JP2018097415A - 画像処理装置、画像処理方法、画像処理システムおよびプログラム - Google Patents
画像処理装置、画像処理方法、画像処理システムおよびプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018097415A JP2018097415A JP2016238465A JP2016238465A JP2018097415A JP 2018097415 A JP2018097415 A JP 2018097415A JP 2016238465 A JP2016238465 A JP 2016238465A JP 2016238465 A JP2016238465 A JP 2016238465A JP 2018097415 A JP2018097415 A JP 2018097415A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- region
- area
- unknown
- representative color
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000012545 processing Methods 0.000 title claims abstract description 120
- 238000003672 processing method Methods 0.000 title claims description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 40
- 230000006870 function Effects 0.000 description 31
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 18
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 14
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 14
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 11
- 230000008569 process Effects 0.000 description 9
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 6
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 6
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 4
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 4
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 3
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 3
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 3
- 230000000644 propagated effect Effects 0.000 description 3
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 3
- 230000008859 change Effects 0.000 description 2
- 238000003702 image correction Methods 0.000 description 2
- 230000001902 propagating effect Effects 0.000 description 2
- 239000000654 additive Substances 0.000 description 1
- 230000000996 additive effect Effects 0.000 description 1
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000011218 segmentation Effects 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Processing Or Creating Images (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
- Color Image Communication Systems (AREA)
Abstract
Description
特定領域の切り出しの結果は、通常、前景と後景の二値画像で表すことができる。しかしながら、衣類や人物の髪などで境界が曖昧な領域を完全に切り出すことは困難である。特に髪の領域や透過を表す領域などは前景と後景とが混ざり、区別が困難である部分がある。このため、切り出した領域をマスクとして用いて、特定領域の色調整や質感の制御などの画像処理を行った場合、段差を生じるなど結果が不自然になることがある。
しかしながら、Matting処理を精度よく行なおうとすると、処理構造が複雑になり装置への実装が困難になりやすく、また処理速度が低下することがある。
本発明は、より高い精度を実現しつつより速い処理速度でMatting処理を行なうことができ、精度と処理速度とを両立させることができる画像処理装置等を提供することを目的とする。
