JP2018106688A - プロセスプラントにおける警報操作及び確認サポート - Google Patents

プロセスプラントにおける警報操作及び確認サポート Download PDF

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Abstract

【解決手段】警報操作及び確認システムは、同一制御モジュール、安全システムモジュール、機器等によって生成された異なる警報が互いに異なる、及び/または警報を生成するモジュール若しくは機器用に特定された表示パラメータとは異なる様式で操作及び確認されることを可能にする警報表示インターフェースを含む。【効果】警報操作及び確認システムは、単一制御モジュール、機器等の種々の異なる警報の選択が、結果として異なるプラント表示、異なる銘板表示、及び/または選択された警報に関して更なる情報をユーザに提供するために使用される異なる警報操作パラメータをもたらすことを可能にし、所定のプラント表示、銘板表示、または個々の警報が確認される最適な詳細表示に即座に切替わることを可能にし、制御オペレータが、警報への対応をとるために、より迅速に警報源若しくは原因を識別すること、及び/または動作原因を判定することを可能にする。【選択図】図5

Description

この特許は、概して、プロセスプラント及びプロセス制御システム、より具体的には、プロセスプラント及びプロセス制御システム内のより良好な警報操作及び確認サポートを提供するように警報を構成する方法及びシステムに関する。
物理的材料または製品を製造、精製、変換、生成、または生産するために化学、石油、工業または他のプロセスプラントで使用されるような、分散プロセス制御システムは、アナログ、デジタル若しくは組み合わせられたアナログ/デジタルバスを介して、または1つ以上の無線通信リンク若しくはネットワークを介して、1つ以上のフィールド機器に通信可能に結合された1つ以上のプロセスコントローラを一般に含む。例えば、バルブ、バルブポジショナ、スイッチ及び送信器(例えば、温度、圧力、レベル及び流量センサ)であり得るフィールド機器は、プロセスプラントまたはシステム内で実行する1つ以上のプロセスを制御するために、プロセス環境内に位置し、バルブを開くかまたは閉じる、温度、供給量、若しくは圧力のようなプロセス及び/または環境パラメータを測定するような、物理的またはプロセス制御機能を概して果たす。公知のフィールドバスプロトコルに準拠するフィールド機器のような、高性能フィールド機器は、制御計算、警報機能、及びコントローラ内に一般的に実装される他の制御機能をまた果たし得る。プラント環境内にまた一般に位置するプロセスコントローラは、フィールド機器によって作成されたプロセス測定値及び/またはフィールド機器に属する他の情報を指示する信号を受信し、例えば、プロセス制御決定をなす異なる制御モジュールを動かすコントローラアプリケーションを実行し、受信した情報に基づいて制御信号を生成し、HART(登録商標)、WirelessHART(登録商標)、及びFOUNDATION(登録商標)フィールドバスフィールド機器のような、フィールド機器において行われているコントロールモジュールまたはブロックと協調する。コントローラの制御モジュールは、通信線またはリンク越しに制御信号をフィールド機器に送り、これによってプロセスプラントまたはシステムの少なくとも一部分の動作を制御、例えば、プラントまたはシステム内において動くまたは実行する1つ以上の工業的プロセスの少なくとも一部分を制御する。プラント環境内にまた一般に位置するI/O機器は、コントローラと1つ以上のフィールド機器との間に一般に配設され、例えば、電気信号をデジタル値及びその逆の変換を行うことによって、それらの間の通信を可能にする。本明細書において利用されるように、フィールド機器、コントローラ、I/O機器は、「プロセス制御機器」として概して言及され、プロセス制御システムまたはプラントのフィールド環境に概して位置するか、配設されるか、または設置される。
またさらに、多くのプロセスまたは工業的プラントにおいて、プロセス制御ネットワークは、有害化学物質の漏れ、爆発等のような、プラントの深刻な危険を結果的にもたらすか、または引き起こす問題が発生するときに、プロセスプラント内の重大な安全に関する問題を検出し、自動的に、バルブの開閉、機器からの電力の除去、プラント内の流れの切替え等を行うために動作する安全計装システム(SIS)を含む。これらの安全システムは、標準プロセス制御コントローラとは別に、1つ以上の別個のコントローラを一般に有し、安全システムロジックソルバーと呼ばれ、これは、別個のバス、通信線、またはプロセスプラント内に設置された無線ネットワークを介して安全フィールド機器に接続される。ロジックソルバーは、一定の安全スイッチまたは遮断バルブ、プロセスにおけるオーバーフローまたはアンダーフロー、重要な電源または制御機器の動作、不具合検出機器の動作等のような、重大なイベントと関連付けられたプロセス状態を検出するために安全フィールド機器を使用する安全計装機能(SIF)ルーチンを実行し、これによってプロセス
プラント内のイベントを検出する。単一状態または2つ以上の状態の同時発生であり得るイベントが検出されるとき、安全コントローラは、イベントの有害な性質を限定するために、バルブを閉じること、機器を停止すること、プラントの区分から電力を除去すること等のような、いくつかの動作をとる。概して、これらの動作は、プロセスプラント内の深刻または危険な状態を防止するように設計されるトリップまたは「安全」動作モードに安全機器を切替えることを含む。
両方の場合において、フィールド機器、コントローラ、及び安全システムロジックソルバー(安全コントローラとも呼ばれる)からの情報は、通常、データハイウェイまたは通信ネットワーク越しに、オペレータワークステーション、パーソナルコンピュータ若しくはユーザインターフェースを有する他の形式のコンピューティング機器、データヒストリアン、レポートジェネレータ、集中データベース、または制御室若しくはより厳しいフィールド環境から離れた他の場所、例えば、プロセスプラントのバックエンド環境に一般に配置される他の集中管理コンピューティング機器のような、1つ以上の他のハードウェア機器に対して利用可能になる。これらのハードウェア機器の各々は、プロセスプラントに渡って、またはプロセスプラントの一部分に渡って一般に集中化される。これらのハードウェア機器は、例えば、プロセス制御ルーチンまたは安全ルーチンの設定を変更すること、プロセスコントローラ、安全システムコントローラ、フィールド機器等の中の制御モジュールの動作を修正すること、プロセスの現在状態を確認すること、フィールド機器、プロセスコントローラ、または安全システムコントローラによって生成された警報を確認すること、従業員の訓練またはプロセス制御ソフトウェアのテストの目的に対するプロセスの動作の模擬、構成データベースの維持及び更新のような、制御若しくは安全システムオペレータがプロセスを制御すること、及び/またはプロセスプラントを動作させることに対する機能を果たすことを可能にし得る。ハードウェア機器、コントローラ、及びフィールド機器によって利用されるデータハイウェイは、有線通信経路、無線通信経路、または有線及び無線通信経路の組み合わせを含み得る。
例として、Emerson Process Managementによって販売されているDeltaV(商標)制御システムは、プロセスプラント内の異なった配置に位置する異なる機器内に格納され、これによって実行される複数アプリケーションを含む。プロセス制御システムまたはプラントのバックエンド環境において1つ以上のワークステーションまたはコンピューティング機器に常駐する構成アプリケーションは、ユーザがプロセス制御モジュールを作成または変更し、データハイウェイを介してこれらのプロセス制御モジュールを専用分散コントローラにダウンロードすることを可能にする。一般に、これらの制御モジュールは、通信相互接続ファンクションブロックからなり、これは、そこへの入力に基づいて制御スキーム内の機能を果たし、制御スキーム内の他のファンクションブロックに出力を提供するオブジェクト指向プログラミングプロトコルにおけるオブジェクトである。構成アプリケーションは、構成設計者がオペレータにデータを表示するために確認アプリケーションによって使用されるオペレータインターフェースを作成または変更することをまた許容すると共に、オペレータがプロセス制御ルーチン内の設定値のような設定を変更することを可能にする。各専用コントローラ(例えば、プロセスコントローラ及び安全システムコントローラ)及びいくつかの場合において1つ以上のフィールド機器は、実際のプロセス制御及び安全システム機能を実装するためにそこに割り当てられダウンロードされた制御モジュールを動かす、それぞれのコントローラまたは安全アプリケーションを格納し実行する。
さらに、オペレータワークステーション、オペレータワークステーション及びデータハイウェイと通信接続状態の1つ以上の遠隔コンピューティング機器等のような、1つ以上のユーザインターフェース機器、または1つ以上のユーザインターフェース機器上で実行され得るプラント表示アプリケーションは、データハイウェイを介してコントローラ及び
フィールド機器からデータを受信し、ユーザインターフェース画面を介してこのデータをプロセス制御システム設計者、オペレータ、またはユーザに表示する。これらのユーザインターフェース機器またはアプリケーションは、プラントの異なるユーザによって行われる動作に個別対応されたオペレータの視点、技術者の視点、専門家の視点等のような、多数の異なる視点のいずれかを提供し得る。さらに、データヒストリアンアプリケーションが、データハイウェイに渡って提供されたデータのいくつかまたは全てを収集し格納するデータヒストリアン機器に一般に格納され、これによって実行され、一方で構成データベースアプリケーションが、現在のプロセス制御ルーチン構成及びこれと関連付けられたデータを格納するためにデータハイウェイに所属する、また更なるコンピュータにおいて動き得る。これに代えて、構成データベースは、構成アプリケーションとして同一ワークステーションに位置し得る。
制御及び/または安全システムオペレータ、管理システムオペレータ等によって行われる重要な活動のうちの1つは、プラント動作中に、種々の機器、制御ルーチン、安全システムルーチン、管理ルーチン等によって生成される警報に対する確認及び対応に関する。概して言うと、プロセス制御オペレータ、安全システムオペレータ、管理従業員等は、概してプラントのフィールド環境内の実際のフィールド機器及び他のフィールド設備から離れたプラントのバックエンド環境内においてワークステーション、携帯機器等で実行されるユーザインターフェースアプリケーションによって提供されるユーザインターフェース表示画面を確認する。動作中、ユーザインターフェースアプリケーションは、複数の可能な事前構成されたプラント表示のうちの1つをユーザに提示し、各プラント表示は、いくつかの区域、ユニット、区分、またはプラントの他の部分を一般に図示する。一般的に知られるように、物理的プロセス要素(例えば、プロセスプラントにおいてプロセスを制御するために利用されることになるバルブ、センサ等)は、配管計装図(P&ID)及び/またはプラントフロアレイアウト及び/またはプロセス制御システム若しくは安全システムレイアウトの「設計図」に従って図示され得る。加えて、これらのユーザインターフェースアプリケーションは、プラント内の高性能機器によって生成された機器警報、プラントのコントローラ(例えば、プロセス及び安全システムコントローラ)内の制御ルーチンまたはモジュールによって生成された制御警報、機器またはプラントを動かす管理アプリケーションによって生成された管理警報等のような、プラント内の機器及びロジックモジュールによって生成されるかまたは起動された種々の警報のいくつかまたは全てを指示する警報バナーまたは他の警報表示を一般に表示する。警報バナーは、プラント内において起動されている各警報と関連付けられたアイコンを一般に図示し、これらのアイコンは、警報または警報源の深刻さ、優先度、場所、または他の基準に基づいて、固定または点滅アイコン等として組織化、色分け、表示され得る。
概して言うと、ユーザは、警報バナーにおいて警報をクリックすることが可能であり、制御システムオペレータのようなユーザが警報に関するプロセスまたは設備の状態を確認することを可能にする、警報と関連付けられた事前設定ユーザインターフェース図が即座に提供される。このような表示は、例えば、PI&D図の形式のプラント表示、警報を生成した機器またはモジュールの銘板表示、警報を生成した機器またはモジュールに関する他の情報等であり得る。ただし、一般の警報表示システムにおいて、警報識別、説明、ならびに警報確認及び表示進行属性は、既定では、コンテナまたは警報源の一般的特性によって判定され、コンテナは、制御モジュール、安全システムモジュール、設備モジュール、制御システム要素、フィールド機器等であり得る。このため、制御モジュールと関連付けられた警報は、例えば、これらの警報が発生する制御モジュールの一般的警報操作特性に結び付けられる。このように、警報がユーザインターフェース上の警報バナーに表示されるとき、警報のクリックは、警報を生成した制御モジュールと関連付けられたプラント表示及び/または銘板表示をもたらす。ただし、多くの場合において、警報が生成されたものと関連付けられた、またはその制御モジュール用の事前構成された表示は、ユーザが
特有の警報に最良に対処することを可能にするためにユーザに提供するための最良の図解表現または他の形式の情報ではないことがある。この事実は、特に安全システムにおいて当てはまり、特有の安全システムモジュールによって生成されている警報が、警報を生成した安全モジュールと関連付けられたプラント表示に良好に示されない、または全く示されない、プラントの多くの異なる機器または他の警報源を取扱うことがある。
一例として、プロセスを動かすモジュールAが、単一プラント表示DA及び関連銘板表示FPAを有し得る。ただし、モジュールの動作は、2つのサブモジュールA1及びA2と協調するかまたはこれらを使用し、これらの各々がそれ自身の関連プラント表示(例えば、それぞれDA1及びDA2)、及び関連銘板表示(それぞれFPA1及びFPA2)を有し得る。サブモジュールA1及びA2についてのプラント表示(DA1及びDA2)及び銘板表示(FPA1及びPFA2)は、モジュールAについてのプラント表示(DA)及び銘板表示(FPA)とは異なる及び/またはこれよりも多くの情報を図示し得る。ただし、モジュールA(警報が生成されたもの)と関連付けられた警報バナーの警報のクリックは、警報が実際にはサブモジュールA1またはA2によって生成されたか否かに関わらず、プラント表示DA及び銘板表示FPAに自動的に進行することになる。警報がサブモジュールA1内にある特有の送信器に関するが、モジュールプラント表示DAまたはモジュール銘板表示FPAに図示されない場合、ユーザは、その後、ユーザが警報を選択した結果としてユーザに提示されたプラント表示または銘板表示において警報源を見ることができないことになる。実際には、この場合において、警報に関する情報に関連する送信器が図示されることを理由として、ユーザは、警報バナーの警報をクリックすることによって、ユーザインターフェースシステムがプラント表示DA1及び銘板表示FPA1に進行することを望むであろう。この場合において、ユーザは、ここで、より所望の表示に手動で進行しなければならず、これは、時間及び技能を要する。
