JP2018098325A - 発光部品実装体の製造方法及び発光部品実装体 - Google Patents

発光部品実装体の製造方法及び発光部品実装体 Download PDF

Info

Publication number
JP2018098325A
JP2018098325A JP2016240627A JP2016240627A JP2018098325A JP 2018098325 A JP2018098325 A JP 2018098325A JP 2016240627 A JP2016240627 A JP 2016240627A JP 2016240627 A JP2016240627 A JP 2016240627A JP 2018098325 A JP2018098325 A JP 2018098325A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
emitting component
light emitting
light
mounting body
conductor layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016240627A
Other languages
English (en)
Inventor
嘉洋 川北
Yoshihiro Kawakita
嘉洋 川北
塚原 法人
Norito Tsukahara
法人 塚原
貴大 三宅
Takahiro Miyake
貴大 三宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2016240627A priority Critical patent/JP2018098325A/ja
Publication of JP2018098325A publication Critical patent/JP2018098325A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
    • H01L2224/161Disposition
    • H01L2224/16151Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/16221Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
    • H01L2224/16225Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/17Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of a plurality of bump connectors

Landscapes

  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
  • Led Device Packages (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)

Abstract

【課題】 LED又はレーザー等の発光部品が発生する熱を効率良く放熱することができ、かつ発光部品の実装精度の極めて高い発光部品実装体及びその製造方法を提供する。【解決手段】 金属部材101に絶縁層102とパターン化された第1及び第2導体層103a、103bとを備え、かつ絶縁層から露出した露出部109内の金属部材上に第3導体層103cを備えた金属複合基板104に、2個の電極106a,106bを備えた発光部品105がはんだ接合され、かつ発光部品の2個の電極のうちの1個の電極106bが金属複合基板の金属部材上の第3導体層とはんだ107bを介して接合された発光部品実装体であって、金属複合基板の第1及び第2導体層の表面に、発光部品との間に間隙110がある樹脂部108a、108bを有し、かつ露出部内の第3導体層の表面と第2導体層の表面とが同じ材質である。【選択図】図1

Description

本発明は、LED又はレーザー等の発光部品が発生する熱を効率良く放熱することができる発光部品実装体とその製造方法に関するものである。