請求項2に記載の発明は、前記代表色と前記未知領域中の画素の画素値との色距離を求める色距離算出部をさらに備え、前記多値画像生成部は、前記色距離を基に多値の画素値を求めることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記代表色取得部は、前記特定の領域として前記第1の領域における代表色を取得することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記代表色取得部は、前記第1の領域に属する画素の画素値の特徴量を基に前記代表色を取得することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記未知領域設定部は、前記第1の領域および前記第2の領域の境界部の画素を中心として二値の画素値の設定を解除するフィルタを適用することで前記未知領域を設定することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像処理装置である。
請求項6に記載の発明は、画像の画像情報を取得する画像情報取得工程と、前記画像情報から第1の領域または第2の領域であることを示す二値で表された二値画像を生成する二値画像生成工程と、前記二値画像を使用して、前記第1の領域および前記第2の領域の境界部で未知領域を設定する未知領域設定工程と、前記画像中の特定の領域における代表色を取得する代表色取得工程と、前記未知領域において、前記代表色を基に前記第1の領域の度合いを表す多値の画素値を求める多値画像生成工程と、を含む画像処理方法である。
請求項7に記載の発明は、画像を表示する表示装置と、前記表示装置に表示される前記画像の画像情報に対し画像処理を行なう画像処理装置と、を備え、前記画像処理装置は、前記画像情報を取得する画像情報取得部と、前記画像情報から第1の領域または第2の領域であることを示す二値で表された二値画像を生成する二値画像生成部と、前記二値画像を使用して、前記第1の領域および前記第2の領域の境界部で未知領域を設定する未知領域設定部と、前記画像中の特定の領域における代表色を取得する代表色取得部と、前記未知領域において、前記代表色を基に前記第1の領域の度合いを表す多値の画素値を求める多値画像生成部と、を備える画像処理システムである。
請求項8に記載の発明は、コンピュータに、画像の画像情報を取得する画像情報取得機能と、前記画像情報から第1の領域または第2の領域であることを示す二値で表された二値画像を生成する二値画像生成機能と、前記二値画像を使用して、前記第1の領域および前記第2の領域の境界部で未知領域を設定する未知領域設定機能と、前記画像中の特定の領域における代表色を取得する代表色取得機能と、前記未知領域において、前記代表色を基に前記第1の領域の度合いを表す多値の画素値を求める多値画像生成機能と、を実現させるプログラムである。
請求項2の発明によれば、ユーザの意図に沿った多値画像が生成しやすくなる。
請求項3の発明によれば、第1の領域の度合いを表す多値画像を求めるのがより容易になる。
請求項4の発明によれば、ユーザが特定の領域を指定する負担を軽減することができる。
請求項5の発明によれば、未知領域の設定がより容易になる。
請求項6の発明によれば、より高い精度を実現しつつより速い処理速度でMatting処理を行なうことができ、精度と処理速度とを両立させることができる画像処理方法を提供できる。
請求項7の発明によれば、画像処理がより容易に行える画像処理システムが提供できる。
請求項8の発明によれば、より高い精度を実現しつつより速い処理速度でMatting処理を行なうことができ、精度と処理速度とを両立させることができる機能をコンピュータにより実現できる。
図1は、本実施の形態における画像処理システム1の構成例を示す図である。
図示するように本実施の形態の画像処理システム1は、表示装置20に表示される画像の画像情報に対し画像処理を行なう画像処理装置10と、画像処理装置10により作成された画像情報が入力され、この画像情報に基づき画像を表示する表示装置20と、画像処理装置10に対しユーザが種々の情報を入力するための入力装置30とを備える。
また画像処理装置10と入力装置30とは、例えば、USB(Universal Serial Bus)を介して接続されている。なお、USBに代えて、IEEE1394やRS−232C等を介して接続されていてもよい。
[第1の実施形態]
次に画像処理装置10の第1の実施形態について説明を行なう。
第1の実施形態では、後述する代表色をユーザが指定する場合について説明する。
図示するように本実施の形態の画像処理装置10は、画像情報取得部11と、二値画像生成部12と、未知領域設定部13と、代表色取得部14と、色距離算出部15と、多値画像生成部16と、画像情報出力部17とを備える。
図3(a)〜(b)は、二値画像生成部12が行なう処理について示した図である。
ここで図3(a)は、画像処理を行なう前の画像であり、画像情報取得部11が取得した画像情報に基づき表示装置20に表示した原画像G1を示している。この原画像G1は、人物と、人物の背後に写る背景とからなる写真画像である。そしてここでは前景を人物の髪の部分とし、後景として髪以外の部分としたときに、前景である髪の部分を切り出す場合を考える。このとき前景は、髪であるため前景と後景との境界は、曖昧である。
また図3(b)は、二値画像生成部12で原画像G1の処理を行った後の二値画像G1’である。
ここでは、画像情報取得部11が取得した画像情報を、前景である髪の部分を、例えば、「1」とし、髪以外の後景の部分を「0」とすることで二値化し、二値画像G1’としたものである。なお画像G1’は、原画像G1から前景を切り出す二値マスク画像と考えることもできる。
この場合、ユーザは、前景の髪の部分と後景の髪以外の部分との境界を挟み、前景と後景とで代表となる軌跡をそれぞれ与える。この軌跡は、入力装置30により入力することができる。具体的には、入力装置30がマウスであった場合は、マウスを操作して表示装置20で表示している図3(a)の画像をドラッグし軌跡を描く。また入力装置30がタッチパネルであった場合は、ユーザの指やタッチペン等により表示画面をなぞりスワイプすることで同様に軌跡を描く。なお軌跡ではなく、点として与えてもよい。即ち、前景と後景とで代表となる位置を示す情報を与えればよい。また以後、この軌跡等の情報を「シード」と言うことがある。また前景に対して与える軌跡等の情報を「シード1」、後景に対して与える軌跡等の情報を「シード2」と言うことがある。
