JP2018099207A - 化粧用ブラシ及び化粧用コンパクト - Google Patents

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Yumiko Iwasaki
裕美子 岩崎
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【課題】アイシャドウ用の化粧料とアイライン用の化粧料それぞれを良好に(綺麗に)塗布することを可能としながらも、目蓋の化粧に要する時間と手間を効果的に軽減することができる化粧用ブラシを提供すること。【解決手段】柄(11)と、当該柄(11)の長手方向の一端に設けたブラシ部(12)とを備える化粧用ブラシ(10)であって、ブラシ部(12)は、その幅方向の一部に設けた第1毛束部(12a)と、幅方向の他の一部に設けた第2毛束部(12b)とを少なくとも含む。そして、第1毛束部(12a)を構成する毛(13a)と第2毛束部(12b)を構成する毛(13b)は、互いの硬さが異なる毛であることで、アイシャドウ用の化粧料とアイライン用の化粧料とを一度の作業で塗布することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、アイシャドウ用の化粧料などを塗布するために用いる化粧用ブラシ、及び当該化粧用ブラシを備えた化粧用コンパクトに関する。
目の目蓋を化粧をする手法として、目蓋に陰影を付けるためにアイシャドウ用の化粧料を塗布することが行われている。また、目蓋の下の縁(まつ毛の生え際周辺)にアイライン用の化粧料で線を描くことによって、目の形をくっきり大きく見せることも行われている。
従来、例えば特許文献1に示すように、このような目の目蓋に化粧をするための化粧料塗布具として、目蓋にアイシャドウ用の化粧料を塗布するアイシャドウ用の化粧用ブラシがある。その一方で、目蓋の下縁(まつ毛の生え際)に沿ってアイラインを引くためには、アイシャドウ用の化粧用ブラシとは別のアイライン用の塗布具が用いられている。すなわち、アイシャドウ用の化粧用ブラシで目蓋の略全体にアイシャドウを塗布し、その後、アイライン用の塗布具で目蓋の下縁に沿ってアイラインを引くことによって目蓋の化粧をする。このように、アイシャドウ用の化粧料の塗布に適した塗布具と、アイライン用の化粧料の塗布に適した塗布具を使い分けて目蓋の化粧をすることが一般的である。
特開2015−217169号公報
しかしながら、目蓋の化粧に要する時間と手間を軽減するためには、上記のようなアイシャドウを塗布する作業とアイラインを引く作業をより効率的に行うことができるようにすることが望ましい。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、アイシャドウ用の化粧料とアイライン用の化粧料それぞれを良好に(綺麗に)塗布することを可能としながらも、目蓋の化粧に要する時間と手間を効果的に軽減することができる化粧用ブラシ及び化粧用コンパクトを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明にかかる化粧用ブラシは、柄(11)と、当該柄(11)の長手方向の一端に設けたブラシ部(12)とを備える化粧用ブラシ(10)であって、ブラシ部(12)は、その幅方向の一部に設けた第1毛束部(12a)と、幅方向の他の一部に設けた第2毛束部(12b)とを少なくとも含み、第1毛束部(12a)を構成する毛(13a)と第2毛束部(12b)を構成する毛(13b)は、互いの硬さが異なる毛であることを特徴とする。
本発明にかかる化粧用ブラシによれば、ブラシ部に、互いの毛束部を構成する毛の硬さが異なる第1毛束部と第2毛束部とを少なくとも含むことで、例えば、第1毛束部でアイシャドウ用の化粧料を塗布し、第2毛束部でアイライン用の化粧料を塗布することができる。これにより、アイシャドウ用の化粧料とアイライン用の化粧料とを一度の作業で塗布することができる化粧用ブラシとなるので、目蓋の化粧に要する時間と手間を効果的に軽減することができる化粧用ブラシとなる。
