JP2018097693A - 管理装置、画像処理装置、ユーザ検出範囲変更方法 - Google Patents

管理装置、画像処理装置、ユーザ検出範囲変更方法 Download PDF

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Abstract

【課題】省電力モードからの復帰操作を検出するユーザ検出部を備えた画像処理装置において、隣接配置された他の画像処理装置を操作するユーザの誤検出を防止する。【解決手段】画像処理装置であるMFP1とMFP2が隣接配置され、双方とも省電力モードにあるとき、MFP2は、ユーザ端末5から印刷ジョブを受信すると、自装置の稼動状態として印刷ジョブ受信中を管理サーバ10に通知する。該通知を受けた管理サーバは、MFP2が隣接配置されているMFP1に対して、ユーザの検出範囲を標準範囲より狭い第1範囲に変更するように指示し、MFP1は、該指示に従って検出範囲を変更する。MFP2は、稼動状態が変化する毎に自装置の稼動状態を管理サーバに通知する。管理サーバは、MFP2から印刷物の取り除き完了の通知を受けると、MFP1に対して検出範囲を標準範囲に戻すように指示し、MFP1は、該指示に従って検出範囲を標準範囲に戻す。【選択図】図1

Description

本発明は、人感センサ等でユーザを検出した場合に省電力モードから復帰する画像処理装置および画像処理装置によるユーザの検出範囲を変更する管理装置、方法等に関する。
消費電力を削減するために複合機等の画像処理装置では、使用されない状態が一定時間継続した場合に、当該装置の一部への電力供給を停止する省電力モードへ移行させる電力制御が行なわれている。一般に、省電力モードから通常モードへの復帰は、当該装置の操作パネルに対するユーザからの操作を検出した際に行われるが、近年は、人感センサを使用し、ユーザがある程度近づいた段階で復帰させる方法が普及しつつある。
しかし、人感センサがユーザを検出するケースには、例えば、排紙された用紙を取りに訪れただけ等の場合があり、必ずしも復帰する必要がない場合がある。この問題に対応する技術として、下記特許文献1には、本体のオプション構成や排紙トレイ上の用紙の有無等によって人感センサの検出範囲を変える技術が開示されている。
ところで、画像処理装置が単体で孤立して配置される場合には上記特許文献1の技術を利用することで人感センサによるユーザの無駄な検出は解消される。しかし、複数の画像処理装置が隣接配置されている場合には隣の画像処理装置を使用する目的で近づいてきたユーザを不必要に検出することがある。すなわち、一の画像処理装置を使用するユーザを、該ユーザが使用する意図のない隣の画像処理装置の人感センサが検出してしまい、不必要に省電力モードから復帰して無駄に電力が消費されるといった問題がある。
下記特許文献2では、上記の問題に対応するため、複数の隣接する画像形成装置の各人感センサの検出領域が重複する重複領域で人を感知した場合に、予め保持している使用優先度(消耗品残量または交換部品の使用量)に応じていずれか1つの画像形成装置のみを省電力モードから復帰させるようにした画像形成装置が開示されている。
特開2013−108821号公報 特開2016−093981号公報
特許文献2の技術では、重複領域でユーザを検出した場合に省電力モードから復帰させる装置を、消耗品残量や交換部品の使用量等に基づく優先度に応じて特定するが、特定した装置とユーザが実際に使用する装置とは必ずしも一致しない。そのため、優先度の高い方の装置を省電力モードから復帰させたが、ユーザが別の装置を使用する場合には、実際にユーザが使用する装置の省電力モードからの復帰が遅れると共に、使用しない装置の復帰による無駄な電力が消費される。さらに、特許文献2の技術では、各装置は省電力モードの間、人感センサの感度(検出範囲)を常に通常状態に維持するので、電力消費が大きいという問題もある。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、省電力モードから復帰するためにユーザを検出するユーザ検出部が隣接配置された他の装置を使用するユーザを誤検出することを防くことのできる管理装置、画像処理装置、画像処理システム、プログラムおよびユーザ検出範囲変更方法を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]ユーザを検出するユーザ検出部を備え、前記ユーザ検出部がユーザを検出したことに基づいて第1電力モードより消費電力が少ない省電力モードから前記第1電力モードに復帰する複数の画像処理装置とネットワークを介して通信可能に接続された管理装置であって、
隣接配置された前記画像処理装置を認識可能な情報を記憶する記憶部と、
前記画像処理装置の稼動状態を示す情報を取得する稼動状態情報取得部と、
前記画像処理装置に前記ユーザ検出部の検出範囲の設定変更を指示する検出範囲指示部と、
を有し、
前記検出範囲指示部は、他の画像処理装置が隣接配置された一の画像処理装置が有する前記ユーザ検出部の検出範囲を、前記一の画像処理装置に隣接配置された他の画像処理装置の稼動状態に基づいて設定変更する
ことを特徴とする管理装置。
上記発明では、他の画像処理装置が隣接配置された一の画像処理装置が有するユーザ検出部の検出範囲を、該一の画像処理装置に隣接配置されている他の画像処理装置の稼動状態に基づいて変更する。
[2]前記検出範囲指示部は、前記隣接配置された他の画像処理装置が前記第1電力モードのときは、前記一の画像処理装置の前記ユーザ検出部の検出範囲を、通常の範囲より狭く設定する
ことを特徴とする[1]に記載の管理装置。
上記発明では、隣接配置された他の画像処理装置が省電力モードから第1電力モードに復帰した状態にあるときは、ユーザは隣接配置された他の画像処理装置を操作すると想定されるので、該他の画像処理装置に隣接する一の画像処理装置によるユーザの検出範囲を通常の範囲(標準範囲)より狭くする。
[3]前記検出範囲指示部は、前記隣接配置された他の画像処理装置がジョブを実行するときは、前記一の画像処理装置が有する前記ユーザ検出部の検出範囲を、通常の範囲より狭く設定すると共に、前記隣接配置された他の画像処理装置が実行するジョブの種類に応じて前記検出範囲の場所を切り換える
ことを特徴とする[1]に記載の管理装置。
上記発明では、隣接配置された他の画像処理装置がジョブを実行する場合には、そのジョブに応じた箇所、たとえば、印刷ジョブなら排紙トレイ、スキャンジョブなら原稿の読み取り装置をユーザが操作すると考えられるので、該他の画像処理装置に隣接配置されている画像処理装置によるユーザの検出範囲を、隣接する他の画像処理装置が実行するジョブの種類に応じて切り替える。
[4]前記検出範囲指示部は、前記隣接配置された他の画像処理装置の稼動状態が印刷ジョブの受け付けから該印刷ジョブに係る印刷物が排紙トレイから取り除かれるまでの印刷ジョブ実行期間にあるときは、前記一の画像処理装置が有する前記ユーザ検出部の検出範囲を通常の範囲より狭く設定し、前記印刷物が前記排紙トレイから取り除かれた後に、前記検出範囲を前記通常の範囲に戻す
ことを特徴とする[1]または[3]に記載の管理装置。
上記発明では、隣接配置された他の画像処理装置が印刷ジョブを実行する際には、印刷ジョブの受け付けから印刷が実行されその印刷物が排紙トレイから取り除かれるまでの期間(ジョブ実行期間)は、該他の画像処理装置に隣接する画像処理装置によるユーザの検出範囲を通常より狭くする。そして、印刷物が排紙トレイから取り除かれた後(取り除かれたことを検出してから所定時間後が望ましい)に、検出範囲を通常範囲戻す。
[5]前記検出範囲指示部は、前記印刷ジョブ実行期間のうち、前記印刷ジョブに基づくプリントを開始するまでは前記検出範囲を第1範囲とし、前記印刷ジョブに基づくプリント中は前記検出範囲を前記第1範囲より狭い第2範囲とし、前記印刷ジョブに基づくプリント完了から前記印刷ジョブに係る印刷物が前記排紙トレイから取り除かれるまでもしくは取り除かれてから所定時間が経過するまでの間は前記検出範囲を前記第2範囲より狭い第3範囲に設定する、
ことを特徴とする[4]に記載の管理装置。
上記発明では、隣接する他の画像処理装置での印刷ジョブの進捗状況に応じて、該他の画像処理装置に隣接する画像処理装置によるユーザの検出範囲を順次、狭くする。ジョブが進行するに従って印刷物を取りにユーザの現れる確率が高まることに基づく。
