JP2018107546A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像素子の前面に配置された光学部材の表面に異物が付着した場合でも、異物の影響を抑制した撮影画像を得る撮像装置を提供する。【解決手段】被写体像の光束を分割するミラーと、ミラーが光束外に退避した際に導光される、複数の撮影画素を配した第1の撮像素子と、分割された一方の光束が導光される、複数の撮影画素と複数の位相差検出画素とを配した第2の撮像素子と、ミラーが退避する直前に第2の撮像素子によって第2の画像を取得し、ミラーが退避した後に第1の撮像素子によって第1の画像を取得し、第1の画像上に存在する異物を検出する異物検出手段を備える。異物が検出された場合、異物が存在する領域に対応する第2の画像における領域を用いて、第1の画像における異物が存在する領域に対する補正動作を、第2の画像を取得してから第1の画像を取得する間での被写体の動作および撮影レンズの駆動の有無に応じて変更して実行する。【選択図】図2

Description

本発明は、デジタルカメラ等の撮像装置において、撮像素子の前面に配置された光学部材の表面に付着した異物が画像品質に影響を与えることを抑制する技術に関するものである。
従来、レンズ交換式のデジタル一眼レフカメラでは、レンズの交換等の作業において外部から侵入した塵埃や、カメラ内の駆動部品から発生した摩耗粉などの異物が撮像素子の前面に配置された光学部材の表面に付着し、撮影画像に異物が写り込んでしまうという問題が生じていた。そこで、これまでに撮像素子の前面に配置された光学部材の表面に付着した異物による撮影画像の品質の低下を防ぐ方法がいくつか提案されている。
例えば、1つの撮像素子から連続して取得した複数画像の位置ずれ情報と、記憶手段に記憶された異物領域情報に基づいて、異物の写り込んだ一部の画像を、異物の写り込んでいないもう一方の一部の画像で補正する撮像装置が提案されている(例えば、特許文献1)。また、記録用と測光用の2つの撮像素子で画像情報を取得し、記録用の撮像素子の前面に配置された光学部材の表面に異物が存在することを検出した場合、画像情報に含まれる異物の影を画像処理により補正する記録用画像補正処理部を備えた撮像装置も提案されている(例えば、特許文献2)。
特許第4757085号公報 特開2011−24060号公報
しかしながら、特許文献1に示す構成では、被写体が動かない場合、連続して取得した複数の画像間において被写体像に位置ずれが生じないため異物の写り込みを正確に判別することができない。
また、特許文献2に示す構成では、ミラーアップ前に測光用の撮像素子で第1の画像を取得し、ミラーアップ後に記録用の撮像素子で第2の画像を取得するため、両画像間には時間差が発生してしまう。そのため、被写体が両画像を取得する間に移動した場合、両画像間に差異が生まれてしまうため異物を正確に判別することができない。結果として、どちらの構成も被写体が動かない場合と、動く場合の両方の条件において取得した複数の画像間から異物を正確に判別することができないため、正確に画像の補正ができず、所望の補正画像を得られない場合がある。
そこで、本発明に係る目的は、撮像素子の前面に配置された光学部材の表面に異物が付着した場合でも、被写体の動作および撮影レンズ駆動の有無に応じて、撮影画像上に写り込んだ異物を正確に除去し、異物の影響を抑制した撮影画像を得ることができる撮像装置を提供することである。
被写体像の光束を複数の光束に分割するミラー(4)と、
前記ミラー(4)が光束外に退避した際の光束が導光される、複数の撮影画素を配した第1の撮像素子(6)と、
前記ミラー(4)によって分割された一方の光束が導光される、複数の撮影画素と複数の位相差検出画素とを配した第2の撮像素子(7)と、
前記ミラー(4)が光束外に退避する直前に前記第2の撮像素子(7)によって第2の画像(403)を取得し、
前記ミラー(4)が光束外に退避した後に前記第1の撮像素子(6)によって第1の画像(401)を取得し、
前記第1の画像(401)上に存在する異物を検出する異物検出手段(31)を備え、
