JP2018103902A - ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents

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勇希 舛屋
Yuki Masuya
勇希 舛屋
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【課題】警告であると直感的に感じることができる警告画像を表示するヘッドアップディスプレイ装置を提供する。【解決手段】ヘッドアップディスプレイ装置100は、警告画像Wを表す光を出射する表示器120と、表示器120が出射した光をフロントガラス200に導くことにより、警告画像Wを虚像として結像させる光学系と、制御部170とを備える。制御部170は、警告対象と車両300とが接近するとき、警告対象と車両300の相対速度よりも速い速度で、警告画像Wが車両300に近づくような接近強調表現を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、ヘッドアップディスプレイ装置に関する。
車両用表示装置として、特許文献1に開示されるような、ヘッドアップディスプレイ(HUD:Head−Up Display)装置が知られている。特許文献1に開示されたヘッドアップディスプレイ装置は、障害物となる他の車両位置を特定し、警告画像の表示の位置を調整することにより、警告画像を他の車両に重畳する。
特開2015−80988号公報
他の車両がユーザに接近してくる様子は、フロントガラスを介して目視可能である。従って、接近してくる他の車両に重畳して警告画像を表示すると、警告画像と接近車両とが違和感なく一体的に見える場合がある。このとき、ユーザは、警告画像を警告として直感的に感じられないおそれがある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、警告であると直感的に感じることができる警告画像を表示するヘッドアップディスプレイ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るヘッドアップディスプレイ装置は、
実景内における警告対象を強調する警告画像を虚像として視認者に視認させるヘッドアップディスプレイ装置であって、
前記警告画像を表す光を出射する表示器と、
前記表示器が出射した光を被投射部材に導くことにより、前記警告画像を虚像として結像させる光学系と、
前記警告対象と車両とが接近するとき、前記警告対象と前記車両の相対速度よりも速い速度で前記警告画像が前記車両に近づくような接近強調表現を行う制御部と、を備える。
本発明のヘッドアップディスプレイ装置によれば、警告であると直感的に感じる警告画像を表示することができる。
本発明の第一実施形態に係るヘッドアップディスプレイ装置の構成を示す概略図である。 第一実施形態に係るヘッドアップディスプレイ装置のブロック図である。 第一実施形態に係るヘッドアップディスプレイ装置の警告画像表示処理のフローチャートである。 第一実施形態に係るヘッドアップディスプレイ装置を搭載した車両の前方風景の例を示す図であり、(a)は、警告画像表示処理が開始されたときの警告画像を示し、(b)は(a)に示す状態の後、所定時間経過後に表示されている警告画像を示し、(c)は(b)に示す状態の後、さらに所定時間経過後に表示されている警告画像を示す。 第二実施形態に係るヘッドアップディスプレイ装置の構成を示す概略図である。 第二実施形態に係るヘッドアップディスプレイ装置が表示する画像の一例を示す図である。 図5に示すヘッドアップディスプレイ装置の構成の変形例を示す概略図である。
以下、本発明の実施形態に係るヘッドアップディスプレイ装置(以下、「HUD装置」と称する。)について、図面を参照しながら説明する。
(第一実施形態)
本実施形態に係るHUD装置100は、図1に示す様に、車両(以下、自車両)300の例えば図示しないダッシュボード内に搭載され、接近してくる実景内の車両(以下、他車両)を重畳対象Pとして、警告画像Wの虚像を重畳して視認者Uに認識させる接近強調表現を行う。
HUD装置100は、自車両300の被投射部材であるフロントガラス200に向けて警告画像Wを表す表示光Nを出射する。運転者である視認者Uは、フロントガラス200で反射した表示光Nを受けて、フロントガラス200を通して見える実景に重畳した警告画像Wの虚像を視認可能となる。