そして、上記の化粧用ブラシでは、第1毛束部(12a)を構成する毛(13a)と第2毛束部(12b)を構成する毛(13b)は、互いの硬さが異なる毛である。この構成によれば、アイシャドウ用の化粧料の塗布に適した硬さの毛と、アイライン用の化粧料の塗布に適した硬さの毛をそれぞれ用いて化粧料を塗布することが可能となるので、アイシャドウ用の化粧料とアイライン用の化粧料それぞれを更に良好に(より綺麗に)塗布することが可能となる。
また、上記の化粧用ブラシでは、第1毛束部(12a)を構成する毛(13a)と第2毛束部(12b)を構成する毛(13b)は、互いの太さを異ならせることで互いの硬さを異ならせたものであってよい。この構成によれば、互いの毛の太さを異ならせるという簡単な構成で、互いの毛の硬さを異ならせることができる。
また、上記の化粧用ブラシでは、第1毛束部(12a)を構成する毛(13a)と第2毛束部(13b)を構成する毛(13b)は、互いの色が異なる毛であってもよい。この構成によれば、第1毛束部と第2毛束部の境界を目視で認識することができるようになるので、第1毛束部と第2毛束部のいずれか一方にアイシャドウ用の化粧料を付着させ、いずれか他方にアイライン用の化粧料を付着させることが確実に可能となる。したがって、アイシャドウ用の化粧料とアイライン用の化粧料それぞれを更に良好に(より綺麗に)塗布することが可能となる。
また、上記の化粧用ブラシでは、ブラシ部(12)は、幅方向の一部に設けた第1毛束部(12a)と幅方向の残りの部分に設けた第2毛束部(12b)のみで構成されており、第1毛束部(12a)の領域の方が第2毛束部(12b)の領域よりも大きな領域であり、第1毛束部(12a)を構成する毛(13a)よりも第2毛束部(12b)を構成する毛(13b)の方が硬い毛であってよい。
この構成によれば、領域の大きな第1毛束部でアイシャドウ用の化粧料を塗布し、領域の小さな第2毛束部でアイライン用の化粧料を塗布することができる。また、比較的に硬い第2毛束部の毛によって、目蓋の下縁に沿ってアイライン用の化粧料を塗布する際に、アイライン用の化粧料が目蓋の下縁に生えているまつ毛の隙間により確実に入り込んで塗布される、という効果を奏することができる。これにより、より均一な濃さでしっかりしたアイラインを引くことが可能となる。
また、本発明にかかる化粧用コンパクトは、化粧料収容部(22)に載置される化粧料パレット(25)に収容してなる化粧料(31,32)と、ブラシ載置部(23)に載置される本発明にかかる上記構成の化粧用ブラシ(10)と、を備える化粧用コンパクト(20)であって、化粧料パレット(25)に収容してなる化粧料(31,32)は、第1毛束部(12a)で塗布するためのアイシャドウ用の化粧料である第1化粧料(31)と、第2毛束部(12b)で塗布するためのアイライン用の化粧料である第2化粧料(32)とを含み、ブラシ部(12)の幅方向における第1毛束部(12a)の領域と第2毛束部(12b)の領域それぞれに対して、化粧料パレット(25)内の第1化粧料(31)の領域と第2化粧料(32)の領域それぞれが対応していることを特徴とする。
本発明にかかる化粧用コンパクトによれば、化粧用ブラシで化粧料を取る際に、第1毛束部を第1化粧料の上に乗せるとともに、第2毛束部を第2化粧料の上に乗せ、その状態で、第1毛束部と第2毛束部の境界を第1化粧料と第2化粧料の境界に沿って移動させることで、一の作業(動作)のみで、第1毛束部に第1化粧料を付着させ、第2毛束部に第2化粧料を付着させることを簡単かつ確実に行うことができる。したがって、目の化粧に要する時間と手間を効果的に軽減することができる。
なお、上記の括弧内の符号は、後述する実施形態の対応する構成要素の符号を本発明の一例として示したものである。
