JP2018097440A - アプリケーションの制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者の所持する携帯端末が、ある施設で通信可能になると、当該施設に最適となるアプリケーションを構築できる、アプリケーションの制御装置を、提供する。【解決手段】本発明のアプリケーションの制御装置は、アプリケーションソフトウェアを構成可能な複数の機能モジュールを記憶する記憶部と、施設を管理するサーバーと通信可能な通信部と、通信部の通信により、施設がいずれの施設であるかを認識する認識部と、認識部で認識された施設(以下、「認識施設」)に適した最適アプリケーションソフトウェアを構成する構成部と、を備え、構成部は、複数の機能モジュールのうち、必要な機能モジュールを組み合わせて、最適アプリケーションソフトウェアを構成する。【選択図】図4

Description

本発明は、使用者の状況に合わせてアプリケーションソフトウェアをカスタマイズして使用可能にする、アプリケーションの制御装置に関する。
近年、スマートフォンやタブレット端末などの携帯端末が非常に普及している。多くの人が、これらの携帯端末を所持して、通信やアプリケーションソフトウェアの機能を享受している。また、これらの携帯端末の機能や性能は年々向上しており、従来では考えられなかったような機能を発揮できるようになっている。この機能向上に伴って、携帯端末には、様々なアプリケーションソフトウェアが備わるようになってきている。
ここで、スマートフォンやタブレット端末などの携帯端末は、使用者の必要性や嗜好に応じて、種々のアプリケーションソフトウェア(以下、必要に応じて「アプリケーション」という)がインストールされて使用される。アプリケーションソフトウェアがインストールされると、携帯端末の表示画面に、アイコンが登録される。使用者は、このアイコンを起動することで、アイコンに対応するアプリケーションを起動することができる。
アプリケーションには、様々な種類や用途があり、使用者は、必要に応じていずれかのアプリケーションを選択して使用する。携帯端末の表示画面に並んでいる複数のアイコンから、使用者は目的とするアプリケーションのアイコンを選択する。
使用者がこのような高機能の携帯端末を所持するようになっていることで、これらの携帯端末にアプリケーションをインストールさせて、顧客サービスを提供する企業等も増えてきている。例えば、レストラン等であれば、店舗の地図、メニュー、特典などを通知できるアプリケーションを携帯端末にインストールさせることができる。店舗において、使用者が携帯端末にアプリケーションをダウンロードしてインストールすることで、この店舗専用のアプリケーションが携帯端末において使用可能となる。
あるいは、店舗において携帯端末に自動的にアプリケーションのインストールが通知されて、使用者の許諾等を踏まえて、アプリケーションが携帯端末にインストールされる。この場合にも、店舗専用のアプリケーションが携帯端末で使用可能となる。
このように、最近では使用者が自らの希望や要望に基づいてアプリケーションを携帯端末にインストールするだけでなく、アプリケーションを通じて使用者に便益を提供する供給者(店舗、企業、団体、公的団体など)が、携帯端末に自身のアプリケーションをインストールさせることが多くなってきている。店舗であれば、自身の店舗に関する情報(地図、メニュー、特典)などを、アプリケーションを通じて使用者に通知できる。企業であれば、自身の企業情報を通知でき、団体であれば、その団体についての略歴や目標などを通知できる。
これらの通知は、アプリケーションが携帯端末にインストールされていることで、供給者が、適宜使用者に行える。情報が更新されても、アプリケーションを通じて、携帯端末に通知できる。使用者は、携帯端末の表示画面にあるアイコンの起動のみで、これらの情報を得ることのできる便利さもある。供給者は、自身の営業活動を広げるために、より広い使用者に、自身のアプリケーションをインストールしてもらおうと努力をする。
このように、携帯端末の普及と性能向上に伴って、使用者の携帯端末には多くの供給者のアプリケーションがインストールされた状態になっている。このため、多くのアイコンが、表示画面に表示されている状態である。
このような供給者の提供するアプリケーションを始めとしたアプリケーションを、携帯端末にスムーズにインストールする技術も提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2014−112966号公報 特開2013−105477号公報
特許文献1は、携帯端末100がそれのアクセサリ用のアプリケーションを通信ネットワークから入手するための方法および装置が提供される。携帯端末100は、アクセサリとの接続に応答してアクセサリ識別情報を携帯端末内の処理装置125に与えるアクセサリ・インタフェース110を備える。処理装置125は、アクセサリ・アプリケーションの照会を、携帯端末100内のアクセサリ・アプリケーション・メモリ135に対して行う。メモリ135は、格納アプリケーションに関する情報を提供する。格納アプリケーションの状態が不適切であると情報が示す場合には、処理装置125がアプリケーションの要求をネットワークに対して行う携帯端末を開示する。
特許文献2は、携帯端末1は、中継装置2に対しオンラインの場合とオフラインの場合における自携帯端末1に保存されているプログラムの使用実績を記憶する。そして携帯端末1はオンラインとオフラインの何れにおいても使用実績の無いプログラムを削除し、オンラインの場合のみ使用実績のあるプログラムをオフライン時に削除する。携帯端末1はサービスエリア5内に移動すると、中継装置2からプログラムの一覧を示すプログラムリストを取得し、オンラインのみ使用実績のあるプログラムと新規のプログラムのみ指定して取得、保存し、オンライン時に使用実績のあるプログラムを実行する携帯端末システムを、開示する。
このような技術が発達している状況で、多くの供給者が使用者の携帯端末に自身のアプリケーションをインストールさせるようになってきている。このとき、異なる供給者であるが、同様態様の供給者のそれぞれからアプリケーションのインストールがなされることがある。例えば、複数の異なる飲食店のそれぞれから、飲食店のアプリケーションがインストールされる。あるいは、複数の異なる宿泊施設のそれぞれから、宿泊施設のアプリケーションがインストールされる。