[6]前記検出範囲指示部は、前記隣接配置された他の画像処理装置の稼動状態が自動原稿搬送装置を用いたスキャナによる原稿の読み取り動作を含む読み取りジョブの受け付けから該読み取りジョブに係る原稿が前記自動原稿搬送装置の排紙部から取り除かれるまでの読み取りジョブ実行期間にあるときは、前記一の画像処理装置が有する前記ユーザ検出部の検出範囲を通常の範囲より狭く設定し、前記原稿が前記自動原稿搬送装置の排紙部から取り除かれたら、前記検出範囲を前記通常の範囲に戻す
ことを特徴とする[1]または[3]に記載の管理装置。
[7]前記ユーザ検出部は、検出範囲内でのユーザの位置を検出し、
前記検出範囲指示部は、前記一の画像処理装置に隣接配置された画像処理装置のユーザ検出部が検出するユーザの位置の変化に基づいて、該ユーザの今後の動きを予測し、前記一の画像処理装置の検出範囲を、前記予測した領域を含まない範囲に設定する
ことを特徴とする[1]乃至[6]のいずれか1つに記載の管理装置。
上記発明では、ユーザの動きを予測し、ユーザが今後、通過したり到達したりするであろう場所を検出範囲から除外する。
[8]前記検出範囲指示部は、前記一の画像処理装置がジョブを受け付けたときは、前記一の画像処理装置が有する前記ユーザ検出部の検出範囲を前記隣接配置された他の画像処理装置の稼動状態に係らず、前記一の画像処理装置の稼動状態に応じて設定する
ことを特徴とする[1]乃至[7]のいずれか1つに記載の管理装置。
上記発明では、一の画像処理装置がジョブを受け付けた場合、その後、そのジョブを実行等するためにユーザが一の画像処理装置の操作等を目的に現れると想定される。そこで、このような場合は、隣接配置された画像処理装置の稼動状態にかかわらず、一の画像処理装置自体の稼動状態に応じて一の画像処理装置によるユーザの検出範囲を制御する。
[9]前記記憶部に記憶される情報は、隣接配置された画像処理装置同志の位置関係、各画像処理装置の向き、およびジョブ実行時にユーザがアクセスする所定箇所の画像処理装置内での位置を示す情報含み、
前記検出範囲指示部は、前記一の画像処理装置が有する前記ユーザ検出部の検出範囲を通常の範囲より狭く設定する際に、前記記憶部に記憶されている情報に基づいて、前記隣接配置された画像処理装置にアクセスするユーザを検出しないように前記検出範囲を設定する
ことを特徴とする[1]乃至[8]のいずれか1つに記載の管理装置。
上記発明では、隣接配置された画像処理装置同志の位置関係や画像処理装置内の排紙トレイや操作パネルの位置などの詳細情報に基づいて、一の画像処理装置によるユーザの検出範囲を、隣接配置された画像処理装置にアクセスするユーザを検出しないように設定する。
[10]ネットワークを介して通信可能な情報処理装置を、[1]乃至[9]のいずれか1つに記載の管理装置として機能させるプログラム。
[11]ユーザを検出するユーザ検出部を備え、前記ユーザ検出部がユーザを検出したことに基づいて第1電力モードより消費電力が少ない省電力モードから前記第1電力モードに復帰する画像処理装置であって、
自装置に隣接配置された他の画像処理装置の稼動状態を示す情報を取得する稼動状態情報取得部と、
前記ユーザ検出部の検出範囲の設定変更する検出範囲設定部と、
を有し、
前記検出範囲設定部は、前記ユーザ検出部の検出範囲を、自装置に隣接配置された他の画像処理装置の稼動状態に基づいて設定変更する
ことを特徴とする画像処理装置。
上記発明では、自装置が有するユーザ検出部の検出範囲を、自装置に隣接配置されている他の画像処理装置の稼動状態に基づいて変更する。
[12]前記検出範囲設定部は、前記隣接配置された他の画像処理装置が前記第1電力モードのときは、前記ユーザ検出部の検出範囲を、通常の範囲より狭く設定する
ことを特徴とする[11]に記載の画像処理装置。
上記発明では、隣接配置された他の画像処理装置が省電力モードから第1電力モードに復帰した状態にあるときは、ユーザは隣接配置された他の画像処理装置を操作すると想定されるので、自装置によるユーザの検出範囲を通常の範囲(標準範囲)より狭くする。
[13]前記検出範囲設定部は、前記隣接配置された他の画像処理装置がジョブを実行するときは、前記ユーザ検出部の検出範囲を、通常の範囲より狭く設定すると共に、前記隣接配置された他の画像処理装置が実行するジョブの種類に応じて前記検出範囲の場所を切り換える
ことを特徴とする[11]に記載の画像処理装置。
上記発明では、隣接配置された他の画像処理装置がジョブを実行する場合には、そのジョブに応じた箇所、たとえば、印刷ジョブなら排紙トレイ、スキャンジョブなら原稿の読み取り装置をユーザが操作すると考えられるので、自装置によるユーザの検出範囲を、隣接する他の画像処理装置が実行するジョブの種類に応じて切り替える。
[14]自装置の稼動状態を示す情報を他の画像処理装置に通知する稼動状態情報通知部をさらに有する
ことを特徴とする[11]乃至[13]のいずれか1つに記載の画像処理装置。
上記発明では、他の画像処理装置に自装置の稼動状態を通知する。
[15]ユーザを検出するユーザ検出部を備えた画像処理装置を、[11]乃至[14]のいずれか1つに記載の画像処理装置として機能させるプログラム。
[16]ユーザを検出するユーザ検出部を備え、前記ユーザ検出部がユーザを検出したことに基づいて第1電力モードより消費電力が少ない省電力モードから前記第1電力モードに復帰する複数の画像処理装置と、前記画像処理装置が有する前記ユーザ検出部の検出範囲を管理する管理装置と、を有する画像処理システムであって、
前記画像処理装置は、
自装置の稼動状態を前記管理装置に通知する稼動状態通知部と、
前記管理装置からの指示に基づいて前記ユーザ検出部の検出範囲を変更する検出範囲変更部と、
を備え、
前記管理装置は、
隣接配置された前記画像処理装置を認識可能な情報を記憶する記憶部と、
前記画像処理装置の稼動状態を示す情報を取得する稼動状態情報取得部と、
前記画像処理装置に前記ユーザ検出部の検出範囲の設定変更を指示する検出範囲指示部と、
を有し、
前記検出範囲指示部は、他の画像処理装置が隣接配置された一の画像処理装置が有する前記ユーザ検出部の検出範囲を、前記一の画像処理装置に隣接配置された他の画像処理装置の稼動状態に基づいて設定変更する
ことを特徴とする画像処理システム。
[17]前記検出範囲指示部は、前記隣接配置された他の画像処理装置が前記第1電力モードのときは、前記一の画像処理装置の前記ユーザ検出部の検出範囲を、通常の範囲より狭く設定する
ことを特徴とする[16]に記載の画像処理システム。
[18]前記検出範囲指示部は、前記隣接配置された他の画像処理装置がジョブを実行するときは、前記一の画像処理装置が有する前記ユーザ検出部の検出範囲を、通常の範囲より狭く設定すると共に、前記隣接配置された他の画像処理装置が実行するジョブの種類に応じて前記検出範囲の場所を切り換える
ことを特徴とする[16]に記載の画像処理システム。
[19]稼動情報取得部が、ユーザを検出するユーザ検出部を備え、前記ユーザ検出部がユーザを検出したことに基づいて第1電力モードより消費電力が少ない省電力モードから前記第1電力モードに復帰する一の画像処理装置に隣接配置された他の画像処理装置の稼動状態を示す情報を取得する稼動情報取得ステップと、
検出範囲変更部が、前記稼動情報取得部が取得した情報に基づいて、前記一の画像処理装置が有する前記ユーザ検出部の検出範囲を、前記一の画像処理装置に隣接配置された他の画像処理装置の稼動状態に基づいて設定変更する検出範囲変更ステップと、
を有する
ことを特徴とするユーザ検出範囲変更方法。
[20]前記稼動情報取得部は、前記検出範囲変更ステップにおいて、前記隣接配置された他の画像処理装置が前記第1電力モードのときは、前記一の画像処理装置の前記ユーザ検出部の検出範囲を、通常の範囲より狭く設定する
ことを特徴とする[19]に記載のユーザ検出範囲変更方法。
[21]前記稼動情報取得部は、前記検出範囲変更ステップにおいて、前記隣接配置された他の画像処理装置がジョブを実行するときは、前記一の画像処理装置が有する前記ユーザ検出部の検出範囲を、通常の範囲より狭く設定すると共に、前記隣接配置された他の画像処理装置が実行するジョブの種類に応じて前記検出範囲の場所を切り換える
ことを特徴とする[19]に記載のユーザ検出範囲変更方法。