近年、LED又はレーザー等の発光部品の進化に伴い、住設照明器具のみならずヘッドライト又はテールライト等の車載用途まで採用範囲が拡大してきている。これに伴い、発光部品の高出力化及び小型化が加速する一方で、性能向上及び長寿命化の要求も高まっている。さらに、発光部品の用途の一つであるヘッドライトでは、法規制を満足させるように複数の発光部品の配光を整える必要があり、それに応じた光軸設計又は光軸調整がなされている。このため、ヘッドライトのように光軸精度が問われるアプリケーションにおいては、放熱性に加えて、発光部品の実装精度を従来より向上させることが必要である。一方で車載用途において、LED等の発光部品を実装したフレキシブル基板をアルミニウム製のヒートシンク又は銅板等の放熱部材に貼り付けた技術が実用化されてきているが、フレキシブル基板とヒートシンクとの間に熱伝導の低い絶縁層又は接着層が存在するため、放熱性が十分ではない。
このため、特許文献1では、図8に示すような構造が提案されている。この構造は、アルミニウム又は銅等からなる放熱部材2に、LED4を予め搭載する位置に、LED実装孔部3bを設けたフレキシブル基板3を固定し、LED実装孔部3b内の放熱部材2の露出部8とLEDの放熱部4bとの間と、フレキシブル基板3の導電箔3aとLED電極部4cとの間とを、それぞれ、はんだ6で接合した構造である。この構造は、LED4からの発熱を直接放熱部材2に効率良く放熱させる構造である。
特開2014−146714号公報
しかしながら、特許文献1では、LED4に対する放熱性及び放熱部材2とフレキシブル基板3との位置決めには言及しているが、LEDの実装部4a自体の実装精度の改善に関しては言及されていない。
次に、特許文献1に類似した放熱構造で、金属複合基板に関する従来技術について、図9を用いて、発光部品の実装精度に関して詳細を説明する。図9の(a)は、アルミニウム又は銅等の金属部材901を絶縁層902で覆った金属複合基板904であり、特許文献1と同様に、発光部品905の電極906と金属部材901とがはんだ907a,907bで接合した構造を有し、良好な放熱性を確保している。
しかしながら、発光部品905を実装する際、導体層903a、903bのはんだ907a,907bが、それぞれのばらつきを持って大きく濡れ拡がる。図9の(b)は、1箇所の接合部のはんだ907aが大きく濡れ拡がった場合を示した従来の発光部品実装体の模式的断面図であり、はんだ907aが発光部品905の外側より大きく濡れ拡がる。この濡れ拡がりは、溶融したはんだ907aの流れが実装時に制御されていない状態であり、発光部品905が大きく傾き、実装精度としては極めて不安定な状態となる。すなわち、複数の発光部品実装体を製造した場合、発光部品905毎に傾きが大きく異なるため、それらの実装体の光軸が大きくばらついてしまい、光学品質の低下要因となる。また、この品質低下を防ぐためには、光軸ばらつきに応じた商品設計又は商品組立方法が必要であるが、実装体毎に個々の調整設計又は調整工数が発生するため、経済的な影響も大きい。
次に、図9の(c)は、すべての接合部のはんだ907a,907bが大きく濡れ拡がった場合を示した従来の発光部品実装体の模式的断面図であり、はんだ907a、907bが発光部品905の外側に大きく濡れ拡がっている。この場合、それぞれのはんだ907a、907bの濡れ拡がり量が異なれば、発光部品905は図9の(b)のように傾き、ほぼ均等に濡れ拡がれば、発光部品905の接合高さが設計値より沈み込んで低くなる。したがって、光軸ばらつきに加え、距離ばらつきも出てきて、光学品質の低下要因となる。
そこで、本発明は、金属複合基板と発光部品とを有する発光部品実装体の光学品質を向上させることができる発光部品実装体の製造方法及び発光部品実装体を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の1つの態様にかかる発光部品実装体の製造方法は、
金属部材に絶縁層とパターン化された第1及び第2導体層とを備え、かつ前記絶縁層から露出した露出部内の前記金属部材上に第3導体層を備えた金属複合基板に、2個の電極を備えた発光部品がはんだ接合され、かつ前記発光部品の前記2個の電極のうちの1個の電極が前記金属複合基板の前記金属部材上の前記第3導体層とはんだを介して接合された発光部品実装体の製造方法であって、
前記露出部内の前記第3導体層の表面と前記第2導体層の表面との距離を計測し、
計測された前記距離の値に基づいた量のはんだを前記露出部に供給するとともに、前記第1及び第2導体層の所定位置にはんだをそれぞれ供給し、
前記発光部品との間に間隙を設けるように樹脂を前記第1及び第2導体層上に供給する。
また、本発明の別の態様にかかる発光部品実装体は、金属部材に絶縁層とパターン化された第1及び第2導体層とを備え、かつ前記絶縁層から露出した露出部内の前記金属部材上に第3導体層を備えた金属複合基板に、2個の電極を備えた発光部品がはんだ接合され、かつ前記発光部品の前記2個の電極のうちの1個の電極が前記金属複合基板の前記金属部材上の前記第3導体層とはんだを介して接合された発光部品実装体であって、
