JP2018098601A - 無線通信装置および無線通信方法 - Google Patents

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【課題】ネットワーク制御および管理に用いる制御パケットがデータフレームに格納されている場合には、チャネルボンディングせずに送信してスループットの低下を防ぐ。【解決手段】データフレームの送信時に複数のチャネルの空き状態を検出し、空き状態の複数のチャネルを束ねた広帯域チャネルを用いて該データフレームを無線信号として送信する無線通信装置において、データフレームに格納されるパケットの種別を識別し、ネットワーク制御および管理に用いる制御パケットであるか否かを判定するパケット識別手段と、データフレームに制御パケットが格納されている場合には、空き状態の複数のチャネルを束ねず、所定の1つのチャネルを用いて該データフレームを無線信号として送信する制御を行う伝送帯域制御手段とを備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、複数のチャネルを束ねて1チャネルとして利用するチャネルボンディングにより広帯域通信を行う無線通信システムにおいて、スループットを改善する無線通信装置および無線通信方法に関する。
近年のインターネット等の普及により、家庭やオフィス内においても無線LANの利用が進んでいる。 2.4GHz帯の周波数を利用する無線LANではIEEE802.11g規格、5GHz帯の周波数を利用する無線LANではIEEE802.11n規格やIEEE802.11ac規格の無線LANが代表的である。IEEE802.11ac規格では、複数のチャネルを束ねて1チャネルとして利用するチャネルボンディングによって、1チャネル当たり最大 160MHzの帯域幅で通信を行うことができる(非特許文献1)。
チャネルボンディングによる広帯域伝送を行う無線LANシステムでは、無線基地局と無線端末が通信を行う前に最大帯域幅(例えば80MHz)を決定し、通信を行う際に必ず用いる20MHz帯域幅の共通チャネルをプライマリチャネル(例えば36ch)として設定し、20MHz帯域幅の3つのセカンダリチャネル(40ch,44ch,48ch)を追加してチャネルボンディングを行う。このようなチャネルボンディングを用いた広帯域伝送によりスループットの改善が可能になっている。
一方、無線LANシステムでは、他機器とチャネルを共有する場合、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance:搬送波感知多重アクセス)により、チャネルが空いているときにデータフレームを送信する自律分散的なアクセス制御が使われている。具体的には、送信要求が発生した通信局は、まず所定のセンシング期間(DIFS:Distributed Inter-Frame Space )だけキャリアセンスを行って無線媒体の状態を監視し、他の通信局による送信信号を検知しなければランダム・バックオフを行う。ここで、キャリアセンスを行うに当たって、受信信号の電力レベルを用いてチャネル使用状況を判断するキャリアセンスレベルが設定されている(非特許文献2)。例えばIEEE802.11a規格では2つのキャリアセンスレベルが規定され、以下の場合にチャネルビジーと判定している。
(1) 802.11信号のプリアンブルをキャリアセンスレベルRth1 以上で検出した場合
(2) 802.11信号のプリアンブルを検出できない場合で、キャリアセンスレベルRth2 (−62dBm)以上の電力レベル(干渉波レベル)を検出した場合
すなわち、(1),(2) のいずれかに該当する場合は、キャリアセンスにおいてそのチャネルはビジー(通信不可)と判定し、それ以外の場合は、アイドル(通信可)と判定する。通信局は、引き続きランダム・バックオフ期間中もキャリアセンスを行い、無線媒体を監視するが、この間にも他の通信局による送信信号が存在しない場合に、チャネルの利用権を得る。チャネルの利用権を得た通信局は同一BSS内の他の通信局にデータフレームを送信したり、それらの通信局からデータフレームを受信する。
IEEE 802.11ac Draft Standard, D7.0, Sept. 2013. 守倉正博、久保田周治監修、「802.11高速無線LAN教科書」改訂三版、インプレスR&D、2008年3月
チャネルボンディングにより広帯域チャネルを利用する際は、キャリアセンスによって全ての利用対象チャネルが空き状態であることを確認する必要がある。利用対象チャネルの1つでも空いていない場合は無線信号を送信することができない。ここで、周辺に存在する複数の無線機器が利用対象チャネルをそれぞれ利用している場合は、全ての利用対象チャネルが同時に空き状態になる可能性が低下するため、無線信号を送信できずにスループットが低下する可能性がある。そのため、チャネルボンディングの利用対象チャネルの混雑状況に応じて、チャネルボンディングせずに例えばプライマリチャネルのみでの通信に切り替える手法も提案されている。