本発明に係る管理装置、画像処理装置、画像処理システム、プログラムおよびユーザ検出範囲変更方法によれば、省電力モードから復帰するためにユーザを検出するユーザ検出部が隣接配置された他の装置を使用するユーザを誤検出することが防止され、無駄な省電力モードからの復帰を防ぐことができる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成システムの構成例を示す図である。 隣接配置されたMFP1とMFP2の検出範囲がいずれも標準範囲に設定されている状態を示す図である。 MFP1の検出範囲を標準範囲より狭くした状態を示す図である。 管理サーバの概略構成を示すブロック図である。 画像処理装置の概略構成を示すブロック図である。 略矩形の操作パネルの外周部に設けられた4つの人感センサとその検出範囲の例を示す図である。 検出範囲の各種の設定例を示す図である。 管理サーバが行う処理を示す流れ図である。 隣接装置が稼動中に実行するジョブが印刷ジョブの場合における図8のステップS105の詳細を示す流れ図である。 図8のステップS105の他の処理例の詳細を示す流れ図である。 図8のステップS105で行う他の処理例の詳細を示す流れ図である。 第2の実施の形態における画像処理装置の概略構成を示すブロック図である。
以下、図面に基づき本発明の各種実施の形態を説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成システム2の構成例を示す図である。画像形成システム2は、LAN(Local Area Network)などのネットワーク3に、本発明に係る管理装置としての管理サーバ10および複数の画像処理装置30を接続して構成される。さらに、ネットワーク3にはPC(Personal Computer)等のユーザ端末5が接続される。
画像処理装置30は、スキャナで原稿を光学的に読み取って得た画像データに基づく画像を記録紙に印刷するコピージョブ、読み取った原稿の画像データをファイル等にして保存したり、読み取った原稿の画像データをファイル等にして外部へ送信するスキャンジョブ、ユーザ端末5から受信した印刷データに基づく画像を記録紙に印刷して出力する印刷ジョブ、ファクシミリ手順に従って画像データを送受信するFAXジョブなどのジョブを実行する機能を備えた、所謂、複合機である。以後、画像処理装置30をMFPとも記す。
画像処理装置30は、たとえば、ジョブの実行がなく且つユーザからの操作を待っている待機状態で無操作状態が一定時間以上継続すると、通常モードから省電力モードに移行する。省電力モードは通常モードに比べて電力消費の少ない動作状態である。
画像処理装置30は、通常モードでは、画像処理装置30の各部に電源が供給されており、各種のジョブを実行することができる。一方、省電力モードでは、ジョブを受信する機能に関連する部分および省電力モードから通常モードに復帰するためにユーザの接近を検出するユーザ検出部45(図5参照)等を除く大部分への電源供給はオフされている。省電力モードでは、印刷ジョブ等のジョブを外部から受信することはできるがジョブを実行することはできない。また、操作パネルの表示もオフにされている。
ユーザ検出部45は、赤外線センサのように、検出範囲内で人体を検出する機能を果たす。ユーザ検出部45の検出範囲は設定変更することができる。画像形成システム2では、各画像処理装置30は、管理サーバ10からの指示に基づいてユーザ検出部45の検出範囲を変更する。
より詳細には、管理サーバ10は、各画像処理装置30と通信して各画像処理装置30の稼動状態を示す稼動状態情報を取得し、各画像処理装置30の稼動状態を常に認識している。また、管理サーバ10は、各画像処理装置30の設置位置情報等を記憶する記憶部(図4の設置位置記憶部15b)を備えており、この情報から各画像処理装置30が孤立して設置されているか他の画像処理装置30に隣接配置されているかを認識する。そして、他の画像処理装置30が隣接配置されている画像処理装置30が有するユーザ検出部45の検出範囲を、その画像処理装置30に隣接配置されている他の画像処理装置30の稼動状態に応じて変更する。
たとえば、図2に示すように、第1の画像処理装置30(MFP1)と第2の画像処理装置30(MFP2)が隣接配置されている状況で、これらがいずれも省電力モードにあるときは、これらMFP1、MFP2が有するユーザ検出部45の検出範囲D1、D2をそれぞれ予め定めた標準範囲(通常の範囲)に設定する。図2の例では、検出範囲を標準範囲に設定したとき、MFP1の検出範囲D1の中にMFP2の一部が含まれている。そのため、MFP2を操作したり、MPF2の排紙トレイから印刷物を取り除いたりするユーザの手をMFP1のユーザ検出部45が誤検出するおそれがある。
ユーザがMFP2を操作したり排紙トレイから印刷物を取り除いたりする行動をとるのは、そのユーザがMFP2にジョブを投入したり、ジョブの実行によって出力された印刷物を取り除くような場合と考えられる。そこで、本発明に係る画像形成システム2では、MFP2の稼動状態が、ジョブの受け付け中やジョブの実行中、印刷ジョブ実行後で印刷物が取り除かれる前の状態、あるいは省電力モードから復帰した通常モードの状態にあったりするときは、図3に示すように、MFP1の検出範囲D1を、標準範囲より狭くして、MFP2を操作等するユーザをMFP1のユーザ検出部45が誤検出しないようにする。
具体的には、画像形成システム2においては、次の様なシーケンスで検出範囲の変更が行われる。当初、隣接配置されたMFP1、MFP2は共に省電力モードの状態にあり、検出範囲はいずれも標準範囲に設定されているものとする。この状態でMFP2がネットワーク3を介してユーザ端末5から印刷ジョブを受信すると(図1、P1)、MFP2は、自装置の稼動状態が印刷ジョブの受信中である(あるいは受信した)であることを示す稼動状態情報を管理サーバ10に通知(送信)する(図1、P2)。
この通知を受けた管理サーバ10は、MFP2が隣接配置されているMFP1に対して、検出範囲D1を標準範囲より狭い第1範囲に変更するように指示する(図1、P3)。該指示を受信したMFP1は、図3に示すように、検出範囲D1を標準範囲より狭い第1範囲に変更する。
MFP2は、ユーザ端末5から受信した印刷ジョブを実行すると共に、稼動状態が変化する毎(もしくは周期的)に自装置の稼動状態を管理サーバ10に通知する。具体的には、印刷開始、印刷中、印刷終了、印刷物が取り除かれたこと等を稼動状態として逐次通知する。管理サーバ10は、MFP2から印刷物の取り除きが完了した旨の通知を受けると(P4)、MFP1に対して検出範囲D1を標準範囲に戻すように指示する(P5)。該指示を受けたMFP1は検出範囲D1を標準範囲(図2に示す状態)に戻す。
なお、MFP1がジョブを受け付けたときは、MFP1の検出範囲を隣接配置されたMFP2の稼動状態に係らず、MFP1の稼動状態に応じて設定する。たとえば、画像処理装置30でユーザ認証されたことを条件に印刷を開始する親展印刷の印刷ジョブを省電力モードのMFP1に送信した場合、MFP1は省電力モードから復帰することなくその印刷ジョブを受信して保持する。MFP1が該印刷ジョブを受信すると、その後、該印刷ジョブを実行するためにユーザがMFP1に来てユーザ認証等の操作を行うと想定される。そこで、MFP1は該印刷ジョブを受けた後は、隣接配置された画像処理装置の稼動状態に係らず、MFP1自体の稼動状態に応じてMFP1の検出範囲を制御する。たとえば、MFP1の検出範囲を標準範囲に設定してユーザの到来を待つ。
図4は、管理サーバ10の概略構成を示すブロック図である。管理サーバ10は、当該管理サーバ10の動作を統括的に制御する制御部としてのCPU(Central Processing Unit)11を有している。CPU11にはバスを通じてROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、不揮発メモリ14、ハードディスク装置15、ネットワーク通信部16、ユーザI/Fとなる操作部17、表示部18などが接続されている。
CPU11は、OS(Operating System)プログラムをベースとし、その上で、ミドルウェアやアプリケーションプログラムなどを実行する。ROM12には、各種のプログラムが格納されており、これらのプログラムに従ってCPU11が各種処理を実行することで管理サーバ10の各機能が実現される。
RAM13は、CPU11がプログラムに基づいて処理を実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリなどとして使用される。
不揮発メモリ14は、電源をオフにしても記憶内容が破壊されないメモリ(フラッシュメモリ)であり、各種設定情報の保存などに使用される。
ハードディスク装置15は、大容量不揮発の記憶装置であり、各種のプログラムやデータを記憶する。ハードディスク装置15は、各画像処理装置30の設置位置に関する情報を記憶する設置位置記憶部15bとしての機能も果たす。各画像処理装置30の設置位置を示す情報は、たとえば、オフィスのある地点を基準とした座標情報等、特定の場所を原点とした座標情報で表される。