現在、ユーザがこの問題を回避しようとする場合、ユーザは、制御モジュールの複製であるが実際の制御モジュール内の警報の複製である別個の警報(実際には、制御モジュールの複製警報)または警報の部分集合(やはりこれらの全ては、制御モジュールの複製警報である)を有する「シャドウ」警報表示モジュールを作成し、それから「シャドウ」警報表示モジュールの所望のプラント表示及び銘板表示、例えば、プラント表示DA1及び銘板表示FPA1にユーザインターフェース表示を進行させるために「シャドウ」警報表示モジュールによって生成された警報をクリックする。この回避策は、追加のメモリ、プロセッサ上の追加の負荷及びしたがって追加のプロセッサ実行サイクル等を必要とし、追加のプログラミングを必要とし、これら全てがコンピュータ動作内において非効率である。この回避策はまた、結果として、2つの基本的に余分なモジュールによって生成されている複製警報をもたらし、所望の表示に進行するために使用する警報がどれであるかをユーザが既知であることを必要とする。
警報操作及び確認システムは、コンテナ(例えば、制御モジュール、安全システムモジュール、機器等)によって生成された警報が、互いに異なる、及びコンテナ用に特定される一般的な表示パラメータとは異なる様式で操作及び確認されることを可能にする警報表示インターフェースを含む。例として、ユーザが警報表示インターフェース上で警報(特有のコンテナによって生成されるもの)を選択するとき、警報表示インターフェースは、自動的に、異なるプラント表示の提供、異なる銘板表示の提供、かつ/あるいはプラント表示、銘板表示ならびに/またはコンテナ自身及び/若しくはコンテナの他の警報の操作パラメータとは異なる警報操作パラメータの使用を行う。
この機能を実装するために、警報操作及び確認システムは、固有の識別情報(例えば、タグまたは名称)、説明、及び表示進行属性を一組の警報グループの各々に割り当て、各
警報グループは、コンテナ自身の表示進行属性に結び付けられている、これらの識別情報、説明、及び表示進行属性を含むことなく、プロセスプラントの1つ以上のコンテナと関連付けられた単一警報または複数警報を有する。結果として、開示された警報操作及び確認システムは、コントローラオペレータが、例えば、警報の対処において、より迅速に警報源若しくは原因を識別するために、及び/または動作原因を判定するために、所定のプラント表示、銘板表示、または確認のために選択されている個々の警報に最適な詳細表示に即座に切替えることができる。警報操作及び確認システムは、このため、プラント従業員にとって警報の発生に際して適切なプラント表示に進行することをより容易にしつつ、同時に、必要とされるコンピュータリソースを低減し、警報表示システム上のプログラミング作業負担を減少させ、このため、従業員が当然に予期する様式における入力に反応する警報表示を構成することをより容易にする。このシステムは、制御システムリソースのコンピュータ負荷非効率性ならびにより多くのCPU及びメモリ消費を上記の先行技術よりもまた低減する。
一つの場合において、警報操作及び確認システムは、一組の警報グループを含むために、1つ以上の制御モジュール、安全ロジックモジュール、機器、または警報を生成する他のエンティティのような、1つ以上のコンテナを構成する。警報操作及び確認システムは、その後、ユーザが一組の警報操作及び確認特性を各警報グループに別個に割り当てることを可能にし、警報操作及び確認特性は、例えば、警報グループの警報に使用するプラント表示、警報グループの警報に使用する銘板表示、警報グループの警報の各々に使用する警報操作パラメータ(例えば、優先度、消去特質、表示特質等)等を含む。その後、警報操作及び確認システムは、ユーザが、コンテナのどの警報が各警報グループに割り当てられることになるか、またはコンテナの特有の警報が任意の警報グループに割り当てられるべきではないかどうかを構成することを可能にする。一つの場合において、コンテナは、その後、これらの警報グループならびにその中に配設された警報グループ操作及び確認パラメータと共にインスタンス化または作成される。プラントの動作中、警報がコンテナによって起動されるとき、警報操作及び確認システムは、警報バナーのような、警報表示インターフェース上に警報についての表示またはアイコンを表示し、ユーザが確認する警報を選択することを可能にする。特有のコンテナの警報グループに割り当てられている警報が選択されるとき、警報操作及び確認システムは、モジュールリストから、自身に格納された警報グループ情報を有するコンテナへの正しい通信経路を判定し、その後、警報グループ用の警報操作及び確認特性を取得するために、この通信経路を使用する。警報操作及び確認システムは、その後、例えば、ユーザが警報に対処することを可能にすべく、ユーザインターフェース機器を介して、プラント表示、銘板表示のような、1つ以上の表示をユーザに提供するためにこれらの特性を使用する。さらに、警報操作及び確認システムは、警報がユーザインターフェース機器を介して示され、確認され、消去される等の様式で動くように、警報グループ用に格納されたものとして格納された警報操作パラメータ(例えば、優先度、消去特質等)をまた使用し得る。
効率的及び柔軟な警報操作及び確認システムが提供され得る警報表示ユーザインターフェース機器を有するプロセスプラント例を例示するブロック図を図示する。 プラント表示、銘板表示、及び警報バナー表示を例示するユーザ表示インターフェースを提示すると共に、ユーザが警報バナー表示の警報のうちの1つのユーザ区分に基づいてプラント内のエンティティのプラントまたは銘板の種々の部分または区分を確認することを可能にするオペレータワークステーション上で実行されるプラントまたは警報表示アプリケーションを図示する。 制御モジュールの種々の異なる警報が配置される一組の警報グループの各々についての警報グループ要素を含み、各警報グループ要素が異なるプラント表示、銘板表示、及び一組の警報操作パラメータ値を含むかまたは参照する、制御モジュールを図示する。 制御モジュール用に確立された異なる警報グループと関連付けられることになる制御モジュールの種々の警報を構成するために使用され得る構成システムを図示する。 制御モジュールと概して関連付けられる第1のプラント表示を例示するユーザインターフェース表示画面を図示する。 図5の第1のプラント表示に図示されるが、その中に追加の情報を有する、プラントの一部分を図示する第2のプラント表示を例示するユーザインターフェース表示画面を図示する。 図5の第1のプラント表示に図示されるが、その中に追加の情報を有する、プラントの別の部分を図示する第3のプラント表示を例示するユーザインターフェース表示画面を図示する。 制御モジュールの種々のサブブロック内の警報について、警報グループ情報を含む制御モジュール情報を例示するユーザインターフェース表示画面を図示する。 一組のコンテナの各々と関連付けられた別個の警報グループの存在に基づいて、本明細書において説明される警報操作及び確認システムによって使用されるプラントのノード間通信を実装する様式を例示するプラント通信図を図示する。
図1は、リアルタイムで1つ以上の工業的プロセスを制御するように動作し、警報操作及び確認システムが、制御システムまたはプラント5内において向上した警報操作及び確認性能を提供するように実装され得る、プロセスプラント、プロセス制御システム、またはプロセス制御環境5を例示する。概して言うと、プロセスプラント5は、稼働されオンラインで動作しているときに、プロセスプラント(任意の形式のプロセスまたは工業的プラントであり得る)内で実行する1つ以上のプロセスを制御するプロセス制御システムと共同して物理的機能を果たす、1つ以上の有線または無線プロセス制御機器、コンポーネント、または要素を含む。プロセスプラント5及び/またはプロセス制御システムは、例えば、1つ以上の有線通信ネットワーク及び/または1つ以上の無線通信ネットワークを含み得る。加えて、プロセスプラント5または制御システムは、連続的、バッチ、アセット管理、構成、ヒストリアン、及び他の形式のデータベースのような、集中データベースを含み得る。
特に、図1は、フィールド機器によって作成されたプロセス測定値を指示する信号を受信し、プラント5のプロセスの動作を制御するために、有線または無線プロセス制御通信リンクまたはネットワーク越しに他のフィールド機器に送信される制御信号を生成する1つ以上のプロセス制御及び/または安全システム制御ルーチンを使用してこの情報を処理する1つ以上のプロセスコントローラ及び安全コントローラを有する、プロセスプラント、プロセス制御システム、またはプロセス制御環境5の例のブロック図である。一般に、少なくとも1つのフィールド機器が、プロセスの動作を制御するために物理的機能(例えば、バルブの開閉、温度の増減、測定値の取得、状態の検知等)を果たす。いくつかの形式のフィールド機器は、入力/出力(I/O)機器を使用してコントローラと通信する。プロセスコントローラ、フィールド機器、及びI/O機器は、有線または無線であり、任意の数及び組み合わせの有線及び無線プロセスコントローラ、フィールド機器ならびにI/O機器が、プロセスプラント環境またはシステム5に含まれ得る。
例えば、図1のシステムは、複数プロセスコントローラ11を有し、プロセスコントローラ11のうちのいくつかが有線様式で入力/出力(I/O)カード26及び28を介してフィールド機器15〜22に通信可能に接続される、制御システムを図示する。さらに、プロセスコントローラ11のうちのいくつかは、無線様式または部分的に無線様式で無線ゲートウェイ35及びプロセス制御データハイウェイ10を介してフィールド機器40
〜46に通信可能に接続される。プロセス制御データハイウェイ10は、1つ以上の有線及び/または無線通信リンクを含み、例えば、イーサーネットプロトコルのような任意の所望または適切な通信プロトコルを使用して実装され得る。いくつかの構成(図示されない)において、プロセスコントローラ11のうちの1つ以上は、任意の他の通信プロトコル、例えば、Wi−Fiまたは他のIEEE802.11準拠の無線ローカルエリアネットワークプロトコル、モバイル通信プロトコル(例えば、WiMAX、LTE、または他のITU−R互換性プロトコル)、Bluetooth(登録商標)プロトコル、HART(登録商標)プロトコル、WirelessHART(登録商標)プロトコル、Profibusプロトコル、FOUNDATION(登録商標) Fieldbusプロトコル等をサポートする任意の数の他の有線または無線通信リンクを使用することによるような、データハイウェイまたは通信ネットワーク10とは他の1つ以上の通信ネットワークを使用して無線ゲートウェイ35に通信可能に接続され得る。
例として、Emerson Process Managementによって販売されているDeltaV(商標)コントローラであり得る、コントローラ11は、フィールド機器15〜22及び40〜46のうちの少なくともいくつかを使用してバッチプロセスまたは連続プロセスを実装するように動作し得る。プロセス制御データハイウェイ10に通信可能に接続されていることに加えて、コントローラ11は、例えば、標準4〜20mA機器、I/Oカード26、28及び/またはFOUNDATION(登録商標) Fieldbusプロトコル、HART(登録商標)プロトコル、WirelessHART(登録商標)プロトコル等のような任意の高性能通信プロトコルと関連付けられた任意の所望のハードウェア及びソフトウェアを使用してフィールド機器15〜22及び40〜46のうちの少なくともいくつかに通信可能に接続され得る。図1において、コントローラ11、フィールド機器15〜22及びI/Oカード26、28は、有線機器であり、フィールド機器40〜46は、無線フィールド機器である。もちろん、有線フィールド機器15〜22及び無線フィールド機器40〜46は、将来的に開発される任意の標準またはプロトコルを含む、任意の有線または無線プロトコルのような、任意の他の所望の標準またはプロトコルに従うことも可能である。
図1のプロセスコントローラ11は、プロセスコントロールシステムの別個のノードを各々定義し、1つ以上のプロセス制御ルーチン38(例えば、メモリ32に格納される)を実装または監督するプロセッサ30を含み、このようなプロセス制御ルーチン38は、本明細書において制御モジュールとして概して言及されている。プロセッサ30は、フィールド機器15〜22及び40〜46と、コントローラ11に通信可能に接続された他のノードと通信するように構成される。本明細書において説明される任意の制御ルーチンまたはモジュール38が、所望であれば、異なるコントローラまたは他の機器によって実装または実行される、その部分を有し得ることが留意されるべきである。同様に、プロセス制御システム5内に実装されることになる、本明細書において説明される制御ルーチンまたはモジュール38は、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア等を含む、任意の形式をとってもよい。加えて、制御ルーチン38は、オブジェクト指向プログラミング言語、ラダーロジック、シーケンシャルファンクションチャート、ファンクションブロックダイヤグラムを使用する、または任意の他のソフトウェアプログラミング言語若しくは設計方式を使用する、任意の所望のソフトウェア形式で実装され得る。制御ルーチンまたは制御モジュール38は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、またはリードオンリーメモリ(ROM)のような、任意の所望の形式のメモリ32に格納され得る。同様に、制御ルーチン38は、例えば、1つ以上のEPROM、EEPROM、特定用途向け集積回路(ASIC)、または任意の他のハードウェア若しくはファームウェア要素内にハードコードされてもよい。したがって、コントローラ11は、任意の所望の様式で制御手法または制御ルーチンを実装するように構成され得る。
