JP2018098557A - 光リングネットワークシステム及びその冗長化方法 - Google Patents
光リングネットワークシステム及びその冗長化方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018098557A JP2018098557A JP2016239183A JP2016239183A JP2018098557A JP 2018098557 A JP2018098557 A JP 2018098557A JP 2016239183 A JP2016239183 A JP 2016239183A JP 2016239183 A JP2016239183 A JP 2016239183A JP 2018098557 A JP2018098557 A JP 2018098557A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- time
- round trip
- master node
- trip time
- node
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Small-Scale Networks (AREA)
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
Abstract
【解決手段】光リングネットワークシステムは、マスターノード(MN)と複数のスレーブノード(SN)とが光伝送路で接続されて成る。NE#2はMNの機能を有してNE#0とは異なる位置に配設される予備装置である。MNであるNE#0は、送信時刻を各SNに設定すると共に、各SNとの間で現用系の往復時間を測定する時刻同期機能部と、現用系の往復時間を予備装置であるNE#2に通知する往復時間通知手段と、を備える。NE#2は、NE#0から現用系の往復時間を受信する受信手段と、受信した現用系の往復時間を保存する記憶部と、NE#0(MN_0系)の故障時には、現用系の往復時間から算出される、NE#2と各SNとの間の往復時間である予備系の往復時間に基づいて、送信時刻を周期的に各SNに設定する時刻同期機能部を備える。
【選択図】図7
Description
光TDM(Time Division Multiplexing)方式におけるアプローチとして、網内のWDM(Wavelength Division Multiplex)伝送路の同一波長上で任意のノード間のパス毎に、帯域、すなわちタイムスロット(以下、TSともいう)を構成し光レイヤのパスハンドリング(Add/Drop)を構成することで、波長リソースの有効活用、及び省電力化が図れることが提案されている。
また、例えば現行方式のPONは、独立同期方式を採用しているため、マスターノードは、定期的にスレーブノードの時刻を更新することで時刻同期を行っているため、マスターノードへの障害発生時に、時刻更新ができなくなりタイムスロット干渉が発生する可能性があるという問題があった。
また、かかる構成、又は、かかる手順によれば、予備装置は、スレーブノードとして機能しているときに、現用系マスターノードと各スレーブノードとの間の往復時間である現用系の往復時間を現用系マスターノードから取得して自装置に保持して現用系マスターノードと共有しておくことができる。そして、予備装置と他のスレーブノードとの往復時間である予備系の往復時間は、現用系の往復時間から算出可能である。そして、予備装置は、環状のリングにおいて予備装置から現用系マスターノードとは反対側である下流に位置するスレーブノードに対する処理には、マスターノードで設定された送信時刻をそのまま利用して設定する。また、予備装置は、上流に位置するスレーブノードに対する処理には、下流に位置するスレーブノードに対する処理に比べて、予備系の往復時間を考慮した時刻設定を行う。そのため、現用系マスターノードの故障時には、予備装置は、自装置に保持している情報を利用してマスターノードの時刻設定を代行し、定期的にスレーブノード時刻を更新することで時刻同期を続けることができる。
(第1実施形態)
[光リングネットワークシステムの構成]
光リングネットワークシステム1は、図1に示すように、複数のネットワークエレメント(ネットワーク装置、以降、NEと略記)が光伝送路によるリングRで環状に接続されて構成されている。ここで、NE#0は、通常、制御主体となるマスターノード(以下、MNと表記する)であり、リングRの外部に配置される外部装置との間で送受信される信号を終端する。この制御主体に対する客体は、スレーブノード(以下、SNと表記する)である。この光リングネットワークシステム1は、少なくとも1つのスレーブノード(SN)が、マスターノード(MN)の少なくとも一部の機能を有している。