なお、設置位置に関する情報は、隣接配置された画像処理装置30を認識できる情報であればよい。たとえば、MFP1とMFP2が隣接配置されていることを直接示す情報や、隣接配置されたMFP1とMFP2との相対位置関係を示す情報、オフィス内のレイアウトを示すマップ情報等であってもよい。
このほか、設置位置に関する情報には、各画像処理装置30のモデル名、設置されている向き等を示す情報が含まれることが好ましい。モデル名は、画像処理装置30内での排紙トレイの位置や操作パネルの位置を認識するために利用する。モデル名に代えてもしくはモデル名と共に画像処理装置30内での排紙トレイの位置や操作パネルの位置を示す情報そのものを設置位置情報に含めてもよい。
画像処理装置30の設置されている向きを示す情報は、たとえば、MFP1とMFP2が隣接配置されている場合であっても、MFP1とMFP2が背中合わせに設置されている場合と横に並べて配置されている場合とでは、MFP2のどの部分にMFP1の検出範囲が重なるかが全く異なるので、重要である。
管理サーバ10が設置位置に関する情報を取得する方法は任意でよい。管理者等が管理サーバ10に登録してもよいし、各画像処理装置30が自装置の向きや位置、モデル名等を管理サーバ10に通知するようにしてもよい。
ネットワーク通信部16は、ネットワーク3を通じて画像処理装置30やユーザ端末5、その他の外部装置とネットワーク3を通じて通信する機能を果たす。
表示部18は各種の操作画面、設定画面等を表示する機能を果たす。表示部18は液晶ディスプレイとそのドライバなどで構成される。操作部17はユーザから各種の操作を受ける機能を果たす。操作部17は、文字、数字、記号等の入力を受けるキーボード等と、表示部18の表示面上に設けられたタッチスクリーンを備えている。タッチスクリーンは、表示部18の表示面がタッチペンや指などで接触操作された座標位置を検出する。もちろん、操作部17を表示部18とは別体としてもよく、操作部17をマウスやキーボード等で構成してもよい。
CPU11は、稼動情報取得部21、検出範囲指示部22としての機能を果たす。稼動情報取得部21は、各画像処理装置30の稼動情報を収集する。隣接配置されている画像処理装置30についてのみ稼動情報を収集するように構成されてもよい。
検出範囲指示部22は、他の画像処理装置30が隣接配置されている一の画像処理装置30に対して設定すべき検出範囲を求め、該検出範囲に設定変更する旨の指示を該一の画像処理装置30にネットワーク通信部16を通じて送信する機能を果たす。このほか、CPU11は、設置位置記憶部15bに記憶されている情報に基づいて、隣接配置されている画像処理装置30を認識する。
図5は、画像処理装置30の概略構成を示すブロック図である。画像処理装置30は、当該画像処理装置30の動作を統括的に制御するCPU31を有している。CPU31にはバスを通じてROM32、RAM33、画像読取部34、自動原稿搬送装置35、画像形成部36、画像処理部37、不揮発メモリ38、ハードディスク装置39、ファクシミリ通信部40、ネットワーク通信部41、操作パネル42などが接続されている。また、画像処理装置30は、自装置内の各部への電源の供給・遮断を制御する電源制御部47を備えている。
CPU31は、OS(Operating System)プログラムをベースとし、その上で、ミドルウェアやアプリケーションプログラムなどを実行する。また、ROM32には、起動プログラム等が格納される。
RAM33は、CPU31がプログラムに基づいて処理を実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリや画像データを格納する画像メモリなどとして使用される。
画像読取部34は、原稿を光学的に読み取って画像データを取得する機能を果たす。画像読取部34は、例えば、原稿に光を照射する光源と、その反射光を受けて原稿を幅方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサと、ライン単位の読取位置を原稿の長さ方向に順次移動させる移動ユニットと、原稿からの反射光をラインイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーなどからなる光学経路と、ラインイメージセンサの出力するアナログ画像信号をデジタルの画像データに変換する変換部などを備えて構成される。
自動原稿搬送装置(ADFとも記す)35は、原稿トレイにセットされた原稿をその最上のものから1枚ずつ順に繰り出して搬送し、画像読取部34の読み取り位置を通過させて所定の排紙位置(原稿排出トレイ)へ排紙する機能を果たす。自動原稿搬送装置35は、原稿台に原稿がセットされたか否かを検出するセンサや原稿排紙トレイから原稿が取り除かれたかを検出するセンサを備えている。
画像形成部36は、画像データに応じた画像を記録紙上に画像形成する機能を果たす。ここでは、記録紙の搬送装置と、感光体ドラムと、帯電装置と、レーザーユニットと、現像装置と、転写分離装置と、クリーニング装置と、定着装置とを有し、電子写真プロセスによって画像形成を行う、所謂、レーザープリンタとして構成されている。画像形成の方式は他の方式でもかまわない。画像形成部36は、印刷した用紙を排紙トレイに排出する。排紙トレイには、印刷物が取り除かれたか否かを検出する印刷物検出センサが設けてある。
画像処理部37は、画像の拡大縮小、回転などの処理のほか、印刷データをイメージデータに変換するラスタライズ処理、画像データの圧縮、伸張処理などを行う。
不揮発メモリ38は、電源をオフにしても記憶内容が破壊されないメモリ(フラッシュメモリ)であり、各種設定情報の保存などに使用される。
ハードディスク装置39は、大容量の不揮発記憶デバイスであり、OSプログラム、ミドルウェア、アプリケーションプログラムなどの各種プログラム、画像ファイル等が格納される。ハードディスク装置23に格納されたプログラムは必要時にRAM33に展開されてCPU31により実行され、当該画像処理装置30の各機能が実現される。
ファクシミリ通信部40は、ファクシミリ機能を備えた外部装置と公衆回線等を通じて画像データを送受信する機能を果たす。
ネットワーク通信部41は、ネットワーク3を通じて管理サーバ10、ユーザ端末5、その他の外部の装置と通信する機能を果たす。
操作パネル42は、操作部43、表示部44、ユーザ検出部45等を備えている。表示部44は、液晶ディスプレイ等で構成され、操作画面、設定画面などの各種の画面を表示する。操作部43は、テンキー、スタート釦、ストップ釦などのハードキー、および液晶ディスプレイの表示面に設けられたタッチスクリーンなどで構成される。
ユーザ検出部45は、設定された検出範囲において人体を検出する。たとえば、ユーザ検出部45は、図6に示すように、略矩形の操作パネル42の外周部を成す4辺のそれぞれに設けられた人感センサ45a〜45dを備えて構成される。人感センサ45a〜45dはそれぞれ操作パネル42の外側に向いた指向性を備えている。人感センサ45a〜45dの感度は個別に調整(増減)することができ、これにより、ユーザ検出部45の検出範囲を任意の形状、任意の広さに調整することができる。
なおユーザ検出部45は、人感センサ45a〜45dに限定されるものではなく、より多くのセンサで、より細かく検出範囲の形状や広さを調整できるように構成されてもよい。ユーザ検出部45は、操作パネル42の周囲以外の場所に設けられてもよい。
また、ユーザ検出部45として、画像処理装置30およびその周囲を撮影するカメラを設置し、該カメラから出力される画像を解析してユーザを検出する構成でもよい。この場合、検出範囲を変更する際に、カメラによる撮影範囲そのものを移動させてもよいし、カメラは検出範囲として設定可能な最大範囲以上の広範囲を常に撮影し、その画像の中の特定の領域をユーザを検出する検出範囲としてもよい。
本発明における検出範囲とは、ユーザの検出が有効にされる範囲である。検出範囲は、実際のカメラの撮影範囲や人感センサが人を検知する範囲と一致する必要はなく、その一部であってもよい。たとえば、ユーザ検出部45によるユーザ検出の有効無効を切り換えることも検出範囲の変更に含まれる。検出を無効することは有効な検出範囲をゼロにする変更ことに相当する。
図7は、検出範囲の変更例を示している。同図(a)は標準範囲、同図(b)は各方向均等に感度を下げて狭くした場合の検出範囲(標準範囲と相似形)、同図(c)は特定の方向だけ感度を下げ場合の検出範囲の例を示している。