本発明にかかる化粧用ブラシ及び化粧用コンパクトによれば、アイシャドウ用の化粧料とアイライン用の化粧料それぞれを良好に(綺麗に)塗布することを可能としながらも、目の化粧に要する時間と手間を効果的に軽減することができる。
本発明の一実施形態にかかる化粧用ブラシを示す図である。 化粧用ブラシ及び化粧料を収容した化粧用コンパクトの全体構成を示す図である。 化粧用ブラシで目の化粧をする手順を説明するための図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る化粧用ブラシ(化粧料塗布具)10を示す図で、同図(a)は側面図、同図(b)は、同図(a)のB矢視図である。化粧用ブラシ10は、柄11と、当該柄11の長手方向の一端(先端)に設けたブラシ部(塗布体)12とを一体に備えて構成されている。
図1(b)に示すように、化粧用ブラシ10の柄11の長手方向に対して直交する面の断面形状は薄板状(扁平形状)をなしている。したがって、柄11はその全体が略長方形状の薄板状に形成されている。また、柄11の一端11aには、凹部(図示せず)が形成されており、この凹部の内底面には、ブラシ部12を構成する多数本の毛13(13a,13b)が接着などの手段により固定されている。なお、柄11の材料は特に限定されない。柄11は、合成樹脂により構成されていても良いし、木材など合成樹脂以外の材料により構成されていても良い。
ブラシ部12は、化粧用ブラシ10の長手方向に対して直交する方向、すなわち化粧用ブラシ10の幅方向(図の上下方向)に並んで配置された第1毛束部12aと第2毛束部12bとを有している。そして、第1毛束部12aを構成する毛13aと第2毛束部12bを構成する毛13bは互いの硬さ(太さ)が異なる硬さに設定された毛であり、第1毛束部12aを構成する毛13aの硬さよりも、第2毛束部12bを構成する毛13bの硬さの方が硬くなっている。すなわち、化粧用ブラシ10は、構成する毛の硬さが異なる2種類の部分を有している。そして、第1毛束部12aを構成する毛13aと第2毛束部12bを構成する毛13bは互いの太さが異なっていることで、互いの硬さが異なる硬さとなっている。
また、第1毛束部12aを構成する毛13aと第2毛束部12bを構成する毛13bは互いの色が異なる色に設定された毛であり、第1毛束部12aを構成する毛13aの色よりも第2毛束部12bを構成する毛13bの色の方が濃い色となっている。例えば、第1毛束部12aの毛13aの色を明る目の茶色(ブラウン)とし、第2毛束部12bの毛13bの色を暗い目の茶色(ブラウン)あるいは黒色に近い濃い色とすることができる。これにより、第1化粧用ブラシ10は、二色の毛を有する二色ブラシとなっている。
また、ブラシ部12の全体に占める割合は、第1毛束部12a方が第2毛束部12bよりも多くなっている。図1に示す例では、第1毛束部12aと第2毛束部12bの割合は、おおよそ8:2〜8.5:1.5程度である。すなわち、図示する化粧用ブラシ10では、柄11の幅方向の一方(図の上側)の約80%〜85%が第1毛束部12aとなっており、柄11の幅方向の他方(図の下側)の約20%〜15%が第2毛束部12bとなっている。
第1毛束部12aは、目の目蓋にアイシャドウ用の化粧料31(図2参照)を塗布するためのものである。一方、第2毛束部12bは、目の目蓋の下縁(まつ毛の生え際のライン)に沿ってアイライン用の化粧料32(図2参照)を塗布する(アイラインを引く(描く))ためのものである。
ブラシ部12の毛13a,13bの材料(材質)としては、合成樹脂材を用いることができ、一例として、PBT(Polybutylene terephthalate)樹脂とすることができる。そして毛13a,13bの太さは、一例として、第1毛束部12aを構成する毛13aの太さを0.05mmとし、第2毛束部12bを構成する毛13bの太さを0.15mmとすることができる。なお、ブラシ部12の第1毛束部12a及び第2毛束部12bを構成する毛13a,13bの材質や太さは一例であり、これら以外の材質や太さとすることは勿論可能である。