細線の矢印はギガビット・イーサネット(登録商標)のクライアント信号(1G)を表しており、この信号はNE#3でリングRにAdd(挿入)されて、NE#0でリングRからDrop(分岐)されるようにNE#3からNE#0へ向かう上り方向トラヒックについてのパスが設定されている。なお、Add/Drop自体は従来公知なので以下では特に説明しない。
また、破線の矢印は10GbEのクライアント信号(10G)を表しており、この信号はNE#4でAddされて、NE#0を透過してNE#1でDropされるようにNE#4とNE#1との間にパスが設定されている。
NEの構成例について図3を参照して説明する。
NEは、光スイッチ21と、光カプラ22,23と、バースト受信部31と、ヘッダ解析部32と、スイッチ部33と、IF送信部34と、IF受信部35と、スイッチ部36と、バッファ37と、バースト送信部38と、メモリ40と、時刻同期機能部50と、パス設定処理部60と、タイミング制御部70と、を備えている。
光カプラ22は、リングRを構成する光伝送路である光ファイバから入力する光信号を光スイッチ21とバースト受信部31とに分岐するものである。
光カプラ23は、光スイッチ21から出力される光信号と、バースト送信部38から出力されるバースト送信される光信号とを結合するものである。なお、バースト信号は光の強度差のついた信号である。
ヘッダ解析部32は、入力信号のヘッダを解析して、入力信号が制御信号と主信号とのいずれであるか判断するものである。制御信号はパス設定処理部60に送られ、主信号はスイッチ部33に送られる。
スイッチ部33は、通常の電気SW(L2−SW)と同様のスイッチ手段である。スイッチ部33は、事前に設定されたテーブルに従い、ルータ等の外部装置側へパケットデータを転送する。
IF受信部35は、イーサネット(登録商標)のインタフェースであって、ルータ等の外部装置からのクライアント信号の終端を行い、クライアント信号である光信号を電気変換してスイッチ部36へ送る。
図3では、右回り(時計回り)のリングに対応した光スイッチ21と、光カプラ22,23と、前記クライアント信号処理部とを省略しているが、各NEは、これらの構成も備えている。
マスターノード(MN)のメモリ40は、当該MNのパス設定情報と、各SNのパス設定情報とを記憶する。
スレーブノード(SN)のメモリ40は、当該SNのパス設定情報を記憶する。
予備装置のメモリ40は、当該予備装置のパス設定情報に加えて、MN(NE#0)から通知される他の情報を記憶することができる。
この時刻同期機能部50は、当該予備装置(NE#2)から下流に位置するSNに対しては、MN(NE#0)で設定された送信時刻をそのまま利用して設定し、当該予備装置(NE#2)から上流に位置するSNに対しては、MN(NE#0)で設定された送信時刻から予備系の往復時間(RTT_1)を減算して求められる時刻に制御信号を送信することで時刻を設定する。
本実施形態では、一例として、図4(a)に示すように、MNのパス設定処理部60Aは、経路情報取得手段61と、パス設定情報生成手段62と、パス設定情報更新手段63と、パス設定情報通知手段64と、予備装置用RTT計算手段(予備装置用往復時間算出部)65と、RTT通知手段(往復時間通知部)66と、を備えている。
パス設定情報通知手段64は、各SNについて生成したパス設定情報を含む制御信号を、該当するSNに対して通知するものである。
RTT通知手段66は、現用系の往復時間(RTT_0)を予備装置(NE#2)に通知するものである。本実施形態では、RTT通知手段66は、予備系の往復時間(RTT_1)を予備装置(NE#2)に通知する機能も有する。
また、予備装置(NE#2)のパス設定情報生成手段62は、MN(NE#0)の故障時には、現用系の往復時間(RTT_0)を用いることで、MN(NE#0)で設定されたデータ信号の送信時刻をそのまま利用して各SNに設定する。
パス設定情報受信手段67は、MN(NE#0)から制御信号によって通知された、パス設定情報を受信するものである。
予備装置のパス設定情報更新手段68は、MN(NE#0)から取得した現用系の往復時間(RTT_0)及び予備系の往復時間(RTT_1)をメモリ40に設定する機能も有する。なお、予備装置のメモリ40は、パス設定情報受信手段67で受信した現用系の往復時間(RTT_0)を保存する機能も有する。
タイミング制御部70は、設定されたパス設定情報に従い、時刻同期機能部50内のカウンタ値(現在時刻)とパス設定情報に記載のタイミング値(割り当て時刻)とを比較して、バースト送信部38に対してTS送信動作の制御を行う。
[前提]
まず、本実施形態と比較例との共通の前提について図5を参照して説明する。
図5(b)において直線上に表したシステム構成では、NE#0(MN)を左端に配置し、図5(a)におけるリング上の左回り(反時計回り)にNEを順に並べたものである。なお、右端のNE#0は、左端のNE#0と同じMNである。
また、NE#3で外部装置からのデータがAddされてNE#2でDropされるようなパス経路情報を想定している。