前記金属複合基板の前記第1及び第2導体層の表面に、前記発光部品との間に間隙がある樹脂部を有し、かつ前記露出部内の前記第3導体層の表面と前記第2導体層の表面とが同じ材質である。
本発明の前記態様によれば、金属複合基板と発光部品とを有する発光部品実装体で構成される放熱効率の極めて高い実装体において、発光部品の実装時におけるはんだの濡れ拡がりを制御し、かつ実装される金属複合基板の露出部の出来栄えに応じたはんだ量を供給することで発光部品の高い実装精度を確保できて、光学品質を向上させることができる。
本発明の実施の形態における発光部品実装体の模式的断面図 (a)及び(b)はそれぞれ本発明の実施の形態における発光部品実装体の一例を上から見た概略図 (a)〜(d)はそれぞれ本発明の実施の形態における発光部品実装体の製造方法の一例を示す模式的断面図 (e)〜(g)はそれぞれ本発明の実施の形態における発光部品実装体の製造方法の一例を示す模式的断面図 (a)及び(b)はそれぞれ発光部品実装体における発光部品の傾きの一例を示す模式的断面図 (a)〜(c)はそれぞれ本発明の実施の形態における発光部品実装体の製造方法の一例を示す模式的断面図 (d)〜(f)はそれぞれ本発明の実施の形態における発光部品実装体の製造方法の一例を示す模式的断面図 (a)〜(d)はそれぞれ本発明の実施の形態における発光部品実装体の製造方法の一例を示す模式的断面図 (e)〜(g)はそれぞれ本発明の実施の形態における発光部品実装体の製造方法の一例を示す模式的断面図 (a)〜(d)はそれぞれ本発明の実施の形態における発光部品実装体の製造方法の一例を示す模式的断面図 (e)〜(g)はそれぞれ本発明の実施の形態における発光部品実装体の製造方法の一例を示す模式的断面図 従来のLED実装体の模式的断面図 (a)は従来の発光部品実装体の模式的断面図、(b)は従来の発光部品実装体における発光部品の傾きの一例を示す模式的断面図、(c)は従来の発光部品実装体における発光部品の沈み込みの一例を示す模式的断面図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態における発光部品実装体の模式的断面図である。
図1の発光部品実装体は、金属複合基板104に、発光部品105の少なくとも2か所以上備えられた第1及び第2電極106a、106bを第1及び第2はんだ107a、107bでそれぞれ接合した形態である。第1及び第2はんだ107a、107bは、一例として、同じ材料であるとする。
金属複合基板104は、放熱部材である金属部材101の表面に絶縁層102が形成され、さらにその絶縁層102の表面に、パターン化された第1及び第2導体層103a、103bを備えている。第1及び第2導体層103a、103bは、発光部品105の第1及び第2電極106a、106bに対向した位置に配置され、第1及び第2はんだ107a、107bを介してそれぞれ接続されている。発光部品105の第2電極106bに対向する第2導体層103bには、露出部109が形成されて絶縁層102から金属部材101が露出し、露出した金属部材101上に第3導体層103cを備えている。さらに、第2はんだ107bは、金属複合基板104の露出部109に充填されて、第2はんだ107bにより、第3導体層103cと第2導体層103bと電極106bとが接続されている。
この構造によれば、金属部材101と発光部品105とが、第1及び第2はんだ107a、107bを介して接合されているため、極めて効率の良い放熱構造を有する。さらに、第1及び第2導体層103a、103bの表層に、第1及び第2はんだ107a、107bの濡れ拡がりを抑制する第1及び第2樹脂部108a、108bを備えている。第1及び第2樹脂部108a、108bの高さは、第1及び第2はんだ107a、107bの濡れ拡がりをせき止めることができれば、特に限定しない。ただし、第1及び第2樹脂部108a、108bの高さについては、金属複合基板104の第1及び第2導体層103a、103bの表面と発光部品105の第1及び第2電極106a、106bの表面との間の距離より大きいことが好ましい。