一つの場合において、コントローラ11は、一般的にファンクションブロックと呼ばれるものによって定義された制御モジュール38を使用して制御手法を実装し、各ファンクションブロックは、オブジェクトまたは全体制御ルーチンのうちの他の部分(例えば、サブルーチン)であり、プロセス制御システム5内のプロセス制御ループを実装するために、他のファンクションブロックと(リンクと呼ばれる通信を介して)一体的に動作する。ファンクションブロックに基づく制御は、プロセス制御システム5内のいくつかの物理的機能を果たすために、プロセス制御システム内の送信器、センサ若しくは他のプロセスパラメータ測定機器のような入力機能、PID、ファジーロジック制御等を行う制御ルーチンと関連付けられるような制御機能、またはバルブのようないくつかの機器の動作を制御する出力機能のうちの1つを一般に果たす。もちろん、混成及び他の形式のファンクションブロックが存在する。ファンクションブロックは、これらのファンクションブロックが標準4〜20mA機器及びHART(登録商標)のようないくつかの形式の高性能フィールド機器用に使用される、若しくはこれらと関連付けられる一般の場合、コントローラ11に格納され、これによって実行され得るか、またはFOUNDATION(登録商標)
Fieldbus機器を伴う場合であり得る、フィールド機器自身に格納され、これによって実装され得る。このため、理解されるように、コントローラ11は、ファンクションブロックのうちの1つ以上を実行することによって行われる1つ以上の制御ループを実装し得る1つ以上の制御ルーチン38を含み得る。
有線フィールド機器15〜22は、センサ、バルブ、送信器、ポジショナ等の任意の形式の機器であり、一方でI/Oカード26及び28は、任意の所望の通信またはコントローラプロトコルに準拠する任意の形式のI/O機器であり得る。図1において、フィールド機器15〜18は、アナログ線または組み合わせられたアナログ及びデジタル線越しにI/Oカード26に通信を行う標準4〜20mA機器またはHART(登録商標)機器であり、一方でフィールド機器19〜22は、FOUNDATION(登録商標)Fieldbus通信プロトコルを使用してデジタルバス越しにI/Oカード28に通信を行う、FOUNDATION(登録商標)Fieldbusフィールド機器のような、高性能機器である。なおいくつかの実施形態において、有線フィールド機器15〜22のうちの少なくともいくつか及び/またはI/Oカード26、28のうちの少なくともいくつかは、追加的または代替的にプロセス制御データハイウェイ10の使用、及び/または他の適切な制御システムプロトコル(例えば、Profibus、DeviceNet、Foundation Fieldbus、ControlNet、Modbus、HART等)の使用によってコントローラ11と通信し得る。
図1のシステムにおいて、無線フィールド機器40〜46は、WirelessHART(登録商標)プロトコルのような、無線プロトコルを使用して無線プロセス制御通信ネットワーク70を介して通信する。このような無線フィールド機器40〜46は、無線(例えば、上記の無線プロトコルまたは別の無線プロトコルを使用する)で通信するようにまた構成される、1つ以上の他の機器または無線ネットワーク70のノードと直接的に通信し得る。無線で通信するように構成されていない1つ以上の他のノードと通信するために、無線フィールド機器40〜46は、プロセス制御データハイウェイ10または別のプロセス制御通信ネットワークに接続された無線ゲートウェイ35を利用し得る。無線ゲートウェイ35は、無線通信ネットワーク70の種々の無線機器40〜58へのアクセスを提供する。特に、無線ゲートウェイ35は、無線機器40〜58、有線機器11〜28、及び/またはプロセス制御プラント5の他のノード若しくは機器の間の通信接続を提供する。例えば、無線ゲートウェイ35は、プロセス制御データハイウェイ10を使用することによって、及び/またはプロセスプラント5の1つ以上の他の通信ネットワークを使用することによって、通信接続を提供し得る。
有線フィールド機器15〜22に類似して、無線ネットワーク70の無線フィールド機
器40〜46は、プロセスプラント5内における物理的制御機能、例えば、バルブの開閉、プロセスパラメータの測定値の取得等を行う。無線フィールド機器40〜46は、しかしながら、ネットワーク70の無線プロトコルを使用して通信を行うように構成される。このため、無線フィールド機器40〜46、無線ゲートウェイ35、及び無線ネットワーク70の他の無線ノード52〜58は、無線通信パケットの生産者及び消費者である。
プロセスプラント5のいくつかの構成において、無線ネットワーク70は、非無線機器を含む。例えば、図1において、フィールド機器48が、古い4〜20mA機器として図示され、フィールド機器50が、HART(登録商標)機器として図示される。ネットワーク70内において通信を行うために、フィールド機器48及び50は、無線アダプタ52a、52bを介して無線通信ネットワーク70に接続される。無線アダプタ52a、52bは、WirelessHARTのような無線プロトコルをサポートし、Foundation(登録商標) Fieldbus、PROFIBUS、DeviceNet等のような1つ以上の他の通信プロトコルをまたサポートし得る。加えて、いくつかの構成において、無線ネットワーク70は、1つ以上のネットワークアクセスポイント55a、55bを含み、これは、無線ゲートウェイ35と有線通信する別個の物理的機器であり得るか、または統合機器として無線ゲートウェイ35と提供され得る。無線ネットワーク70は、無線通信ネットワーク70内において1つの無線機器から別の無線機器にパケットを転送する1つ以上のルータ58をまた含み得る。図1のシステム例において、無線機器40〜46及び52〜58は、無線通信ネットワーク70の無線リンク60越し及び/またはプロセス制御データハイウェイ10を介して互いと及び無線ゲートウェイ35と通信する。
またさらに、プロセスコントローラ11のうちの1つ以上は、安全ロジックソルバーまたは安全システムコントローラ72に接続され、次に、安全システムフィールド機器またはアセット74に接続され得る。安全コントローラ72は、フィールド機器74に直接的に接続され得るか(図1に示されるように)、または1つ以上のI/O機器(図1に示されない)を介してフィールド機器74に接続され、また任意のイベントにおいて、任意の有線または無線通信リンクを介してフィールド機器74に接続され得る。同様に、フィールド機器74は、安全目的のためにプラント内において任意の形式の物理的機能または検知機能を果たす任意の形式の機器であり、上記の通信プロトコルまたは他の通信プロトコルのいずれかに準拠し得る。同様に、安全コントローラ72は、本明細書において安全システムモジュールとして言及される、1つ以上の安全システムロジックモジュール76をメモリ77に格納し、これらの安全システムモジュール76をプロセッサ78上で実行し得る。安全システムロジックモジュール76は、プロセス制御モジュール38についての上記の様式のいずれかで構成され、警報機能のようなユーザインターフェース機能を含む、任意の機能を安全システム内において果たし得る。所望であれば、安全ロジックコントローラ72は、プロセスコントローラ11として同一または異なるノード内にあり得る。
図1のプロセスプラントまたはプロセス制御システム5は、1つ以上のオペレータワークステーション80を含み、これらの各々は、データハイウェイ10に通信可能に接続され、またこれらの各々は、メモリ及び1つ以上のコンピュータプロセッサをまた含む。オペレータ及び他の従業員は、プラント5及びプラント5内の要素を構成するために、ならびに/または任意の診断、調整、保全、及び/若しくは必要とされ得る他の行動をとると同様に、プロセスプラント5のランタイム動作を確認及び監視するために、オペレータワークステーション80を使用し得る。オペレータワークステーション80のうちの少なくともいくつかは、プラント5のまたはその近くの種々の保護された区域に位置し、いくつかの状況において、オペレータワークステーション80のうちの少なくともいくつかは、遠隔に位置し得るが、それでもなおプラント5と通信可能に接続している。オペレータワークステーション80は、有線または無線コンピューティング機器であり得る。
プロセス制御システム5の例は、構成アプリケーション81(オペレータワークステーション80のうちの少なくとも1つのメモリに格納され、そのプロセッサ上で実行される)及び構成データベース82を含むようにさらに例示され、これらの各々は、データハイウェイ10にまた通信可能に接続される。上記のように、構成アプリケーション81の種々のインスタンスは、ユーザがプロセス制御モジュール(38)及び/または安全システムモジュール(76)を作成または変更することを可能にするために、警報操作及び確認ルーチンならびにサポート機構を構成するために、かつデータハイウェイ10を介してこれらのモジュール及びサポート機構をコントローラ11、安全ロジック機器72、またはプロセスプラント5の他のノードにダウンロードするために、1つ以上のコンピューティング機器上で実行し、さらにユーザが、オペレータインターフェース機器上で実行されるオペレータインターフェース表示モジュールを作成または変更することを可能にし、オペレータインターフェース機器を介して、オペレータは、プロセスプラント5を確認すること、データを確認すること、ならびにプロセス制御ルーチン38、安全システムルーチン76、プラント5のフィールド機器15〜22及び40〜58等内のデータ設定を変更可能であり得る。構成データベース82は、作成された(例えば、構成された)制御及び安全システムモジュールならびに/またはオペレータインターフェース表示モジュール若しくはルーチンを格納する。所望であれば、構成アプリケーション81及び構成データベース82は、集中化され、プロセス制御システム5に対する一元的論理的体裁を有し得るが、構成アプリケーション81の複数インスタンスは、プロセス制御システム5内で同時に実行し、構成データベース82は、複数物理的データ記憶機器に渡って実装され得る。所望であれば、構成システム用のユーザインターフェース表示機器は、オペレータワークステーション80とは異なり、このため構成システム用のユーザインターフェース機器は、プラント5がリアルタイムで動作しているか否かに無関係に構成及び開発技術者によって利用され、オペレータワークステーション80は、プロセスプラント5のリアルタイム動作(本明細書において互換的にプロセスプラント5の「ランタイム」動作としてまた言及される)中に制御及び安全システムオペレータによって概して利用され得る。
プロセス制御システム5の例は、データヒストリアンアプリケーション83及びデータヒストリアンデータベース84をまた含み、この各々は、データハイウェイ10にまた通信可能に接続される。データヒストリアンアプリケーション83は、データハイウェイ10に渡って提供されたデータのうちのいくつかまたは全てを収集し、長期保存用のヒストリアンデータベース84にデータを時系列化または格納するように動作する。構成アプリケーション81及び構成データベース82に類似して、データヒストリアンアプリケーション83及びヒストリアンデータベース84は、集中化され、プロセス制御システム5に対して一元的論理的体裁を有するが、データヒストリアンアプリケーション83の複数インスタンスは、プロセス制御システム5内で同時に実行し、データヒストリアンデータベース84は、複数の物理的データ記憶機器に渡って実装され得る。
いくつかの構成において、プロセス制御システム5は、WiFi若しくは他のIEEE802.11準拠の無線ローカルエリアネットワークプロトコル、WiMAX(ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス)、LTE(ロングタームエボリューション)若しくは他のITU−R(国際電気通信連合無線通信部門)互換性プロトコルのような、モバイル通信プロトコル、近距離無線通信(NFC)及びBluetoothのような短波長無線通信、または他の無線通信プロトコルのような、他の無線プロトコルを使用して他の機器と通信する、1つ以上の他の無線アクセスポイント85を含む。一般に、このような無線アクセスポイント85は、携帯または他のポータブルコンピューティング機器(例えば、ユーザインターフェース機器86)が、無線ネットワーク70とは異なり、無線ネットワーク70とは異なる無線プロトコルをサポートし得る、それぞれの無線プロセス制御通信プロトコル越しに通信することを許容する。例えば、無線
またはポータブルユーザインターフェース機器86は、プロセスプラント5(例えば、オペレータワークステーション80のうちの1つのインスタンス)内においてオペレータによってまたは保全従業員によって利用される、モバイルワークステーションまたは診断テスト設備であり得る。いくつかのシナリオにおいて、ポータブルコンピューティング機器に加えて、1つ以上のプロセス制御機器(例えば、コントローラ11、フィールド機器15〜22、または無線機器40〜58)は、アクセスポイント85によってサポートされた無線プロトコルを使用してまた通信する。
いくつかの構成において、プロセス制御システム5は、直接のプロセス制御システム5に対して外部であるシステムへの1つ以上のゲートウェイ87、88を含む。一般に、このようなシステムは、プロセス制御システム5によって生成されたか、またはこれによって処理された情報の消費者または供給者用に提供され得る。例えば、プロセス制御プラント5は、直接のプロセスプラント5を別のプロセスプラントと通信可能に接続するために、ゲートウェイノード87を含み得る。追加的または代替的に、プロセス制御プラント5は、直接のプロセスプラント5を、実験室システム(例えば、実験室情報管理システム、すなわちLIMS)、オペレータ循環データベース、マテリアルハンドリングシステム、保全管理システム、製品棚卸制御システム、生産計画システム、天候データシステム、発送及び出荷システム、梱包システム、インターネット、別の生産者のプロセス制御システム、または他の外部システムのような、外部の公開または非公開システムと通信可能に接続するために、ゲートウェイノード88を含み得る。
図1が、プロセスプラント5の例に含まれた、有限数のフィールド機器15〜22及び40〜46を有する3つのコントローラ11、無線ゲートウェイ35、無線アダプタ52、アクセスポイント55、ルータ58、無線プロセス制御通信ネットワーク70、安全システムロジック機器72、ならびに安全システムフィールド機器74のみを例示するが、この例は、単に例示的及び非限定的実施形態であることが留意される。任意の数のコントローラ11及び/または安全ロジック機器72が、プロセス制御プラントまたはシステム5に含まれてもよく、コントローラ11及び安全ロジック機器72のいずれかが、プラント5のプロセスを制御するために、任意の数の有線または無線機器ならびにネットワーク15〜22、40〜46、35、52、55、58、70及び74と通信してもよい。
さらに、図1のプロセスプラントまたは制御システム5は、データハイウェイ10によって通信可能に接続される、フィールド環境90(例えば、プロセスプラントフロア)及びバックエンド環境92を含むことが留意される。図1に図示されるように、フィールド環境90は、ランタイム中にプロセスを制御するために動作するように、そこに配設、設置、及び相互接続される物理的コンポーネント(例えば、プロセス制御機器、フィールド機器、I/Oネットワーク、ネットワーク要素等)を含む。例えば、コントローラ11、I/Oカード26、28、フィールド機器15〜22、かつ他の機器及びネットワークコンポーネント40〜46、35、52、55、58、70ならびに安全ロジックソルバー72及び安全機器74は、プロセスプラント5のフィールド環境90に位置するか、配設されるか、またはさもなければ含まれる。概して言うと、プロセスプラント5のフィールド機器90において、原材料が、1つ以上の製品を生成するために、そこに配設された物理的コンポーネントを使用して受容され処理される。