また、NE#2で外部装置からのデータがAddされてNE#1でDropされるようなパス経路情報を想定している。以上は、SN〜SN間パスである。
さらに、MN〜SN間パスとして、NE#1で外部装置からのデータがAddされて、NE#0でDropされるようなパス経路情報を想定している。
さらに、同一波長のTS#3には、SN〜SN間パスとして、NE#3で外部装置からのデータがAddされてNE#1でDropされるようなパス経路情報を想定している。
図5(c)に示すように、NE#0(MN)は、現在時刻を、NE#0の基準時刻にセットし(ステップS100)、この基準時刻のタイムスタンプを含む制御信号をNE#1に送信することで、この制御信号をNE#1が受信した時刻を、NE#1の基準時刻にセットする(ステップS101)。
ここで、各NEに対する制御信号の送信時刻は実際には異なるが、図5(c)では各NEのタイマ(時計の針で表示)がMNのタイマに一致した時刻同期状態にあることを符号105の矢印で表している。
そして、NE#2は、NE#2における時刻が(T1−RTT02)のときに、NE#3からのデータをDropすると共に、NE#2が主信号へのAdd動作をする。
そして、NE#1は、NE#1における時刻が(T1−RTT01)のときに、NE#2からのデータをDropすると共に、NE#1が主信号へのAdd動作をする。
そして、NE#0は、NE#0の時刻がT1のときに、NE#1からのデータをDropする。
次に、比較例である現行PON方式において、NE#0(MN)が例えばパス設定後に故障した場合について図6を参照(適宜図5参照)して説明する。なお、図6(a)及び図6(b)は、図5(a)及び図5(b)と同じなので、説明を省略する。
時刻同期制御のための制御信号がNE#0から届かなくなると、NE#1は自走状態になって、時間経過にしたがってタイマ(時計の針で表示)が乱れる(ステップS111)。
図6(c)では、正常であれば各NEのタイマが一致する状態にあることを符号115の矢印で表している。ただし、この時点では、NE#1は、内部のクロックが自走状態で所定幅の遅延をもって生成された時刻に基づき動作している。また、NE#2やNE#4は、NE#1よりも遅延した時刻に基づき動作している。また、この例では、NE#3は、内部のクロックが自走状態で先進して生成された時刻に基づき動作している。
具体的には、図6(d)に示すように、所定波長のTS#1については、NE#4における時刻tが(T1−RTT04)のときに(図5(d)参照)、NE#4が主信号へのAdd動作をしようとしても、NE#4のタイマは遅れているので、遅延した時刻にAdd動作をしてしまうことになる(ステップS124)。
そして、NE#2における時刻が(T1−RTT02)のときに(図5(d)参照)、NE#2が主信号へのAdd動作をしようとしても、NE#2のタイマは遅れているので、遅延した時刻にAdd動作をしてしまうことになる(ステップS122)。
そして、NE#1における時刻が(T1−RTT01)のときに(図5(d)参照)、NE#1が主信号へのAdd動作をしようとしても、NE#1のタイマは遅れているので、遅延した時刻にAdd動作をしてしまうことになる(ステップS121)。
さらに、同一波長のTS#3については、NE#3における時刻tが(T3−RTT03)のときに(図5(d)参照)、NE#3が主信号へのAdd動作をしようとしても、NE#3のタイマは進んでいるので、先進した時刻にAdd動作をしてしまうことになる(ステップS133)。これによって、NE#2においては、TS#3のタイムスロット時間と、TS#2のタイムスロット時間との干渉(タイムスロット干渉)が発生してしまう。
次に、本実施形態において、NE#0(MN)が例えばパス設定後に故障した場合の処理の概要について図7(a)及び図7(b)を参照して説明する。
本実施形態の場合、正常時には、図7(a)に示すように、NE#0(MN_0系)が他の各NE(SN)との間で時刻同期等の制御信号をやりとりする。このとき、NE#0(MN_0系)は、NE#2(MN_1系)との間で、他の各NE(SN)に対する送信時刻の情報を共有しておく。
そして、NE#0のMN制御部故障時には、図7(b)に示すように、マスターノード(MN)を切り替え、それまでスレーブノード(SN)として機能していたNE#2が、MN_1系として、残りの各SNとの間で時刻同期等の制御信号をやりとりする。
次に、本実施形態において、NE#0(MN)が故障した場合の処理のタイムチャートについて図8を参照して説明する。
図8(a)は、図5(c)及び図6(c)と同様なので、説明を省略する。
各NEが時刻非同期状態となっているときに、NE#2は、自ノードにおける送信時刻についての周期的な現行のスケジュールから、予め定められたタイムアウト時間が経過すると、マスターノード(MN)が、MN_0系からMN_1系に切り替わる。つまり、NE#2は、MN_1系としての演算を開始する。