(HUD装置の構成)
図1に示すように、HUD装置100は、筐体110と、表示器120と、スクリーン130と、スクリーン位置調整部140と、平面鏡150と、凹面鏡160と、制御部170と、を備える。
筐体110は、例えば黒色の合成樹脂から箱状に形成され、表示器120やスクリーン130など上記各種部材を収納する。筐体110の周壁の一部には、表示光Nを通過させる開口部111が設けられている。開口部111は、透光性のカバー112で覆われている。
表示器120は、光を放射するバックライトと、バックライトからの光を、制御部170からの画像信号に従って変調し、画像を表す表示光Lを生成するDMD(Digital Micro Mirror Device)素子と、生成された表示光Lを拡大する投射レンズと、を備え、表示画像を示す表示光Lをスクリーン130へ出射する。
スクリーン130は、ホログラフィックディフューザ、マイクロレンズアレイ、拡散板等から構成される透過型スクリーンである。スクリーン130は、一面に表示光Lが入射すると、その他面に表示画像を結像し、表示画像を示す表示光Nを、平面鏡150に向けて出射する。
スクリーン位置調整部140は、スクリーン130の位置を矢印141で示す表示光L,Nの光軸方向に移動することにより、HUD装置100が表示する虚像の結像位置、即ち、警告画像Wの表示位置を自車両300の前後方向に移動する虚像距離調整部として機能する。より詳細には、スクリーン位置調整部140は、図示しないスクリーン保持部と駆動部とを備える。スクリーン保持部は、スクリーン130の端部を保持する。駆動部は、例えば、モータとラックアンドピニオンからなり、モータの動力によって、スクリーン保持部をラック上で矢印141の方向に移動させる。スクリーン130の位置が変化することにより、スクリーン130から被投射部材であるフロントガラス200までの距離が変化する結果、虚像の結像位置、即ち、警告画像Wの表示位置が自車両300の前後方向に変化する。本明細書において、結像位置とは、虚像がその位置に存在していると視認者Uが認識する位置のことをいう。なお、スクリーン130と後述する凹面鏡160との距離が離れるほど光学距離が長くなるため、自車両300から虚像までの距離が離れる。
平面鏡150は、スクリーン130から入射した表示光Nを、凹面鏡160へ反射する。平面鏡150は、合成樹脂やガラス等から形成された平板状の基材の一表面に金属の反射膜が形成されたものである。
凹面鏡160は、表示光Nをフロントガラス200へ向けて反射する。凹面鏡160は、合成樹脂やガラス等から形成された基材の一表面に金属の反射膜が形成されたものである。平面鏡150と凹面鏡160とは、スクリーン130に結像した警告画像Wからの表示光Nを、被投射部材を構成するフロントガラス200へ導く光学系を構成している。
図2に示すように、自車両300は、HUD装置100に加えて、車両速度検出部310と、撮像部320と、画像処理部400と、外部通信部500と、を備えている。
車両速度検出部310は、自車両300の速度を検出し、検出した速度を示す速度信号を制御部170に出力する。
撮像部320は、ステレオカメラから構成され、自車両300の前方を撮影し、撮像信号を出力する。
画像処理部400は、撮像部320から供給される撮像信号を処理し、撮像画像中に重畳対象Pである他車両を検出し、更に、重畳対象Pまでの車間距離Dを求める。
具体的には、画像処理部400は、重畳対象検出部410と距離取得部420とを備える。
重畳対象検出部410は、撮像部320から供給される撮像信号が示す画像をパターンマッチング法により解析し、予め記憶していた車両の背面形状と一致または類似する重畳対象Pを検出する。重畳対象検出部410は、重畳対象Pを検出すると、重畳対象Pが存在することと、その位置を制御部170に出力する。
距離取得部420は、撮像信号が表す2枚の画像中の重畳対象Pの視差に基づいて、撮像部320から重畳対象Pまでの車間距離Dを特定し、特定した車間距離Dを制御部170に出力する。
外部通信部500は、外部の車両と車車間通信を行う。