図2に、本発明の実施の形態における発光部品実装体の上面から見た概略図を示す。発光部品105には、十分な光量を得るために大電流を流す必要があるため、図2に示したように、第1及び第2導体層103a、103bの面積を発光部品105よりも大きくとって、第1及び第2導体層自体の発熱を抑制する。また、第1及び第2樹脂部108a、108bの幅は、図2の(a)に示したような発光部品105の外形に沿うように「コ」字状に延びた線状、又は、図2の(b)で示したような発光部品105の外形に沿うように「コ」字状に延びた帯状等でもよく、第1及び第2はんだ107a、107bの濡れ拡がりをせき止めることができれば、特に限定はしない。また、第1及び第2導体層103a、103bの表面には第1及び第2樹脂部108a、108b以外に熱抵抗となる樹脂類で覆う必要がないため、第1及び第2導体層103a、103bからも効率的に放熱することができる。
なお、図1及び図2で説明した第1及び第2樹脂部108a、108bは、熱硬化性樹脂が好ましく、第1及び第2はんだ107a、107bの溶融温度より低い温度で硬化することが好ましい。さらに、具体的な硬化温度としては、150℃以下が好ましく、この温度域であれば、第1及び第2樹脂部108a、108bをリフローのプリヒートで形成できるため、樹脂硬化とはんだ接合とが同一設備内でできる利点が得られる。また、第1及び第2樹脂部108a、108bは、所謂ソルダーレジストの役割を果たすが、一般的なソルダーレジストとは異なり、基板の導体層を保護する機能は特に必要ない。したがって、第1及び第2樹脂部108a、108bは、リフロー数回レベルの耐熱性があれば良く、長期信頼性までは必要としない。第1及び第2樹脂部108a、108bは、高さ調整又は幅調整のために、シリカ又はアルミナ等の無機フィラーで粘調された樹脂でも構わない。
次に、図3A〜図6Bを用いて、本発明の実施の形態における製造方法について説明する。
図3A及び図3Bの(a)〜(g)は、本発明の実施の形態における製造方法の一例を示した模式的断面図である。
まず、図3Aの(a)に示すように、金属複合基板104を準備して、その第2及び第3導体層103bと103cのそれぞれの表面を距離計測装置111で計測して、第2及び第3導体層103bと103cの表面間距離を求める。例えば、露出部109の第3導体層103cの表面と、露出部109の周囲の絶縁層102上の第2導体層103bの表面との距離を計測する。この時の計測方法としては、レーザー変位計又はカメラ等の光学系計測器などの距離計測装置111を用いて測定すればよい。また、第3導体層103cは計測用に設けたものであるが、より正確に計測するためには、第2導体層103bの表面と第3導体層103cの表面との材質が同一であることが好ましく、より具体的には、銅で第2及び第3導体層103b、103cをそれぞれ形成し、それぞれの表面が金でめっきされていることが好ましい。このように計測対象の第2及び第3導体層103b,103cの表面が同一材質であれば、レーザー又はカメラ等で計測した場合、その反射率差による計測バラツキを抑制することができる。また、第3導体層103cは、底面のみの図示であるが、露出部周辺の絶縁層102の側壁に同材質の導体層があってもよい。
ここで、図3Aの(a)で説明した計測の目的について、図4を用いて詳細に説明する。図4の(a)及び図4の(b)は、金属複合基板104の絶縁層102の厚みがそれぞれ異なり、大きい場合と小さい場合とでの発光部品実装体の模式的断面図を示す。図4の(a)及び(b)のように、第1及び第2電極106a,106bにおいて第1及び第2はんだ107a、107bの量のバランスが崩れると、発光部品105が大きく傾いた状態となる。これは、第1はんだ107aと第2はんだ107bとのはんだ量の差が、金属複合基板104の露出部109の体積と同等でないと傾いてしまう。すなわち、第2はんだ107bが必要とするはんだ量は、金属複合基板104の絶縁層102の厚みばらつきによって変動する。このため、従来のように一定量のはんだを供給する方式では、図4の(a)のように絶縁層102の厚みが大きい側に振れた場合は、露出部109の体積が大きくなり、露出部109内に入り込む第2はんだ107bの量が多くなり、第2導体層103bと第2電極106bとの間に配置される第2はんだ107bの量が少なくなって、発光部品105が露出側の第2電極106b側に傾いてしまう。一方、図4の(b)のように絶縁層102の厚みが小さい側に振れた場合は、露出部109の体積が小さくなり、露出部109内に入り込む第2はんだ107bの量が少なくなり、第2導体層103bと第2電極106bとの間に配置される第2はんだ107bの量が多くなって、発光部品105が露出側の第2電極106bとは反対側の第1電極106a側に傾く。これを解決するためには、絶縁層102の厚みを、はんだ供給前に露出部109毎に予め個々に計測し、それらの計測値に基づいたはんだ量を、対応する露出部109に供給すれば、前記不具合を解消することができる。そこで、本実施の形態では、適切なはんだ量を露出部109毎に個々に供給できるようにするため、図3Aの(a)では絶縁層102の厚みと連動する第2及び第3導体層103bと103cとの表面間距離を、露出部109毎、すなわち、発光部品105の実装箇所毎に計測し、それに基づいた最適なはんだ量を設定供給することができる。