図8(c)では、正常であれば各NEのタイマが一致する状態にあることを符号155の矢印で表している。ただし、この時点では、自走のため、NE#1のタイマには遅れが生じている。また、NE#2やNE#4のタイマは、NE#1のタイマよりも遅延している。また、この例では、NE#3のタイマは、自走のため、進んでいる。
図8(d)のステップS160、S161、S163、S164の処理は、図8(b)のステップS140、S141、S143、S144の処理と同様なので、説明を省略する。なお、図8(d)の符号165は、図8(b)の符号145と同様の意味を表している。
以降、NE#2は、同様の処理を繰り返す。本実施形態では、このようにNE#2が周期的に時刻同期を行うことで、パス間のタイムスロット干渉を回避することができる。
次に、本実施形態において、NE#0(MN_0系)とNE#2(MN_1系)との間の処理のタイムチャートについて図9を参照して説明する。なお、図9及びその説明に関しては、現用系と予備系に係る往復時間の説明を分り易くするために符号の下付き表示をせずに行い、これに伴って、時刻にかかる符号についても下付き表示を省略している。
図9(b)において直線上に表したシステム構成では、NE#0(MN_0系)を左端に配置し、図9(a)におけるリング上の左回り(反時計回り)にNEを順に並べたものである。なお、NE#2は、MN_1系である。
NE#0(MN_0系)は、例えば、送信時刻(基準時刻)T1のタイムスタンプを含む制御信号をNE#1に送信することで、この制御信号をNE#1が受信した時刻T2(図示する時間軸の時刻t)を、共通で扱う基準時刻T1にセットする(ステップS171)。そして、NE#1は、受信時刻T2から所定時間経過後の時刻T3(図示する時間軸の時刻t=T3)において、共通で扱う送信時刻T4のタイムスタンプを含む制御信号をNE#0に送信する(ステップS172)。そして、NE#0が、NE#0とNE#1との間の往復時間RTT01を算出する。なお、RTT01は、前記したRTT01と同じ意味であり、RTTijであれば、NE#iからNE#j宛に測定した往復時間を意味する。この往復時間RTT01は、NE#0が、NE#1からNE#1における送信時刻T4のタイムスタンプを含む制御信号を受信した時刻T5と、その送信時刻T4との差分として求められる(RTT01=T5−T4)。
例えば、NE#0は、NE#4から制御信号を受信した時刻T20と、NE#4の送信時刻T19との差分からNE#0とNE#4との間の往復時間RTT04を算出する(RTT04=T20−T19)。
RTT_0={RTT01,RTT02,RTT03,RTT04}
この例では、RTT_1値とは、NE#2からNE#1宛に測定するときの往復時間RTT21、NE#2からNE#3宛に測定するときの往復時間RTT23、及び、NE#2からNE#4宛に測定するときの往復時間RTT24を表す。
RTT_1={RTT21,RTT23,RTT24}
RTT21=RTT02−RTT01
RTT23=RTT03−RTT02
RTT24=RTT04−RTT02
これらの処理により、NE#2(MN_1系)は、受信したRTT_0値とRTT_1値とをそれぞれ自装置のメモリ40に保持する(ステップS200)。これにより、マスターノード(MN)間で、すなわち、NE#0(MN_0系)とNE#2(MN_1系)との間で、RTT_0値とRTT_1値とを共有することができる。
次に、本実施形態において、NE#0(MN_0系)のMN制御部故障時に、予備装置であるNE#2(MN_1系)が行う処理のタイムチャートについて図10を参照して説明する。なお、図10以降及びその説明においては、時刻にかかる符号を下付きで表示している。
そして、NE#2(MN_1系)は、各NE(SN)に対する設定処理として、NE#0(MN_0系)が行う処理と同様に、例えば、NE#1においてTS#1に関してAdd/Drop動作をする時刻tを(T1−RTT01)にセットする制御信号と、TS#3に関してDrop動作をする時刻tを(T3−RTT01)にセットする制御信号とをNE#1に送信することで、NE#1にパス設定する(ステップS211)。
さらに、NE#2(MN_1系)は、NE#4においてTS#1に関してAdd動作をする時刻tを(T1−RTT04)にセットする制御信号をNE#4に送信することで、NE#4にパス設定する(ステップS214)。このように設定することで、図5(d)を参照して説明した動作を実現することができる。
また、予備装置は、現用系の往復時間(RTT_0)を用いることで、NE#0(MN_0系)によって設定されたデータ信号の送信時刻をそのまま利用して各スレーブノード(SN)に設定することができる。