制御部170は、CPU(Central Processing Unit)、メモリなどを備え、メモリに記憶された制御プログラムを実行し、表示器120およびスクリーン位置調整部140を制御することにより、重畳対象Pに重畳させて警告画像Wを表示する。制御部170が実行する制御処理の詳細については図3を参照して後述する。
また、制御部170は、メモリに、所定の距離DN、所定速度Vth、後述するΔVr等の定数、警告画像Wの画像データ、スクリーン130の位置と撮像部320から警告画像Wの虚像の表示位置までの虚像距離DWとの対応関係等を予め記憶している。
なお、この実施の形態では、車間距離Dの基準位置が撮像部320であることにあわせて、理解を容易にするため、虚像距離DWの基準も撮像部320の位置であるとする。
(警告画像表示処理)
HUD装置100は、所定速度以上で自車両300に接近する重畳対象Pを検出し、図4(a)〜(c)に示すように、検出した重畳対象Pに警告画像Wを重畳して表示する。このとき、HUD装置100は、重畳対象Pよりも高速で警告画像Wが視認者Uに近づいてくるように見える警告画像Wを表示する。
以下、HUD装置100の制御部170が、警告画像Wを表示するために実行する警告画像表示処理を図3に示すフローチャートを参照して説明する。
制御部170は、自車両300のイグニッションがオンされたときに、図3に示す警告画像表示処理を開始し、その処理を繰り返す。
制御部170は、まず、撮像部320に自車両300の前景を撮像させる(ステップS1)。
撮像部320は、撮像した画像を示す撮像信号を画像処理部400に出力する。画像処理部400の重畳対象検出部410は、パターンマッチング法等により撮像画像を処理し、撮像部320が撮像した前景の中に、重畳対象Pである他車両が存在するか否かを判別し、判別信号を制御部170に出力する。
制御部170は、重畳対象検出部410からの判別信号を参照して、前景中に重畳対象Pが存在するか否かを判別する(ステップS2)。
警告画像Wを重畳させる重畳対象Pは、自車両300から所定の距離DN以内に存在する他車両である。前景中に、重畳対象Pが存在する場合(ステップS2:Yes)、制御部170は、その重畳対象Pが、警告画像表示の対象であるか否か、つまり自車両300から所定の距離DN以内に存在しているか否かを判別する(ステップS3)。具体的には、制御部170は、距離取得部420が取得した撮像部320から重畳対象Pへの車間距離Dを取得する。制御部170は、距離取得部420が特定した車間距離Dが所定の距離DN以内であると判別すると、重畳対象Pを警告対象と認定する。
重畳対象Pが警告対象である場合(ステップS3:Yes)、制御部170は、内部タイマが計測する警告画像表示時間tを0として、計時を開始する(ステップS4)。
その後、制御部170は、警告画像Wが、重畳対象Pと同じ位置にあると視認者Uに見えるように、スクリーン位置調整部140を制御する。すなわち、自車両300から警告画像Wの虚像の結像位置までの虚像距離DWが自車両300から重畳対象Pまでの車間距離Dと同一になるように、スクリーン130の位置を調整する(ステップS5)。
スクリーン130の位置を調整したら、制御部170は、表示器120に、警告画像Wを表示する表示光Lをスクリーン130へ出射させる。すると、スクリーン130の他面に警告画像が結像され、これが光学系(平面鏡150、凹面鏡160)によりフロントガラス200に投射され、その反射光により、警告画像Wの虚像が、重畳対象Pと同一位置に結像する(ステップS6)。これにより、視認者Uは、図4(a)に例示するように、前方の他車両と同じ位置に重畳して警告画像Wが表示されていると認識する。
そして、制御部170は、自車両300に対する重畳対象Pの位置変化、及び重畳対象Pと自車両300との相対速度に応じて、スクリーン130の位置を調整する(ステップS7)。具体的には、重畳対象Pと自車両300との相対速度が所定速度Vth未満(相対速度が負の値かつ絶対値が所定の値(Vth)未満)の場合は、虚像距離DW=車間距離Dとなるように、スクリーン130の位置を調整する。これにより、重畳対象Pに追従するように警告画像Wが表示される。一方、重畳対象Pが所定速度Vth以上で自車両300に接近してくる場合には、重畳対象Pと自車両300との相対速度よりも速い速度で警告画像Wが自車両300に近づく接近強調表現を行う(ステップS6)。これにより、視認者Uにより強い警告を与えることができる。この所定速度Vthは、一例として、自車両300が重畳対象Pに接触するおそれがある速度に設定されている。