プロセスプラント5のバックエンド環境92は、コンピューティング機器、オペレータワークステーション、データベースまたはデータバンク等のような種々のコンポーネントを含み、それらは、一般にフィールド環境90の厳しい状態及び材料から遮蔽及び/または保護される。図1を参照すると、バックエンド環境92は、プロセスプラント5のランタイム動作をサポートする、例えば、オペレータワークステーション80、制御モジュール及び他の実行可能モジュール用の構成若しくは開発システム81、82、データヒスト
リアンシステム83、84、ならびに/または他の集中管理システム、コンピューティング機器、及び/若しくは機能を含む。いくつかの構成において、プロセスプラント5のバックエンド環境92に含まれた、種々のコンピューティング機器、データベース、ならびに他のコンポーネント及び設備は、異なる物理的位置に物理的に位置し、これらのうちのいくつかがプロセスプラント5に位置し、これらのうちのいくつかが遠隔に位置し得る。
重要なことには、プラント5の動作中、図1に例示されるようにオペレータワークステーション80は、制御オペレータのようなユーザに種々の設備のビュー及び設備と関連付けられたデータを提供するユーザインターフェースアプリケーション95を実装し得る。図2は、コンピュータプロセッサ93と、プラントの管理、プラントの設備の現在状態の確認等の日々の操作を行うことにおいてユーザを補助すべく、ユーザに1つ以上のプラント表示ビュー及び/または銘板表示ビューを提供するためにプロセッサ93上で実行するユーザインターフェース表示プログラムまたはアプリケーション95を格納するメモリ94と、を含むものとして、図1のオペレータインターフェース80のうちの1つを例示する。一つのこのようなプラント表示ビュー96は、図2に例示され、ユーザにプラントレイアウトビューまたはプラント表示97の形式のプラント動作のビューを提示する。プラント表示97は、PI&D図に基づき、プラント5内において相互接続されたものとして、バルブ、タンク、送信器(例えば、センサ)のような機器の種々のアイコンまたは他の表現を図示し、機器タグまたは名称、制御システム参照またはロジック、測定されたプロセスパラメータ値等のような種々の重要なパラメータ及び値を図示し得る。プラント表示97は、追加の情報の確認、他のプラント表示97への進行、図形表示の要素またはパラメータに関する他の情報ビュー(例えば、ポップアップウィンドウ)の確認等のために、ユーザが表示97の図形要素と対話することを許容するユーザ対話機構または要素を含み得る。プラント表示ビュー96は、プラント5内における、種々の機器(例えば、コントローラ、I/O機器、フィールド機器等)、モジュール(例えば、制御または安全システムモジュール)または他のコンテナ用の1つ以上の銘板表示98をまた、またはこれに代えて含み得る。銘板表示は、機器またはモジュール用の標準アイコン、タグ、名称、説明、製造者、機器形式、機器またはモジュールと関連付けられた重大なパラメータ用の1つ以上の値等のような、機器及び/またはモジュールに関するいくつかの情報を概して提供する。これに加えて、一般に、ユーザインターフェース表示アプリケーション95は、プラント5またはプラント5の一部分内において起動された種々の警報のアイコンを表示する警報バナー99または他の警報表示を提示し得る。
プラント表示アプリケーションまたはプログラム95の動作中、ユーザは、種々の異なるプラント表示(例えば、図1の構成データベース82に格納された異なるプラント表示モジュールまたはインターフェースモジュールによって生成され、これと関連付けられたもの)を確認するために表示ビュー96を使用し、プラント表示の各々は、プラント5の種々の異なる設備、制御ルーチン等を図示する図形情報を有し得る。ユーザは、プラント5の同一または異なる区分または部分の詳細な図形表示の確認、制御システム表示(例えば、制御ロジックを例示する)の確認等のために標準的様式において表示ビュー96を操作し得る。ユーザは、これらの要素に関する追加の情報を提供する1つ以上の銘板表示98を確認するために表示ビュー96の種々の要素をまた選択し得る。いくつかの場合において、銘板表示98は、ユーザが要素の1つ以上の重大なパラメータの値を変更することを可能にし得る。同様に、ユーザは、警報バナー99の警報のうちの1つについての警報アイコンを選択し、プラント表示アプリケーション95は、その警報と関連付けられた予め示されたプラント表示を自動的に提供することになる。概して言うと、プラント表示アプリケーション95は、警報の選択に際し、選択された警報用の表示ビュー96において使用するか、またはユーザに提示する、プラント表示、銘板表示、及び他の情報に関する情報を取得するために警報を生成したコンテナ(例えば、機器またはモジュール)と通信することになる。概して言うと、コンテナは、フィールド機器、I/O機器等のような物
理的機器、またはプロセッサ制御モジュール、安全システムロジックモジュール等のような、プロセッサ上で実行されるロジックモジュール、あるいは警報を生成する任意の他のエンティティであり得る。
重要なことに、過去において、アプリケーション95は、警報コンテナからコンテナ用の予め構成されたプラント表示及び/または予め構成された銘板表示を取得しており、その後、表示ビュー96において参照されたプラント表示及び/または銘板を自動的に表示した。しかしながら、上記のように、この機能的手段、つまり特有のコンテナの任意の警報の選択が、結果として警報バナー99において警報を選択したオペレータまたは他のユーザに提示されているそのコンテナについてのプラント表示または銘板表示を自動的にもたらす。多くの場合において、しかしながら、コンテナの既定のプラント表示及び/若しくは銘板表示は、警報を理解することにおいてユーザを補助するために最も適切なプラントの区分を図示するものではないことがある、ならびに/または警報を理解すること及びこれに対応することにおいて最も有用なプラントの種々の詳細を有するプラント表示及び/若しくは銘板表示を図示するものではないことがあるので、警報のコンテナ用の既定のプラント表示(または銘板表示)は、警報に対処するための最良または最も適切なプラント表示(または銘板表示)ではないことがある。さらに、任意の特有の警報についてのプラント表示が、警報を生成したコンテナの既定のプラント表示に自動的に結び付けられるので、この機能は、プラント表示が特有の警報または警報グループに個別対応されることを可能にするものではない。過去において、この制限を克服するために、プラント構成技術者またはオペレータは、タグ、説明、及び表示進行要素を警報コンテナ内の一定の警報に割り当てることを可能にする単一目的に対して、余分な警報コンテナを作成しなければならなかった。この回避策は、警報バナーにおいて警報を選択しているときに、制御オペレータが所望の表示に直接的に進行することを可能にするために、余分な警報が制御オペレータに提示されていることに伴い、結果として余分な警報及び警報コンテナが生成され、管理され、処理されることをもたらした。
本明細書に記載された警報操作及び確認システムは、一方で、全般の制御モジュールまたは他のコンテナ実行活動をコンテナの警報用の警報表示管理及び処理活動から分離し、これによって単一コンテナの警報が警報を生成するコンテナ用に特定されたものとは異なって処理され操作されること(つまり、異なるプラント表示、銘板表示、警報操作パラメータ等を使用すること)を可能にする。概して言うと、本明細書に記載された警報操作及び確認システムは、1つ以上の警報を生成する各コンテナ(例えば、制御モジュール、安全システムロジックソルバー、機器等)用の任意の数の警報グループを作成し、構成技術者が特有のコンテナの異なる警報を警報グループのうちの異なるものと関連付けることを許容する。各異なる警報グループは、別個のプラント表示、銘板表示、及びそれらと関連付けられた警報操作機構を有することが可能であり、パラメータは、警報バナー99において特有の警報が選択されるときのユーザインターフェースアプリケーション95の導き方に使用され得る。
より具体的には、本明細書において説明されるシステムは、構成人員がモジュールまたは機器に警報グループを作成すること、及び任意の設備またはモジュール若しくは機器のコンポーネントを警報グループのいずれかに割り当てることを可能にする。システムは、それから、構成従業員が警報グループの各々と関連付けるためにプラント表示、銘板表示、及び警報操作パラメータを作成及び特定することを可能にする。この様式において、特有のモジュールまたは他のコンテナは、一組の警報操作特性を有する第1の警報グループに割り当てられた第1の警報の部分集合、及び異なる一組の警報操作特性、例えば、異なるプラント表示及び/若しくは銘板表示ならびに/または警報操作パラメータ値を有する第2の警報グループに割り当てられた第2の警報の部分集合を有し得る。
所望であれば、特有のコンテナにおいて、またはそれ用に作成された各警報グループは、コンテナのサブコンポーネントとして設定若しくは作成され得る、または別個のモジュールのような、別個のエンティティとして作成され得る。いずれにしても、警報グループは、固有のタグ、説明、初期プラント表示、詳細プラント表示、銘板表示、及び/またはそれらと関連付けられた若しくはそれらのために定義された他の警報操作パラメータ値を有し、情報は、コンテナ自身に対して格納された対応する情報とは異なり得る。警報グループの固有のタグは、制御モジュールタグと同じ制限を有し、このタグは、制御モジュールタグについての場合のようにシステムレベルにおいて固有であることになる。ただし、警報グループ内のまたはこれと関連付けられたブロックまたは複合は、警報を生成するコンテナ内のブロックまたは複合と同じ名称を有し得る。構成技術者または他のユーザがプラント制御または安全システム機能用のロジックを作成するとき、この人員は、特有の制御ブロックのような制御ルーチンの特有の一部分を作成された警報グループのうちの1つに割り当てることが可能になり、その後、これらの制御ブロック上(内)の任意の警報は、割り当てられた警報グループ内にあることになる。複合制御ブロック(例えば、一組のサブブロックからなるブロック)が警報グループに割り当てられる場合、その後、その複合ブロック内の制御ブロックの全て(及び複合ブロック内の警報の全て)は、警報グループに自動的に割り当てられることになる。
例として、図3は、それぞれ参照番号102A、102B、及び102Cで符号付けされた警報グループ要素によって指示される3つの警報グループAG1、AG2、及びAG3と関連付けられている、例えば、制御モジュール、SIFモジュール、機器モジュール等であり得る、モジュール100を例示する。一般に、制御モジュール100は、例えば、通信リンクを介して共に接続されるファンクションブロックであり得る、種々の制御モジュールブロック110を例えば含む、種々のコンポーネント及び情報をその中に含む。ファンクションブロック110は、例えば、制御モジュール100がインスタンス化、プロセスコントローラ11にダウンロード、及びプロセスコントローラ11内で実行されるときに、プラントで実行されることになる所望の制御機能と関連付けられた計算及び通信動作を実装するロジックを概して含有する(図1)。加えて、制御モジュール100は、動作パラメータ値、設定値、範囲、制限、タグ名称または識別情報等のような、モジュール100に属する種々の異なる形式の構成データを含み得る、構成情報112を含み得る。通常、制御モジュール100は、初期プラント表示114への参照、及び初期銘板表示116への参照を含む。もちろん、制御モジュール110用の初期プラント表示114及び初期銘板表示116への参照は、図1の構成データベース82に格納されているものとして例示されたプラント表示118及び銘板表示119への参照(これに対する指示またはこれと関連付けられた識別情報)であり得るが、プラント5、特にプラント5のバックエンド環境92における、ワークステーション80、及び/または他のサーバ、ユーザインターフェース機器80等のいずれかに格納され得る。これらのプラント表示118及び銘板表示119は、ユーザインターフェースアプリケーション95によってアクセス可能であり、モジュール100またはモジュール100と関連付けられたプラント5の一部分に関する情報をヒューマンマシンインタフェース(HMI)、例えば、ユーザインターフェース機器上のユーザに図形的に提供するためにアプリケーション95によって使用される。
図3に例示されるように、モジュール100は、モジュール100によって、特に、モジュール100のファンクションブロック110のうちの1つ以上と関連付けられた、またはこれによって生成される警報の各々を識別する警報リスト120と共に指示される、一組の警報をまた含む。図3の警報リスト120の例は、例えば、プロセスコントローラ、安全システムロジックソルバー等によるモジュール100の実行中にモジュール100によって、特に、モジュール100のファンクションブロックのうちの種々の異なるものによって生成される、A1〜A9で符号付けされた一組の9つの警報を含む第1の列を含
む。さらに、警報リスト120は、警報A1〜A9の各々が所属する警報グループを識別する第2の列を含む。この場合において、AG1、AG2、及びAG3で符号付けされた、3つの潜在的な警報グループがあり、警報A1〜A9の各々は、3つの警報グループのうちの1つに所属する(なお警報A1〜A9のうちのいくつかが警報グループAG1〜AG3のうちのいずれにも割り当てられないことも可能である)。
またさらに、図3は、プラント5内において実装されるかまたは実行されるときに、例えば、制御モジュール100として同一機器における、モジュール100のサブコンポーネントとして、または別個のモジュール(コンテナ)として格納され得る、モジュール3つの警報グループ要素102A、102B、及び102Cを例示する。もちろん、警報グループ要素102に属する情報は、例えば、構成データベース82またはプラント5のバックエンド環境92の他の処理機器にまた、または代わりに格納されてもよい。警報グループ要素102A、102B、102Cの各々は、制御モジュール100の警報グループAG1、AG2、またはAG3用に定義される、及びこれらと関連付けられ、特に、警報グループ要素102Aは、警報グループAG1と関連付けられ、警報グループ要素102Bは、警報グループAG2と関連付けられ、警報グループ要素102Cは、警報グループAG3と関連付けられる。