さらには、第1毛束部12aの毛13aには、その長手方向に沿う形状が直線状の毛(以下、「ストレート毛」という。)と、その長手方向に沿う形状が若干波状にカーブしている毛(以下、「ウェーブ毛」という。)を混在させることが望ましい。ウェーブ毛は、若干波状にカーブしていることで、毛束にしたときにより全体のボリュームが出やすい(いわゆるふわっとした状態になる)という特徴がある。その一方で、第2毛束部12bの毛13bは、ストレート毛のみで構成することが望ましい。
上記のように構成することで、ストレート毛のみで毛束を構成した第2毛束部12bにより塗布されるアイライン用の化粧料32は、その色がしっかりと肌に付くのに対して、ストレート毛とウェーブ毛を混在させることで毛束を構成した第1毛束部12aにより塗布されるアイシャドウ用の化粧料31は、目蓋に付けるときに色が薄付きになる、という効果を奏することができる。なお、一例として、第1毛束部12aを構成する毛13aの約60%をウェーブ毛とし、約40%をストレート毛とすることができる。その一方で、第2毛束部12bを構成する毛13bに対しては、その全部(100%)をストレート毛とすることができる。
図2は、本発明の一実施形態に係る化粧用コンパクト20を示す図である。本実施形態の化粧用コンパクト20は、ケース本体21と、ケース本体21に対してヒンジ機構51を介して開閉可能に連結された蓋体41とを一体に備えて構成されている。
ケース本体21および蓋体41は、それぞれ略矩形状(長方形状)の扁平状に形成されている。ケース本体21に対して蓋体41が閉じられた状態では、ケース本体21の上面21aが蓋体41で覆われるので、この蓋体41によって化粧料パレット25に収容した化粧料を保護したり、化粧用ブラシ10の脱落を防止することができる。また、蓋体41の手前側の端辺には、係止片41bが設けられており、ケース本体21の手前側の端辺には、ケース本体21と蓋体41とが相互に閉じられた状態において係止片41bを係止する係止部21bが設けられている。
図2に示すように、化粧用コンパクト20は、ケース本体21を手で持ったり台の上に載置した状態で、蓋体41をケース本体21に対して開いて使用することができる。
蓋体41の下面(裏面)41aに設けた凹部42には、鏡43が取り付けられている。蓋体41を開くと、ケース本体21と蓋体41とのなす角度が所定の鈍角となって蓋体41がケース本体21によって支えられる。これにより、蓋体41の下面41aに形成した凹部42が手前側斜め上方を向く。使用者は、凹部42に取り付けた鏡43に顔を映しながら化粧することができる。
ケース本体21の上面21aにおける奥側(ヒンジ機構51側)の部分には、化粧料を収容する化粧料収容部22が設けられている。また、手前側の部分には、化粧用ブラシ10を寝かせた状態で収容するブラシ載置部23が設けられている。ブラシ載置部23は、ケース本体21の上面21aに形成された略長方形状の凹部である。
化粧料収容部22は、ケース本体21の上面21aに形成された略矩形状の凹部からなる。この化粧料収容部22には、化粧料パレット25が載置されている。化粧料パレット25は、外形が略長方形状に形成された有底容器状である。そして、化粧料パレット25内をその幅方向(図の上下方向)に沿って二分割する直線状の仮想的な境界線(分割線)33によって仕切られた奥側(上側)の領域にはアイシャドウとして用いられる化粧料(第1化粧料)31(31a〜31c)が収容されており、境界線33によって仕切られた手前側(下側)の領域には、アイライナーとして用いられる化粧料(第2化粧料)32が収容されている。さらに、アイシャドウとして用いられる化粧料31の領域は、仮想的な境界線(分割線)34a,34bによって奥側(上側)から手前側(下側)に向かって三つの領域に仕切られており、これら3つの領域にはそれぞれ相対的に濃さや色の異なる三種類の化粧料31a,31b,31cが収容されている。