また、無線LANシステムでは、データフレームが正常に受信された場合に、ACKフレームが受信側から送信側に返信される。チャネルボンディングによる広帯域チャネルで伝送されたデータフレームに対するACKフレームは、最優先のSIFS(Short Inter-Frame Space)時間で、チャネルボンディングせずに狭帯域のプライマリチャネルを用いて送信される規定になっている。このACKフレームは、MAC(Media Access Control)層での処理となる。
一方、MAC層より上位のIP(Internet Protocol)層、TCP(Transmission Control Protocol)層、上位層(アプリケーション)で処理される制御パケットは、ネットワーク制御および管理に重要であり早いレスポンスが要求されるが、データフレームに格納されて伝送されるため、MAC層では通常のデータフレームと同様に扱われる。すなわち、チャネルボンディングが行われる無線通信システムでは、ネットワーク制御および管理に必要な制御パケットであっても、全ての利用対象チャネルが同時に空き状態になっていなければ送信できず、制御パケットの再送等によってスループットが著しく低下し、ネットワークの運用に支障をきたす問題があった。
このような制御パケットには、TCP ACKパケット、SYN(Synchronize)パケット、SYN ACKパケット、ICMP(Internet Control Management Protocol)パケット、SNMP(Simple Network Management Protocol)パケット、SIP(Session Initiation Protocol)パケット、SDP(Session Description Protocol)パケット、RTP(Real-time Transport Protocol)パケットなどがある。
例えば、図4に示すチャネルボンディングを行う無線通信システムにおいて、無線端末10が無線基地局20およびバックボーンネットワーク31を介してインターネットのウェブサーバ32に接続し、ウェブブラウジングを行う場合を想定する。ウェブサーバ32から無線端末10に対して送信されたウェブブラウジングデータは、無線基地局20でTCP/IPパケットに変換され、さらにデータフレームから無線信号に変換して無線端末10に送信される。無線端末10は、無線信号を受信し、データフレームを正常に受信した場合にはACKフレームを無線基地局20に返信するとともに、データフレームから変換したTCP/IPパケットを正常に受信した場合には、TCP ACKパケットを無線基地局20に返信する処理を行う。
このときのTCP ACKパケットを格納したデータフレームの従来の処理例を図5に示す。無線端末10において、TCP ACKパケットを格納したデータフレームは、MAC層およびPHY層を経由して無線基地局20に送信されるが、チャネルボンディングする全ての利用対象チャネルが空き状態でない場合には送信できない。再送タイマがタイムアウトするまでにTCP ACKパケットが無線基地局20に返信されない場合は、無線基地局20からTCP/IPパケットが再送される。再送タイマがタイムアウトするまでにTCP ACKパケットが返信されない限り、TCPパケットの再送が繰り返されることになり、スループットが著しく低下することがあった。
また、図4に示すチャネルボンディングを行う無線通信システムにおいて、バックボーンネットワーク31に接続される監視サーバ33から、無線端末10の制御や監視を行うSNMPパケットが送信される場合を想定する。無線基地局20では、SNMPパケットを格納したデータフレームに対して、チャネルボンディングする全ての利用対象チャネルが空き状態であるか否かを判定し、全ての利用対象チャネルが空き状態でない場合には送信できず、無線端末10に対する適切な制御ができずにネットワークの運用に支障をきたすことがあった。
本発明は、ネットワーク制御および管理に用いる制御パケットがデータフレームに格納されている場合には、チャネルボンディングせずに送信してスループットの低下を防ぐことができる無線通信装置および無線通信方法を提供することを目的とする。
第1の発明は、データフレームの送信時に複数のチャネルの空き状態を検出し、空き状態の複数のチャネルを束ねた広帯域チャネルを用いて該データフレームを無線信号として送信する無線通信装置において、データフレームに格納されるパケットの種別を識別し、ネットワーク制御および管理に用いる制御パケットであるか否かを判定するパケット識別手段と、データフレームに制御パケットが格納されている場合には、空き状態の複数のチャネルを束ねず、所定の1つのチャネルを用いて該データフレームを無線信号として送信する制御を行う伝送帯域制御手段とを備える。