次に、具体的なはんだの供給方法について、実施の形態を用いて説明する。
図3Aの(b)に示すように、第3導体層103cの面積と計測された表面間距離とから露出部109の体積を算出し、その体積に該当する量のはんだを露出部109に供給する。第3導体層103cの面積は、設計値を用いればよいが、レーザー又はカメラ等で第3導体層103cのサイズを実測した面積を用いれば、より精度は向上する。また、露出部109へのはんだ供給は、ディスペンサ等でクリームはんだを供給する方法又は露出部109と同等体積のはんだチップを露出部109に投入してもよく、計測された露出部体積と同等量のはんだを個別供給することができれば、特に手段は限定しない。
次に、図3Aの(c)に示すように、第1及び第2導体層103a、103bの所定の位置に所望量の第1及び第2クリームはんだ117a、117bを供給する。ここでの供給は、ディスペンサ又はマスク印刷等で第1及び第2クリームはんだ117a、117bを供給する方法でよく、所望のはんだ量を供給することができれば、特に手段は限定しない。
次に、図3Aの(d)に示すように、発光部品105の外形に沿うように第1及び第2樹脂部108a、108bを供給する。この時の第1及び第2樹脂部108a、108bは、図2で説明したように発光部品105との間に間隙110ができる位置に供給することが必要である。未硬化の第1及び第2樹脂部108a、108bが発光部品105に接触していると、硬化反応の際、樹脂の膨張収縮により発光部品105が動かされ、発光部品105が位置ずれした状態で固定されてしまう可能性があるためである。また、それらの間隙110の距離は、発光部品105の装着時に第1及び第2樹脂部108a、108bが接触していなければよく、間隙距離としては、0.05mm〜0.3mmが好ましい。間隙距離が0.05mm未満となった場合、第1及び第2樹脂部108a、108bに発光部品105を接触させないためには装着精度を0.05mm未満にする必要があり、一般的な実装設備では装着が困難になる。一方、間隙距離が0.3mmより大きく、第1及び第2クリームはんだ117a、117bの濡れ拡がりの終点よりも離れた位置に第1及び第2樹脂部108a、108bが位置した場合、本実施の形態の効果が得られない。また、間隙距離が0.3mmより大きい場合に、はんだ濡れ拡がりを第1及び第2樹脂部108a、108bの位置まで到達するように第1及び第2クリームはんだ117a、117bを供給すると、発光部品105の仕様によっては、はんだ供給過多となり、電極間でショートするため、最大間隙距離は0.3mmが好ましい。また、第1及び第2樹脂部108a、108bの供給方法として、ディスペンサ方式又はインクジェット方式等が挙げられるが、図2のように連続的かつ所定の位置に形成することができれば、方式は特に限定しない。また、第1及び第2樹脂部108a、108bの高さは、それぞれ、第1クリームはんだ117a、第2クリームはんだ117bの高さ以上であることが好ましい。
次に、図3Bの(e)のように、発光部品105を金属複合基板104に装着した後、図3Bの(f)のように、第1及び第2樹脂部108a、108bを硬化させ、図3Bの(g)のように、第1及び第2クリームはんだ117a、117b及び露出電極部のはんだを溶融させて発光部品105と金属複合基板104を接合させることで、本実施の形態の発光部品実装体を製造することができる。
従って、本発明の前記実施の形態によれば、金属複合基板104と発光部品105とを有する発光部品実装体で構成される放熱効率の極めて高い実装体において、発光部品105の実装時におけるはんだ107a,107bの濡れ拡がりを制御し、かつ実装される金属複合基板104の露出部109の形成状態に応じたはんだ量を供給することで、発光部品105の高い実装精度を確保できて、光学品質を向上させることができる。これにより、発光部品実装体の光学品質を向上させることができ、住設照明器具又は車載照明器具等の商品に実施の形態の実装体を使用すれば、光軸公差による商品設計の制約緩和及び組立工程における光軸調整等の改善ができる。言い換えれば、商品設計の自由度の拡大及び組立製造ロスの改善につながるため、結果として所望のデザインの商品を低コストで提供できる。