画像処理装置30は、検出範囲を以下のような範囲に設定することもできる。たとえば、標準範囲から、隣接配置された画像処理装置30の排紙トレイの部分もしくは排紙トレイの部分と該排紙トレイに載置された印刷物を取り除くユーザの手が通ると想定される範囲を除外した領域を検出範囲とする。また、標準範囲に対して、隣接配置された画像処理装置30の自動原稿搬送装置35の部分もしくは自動原稿搬送装置35の部分と該自動原稿搬送装置35の原稿台に原稿セットしたり原稿排紙トレイから原稿を取り除いたりするユーザの手が通ると想定される範囲を除外した領域を検出範囲とする。このほか、標準範囲から、操作パネル42の部分や、消耗品を交換する際にユーザがアクセスする箇所、紙詰まりの際にユーザがアクセスする箇所など、特定の箇所を除外した範囲に検出範囲を設定変更できる。
検出範囲指示部22は、隣接配置された画像処理装置30同志の位置関係、各画像処理装置30の向き、およびジョブ実行時にユーザがアクセスする所定箇所の画像処理装置30内での位置を示す情報など設置位置記憶部15bに記憶されている設置位置情報に基づいて、隣接配置された画像処理装置30にアクセスするユーザを検出しないように検出範囲を設定する。
前述した図2、図3の例において、MFP2がジョブを受信してからMFP2の排紙トレイから印刷物が取り除かれるまでの間にMFP1の検出範囲を狭くする際に、MFP2の稼動状態の変化に応じてよりきめ細かくMFP1の検出範囲を変更してもよい。
たとえば、印刷ジョブの受信開始からプリント開始前までの期間は、検出範囲を標準範囲に比べて狭い第1範囲に変更し、該印刷ジョブに基づくプリント中は検出範囲を第1範囲より狭い第2範囲に変更し、プリント完了から印刷物が排紙トレイに残っている間(排紙トレイから取り除かれるまでの間)は検出範囲を第2範囲よりさらに狭い第3範囲に設定する。第3範囲は排紙トレイの部分と該排紙トレイに載置された印刷物を取り除くユーザの手が通ると予測される範囲を除外した範囲にする。
また、第3範囲の設定は、排紙トレイに設けた印刷物検出センサが印刷物の除去を検出した後、所定期間が経過するまで継続させる。すなわち、印刷物が排紙トレイから取り除かれたことを印刷物検出センサが検出してから該印刷物を取り除くユーザの手が標準範囲の外に出ると想定される時間の経過を待ってから検出範囲を標準範囲に戻すように制御する。
隣の画像処理装置30が自動原稿搬送装置35を用いて原稿を読み取るジョブを実行する場合も同様に、ジョブの進行に伴う稼動状態の変化に応じて検出範囲を変更する。たとえば、隣接したMFP1とMFP2が共に省電力モードにあるときに、ユーザがMFP2に原稿をセットしてコピージョブを行う場合を考える。MFP2の自動原稿搬送装置35に原稿がセットされたら、MFP1の検出範囲を、MFP2の自動原稿搬送装置35や操作パネル42が検出範囲から除外されるように変更する。
その後、原稿の読み取りが完了すると、MFP1の検出範囲をMFP2の排紙トレイ等を含まない前述の第3範囲に変更する。原稿および印刷物が取り除かれてから所定時間の経過後にMFP1の検出範囲を標準範囲に戻す。
なお、MFP2に原稿セットするユーザをMFP1のユーザ検出部45が検出範囲を狭くする前に誤検出することを防止するために、後述する、近づいて来たユーザの動きから今後のユーザの挙動を予測し、ユーザの手がMFP2の自動原稿搬送装置35や原稿カバーに向かうと予測した時点でMFP1の検出範囲を標準範囲から自動原稿搬送装置35およびその周辺を除外した範囲に狭くするようにすれば、上記の誤検出が防止される。
図8は、管理サーバ10が行う処理を示している。ここでは、他の画像処理装置30が隣接配置されている一の画像処理装置30に着目し、該一の画像処理装置30の検出範囲を制御する場合を例に説明する。図8以降の流れ図の説明では、隣接配置された他の画像処理装置30を隣接装置とし、着目している一の画像処理装置30を着目装置とする。また、初期状態では、着目装置は省電力モードの状態であってジョブを受けていないものとする。
管理サーバは、着目装置に対して検出範囲を標準範囲に設定するように指示する(ステップS101)。次に管理サーバ10は、稼動情報取得部21が取得した隣接装置の稼動状態情報に基づいて、隣接装置が稼動中か否かを判断する(ステップS102)。ここで、稼動中とは通常モードの状態と省電力モードでジョブを受信した状態のいずれかにある場合をいうものとする。
隣接装置が稼動中でなければ(ステップS102;No)、管理サーバ10は、稼動情報取得部21が着目装置から取得した稼動状態情報に基づいて着目装置が稼動中か否かを判断し(ステップS103)、着目装置が稼動中でなければ(ステップS103;No)、ステップS102に戻る。管理サーバ10は、着目装置が稼動中ならば(ステップS103;Yes)、着目装置が稼動終了(稼動中の状態を脱した状態)になるのを待ち(ステップS109;No)、着目装置が稼動終了になったら(ステップS109;Yes)、ステップS101に戻る。
管理サーバ10は、隣接装置が稼動中ならば(ステップS102;Yes)、稼動情報取得部21が取得した稼動状態情報に基づいて、隣接装置の稼動内容(稼動中の詳細な状態)を確認する(ステップS104)。管理サーバ10は、該確認の結果(隣接装置の稼動内容)に応じて着目装置の検出範囲をどのように狭くするかを決定し、該決定した範囲に検出範囲を変更するように着目装置に指示する(ステップS105)。
その後、管理サーバ10は、稼動情報取得部21が取得した着目装置に関する最新の稼動状態情報に基づいて着目装置が稼動中か(特に、省電力モード中に印刷ジョブ等を受信したか)否かを確認する(ステップS106)。着目装置が稼動中でなければ(ステップS106;No)、管理サーバ10は、隣接装置が稼動終了となったか否かを判断し(ステップS107)、稼動終了でなく稼動中の状態が継続しているならば(ステップS107;No)、ステップS104に戻って処理を継続する。管理サーバ10は、隣接装置が稼動終了になった場合は(ステップS107;Yes)、ステップS101に戻って処理を継続する。
管理サーバ10は、着目装置が稼動中の場合は(ステップS105;Yes)、着目装置の検出範囲を標準範囲に戻すように着目装置に指示し(ステップS108)、ステップS109に移行して処理を継続する。
着目装置や隣接装置が稼動中において実行するジョブは、印刷ジョブに限定されず、スキャンジョブ、コピージョブ、FAXジョブ等、任意のジョブでよい。
図9は、隣接装置が稼動中に実行するジョブが印刷ジョブの場合における図8のステップS105の詳細を示している。図9の処理では、印刷ジョブの受信、プリント動作開始、プリント出力終了、排出トレイから用紙除去といった一連の過程において、着目装置の検出範囲をそれぞれ最適範囲に調整する。
管理サーバ10は、図8のステップS104で隣接装置から取得した稼動状態情報に基づいて隣接装置の稼動内容を解析する(ステップS201)。解析の結果、隣接装置がプリントデータ(印刷ジョブ)の受信中であれば(ステップS202;Yes)、管理サーバ10は、着目装置に検出範囲を標準範囲に設定するように指示して(ステップS203)、本処理を終了する。
管理サーバ10は、隣接装置がプリントデータ(印刷ジョブ)の受信中でなければ(ステップS202;No)、隣接装置が印刷ジョブに係る印刷の開始状態にあるか否かを判断する(ステップS204)。隣接装置が印刷ジョブに係る印刷の開始状態にある場合は(ステップS204;Yes)、管理サーバ10は、着目装置に検出範囲を標準範囲の80%に設定するように指示して(ステップS205)、本処理を終了する。隣接装置に印刷ジョブを送信して印刷を行わせたユーザが隣接装置に早目に到着する可能性を考慮して検出範囲を80%に狭めている。
管理サーバ10は、隣接装置が印刷ジョブに係る印刷の開始状態でなければ(ステップS204;No)、隣接装置が印刷ジョブに係る印刷物の出力中(排紙トレイに排出中)であるか否かを判断する(ステップS206)。隣接装置が印刷ジョブに係る印刷物を出力中ならば(ステップS206;Yes)、管理サーバ10は、着目装置に検出範囲を標準範囲の60%に設定するように指示して(ステップS207)、本処理を終了する。隣接装置にユーザが到着した際の誤検出を回避できるように予め検出範囲を標準範囲の60%とさらに狭くする。
管理サーバ10は、隣接装置が印刷ジョブに係る印刷物の出力中(排紙トレイに排出中)でなければ(ステップS206;No)、隣接装置が印刷ジョブに係る印刷を終了してから一定時間内にあるか否かを判断する(ステップS208)。隣接装置が印刷ジョブに係る印刷を終了してから一定時間内にある場合は(ステップS208;Yes)、管理サーバ10は、着目装置に検出範囲を標準範囲の30%(最小範囲)に設定するように指示して(ステップS209)、本処理を終了する。検出範囲を大幅に狭くすることで、隣接装置にユーザが到着し、排出トレイから印刷物を取り出す際の誤検出を防止する。