第1の発明の無線通信装置において、さらに、広帯域チャネルとして利用対象となるチャネルの利用状況を判定し、該利用状況が規定値以上で混雑していると判断される場合にパケット識別手段および伝送帯域制御手段を稼働させる制御を行う無線環境判定手段を備える。無線環境判定手段は、広帯域チャネルとして利用対象となるチャネルの信号をモニタし、該チャネルを利用している無線局の数、または該チャネルのビジー率を規定値と比較する構成としてもよい。
第2の発明は、データフレームの送信時に複数のチャネルの空き状態を検出し、空き状態の複数のチャネルを束ねた広帯域チャネルを用いて該データフレームを無線信号として送信する無線通信方法において、データフレームに格納されるパケットの種別を識別し、ネットワーク制御および管理に用いる制御パケットであるか否かを判定する第1のステップと、データフレームに制御パケットが格納されている場合には、空き状態の複数のチャネルを束ねず、所定の1つのチャネルを用いて該データフレームを無線信号として送信する制御を行う第2のステップとを有する。
第2の発明の無線通信方法において、第1のステップおよび第2のステップの前に、広帯域チャネルとして利用対象となるチャネルの利用状況を判定し、該利用状況が規定値以上で混雑していると判断される場合に第1のステップおよび第2のステップを実行させる第3のステップを有する。第3のステップは、広帯域チャネルとして利用対象となるチャネルの信号をモニタし、該チャネルを利用している無線局の数、または該チャネルのビジー率を規定値と比較してもよい。
本発明は、ネットワーク制御および管理に用いる制御パケットが格納されているデータフレームについては、チャネルボンディングせずに所定の1つのチャネルを用いて送信することにより、制御パケットのレスポンスが早くなってスループットを改善することができる。
また、チャネルボンディングを行う利用対象チャネルの利用状況を判定し、利用対象チャネルが混雑していない場合には、制御フレームを格納したデータフレームをチャネルボンディングして送信しても支障はない。一方、利用対象チャネルが混雑している場合には、制御フレームを格納したデータフレームをチャネルボンディングせずに所定の1つのチャネルを用いた送信により、制御パケットのレスポンスが早くなってスループットを改善することができる。
本発明の無線通信装置の第1実施例の構成を示す図である。 TCP ACKパケットを格納したデータフレームの本発明における処理例を示す図である。 本発明の無線通信装置の第2実施例の構成を示す図である。 チャネルボンディングを行う無線通信システムの構成例を示す図である。 TCP ACKパケットを格納したデータフレームの従来の処理例を示す図である。
(第1実施例)
図1は、本発明の無線通信装置の第1実施例の構成を示す。本実施例の無線通信装置は、図4に示すチャネルボンディングを行う無線通信システムにおける無線端末10および無線基地局20に対応する。
図1において、無線端末10は、上位レイヤ信号処理部11、TCP/IP信号処理部12、MAC信号処理部13、無線信号送受信部14、アンテナ15、本発明の特徴となるパケット識別部16および伝送帯域制御部17から構成される。無線基地局20は、有線信号処理部21、TCP/IP信号処理部22、MAC信号処理部23、無線信号送受信部24、アンテナ25、本発明の特徴となるパケット識別部26および伝送帯域制御部27から構成される。
無線基地局20の有線信号処理部21は、図4に示すバックボーンネットワーク31を介してインターネットのウェブサーバ32または監視サーバ33に接続される。この有線信号処理部21および無線端末10の上位レイヤ信号処理部11は、アプリケーション信号の処理やセッション管理などを行う。TCP/IP信号処理部12,22は、IPアドレス付加/除去などによりアプリケーション信号とTCP/IPパケットの変換処理を行い、TCP/IPパケットの再送処理などを行う。MAC信号処理部13,23は、MACアドレス付加/除去などによりTCP/IPパケットとMACフレームの変換処理を行い、誤り検出処理などによるACKフレームの応答やMACフレームの再送処理などを行う。無線信号送受信部14,24は、プリアンブル処理や変復調処理などによりMACフレームと無線信号の変換処理を行う。アンテナ15,25は、無線信号の送受信を行う。なお、MAC信号処理部13,23および無線信号送受信部14,24は、ACKフレームなどを除いてチャネルボンディングによる広帯域伝送を基本動作としており、全ての利用対象チャネルが空き状態のときにデータフレームの送信処理が行われる。
