記載の足付け用研磨材。
  3. 前記立体要素の高さが10〜1000μmである、請求項1又は2に記載の足付け用研磨材。
  4. 前記立体要素の形状が錐体構造又は錐台構造である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の足付け用研磨材。
  5. 前記布基材のスティフネス値が0.01〜40g/12.7mmである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の足付け用研磨材。
  6. 前記布基材の坪量が6〜1000g/mである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の足付け用研磨材。
  7. 布基材と、
    砥粒及び結合剤を含む複数の立体要素と、
    前記布基材の一方面側に設けられ、前記布基材と前記立体要素とを接合する接着層と、
    を備える、目消し用研磨材。
  8. 前記砥粒の平均粒径が0.2〜50μmである、請求項7に記載の目消し用研磨材。
  9. 前記立体要素の高さが10〜150μmである、請求項7又は8に記載の目消し用研磨材。
  10. 前記立体要素の形状が錐体構造又は錐台構造である、請求項7〜9のいずれか一項に記載の目消し用研磨材。
  11. 前記布基材のスティフネス値が0.01〜40g/12.7mmである、請求項7〜10のいずれか一項に記載の目消し用研磨材。
  12. 前記布基材の坪量が6〜1000g/mである、請求項7〜11のいずれか一項に記載の目消し用研磨材。
  13. サンダーに取付けて400mm×450mmの塗装パネル10枚を2分間ずつ研磨し、各塗装パネルの研磨前の表面粗さと研磨後の表面粗さとの差分を研磨した順にプロットした場合、当該プロットの近似曲線の傾きが0〜0.01となる、請求項7〜12のいずれか一項に記載の目消し用研磨材。
  14. 被塗装面を請求項1〜6のいずれか一項に記載の足付け用研磨材で粗面化処理して、粗化面を形成する足付け工程と、
    前記粗化面を塗装して、塗装面を形成する塗装工程と、
    を含む、塗装方法。
  15. 請求項7〜13のいずれか一項に記載の目消し用研磨材で、前記塗装面の目消し処理を行う目消し工程を更に含む、請求項14に記載の塗装方法。
  16. 被塗装面を粗面化処理して、粗化面を形成する足付け工程と、
    前記粗化面を塗装して、塗装面を形成する塗装工程と、
    請求項7〜13のいずれか一項に記載の目消し用研磨材で、前記塗装面の目消し処理を行う目消し工程と、
    を含む、塗装方法。
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