言い換えると、この接近強調表現は、自車両300から重畳対象Pへの車間距離Dの減少よりも、自車両300(正確には撮像部320)から警告画像Wの結像位置までの虚像距離DWの減少の方が大きくなる場合に行われる。
接近強調表現においては、警告画像Wの新たな表示距離DWnは制御部170の制御周期Δt毎に更新され、例えば、次式により求められる。
DWn=DW−(VR+ΔVr)*Δt
ここで、DWは現在の警告画像Wの表示距離であり、VRは自車両300と重畳対象Pである他車両との相対的な接近速度である。また、ΔVrは上記相対速度よりも速い速度で警告画像Wを移動させるための増速成分であり、正の定数である。
警告画像Wが表示された後、制御部170は、警告画像Wの表示を終了してもよいか否か、つまり、重畳対象Pが警告対象でなくなったか否かを判別する(ステップS8)。重畳対象Pが警告対象でなくなった場合(ステップS8:Yes)、制御部170は、表示器120に、警告画像Wを表示する表示光Lの出射を終了させる(ステップS9)。
一方、ステップS8において、警告画像Wを終了しないと判別した場合(ステップS8:No)、再び、スクリーン130の位置を調整するステップS7に係る処理に戻る。すなわち、警告画像Wの表示が終了されるまで上述するステップS7の処理が繰り返される。
なお、ステップS2において、撮像部320が撮像した前景の中に、重畳対象Pである車両が存在しない場合(ステップS2:No)、ステップS3において、重畳対象Pが、警告対象でない場合(ステップS3:No)、ステップS1に戻る。
この警告画像表示処理によれば、ステップS5〜S7で、図4(a)に例示するように、警告対象と同一の虚像距離DWの位置に警告画像Wが表示され、続いて、Δtの期間、重畳対象Pと自車両300との相対速度が所定速度Vth以上である場合に、ステップS7における接近強調表現を実行することにより、図4(a)〜(c)に例示するように、警告画像Wが他車両である重畳対象Pに比べて高速で接近するように表示される。この間、警告対象が接近しても、警告対象の接近速度がVRであるのに対し、警告画像Wの接近速度が(VR+ΔVr)であるため、警告画像Wの方がより高速に接近する印象を与える。このように、警告対象と警告画像Wとは異なる挙動を示し、警告対象と警告画像Wとが一体的であるようには見えにくくなる。このようにして、接近強調表現によって警告であると直感的に感じることができる。
上記実施の形態では、虚像距離調整部は、スクリーン位置調整部140から構成され、ステップS7では、警告画像Wの結像位置までの虚像距離DWを変更するために、スクリーン130と光学系(平面鏡150)との距離を調整した。この発明はこれに限定されず、虚像までの距離を調整できるならば、任意の構成を採用可能である。例えば、虚像距離調整部は、光学系の他の部分を調整してもよい。例えば、制御部170は、平面鏡150の位置と傾斜角、あるいは、凹面鏡160の位置と傾斜角を図示せぬ駆動機構により変更することにより、虚像距離DWを調整してもよい。
また、制御部170は、例えば、虚像距離DWの調整に加えて、警告画像Wの画像、サイズと画面内の位置の少なくとも1つを変更してもよい。
さらに、制御部170は、例えば、虚像距離DWを調整することなく、警告画像Wを調整することにより、接近強調表示を行ってもよい。この場合、制御部170は、ステップS7では、スクリーン位置調整部140を制御することなく、スクリーン130の位置を維持する一方で、表示器120のDMD等で表示する画像を、重畳対象Pの接近を強調するものとすればよい。例えば、図4(a)〜(c)に例示したように、警告画像Wのサイズを徐々に大きくすればよい。視認者Uは警告画像Wが大きくなる表示が繰り返されることで、疑似的に警告画像Wが接近している印象を受けて、接近強調表示が達成される。
さらに、上記実施の形態では、警告画像Wを実景内の警告対象に重畳するように表示する例を示した。警告画像Wは、警告対象を強調できるならば、どのような画像でもよい。この場合、制御部170は、例えば、実景中の警告対象の近傍に矢印を表示して、警告対象を指し示したり、実景中の警告対象を囲むように円や枠を表示することにより、接近強調表示を行ってもよい。