供給者は、使用者に便利を与えつつ、自身の営業活動として、自身のアプリケーションを多くの使用者に使用してもらいたいからである。
同様態様の供給者からインストールが促されるアプリケーションは、その内容が似ていることが多い。例えば、宿泊施設AからのアプリケーションAは、ホテルの地図、館内案内、観光マップ、テレビ情報、ビデオオンデマンド(VOD)操作、精算操作などの内容を含んでいる。一方、宿泊施設BからのアプリケーションBも、ホテルの地図、館内案内、観光マップ、テレビ情報、ビデオオンデマンド(VOD)操作、精算操作などの内容を含んでいる。部分的に異なる内容が含まれていたり、同じ内容でもその詳細が異なったりなどの点はあっても、総じて似ていることが多い。
これは、同様態様であることから、供給者にとって提供したい情報が似ていることによる。あるいは、供給者が自身のアプリケーションを外注で製作している場合には、外注業者が他の同様態様の供給者のものを参考にして製作するので、結果として似てしまうことがあるからである。
一方で、使用者は異なる宿泊施設や飲食店に行くたびに、それぞれの供給者紹介のアプリケーションをインストールすることになってしまう。この結果、多くの似たような内容のアプリケーションが、携帯端末にインストールされた状態となってしまうからである。
同一内容の多数のアプリケーションが携帯端末にインストールされると、使用者は、アプリケーションの管理において煩雑となる。多くのアイコンが表示画面に並ぶことになり、使用における不便さや、管理の煩雑さも生じる。あるいは、携帯端末のメモリを消費してしまう問題がある。もちろん、管理に加えて、インストールや更新などの不便もある。
また、使用においても、同じような内容のアプリケーションが多数あることで、あるべき場所で最適なアプリケーションを使用することが難しい問題があった。例えば、宿泊施設Aに宿泊している場合には、宿泊施設Aで提供されたアプリケーションAを使用すべきである。しかしながら、似たようなアプリケーションのアイコンが並んでいることで、使用者は、間違えて宿泊施設BのアプリケーションBを起動したり操作したりしてしまうことがある。
特許文献1は、携帯端末へのアプリケーションのインストールを容易にする技術であるが、インストールが容易となっても、上述したような、似たアプリケーションが多数インストールされてしまう問題は残っている。特許文献2は、より厳選したアプリケーションをインストールする技術であるが、同業の供給者からのアプリケーションは、このようなアルゴリズムで処理できず、やはり多くのアプリケーションが携帯端末にインストールされてしまう状況は変わらない。
このように従来技術においては、同様態様の複数の供給者から、類似した多数のアプリケーションが、携帯端末にインストールされてしまう問題があった。
本発明は、これらの課題に鑑み、使用者の所持する携帯端末が、ある施設で通信可能になると、当該施設に最適となるアプリケーションを構築できる、アプリケーションの制御装置を、提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明のアプリケーションの制御装置は、アプリケーションソフトウェアを構成可能な複数の機能モジュールを記憶する記憶部と、
施設を管理するサーバーと通信可能な通信部と、
通信部の通信により、施設がいずれの施設であるかを認識する認識部と、
認識部で認識された施設(以下、「認識施設」)に適した最適アプリケーションソフトウェアを構成する構成部と、を備え、
構成部は、複数の機能モジュールのうち、必要な機能モジュールを組み合わせて、最適アプリケーションソフトウェアを構成する。
本発明のアプリケーションの制御装置は、使用者が所持している携帯端末と通信可能な範囲にある施設を特定し、当該施設に最適なアプリケーションソフトウェアをカスタマイズして、携帯端末において使用可能とできる。この結果、使用者は、施設ごとに異なるアプリケーションを、携帯端末にインストールしておく手間を省ける。また、専用のアプリケーションを探す手間を省ける。
また、施設によって最適なアプリケーションソフトウェアが使用可能となるので、使用者の便利が高まる。また、不要な機能モジュールや好ましくない機能モジュールが組み込まれない状態でのアプリケーションソフトウェアとなるので、使用利便性の高いアプリケーションを使用できる。
また、携帯端末の表示画面において、特定された施設に合わせた形態のアイコンに変化するので、使用者は、携帯端末から使用したいアプリケーションのアイコンをすぐに探せるようになる。
これらの結果、手間が少なく、使用者が滞在している施設において必要となるアプリケーションをすぐに使用できるようになる。
携帯端末の模式図である。 削減された後の、携帯端末の模式図である。 本発明の実施の形態1における施設における携帯端末の使用状況を説明する模式図である。 本発明の実施の形態1におけるアプリケーションの制御装置のブロック図である。 本発明の実施の形態1における、最適アプリケーションの例を示す説明図である。 本発明の実施の形態1における携帯端末がサーバーとの通信を開始する状態を示す模式図である。 識別信号の構成の一例を示す模式図である。 本発明の実施の形態2における携帯端末の表示画面を示す模式図である。 本発明の実施の形態2における表示画面の模式図である。 本発明の実施の形態2におけるアプリケーションの制御装置のブロック図である。 本発明の実施の形態1における最適アプリケーションαの表示態様を示す模式図である。
本発明の第1の発明に係るアプリケーションの制御装置は、アプリケーションソフトウェアを構成可能な複数の機能モジュールを記憶する記憶部と、
施設を管理するサーバーと通信可能な通信部と、
通信部の通信により、施設がいずれの施設であるかを認識する認識部と、
認識部で認識された施設(以下、「認識施設」)に適した最適アプリケーションソフトウェアを構成する構成部と、を備え、
構成部は、複数の機能モジュールのうち、必要な機能モジュールを組み合わせて、最適アプリケーションソフトウェアを構成する。
この構成により、同様の施設で同様のアプリケーションが使用される場合に、全てのアプリケーションをインストールしたり記憶したりする必要が無く、共通して使用できる最適アプリケーションのみで、作業を行える。加えて、最適アプリケーションは、施設ごとにカスタマイズされているので、施設ごとに適した機能を使用できる。