前記異物検出手段(31)によって、第1の画像(401)から異物が検出された場合、第1の画像(401)における異物が存在する画像領域に対応する第2の画像(403)における画像領域を用いて、第1の画像における異物が存在する画像領域に対する補正動作を、第2の画像(403)を取得してから第1の画像(401)を取得する間での被写体の動作および撮影レンズ201の駆動の有無に応じて変更して実行すること、
を特徴とする。
本発明によれば、撮像素子の前面に配置された光学部材の表面に異物が付着した場合でも、被写体の動作および撮影レンズ駆動の有無に応じて、撮影画像上に写り込んだ異物を正確に除去し、異物の影響を抑制した撮影画像を得ることができる。
本発明の実施形態の一例であるデジタル一眼レフカメラの撮影動作の流れの概略を示したフローチャートを示す図 本発明の実施形態の一例であるデジタル一眼レフカメラの主要な電気的構成を示すブロック図 本発明の実施形態の一例であるデジタル一眼レフカメラの撮影レンズの射出瞳から出た光束が単位画素に入射する時の光線を概念的に示した図 本発明の実施形態の一例であるデジタル一眼レフカメラの異物領域に対する補正動作について説明するための図
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
[実施例1]
図2は、本発明の実施形態の一例であるデジタル一眼レフカメラの主要な電気的構成を示すブロック図である。不図示のカメラ本体に内蔵されたマイクロコンピュータからなる中央処理装置(以下、「MPU」と称する)100は、カメラの動作制御を司るものであり、各要素に対して様々な処理や指示を実行する。
MPU100には、ミラー駆動回路101、焦点検出回路102、シャッタ駆動回路103、映像信号処理回路104、スイッチセンス回路105、測光回路106が接続されている。また、MPU100には、液晶表示駆動回路107、バッテリーチェック回路108、電源供給回路110、圧電素子駆動回路111が接続されている。これらの回路は、MPU100の制御により動作するものである。
MPU100は、撮影レンズユニット200内のレンズ制御回路202とマウント接点206を介して通信を行う。マウント接点206は、撮影レンズユニット200が接続されるとMPU100へ信号を送信する機能も有する。これにより、レンズ制御回路202は、MPU100との間で通信を行い、AF駆動回路203及び絞り駆動回路204を介して撮影レンズユニット200内の撮影レンズ201及び絞り205の駆動を行う。なお、図2では便宜上1枚の撮影レンズ201のみを図示しているが、実際はフォーカスレンズ等、多数のレンズ群によって構成される。
AF駆動回路203は、例えばステッピングモータ等によって構成され、レンズ制御回路202の制御により撮影レンズ201内のフォーカスレンズ位置を変化させ、第1の撮像素子6に撮影光束の焦点を合わせるように調整する。絞り駆動回路204は、例えばオートアイリス等によって構成され、レンズ制御回路202の制御により絞り205を変化させ、光学的な絞り値を得る。
メインミラー4及びサブミラー5は、例えばDCモータとギヤトレイン等によって構成されたミラー駆動回路101により駆動され、ファインダ1で被写体像を観察可能とするミラーダウン位置と、撮影光束から待避するミラーアップ位置とに配置される。メインミラー4は本発明のミラーに相当する。ミラーダウン位置では、メインミラー4は撮影光軸50に対して45°の角度に保持された状態で配置されており、撮影レンズ201を通過して入射した撮影光束の一部を反射し、ペンタダハミラー3へと導く。
更に、メインミラー4は、撮像光束の一部を透過させ、透過した撮像光束はメインミラー4の背面側に設けられたサブミラー5で反射され、焦点検出手段を持つ第2の撮像素子7に導かれる。ミラーアップ位置では、メインミラー4とサブミラー5は共に撮影光束から退避するよう配置される。第2の撮像素子7に入射した撮像光束は、第2の撮像素子7で光電変換されて焦点検出回路102へ出力され、被写体像信号に換算された後、MPU100へ送信される。
CMOSエリアセンサからなる第1の撮像素子6および第2の撮像素子7は、被写体像を電気信号に変換するマトリクス状に配置された画素部を有する。第1の撮像素子6および第2の撮像素子7のそれぞれが有する複数の画素部は、焦点検出信号と記録又は表示用の画像信号の両方を取得することができる。画素部の構造については後述する。撮像ユニット60は、主に光学ローパスフィルタ61、圧電部材である圧電素子62、第1の撮像素子6がユニット化されたものである。