図示するように画像G1に対し、前景である人物の髪の部分にはシード1が設定され、後景である髪以外の部分にはシード2が設定されている。
本実施の形態の領域拡張方法ではシード1やシード2に属する画素の画素値を、周囲の画素へ画素値の伝搬をすることで画素値を決める。この方法として、画素が持つ強さの伝搬により、領域を拡張していく原理が適用できる。
例えばシードが与えられた画素にラベルを設ける。この場合、前景においてシード1が与えられた画素に対しては、ラベル1を設定し、後景においてシード2が与えられた画素に対しては、ラベル2を設定する。そしてシードが与えられた画素には強さ1を設定しておき、シードが与えられた画素から、まだシードが与えられていない画素に対して、強さを伝搬していきながら、かつ、強さ同士を比較しながら強い方のラベルが採用されていく方法がある。この方法によれば、前景と後景とのそれぞれに与えられたシードからそれぞれのラベルを有する画素がその領域を拡張していき、最終的に前景と後景に分離される。
このとき1つの画素から隣接する画素への強さの影響度として加重を考える。そして例えば、この1つの画素から隣接する画素へ強さを伝搬する際には、1つの画素の持つ強さと加重を乗じ、乗じた値が隣接画素の強さになるように行なうことを基本とする。このとき「強さ」は、ラベルに対応する前景や後景に属する強さであり、ある画素がラベルに対応する前景や後景に属する可能性の大きさを表す。強さが大きいほどその画素がラベルに対応する前景や後景に属する可能性が高く、強さが小さいほどその画素がラベルに対応する前景や後景に属する可能性が低い。
また「加重」については、次のように考えることができる。
図5−1(a)では、対象画素Tに対して加重を決定する隣接画素Rを示している。この場合、隣接画素Rは、対象画素Tに隣接する8画素である。そして加重は、原画像の画素情報を用いて決定される。つまり対象画素Tに対する隣接画素Rへの加重は、画素値が近いものほどより大きく、画素値が遠いものほどより小さくなるように決められる。画素値が近いか否かは、例えば、画素値(例えば、RGB値)のユークリッド距離などを使用して決めることができる。
例えば、下記数3式は、色成分が、X1、X2、…、Xnである場合である。そして数3式は、対象画素Tの画素値が、P0=(X10、X20、…、Xn0)であり、隣接画素Rの画素値が、Pi=(X1i、X2i、…、Xni)であったときのユークリッド距離di wを示している。なお数3式のユークリッド距離di wも重み係数WX1、WX2、…、WXnを使用した重みづけユークリッド距離となっている。
図5−2(a)〜(b)は、加重を決定する方法について示した図である。図5−2(a)〜(b)において、横軸は、ユークリッド距離diを表し、縦軸は、加重を表す。
このユークリッド距離diは、強さを与えられた画素とその画素の周辺に位置する画素との間で決まる画素値のユークリッド距離diである。そして例えば、図5−2(a)に図示するように非線形の単調減少関数を定め、ユークリッド距離diに対し、この単調減少関数により決まる値を加重とする。
つまりユークリッド距離diが小さいほど、加重はより大きくなり、ユークリッド距離diが大きいほど、加重はより小さくなる。
なお単調減少関数は、図5−2(a)のような形状のものに限られるものではなく、単調減少関数であれば特に限られるものではない。よって図5−2(b)のような線形の単調減少関数であってもよい。またユークリッド距離diの特定の範囲で線形であり、他の範囲で非線形であるような区分線形の単調減少関数であってもよい。
この未知領域は、二値画像における前景と後景の境界部の周囲の画像領域となる。よって未知領域設定部13は、二値画像G1’を使用して、前景および後景の境界部で未知領域Mを設定する。これは、前景および後景の境界部で画素に付与されていたラベルをリセットする、と言うこともできる。
このうち図6(a)は、未知領域Mを設定するフィルタを示している。このフィルタは、フィルタ内部にある各画素のうち前景および後景の画素を含む場合に、中心画素に対して未知領域Mが設定される。図6(a)のように、前景と後景の境界に未知領域Mを設定することができる。またフィルタの大きさは、例えば、10画素×10画素である。
このうち図7(a)は、図3(b)と同様の図であり、二値画像G1’を示している。
また図7(b)は、前景および後景の境界部で未知領域Mを設定した場合の未知領域設定画像GMを示している。図示するように前景である髪の部分と後景である髪以外の部分との境界部に、未知領域設定部13で設定した未知領域Mが適用される。
図示するようにユーザは、表示装置20で表示している原画像G1を確認しながら、入力装置30を操作し、切り抜きたい領域(この場合、前景である髪の部分)をクリックまたはタップすることで、その画素を代表色として選択する。代表色はユーザが選択した1画素、またはその周辺画素の情報を用いても構わない。このとき、前景の領域のみを用いることで、ユーザが後景を選択しても代表色として決定しないようにすることで、ユーザの誤操作を防ぐことができる。
この場合、図9(a)に示すようにユーザは、切り抜きたい領域(この場合、前景である髪の部分)として、3箇所を選択している。このように選択した代表色を平均して用いてもよいし、複数の代表色を用いてもよい。複数の代表色を用いる方法については後述する。なお、本実施の形態では、3個の代表色を用いたが、その数は、特に限られるものではなく、いくつでもよい。
このうち図10(a)は、図7(b)と同様の図であり、未知領域Mを設定したときの未知領域設定画像GMを示す。また図10(b)は、未知領域Mの中で人物の頭部付近を拡大した図である。また図10(c)は、未知領域Mの中で髪の毛先部分を拡大した図である。