本発明の第2の発明に係るアプリケーションの制御装置では、第1の発明に加えて、通信部は、施設の識別信号を受信する。
この構成により、アプリケーションの制御装置は、施設がどの施設であるかを識別することができる。
本発明の第3の発明に係るアプリケーションの制御装置では、第2の発明に加えて、通信部は、アプリケーションの制御装置が組み込まれている携帯端末が、施設と通信可能な範囲に入る場合に、サーバーから識別番号を受信する。
この構成により、アプリケーションの制御装置は、携帯端末が施設と通信可能になることで自動で、施設を識別することができる。
本発明の第4の発明に係るアプリケーションの制御装置では、第2または第3の発明に加えて、認識部は、識別信号に基づいて、施設を認識する。
この構成により、施設ごとの識別を確実に行える。
本発明の第5の発明に係るアプリケーションの制御装置では、第2から第4のいずれかの発明に加えて、識別信号は、施設の要望情報、提供可能情報および施設内の場所を特定するアドレス情報の少なくとも一つを含む。
この構成により、構成部で最適アプリケーションを構築する際の、指標を得ることができる。
本発明の第6の発明に係るアプリケーションの制御装置では、第5の発明に加えて、構成部は、提供可能情報に基づいて、認識施設で提供可能な機能モジュールを組み合わせて、最適アプリケーションを構成する。
この構成により、施設が提供できるサービスと関連した機能モジュールで構成された最適アプリケーションを構成できる。
本発明の第7の発明に係るアプリケーションの制御装置では、第5の発明に加えて、構成部は、要望情報に基づいて、認識施設で提供すべき機能モジュールを組み合わせて、最適アプリケーションを構成する。
この構成により、施設が要望するサービスに対応した機能モジュールによる、最適アプリケーションを構成できる。
本発明の第8の発明に係るアプリケーションの制御装置では、第5から第7のいずれかの発明に加えて、構成部は、アドレス情報に基づいて、使用者に応じて提供すべきでない機能モジュールを、最適アプリケーションに組み込まない。
本発明の第9の発明に係るアプリケーションの制御装置では、第8の発明に加えて、提供すべきでない機能モジュールは、使用者の年齢、特性に応じて定められる。
この構成により、好ましくないサービスを提供しないようにできる。
本発明の第10の発明に係るアプリケーションの制御装置では、第1から第9のいずれかの発明に加えて、アプリケーションを表示・操作可能な表示画面を更に有し、構成部は、最適アプリケーションを示すアイコンを構築して表示画面に表示し、構成部は、アイコンに認識施設を示す表示要素を組み込む。
この構成により、認識施設に合わせたアイコンが表示されて、使用者は、アイコンをすぐに探すことができる。
本発明の第11の発明に係るアプリケーションの制御装置では、第10の発明に加えて、表示要素は、認識施設を示すロゴもしくは名称を含む。
この構成により、認識施設に合わせたアイコンが表示されて、使用者は、アイコンをすぐに探すことができる。
本発明の第12の発明に係るアプリケーションの制御装置では、第1から第11のいずれかの発明に加えて、最適アプリケーションに含まれる機能モジュールのそれぞれの使用率を計測する計測部を、更に備える。
この構成により、使用者における機能モジュールの使用頻度を把握することができる。
本発明の第13の発明に係るアプリケーションの制御装置では、第12の発明に加えて、構成部は、使用率に基づいて、最適アプリケーションに含まれる機能モジュールの表示順番を決定する。
この構成により、使用者の便利を更に高めることができる。
以下、図面を用いながら実施の形態について説明する。
(実施の形態1)
(使用状況の説明)
まず、本発明のアプリケーションの制御装置の使用状況を説明する。なお、本明細書でアプリケーションとは、マイクロプロセッサを備える電子機器で動作するアプリケーションソフトウェアのことを示す。例えば、電子機器にインストールされており、使用者が起動や操作を施すことで使用できるソフトウェアである。アイコンとは、電子機器の表示画面に、当該アプリケーションの起動を可能とする表示画像である。当該アイコンにより、使用者は、電子機器で当該アプリケーションが動作可能であることを把握して、起動させたりメニューを表示させたりすることができる。
図1は、携帯端末の模式図である。携帯端末100は、表示画面101を備えており、表示画面101には、多数のアイコン110が表示されている。アイコン110は、上述の通り、携帯端末100にインストールされているアプリケーションを表示して起動させる。
このアイコン110の中には、ホテルや飲食店などの共通したジャンルの施設から提供されたアプリケーションに応じたアイコン111(色味のある方形は、全てこのアイコン111である)とそれ以外のアイコン112(色味の無いアイコンは、全てこのアイコン112である)とが含まれる。この共通する施設に対応するアイコン111は、共通する施設に行くたびにアプリケーションがインストールされるので、次々と増えていく。図1においても、表示画面中に、多数のアイコン111が含まれている。
従来技術で説明したように、スマートフォンなどの携帯端末100の表示画面101に、似通って共通した多数のアプリケーションに対応するアイコン111が増加することで、使用者は、非常に不便となる。
このような共通するアプリケーションに対応するアイコン111の数が削減できることが、使用者の便利に適う。図2は、この削減された後の、携帯端末の模式図である。共通するアイコン111は、一つに減少している。少ないことで、表示画面101がすっきりし、目的とするアイコン111を、探すことも容易となる。
なお、携帯端末100を所持する使用者が、施設内部に入り込むと、施設のサーバーがこの携帯端末100と通信状態になる。この通信状態となってから、施設のサーバーは、施設に対応する専用アプリケーションを携帯端末100に送信して、携帯端末100に、当該アプリケーションをインストールさせる。この専用アプリケーションが、アイコン111となって施設に対応した機能を、携帯端末100において実行可能とする。
使用者も、当該施設内部にいる場合には、このアイコン111に対応する専用アプリケーションを使用することで、種々の便利さを享受できる。
(全体概要)
実施の形態1におけるアプリケーションの制御装置の全体概要を説明する。