さらに、図3に例示されるように、警報グループ要素102の各々(つまり、102A、102B、102C)は、それと関連付けられた警報、初期プラント表示134への参照、初期銘板表示136への参照、ならびに、例えば、警報を確認するか、または警報と対話するときに警報グループ内の警報の各々に適用されるか、またはこれらのために使用されることになる、警報優先度特質、警報抑制特質、フォント、サイズ、色、アイコン等のような警報表示特質を含み得る種々の警報操作及び確認パラメータ値138を定義する警報130のリストを含む、警報操作情報を含む。警報グループ要素102が、他の警報操作パラメータ用の第2のプラント及び銘板表示の参照及び値のような、追加の警報操作情報を含み得ることが理解されるであろう。さらに、プラント表示参照134及び銘板表示参照136が、プラント5のどこかに格納されたプラント表示及び銘板表示への参照として説明される一方で(例えば、図1の構成データベース82に格納された表示118、119)、これらの参照は、それ自身に実際のプラント表示及び銘板表示を含み得るが、この構成は、ユーザインターフェースアプリケーション95がこれらのプラント表示及び/または銘板表示にアクセスする必要があるときに、システム上の増大された通信負荷を引き起こし得る。
任意のイベントにおいて、図3に見られることになるように、警報グループ要素102Aは、A1、A5、A7及びA9の警報リスト130Aと共に、それと関連付けられたプラント表示参照134A、銘板表示参照136A、ならびに警報操作及び確認パラメータ値138Aを有する。理解されることになるように、プラント表示参照134Aは、モジュール100のプラント表示参照114とは異なるプラント表示(118)を参照し得る。類似の様式において、銘板表示参照136Aは、制御モジュール100の銘板表示参照116とは異なる銘板表示(119)を参照し得る。同様に、図3に例示されるように、警報グループ要素102B(警報グループA2と関連付けられた)は、制御モジュール100の警報A2、A3、及びA8を含む警報リスト130B、初期プラント表示参照134B、初期銘板表示参照136B、ならびに一組の警報操作及び確認パラメータ値136Bを含む。加えて、警報グループ要素102C(警報グループA3と関連付けられた)は、制御モジュール100の警報A4及びA6を含む警報リスト130C、初期プラント表示134C、初期銘板表示参照136C、ならびに一組の警報操作及び確認パラメータ値136Cを含む。やはり、初期プラント表示参照134B及び134Cは、互いに異なり、プラント表示参照134A及び114と異なり得るか、またはいくつかの場合においてこれらのプラント表示参照のうちの1つ以上と同一であり得る。類似の様式において、初
期プラント銘板表示参照136B及び136Cは、互いに異なり、銘板表示参照136A及び/または116と異なり得るか、またはいくつかの場合においてこれらのプラント表示参照のうちの1つ以上と同一であり得る。
図3の警報グループ要素102は、単一制御モジュールからの警報を含み、一方で警報グループ要素102は、プラント5内の別個のモジュールまたはエンティティとして実装される場合、複数の異なる制御モジュールまたは他のコンテナからの警報を含み得る。この場合において、警報グループ要素102Aの警報リスト130A(この構成において警報グループモジュールとして言及される)は、それらの元となる制御モジュール100の別名を付けられた名称として格納された制御モジュール100の警報A1、A5、A7、及びA9(制御モジュール警報リスト120によって定義されたもの)を含み得る。このように、例えば、制御モジュール100が、命名された、またはタグCTL101を有する場合、制御モジュール100からの警報A1は、名称またはタグCTL101/A1を有するとしてリスト130Aに格納され得る。この様式において、警報リスト130Aは、同一警報名(A1)をまた有する他の制御モジュール(例えば、制御モジュールCTL102、CTL103等)から他の警報への参照を格納または含み得る。このように、警報グループモジュール102のいずれかの警報リスト130内の一組の警報は、この場合において、制御モジュールまたは他のコンテナの1つ以上からの警報を含み得る。
理解されることになるように、警報グループ要素102の目的は、警報130のリストを格納することと共に、プラント表示参照134、銘板表示参照136、ならびに警報グループ要素の警報リストの警報の各々を確認及び/または操作するために使用されることになる警報操作パラメータ138のような、潜在的に他の警報操作情報を含む警報操作情報を格納することである。警報グループ要素102に格納された警報確認及び操作情報が、プラント表示、銘板表示、及び警報グループ要素102の警報リスト130において警報を生成するコンテナ(例えば、制御モジュール100)の他の操作情報に結び付けられず、またはこれらに基づかず、これによって、コンテナ自身のために定義された全般の表示操作及び確認特質からコンテナにおける警報用の警報操作を分離することが理解されるであろう。この機構は、このようにユーザインターフェースアプリケーション95によって実装された警報操作及び確認アプリケーションがプラント表示、銘板表示、及び警報が生成されるコンテナの確認及び操作特質に関わらず特有の警報に個別対応される他の警報確認特質を提示することを可能にし、このように警報表示アプリケーションの警報操作特質をより有用とし、理解をより容易にする。さらに、このシステムは、警報用の警報操作が、複製警報、余分な制御モジュール等を作成することを必要とすることなく、警報を生成するコンテナ用に定義された表示から分離されることを可能にする。
制御モジュール100が3つの異なる警報グループと関連付けられた9つの警報を含むとして図3に例示されるが、一方で任意の数の異なる警報グループが、制御モジュールまたは他のコンテナ用に定義されるか、またはそれと関連付けられ、任意の数のコンテナの異なる警報が、これらの異なる警報グループに割り当てられ得る。同様に、いくつかの場合において、制御モジュールの警報リスト(例えば、図3の制御モジュール100)または任意の他のコンテナは、その制御モジュールまたはコンテナ用に定義された任意の警報グループを参照しない警報を含み得る。この場合において、その警報と関連付けられたプラント表示及び銘板表示は、通常そうであるように、モジュールまたは警報を保持するコンテナ(例えば、コンテナモジュール100)のプラント表示(例えば、プラント表示114)及び銘板表示(例えば、銘板表示116)であることになる。
またさらに、図3は、3つの警報グループのうちの1つの中に収まる警報を有する単一制御モジュール100を例示するが(またこのため3つの異なる警報グループ要素102によって定義された操作特質を伴う警報を有する)、同一の一組の警報グループ要素10
2が、複数の異なる制御モジュールまたは他のコンテナの間で共有され得ることが可能である。つまり、更なるまたは追加の制御モジュール(図3に示されない)が、図3の同一警報グループ要素102A、102B及び102Cを参照する警報を有し得る。これらの他の制御モジュールは、図3に図示されない異なる警報グループ要素をまた潜在的に参照する。このため、異なる制御モジュール(または安全システムロジックモジュール、機器等のような他のコンテナ)は、単一警報グループ要素102によって定義された同一警報グループを参照し得る。この場合において、上に示されたように、警報グループ要素102の警報リスト130は、異なる制御モジュールからの警報への参照を含み得る。一例において、複数の異なる制御モジュール(これは、プラント5の同一または異なるノードで実行され得る)は、これらの制御モジュールのいずれかが警報を生成するときに、異なる制御モジュール(またはより具体的には異なる制御モジュールからの警報を可能にする)が同一の一組の警報操作及び確認特性を使用することを可能にするために、同一の一組の警報グループを参照し得る。
ここで図4を参照すると、図1のユーザワークステーション80のうちの1つにおける図1の構成アプリケーション81のうちの1つによって実装され得る構成システムは、ユーザ(例えば、構成技術者)が1つ以上のコンテナ(例えば、制御モジュール、機器等)用の種々の異なる警報グループを作成すること、及び1つ以上のコンテナ用の異なる警報を種々の警報グループのうちの1つに割り当てることを可能にする警報構成画面150をユーザに提供し得る。一つの場合において、図4の構成画面150は、構成技術者が一組の警報グループ要素を構成することを可能にするために使用され、一組の警報グループ要素の各々は、異なる若しくは別個のプラント表示ならびに/あるいは異なる若しくは別個の銘板表示ならびに/あるいは異なる若しくは別個の一組の警報操作パラメータ及び/または値のような、異なる一組の警報確認及び操作パラメータを有し得る。
例えば、図4において、構成アプリケーションは、制御モジュール154を表示し、構成画面150の左側に例示し、また構成画面150の右側に例示される、制御モジュール154と関連付けられたかまたはこれ用に定義された一組の警報グループ要素を表示し得る。構成アプリケーションは、ユーザが、既に作成され構成され、例えば、図1の構成データベース82に格納されている、種々の異なる制御モジュールのうちの1つをインポートすることを可能にするために画面150を使用し得る。制御モジュール154をインポートした後に、構成アプリケーションは、制御モジュール154及び/または制御モジュール154をなす種々のブロック(例えば、ファンクションブロック、複合ブロック等)を構成画面150に図示し得る。このように、図4に例示されるように、構成システムは、ユーザが制御モジュール154のサブブロックまたはサブコンポーネントを別個のエンティティ、ブロック、アイコン等として確認することを可能にし得る。特に、図4の制御モジュール(MOD1と命名された)は、通信リンクを介して相互接続される一組の8つのファンクションブロックを含む。
所望であれば、ユーザは、その後、これらの警報グループ要素156をテンプレートから作成することによって、制御モジュール154用の1つ以上の警報グループ要素156を確立または作成することができる(例えば、プルダウンメニューを使用することによって、警報グループ要素テンプレートを構成画面150内にドラッグアンドドロップすることによる等)。構成アプリケーションは、その後、ユーザが、構成されている警報グループ要素156に割り当てられる制御モジュール154の種々の警報に適用されるまたはこれらのために使用される、固有識別情報(例えば、タグまたは名称)、説明、及び1つ以上の警報確認及び操作属性と共に警報グループ要素156の各々を構成することを可能にし得る。例えば、ユーザは、特有のプラント表示参照、及び/若しくは特有の銘板表示参照、ならびに/または各警報グループ要素156用の1つ以上の警報操作パラメータ若しくはパラメータ値を定義し得る。構成アプリケーションは、その後、これらの属性(例え
ば、プラント表示参照、銘板表示参照、及び1つ以上の警報操作パラメータ値)を警報グループ要素156内に格納し得る。
次に、ユーザは、モジュールMOD1のファンクションブロックのような、制御モジュール154の種々のブロック、コンポーネント、または部分を選択し、図4の警報グループ要素AG1のような、警報グループ要素156の説明のうちの1つの中か、または上にそのコンポーネント(またはコンポーネントのグループ)をドラッグし、その後、そのコンポーネントまたはコンポーネントのグループをアイコンまたは警報グループ要素156の他の表示上にドロップし、これによって、特定の警報グループ要素156と関連付けられているものとして、制御モジュールMOD1の選択されたコンポーネントまたは一組のコンポーネント内において警報の各々を構成する。図4の矢印は、矢印が示す警報グループ要素と関連付けられているものとしてコンポーネントまたはコンポーネントのグループ(ドットの箱で指示される)の選択を指示する。もちろん、構成アプリケーションは、制御モジュール154の警報リスト120を満たすために、及び警報グループ要素156の警報リスト130を満たすために、これらの構成動作を使用し得る。所望であれば、ユーザは、制御モジュール154全体を警報グループ要素の上にドラッグし、これによって制御モジュール154の警報の全てをその警報グループと関連付け得るか、または制御モジュール154の個々のコンポーネント(例えば、ファンクションブロック)を選択し、これによってその個々のコンポーネント(例えば、ファンクションブロック)のみの警報を特有の警報グループ要素156と関連付け得る。概して言うと、選択されたモジュールコンポーネント内の任意の警報は、コンポーネントがドラッグアンドドロップされた警報グループ要素と関連付けられることになる。割り当てられた(選択されドラッグされた)ブロックが複合ブロック(サブブロックまたはサブコンポーネントからなる)である場合、複合ブロック内のブロックまたはサブコンポーネントの全てが、自動的に、選択された警報グループ要素156(及びこのためその警報グループ要素用の警報グループ)の部分になるか、またはこれに割り当てられることになる。
ただし、また理解されることになるように、警報グループ要素156が複数の異なるコンテナからの警報を含有し得るプラント内で別個の警報グループモジュールを定義する別の実施形態において、図4の構成画面150は、複数の異なるモジュール(または他のコンテナ)を表示し、これらのモジュール(または他のコンテナ)の各々の異なるブロックまたはコンポーネントが、上記のものと同一様式で異なる警報グループモジュール(例えば、グループAG1、AG2、AG3用の警報グループモジュール等)に割り当てられ得る。
構成後、警報グループ要素156は、その後、それらが作成された対象であるモジュール154の部分(例えば、そのサブコンポーネント)としてインスタンス化され得るか、またはいくつかの場合において、別個の警報グループモジュールとしてインスタンス化され得る。警報グループ要素156が設置されるモジュールは、その後、警報グループを参照する実際のモジュールが実行されることになるコントローラまたは他のノード(例えば、フィールド機器、I/O機器、または他のコンテナ等)にダウンロードされる。例えば、制御モジュールMOD1がノード1にダウンロードされるときにコントローラモジュールMOD1が警報グループAG1〜AG3を参照する場合、その後、警報グループ要素AG1〜AG3は、MOD1の部分として、または別個の警報グループモジュールとして、ノード1にまたダウンロードされることになる。
もちろん、本明細書において説明される警報グループ及び警報グループ要素は、例えば、他の形式のユーザインターフェース動作、画面、または機器を使用するような、他の様式で構成されてもよい。例えば、ユーザは、制御モジュール用の情報を図示するインターフェース画面を使用して制御モジュール用の警報グループを構成可能であり得る。単に例