アイシャドウ用の化粧料31に含まれる三種類の化粧料31a,31b,31cは、一例として、アイライン用の化粧料32に近い側(境界線33に近い側、図の下側)から順に、次第に色の濃さが薄くなるように段階的に色を異ならせたものとすることができる。また、境界線33で仕切られたアイシャドウ用の化粧料31の領域とアイライン用の化粧料32の領域との割合は、一例として、8:2〜8.5:1.5程度とすることができる。
そして、化粧用ブラシ10の幅方向における第1毛束部12aの領域と第2毛束部12bの領域それぞれに対して、化粧料パレット25内のアイシャドウ用の化粧料31の領域とアイライン用の化粧料32の領域とがそれぞれ対応(一致)している。すなわち、化粧用ブラシ10のブラシ部12の幅方向(図の上下方向)における境界線14よりも下側(手前側)の第2毛束部12bの領域に対して化粧料パレット25内の境界線33よりも下側(手前側)のアイライン用の化粧料32の領域が対応しており、化粧用ブラシ10のブラシ部12の幅方向における境界線14よりも上側(奥側)の第1毛束部12aの領域に対して化粧料パレット25内の境界線33よりも上側(奥側)のアイシャドウ用の化粧料31の領域が対応している。
次に、上記構成の化粧用ブラシ10及び化粧用コンパクト20を用いた化粧方法について説明する。図3は、化粧用ブラシ10で目の化粧をする手順を説明するための図である。化粧用ブラシ10で目の化粧をするには、まず、図2に示す化粧用コンパクト20の蓋体41を開き、ブラシ載置部23に載置されている化粧用ブラシ10を手に取る。そして、化粧料パレット25に収容されているアイシャドウ用の化粧料31及びアイライン用の化粧料32をブラシ部12に付着させる。このとき、図3(a)に示すように、化粧用ブラシ10を化粧料31,32の表面に対して起こした(立てた)状態で、ブラシ部12の第1毛束部12aの先端をアイシャドウ用の化粧料31の上に乗せるとともに、第2毛束部12bの先端をアイライン用の化粧料32の上に乗せる。そして、第1毛束部12aと第2毛束部12bとの境界線14が第1化粧料31と第2化粧料32との境界線33に沿って移動するように、ブラシ部12を化粧料パレット25の長手方向(図の左右方向)に沿って移動させる。これにより、第1毛束部12aにアイシャドウ用の化粧料31を付着させ、第2毛束部12bにアイライン用の化粧料32を付着させることができる。
その状態で、第1毛束部12aを上側、第2毛束部12bを下側にして、図3(b)に示す閉じた目Mの目蓋Fの面に対して化粧用ブラシ10を起こした状態で、ブラシ部12の先端を目Mの目頭Ma近傍の真上位置に当てる。このとき、第2毛束部12bが目蓋Fの下縁Faに沿う高さ位置となり、第1毛束部12aが目蓋Fの下縁Faよりも上側の位置となるように当てる。そして、図3(b)に示すように、そのまま化粧用ブラシ10を目蓋Fに沿って目尻Mb側に向かって横方向に移動させる。この際、第2毛束部12bで目蓋Fの下縁Fa(まつ毛の生え際)をなぞり、まつ毛の隙間を一本のラインでつなげて埋めるようにするとよい。なお、このときのブラシ部10の横方向への移動は、目頭Maから目尻Mbに向かって片道の移動のみでも良いし、目頭Maと目尻Mbの間を往復移動させてもよい。こうして、アイシャドウ用の化粧料31とアイライン用の化粧料32を目蓋に塗布することができる。また、図3(b)では目Mを閉じた状態で目蓋Fに化粧料31,32を塗布する場合を示したが、これ以外にも図示は省略するが、半目を開いた状態で目蓋Fに化粧料31,32を塗布するようにしてもよい。
これにより、図3(b)に示すように、化粧用ブラシ10のブラシ部12を目蓋Fの左右に沿って一度移動、ないしは往復移動させる一連の動作だけで、目蓋Fの下縁Fa(まつ毛の生え際)に沿ってアイライン用の化粧料32を塗布し、かつ目蓋Fの下縁Faよりも上側の部分にはアイシャドウ用の化粧料31(31a〜31c)を塗布することができる。すなわち、アイシャドウ用の化粧料31の塗布とアイライン用の化粧料32の塗布(アイラインの形成)とを一度に行うことができる。よって、第1毛束部12aおよび第2毛束部12bの各々により、目蓋Fの意図した部分に所望の種類の化粧料を塗布することが簡単かつ短時間で行えるようになる。