図3は、本発明の実施の形態1における施設における携帯端末の使用状況を説明する模式図である。図3のように、使用者200は、ある施設300に入ることがある。例えば、施設300が商店や飲食店であれば、買い物や食事のために、施設300に入る。あるいは、施設300が宿泊施設であれば、この宿泊施設に入る。
施設300には、サーバー310が備わっている。上述したように、施設300に入った使用者200の所持する携帯端末100は、サーバー310と通信可能となる。このような状況で、本発明のアプリケーションの制御装置が動作できる。
図4は、本発明の実施の形態1におけるアプリケーションの制御装置のブロック図である。アプリケーションの制御装置(以下、必要に応じて「制御装置」と略す)1は、通信部2、認識部3、構成部4、記憶部5、を備える。
記憶部5は、アプリケーションソフトウェア(後述する最適アプリケーションソフトウェアを含む)を構成可能な複数の機能モジュールを記憶する。この機能モジュールは、予め記憶部5が記憶している。制御装置1が、予め機能モジュールを記憶していてもよいし、何らかの機会にインストールされていればよい。あるいは、ある施設300においてインストールしたアプリケーションを分解して得られる機能モジュールを記憶していることでもよい。
いずれの手段であっても、アプリケーションソフトウェアを構成可能な複数の機能モジュールが、記憶部5において記憶されていればよい。記憶部5が、複数の機能モジュールを記憶していることで、施設300に対応したアプリケーションソフトウェアを構成することができる。
通信部2は、施設300に備わっているサーバー310と通信可能である。施設300においては、様々なシステム管理や電子的なサービス提供のために、サーバー310が設置されており、サーバー310は、施設300を管理している。
通信部2は、図3のような状況になると(携帯端末100を所持する使用者200が、施設300に入ってサーバー310との通信可能な範囲に入ると)、サーバー310と通信可能になる。サーバー310は、施設300に関する信号を、通信部2に送信することができる。通信部2は、この施設300に関する信号を受信して、施設300を特定する情報を得ることができる。通信部2は、受信した情報を、認識部3に出力する。
認識部3は、通信部2から得た情報に基づいて、施設300がいずれの施設であるかを認識する。例えば、施設300が、ある特定の宿泊施設「Aホテル」であることを認識する。あるいは、施設300が、ある特定の飲食店「Bレストラン」であることを認識する。すなわち、携帯端末100を所持する使用者200が、具体的にどの施設にいるのかを認識できる。
ここで、認識部で特定された施設(以下、「認識施設」という)がAホテルである場合には、他のホテルでも同じような機能を有するアプリケーションソフトウェアが携帯端末100で使用される。しかしながら、図1のように、それぞれのホテルに対応するアプリケーションソフトウェアが携帯端末100に個別にインストールされてアイコン111が存在することは好ましくない。
認識部3で施設が特定の認識施設であることが認識されると、この施設で必要となる機能を含みつつ、この認識施設に対応した専用のアプリケーションソフトウェアが実行可能となることが好ましい。
認識部3が、使用者200のいる施設300を特定できることで、この認識施設に対応するアプリケーションソフトウェアが構成できるようになる。
記憶部5は、上述したように、アプリケーションソフトウェアを構成可能な複数の機能モジュールを記憶している。構成部4は、認識部3で特定された認識施設に適した最適アプリケーションソフトウェアを、記憶部5に記憶されている機能モジュールを組み合わせることで構成する。
例えば、記憶部5は、機能モジュールA、機能モジュールB、機能モジュールC、機能モジュールD、機能モジュールEを記憶している。ここで、構成部4は、認識施設においては、その施設の特性に基づいて、機能モジュールA,機能モジュールC、機能モジュールDの組み合わせが最適であると判断する。
この判断結果に基づいて、構成部4は、機能モジュールA、機能モジュールCおよび機能モジュールDを組み合わせたアプリケーションソフトウェアを、認識施設に最適である最適アプリケーションソフトウェア(以下、必要に応じて「最適アプリケーション」と略す)を構成する。
構成部4で構成された機能モジュールA、機能モジュールC、機能モジュールDの組み合わせにより構成された最適アプリケーションソフトウェアが、使用者200が居る認識施設において、最適に使用できる対応アプリケーションとなる。使用者200は、新たに自身がいる認識施設において、専用アプリケーションをダウンロードしたりインストールしたりする手間が無い。自動的に、最適アプリケーションが構成されるので、これを使用すればよい。
また、この最適アプリケーションは、使用者200が別の施設に移動した後では、構成部4が、その移動先の認識施設に最適な新たな最適アプリケーションを構成する。このため、施設を変わるごとに新たなアプリケーションをインストール等する手間もない。また、似たような特性を有する施設ごと(例えば、宿泊施設ごと)で、それぞれに対応する最適アプリケーションが変更されて実行可能となるので、多数の専用アプリケーションをインストールする必要が無い。結果として、メモリ消費も少なくて済む。
特に、構成部4は、認識施設が変わると、前の認識施設で構成していた最適アプリケーションを消去して、新たな認識施設に対応する最適アプリケーションを構成するので、余分な専用アプリケーションがインストールされていない状態となり、メモリ効率も高まる。また、アイコンもその都度消えるので、無駄に多くのアイコンが表示されないで済む。結果として、使用者200の利便性が高まる。
すなわち、構成部4は、認識部3で認識された異なる認識施設ごとに合わせた、最適アプリケーションソフトウェアを構成する。構成された最適アプリケーションソフトウェアは、制御装置1が組み込まれている携帯端末100において、実行可能(使用可能)となる。
図5は、本発明の実施の形態1における、最適アプリケーションの例を示す説明図である。記憶部5には、上述したように、機能モジュールA〜機能モジュールEが記憶されており、これらの組み合わせで、認識施設A〜認識施設Dのそれぞれに対応する最適アプリケーションα〜最適アプリケーションδを構成できる。