以上の説明では、重畳対象Pと自車両300との接近速度VRを、距離取得部420が求めた一連の車間距離Dを微分することにより求めたが、接近速度を求める手法は任意である。例えば、外部通信部500を通じた車車間通信などにより、他車両の速度を求め、これと自車両300の速度の差から接近速度を求めてもよい。
以上の説明においては、他車両までの車間距離Dを、撮像部320で取得したステレオ画像を用いて求めている関係で、車間距離Dと虚像距離DWの基準位置を撮像部320の位置とした。この発明は、これに限定されず、各距離の基準点は任意の位置に設定可能である。
(第二実施形態)
第一実施形態では、HUD装置100が警告画像Wを単体で表示する例を示したが、表示する画像の数、種類等は任意である。一例として、第二実施形態では、警告画像Wに加えて、警告画像Wを補助する画像Waの虚像を表示する例を説明する。
図5は、HUD装置の第二実施形態を示した図である。以下、第一実施形態と異なる点を中心に説明する。本実施形態において、HUD装置100aは、自車両300のフロントガラス200に向けて警告画像Wと補助画像Waを表す表示光N,Naを出射する。視認者Uは、フロントガラス200に反射した表示光N,Naを受けてフロントガラス200を通して見える背景に重畳した警告画像Wと補助画像Waとを視認可能となる。補助画像Waは、警告画像Wを補助する画像であり、本実施形態では、図6に示すように、警告対象までの距離の目安となる目盛の画像である。
HUD装置100aは、表示器120aと、スクリーン130aと、スクリーン位置調整部140aと、第2の平面鏡180と、ハーフミラー190と、をさらに備える。また、平面鏡150と、第2の平面鏡180と、凹面鏡160と、ハーフミラー190とは、表示光N,Naをフロントガラス200に導く光学系を構成している。
表示器120aは、制御部170から入力される制御信号に従って、補助画像Waを表す表示光Laをスクリーン130aへ出射する。
スクリーン130aは、その一面に表示光Laが入射すると、その他面に補助画像Waを結像し、補助画像Waを表す表示光Naを、平面鏡150に向けて出射する。
スクリーン位置調整部140aは、制御部170の制御に従って、スクリーン130aの位置を制御する。
平面鏡150は、スクリーン130aから入射した表示光Naを、第2の平面鏡180へ反射する。
第2の平面鏡180は、平面鏡150から入射した表示光Naを、ハーフミラー190へ反射する。
ハーフミラー190は、スクリーン130からの表示光Nを透過し、第2の平面境180からの表示光Naを凹面鏡160に向けて反射する。
凹面鏡160は、表示光N,Naをフロントガラス200へ向けて反射する。
(警告画像表示処理)
次に、HUD装置100aの警告画像表示処理について、説明する。
本実施形態においても、警告画像Wの表示に関しては、制御部170は、図3のフローチャートに示す警告画像表示処理を行う。本実施形態においては、制御部170は、ステップS6で、警告画像Wを表示する際に、警告画像Wに加えて補助画像Waを表示器120aに表示させる。これにより、補助画像Waの虚像が視認者Uの前面に表示される。補助画像Waは、図6に示すような、透視図法を用いて生成された画像であり、視認者Uには、奥行感を有して立体的であるように見える。これにより、視認者Uは、警告対象までの距離を目測することが可能となり、警告が発せられたことを直感的に感じることができる。
なお、補助画像Waについては、その表示位置を変更する必要はない。従って、スクリーン位置調整部140aを除去してもよい。
以上本発明の実施の形態を説明したが、この発明は上記実施の形態に限定されず、種々の応用及び変形が可能である。
なお、第一および第二実施形態においては、スクリーン130の位置をスクリーン位置調整部140で調整して警告画像Wの虚像の結像位置を調整する構成を例示したが、凹面鏡160の空間的な位置及び角度を調整してスクリーン130から凹面鏡160までの距離を変化させることで警告画像Wを操作する構成でもよい。
第一および第二実施形態では、ヘッドアップディスプレイ装置は、車載されていたが、車載用に限られず、飛行機、船舶等の任意の移動体に搭載されていてもよい。