図10(b)および図10(c)において、暗いほど画素値が小さく、明るいほど画素値が大きいことを示している。また、白い太線より外側が前景の領域、黒い太線より外側が後景の領域を示しており、両太線の内側が未知領域Mである。
そして代表色取得部14が取得した代表色をVdとすると、位置(i、j)における画素のVの値との差ΔV(i、j)は、以下の数4式で表すことができる。即ち、ΔV(i、j)は、位置(i、j)における画素のVと代表色Vdとの色距離を表す。
この色距離ΔV(i、j)の分布から分かるように、図12(a)の場合は、急激に色が変化する領域であるため、色距離ΔV(i、j)の変化も急激に変化となる。一方で、図12(b)の場合は、前景と後景との領域の境界が曖昧なため、毛先の形状に合わせてΔV(i、j)の変化も緩やかな変化となる。
また、髪や洋服などの同一の領域でも光の当たり方などによって色が大きく異なる場合がある。そのため複数の代表色を取得し、これを統合してもよい。
図9に戻り、複数の代表色を用いる場合について示す。ここでは一例として、HSV色空間のVを用いた場合を例に取り説明する。ここで前述の図9(a)で選択した3個の代表色をVd1、Vd2、Vd3とすると、位置(i、j)における画素のVの値との差ΔV1(i、j)、ΔV2(i、j)、ΔV3(i、j)は、以下の数5式、数6式、数7式で表すことができる。即ち、ΔV1(i、j)、ΔV2(i、j)、ΔV3(i、j)は、位置(i、j)における画素のVと代表色Vd1、Vd2、Vd3との色距離を表し、これを図9(b)に示すように色指定マスク画像と呼ぶ。
ブレンド率αは、例えば、以下の数10式により算出することができる。
ここで横軸は、ΔV(i、j)(図では、ΔVとして図示)を表し、縦軸は、α(i、j)(図では、αとして図示)を表す。
このうち図13(a)は、関数fを線形の単調減少関数とした場合を示している。ただし線形である場合に限られるものではなく、図13(b)や図13(c)のように関数fを非線形の単調減少関数としてもよい。また特定の範囲で線形であり、他の範囲で非線形であるような区分線形の単調減少関数であってもよい。さらに連続的にブレンド率αが減少する場合のみならず、ΔV(i、j)の増加に伴い、ブレンド率αが一定となる範囲があってもよい。
このうち図14(a)は、図3(b)と同様の図であり、二値画像G1’の全体図を示している。ただしここでは、説明をよりわかりやすくするため、前景に属する画素値が「1」の画素を白色とし、後景に属する画素値が「0」の画素を黒色としている。また図14(b)は、図14(a)の毛先部分を拡大した図である。さらに図14(c)は、図14(b)と同じ箇所を多値画像G1”の場合で示した図である。ここでは、前景に属する画素値が「1」の画素を白色とし、後景に属する画素値が「0」の画素を黒色とするとともに、0と1との中間の画素値を有する画素は、グレーとしている。
図14(b)と図14(c)とを比較するとわかるように、二値画像G1’では境界の判断が難しかった領域付近を、多値画像G1”とすることで、曖昧な状態を表現することができる。そして多値画像G1”は、前景と後景との境界部における曖昧な領域を多値で表すマスクとして使用することができる。そしてこのマスクにより原画像G1から前景である髪の部分を切り出すことができる。このようにこのマスクは、衣類や人物の髪など境界が曖昧な領域を切り出すのに有効である。
次に画像処理装置10の第2の実施形態について説明を行なう。
第2の実施形態では、代表色取得部14が、代表色をいわば自動的に生成する場合について説明する。
よって以下、第2の実施形態における代表色取得部14の動作について主に説明を行なう。
図15は、前景の領域に属する画素の画素値から特徴量を抽出する方法の第1の例を示した図である。
図15では、前景の領域に属する画素の画素値としてHSV色空間のVを用い、前景の領域に属する画素のVの値からヒストグラムを作成した例を示している。
図15で横軸は、Vの値を表し、縦軸は、頻度(画素数)を表す。
代表色取得部14は、このヒストグラムを使用して、特徴量を抽出し、それを代表色とする。例えば、代表色取得部14は、Vの平均値Vaveを代表色とすることができる。また例えば、代表色取得部14は、Vの固定値Vfixを設定し、これを代表色とすることができる。さらに例えば、代表色取得部14は、Vの最頻値Vmodを代表色とすることができる。
図16では、図15と同様のヒストグラムを用い、特徴量として平均値Vaveを抽出する。また平均値Vaveより予め定められた値だけ小さい(暗い)V値であるVLを特徴量として抽出する。さらに平均値Vaveより予め定められた値だけ大きい(明るい)V値であるVHを特徴量として抽出する。つまりここでは複数の代表色を抽出する。そしてこのように選択した代表色を平均して用いてもよいし、複数の代表色を用いてもよい。複数の代表色を用いる方法については前述した通りである。
図17は、第1の実施形態および第2の実施形態における画像処理装置10の動作について説明したフローチャートである。
次に、画像処理装置10のハードウェア構成について説明する。
図18は、画像処理装置10のハードウェア構成を示した図である。
画像処理装置10は、上述したようにパーソナルコンピュータ等により実現される。そして図示するように、画像処理装置10は、演算手段であるCPU(Central Processing Unit)91と、記憶手段であるメインメモリ92、およびHDD(Hard Disk Drive)93とを備える。ここで、CPU91は、OS(Operating System)やアプリケーションソフトウェア等の各種プログラムを実行する。また、メインメモリ92は、各種プログラムやその実行に用いるデータ等を記憶する記憶領域であり、HDD93は、各種プログラムに対する入力データや各種プログラムからの出力データ等を記憶する記憶領域である。