図5では、一例として、認識施設Aに対しては、構成部4は、最適アプリケーションαを構成する。最適アプリケーションαは、機能モジュールA、機能モジュールC、機能モジュールDで構成されている。
同じく図5では、一例として、認識施設Bに対しては、構成部4は、最適アプリケーションβを構成する。最適アプリケーションβは、機能モジュールA、機能モジュールB、機能モジュールDで構成されている。
同じく図5では、一例として、認識施設Cに対しては、構成部4は、最適アプリケーションγを構成する。最適アプリケーションγは、機能モジュールA、機能モジュールC、機能モジュールEで構成されている。
同じく図5では、一例として、認識施設Dに対しては、構成部4は、最適アプリケーションδを構成する。最適アプリケーションδは、機能モジュールB、機能モジュールC、機能モジュールDで構成されている。
このように、図5で示される例のような最適アプリケーションを、認識施設に合わせて、構成部4は、構成できる。使用者200は、所持する携帯端末100において、認識施設に対応したこれらの最適アプリケーションを使用できるので、手間もなく、便利である。また、図2のような表示画面101となり、目標とする最適アプリケーションをすぐに見出すことができて、容易に使用できる。
すなわち、宿泊施設であれば、どの宿泊施設であっても似たような機能のアプリケーションとなることが多いので、制御装置1は、予め記憶している機能モジュールを組み合わせて、宿泊施設ごとに最適な最適アプリケーションを構成する。宿泊施設によっては、必要となる機能モジュールが異なったり、推奨される機能モジュールが異なったりするのに合わせて、最適アプリケーションとしてカスタマイズされる。この最適アプリケーションは、使用者200が居る場所によって、作り直されていくので、宿泊施設ごとのアプリケーションをインストールしたりインストールしておく必要がない。携帯端末のリソースの無駄を省くと共に、使用者の使用の際の作業を簡便化できる。
以下、各部の詳細について説明する。
(通信部)
通信部2は、施設300のサーバー310と通信を行う。この通信において、通信部2は、施設300の識別信号を受信する。識別信号は、施設300を識別する識別情報を含んでおり、制御装置1は、この識別情報から、施設300がどの施設であるのかを認識することができる。
例えば、識別情報によって、使用者200が居る施設が、Aホテルであったり、B飲食店であったりを認識することができる。通信部2は、受信した識別信号を、認識部3に出力する。認識部3は、この識別信号に含まれる識別情報によって、使用者200が居る施設300が、Aホテルであるのか、B飲食店であるのかを認識できる。
このように通信部2は、施設300の識別信号を受信することで、認識部3において、構成すべき最適アプリケーションの対象となる施設がどの施設であるのかを特定することができる。すなわち、認識施設(特定施設)として、把握して処理することができるようになる。
また、通信部2は、制御装置1が組み込まれている携帯端末100が、施設300(サーバー310)と通信可能な範囲に入る場合に、サーバー310との通信を開始する。通信を開始することで、通信部2は、識別信号を受信する。ここで、通信可能な範囲に入ると、通信部2は、自動でサーバー310と通信を開始する。これは、図6に示される通りである。
図6は、本発明の実施の形態1における携帯端末がサーバーとの通信を開始する状態を示す模式図である。携帯端末100を所持する使用者200は、ある施設300に入ろうとしている。この状況で、携帯端末100とサーバー310は、通信可能な状態になる。このような通信可能状態となると、サーバー310が、携帯端末100に通信開始の信号を送信する、あるいは携帯端末100がサーバー310に通信開始の信号を送信して、通信状態が自動で確立する。
自動で通信状態が確立して、通信部2は、識別信号を受信することができる。通信部2が受信した識別信号に基づいて、認識部3は、使用者200が居る施設を認識して認識施設として把握することができるようになる。
(認識部)
認識部3は、通信部2が受信した識別信号が含む識別情報によって、携帯端末100が通信している施設がどの施設であるかを認識する。認識することで、すなわち、認識施設として、制御装置1は、取り扱うことができる。
認識部3は、認識施設に関する情報を構成部4に出力する。構成部4は、この認識施設に関する情報を用いて、この認識施設に対応する最適アプリケーションを構成することができる。
また、識別信号は、識別情報以外に、施設300の要望情報、提供可能情報および施設内の場所を特定するアドレス情報の少なくとも一つを含むことも好適である。図7は、識別信号の構成の一例を示す模式図である。
通信部2が受信する識別信号は、図7のような情報を含んでいることが好適であり、これらの情報のそれぞれによって、構成部4は、認識施設により適切に対応する最適アプリケーションを構成することができる。
認識部3は、図7に示されるような構成を有する識別信号から、識別情報、要望情報、提供可能情報および施設内の場所を特定するアドレス情報を分析して、施設の認識、認識施設で構成すべき最適アプリケーションの条件、使用者200側に合わせた最適アプリケーションの条件などを、決定することができる。
認識部3は、これらの分析および決定した結果を、構成部4に出力する。
構成部4は、この認識部3からの結果を、最適アプリケーションの構成において、利用する。
(構成部)
構成部4は、識別信号に基づいて、記憶部5で記憶されている複数の機能モジュールを組み合わせることで、認識施設に最適に対応する最適アプリケーションを構成する。すなわち、施設のそれぞれに応じたアプリケーションをカスタマイズする。
図5で説明したように、構成部4は、ある認識施設Aでは、最適アプリケーションαを構成する。施設が認識施設Aであることは、認識部3からの情報で、構成部4は、把握できる。その上で、記憶部5に記憶されている複数の機能モジュールから、機能モジュールA、機能モジュールC、機能モジュールDを選択してこれらを組み合わせる。これらの組み合わせにより、認識施設Aに最適である最適アプリケーションαを構築できる。
このとき、構成部4は、識別情報に基づいて、認識施設Aで構成すべき機能モジュールの組み合わせ内容を把握している。この把握に基づいて、構成部4は、機能モジュールA、機能モジュールC、機能モジュールDの組み合わせで、最適アプリケーションαを構成すればよい。