さらに、予備装置が現用系MNは異なる位置に配設され、所謂ビル分散を行っているので、地震等の激甚災害によりネットワーク設備が設置されたビル等が罹災した場合においても、現用系MNと予備装置とが同時に故障するリスクを低減した信頼性の高いネットワークを提供することができる。加えて、ビル分散によるマスターノード(MN)冗長化を行うことで、マスターノード制御機能部(MN制御機能部)の故障時に、故障箇所を経由しないパスの信号に影響を与えることなくMN制御機能部を切り替えることができる。
リングNWを二重のリングで説明したが、1つのリングでも構わない。また、上位リングと下位リングとを有する層構造のマルチリングシステムに適用することもできる。
また、前記実施形態では、予備装置を1台として説明したが、複数台の予備装置を設置してもよい。
また、MN(NE#0)と予備装置(NE#2)とが設置される場所はビル等の建物に限られるものではない。
21 光スイッチ
22,23 光カプラ
31 バースト受信部
32 ヘッダ解析部
33,36 スイッチ部
34 IF送信部
35 IF受信部
37 バッファ
38 バースト送信部
40 メモリ
50 時刻同期機能部
60,60A,60B パス設定処理部
61 経路情報取得手段
62 パス設定情報生成手段
63 パス設定情報更新手段
64 パス設定情報通知手段
65 予備装置用RTT計算手段(予備装置用往復時間算出部)
66 RTT通知手段(往復時間通知部)
67 パス設定情報受信手段(パス設定情報受信部)
68 パス設定情報更新手段
70 タイミング制御部
R リング
NE ネットワークエレメント(ネットワーク装置)
Claims (6)
- 外部装置との間で送受信される信号を終端し、制御主体として第1位置に配設されるマスターノードと、前記制御主体に対する客体としての複数のスレーブノードとが光伝送路によるリングで環状に接続された光リングネットワークシステムであって、
少なくとも1つのスレーブノードは、前記マスターノードの少なくとも一部の機能を有して前記第1位置とは異なる第2位置に配設される予備装置であり、
前記マスターノードは、
自マスターノードにおける基準時刻に同期させて各ネットワーク装置で共通に用いる同期された送信時刻を各スレーブノードに設定すると共に、自マスターノードと各スレーブノードとの間の往復時間である現用系の往復時間を測定する時刻同期機能部と、
パスの自マスターノードにおける基準時刻と前記現用系の往復時間とに基づいて各スレーブノードにおけるデータ信号の送信時刻を設定するパス設定処理部と、
前記現用系の往復時間を前記予備装置に通知する往復時間通知部と、を備え、
前記予備装置は、
前記マスターノードから前記現用系の往復時間を受信する受信部と、
受信した前記現用系の往復時間を保存する記憶部と、
前記マスターノードとの間で前記同期された送信時刻を設定すると共に、前記マスターノードの故障時には、前記現用系の往復時間から算出される、当該予備装置と各スレーブノードとの間の往復時間である予備系の往復時間に基づいて、各ネットワーク装置で共通に用いる同期された送信時刻を周期的に各スレーブノードに設定する時刻同期機能部と、を備え、
前記予備装置の時刻同期機能部は、当該予備装置から下流に位置するスレーブノードに対しては、前記マスターノードで設定された送信時刻をそのまま利用して設定し、当該予備装置から上流に位置するスレーブノードに対しては、前記マスターノードで設定された送信時刻から前記予備系の往復時間を減算して求められる時刻に制御信号を送信することで時刻を設定する、
ことを特徴とする光リングネットワークシステム。 - 前記マスターノードは、
前記現用系の往復時間に基づいて前記予備装置とその他の各スレーブノードとの間の往復時間である予備系の往復時間を算出する予備装置用往復時間算出部と、
前記現用系の往復時間と前記予備系の往復時間とを保存する記憶部と、を備え、
前記往復時間通知部は、前記現用系の往復時間と前記予備系の往復時間とを前記予備装置に通知する、請求項1に記載の光リングネットワークシステム。 - 前記予備装置は、
前記マスターノードの故障時には、前記現用系の往復時間を用いることで、前記マスターノードで設定されたデータ信号の送信時刻をそのまま利用して各スレーブノードに設定するパス設定処理部を備える、請求項1又は請求項2に記載の光リングネットワークシステム。 - 外部装置との間で送受信される信号を終端し、制御主体として第1位置に配設されるマスターノードと、前記制御主体に対する客体としての複数のスレーブノードとが光伝送路によるリングで環状に接続された光リングネットワークシステムの冗長化方法であって、
少なくとも1つのスレーブノードは、前記マスターノードの少なくとも一部の機能を有して前記第1位置とは異なる第2位置に配設される予備装置であり、
前記マスターノードは、
自マスターノードにおける基準時刻に同期させて各ネットワーク装置で共通に用いる同期された送信時刻を各スレーブノードに設定するステップと、
自マスターノードと各スレーブノードとの間の往復時間である現用系の往復時間を測定するステップと、
前記現用系の往復時間を前記予備装置に通知するステップと、を実行し、