として、図5のユーザインターフェース画面160は、2つの中間ファンクションブロックLSDVTR1(162D)及びLSCEM1(162CE)に接続され、これがさらに出力ファンクションブロックLSDO1(162F)に接続される、3つの入力ファンクションブロックLSDI1(162A)、LSDI2(162B)、及びLSDI3(162C)を有する特有の制御モジュールMOD1用の情報を例示する。ファンクションブロック162の各々は、この場合においてDEV1及びDEV2と命名された1つ以上の警報グループにブロックとして割り当てられ得る。図5の例において、ファンクションブロックLSDI1、LSDI2、LSDI3、及びLSDVTR1(及びこのためこれらのブロックの警報の全て)が、警報グループDEV1に割り当てられ、一方でファンクションブロックLSCEM1及びLSDO1(及びこれらのブロックの警報の全て)が、警報グループDEV2に割り当てられる。この事実を例示するために、各ファンクションブロック162は、ファンクションブロック162、及びこのためファンクションブロック162の警報の全てが所属する警報グループを定義する警報グループパラメータ(各ファンクションブロック162の左下に表示される)を含む。ユーザは、ファンクションブロック162の各々のこの警報グループパラメータを挿入または変更するために画面160を使用可能であり得る。さらに、ファンクションブロック162のいずれかが複合ブロックである場合、複合ブロック内のサブブロックの全ての警報の全てが、複合ブロックの警報グループに割り当てられる。
画面160は、制御モジュールMOD1内の警報の構成を示す警報特性ビュー区分164をまた含む。この場合において、警報特性ビュー区分164は、警報ALARM1〜ALARM6を含むものとしてブロック162と関連付けられた警報を例示し、警報特性ビュー区分164の一組の列において警報ALARM1〜ALARM6の各々についての一組の警報パラメータの値を例示する。この場合において、警報特性ビュー区分164は、各特有の警報と関連付けられた警報グループ、例えば、警報グループDEV1または警報グループDEV2を定義する(つまり、各警報が割り当てられている警報グループを例示する)、警報グループ列165を含む。警報が存する警報またはブロックがモジュール用の警報グループに割り当てられない場合、その後、列165は、空白になるか、またはモジュール名(例えば、MOD1)若しくは図示されているコンテナの他のコンテナ名を含有することになる。もちろん、ユーザは、特有の警報ALARM1〜ALARM6用の列165の値を満たすことによるか、またはファンクションブロック162の各々についての警報グループパラメータ値を特定することによって、特有の警報ALARM1〜ALARM6の各々が所属する警報グループを特定するような、モジュールの特有の警報用に警報グループを特定するためにこの構成画面160を使用し得る。この構成動作は、その後、警報が図2のようなユーザインターフェースアプリケーション95の警報バナーにおいて選択されるときにプラント表示及び銘板表示が使用されることになるような、モジュールまたは他のコンテナの警報の各々と関連付けられた特定の警報操作及び確認特性を定義する。
もちろん、警報グループ、警報グループ要素(例えば、モジュール)、及び/または制御モジュール(または他のコンテナ)を構成する任意の他の様式が、警報を生成するモジュールまたはコンテナの操作及び確認特性から別個の警報の警報操作及び確認特性を定義する目的のために、制御モジュール(または他のコンテナ)と警報グループとの間の関連付けを特定するために使用され得る。さらに、警報構成システムは、構成技術者のようなユーザが、図5に図示されるような、警報グループ構成画面のコンテキストメニューから、または制御モジュール若しくは他のコンテナと関連付けられた構成画面のコンテキストメニューから、制御モジュールまたは他のコンテナの警報を警報グループに割り当てることを可能にし得る。
図4及び5の説明は、種々の警報グループ及び警報グループ特性を含むように制御モジ
ュールの構成を説明するものとして提供されるが、同一の動作が、同様に安全ロジックモジュール、プラント機器(例えば、フィールド機器、I/O機器)等のような、他の形式のコンテナ用の警報グループを構成及び使用するためにとられ得る。
図6〜8は、警報を選択するユーザに異なる情報を提供するためにコンテナ及び単一コンテナの異なる警報グループによって使用され得る種々のプラント表示の例を提供する。特に、図6〜8のプラント表示は、図2の警報バナー99に表示され、図5の画面160に図示されたモジュールMOD1によって生成された警報のうちの1つを選択するような、警報をユーザが選択することに応答してユーザに警報情報を表示することと関連付けられた種々の警報操作機能を実装するために使用され得る。特に、図6は、表示画面160に図示されたモジュールMOD1用の既定プラント表示と関連付けられるか、またはそれとして使用される第1のプラント表示画面170を例示する。プラント表示画面170は、ポンプによって相互接続された種々のタンク、流体ライン、バルブ、センサのような制御システムコンポーネント等を、種々の流体流の値、バルブ位置、センサ測定値等を図示する種々の情報と共に含む。このように、従来の感覚において、図5のモジュールMOD1によって生成されたであろう警報のいずれかは、図2のような警報表示画面上で選択されている際に、図6のプラント表示170がユーザに提供され例示されることを生じさせることになる。
しかしながら、プラント表示170は、ユーザがより良好な理解及び/または選択された警報の対処に使用し得る、プラント5の同一(または異なる)区域、ユニット、機器、制御ロジック等に関する追加的またはより良好な情報を有する、図7または8のような他のプラント表示が存在し得るので、ユーザにとって選択された警報または警報をもたらしたプラント5の状態を理解するための、または警報に最良に対処する方法に関する情報を取得することができるための、十分な情報を有するとは限らないか、または最適な情報を有するとは限らない。例えば、図7は、図6のプラント表示170の左上に概して対応するが、そこにおいて、ポンプ流、タンクレベルの他にタンクパラメータ等のような種々のパラメータに関するより多くの情報を含む、第2のプラント表示172を例示する。同様に、図8は、図6のプラント表示の右下に概して対応するが、例えば、タンクH−138に流入する燃料油流及び燃料ガス流に関する追加の情報、プラント5のこの区分で使用されるバルブと関連付けられた制御変数、及びプラント5のその部分内における他の種々の値を含む、プラントのこの区分における種々のコンポーネントに関するより多くの情報を表示する、更なるプラント表示174を表示する。
重要なことに、制御モジュール(例えば、制御モジュールMOD1)の警報のうちのいくつかは、図7のプラント表示172を使用する警報グループ(例えば、DEV1)に割り当てられ、同一制御モジュール(例えば、MOD1)の警報のうちのいくつかは、図8のプラント表示174を使用または参照する警報グループ(例えば、DEV2)に割り当てられ得る。ユーザは、プラントのこれらの一部分を制御する制御モジュール(MOD1)によって生成される警報をより適切に理解またはこれに対処するために、図7または図8に図示されるように、種々のプラント及び動作上の値(または他の要素若しくは情報)を使用または確認可能であり得るが、警報を生成した制御モジュールMOD1用に概して特定されたプラント表示である図6のプラント表示170を非常に簡潔に確認することを同じように行うことはできないであろう。このように、図7及び8のプラント表示172及び174は、警報が制御モジュールMOD1によって生成されるときに、警報グループDEV1または警報グループDEV2、それぞれに所属する警報の選択と関連付けられた表示画面として使用または提供され得る一方で、プラント表示画面170は、全般的な制御モジュールMOD1についてのプラント表示として使用され得る(例えば、警報に対処していないときに、制御モジュールMOD1に関するプラントの動作を確認するために使用される)。
概して言うと、制御モジュール(例えば、MOD1)または他のコンテナの警報グループ(例えば、DEV1)の警報のいずれかが警報バナーまたは他の警報表示において起動及び提示され、その後、制御オペレータのようなユーザによって選択されるときに、警報操作システムは、選択された警報が所属する警報グループまたは警報グループ要素を識別するように動作し、その後、ユーザが警報をより良好に理解するか、または警報に応答してとる動作を判定することを可能にするために、その警報グループ用の(その警報グループ用の警報グループ要素またはモジュールに格納されたもの)適切なプラント表示(及び/または銘板表示)を即座に取得及び表示することになる。警報操作システムは、ユーザが、警報の特質、警報の抑制特質、警報の優先度等を確認する、警報と対話し得る方法を判定するために、警報グループ要素に格納されたものとして警報の警報操作パラメータをまた使用する。
もちろん、モジュールまたは他のコンテナの特有の警報グループと関連付けられたプラント表示が、モジュールまたは他のコンテナ自身と関連付けられたプラント表示と重なるか、またはその部分集合である必要はない。例えば、警報グループDEV1についてのプラント表示は、図6のプラント表示170に図示されない、プラント5の完全に異なる区分またはプラント5の機器若しくはユニット若しくはいくつかの他の区分に対応し、これは、警報グループDEV1を含む制御モジュールMOD1用の既定のプラント表示であり得る。他の場合において、モジュールまたは他のコンテナ用の警報グループのうちの1つ以上についてのプラント表示は、モジュールまたは他のコンテナについてのプラント表示の一部分に重なり得るが、プラント5の異なる区域、機器、または部分に関する情報をまた含み得る。このように、モジュールまたは他のコンテナの警報用の警報グループについてのプラント表示は、モジュール若しくは他のコンテナ自身についてのプラント表示と重なってもよく、重ならなくてもよく、モジュール若しくは他のコンテナ自身についてのプラント表示の情報の全て、いくつかを含んでもよく、若しくは含まなくてもよく、モジュール若しくは他のコンテナ自身についてのプラント表示よりもいくつかの点でより多い情報を含んでもよく、モジュール若しくは他のコンテナ自身についてのプラント表示よりもいくつかの点でより少ない情報を含んでもよく、またはモジュール若しくは他のコンテナ自身についてのプラント表示から任意の他の仕方において異なってもよい。
警報を生成したモジュール(または他のコンテナ)の表示及び確認特性を使用することに代えて、警報グループの警報表示操作及び確認特性をもたらすためにプラントネットワーク内の通信を移植する一つの様式は、警報操作システムにコンテナ自身の表示特性よりもむしろコンテナ用の警報グループ要素の警報特性にアクセスさせるように別名を付けることを使用し得る。図9は、警報についての表示及び他の警報操作機構を警報が生成されたモジュールまたは他のコンテナの表示及び操作機構から分離すべく、警報に別名を付ける方法論を使用する警報関連通信を行うために使用され得るプラント通信システム図を図示する。
特に、図9は、通信接続204(イーサーネット接続または、例えば、図1のバス10であり得るバス等)を介してプラント200の種々のノード206、208、210等に接続された警報表示またはユーザインターフェース機器202を有するプラントネットワーク200を例示する。ノード206、208、210は、例えば、図1のコントローラ11及び/または安全ロジックソルバー72であり得るか、または図1のI/Oネットワーク及びフィールド機器であり得るか、若しくはこれらを含み得る(図9においてクラウド211中に図式的に示される)。図9のノード206〜210はまた、またはこれに代えて、図1のプラント通信ネットワーク10に接続されているものとして、図1に例示されたワークステーション80、データベース82、84、または他のコンピューティング機器のうちの1つであり得る。同様に、構成データベース216は、通信バス204に接
続されているものとして例示され、構成データベース216は、警報バナーまたは他の警報アプリケーションにおいて警報を選択することに応答して警報を確認することに関連するユーザにプラント表示及び/または銘板表示を提供するために、ユーザ表示インターフェース202によって使用されることになる種々のプラント表示220及び銘板表示222を格納する。
図9に例示されるように、ユーザインターフェース機器202は、オペレータ、制御技術者、安全技術者、または他のユーザがプラント200の異なる部分の動作を確認することを可能にするために、構成データベース216に格納されたプラント表示220のいずれかを使用して表示画面231上にプラント200の一部分を図示し得るユーザインターフェース表示アプリケーション230を含む。加えて、ユーザインターフェース表示アプリケーション230は、ノード206、208、210のいずれかのような、プラントの1つ以上のノード内におけるプラント200内で生成または起動された(例えば、有効に設定された)種々の警報の表示(例えば、アイコン)を図示する、警報バナー232を含み得る。例えば、ユーザがユーザインターフェース202を使用し、表示230及び232を確認し、関心のある警報が発生しているとき(例えば、警報バナー232の警報アイコンとして)、ユーザは、選択された警報に関するものとして、警報に関するかまたはプラント200に関するより多くの情報を取得するために、警報バナー232内の警報アイコンを選択し得る。ユーザインターフェース表示アプリケーション230は、その後、警報と関連付けられた(例えば、選択された警報を生成した)モジュール用のモジュール及び/または警報グループに関して、選択された警報から情報を取得するように動作し得る。
このプロセスの部分として、警報グループを使用するモジュールまたは他のコンテナが、警報を生成し、警報起動メッセージをユーザインターフェース表示アプリケーション230が存するノードまたは機器202に送信するときに、警報表示は、例えば、警報グループタグまたは他の識別情報によって、警報が属する警報グループを指示し得る。この表示は、特有のモジュール若しくは他のコンテナ内またはこれと関連付けられた特有の警報グループを特定する、システムにおける固有のタグまたは名称であり得る。いくつかの場合において、警報グループ名は、警報グループが存するかまたは警報グループが属する、モジュールまたは他のコンテナに対し別名を付けられ得る。このため、例えば、制御モジュール用の警報グループは、警報グループ用の名称またはタグの部分として、モジュール名またはタグ及び別個の警報グループ表示の両方を含み得る。例えば、制御モジュールMOD1の警報グループAG1用の警報グループタグは、タグMOD1/AG1、またはいくつかのこの変形例を有し得る。
さらに、一般に、プラント200の各ノードまたは機器は、プラント200のモジュール、機器、及び他のコンポーネント、ならびにモジュール、機器、若しくはプラント200の他のコンポーネントの各々と通信するために必要とされる通信経路または詳細のリストを含む、モジュールリスト234を格納し得る。リスト234(図9の機器202に格納されているものとして示される)は、モジュールまたは他のコンテナのいずれか(モジュール若しくは他のコンテナのサブコンポーネント、または別個のモジュールとしてのいずれか)に対してシステムにおいて定義された警報グループ要素用の警報グループタグ名及び通信経路を含むように、この場合において拡張され得る。このため、リスト234は、モジュール用及びモジュール内またはこれと関連付けられた、各警報グループまたは警報グループ要素用の別個の通信経路を含み得るか、または格納し得る。モジュール内またはこれ用の、警報グループの通信経路または名称は、モジュール名に対して別名を付けられる。いくつかの場合において、別名を付けることは、モジュール内またはこれと関連付けられた警報グループの各々についてのモジュール用の別個の通信経路を作成するために、警報グループ名をモジュールまたは他のコンテナ名に、追加または連結することによっ
て行われ得る。
このため、警報がユーザインターフェース機器202で生成及び表示されるときに(例えば、警報バナー232上のアイコンとして)、警報は、警報が所属する警報グループ名を概して識別することになる。警報がいずれの警報グループにも所属しない場合、警報は、警報を生成したモジュールまたは他のコンテナの、名称または他の識別情報を含むことになる。警報バナー232内の警報が確認のために選択されるときに(ユーザ、オペレータ等によって)、ユーザインターフェース表示アプリケーション230が、警報が所属する警報グループの名称及び/またはモジュールの名称を判定するために警報と共に送られた警報情報にアクセスする。選択された警報が警報グループ(例えば、モジュールの)に割り当てられた場合、警報は、警報グループ名またはタグ(プロセス制御システム内で固有の名称であり得る)を含み得る。ユーザインターフェース表示アプリケーション230は、その後、ユーザインターフェース表示アプリケーション230のノード202においてモジュールリスト234にアクセスし、リスト234内で警報グループ名を探し、警報グループ要素及び/または警報グループについての警報グループ要素が格納されたモジュールへの通信経路を判定する。選択された警報がモジュールまたは他のコンテナのサブ要素として定義された警報グループに所属する場合において、警報グループの通信経路は、警報グループ要素が存するモジュール用の特定の警報グループ要素特性に対して別名を付けられた名称または経路であり得る。警報グループ要素がノードにおいて別個のモジュールである場合、通信経路は、通信先として警報グループモジュールを特定し得る。選択された警報が警報グループに割り当てられていない場合、警報は、警報が所属するモジュールを特定することになり、ユーザインターフェース表示アプリケーション230は、そのモジュールに通信経路を位置付けて使用することになる。
図9のシステム例において、ノード206は、3つのモジュール240、242及び244を含むものとして図示され、モジュール240、242、244は、警報グループ250A〜250C(モジュール240内)、252A及び252B(モジュール242内)、ならびに254A、254B、254C、254D(モジュール244内)として図示される、そこに関連付けられた種々の異なる警報グループを有する。ユーザインターフェース表示アプリケーション230が警報グループ要素及びその関連情報(例えば、プラント表示、銘板表示、及び1つ以上の警報操作パラメータ)を含有するモジュールにメッセージを送るとき、ユーザインターフェース表示アプリケーション230は、警報グループについてのプラント表示、銘板表示、及び/またはいずれかの警報操作パラメータ値のような警報グループに関する利用可能な種々の情報のいずれかを要求し得る。警報グループ要素をその中に有するモジュールは、警報グループ要素についてのプラント表示参照、銘板表示参照、及び任意の警報操作パラメータのような、要求された情報を、その後、この情報を使用してユーザに情報を提供するアプリケーション230に返す。プラント表示の場合において、アプリケーション230は、この表示が格納された構成データベース216から参照されたプラント表示にアクセスするか、またはこれを要求し、アプリケーション230は、ユーザインターフェース機器202上にそのプラント表示を表示し得る。同様に、銘板表示の場合において、アプリケーション230は、この表示が格納された構成データベース216から参照された銘板表示にアクセスするか、またはこれを要求し、アプリケーション230は、ユーザインターフェース機器202上にその銘板表示を表示し得る。またさらに、アプリケーション230は、警報の優先度特徴、警報の表示特徴(例えば、色、形式、フォント、ビデオパラメータ等)、警報についての進行特徴、警報に適用される抑制特徴等のような、警報に関するユーザとの対話を導くために、警報グループ要素から取得された警報操作パラメータのいずれかを使用し得る。
一つの場合において、アプリケーション230は、1つ以上の警報グループ要素をその中に有するモジュール(例えば、ノード206のモジュール240)と通信するときに、
関心のあるモジュールのモジュールパラメータに属するノード206(選択された警報用の警報グループ要素が格納される)から情報を要求するノード202においてモジュールクライアントプロキシを設定し得る。その後、ノード206は、その後、クライアント要求と関連付けられた特有のモジュール240からの情報を要求するモジュールサーバプロキシを確立または作成し(モジュール240用の通信経路に基づいて)、その後、情報を要求したアプリケーション230にその情報を届けるモジュールクライアントプロキシにその情報を戻す。例えば、モジュール240の初期プラント表示が要求されている場合、モジュールサーバプロキシがモジュール240と通信するために設定されることになるノード206とその後通信することになるノード202にモジュールクライアントプロキシが設定されることになる。モジュールサーバプロキシは、その後、モジュールパラメータのうちの1つとしてモジュール240から初期プラント表示参照を要求することになり、その後、機器202のモジュールクライアントプロキシにその情報を返すことになる。機器202は、その後、例えば、構成データベース216から参照プラント表示にアクセスし得るか、またはこれを取得し得る。いくつかの場合において、参照されたプラント表示は、ノード202に既に格納されていてもよく、この場合、構成データベース216またはこのプラント表示が格納される他の記憶機器からこのプラント表示にアクセスする必要がないことになる。
ここで、プラント表示アプリケーション202が、警報バナーにおける警報選択に応答するような、警報グループに割り当てられる警報を操作及び確認するための情報を取得することを必要とするとき、アプリケーション230は、警報が割り当てられるモジュール用の警報グループ要素から選択された警報についての警報操作及び確認情報を取得することを必要とする。この通信を実現するために、システムは、通信が適切なモジュールの適切な警報グループ要素と起こることを保証するように別名を付けることを使用し得る。
一実施形態において、上記のように、警報は、警報が所属する警報グループまたは警報グループ要素の識別を含み、アプリケーション230は、その警報グループ要素用の通信経路及びしたがって選択された警報の確認及び操作に使用する警報グループ要素の特性を判定するために、この識別及びモジュールリスト234(モジュールまたは他のコンテナの、またはこれの中の警報グループ要素用の通信経路を含むように拡張されたもの)を使用し得る。このように、選択された警報が図9のノード206のモジュール240の警報グループ要素250Bを特定する場合において、アプリケーション230は、プラント表示、銘板表示、及び/または警報グループ要素250Bに、若しくはこれの部分として格納された警報操作及び確認パラメータ値を取得するために、その警報グループ要素250B(モジュール240のサブコンポーネントとしてのもの)と直接的に通信することになる。
選択された警報が、警報が所属するモジュールまたは他のコンテナを単に特定する、別の実施形態において、ノード202は、ノード206におけるような、プラント200の他のノードにおいて各モジュール用のコンテナシャドウブロックを格納し、各モジュールシャドウブロックが、モジュールの各警報が割り当てられる警報グループを特定する、このような各モジュールについての警報グループリストを格納し得る。モジュール240用のシャドウブロックは、このように、その中の警報のリスト及びこれらの警報の各々が割り当てられる警報グループまたは警報グループ要素を格納することになる。この場合において、ユーザインターフェース機器202が、(例えば、警報バナー232を介して)特有の警報に関する入力要求情報、特に、どのプラント表示または銘板表示を使用するのか、またはユーザに提示するのかに関わる警報操作情報を受信するときに、アプリケーション230は、警報を生成したモジュールと関連付けられたモジュールシャドウオブジェクトにアクセスし、その特有の警報が割り当てられるそのモジュールの警報グループを判定することになる。
その後、アプリケーション230は、警報発生モジュール240が格納される、その関連警報グループ要素を伴う、ノード206と通信することになるノード202において別名のモジュールクライアントプロキシを設定し得る。警報発生モジュール240が位置するノード(例えば、ノード206)は、その後、別名のモジュールサーバプロキシを設定することになり、これは、その後、モジュールに対する別名を使用する警報用の警報グループ要素を含有するモジュールと通信することになり、このためモジュールは、モジュール自身についての全般的情報の代わりにモジュールの特有の警報グループについての警報グループ要素情報を返す。
この別名基盤通信を設定するために、ユーザインターフェース202と関連付けられたランタイムシステムは、情報がモジュールから要求されているときに、要求された情報がモジュール自身から、またはモジュール用若しくはこの中の警報グループ要素から届くように実際に意図されるか否かを認識し得る一組のコードを格納し得る。そのような場合、コードは、上記のように別名のモジュールクライアント及びサーバプロキシを設定する。
これに関して、上記の別名基盤警報操作及び確認機能が、特有のモジュールの各警報(または一組の1つ以上の警報)がモジュールの他の警報またはモジュール自身に比較されるものとして固有の様式(例えば、別個のプラント表示、銘板表示、ならびに他の警報操作及び確認パラメータ)で操作されることを許容することが留意されるべきである。もちろん、モジュールまたは他のコンテナ内における警報グループを操作する他の様式が、代わりに使用され得る。
さらに、他の方法論は、同一モジュールの異なる警報が、例えば、異なる警報グループの各々についてのプラント表示及び銘板表示のような異なる情報を格納及び提供するために、別々に確認及び操作されることを可能にする警報グループをユーザが設定、構成、及び使用することを可能にするために使用され得る。さらに、他の方法論は、単一モジュールが警報操作について、警報の生成とは関連のないモジュールの情報を確認するときのような、他の目的のために使用されるプラント及び銘板表示とは異なるプラント及び銘板表示を参照することを許容するように使用され得る。このように、要するに、本明細書において説明されたシステムは、モジュールの操作及びモジュール内の警報の操作が別個に、また明確に実装されることを可能にする。
ソフトウェアに実装されるときに、本明細書において説明されたアプリケーション、サービス、及びエンジンのいずれかは、磁気ディスク、レーザーディスク、固体メモリ機器、分子メモリ記憶機器、または他の記憶媒体等のような、コンピュータまたはプロセッサのRAMまたはROMにおける、任意の有形の非一時的コンピュータ可読メモリ等に格納され得る。本明細書において説明されたシステム例は、他のコンポーネントの中でも、ハードウェア上で実行されるソフトウェア及び/またはファームウェアを含むものとして開示されるが、このようなシステムは、単に例示的なものであり、限定するものとして解釈されるべきではないことが留意されるべきである。例えば、これらのハードウェア、ソフトウェア、及びファームウェアのいずれかまたは全てが、ハードウェアに限って、ソフトウェアに限って、またはハードウェア及びソフトウェアの任意の組み合わせで具体化され得ることが考慮される。したがって、本明細書において説明されたシステム例が、1つ以上のコンピュータ機器のプロセッサ上で実行されるソフトウェアに実装されているものとして説明されるが、当業者は、提供された例がこのようなシステムを実装する唯一の仕方ではないことを即座に認めるであろう。
このように、本発明が特定の例を参照して説明されてきたが、これらは、単に例示的であることが意図され、本発明の限定が意図されるものではなく、当業者にとって変更、追
加、または削除が、本発明の概念及び範囲から逸脱することなく開示された実施形態になされ得ることが明らかであろう。さらに、上述の文章は、複数の異なる実施形態の詳細な説明を明らかにするが、本特許の範囲がこの特許の最後に明らかにされる請求項の単語及びそれらの等価物によって定義されることが理解されるべきである。詳細な説明は、単に代表的なものとして解釈され、全ての可能な実施形態を説明することが不可能ではないにしても実際的ではないであろうことから、全ての可能な実施形態を説明するものではない。複数の代替的実施形態が、現在の技術または本特許の出願日の後に開発された技術のいずれかを使用して実装され得るが、これらは、依然として請求項及び全てのその等価物の範囲内に収まることになる。

Claims (37)

  1. プロセス制御システムにおける警報管理方法であって、
    ユーザが、1つ以上のコンピューティング機器を使用して、1つ以上の警報を含むコンテナを作成することを可能にすることと、
    ユーザが、1つ以上のコンピューティング機器を使用して、各々が1つ以上の警報操作及び確認特性を含む、一組の警報グループを構成することを可能にすることと、
    ユーザが、前記コンテナの1つ以上の警報を前記一組の警報グループのうちの異なる幾つかに割り当てることを可能にすることと、
    前記コンテナの前記警報のうちの1つが前記コンテナによって起動されたときに、前記コンテナの前記警報のうちの前記1つの表示を提示するために、ユーザインターフェース機器上に警報表示インターフェースを提示することと、
    ユーザが、前記警報表示インターフェースを介して前記コンテナの前記警報のうちの前記1つの表示を選択することを可能にすることと、
    1つ以上のコンピューティング機器を介して、前記選択された警報が割り当てられる前記警報グループの前記警報操作及び確認特性のうちの1つ以上を割り当てることと、
    ユーザインターフェース機器を介してユーザに情報を表示するために、前記警報のうちの前記1つが割り当てられた前記警報グループの前記1つ以上の警報操作及び確認特性を使用することと、を含む、警報管理方法。