この組み合わせ内容は、識別情報(施設を特定する情報)と対応付けられて構成部4が記憶していればよい。このように、構成部4が、予め識別情報に対応した組み合わせ情報を記憶している場合には、構成部4は、認識施設が特定された情報を認識部3から受けるだけで、最適アプリケーションを構成できる。
(提供可能情報に基づく)
また、識別信号は、図7のように、提供可能情報を含んでいる。この提供可能情報は、認識施設において、提供可能なサービスを示すものである。最適アプリケーションが含む機能モジュールは、認識施設において提供するサービスに関連している。
例えば、認識施設がホテルである場合には、提供できるサービスは、テレビジョン放送、VOD(ビデオオンデマンド)、自動精算、ホテル案内、観光案内、交通情報などがありえる。ここで、認識施設がAホテルである場合に、観光案内と自動精算については対応していないこともある。このような場合に、Aホテルのサーバー310から通信部2に送信される識別信号に含まれる提供可能情報は、「テレビジョン放送、VOD(ビデオオンデマンド)、ホテル案内、交通情報」となる。
記憶部5が記憶する機能モジュールのそれぞれは、そもそもホテルAで提供されるサービスである「テレビジョン放送、VOD(ビデオオンデマンド)、自動精算、ホテル案内、観光案内、交通情報」などに対応して動作するものである。このため、Aホテルについての提供可能情報が。「テレビジョン放送、VOD(ビデオオンデマンド)、ホテル案内、交通情報」のみを指定している場合には、構成部4は、これらに対応する機能モジュールを組み合わせて、Aホテルに最適な最適アプリケーションを構成する。
この結果、ホテルAでは、「テレビジョン放送、VOD(ビデオオンデマンド)、ホテル案内、交通情報」に対応する機能モジュールが組み合わされて、ホテルAに最適な最適アプリケーションが構成されて、使用者200の携帯端末100において実行可能となる。
もちろん、使用者200が、ホテルAから他の場所に移動して次の施設で新たな最適アプリケーションが構成されれば、ホテルAで構成された最適アプリケーションは、他の場所に対応したものに変更されるので、携帯端末100に無駄なアプリケーションが増えることもない。
構成部4は、このように提供可能情報に基づいて、認識施設で提供できるサービスに合わせた最適アプリケーションを構成できる。この結果、認識施設とこれを利用する使用者200との間での不整合を生じさせることなく、種々の利便性を実現することができる。
(要望情報に基づく)
構成部4は、識別信号に含まれる要望情報に基づいて、認識施設で提供すべき機能モジュールを組み合わせて、認識施設に対応する最適アプリケーションを構成することも好適である。
施設300は、あるサービスを提供したいとの要望や、このサービスを提供したくないなどの要望をもっていることがある。例えば、施設300が飲食店Bである場合に、メニュー情報を提供したいが、ネット予約の情報は提供したくないなどの要望である。
サーバー310は、これらの要望を要望情報として識別信号に含めて、通信部2に送信する。通信部2は、この要望情報を含む識別信号を受信する。認識部3は、この要望情報を解析して、飲食店Bでは、「メニュー情報を提供したいが、ネット予約情報を提供したくない」との内容を、構成部4に通知する。
記憶部5は、種々の機能モジュールを記憶している。これらの機能モジュールは、飲食店でのメニュー情報の提供サービスに対応するものやネット予約のサービスに対応するものも含まれている。
ここで、飲食店Bについては、「メニュー情報を提供したいが、ネット予約情報を提供したくない」との要望情報がある。店名や住所などについては、提供すべき情報であると判断される。このため、構成部4は、店名や住所などを表示する機能モジュールと、メニュー情報を表示する機能モジュールと、を組み合わせて(他に必要な機能モジュールがあればそれも)、飲食店Bに最適な最適アプリケーションを構成する。
このように、要望情報に対応して、認識施設に最適な最適アプリケーションを構成することも好適である。なお、上述した提供可能情報と要望情報とを加味して、対応する機能モジュールを組み合わせて、最適アプリケーションを構成することもよい。
(アドレス情報に基づく)
識別信号は、施設300内の場所を示すアドレス情報を含んでいることもある。例えば、認識施設がホテルCであることがある。ホテルには、多数の客室があり、使用者200は、この客室内で、ホテルCに対応する最適アプリケーションを使用する。最適アプリケーションの提供するサービスは、テレビジョン放送、自動精算、VODなど、客室単位で使用されるものが多いからである。
ここで、ホテルCとしては提供可能であるが、ある客室に宿泊する使用者に対しては、提供するのが好ましくない場合がある。例えば、ある客室に宿泊するのが修学旅行生である場合には、アダルト情報を含みうるVODのサービスを提供することは好ましくない。
このような場合には、ホテルCとしては提供可能であるが、ある客室においては提供すべきでないサービスが、機能モジュールと対応していることがある。アドレス情報は、ホテルCの当該客室に宿泊する宿泊者の属性を把握している。例えば、ホテルCでチェックインをした際に、この宿泊者の属性(例として修学旅行生)が確認されているからである。
サーバー310は、この宿泊者の属性と合わせて、アドレス情報を送信する。通信部2から認識部3においてもたらされたこのアドレス情報が分析されると、VODのサービスを提供することが好ましくない宿泊者であることが判別する。
この判別結果を、認識部3は、構成部4に出力する。
構成部4は、この判別結果に基づいて(上述の提供可能情報や要望情報も加味してもよい)、この宿泊者に提供すべきでないサービス(ここではVOD)に対応する機能モジュールを組み込まないようにする。言い換えれば、提供すべきでない機能モジュール以外をベースとして、機能モジュールを組み合わせる。
このようにして組み合わされた機能モジュールによって、宿泊者に提供すべきでない機能モジュールを含まない最適アプリケーションが構成できる。この最適アプリケーションは、提供するホテルCにとっても、トラブルの未然防止の面で役に立つ。また、例えば修学旅行生を引率する主催者にとっても好適である。
このように、使用者200との属性の関係で、好ましくない機能モジュールを組み込まない、細やかなカスタマイズを、構成部4は行うことができる。同じ認識施設の中においても、使用者200の属性に応じて異なってカスタマイズされた最適アプリケーションが提供できる。
これらの結果、最適アプリケーションをサービス提供のツールとして使用する施設にとっては、不適切なサービス提供をしないようにできる。
また、使用者200の属性は、上述のようにチェックインした際に反映されてサーバー310から送信されることでもよいし、携帯端末100が、使用者200の属性情報を有していることでもよい。携帯端末100が、使用者200の属性情報を有していれば、構成部4は、この属性情報に基づいて、適さない機能モジュールを外して、最適アプリケーションを構成できる。逆に、構成部4は、使用者200の属性情報に応じて、使用者200に適した機能モジュールを組み入れることもできる。
なお、ここで、使用者200の属性として、使用者200の年齢や特性(修学旅行生など)が含まれる。これらの使用者200の年齢や特性に基づいて、提供すべきでない機能モジュールが決定されればよい。
以上のように、好ましくない機能モジュールが外された状態で、最適アプリケーションが構成されて使用できる。従来技術のように、施設ごとに専用アプリケーションをインストールしていた場合には、このような好ましくない機能も含まれたままであった。実施の形態1の制御装置1は、このような問題も解消できる。もちろん、上述したように、無駄に多くの専用アプリケーションをインストールしたり記憶したりしておく必要がないメリットも、その前提にある。
なお、構成部4は、記憶部5が記憶している機能モジュールのそれぞれを、例えば、施設名称、住所、その他について、認識施設に合わせて修正しながら組み合わせる。このようにして、認識施設に最適な最適アプリケーションが構成できる。必要に応じて、構成部4は、修正プログラムを起動して、認識施設に合わせた修正を実施する。
以上、実施の形態1におけるアプリケーションの制御装置1は、無駄なアプリケーションのインストールや記憶を削減でき、携帯端末100の使用者への利便性を高めることができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について説明する。
図8は、本発明の実施の形態2における携帯端末の表示画面を示す模式図である。携帯端末100は、表示画面101を有しており、表示画面101は、アプリケーションに対応するアイコン110を表示する。
実施の形態1で説明したように、アプリケーションの制御装置1は、様々な施設300に共通して使用できると共に施設300毎に最適な最適アプリケーションを構成できる。使用者200が施設300を変えると、制御装置1は、変更後の施設300に合わせた最適アプリケーションを構成し、前の施設300での最適アプリケーションは消去等される。
このようにして、似たような機能の提供で共通できる施設300においては、それぞれにおいて、少ない手間、負担、メモリリソースで、最適アプリケーションが実現できる。
このため、図8に示されるように、携帯端末100の表示画面101にも、この最適アプリケーションに対応するアイコン120は、一つだけ表示されればよい。この施設300に関する最適アプリケーションに対応するアイコン120は、表示画面101において一つなので探しやすい。
すなわち、アイコン120は、対応する最適アプリケーションが、施設300の変化に応じて変化しても、一つのままで済む。アイコン120がそのままで、アイコン120から起動される最適アプリケーションが、施設300によって変化しても、同じアイコン120から起動できるからである。
すなわち、認識施設Aに対応する最適アプリケーションαが構成されている場合もで、アイコン120から最適アプリケーションαが起動できる。使用者200が、認識施設Bに移動した後で、最適アプリケーションβが構成された場合でも、アイコン120から変更された最適アプリケーションβが起動できる。
このように、変化していく最適アプリケーションには、共通のアイコン120が対応することで、表示画面101からアイコンを探す手間が削減できる。
構成部4は、最適アプリケーションに対応する共通するアイコン120(以下、「共通アイコン120」と略す)を、構築して、図8のように表示する。表示画面101は、携帯端末100に備わり、最適アプリケーションを始めとしたアプリケーションを表示・操作可能である。
構成部4は、共通アイコン120を構築する際に、対象としている認識施設を示す表示要素を組み込む。認識施設がホテルAである場合には、図9のように、「ホテルA」を示す表示要素121を共通アイコン120に組み込んで構築する。
この結果、図9のように、ホテルAとして認識施設を示す表示要素121を組み込んだ共通アイコン120を構築して表示できる。図9は、本発明の実施の形態2における表示画面の模式図である。共通アイコン120は、認識施設の違いに係らず、認識施設ごとに作り替えられる最適アプリケーションに対応する。
このため、表示画面101に表示される共通アイコン120は、どの施設に対応しているものか、使用者200にとって分かりにくい。これに対して、最適アプリケーションに対応する認識施設に関する表示要素121が加わった共通アイコン120となることで、使用者200は、最適アプリケーションが、どの施設に対応するものであるかを一目で把握できる。
図9では、ホテルAに対応する最適アプリケーションであることを、共通アイコン120によって、確実に把握することができる。
図9では、表示要素121として、認識施設であるホテルAの名称が使用されているが、名称だけでなく、認識施設のロゴであってもよい。構成部4は、予め記憶部5に記憶されている認識施設のロゴや名称を用いて、これを表示要素121として共通アイコン120に組み込めばよい。あるいは、サーバー310から送信される識別信号が含む識別情報に基づいて、ロゴや名称を生成して、これを表示要素121として共通アイコン120に組み込んでもよい。
このようにして、構成部4は、共通アイコン120に認識施設を示す表示要素121を組み込んで構築して表示する。この結果、使用者200の利便性が更に高まる。
もちろん、使用者200が別の施設に移動した場合には、新しい最適アプリケーションの構成と合わせて、新しい施設での表示要素を組み込んだ共通アイコン120が構築される。こうして、同様の施設において、施設を変わる場合には、自動で最適アプリケーションと共通アイコン120が構成される。使用者は、それぞれの施設での専用アプリケーションと同じ感覚で、一つの最適アプリケーションを使用できる。
(使用率の計測)
図10は、本発明の実施の形態2におけるアプリケーションの制御装置のブロック図である。図10においては、計測部7が追加された構成が示されている。
計測部7は、最適アプリケーションに含まれる複数の機能モジュールのそれぞれの使用率を計測する。最適アプリケーションは、記憶部5に記憶されている複数の機能モジュールから、認識施設に適した機能モジュールが選択されて構成される。例えば、図5のように、認識施設によって異なる機能モジュールの組み合わせで、最適アプリケーションが構成されている。
例えば、認識施設Aにおいて構成される最適アプリケーションαは、機能モジュールA、機能モジュールC、機能モジュールDを含んでいる。計測部7は、これらの3つの機能モジュールのそれぞれの使用者200における使用率を計測する。
例えば、機能モジュールAの使用率は50%で、機能モジュールCの使用率は20%で、機能モジュールDの使用率が30%であると計測される。計測部7は、このように計測したとする。使用率の視点では、機能モジュールA、機能モジュールD、機能モジュールCの順序で使用頻度が高い。
最適アプリケーションαは、起動されると、機能モジュールA,機能モジュールC、機能モジュールDのそれぞれをメニュー表示する。このとき、何もなければ、機能モジュールA、モジュールC、モジュールDの順序でメニュー表示される。
構成部4は、計測部7で計測された使用率の順番に応じて、機能モジュールの表示順番を決定することも好適である。この場合では、構成部4は、機能モジュールA、機能モジュールD、機能モジュールCの順番に表示する。例えば、図11のように表示される。図11は、本発明の実施の形態1における最適アプリケーションαの表示態様を示す模式図である。
このように、使用率に応じた表示順序で機能モジュールのそれぞれが表示されることで、使用者200は、使用の頻度が高いものほど、すぐに視認して操作することができるので、利便性が高い。特に、最適アプリケーションαに含まれる機能モジュールが増加すると、表示画面101をスクロールしないと全部が表示できない場合もある。このような場合には、使用率の高いものほど最初に表示されることが、使用者200の利便性が高まる。
計測部7が備わっていることで、更なるメリットがある。
以上のように、実施の形態2の制御装置1は、更に高い利便性を実現できる。
なお、携帯端末100は、携帯電話機、スマートフォン、タブレット端末、ノートブック型パソコン、テレビジョン受像機など、アプリケーションソフトウェアを取り扱いつつ表示などを行える種々の機器を含む。
なお、実施の形態1〜2説明されたアプリケーションの制御装置は、本発明の趣旨を説明する一例であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲での変形や改造を含む。
1 アプリケーションの制御装置
2 通信部
3 認識部
4 構成部
5 記憶部
7 計測部
100 携帯端末
101 表示画面
110 アイコン
120 共通アイコン
121 表示要素
200 使用者
300 施設
310 サーバー

Claims (13)

  1. アプリケーションソフトウェアを構成可能な複数の機能モジュールを記憶する記憶部と、
    施設を管理するサーバーと通信可能な通信部と、
    前記通信部の通信により、前記施設がいずれの施設であるかを認識する認識部と、
    前記認識部で認識された前記施設(以下、「認識施設」)に適した最適アプリケーションソフトウェアを構成する構成部と、を備え、
    前記構成部は、前記複数の機能モジュールのうち、必要な前記機能モジュールを組み合わせて、前記最適アプリケーションソフトウェアを構成する、アプリケーションの制御装置。
  2. 前記通信部は、前記施設の識別信号を受信する、請求項1記載のアプリケーションの制御装置。
  3. 前記通信部は、前記アプリケーションの制御装置が組み込まれている携帯端末が、前記施設と通信可能な範囲に入る場合に、前記サーバーから前記識別番号を受信する、請求項2記載のアプリケーションの制御装置。
  4. 前記認識部は、前記識別信号に基づいて、前記施設を認識する、請求項2または3記載のアプリケーションの制御装置。
  5. 前記識別信号は、前記施設の要望情報、提供可能情報および施設内の場所を特定するアドレス情報の少なくとも一つを含む、請求項2から4のいずれか記載のアプリケーションの制御装置。
  6. 前記構成部は、前記提供可能情報に基づいて、前記認識施設で提供可能な前記機能モジュールを組み合わせて、前記最適アプリケーションを構成する、請求項5記載のアプリケーションの制御装置。
  7. 前記構成部は、前記要望情報に基づいて、前記認識施設で提供すべき前記機能モジュールを組み合わせて、前記最適アプリケーションを構成する、請求項5記載のアプリケーションの制御装置。
  8. 前記構成部は、前記アドレス情報に基づいて、使用者に応じて提供すべきでない前記機能モジュールを、前記最適アプリケーションに組み込まない、請求項5から7のいずれか記載のアプリケーションの制御装置。
  9. 前記提供すべきでない機能モジュールは、使用者の年齢、特性に応じて定められる、請求項8記載のアプリケーションの制御装置。
  10. 前記アプリケーションを表示・操作可能な表示画面を更に有し、
    前記構成部は、前記最適アプリケーションを示すアイコンを構築して前記表示画面に表示し、
    前記構成部は、前記アイコンに前記認識施設を示す表示要素を組み込む、請求項1から9のいずれか記載のアプリケーションの制御装置。
  11. 前記表示要素は、前記認識施設を示すロゴもしくは名称を含む、請求項10記載のアプリケーションの制御装置。
  12. 前記最適アプリケーションに含まれる前記機能モジュールのそれぞれの使用率を計測する計測部を、更に備える、請求項1から11のいずれか記載のアプリケーションの制御装置。
  13. 前記構成部は、前記使用率に基づいて、前記最適アプリケーションに含まれる前記機能モジュールの表示順番を決定する、請求項12記載のアプリケーションの制御装置。
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