管理サーバ10は、隣接装置が印刷ジョブに係る印刷を終了してから一定時間が経過している場合は(ステップS208;No)、排紙トレイに印刷物が残ったまま放置状態にあるか否かを判断する(ステップS210)。隣接装置に印刷物が放置されている場合は(ステップS210;Yes)、管理サーバ10は、着目装置に検出範囲を標準範囲の50%に設定するように指示して(ステップS211)、本処理を終了する。隣接装置の排出トレイに載置されている印刷物をユーザが長時間取りに来ない場合に、着目装置側の検出範囲を最小範囲から1段広げることで、使い勝手の向上を図る。
隣接装置が上記放置状態にない場合は(ステップS210;No)、管理サーバ10は、着目装置に検出範囲を標準範囲に設定するように指示して(ステップS212)、本処理を終了する。
図10は、図8のステップS105の他の処理例の詳細を示している。図10の処理では、隣接装置の排紙トレイに印刷物が残っている状態でユーザが該印刷物を排紙トレイから取り出す際の手の挙動(軌道)を複数の人感センサ等の検出状態から算出し、待機中の着目装置の検出範囲を調整する。たとえば、隣接装置で印刷が終了してから長時間、印刷物が放置されている状態でユーザが近づいて来たような場合に図10の処理は有効である。
管理サーバ10は、図8のステップS104で隣接装置から取得した稼動状態情報に基づいて該隣接装置の稼動内容を解析する(ステップS301)。解析の結果、隣接装置がユーザの接近を検出していない場合は(ステップS302;No)、管理サーバ10は、着目装置に検出範囲を標準範囲に設定するように指示して(ステップS303)、本処理を終了する。
管理サーバ10は、隣接装置にユーザが接近している場合は(ステップS302;Yes)、隣接装置の排紙トレイに印刷物が載置されているか否かを判断する(ステップS304)。隣接装置の排紙トレイに印刷物が載置されていない場合は(ステップS304;No)、管理サーバ10は、着目装置に検出範囲を標準範囲の80%に設定するように指示して(ステップS305)、本処理を終了する。隣接装置に近づいたユーザの振る舞いを考慮し検出範囲を狭める。
管理サーバ10は、隣接装置の排紙トレイに印刷物が載置されている場合は(ステップS304;Yes)、隣接装置が有する複数のセンサの検出状態から今後のユーザの手の挙動(軌道)が特定される(予測できる)か否かを判断する(ステップS306)。たとえば、隣接装置の正面から近づいて来たユーザの手が隣接装置の右部分に向かって移動していることを検出した場合、隣接装置の右部分にある操作箇所、たとえば、排紙トレイが隣接装置の右部分にあれば、ユーザの手が排紙トレイに向かっていると判断する。
今後のユーザの手の挙動(軌道)を特定できない場合は(ステップS306;No)、管理サーバ10は、着目装置に検出範囲を標準範囲の60%に設定するように指示して(ステップS307)、本処理を終了する。検出範囲を標準範囲の60%に設定することで、今後のユーザの手の挙動を特定出来ない条件下での誤検出を少なくする。
管理サーバ10は、今後のユーザの手の挙動(軌道)を特定できる場合は(ステップS306;Yes)、特定したユーザの手の挙動(軌道)が着目装置の近くを通るか否かを判断する(ステップS308)。予測されるユーザの手の挙動が着目装置の近くを通らない場合は(ステップS308;No)、管理サーバ10は、着目装置に検出範囲を標準範囲の50%に設定するように指示して(ステップS309)、本処理を終了する。着目装置の検出範囲を標準範囲の50%に設定することで、ユーザが隣接装置の排出トレイから印刷物を取り出す際の誤検出の防止と、着目装置の使い勝手確保の調和を図る。
管理サーバ10は、予測されるユーザの手の挙動が着目装置の近くを通る場合は(ステップS308;Yes)、着目装置に検出範囲を標準範囲の30%に設定するように指示して(ステップS310)、本処理を終了する。隣接装置のユーザが着目装置に対し至近距離で操作している状態なので、着目装置の検出範囲を標準範囲の30%(最小範囲)に設定することで、ユーザが隣接装置の排紙トレイから印刷物を取り出す動作の誤検出を防止する効果を最大にする。
なお、検出の感度を変更するだけではなく、ユーザの手が通ると予測した領域が検出範囲外になるように検出範囲の形状を変更してもよい。
隣接装置に近づいてきユーザがある場合に、そのユーザの手の挙動を複数のセンサ等で検出して今後の手の挙動を予測し、その予測した手の挙動(軌道)が除外されるように着目装置の検出範囲を変更する方法の使用は、排紙トレイに印刷物が残っている場合に限定されない。たとえば、隣接装置に近づいて来たユーザの手が隣接装置の自動原稿搬送装置35に向かっていることが予測できた場合には、隣接装置の自動原稿搬送装置35が検出範囲外になるように着目装置の検出範囲を設定すればよい。また、隣接装置に近づいて来たユーザの手が隣接装置の操作パネル42に向かっていることが予測できた場合には、隣接装置の操作パネル42が検出範囲外になるように着目装置の検出範囲を設定すればよい。
図11は、図8のステップS105で行う他の処理例の詳細を示している。図11の処理では、隣接装置をユーザが操作する箇所や隣接装置の消耗品の残量や紙詰まりの発生具合等の状態に応じて、着目装置の検出範囲を調整する。ここでは、隣接装置は、稼動情報として、自装置の操作パネル42をユーザが操作中か否か、自動原稿搬送装置35や原稿カバーをユーザが操作中か否か、消耗品の残量、紙つまりの有無やその場所に関する情報を管理サーバ10に通知する。
管理サーバ10は、図8のステップS104で隣接装置から取得した稼動状態情報に基づいて該隣接装置の稼動内容を解析する(ステップS401)。解析の結果、隣接装置がユーザの接近を検出していない場合は(ステップS302;No)、管理サーバ10は、着目装置に検出範囲を標準範囲に設定するように指示して(ステップS303)、本処理を終了する。
管理サーバ10は、隣接装置にユーザが接近している場合は(ステップS402;Yes)、ユーザが隣接装置の操作パネル42を操作中か否かを判断する(ステップS404)。隣接装置の操作パネル42をユーザが操作中の場合(ステップS404;Yes)、管理サーバ10は、着目装置に標準範囲から隣接装置の操作パネル42およびその付近を除外した範囲を検出範囲に設定するように指示して(ステップS405)、本処理を終了する。隣接装置の操作パネル42を検出範囲外にすることで、隣接装置の操作パネル42を操作するユーザの動作を着目装置が誤検出することを防止する。
管理サーバ10は、隣接装置の操作パネル42をユーザが操作中でない場合は(ステップS404;No)、ユーザが隣接装置の自動原稿搬送装置35や原稿カバーを操作中か否かを判断する(ステップS406)。隣接装置の自動原稿搬送装置35や原稿カバーをユーザが操作中の場合(ステップS406;Yes)、管理サーバ10は、着目装置に標準範囲から隣接装置の自動原稿搬送装置35や原稿カバーおよびその付近を除外した範囲を検出範囲に設定するように指示して(ステップS407)、本処理を終了する。隣接装置に近づいたユーザの振る舞いを考慮して検出範囲を狭める。隣接装置の自動原稿搬送装置35や原稿カバーを検出範囲外にすることで、隣接装置の自動原稿搬送装置35や原稿カバーを操作するユーザの動作を着目装置が誤検出することを防止する。
管理サーバ10は、ユーザが隣接装置の自動原稿搬送装置35や原稿カバーを操作中でない場合は(ステップS406;No)、隣接装置が消耗品切れの状態か否かを判断する(ステップS408)。隣接装置が消耗品切れの状態ならば(ステップS408;Yes)、管理サーバ10は、着目装置に標準範囲からその消耗品の交換の際にユーザが操作する箇所およびその付近を除外した範囲を検出範囲に設定するように指示して(ステップS409)、本処理を終了する。隣接装置の該当する消耗品の交換・補充の際に操作する部分を検出範囲外にすることで、隣接装置で消耗品の交換・補充をするユーザの動作を着目装置が誤検出することを防止する。
管理サーバ10は、隣接装置が消耗品切れの状態でない場合は(ステップS408;No)、隣接装置で紙詰まりが発生しているか否かを判断する(ステップS410)。隣接装置で紙詰まりが発生している場合は(ステップS410;Yes)、管理サーバ10は、着目装置に標準範囲からその紙詰まりを解消するために操作する箇所およびその付近を除外した範囲を検出範囲に設定するように指示して(ステップS411)、本処理を終了する。隣接装置で紙詰まりを解消するためにユーザが操作する箇所を検出範囲外に設定することで、隣接装置で紙詰まりを除去する作業を行うユーザを着目装置が誤検出することが防止される。