異物検出手段31は第1の撮像素子によって取得された画像内に写り込む異物情報(異物の位置、大きさ等)を取得する。異物情報の検出方法としては、例えば複数の撮像素子から取得された画像情報に基づいてパターン認識などを行い検出する方法や、撮像素子によって取得された画像のコントラスト情報によって検出する方法等がある。取得した異物情報はメモリ39上に蓄積される。
また、本実施例で指す異物とは、第1の撮像素子6の前面に配置された光学部材の表面に付着したものを指しており、ここでの光学部材とは例えば該光学ローパスフィルタ61や第1の撮像素子6のパッケージ前面に配置されたガラスを指す。第1の撮像素子6の前方に配置された光学ローパスフィルタ61は、水晶からなる1枚の複屈折板であり、その形状は矩形状である。圧電素子62は、単板の圧電素子(ピエゾ素子)であり、MPU100の指示を受けた圧電素子駆動回路111により加振され、その振動を光学ローパスフィルタ61に伝えるように構成されている。
ペンタダハミラー3は、メインミラー4により反射された撮影光束を正立正像に変換反射する。撮影者はファインダ光学系を介してファインダ1から被写体像を観察することができる。ペンタダハミラー3は、撮影光束の一部を測光センサ46へも導く。測光回路106は、測光センサ46の出力を得て、観察面上の各エリアの輝度信号に変換し、MPU100に出力する。MPU100は、輝度信号に基づいて露出値を算出する。
シャッタユニット(機械フォーカルプレーンシャッタ)32は、撮影者がファインダ1により被写体像を観察している時には、撮影光束を遮る。また、撮像時にはレリーズ信号に応じて、不図示のシャッタ先幕とシャッタ後幕の走行する時間差により、第1の撮像素子6に対して所望の露光時間を得るように構成されている。シャッタユニット32は、MPU100の指令を受けたシャッタ駆動回路103により制御される。
クランプ/CDS(相関二重サンプリング)回路113は、A/D変換する前の基本的なアナログ処理を行うものであり、クランプレベルを変更することも可能である。AGC(自動利得調整装置)114は、A/D変換する前の基本的なアナログ処理を行うものであり、AGC基本レベルを変更することも可能である。A/D変換器115は、第1の撮像素子6のアナログ出力信号をデジタル信号に変換する。
映像信号処理回路104は、デジタル化された画像データに対してガンマ/ニー処理、フィルタ処理、モニタ表示用の情報合成処理等、ハードウエアによる画像処理全般を実行する。この映像信号処理回路104からのモニタ表示用の画像データは、カラー液晶駆動回路112を介してカラー液晶モニタ部65に表示される。また、映像信号処理回路104は、MPU100の指示に従って、メモリコントローラ38を通じてバッファメモリ37に画像データを保存することもできる。
さらに、映像信号処理回路104は、JPEG等の画像データ圧縮処理を行うこともできる。連写撮影等、連続して撮影が行われる場合は、一旦バッファメモリ37に画像データを格納し、メモリコントローラ38を通して未処理の画像データを順次読み出すこともできる。これにより、映像信号処理回路104は、A/D変換器115から入力されてくる画像データの速度に関わらず、画像処理や圧縮処理を順次行うことができる。
メモリコントローラ38は、外部インタフェース40から入力される画像データを外部メモリ39に記憶し、外部メモリ39に記憶されている画像データを外部インタフェース40から出力する機能を有する。外部メモリ39としては、不図示のカメラ本体に着脱可能なフラッシュメモリ等が用いられる。
スイッチセンス回路105は、各スイッチの操作状態に応じて入力信号をMPU100に送信する。スイッチセンス回路105には、スイッチSW1(66a)、スイッチSW2(66b)、電源SW63、メイン操作ダイヤルSW64が接続されている。スイッチSW1(66a)は、レリーズボタン66の第1ストローク(半押し)によりONする。スイッチSW2(66b)は、レリーズボタン66の第2ストローク(全押し)によりONする。スイッチSW1(66a)がONされると、焦点検出動作開始の指示がMPU100に送信される。