ここで、無線端末10のTCP/IP信号処理部12では、無線基地局20から送信されたTCPパケットに応答するTCP ACKパケットや、インターネットのウェブサーバ(図4の32)への導通を確認するためのICMPパケットなどの制御パケットを生成したときに、MAC信号処理部13に出力するとともにパケット識別部16にも複製して出力する。また、無線基地局20のTCP/IP信号処理部22では、監視サーバ(図4の33)が無線端末10の制御・監視のために送信したSNMPパケットなどの制御パケットを生成したときに、MAC信号処理部23に出力するとともにパケット識別部26にも複製して出力する。
パケット識別部16,26では、TCP/IP信号処理部12,22から入力する制御パケットの種別について、ネットワーク制御および管理に用いる制御パケットであるか否かを識別し、当該制御パケットである場合には伝送帯域制御部17,27に通知する。制御パケットの一例としては、上記のTCP ACKパケット、SYNパケット、SYN ACKパケット、ICMPパケット、SNMPパケット、SIPパケット、SDPパケット、RTPパケットなどがある。伝送帯域制御部17,27は、パケット識別部16,26からの通知により当該制御パケットを格納するデータフレームについて、チャネルボンディングせずにプライマリチャネルのみで送信するように、MAC信号処理部13,23および無線信号送受信部14,24を制御する。
以下、図1および図2を参照して、TCP ACKパケットを格納したデータフレームの本発明における処理例を示す。
図2において、無線端末10および無線基地局20の上位層は、図1に示す上位レイヤ信号処理部11および有線信号処理部21に対応し、IP層およびTCP層はTCP/IP信号処理部12,22に対応し、MAC層はMAC信号処理部13,23に対応し、PHY層は無線信号送受信部14,24に対応する。
ここでは、無線端末10および無線基地局20は、1チャネルの帯域幅を20MHzとし、プライマリチャネルと3つのセカンダリチャネルを束ねた4つのチャネルで帯域幅80MHzで運用され、無線端末10が無線基地局20を介してインターネットに接続し、ウェブブラウジングを行う場合を想定する。
インターネットから無線端末10に対して送信されたウェブブラウジングデータは、無線基地局20でTCP/IPパケットに変換され、さらにMACフレーム、無線信号に変換して無線端末10に送信される。無線端末10は、無線信号で受信したMACフレームを正常に受信した場合にはACKフレームを無線基地局20に返信するとともに、TCP/IP信号処理部12でMACフレームから変換したTCPパケットを正常に受信した場合には、TCP ACKパケットを無線基地局20に返信する処理を行う。ACKフレームはMAC信号処理部13で処理され、プライマリチャネルで伝送される。TCP ACKパケットはTCP/IP信号処理部12で処理され、MAC信号処理部13でデータフレームに格納される。
このとき、無線端末10のTCP/IP信号処理部12では、無線基地局20に対して送信されるパケットを監視しており、データフレームに格納される制御パケットがあればパケット識別部16に通知する。パケット識別部16は、当該制御パケット内のACKフラグおよびパケット長を検知する。例えば、ACKフラグが1、パケット長が所定値(例えば 200バイト)より小さい場合に、当該制御パケットはTCP ACKパケットであるものと識別して伝送帯域制御部17に通知する。伝送帯域制御部17は、パケット識別部16からの通知により、TCP ACKパケットを格納するデータフレームについて、チャネルボンディングせずにプライマリチャネルのみで送信するように、MAC信号処理部13および無線信号送受信部14を制御する。
これにより、TCP ACKパケットを格納したデータフレームはプライマリチャネルのみで送信され、無線基地局20のTCP/IP信号処理部22でTCPパケットの受信確認が完了する。このように、TCP ACKパケットを格納したデータフレームは、チャネルボンディングによる広帯域伝送を行わないので送信しやすくなり、制御パケットのレスポンスが早くなってスループットを改善することができる。
また、無線端末10が無線基地局20に対して送信するTCP ACKパケットに限らず、例えば無線端末10が無線基地局20に対してICMPパケットなどを伝送する場合も同様であり、無線端末10ではICMPパケットを格納したデータフレームであれば、チャネルボンディングせずにプライマリチャネルのみで送信する制御を行う。
また、無線基地局20から無線端末10に対してTCP ACKパケットやSNMPパケットなどを伝送する場合も同様であり、無線基地局20ではTCP ACKパケットやSNMPパケットを格納したデータフレームをチャネルボンディングせずにプライマリチャネルのみで送信する制御を行う。
(第2実施例)
図3は、本発明の無線通信装置の第2実施例の構成を示す。本実施例の無線通信装置は、図4に示すチャネルボンディングを行う無線通信システムにおける無線端末10および無線基地局20に対応する。