なお、本発明は、図3A及び図3Bの(a)〜(g)に示した製造方法に限定されるものではないが、さらに、図5A〜図7Bを用いて、本発明の他の実施の形態を示す。
図5Aは、その工程(b)において、図3A及び図3Bに示した製造方法の図3Aの(b)と(c)を一括で実施する形態であり、その他の工程は、図3A及び図3Bと全く同一である。
図5A及び図5Bに示した実施の形態であれば、はんだ供給工程を1工程で済ますことができる。また、本実施の形態では、第1クリームはんだ117aの供給量に対して、第2クリームはんだ117bの供給量が、露出部109の体積分だけ多い必要がある。このため、図5Aの(b)におけるはんだ供給の方法としては、計測された露出部109の体積と同等量のはんだを個別供給することができるディスペンサ方式が好ましい。
図6A及び図6Bは、図3Aの(c)に示した製造方法のはんだの供給方法が異なる実施の形態であり、その他の工程は、図3A及び図3Bと全く同一である。図6A及び図6Bの実施の形態におけるはんだの供給方法は、金属複合基板104に第1及び第2クリームはんだ117a、117bを供給するのではなく、予め発光部品105の第1及び第2電極106a,106bにディスペンサ等で必要な第1及び第2クリームはんだ117a、117bを塗布してから図6Bの(e)で装着する。
この方法であれば、発光部品105に第1及び第2クリームはんだ117a、117bを供給している間に図6Aの(c)に示した第1及び第2樹脂部108a、108bの供給も平行して進めることができるため、図3A及び図3Bに示した実施の形態より製造タクトが短くできる。なお、図示していないが、図6Aの(d)の工程において、発光部品105の第2クリームはんだ117bに露出部109の体積分まで供給すれば、図6Aの(b)の工程を省略することもでき、さらなる製造タクトの短縮も可能である。
図7A及び図7Bは、図3A及び図3Bに示した製造方法における第1及び第2樹脂部108a、108bを供給する順番が異なるだけであり、その他の工程は、図3A及び図3Bと全く同一である。
図7A及び図7Bは、発光部品105を装着した後に第1及び第2樹脂部108a、108bを供給するため、発光部品105の装着位置を確認しながら第1及び第2樹脂部108a、108bを供給することができ、発光部品105と第1及び第2樹脂部108a、108bの接触不良を未然に防止することができる。
これまで、図3A及び図3B及び図5A〜図7Bで説明した実施の形態に共通する点として、第1及び第2樹脂部108a、108bを供給する工程と、露出部109のはんだ供給量を計測算出して第1及び第2クリームはんだ117a、117bを供給する工程と、発光部品105を装着する工程が、同一設備内にあることが好ましい。
また、図3Aの(b)では、第3導体層103cの面積と計測された表面間距離とから露出部109の体積を算出し、その体積に該当する量のはんだ107bを露出部109に供給している。本発明は、これに限られるものではなく、例えば、複数の発光部品105において第3導体層103cの面積が一定である場合には、最初の発光部品105を実装するとき、第3導体層103cの面積と計測された表面間距離とから露出部109の体積を算出し、その体積に該当する量のはんだ107bを求めておけば、残りの発光部品105の実装時に計測された表面間距離と、最初に計測した表面間距離との割合から、はんだ107bの量を算出することもできる。すなわち、計測された表面間距離の値に基づいた量のはんだ107bを露出部109に供給すればよい。この場合は、実装毎に露出部109の体積を算出する必要がなくなり、工程をより簡略化することができる。
なお、本発明は、図1〜図3B及び図5A〜図7Bで説明した構造及び実施の形態に限るものではない。また、本発明は発光部品の実装精度に関して述べてきたが、それ以外の効果もある。本発明は、はんだの濡れ拡がりを制御しつつ所望のはんだ量を電極毎に供給することができるため、発光部品の接続高さを従来より高くすることができる。この構造により発光部品105と金属複合基板104との熱膨張差による応力を緩和することができるため、発光部品105の実装信頼性を向上させることができる。さらに、本発明は、部分的にソルダーレジストを形成する手段も提供することができるため、発光部品実装体のみならず、高い部品実装精度が要求される他の実装体に、本発明の製造方法を適用すれば、精度改善及び信頼性向上ができる。