管理サーバ10は、隣接装置で紙詰まりが発生していない場合は(ステップS410;No)、隣接装置に、操作パネル、自動原稿搬送装置35や原稿カバー、消耗品を交換するために操作する箇所および紙詰まりを解除するために操作する箇所以外でユーザが操作し得る箇所を標準範囲から除外した範囲を検出範囲に設定するように指示して(ステップS412)、本処理を終了する。想定されるユーザの操作箇所を検出範囲外に設定することで、隣接装置を操作するユーザの動作を着目装置が誤検出することが防止される。
なお、図11の処理においても、隣接装置に近づいてきユーザの手の挙動を複数のセンサ等で検出し、今後の手の挙動を予測する方法を採用するとよい。すなわち、隣接装置の操作パネルがユーザによって実際に操作される前に、隣接装置の操作パネルが操作されるか否かを判断して着目装置の検出範囲から隣接装置の操作パネルを除外する。図11のステップS404における「操作パネルは操作中か」との判断を「ユーザの挙動から操作パネルの操作が予測されるか」とすればよい。ステップS406、S408、S410においても同様に予測で判断すればよい。
このように、第1の実施の形態に係る画像形成システム2では、他の画像処理装置30が隣接配置された画像処理装置30が隣接配置された他の画像処理装置30を操作するユーザを誤検出して省電力モードから通常モードに無駄に復帰することが防止される。また、隣接配置された他の画像処理装置30の稼動状態に応じて、該他の画像処理装置30が隣接配置された画像処理装置30のユーザ検出部45の検出範囲を狭くするので、省電力モードにおいて常に検出範囲を標準範囲にする場合に比べて、検出に要する消費電力を少なくすることができる。
また、管理サーバ10で一括して各画像処理装置30の検出範囲を制御するので、個々の画像処理装置30にハードウェア及びソフトウェアに負担をあまり掛けることなく、他の画像処理装置30が隣接配置された画像処理装置30の検出範囲を、隣接配置された他の画像処理装置30の稼動状態に応じて変更する制御を実現することができる。
次に本発明の第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態では、管理サーバ10を設けず、管理サーバ10が行っていた判断をそれぞれの画像処理装置30が行う。第2の実施の形態におけるシステム構成は図1において管理サーバ10がないものでよい。
図12は、第2の実施の形態における画像処理装置30Bの概略構成を示すブロック図である。第1の実施の形態で示した画像処理装置30と同一構成の部分には同一の符号を付してその説明は省略する。
画像処理装置30BのCPU31は、稼動状態情報通知部55、稼動状態情報取得部56、検出範囲設定部57の機能を果たす。稼動状態情報通知部55は、隣接配置された他の画像処理装置30Bに自装置の稼動状態を表す稼動状態情報を通知する。稼動状態情報取得部56は隣接配置された他の画像処理装置30Bから稼動状態情報を取得する。検出範囲設定部57は、自装置のユーザ検出部45の検出範囲を変更する。検出範囲設定部57は管理サーバ10における検出範囲指示部22と同様の処理を自装置のユーザ検出部45に対して行う。
第2の実施の形態では、各画像処理装置30は、たとえば、ネットワーク3を通じて各画像処理装置30にそれぞれの位置や向き、モデル名を問い合わせして取得し、自装置の位置、向き、モデル名と比較することで、自装置に隣接配置された画像処理装置30および自装置との位置関係を認識する。近接無線通信等を利用して近くの画像処理装置30を認識してもよい。
第2の実施の形態では、たとえば、図2に示すように、MFP1とMFP2が隣接配置されている状況では、次の様に検出範囲の制御が行われる。当初、隣接配置されたMFP1、MFP2は共に省電力モードの状態にあり、検出範囲はいずれも標準範囲に設定されているものとする。この状態でMFP2がネットワーク3を介してユーザ端末5から印刷ジョブを受信すると、MFP2は、自装置の稼動状態として、印刷ジョブを受信中である(あるいは受信した)ことをMFP1に通知する。
この通知を受けたMFP1の検出範囲設定部57は、自装置のユーザ検出部45の検出範囲D1を標準範囲より狭い範囲に変更する。MFP2は、受信した印刷ジョブを実行すると共に、稼動状態が変化する毎に自装置の稼動状態をMFP2に通知する。MPF1は、MFP2から印刷物の取り除きが完了した旨の通知を受けると、検出範囲D1を標準範囲に戻す。
その他、第1の実施の形態で管理サーバ10が行った制御(図8〜図11に示す制御等)と同様に検出範囲設定部57は自装置のユーザ検出部45の検出範囲を制御する。
第2の実施の形態の画像処理装置30Bにおいても、第1の実施の形態と同様に、隣接配置された画像処理装置30Bを操作するユーザを誤検出して省電力モードから通常モードに無駄に復帰することが防止される。また、隣接配置された画像処理装置30Bの稼動状態に応じて自装置のユーザ検出部45の検出範囲を狭くするので、省電力モードにおいて常に検出範囲を標準範囲にする場合に比べて、検出に要する消費電力を少なくすることができる。
また、第2の実施の形態では、専用のサーバを設けることなく上記の機能を実現することができる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
実施の形態では、隣接配置された画像処理装置30が1台の例を用いて説明したが、たとえば、MFP1に対して、MFP2とMFP3の2台が隣接配置されているような場合についても本発明は適用される。MFP2、MFP3の稼動状態に基づいて、MFP1の検出範囲を変更すればよい。
省電力モードは、消費電力の異なる複数のレベルが存在してもよい。この場合、ユーザ検出部45による復帰の検出は、最も消費電力の少ないレベルの省電力モードから他のレベルに復帰する場合に使用することが好適である。
2…画像形成システム
3…ネットワーク
5…ユーザ端末
10…管理サーバ
11…CPU
12…ROM
13…RAM
14…不揮発メモリ
15…ハードディスク装置
15b…設置位置記憶部
16…ネットワーク通信部
17…操作部
18…表示部
21…稼動情報取得部
22…検出範囲指示部
30…画像処理装置
31…CPU
32…ROM
33…RAM
34…画像読取部
35…自動原稿搬送装置
36…画像形成部
37…画像処理部
38…不揮発メモリ
39…ハードディスク装置
40…ファクシミリ通信部
41…ネットワーク通信部
42…操作パネル
43…操作部
44…表示部
45…ユーザ検出部
45a〜45d…人感センサ
47…電源制御部
51…稼動状態通知部
52…検出範囲変更部
55…稼動状態情報通知部
56…稼動状態情報取得部
57…検出範囲設定部

Claims (21)

  1. ユーザを検出するユーザ検出部を備え、前記ユーザ検出部がユーザを検出したことに基づいて第1電力モードより消費電力が少ない省電力モードから前記第1電力モードに復帰する複数の画像処理装置とネットワークを介して通信可能に接続された管理装置であって、
    隣接配置された前記画像処理装置を認識可能な情報を記憶する記憶部と、
    前記画像処理装置の稼動状態を示す情報を取得する稼動状態情報取得部と、
    前記画像処理装置に前記ユーザ検出部の検出範囲の設定変更を指示する検出範囲指示部と、
    を有し、
    前記検出範囲指示部は、他の画像処理装置が隣接配置された一の画像処理装置が有する前記ユーザ検出部の検出範囲を、前記一の画像処理装置に隣接配置された他の画像処理装置の稼動状態に基づいて設定変更する
    ことを特徴とする管理装置。
  2. 前記検出範囲指示部は、前記隣接配置された他の画像処理装置が前記第1電力モードのときは、前記一の画像処理装置の前記ユーザ検出部の検出範囲を、通常の範囲より狭く設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
  3. 前記検出範囲指示部は、前記隣接配置された他の画像処理装置がジョブを実行するときは、前記一の画像処理装置が有する前記ユーザ検出部の検出範囲を、通常の範囲より狭く設定すると共に、前記隣接配置された他の画像処理装置が実行するジョブの種類に応じて前記検出範囲の場所を切り換える
    ことを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