さらに、アイシャドウ用の化粧料31は、互いの色又は濃さの異なる三種類の化粧料31a〜31cが配列された構成なので、目蓋Fに塗布されたアイシャドウ用の化粧料31は、目蓋Fの下縁Faから上に遠ざかるにつれて次第に色の種類又は濃さが変化する自然なグラデーションが形成される。
以上説明したように、本実施形態の化粧用ブラシ10によれば、ブラシ部12に、互いを構成する毛の硬さが異なる第1毛束部12aと第2毛束部12bとを含むことで、第1毛束部12aでアイシャドウ用の化粧料31を塗布し、第2毛束部12bでアイライン用の化粧料32を塗布することができる。これにより、アイシャドウ用の化粧料31とアイライン用の化粧料32とを一連の作業(動作)で塗布することができる化粧用ブラシ10となる。したがって、目の化粧に要する時間と手間を効果的に軽減することができる化粧用ブラシとなる。
そして、この化粧用ブラシ10では、第1毛束部12aを構成する毛13aと第2毛束部12bを構成する毛13bは、互いの硬さが異なる毛である。この構成によれば、アイシャドウ用の化粧料31の塗布に適した硬さの毛と、アイライン用の化粧料32の塗布に適した硬さの毛をそれぞれ用いて化粧料を塗布することが可能となるので、アイシャドウ用の化粧料31とアイライン用の化粧料32それぞれを更に良好に(より綺麗に)塗布することが可能となる。
また、この化粧用ブラシ10では、第1毛束部12aを構成する毛13aと第2毛束部12bを構成する毛13bは、互いの色が異なる毛である。この構成によれば、第1毛束部12aと第2毛束部12bの境界線14を目視で認識することができるので、第1毛束部12aにアイシャドウ用の化粧料31のみを付着させ、第2毛束部12bにアイライン用の化粧料32のみを付着させることが確実に可能となる。これにより、アイシャドウ用の化粧料31とアイライン用の化粧料32とが混じってしまうことを防止できる。よって、化粧用ブラシ10を繰り返し使用した後でも、アイシャドウ用の化粧料31とアイライン用の化粧料32それぞれを良好に(綺麗に)塗布することが可能となる。
また、この化粧用ブラシ10では、ブラシ部12は、幅方向の一部に設けた第1毛束部12aと幅方向の残りの部分に設けた第2毛束部12bのみで構成されており、第1毛束部12aの領域の方が第2毛束部12bの領域よりも大きな領域であり、第1毛束部12aを構成する毛13aよりも第2毛束部12bを構成する毛13bの方が硬い毛である。
この構成によれば、領域の大きな第1毛束部12aでアイシャドウ用の化粧料31を塗布し、領域の小さな第2毛束部12bでアイライン用の化粧料32を塗布することができる。また、比較的に硬い第2毛束部12aの毛13aによって、目蓋の下縁に沿ってアイライン用の化粧料32を塗布する際に、アイライン用の化粧料32が目蓋の下縁に生えているまつ毛の隙間により確実に入り込んで塗布される、という効果を奏することができる。これにより、より均一な濃さでしっかりしたアイラインを引くことが可能となる。
また、本実施形態の化粧用コンパクト20によれば、化粧料パレット25に収容してなる化粧料は、第1毛束部12aで塗布するためのアイシャドウ用の化粧料(第1化粧料)31と、第2毛束部12bで塗布するためのアイライン用の化粧料(第2化粧料)32とを含み、第1毛束部12aの領域と第2毛束部12bの領域に対して、化粧料パレット25内のアイシャドウ用の化粧料31の領域とアイライン用の化粧料32の領域とがそれぞれ対応していることで、化粧用ブラシ10で化粧料を取る際に、一連の作業(動作)で第1毛束部12aにアイシャドウ用の化粧料31のみを付着させ、第2毛束部12bにアイライン用の化粧料32のみを付着させることを簡単かつ確実に行うことができる。