なお、前記様々な実施の形態又は変形例のうちの任意の実施の形態又は変形例を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。また、実施の形態同士の組み合わせ又は実施例同士の組み合わせ又は実施の形態と実施例との組み合わせが可能であると共に、異なる実施の形態又は実施例の中の特徴同士の組み合わせも可能である。
本発明の前記態様によれば、発光部品の放熱効率が極めて高く、かつ発光部品の実装精度に優れる発光部品実装体の製造方法及び発光部品実装体を提供することができる。この態様にかかる発光部品実装体は、室内又は屋外の住設照明器具等又はヘッドライト又はテールランプ等の車載照明器具等に利用することが可能である。
2 放熱部材
3 フレキシブル基板
3a 導電箔
3b LED実装孔部
4 LED
4a 実装部
4b 放熱部
4c 電極部
6 はんだ
8 露出部
101 金属部材
102 絶縁層
103a 第1導体層
103b 第2導体層
103c 第3導体層
104 金属複合基板
105 発光部品
106a 第1電極
106b 第2電極
107a 第1はんだ
117a 第1クリームはんだ
107b 第2はんだ
117b 第2クリームはんだ
108a 第1樹脂部
108b 第2樹脂部
109 露出部
110 間隙
111 距離計測装置
901 金属
902 絶縁層
903a 導体層
903b 導体層
904 金属複合基板
905 発光部品
906 電極
907a はんだ
907b はんだ

Claims (8)

  1. 金属部材に絶縁層とパターン化された第1及び第2導体層とを備え、かつ前記絶縁層から露出した露出部内の前記金属部材上に第3導体層を備えた金属複合基板に、2個の電極を備えた発光部品がはんだ接合され、かつ前記発光部品の前記2個の電極のうちの1個の電極が前記金属複合基板の前記金属部材上の前記第3導体層とはんだを介して接合された発光部品実装体の製造方法であって、
    前記露出部内の前記第3導体層の表面と前記第2導体層の表面との距離を計測し、
    計測された前記距離の値に基づいた量のはんだを前記露出部に供給するとともに、前記第1及び第2導体層の所定位置にはんだをそれぞれ供給し、
    前記発光部品との間に間隙を設けるように樹脂を前記第1及び第2導体層上に供給する、発光部品実装体の製造方法。
  2. 前記露出部内の前記第3導体層の表面と前記第2導体層の表面との前記距離を計測したのち、計測された前記距離の値に基づいた量の前記はんだを前記露出部に供給するとき、
    計測された前記距離の値と前記第3導体層の面積とを用いて前記露出部の体積を算出し、
    算出した前記体積に基づいた量の前記はんだを前記露出部に供給する、請求項1に記載の発光部品実装体の製造方法。
  3. 前記露出部内の前記第3導体層の表面と前記第2導体層の表面との前記距離を計測すとるき、距離計測装置により前記距離を計測する、請求項1又は2に記載の発光部品実装体の製造方法。
  4. 前記樹脂を供給する工程において、前記金属複合基板の前記第1及び第2導体層の上に供給された前記樹脂で設けられた樹脂部と前記発光部品との間の前記間隙の距離が0.05mm〜0.3mmとなるような位置に前記樹脂を供給する、請求項1〜3のいずれか1つに記載の発光部品実装体の製造方法。
  5. 前記樹脂を供給する工程において、前記金属複合基板の前記第1及び第2導体層の上に供給された前記樹脂で設けられた樹脂部の高さが、前記金属複合基板の前記第2導体層の表面と前記発光部品の前記電極の表面との距離より大きくなるように前記樹脂を供給する、請求項1〜4のいずれか1つに記載の発光部品実装体の製造方法。
  6. 金属部材に絶縁層とパターン化された第1及び第2導体層とを備え、かつ前記絶縁層から露出した露出部内の前記金属部材上に第3導体層を備えた金属複合基板に、2個の電極を備えた発光部品がはんだ接合され、かつ前記発光部品の前記2個の電極のうちの1個の電極が前記金属複合基板の前記金属部材上の前記第3導体層とはんだを介して接合された発光部品実装体であって、
    前記金属複合基板の前記第1及び第2導体層の表面に、前記発光部品との間に間隙がある樹脂部を有し、かつ前記露出部内の前記第3導体層の表面と前記第2導体層の表面とが同じ材質である発光部品実装体。
  7. 前記樹脂部と前記発光部品との間の前記間隙の距離が0.05mm〜0.3mmである、請求項6に記載の発光部品実装体。
  8. 前記樹脂部の高さが、前記金属複合基板の前記第2導体層の表面と前記発光部品の前記電極の表面との距離より大きい、請求項6又は7に記載の発光部品実装体。