  4. 前記検出範囲指示部は、前記隣接配置された他の画像処理装置の稼動状態が印刷ジョブの受け付けから該印刷ジョブに係る印刷物が排紙トレイから取り除かれるまでの印刷ジョブ実行期間にあるときは、前記一の画像処理装置が有する前記ユーザ検出部の検出範囲を通常の範囲より狭く設定し、前記印刷物が前記排紙トレイから取り除かれた後に、前記検出範囲を前記通常の範囲に戻す
    ことを特徴とする請求項1または3に記載の管理装置。
  5. 前記検出範囲指示部は、前記印刷ジョブ実行期間のうち、前記印刷ジョブに基づくプリントを開始するまでは前記検出範囲を第1範囲とし、前記印刷ジョブに基づくプリント中は前記検出範囲を前記第1範囲より狭い第2範囲とし、前記印刷ジョブに基づくプリント完了から前記印刷ジョブに係る印刷物が前記排紙トレイから取り除かれるまでもしくは取り除かれてから所定時間が経過するまでの間は前記検出範囲を前記第2範囲より狭い第3範囲に設定する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の管理装置。
  6. 前記検出範囲指示部は、前記隣接配置された他の画像処理装置の稼動状態が自動原稿搬送装置を用いたスキャナによる原稿の読み取り動作を含む読み取りジョブの受け付けから該読み取りジョブに係る原稿が前記自動原稿搬送装置の排紙部から取り除かれるまでの読み取りジョブ実行期間にあるときは、前記一の画像処理装置が有する前記ユーザ検出部の検出範囲を通常の範囲より狭く設定し、前記原稿が前記自動原稿搬送装置の排紙部から取り除かれたら、前記検出範囲を前記通常の範囲に戻す
    ことを特徴とする請求項1または3に記載の管理装置。
  7. 前記ユーザ検出部は、検出範囲内でのユーザの位置を検出し、
    前記検出範囲指示部は、前記一の画像処理装置に隣接配置された画像処理装置のユーザ検出部が検出するユーザの位置の変化に基づいて、該ユーザの今後の動きを予測し、前記一の画像処理装置の検出範囲を、前記予測した領域を含まない範囲に設定する
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載の管理装置。
  8. 前記検出範囲指示部は、前記一の画像処理装置がジョブを受け付けたときは、前記一の画像処理装置が有する前記ユーザ検出部の検出範囲を前記隣接配置された他の画像処理装置の稼動状態に係らず、前記一の画像処理装置の稼動状態に応じて設定する
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1つに記載の管理装置。
  9. 前記記憶部に記憶される情報は、隣接配置された画像処理装置同志の位置関係、各画像処理装置の向き、およびジョブ実行時にユーザがアクセスする所定箇所の画像処理装置内での位置を示す情報含み、
    前記検出範囲指示部は、前記一の画像処理装置が有する前記ユーザ検出部の検出範囲を通常の範囲より狭く設定する際に、前記記憶部に記憶されている情報に基づいて、前記隣接配置された画像処理装置にアクセスするユーザを検出しないように前記検出範囲を設定する
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1つに記載の管理装置。
  10. ネットワークを介して通信可能な情報処理装置を、請求項1乃至9のいずれか1つに記載の管理装置として機能させるプログラム。
  11. ユーザを検出するユーザ検出部を備え、前記ユーザ検出部がユーザを検出したことに基づいて第1電力モードより消費電力が少ない省電力モードから前記第1電力モードに復帰する画像処理装置であって、
    自装置に隣接配置された他の画像処理装置の稼動状態を示す情報を取得する稼動状態情報取得部と、
    前記ユーザ検出部の検出範囲の設定変更する検出範囲設定部と、
    を有し、
    前記検出範囲設定部は、前記ユーザ検出部の検出範囲を、自装置に隣接配置された他の画像処理装置の稼動状態に基づいて設定変更する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  12. 前記検出範囲設定部は、前記隣接配置された他の画像処理装置が前記第1電力モードのときは、前記ユーザ検出部の検出範囲を、通常の範囲より狭く設定する
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。
  13. 前記検出範囲設定部は、前記隣接配置された他の画像処理装置がジョブを実行するときは、前記ユーザ検出部の検出範囲を、通常の範囲より狭く設定すると共に、前記隣接配置された他の画像処理装置が実行するジョブの種類に応じて前記検出範囲の場所を切り換える
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。
  14. 自装置の稼動状態を示す情報を他の画像処理装置に通知する稼動状態情報通知部をさらに有する
    ことを特徴とする請求項11乃至13のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  15. ユーザを検出するユーザ検出部を備えた画像処理装置を、請求項11乃至14のいずれか1つに記載の画像処理装置として機能させるプログラム。
  16. ユーザを検出するユーザ検出部を備え、前記ユーザ検出部がユーザを検出したことに基づいて第1電力モードより消費電力が少ない省電力モードから前記第1電力モードに復帰する複数の画像処理装置と、前記画像処理装置が有する前記ユーザ検出部の検出範囲を管理する管理装置と、を有する画像処理システムであって、
    前記画像処理装置は、
    自装置の稼動状態を前記管理装置に通知する稼動状態通知部と、
    前記管理装置からの指示に基づいて前記ユーザ検出部の検出範囲を変更する検出範囲変更部と、
    を備え、
    前記管理装置は、
    隣接配置された前記画像処理装置を認識可能な情報を記憶する記憶部と、
    前記画像処理装置の稼動状態を示す情報を取得する稼動状態情報取得部と、
    前記画像処理装置に前記ユーザ検出部の検出範囲の設定変更を指示する検出範囲指示部と、
    を有し、
    前記検出範囲指示部は、他の画像処理装置が隣接配置された一の画像処理装置が有する前記ユーザ検出部の検出範囲を、前記一の画像処理装置に隣接配置された他の画像処理装置の稼動状態に基づいて設定変更する
    ことを特徴とする画像処理システム。
  17. 前記検出範囲指示部は、前記隣接配置された他の画像処理装置が前記第1電力モードのときは、前記一の画像処理装置の前記ユーザ検出部の検出範囲を、通常の範囲より狭く設定する
    ことを特徴とする請求項16に記載の画像処理システム。
  18. 前記検出範囲指示部は、前記隣接配置された他の画像処理装置がジョブを実行するときは、前記一の画像処理装置が有する前記ユーザ検出部の検出範囲を、通常の範囲より狭く設定すると共に、前記隣接配置された他の画像処理装置が実行するジョブの種類に応じて前記検出範囲の場所を切り換える
    ことを特徴とする請求項16に記載の画像処理システム。
  19. 稼動情報取得部が、ユーザを検出するユーザ検出部を備え、前記ユーザ検出部がユーザを検出したことに基づいて第1電力モードより消費電力が少ない省電力モードから前記第1電力モードに復帰する一の画像処理装置に隣接配置された他の画像処理装置の稼動状態を示す情報を取得する稼動情報取得ステップと、
    検出範囲変更部が、前記稼動情報取得部が取得した情報に基づいて、前記一の画像処理装置が有する前記ユーザ検出部の検出範囲を、前記一の画像処理装置に隣接配置された他の画像処理装置の稼動状態に基づいて設定変更する検出範囲変更ステップと、
    を有する
    ことを特徴とするユーザ検出範囲変更方法。
  20. 前記稼動情報取得部は、前記検出範囲変更ステップにおいて、前記隣接配置された他の画像処理装置が前記第1電力モードのときは、前記一の画像処理装置の前記ユーザ検出部の検出範囲を、通常の範囲より狭く設定する
    ことを特徴とする請求項19に記載のユーザ検出範囲変更方法。
  21. 前記稼動情報取得部は、前記検出範囲変更ステップにおいて、前記隣接配置された他の画像処理装置がジョブを実行するときは、前記一の画像処理装置が有する前記ユーザ検出部の検出範囲を、通常の範囲より狭く設定すると共に、前記隣接配置された他の画像処理装置が実行するジョブの種類に応じて前記検出範囲の場所を切り換える
    ことを特徴とする請求項19に記載のユーザ検出範囲変更方法。
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