さらに、画像処理装置10は、外部との通信を行なうための通信インターフェース(以下、「通信I/F」と表記する)94を備える。
ここで以上説明を行った本実施の形態における画像処理装置10が行なう処理は、例えば、アプリケーションソフトウェア等のプログラムとして用意される。
Claims (8)
- 画像の画像情報を取得する画像情報取得部と、
前記画像情報から第1の領域または第2の領域であることを示す二値で表された二値画像を生成する二値画像生成部と、
前記二値画像を使用して、前記第1の領域および前記第2の領域の境界部で未知領域を設定する未知領域設定部と、
前記画像中の特定の領域における代表色を取得する代表色取得部と、
前記未知領域において、前記代表色を基に前記第1の領域の度合いを表す多値の画素値を求める多値画像生成部と、
を備える画像処理装置。 - 前記代表色と前記未知領域中の画素の画素値との色距離を求める色距離算出部をさらに備え、
前記多値画像生成部は、前記色距離を基に多値の画素値を求めることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記代表色取得部は、前記特定の領域として前記第1の領域における代表色を取得することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
- 前記代表色取得部は、前記第1の領域に属する画素の画素値の特徴量を基に前記代表色を取得することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
- 前記未知領域設定部は、前記第1の領域および前記第2の領域の境界部の画素を中心として二値の画素値の設定を解除するフィルタを適用することで前記未知領域を設定することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像処理装置。
- 画像の画像情報を取得する画像情報取得工程と、
前記画像情報から第1の領域または第2の領域であることを示す二値で表された二値画像を生成する二値画像生成工程と、
前記二値画像を使用して、前記第1の領域および前記第2の領域の境界部で未知領域を設定する未知領域設定工程と、
前記画像中の特定の領域における代表色を取得する代表色取得工程と、
前記未知領域において、前記代表色を基に前記第1の領域の度合いを表す多値の画素値を求める多値画像生成工程と、
を含む画像処理方法。 - 画像を表示する表示装置と、
前記表示装置に表示される前記画像の画像情報に対し画像処理を行なう画像処理装置と、
を備え、
前記画像処理装置は、
前記画像情報を取得する画像情報取得部と、
前記画像情報から第1の領域または第2の領域であることを示す二値で表された二値画像を生成する二値画像生成部と、
前記二値画像を使用して、前記第1の領域および前記第2の領域の境界部で未知領域を設定する未知領域設定部と、
前記画像中の特定の領域における代表色を取得する代表色取得部と、
前記未知領域において、前記代表色を基に前記第1の領域の度合いを表す多値の画素値を求める多値画像生成部と、
を備える画像処理システム。 - コンピュータに、
画像の画像情報を取得する画像情報取得機能と、
前記画像情報から第1の領域または第2の領域であることを示す二値で表された二値画像を生成する二値画像生成機能と、
前記二値画像を使用して、前記第1の領域および前記第2の領域の境界部で未知領域を設定する未知領域設定機能と、
前記画像中の特定の領域における代表色を取得する代表色取得機能と、
前記未知領域において、前記代表色を基に前記第1の領域の度合いを表す多値の画素値を求める多値画像生成機能と、
を実現させるプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016238465A JP2018097415A (ja) | 2016-12-08 | 2016-12-08 | 画像処理装置、画像処理方法、画像処理システムおよびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016238465A JP2018097415A (ja) | 2016-12-08 | 2016-12-08 | 画像処理装置、画像処理方法、画像処理システムおよびプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018097415A true JP2018097415A (ja) | 2018-06-21 |
Family
ID=62633550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016238465A Pending JP2018097415A (ja) | 2016-12-08 | 2016-12-08 | 画像処理装置、画像処理方法、画像処理システムおよびプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018097415A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021070443A1 (ja) * | 2019-10-09 | 2021-04-15 | ソニー株式会社 | 画像処理装置と画像処理方法とプログラムおよび電子機器 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003016444A (ja) * | 2001-07-03 | 2003-01-17 | Nec Corp | パターン認識装置とそのパターン認識方法、及びパターン認識プログラム |
JP2010066802A (ja) * | 2008-09-08 | 2010-03-25 | Sony Corp | 画像処理装置および方法、並びにプログラム |
-
2016