JP2016240627A 2016-12-12 2016-12-12 発光部品実装体の製造方法及び発光部品実装体 Pending JP2018098325A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016240627A JP2018098325A (ja) 2016-12-12 2016-12-12 発光部品実装体の製造方法及び発光部品実装体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016240627A JP2018098325A (ja) 2016-12-12 2016-12-12 発光部品実装体の製造方法及び発光部品実装体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018098325A true JP2018098325A (ja) 2018-06-21

Family

ID=62633794

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016240627A Pending JP2018098325A (ja) 2016-12-12 2016-12-12 発光部品実装体の製造方法及び発光部品実装体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018098325A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022549941A (ja) * 2019-09-30 2022-11-29 エイエムエス-オスラム インターナショナル ゲーエムベーハー レーザーパッケージおよびレーザーパッケージを備えたシステム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022549941A (ja) * 2019-09-30 2022-11-29 エイエムエス-オスラム インターナショナル ゲーエムベーハー レーザーパッケージおよびレーザーパッケージを備えたシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4085917B2 (ja) 高熱伝導性発光素子用回路部品及び高放熱モジュール
TWI470846B (zh) 發光二極體模組及其組裝方法
US20190017672A1 (en) Led substrate with electrical connection by bridging
EP2760058B1 (en) Led module and led lamp employing same
JP2007516592A (ja) 発光ダイオード熱管理システム
CN105594309B (zh) 用于位置稳定的焊接的方法
JP5747805B2 (ja) 電子装置
TWI759388B (zh) 照明裝置及用於定址印刷電路板上之發光二極體之偏位之方法
TWI514635B (zh) 發光二極體燈條及其製造方法
JP2018152465A (ja) 半導体モジュール
JP6754769B2 (ja) 半導体モジュールおよびその製造方法
US20180093338A1 (en) Method for void reduction in solder joints
KR101242218B1 (ko) 발광 소자 및 그의 형성 방법
JP2018098325A (ja) 発光部品実装体の製造方法及び発光部品実装体
WO2011037185A1 (ja) 実装用基板、発光体、および実装用基板の製造方法
JP2008028254A (ja) 電子デバイスの放熱構造
EP2983217A1 (en) Lighting device
JP6873157B2 (ja) 熱ブロックアセンブリ、それを有するled装置、及び熱ブロックアセンブリを製造する方法
JP6605873B2 (ja) 灯具用光半導体ユニット及び灯具用光半導体ユニットの製造方法
JP2019114624A (ja) 半導体発光装置及びその製造方法
US9883580B1 (en) Printed circuit board that provides a direct thermal path between components and a thermal layer and method for assembly
TW201903319A (zh) 具有減小對位公差之照明總成
JP7366337B2 (ja) 光源装置の製造方法および光源装置
JP7094182B2 (ja) 灯具ユニット
JP2012064676A (ja) 照明装置