スイッチSW2(66b)がONされると、撮影開始の指示がMPU100に送信される。撮影開始の指示がMPU100に送信されると、第1の撮像素子で露光するときに合焦するように撮影レンズ201が駆動を開始する。その後、後述する第2の撮像素子7によって取得される画像403を取得する。また、撮影レンズ201の駆動が開始されて、メインミラー4がミラーアップ位置に移動した後に、後述する第1の撮像素子6によって取得される画像401を取得する。
液晶表示駆動回路107は、MPU100の指示に従って、ファインダ内表示部2を駆動する。バッテリーチェック回路108は、MPU100の指示に従って、バッテリーチェックを行い、その検出結果をMPU100に送信する。電源42は、カメラの各要素に対して電源を供給する。
次に、図3を用いて、第1の撮像素子6および第2の撮像素子7が有する複数の画素部の構造について説明する。図3は、撮影レンズ201の射出瞳から出た光束が単位画素に入射する時の光線を概念的に示した図である。第1の撮像素子6及び第2の撮像素子7が有する画素部は、マイクロレンズ303、カラーフィルタ302、単位画素301をそれぞれ備えている。単位画素301には受光した光を電気信号に変換する第1のフォトダイオード301aおよび第2のフォトダイオード301bを有する。
単位画素301に対して、射出瞳304から出た光束の中心を光軸305とすると、射出瞳304を通過した光は、光軸305を中心として単位画素301に入射する。図3に示すように、306、307を撮影レンズの射出瞳の一部領域とすると、瞳領域306を通過する光束はマイクロレンズ303を通して、フォトダイオード301aで受光される。同様に、瞳領域307を通過する光束はマイクロレンズ303を通してフォトダイオード301bで受光される。
位相差式の焦点検出を行う場合は、フォトダイオード301a及び301bが受光した光から変換した出力信号をMPU100で独立に処理して1対2像を取得し、当該2像の相対的な像ずれ量から撮像面における被写体像のデフォーカス量を算出する。
本実施例における撮像装置は、算出されたデフォーカス量をMPU100で処理して、第2の撮像素子7によって取得された画像に対して、画像取得後にピント位置の調整を行うリフォーカス処理を実行することができる。画像の記録または表示を行う場合は、それぞれの出力信号を加算して記録用もしくは表示用の画像信号を得ればよい。
本実施例における撮像装置は、第1の撮像素子6および第2の撮像素子7によって取得された画像信号に基づく顔検出、パターンマッチング等の演算をMPU100で処理して、被写体の位置を検出することができる。また、検出した第1の撮像素子6に対する被写体の位置と第2の撮像素子7に対する被写体の位置との画像面内方向の位置ずれt1および画像面直方向の位置ずれt2に基づいて、MPU100によって、被写体が動いたことを判別することができる。
位置ずれt1が閾値以上の場合は、被写体が第1の撮像素子6に対して画像面内方向に動いたと判定する。位置ずれt2が閾値以上の場合は、被写体が第1の撮像素子6に対して画像面直方向に動いたと判定する。
以下、図1および図4を参照して、本発明の実施形態の一例であるデジタル一眼レフカメラの異物検出手段31が第1の撮像素子6によって取得された画像内に異物を検出した場合に実行する補正動作について説明する。
図4は、本発明の実施形態の一例であるデジタル一眼レフカメラの異物領域に対する補正動作について説明するための図である。
本実施例における補正動作には、後述する画像401から画像403の間での被写体の動作および撮影レンズ201の駆動の有無に応じて、実行される。また、被写体が動かない場合でも、後述する画像403における被写体像が第1の撮像素子6に対して合焦していない場合は、正確な補正動作とならない。そのため、本実施例における補正動作では、被写体の動作に加えて、撮影レンズ201の駆動の有無も考慮して実行する。
被写体が画像面直方向に動作する場合でも、画像403における被写体像は合焦状態とならないため、撮影レンズ201を駆動する必要がある。そのため、被写体が第1の撮像素子6に対して画像面内方向に動くか、また、撮影レンズ201が駆動するかによって、以下の図4(a)〜(d)の補正動作パターンを説明する。