- 2016-12-08 JP JP2016238465A patent/JP2018097415A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003016444A (ja) * | 2001-07-03 | 2003-01-17 | Nec Corp | パターン認識装置とそのパターン認識方法、及びパターン認識プログラム |
JP2010066802A (ja) * | 2008-09-08 | 2010-03-25 | Sony Corp | 画像処理装置および方法、並びにプログラム |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021070443A1 (ja) * | 2019-10-09 | 2021-04-15 | ソニー株式会社 | 画像処理装置と画像処理方法とプログラムおよび電子機器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8013870B2 (en) | Image masks generated from local color models | |
US9792695B2 (en) | Image processing apparatus, image processing method, image processing system, and non-transitory computer readable medium | |
CN102067173B (zh) | 用于在包含多个像素的图像中选择关注部分的方法和设备 | |
US9886747B2 (en) | Digital image blemish removal | |
JP6287337B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、画像処理システムおよびプログラム | |
US20170039683A1 (en) | Image processing apparatus, image processing method, image processing system, and non-transitory computer readable medium | |
JP5854162B2 (ja) | 領域判定装置、領域判定方法およびプログラム | |
JP7264929B2 (ja) | 背景なし画像の生成方法及び装置、電子機器、記憶媒体並びにコンピュータプログラム | |
US20170206661A1 (en) | Image processing apparatus, image processing method, image processing system, and non-transitory computer readable medium | |
JP5907196B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、画像処理システムおよびプログラム | |
JP6241320B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、画像処理システムおよびプログラム | |
CN105302431B (zh) | 图像处理设备、图像处理方法和图像处理系统 | |
JP6550819B2 (ja) | 選択支援装置及びプログラム | |
JP2018097415A (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、画像処理システムおよびプログラム | |
JP6711031B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、画像処理システムおよびプログラム | |
JP5672168B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム | |
JP6919433B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、画像処理システムおよびプログラム | |
JP6930099B2 (ja) | 画像処理装置 | |
Chamaret et al. | Harmony-guided image editing | |
Ho et al. | Blending-weight diffusion for image colourisation | |
JP2023031373A (ja) | 画像処理装置、画像処理システムおよびプログラム | |
KR102369248B1 (ko) | 가우시안 혼합 모델 및 총변이 기법을 이용한 객체 분할 장치 및 방법 | |
JP2016004309A (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、画像処理システムおよびプログラム | |
EP3719740B1 (en) | Image processing device, image processing method, and image processing program | |
JP2019101844A (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、画像処理システムおよびプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20191125 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20201209 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210119 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210315 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20210629 |