JP2018101580A5 - - Google Patents

Claims (7)

1. バックシートで支持された長尺の電解質膜を連続的または間欠的に移動して電極インクを塗布し電解質膜に電極を形成して燃料電池を製造する方法であって、前記バックシート面の反対側の電解質膜面の両サイドに補強テープを貼りつける工程と、前記補強テープを貼り付けた面の電解質膜に第一の電極インクを塗布する工程と、第一の電極インクを乾燥させて第一の電極を形成する工程と、少なくとも片側の電極が形成された両サイドの縦断面が補強テープ、電解質膜、バックシートの層からなる複合シートであって、該複合シートの少なくとも前記補強テープを同時に移動する少なくとも吸着手段で吸着固定しつつ、前記複合シートからバックシートを剥離する工程と、前記バックシートを剥離した面の電解質膜に第二の電極インクを塗布し乾燥させて補強テープで補給しながら後工程に移動させ電解質膜・電極アッセンブリーを作成し燃料電池を製造することを特徴とする燃料電池の製造方法。
2. バックシートで支持された長尺の電解質膜を連続的または間欠的に移動して電極インクを塗布し電解質に電極を形成する方法であって、前記バックシート面の反対側に第一の電極インクを塗布する工程と、第一の電極インクを乾燥して第一の電極を形成する工程と、第一の電極を支持する通気性基材を準備する工程と、前記電解質膜の第一の電極インクの塗布面の両サイドの電極非塗布部と前記通気性基材を接着剤または粘着剤を介在させて貼り合わせる工程と、前記両サイド以外の中央部よりの縦断面が通気性基材、電極インク、電解質膜、バックシート層としての複合基材の前記通気性基材を少なくとも吸着手段で吸着し複合シートして密着して同時に移動する工程とからなり、前記複合シートを前記吸着手段で吸着固定しつつ、前記複合シートからバックシートを剥離する工程と、前記通気性基材を介して前記電解質膜を強力に吸引し固定して、バックシートを剥離した面の電解質膜に第二の電極インクを塗布し乾燥させて電解質膜・電極アッセンブリーを作成し燃料電池を製造することを特徴とする燃料電池の製造方法。
3. 前記吸着手段が加熱吸着ロールまたは加熱吸着ベルトであることを特徴とする請求項１または２に記載の燃料電池の製造方法。
4. 前記膜・電極アッセンブリーを巻き取るにあたり前記第二の電極を支持するための離形処理された基材を前記第二の電極に積層して、または前記通気性基材があらかじめ離形処理されていることを特徴とする請求項3に記載の燃料電池の製造方法。
5. 前記補強テープを貼り付け第一の電極を形成させた面に通気性基材を重ねて吸着ロールまたは吸着ベルトで吸引する工程と、バックシートを前記電解質面から剥離する工程と、前記第一の電極の反対面の電解質膜を加熱吸着しながら第二の電極インクを塗布する工程と、前記第二の電極インクを乾燥させて第二の電極を形成する工程とからなることを特徴とする請求項１の燃料電池の製造方法。
6. 前記通気性基材の両サイドに介在した接着剤または粘着剤は通気性基材にポーラス状に塗布されていることを特徴とする請求項2に記載の燃料電池の製造方法。
7. ロール・ツー・ロール（Roll to Roll）で移動する燃料電池用電解質膜の片側にアノード極を、アノード極の反対側にカソード極の触媒を含む電極を形成した膜・電極アッセンブリーを用いてなる燃料電池であって、バックシートを備えた該バックシートの反対側の電解質膜の両端に補強用フィルムを施与する工程と、加熱吸着ロールまたは加熱吸着ベルトで前記バックシートを吸着して前記補強用フィルムが施与された面に第一の電極インクを塗布する工程と、前記第一の電極インクを乾燥または圧着して第一の電極を形成する工程と、吸着機構を備え回転移動するロールまたはベルトに前記第一の電極面を通気性基材を介して吸着する工程と、前記電解質膜の第一の電極形成の反対面のバックシートを剥離する工程と、前記第一の電極の反対面の電解質膜を前記通気性基材を介して加熱吸引しながら第二の電極インクを塗布して第二の電極を形成する工程と、電極を乾燥または圧着する工程と、両極の電極が形成された電解質膜を最終的に巻取ることを特徴とする膜・電極アッセンブリーを用いてなる燃料電池。