図4(a)は、画像401から画像403の間で被写体が動かない、且つ、撮影レンズ201が駆動しない場合の補正動作を説明するための図である。まず、異物検出手段31が第1の撮像素子6によって取得された画像401内に異物を検出すると、異物検出手段31は、異物が存在する異物領域402を取得する。画像401は本発明における第1の画像に相当する。取得した異物領域402は、異物領域402を含む画像401内の画像領域401aとともに、外部メモリ39上に蓄積される。
次に、第2の撮像素子によって取得された画像403内の画像領域403aを取得する。画像領域403aは、画像領域401aと位置と大きさが対応した異物が写り込んでいない画像情報である。また、画像403は本発明における第2の画像に相当する。最後に、画像領域401aを画像領域403aで置き換える補正動作を実行することで、画像401に対して異物が写り込んでいない画像405を取得することが可能となる。
図4(b)は、画像401から画像403の間で被写体が第1の撮像素子6に対して画像面内方向に動く場合の補正動作を説明するための図である。図4(b)の補正動作において、画像401内の(以下、図4(c)、(d)も同じ)異物領域402および画像領域401aは図4(a)の補正動作と同様の動作によって取得されるため、説明を省略する。
次に、第2の撮像素子によって取得された画像403内の画像領域403bを取得する。画像領域403bは、画像領域401aと大きさが対応した異物が写り込んでいない画像情報である。画像403内における画像領域403bの位置は、画像領域401aとは対応しておらず、異物領域402と重なる被写体像が、画像401上の位置へ動く前に画像403において存在したと予測される位置である。最後に、画像領域401aを画像領域403bで置き換える補正動作を実行することで、画像401に対して異物が写り込んでいない画像405を取得することが可能となる。
図4(b)の補正動作において、図4(a)のように、画像領域401aを画像領域403aで置き換えず、画像領域403bで置き換える理由は、図4(b)において、画像領域401aを画像領域403aで置き換えたとすると、被写体は画像面内方向に動作しているので、画像領域403a内には被写体が存在しない、あるいは、位置がずれており、画像405における被写体像に不適合が生じてしまうためである。
図4(c)は、画像401から画像403の間で撮影レンズ201が駆動する場合の補正動作を説明するための図である。図4(c)の補正動作において、異物領域402および画像領域401aは図4(a)の補正動作と同様の動作によって取得されるため、説明を省略する。
次に、第2の撮像素子によって取得された画像403に対して、リフォーカス処理を実行した画像404を取得する。画像403に対してリフォーカス処理を実行する理由は、画像403が被写体に対して合焦していない画像となっているためである。本実施例の撮像装置では、画像403を取得するときは、第1の撮像素子に対して合焦するようにレンズ駆動しており、第2の撮像素子に対しては合焦しない。そのため、画像403は被写体に対して合焦していない画像となる。
次に、画像404内の画像領域404aを取得する。画像領域404aは、画像領域401aと位置および大きさが対応した異物が写り込んでいない画像情報である。最後に、画像領域401aを画像領域404aで置き換える補正動作を実行することで、画像401に対して異物が写り込んでいない画像405を取得することが可能となる。図4(d)は、画像401から画像403の間で被写体が第1の撮像素子6に対して画像面内方向動く、且つ、撮影レンズ201が駆動する場合の補正動作を説明するための図である。
図4(d)の補正動作において、異物領域402および画像領域401aは図4(a)の補正動作と同様の動作によって取得されるため、説明を省略する。次に、第2の撮像素子によって取得された画像403に対して、リフォーカス処理を実行した画像404を取得する。画像403に対してリフォーカス処理を実行する理由は、図4(c)の補正動作と同様である。