図3において、無線端末10は、図1に示す第1実施例の構成に加えてMAC信号処理部13に接続される無線環境判定部18を備え、無線環境判定部18がチャネルボンディングの利用対象チャネルの利用状況を認識し、当該利用状況に応じてパケット識別部16および伝送帯域制御部17を稼働させるか否かを制御する構成である。
同様に、無線基地局20は、図1に示す第1実施例の構成に加えてMAC信号処理部23に接続される無線環境判定部28を備え、無線環境判定部28がチャネルボンディングの利用対象チャネルの利用状況を認識し、当該利用状況に応じてパケット識別部26および伝送帯域制御部27を稼働させるか否かを制御する構成である。
無線環境判定部18,28は、チャネルボンディングの利用対象チャネルの信号、例えば他の無線基地局が送信するビーコン信号をモニタし、当該利用対象チャネルを利用している無線局の数、または当該利用対象チャネルのビジー率を利用状況の指標として検出する。そして、利用対象チャネルの利用状況が規定値未満であれば、当該利用対象チャネルは混雑していないと判断し、パケット識別部16,26および伝送帯域制御部17,27を稼働させず、上記の制御パケットを格納したデータフレームについて通常のチャネルボンディングによる広帯域伝送を行うようにしても、スループットの低下およびネットワークの運用に支障はない。
一方、利用対象チャネルの利用状況が規定値以上であれば、チャネルボンディングによってスループットの低下が懸念されるので、パケット識別部16,26および伝送帯域制御部17,27を稼働させ、上記の制御パケットを格納したデータフレームに対してはチャネルボンディングせずにプライマリチャネルのみで送信するように制御し、スループットの低下を回避する。
10 無線端末
20 無線基地局
11,21 上位レイヤ信号処理部
12,22 TCP/IP信号処理部
13,23 MAC信号処理部
14,24 無線信号送受信部
15,25 アンテナ
16,26 パケット識別部
17,27 伝送帯域制御部
18,28 無線環境判定部
31 バックボーンネットワーク
32 ウェブサーバ
33 監視サーバ

Claims (6)

  1. データフレームの送信時に複数のチャネルの空き状態を検出し、空き状態の複数のチャネルを束ねた広帯域チャネルを用いて該データフレームを無線信号として送信する無線通信装置において、
    前記データフレームに格納されるパケットの種別を識別し、ネットワーク制御および管理に用いる制御パケットであるか否かを判定するパケット識別手段と、
    前記データフレームに前記制御パケットが格納されている場合には、前記空き状態の複数のチャネルを束ねず、所定の1つのチャネルを用いて該データフレームを無線信号として送信する制御を行う伝送帯域制御手段と
    を備えたことを特徴とする無線通信装置。
  2. 請求項1に記載の無線通信装置において、
    さらに、前記広帯域チャネルとして利用対象となるチャネルの利用状況を判定し、該利用状況が規定値以上で混雑していると判断される場合に前記パケット識別手段および前記伝送帯域制御手段を稼働させる制御を行う無線環境判定手段を備えた
    ことを特徴とする無線通信装置。
  3. 請求項2に記載の無線通信装置において
    前記無線環境判定手段は、前記広帯域チャネルとして利用対象となるチャネルの信号をモニタし、該チャネルを利用している無線局の数、または該チャネルのビジー率を前記規定値と比較する構成である
    ことを特徴とする無線通信装置。
  4. データフレームの送信時に複数のチャネルの空き状態を検出し、空き状態の複数のチャネルを束ねた広帯域チャネルを用いて該データフレームを無線信号として送信する無線通信方法において、
    前記データフレームに格納されるパケットの種別を識別し、ネットワーク制御および管理に用いる制御パケットであるか否かを判定する第1のステップと、
    前記データフレームに前記制御パケットが格納されている場合には、前記空き状態の複数のチャネルを束ねず、所定の1つのチャネルを用いて該データフレームを無線信号として送信する制御を行う第2のステップと
    を有することを特徴とする無線通信方法。
  5. 請求項4に記載の無線通信方法において、
    前記第1のステップおよび前記第2のステップの前に、前記広帯域チャネルとして利用対象となるチャネルの利用状況を判定し、該利用状況が規定値以上で混雑していると判断される場合に前記第1のステップおよび前記第2のステップを実行させる第3のステップを有する
    ことを特徴とする無線通信方法。
  6. 請求項5に記載の無線通信方法において
    前記第3のステップは、前記広帯域チャネルとして利用対象となるチャネルの信号をモニタし、該チャネルを利用している無線局の数、または該チャネルのビジー率を前記規定値と比較する
    ことを特徴とする無線通信方法。
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