前記予備装置は、
前記マスターノードから前記現用系の往復時間を受信するステップと、
受信した前記現用系の往復時間を保存するステップと、
前記マスターノードの故障時に、当該予備装置から下流に位置するスレーブノードに対しては、前記マスターノードで設定された送信時刻をそのまま利用して設定するステップと、
当該予備装置から上流に位置するスレーブノードに対しては、前記現用系の往復時間から算出される、当該予備装置と各スレーブノードとの間の往復時間である予備系の往復時間を、前記マスターノードで設定された送信時刻から減算して求められる時刻に制御信号を送信するステップと、を実行する、
ことを特徴とする冗長化方法。 - 前記マスターノードは、
前記現用系の往復時間に基づいて前記予備装置とその他の各スレーブノードとの間の往復時間である予備系の往復時間を算出して前記予備装置に通知するステップを実行する、請求項4に記載の冗長化方法。 - 前記マスターノードは、パスの自マスターノードにおける基準時刻と前記現用系の往復時間とに基づいて各スレーブノードにおけるデータ信号の送信時刻を設定し、
前記予備装置は、前記マスターノードの故障時には、前記現用系の往復時間を用いることで、前記マスターノードで設定されたデータ信号の送信時刻をそのまま利用して各スレーブノードに設定する、請求項4又は請求項5に記載の冗長化方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016239183A JP6590787B2 (ja) | 2016-12-09 | 2016-12-09 | 光リングネットワークシステム及びその冗長化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016239183A JP6590787B2 (ja) | 2016-12-09 | 2016-12-09 | 光リングネットワークシステム及びその冗長化方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018098557A true JP2018098557A (ja) | 2018-06-21 |
JP6590787B2 JP6590787B2 (ja) | 2019-10-16 |
Family
ID=62633255
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016239183A Active JP6590787B2 (ja) | 2016-12-09 | 2016-12-09 | 光リングネットワークシステム及びその冗長化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6590787B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110440391A (zh) * | 2019-08-07 | 2019-11-12 | 珠海格力电器股份有限公司 | 环路网络保护方法、空调系统 |
WO2020170947A1 (ja) * | 2019-02-21 | 2020-08-27 | 日本電信電話株式会社 | 時刻伝送装置および伝送方法 |
WO2020194554A1 (ja) * | 2019-03-26 | 2020-10-01 | 三菱電機株式会社 | マスタノードおよび往復伝送遅延時間取得方法 |
-
2016
- 2016-12-09 JP JP2016239183A patent/JP6590787B2/ja active Active
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020170947A1 (ja) * | 2019-02-21 | 2020-08-27 | 日本電信電話株式会社 | 時刻伝送装置および伝送方法 |
JP2020136969A (ja) * | 2019-02-21 | 2020-08-31 | 日本電信電話株式会社 | 時刻伝送装置および伝送方法 |
JP7298182B2 (ja) | 2019-02-21 | 2023-06-27 | 日本電信電話株式会社 | 時刻伝送装置および伝送方法 |
US11750358B2 (en) | 2019-02-21 | 2023-09-05 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | Time transmission device and transmission method |
WO2020194554A1 (ja) * | 2019-03-26 | 2020-10-01 | 三菱電機株式会社 | マスタノードおよび往復伝送遅延時間取得方法 |