そして、画像404内の画像領域404bを取得する。画像領域404bは、画像領域401aと大きさが対応した異物が写り込んでいない画像情報である。画像404内における画像領域404bの位置は、画像領域401aとは対応しておらず、異物領域402と重なる被写体が、画像401上の位置へ動く前に画像403において存在したと予測される位置である。
最後に、画像領域401aを画像領域404bで置き換える補正動作を実行することで、画像401に対して異物が写り込んでいない画像405を取得することが可能となる。図4(c)のように画像領域401aを画像領域404aで置き換えない理由は、図4(b)の補正動作と同様である。
以上、本実施例における4つの補正動作について説明したが、異物検出手段31が異物を検出しない場合、本実施例の撮像装置は図4(a)〜(d)に示す補正動作を実行しない。また、被写体が第1の撮像素子6に対して画像面直方向に動くことで、画像401と画像403とで被写体像の大きさが合わない場合は、画像403での被写体像の大きさに合わせるように画像401での被写体像の大きさを補正してもよい。
図1は、本発明の実施形態の一例であるデジタル一眼レフカメラの撮影動作の流れの概略を示したフローチャートを示す図である。本動作は、スイッチSW1(66a)がONされて、焦点検出動作開始の指示がMPU100に送信されると開始する。始めに、ステップS501〜ステップS509の動作によって、画像401と画像403を取得する動作について説明する。
まず、ステップS501では、第2の撮像素子7の位相差検出用画素部により撮影レンズ201の焦点状態を検出する。ステップS502では、ステップS501の焦点状態検出結果より撮影レンズ201のデフォーカス量を算出する。ステップS503では、スイッチSW2(66b)がONされたことを、MPU100によって判別する。ステップS503においてスイッチSW2(66b)がONでない場合は、ステップS504に進む。ステップS504では、ステップS502で算出したデフォーカス量に基づいて撮影レンズ201の駆動量を算出して、レンズ駆動を開始する。そして、ステップS501に戻り、ステップS501〜ステップS502の動作を繰り返す。
ステップS503においてスイッチSW2(66b)がONである場合は、ステップS505に進む。ステップS505では、S502において算出したデフォーカス量に基づいて、後に詳細説明するステップS510において第1の撮像素子6に対して被写体像が合焦するための撮影レンズ201の位置を予測して、撮影レンズ201の駆動量を算出する。ステップS506では、ステップS505において算出したレンズ駆動量に基づいて、撮影レンズ201の駆動を開始する。
ステップS507では、撮影レンズ201から入射してメインミラー4を透過し、サブミラー5で反射した光束で第2の撮像素子7の撮像画素部により撮像を行い、画像403を取得する。ステップS508では、メインミラー4をミラー駆動回路101により駆動して、メインミラー4を撮影光路外に退避させる。また、S506において撮影レンズ201の駆動が開始された後に、ステップ507〜ステップS508と並行して、ステップS509が実行される。ステップS509では、ステップS506において開始した撮影レンズ201の駆動を終了する。
そして、ステップS508およびステップS509を実行した後に、ステップS510に進む。ステップ510では、撮影レンズ201から入射した光束で第1の撮像素子6の撮像画素部により撮像を行い、画像401を取得する。
次に、ステップS511〜ステップS523の動作によって、画像401に対して異物が写り込んでいない画像405を取得する。まず、ステップS511では、異物検出手段31によって、画像401内に異物が写り込んでいるか判別される。ステップS510において画像401内に異物が写り込んでいない場合は、図4(a)〜(d)で示した補正動作を実行しないで撮影動作を終了する。ステップS511において画像401内に異物が写り込んでいる場合は、ステップS512に進む。ステップS512では、ステップS506において撮影レンズ201が駆動したか判別される。
ステップS512において、ステップS506において撮影レンズ201が駆動したと判別した場合は、被写体が第1の撮像素子6に対して画像面直方向に動き、ステップS507で取得される画像403内の被写体像が合焦していないことを意味する。そのため、次のステップS513に進み、第2の撮像素子7によって取得した画像403に対してリフォーカス処理を実行することで、合焦した画像404を取得する。そして、ステップS514に進む。
以下、ステップS514〜ステップS516は図4(d)における補正動作を示す。ステップS514では、位置ずれt1の値によって、被写体が画像403から画像401に対して画像面内方向に動いているか判別される。ステップS514において位置ずれt1が閾値以上の場合は、MPU100によって、被写体が画像面内方向に動いたことを検出して、ステップS515に進む。
ステップS515では、異物領域402と重なる被写体像が画像403において存在したと予測される位置に対応する画像404上の画像領域404bを取得する。そして、ステップS516において、画像領域404bで画像領域401aを置き換えて、画像401に対して異物が写り込んでいない画像405を取得する。
ステップS514において位置ずれt1が閾値以下の場合は、ステップS517に進む。以下、ステップS517〜ステップS518は図4(c)における補正動作を示す。まず、ステップS517では、異物領域402と位置および大きさが対応する画像404上の画像領域404aを取得する。そして、ステップS518において、画像領域404aで画像領域401aを置き換えて、画像401に対して異物が写り込んでいない画像405を取得する。
ステップS512において、ステップS506において撮影レンズ201が駆動していないと判別された場合は、ステップS507で取得される画像403内の被写体像が合焦していることを意味するため、ステップS513の様なリフォーカス処理は実行しない。次のステップS519に進む。ステップS519では、ステップS514と同様に、位置ずれt1の値によって、被写体が画像403から画像401に対して画像面内方向に動いているか判別される。
ステップS519において、位置ずれt1が閾値以上の場合は、ステップS520に進む。以下、ステップS520〜ステップS521は図4(b)における補正動作を示す。まず、ステップS520では、異物領域402と重なる被写体像が画像403において存在したであろう位置に対応する画像403上の画像領域403bを取得する。そして、ステップS521において、画像領域403bで画像領域401aを置き換えて、画像401に対して異物が写り込んでいない画像405を取得する。
ステップS519において、位置ずれt1が閾値以下の場合は、ステップS522に進む。以下、ステップS522〜ステップS523は図4(a)における補正動作を示す。まず、ステップS522では、異物領域402と位置および大きさが対応する画像404上の画像領域403aを取得する。そして、ステップS523において、画像領域403aで画像領域401aを置き換えて、画像401に対して異物が写り込んでいない画像405を取得する。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
4 メインミラー
6 第1の撮像素子
7 第2の撮像素子
31 異物検出手段
201 撮影レンズ
401 第1の画像
403 第2の画像

Claims (5)

  1. 被写体像の光束を複数の光束に分割するミラー(4)と、
    前記ミラー(4)が光束外に退避した際の光束が導光される、複数の撮影画素を配した第1の撮像素子(6)と、
    前記ミラー(4)によって分割された一方の光束が導光される、複数の撮影画素と複数の位相差検出画素とを配した第2の撮像素子(7)と、
    前記ミラー(4)が光束外に退避する直前に前記第2の撮像素子(7)によって第2の画像(403)を取得し、
    前記ミラー(4)が光束外に退避した後に前記第1の撮像素子(6)によって第1の画像(401)を取得し、
    前記第1の画像(401)上に存在する異物を検出する異物検出手段(31)を備え、