  2. ユーザが前記一組の警報グループを構成することを可能にすることは、前記ユーザが前記警報グループの各々の前記1つ以上の警報操作及び確認特性を特定することを可能にすることを含む、請求項1に記載の警報管理方法。
  3. ユーザが前記警報グループの各々の前記1つ以上の警報操作及び確認特性を特定することを可能にすることは、ユーザが前記警報グループの各々についてのプラント表示を特定することを可能にすることを含み、前記ユーザインターフェース機器を介してユーザに情報を表示するために、前記警報のうちの前記1つが割り当てられた前記警報グループの前記警報操作及び確認特性を使用することは、前記ユーザインターフェース機器を介して前記ユーザに前記警報グループの前記プラント表示を提示することを含む、請求項2に記載の警報管理方法。
  4. 前記ユーザが前記警報グループの各々の前記1つ以上の警報操作及び確認特性を特定することを可能にすることは、前記ユーザが前記警報グループの各々についての銘板表示を特定することを可能にすることを含み、前記ユーザインターフェース機器を介してユーザに情報を表示するために、前記警報のうちの前記1つが割り当てられた前記警報グループの前記警報操作及び確認特性を使用することは、前記ユーザインターフェース機器を介して前記ユーザに前記警報グループの前記銘板表示を提示することを含む、請求項2に記載の警報管理方法。
  5. 前記ユーザが前記警報グループの各々の前記1つ以上の警報操作及び確認特性を特定することを可能にすることは、ユーザが前記警報グループの各々についての1つ以上の表示特性を特定することを可能にすることを含み、前記ユーザインターフェース機器を介してユーザに情報を表示するために、前記警報のうちの前記1つが割り当てられた前記警報グループの前記警報操作及び確認特性を使用することは、前記ユーザインターフェース機器の動作を制御するために、前記警報グループの前記1つ以上の表示特性を使用することを含む、請求項2に記載の警報管理方法。
  6. 前記一組の警報グループの各々のためのコンテナを作成することをさらに含み、1つ以上のコンピューティング機器を介して、前記警報のうちの前記選択された1つが割り当て
    られた前記警報グループの前記警報特性を割り当てることは、前記警報のうちの前記選択された1つと関連付けられた前記警報グループのための前記コンテナにアクセスすることを含む、請求項1に記載の警報管理方法。
  7. 前記選択された警報が割り当てられた前記警報グループの前記警報操作及び確認特性のうちの1つ以上にアクセスすることは、前記警報のうちの前記選択された1つが割り当てられた前記警報グループに関する情報を用いて別名が付けられた前記警報を生成した前記コンテナに宛てられたメッセージを送信することを含む、請求項1に記載の警報管理方法。
  8. ユーザが1つ以上の警報を含むコンテナを作成することを可能にすることは、前記ユーザがプロセス制御ロジックを有するプロセス制御モジュールの形式のコンテナを作成することを可能にすることを含む、請求項1に記載の警報管理方法。
  9. ユーザが1つ以上の警報を含むコンテナを作成することを可能にすることは、前記ユーザが安全計装ロジックを有する安全システムロジックモジュールの形式のコンテナを作成することを可能にすることを含む、請求項1に記載の警報管理方法。
  10. ユーザが1つ以上の警報を含むコンテナを作成することを可能にすることは、前記ユーザが警報を有するフィールド機器を構成することを可能にすることを含む、請求項1に記載の警報管理方法。
  11. ユーザが前記コンテナの1つ以上の警報を前記警報グループの異なる警報グループに割り当てることを可能にすることは、1つ以上のコンピューティング機器を介してユーザに前記コンテナの1つ以上のブロックの表示を提示することと、前記ユーザが、前記コンテナの前記ブロックのうちの1つが割り当てられる前記一組の警報グループのうちの1つを選択することを可能にすることと、前記一組の警報グループのうちの前記選択された1つに前記コンテナの前記ブロックのうちの前記1つの前記警報を割り当てることと、を含む、請求項1に記載の警報管理方法。
  12. 前記ユーザが前記コンテナの前記ブロックのうちの前記1つが割り当てられる前記一組の警報グループのうちの1つを選択することを可能にすることは、ユーザインターフェース機器を介して、ユーザが前記コンテナの前記ブロックのうちの前記1つのアイコンを選択することを許容することと、前記ユーザが前記コンテナの前記ブロックのうちの前記1つの前記アイコンを前記一組の警報グループのうちの前記選択された1つのアイコンの上にドラッグすることを許容することと、前記ユーザが前記コンテナの前記ブロックのうちの前記1つの前記アイコンを前記一組の警報グループのうちの前記選択された1つの前記アイコン上にドロップすることを許容することと、を含む、請求項11に記載の警報管理方法。
  13. ユーザが一組の警報グループを構成することを可能にすることは、前記一組の警報グループの各々を前記1つ以上の警報を生成する前記コンテナのサブコンポーネントとして構成することを含む、請求項1に記載の警報管理方法。
  14. プロセスプラントにおいて使用するための警報操作及び確認システムであって、警報操作及び確認システムは、
    前記プロセスプラント内に配設された1つ以上のコンテナであって、前記1つ以上のコンテナの各々が、
    1つ以上の警報、ならびに
    各々が一組の警報操作及び確認パラメータを含む1つ以上の警報グループ要素を含む
    、1つ以上のコンテナと、
    前記1つ以上のコンテナのうちの1つ内の警報の開始の表示を含む、前記プロセスプラントに関する情報をユーザにユーザインターフェース機器を介して提示するために、1つ以上のコンピュータプロセッサ上で実行されるユーザインターフェースアプリケーションであって、前記1つ以上のコンテナのうちの1つ内の前記警報のうちの起動された1つの選択に応答して、
    前記選択された警報が属する前記警報グループ要素を判定し、
    前記選択された警報が属する前記警報グループ要素の前記警報グループ操作及び確認パラメータのうちの1つにアクセスし、
    ユーザインターフェース機器を介して前記ユーザに情報を表示するために、前記選択された警報が属する前記警報グループ要素の前記警報グループ操作及び確認パラメータのうちの前記アクセスされた1つを使用する、ユーザインターフェースアプリケーションと、を備える、警報操作及び確認システム。
  15. 前記警報グループ要素の各々の前記1つ以上の警報操作及び確認パラメータは、プラント表示への参照を含み、前記プラント表示参照は、前記ユーザインターフェースアプリケーションによって前記ユーザに提示されるプラント表示を識別する、請求項14に記載の警報操作及び確認システム。
  16. 前記警報グループ要素の各々の前記1つ以上の警報操作及び確認パラメータは、銘板表示への参照を含み、前記銘板表示参照は、前記ユーザインターフェースアプリケーションによって前記ユーザに提示される銘板表示を識別する、請求項14に記載の警報操作及び確認システム。
  17. 前記警報グループ要素の各々の前記1つ以上の警報操作及び確認パラメータは、前記警報グループ要素用の1つ以上の表示パラメータを含み、前記1つ以上の表示パラメータは、前記警報グループ要素内の警報に関する情報を表示することに関してユーザとの前記ユーザインターフェース機器の対話を制御するために、前記ユーザインターフェースアプリケーションによって使用される、請求項14に記載の警報操作及び確認システム。
  18. 前記1つ以上の警報グループ要素の各々は、前記警報グループ要素が関連付けられる前記コンテナのサブコンポーネントとして格納される、請求項14に記載の警報操作及び確認システム。
  19. 前記1つ以上の警報グループ要素の各々は、前記警報グループ要素が関連付けられる前記コンテナとは別個のコンポーネントとして格納される、請求項14に記載の警報操作及び確認システム。
  20. 前記ユーザインターフェースアプリケーションは、前記選択された警報が属する前記警報グループ要素用の前記コンテナにアクセスすることによって、前記選択された警報が属する前記警報グループ要素の前記警報グループ操作及び確認パラメータのうちの1つにアクセスする、請求項14に記載の警報操作及び確認システム。
  21. 前記ユーザインターフェースアプリケーションは、前記選択された警報が割り当てられた前記警報グループ要素に関する情報を用いて別名が付けられた前記警報を生成した前記コンテナに宛てられたメッセージを使用して、前記選択された警報が属する前記警報グループ要素用の前記コンテナにアクセスする、請求項20に記載の警報操作及び確認システム。
  22. 前記コンテナの前記警報グループ要素のうちの1つ以上に対する通信経路を指示するリ
    ストをさらに含み、前記ユーザインターフェースアプリケーションは、前記リストから前記警報グループ要素用の通信経路を判定することによって、前記選択された警報が属する前記警報グループ要素の前記警報グループ操作及び確認パラメータのうちの1つにアクセスする、請求項14に記載の警報操作及び確認システム。
  23. 前記コンテナは、プロセス制御ロジックを有するプロセス制御モジュールを備える、請求項14に記載の警報操作及び確認システム。
  24. 前記コンテナは、安全計装ロジックを有する安全システムロジックモジュールを備える、請求項14に記載の警報操作及び確認システム。
  25. 前記コンテナは、フィールド機器を備える、請求項14に記載の警報操作及び確認システム。
  26. ユーザが前記コンテナの1つ以上の警報を前記警報グループ要素のうちの幾つかに割り当てることを可能にするようにプロセッサ上で実行する警報構成アプリケーションをさらに含む、請求項14に記載の警報操作及び確認システム。
  27. 前記構成アプリケーションは、前記プロセッサ上で実行してユーザに前記コンテナの1つ以上のブロックの表示を提示し、前記ユーザが前記コンテナの前記ブロックのうちの1つが割り当てられる前記一組の警報グループ要素のうちの1つを選択することを可能にし、前記コンテナの前記ブロックのうちの前記1つの前記警報を前記警報グループ要素のうちの前記選択された1つに割り当てる、請求項26に記載の警報操作及び確認システム。
  28. 前記構成アプリケーションは、前記プロセッサ上で実行して、ユーザが前記コンテナの前記ブロックのうちの前記1つのアイコンを選択することを許容することと、前記ユーザが前記コンテナの前記ブロックのうちの前記1つの前記アイコンを前記警報グループ要素のうちの選択された1つのアイコン上にドラッグすることを許容することと、前記ユーザが前記コンテナの前記ブロックのうちの前記1つの前記アイコンを前記警報グループ要素のうちの前記選択された1つの前記アイコン上にドロップすることを許容することと、によって、前記ユーザが前記コンテナの前記ブロックの前記1つが割り当てられる前記警報グループ要素のうちの1つを選択することを可能にする、請求項27に記載の警報操作及び確認システム。
  29. 一組のフィールド機器に結合されたプロセス制御機器を有する、プロセスプラントの制御に使用するプロセス制御システムであって、前記プロセス制御システムは、
    前記プロセスプラント内の1つ以上の機器内に配設された複数のコンテナを備え、前記複数のコンテナのうちの少なくとも1つは、
    前記コンテナ用の第1の一組の操作及び確認パラメータと、
    前記コンテナによって生成された複数の警報と、
    各々が前記コンテナ用の前記第1の一組の操作及び確認パラメータとは異なる一組の警報操作及び確認パラメータを含む、多数の警報グループ要素と、を含み、
    前記複数の警報のうちの異なる1つは、前記多数の警報グループ要素の各々に割り当てられる、プロセス制御システム。
  30. 前記複数のコンテナのうちの1つ内の警報の開始の表示を含む、前記プロセスプラントに関する情報をユーザにユーザインターフェース機器を介して提示するように、前記プロセスプラント内の1つ以上のコンピュータプロセッサ上で実行されるユーザインターフェースアプリケーションをさらに含み、前記ユーザインターフェースアプリケーションは、前記複数のコンテナのうちの前記1つ内の前記警報のうちの起動された1つの選択に応答
    して前記選択された警報が属する前記警報グループ要素を判定し、前記選択された警報が属する前記警報グループ要素の前記警報グループ操作及び確認パラメータのうちの1つにアクセスし、ユーザインターフェース機器を介して前記ユーザに情報を表示するために、前記選択された警報が属する前記警報グループ要素の前記警報グループ操作及び確認パラメータのうちの前記アクセスされた1つを使用する、請求項29に記載のプロセス制御システム。
  31. 前記警報グループ要素の各々の前記1つ以上の警報操作及び確認パラメータは、プラント表示への参照を含む、請求項29に記載のプロセス制御システム。
  32. 前記警報グループ要素の各々の前記1つ以上の警報操作及び確認パラメータは、銘板表示への参照を含む、請求項29に記載のプロセス制御システム。
  33. 前記警報グループ要素の各々の前記1つ以上の警報操作及び確認パラメータは、前記警報グループ要素用の1つ以上の表示パラメータを含み、前記1つ以上の表示パラメータは、前記警報グループ要素に割り当てられた警報に関する情報を表示することに対してユーザとのユーザインターフェース機器の対話を制御するために、ユーザインターフェースアプリケーションによって使用され得る、請求項29に記載のプロセス制御システム。
  34. 前記複数のコンテナのうちの前記少なくとも1つは、前記コンテナが通信自在にアクセス可能であるための第1のタグを含み、前記警報グループ要素の各々は、前記警報グループ要素が通信自在にアクセス可能であるための異なるタグを含み、このため各警報グループ要素の前記警報グループ操作及び確認パラメータは、前記コンテナ用の前記第1のタグとは異なるタグを使用してアクセス可能である、請求項29に記載のプロセス制御システム。
  35. 前記複数のコンテナのうちの前記少なくとも1つは、プロセス制御ロジックを有するプロセス制御モジュールを備える、請求項29に記載のプロセス制御システム。
  36. 前記複数のコンテナのうちの前記少なくとも1つは、安全計装ロジックを有する安全システムロジックモジュールを備える、請求項29に記載のプロセス制御システム。
  37. 前記複数のコンテナのうちの前記少なくとも1つは、フィールド機器を備える、請求項29に記載のプロセス制御システム。
JP2017205475A 2016-10-24 2017-10-24 警報管理方法、警報操作及び確認システム、及び、プロセス制御システム Active JP7211672B2 (ja)

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