したがって、アイシャドウ用の化粧料とアイライン用の化粧料それぞれを良好に塗布することを可能としながらも、目蓋の化粧に要する時間と手間を効果的に軽減することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、化粧用ブラシ10のブラシ部12の構成として、互いを構成する毛の硬さが異なる第1毛束部12aと第2毛束部12bの二種類の毛束部のみを備えた構成を示したが、本発明にかかる化粧用ブラシの実施態様としては、これ以外にも、さらに硬さや色の異なる毛で構成された他の毛束部をさらに備え、三種類以上の毛束部で構成するようにしたものであってもよい。
10 化粧用ブラシ
11 柄
11a 一端
12 ブラシ部
12a 第1毛束部
12b 第2毛束部
13 境界線
13a 毛
13b 毛
20 化粧用コンパクト
21 ケース本体
21a 上面
21b 係止部
22 化粧料収容部
23 ブラシ載置部
25 化粧料パレット
31 アイシャドウ用の化粧料(第1化粧料)
32 アイライン用の化粧料(第2化粧料)
33 境界線
41 蓋体
41a 下面
41b 係止片
42 凹部
43 鏡
51 ヒンジ機構

Claims (7)

  1. 柄と、前記柄の長手方向の一端に設けたブラシ部とを備える化粧用ブラシであって、
    前記ブラシ部は、その幅方向の一部に設けた第1毛束部と、前記幅方向の他の一部に設けた第2毛束部とを少なくとも含み、
    前記第1毛束部を構成する毛と前記第2毛束部を構成する毛は、互いの硬さが異なる毛である
    ことを特徴とする化粧用ブラシ。
  2. 前記第1毛束部を構成する毛と前記第2毛束部を構成する毛は、互いの太さが異なる毛である
    ことを特徴とする請求項1に記載の化粧用ブラシ。
  3. 前記第1毛束部を構成する毛と前記第2毛束部を構成する毛は、互いの色が異なる毛である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の化粧用ブラシ。
  4. 前記ブラシ部は、前記幅方向の一部に設けた前記第1毛束部と前記幅方向の残りの部分に設けた前記第2毛束部のみで構成されており、
    前記第1毛束部の領域の方が前記第2毛束部の領域よりも大きな領域であり、
    前記第1毛束部を構成する毛よりも前記第2毛束部を構成する毛の方が硬い毛である
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の化粧用ブラシ。
  5. 前記化粧用ブラシは、目蓋にアイシャドウ用の化粧料を塗布するためのアイシャドウ用ブラシであり、
    前記第1毛束部で目蓋にアイシャドウ用の化粧料である第1化粧料が塗布され、前記第2毛束部で目蓋の下縁に沿ってアイライン用の化粧料である第2化粧料が塗布されるように構成した
    ことを特徴とする請求項4に記載の化粧用ブラシ。
  6. 化粧料収容部に載置される化粧料パレットに収容してなる化粧料と、
    ブラシ載置部に載置される請求項4に記載の化粧用ブラシと、を備える化粧用コンパクトであって、
    前記化粧料パレットに収容してなる化粧料は、前記第1毛束部で塗布するための第1化粧料と、前記第2毛束部で塗布するための第2化粧料とを含み、
    前記柄の幅方向における前記第1毛束部の領域と前記第2毛束部の領域それぞれに対して、前記化粧料パレット内の前記第1化粧料の領域と前記第2化粧料の領域とがそれぞれ対応している
    ことを特徴とする化粧用コンパクト。
  7. 前記化粧用ブラシは、目蓋にアイシャドウ用の化粧料を塗布するためのアイシャドウ用ブラシであり、
    前記第1化粧料は、目蓋の略全体に塗布するアイシャドウ用の化粧料であり、
    前記第2化粧料は、目蓋の下縁に沿って塗布するアイライン用の化粧料である
    ことを特徴とする請求項6に記載の化粧用コンパクト。
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