    前記異物検出手段(31)によって、第1の画像(401)から異物が検出された場合、第1の画像(401)における異物が存在する画像領域に対応する第2の画像(403)における画像領域を用いて、第1の画像における異物が存在する画像領域に対する補正動作を、第2の画像(403)を取得してから第1の画像(401)を取得する間での被写体の動作および撮影レンズ201の駆動の有無に応じて変更して実行すること、
    を特徴とする撮像装置。
  2. 前記撮像装置はさらに、前記第2の画像(403)を取得してから前記第1の画像(401)を取得する間での被写体の画像面内方向の位置ずれt1を算出し、位置ずれt1が閾値以上の場合は被写体が第1の撮像素子(6)に対して画像面内方向に動いたと判別し、位置ずれt1が閾値以下の場合は画像面内方向に動きなしと判別する判別手段(100)を備え、前記第2の画像(403)を取得してから前記第1の画像(401)を取得する間で、前記撮影レンズ201が駆動する、且つ、被写体が画像面内方向に動く場合、前記第2の画像(403)に対してリフォーカス処理を実行した画像(404)を取得した後、前記第1の画像(401)上の異物が存在する画像領域(401a)に対応し、且つ、前記第2の画像(403)における被写体が存在したと予測される位置に対応する画像(404)上の画像領域(404b)を用いて、前記画像領域(401a)に対して補正動作を実行する請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮像装置はさらに、前記第2の画像(403)を取得してから前記第1の画像(401)を取得する間での被写体の画像面内方向の位置ずれt1を算出し、位置ずれt1が閾値以上の場合は被写体が第1の撮像素子(6)に対して画像面内方向に動いたと判別し、位置ずれt1が閾値以下の場合は画像面内方向に動きなしと判別する判別手段(100)を備え、前記第2の画像(403)を取得してから前記第1の画像(401)を取得する間で、前記撮影レンズ201が駆動しない、且つ、被写体が画像面内方向に動く場合、前記第1の画像(401)上の異物が存在する画像領域(401a)に対応し、且つ、前記第2の画像(403)における被写体が存在したと予測される位置に対応する画像領域(403b)を用いて、前記画像領域(401a)に対して補正動作を実行する請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記撮像装置はさらに、前記第2の画像(403)を取得してから前記第1の画像(401)を取得する間での被写体の画像面内方向の位置ずれt1を算出し、位置ずれt1が閾値以上の場合は被写体が第1の撮像素子(6)に対して画像面内方向に動いたと判別し、位置ずれt1が閾値以下の場合は画像面内方向に動きなしと判別する判別手段(100)を備え、前記第2の画像(403)を取得してから前記第1の画像(401)を取得する間で、前記撮影レンズ201が駆動する、且つ、被写体が画像面内方向に動かない場合、前記第2の画像(403)に対してリフォーカス処理を実行した画像(404)を取得した後、前記第1の画像(401)上の異物が存在する画像領域(401a)に対応する前記第2の画像(403)における画像領域(404a)を用いて、前記画像領域(401a)に対して補正動作を実行する請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記撮像装置はさらに、前記第2の画像(403)を取得してから前記第1の画像(401)を取得する間での被写体の画像面内方向の位置ずれt1を算出し、位置ずれt1が閾値以上の場合は被写体が第1の撮像素子(6)に対して画像面内方向に動いたと判別し、位置ずれt1が閾値以下の場合は画像面内方向に動きなしと判別する判別手段(100)を備え、前記第2の画像(403)を取得してから前記第1の画像(401)を取得する間で、前記撮影レンズ201が駆動しない、且つ、被写体が画像面内方向に動かない場合、前記第1の画像(401)上の異物が存在する画像領域(401a)に対応する第2の画像(403)における画像領域(403a)を用いて、前記画像領域(401a)に対して補正動作を実行する請求項1に記載の撮像装置。
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