警告画像Wの表示内容は任意である。例えば、自車両300と他車両との相対速度、自車両300から他車両への距離、他車両の速度などを警告画像として表示してもよい。
また、警告対象は、前方の車両以外であってもよい。例えば、歩行者や自転車、障害物などであってもよい。
第一および第二実施形態では、距離取得部420は、撮像部320から前景を取得したが、距離取得部420は、例えば赤外線カメラを備えていてもよい。あるいは、ミリ波レーダー等の車間距離測定装置を設けてもよく、距離取得部420はこの車間距離測定装置の検出結果に基づいて車間距離Dを特定してもよい。車間距離Dを求める手法は任意である。
図5の構成では、2つの表示器120と120aを使用したが、1つの表示器で警告画像Wと補助画像Waを形成してもよい。例えば、図7に例示するように、表示器120で警告画像Wと補助画像Waを表す表示光LとLaを出射し、これらを平面鏡181,182等で分離し、適宜処理するようにしてもよい。また、光路の途中に樹脂で形成された凸部183等の光路長を制御する構成を配置してもよい。
上記実施形態においては、重畳対象Pが所定速度Vth以上で自車両300に接近してくる場合に接近強調表現が行われていたが、この所定速度Vth以上の条件は省略可能であり、重畳対象Pが自車両300に接近したときに接近強調表現が行われてもよい。
上記実施形態における外部通信部500は省略可能である。
100,100a ヘッドアップディスプレイ装置
110 筐体
120,120a 表示器
130,130a スクリーン
140,140a スクリーン位置調整部
150 平面鏡
160 凹面鏡
170 制御部
180 第2の平面鏡
190 ハーフミラー
200 フロントガラス(被投射部材)
300 車両(自車両)
310 車両速度検出部
320 撮像部
400 画像処理部
410 重畳対象検出部
420 距離取得部
L,La,N,Na 表示光
W 警告画像
Wa 補助画像
D 車間距離
DW 虚像距離
P 重畳対象
U 視認者

Claims (6)

  1. 実景内における警告対象を強調する警告画像を虚像として視認者に視認させるヘッドアップディスプレイ装置であって、
    前記警告画像を表す光を出射する表示器と、
    前記表示器が出射した光を被投射部材に導くことにより、前記警告画像を虚像として結像させる光学系と、
    前記警告対象と車両とが接近するとき、前記警告対象と前記車両の相対速度よりも速い速度で前記警告画像が前記車両に近づくような接近強調表現を行う制御部と、を備える、
    ヘッドアップディスプレイ装置。
  2. 前記制御部は、前記警告画像を表す前記光を制御することで前記接近強調表現を行う、
    請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  3. 前記車両から前記警告画像までの距離を調整する虚像距離調整部をさらに備え、
    前記制御部は、前記相対速度よりも速い速度で前記虚像距離調整部を通じて前記警告画像を前記車両側に移動させることで前記接近強調表現を行う、
    請求項1又は2に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  4. 前記表示器からの前記警告画像を表す前記光を受けて前記警告画像を結像するスクリーンを備え、
    前記光学系は、前記スクリーンに結像した前記警告画像からの前記光を前記被投射部材へ導き、
    前記虚像距離調整部は、前記スクリーンと前記光学系との間の距離を変化させる、
    請求項3に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  5. 前記制御部は、前記車両に設置された距離取得部から前記車両から前記警告対象への距離を取得し、前記警告画像の結像位置までの初期距離を前記車両から前記警告対象への前記距離とする、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  6. 前記制御部は、実景内の前記警告対象に重畳する位置に前記警告画像を表示する、
    請求項1から5のいずれか1項に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
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