CN110440391A (zh) * | 2019-08-07 | 2019-11-12 | 珠海格力电器股份有限公司 | 环路网络保护方法、空调系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6590787B2 (ja) | 2019-10-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9264213B2 (en) | Time synchronization method for communication system, slave station apparatus, master station apparatus, control device, and program | |
US9179204B2 (en) | Optical network system | |
EP2688240B1 (en) | Method, system and device for switching and selecting clock source device | |
JP5226900B2 (ja) | 通信回線切替方法、通信装置、局側通信装置、通信システム並びに制御装置 | |
JP5226901B2 (ja) | 光通信システムの通信方法、光通信システム、子局装置、制御装置並びにプログラム | |
US8422887B2 (en) | System for redundancy in Ethernet passive optical networks (EPONs) | |
US9300422B2 (en) | Method for detecting a synchronization failure of a transparent clock and related protection schemes | |
RU2638645C2 (ru) | Способ для определения опорных синхросигналов, подвергнутых воздействию изменения в асимметрии задержки трассы распространения между узлами в сети связи | |
JP6590787B2 (ja) | 光リングネットワークシステム及びその冗長化方法 | |
CN102843205A (zh) | 一种基于精确时间协议的时间同步收敛的方法和装置 | |
US9614612B2 (en) | Fast protection switching method for passive optical network | |
JP5546663B2 (ja) | 子局装置、親局装置、通信回線切替方法、通信システムおよび制御装置 | |
JP5490513B2 (ja) | 伝送制御システム、加入者側伝送装置及び局側伝送装置 | |
JP5546662B2 (ja) | 子局装置、光通信システムの通信方法、光通信システムおよび制御装置 | |
JP6647193B2 (ja) | 光リングネットワークシステム及びそのパス制御方法 | |
JP2010093556A (ja) | 局側装置および通信方法 | |
JP2014220699A (ja) | 予備系局側光回線終端装置及び局側装置 | |
JP2012244233A (ja) | Onu、時刻同期方法および時刻同期プログラム | |
WO2018225414A1 (ja) | Ponシステム及び通信制御方法 | |
JP2016143950A (ja) | Ponシステム | |
JP6287404B2 (ja) | 局側装置 | |
JP5767183B2 (ja) | Ponシステム及びそのリンク断防止方法 | |
JP2020145635A (ja) | Ponシステム、多機能スプリッタおよび通信制御方法 | |
US12009844B2 (en) | Optical communication system, master station, and optical communication method | |
JP2015171032A (ja) | Ponシステム、局側装置および冗長切替方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181213 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190910 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190911 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190917 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6590787 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |