JP2018096221A - 車両用排気管継手構造 - Google Patents

車両用排気管継手構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2018096221A
JP2018096221A JP2016238945A JP2016238945A JP2018096221A JP 2018096221 A JP2018096221 A JP 2018096221A JP 2016238945 A JP2016238945 A JP 2016238945A JP 2016238945 A JP2016238945 A JP 2016238945A JP 2018096221 A JP2018096221 A JP 2018096221A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust pipe
downstream
upstream
seal ring
peripheral surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016238945A
Other languages
English (en)
Inventor
洋明 島崎
Hiroaki Shimazaki
洋明 島崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2016238945A priority Critical patent/JP2018096221A/ja
Publication of JP2018096221A publication Critical patent/JP2018096221A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Exhaust Silencers (AREA)

Abstract

【課題】異物がシールリングと凹球面部との摺動面に侵入することを抑制できる車両用排気管継手構造の提供。【解決手段】保護部材50が設けられており、保護部材50が、上流側端部51が上流側排気管20の内周面20bに固定されており、少なくとも下流側端部52が上流側排気管20の内部から外部に下流側に延出しており、下流側端53が下流側排気管30の内部に位置している。このため、保護部材50がガイドの役割となり、上流側から流れてきた異物Cの流れを、シールリング42と凹球面部43b1との摺動面より下流側に導くことができ、結果的にこの摺動面への異物Cの入り込みを抑制できる。【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車の排気管同士を回動可能に連結するボールジョイント機構を備える車両用排気管継手構造に関する。
従来の排気管継手構造は、図2に示すように、上流側排気管2の管端2aの外周にシールリング4aが装着され、下流側排気管3の端部にシール座4bが設けられ、シール座4bのシールリング4aと対向する面にはシールリング4aと摺動接触する凹球面部4cが形成されているボールジョイント機構を備える(たとえば、特許文献1)。
しかし、従来の車両用排気管継手構造には、つぎの問題点がある。
上流側排気管2の終端(下流側端)2bが、下流側排気管3に設けられるシール座4bの凹球面部4cの終端(下流側端)4dと一致(略一致を含む)しているため、上流側から流れてきた異物Cがシールリング4aと凹球面部4cとの摺動面に入り込みやすく、対策が必要である。
特開平11−325355号公報
本発明の目的は、異物がシールリングと凹球面部との摺動面に侵入することを抑制できる車両用排気管継手構造を提供することにある。
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) 上流側排気管の下流側端部に管端を残してフランジが設けられ、かつ前記管端の外周にシールリングが装着され、下流側排気管の外周には前記フランジと対向するようシール座が設けられ、該シール座の前記シールリングと対向する面には該シールリングと摺動接触する凹球面部が形成されているボールジョイント機構を備える車両用排気管継手構造であって、
前記上流側排気管の内周面の車両配置状態における少なくとも下側部に保護部材が設けられており、
前記保護部材は、上流側端部が前記上流側排気管の内周面に固定されており、少なくとも下流側端部が前記上流側排気管の内部から外部に下流側に延出しており、下流側端が前記下流側排気管の内部に位置しており、
前記保護部材のうち前記上流側排気管の内部から外部に下流側に延出している部分は、前記下流側排気管の内周面との間に隙間を有している、車両用排気管継手構造。
上記(1)の車両用排気管継手構造によれば、つぎの効果を得ることができる。
保護部材が、上流側端部が上流側排気管の内周面に固定されており、少なくとも下流側端部が上流側排気管の内部から外部に下流側に延出しており、下流側端が下流側排気管の内部に位置している。このため、上流側から流れてきた異物を、シールリングと凹球面部との摺動面より下流側に導くことができ、結果的にこの摺動面への異物の入り込みを抑制できる。
なお、保護部材のうち上流側排気管の内部から外部に下流側に延出している部分が、下流側排気管の内周面との間に隙間を有している。このため、ボールジョイント機構の摺動(シールリングと凹球面部との摺動)を伴う上流側排気管と下流側排気管との相対回動が保護部材によって阻害されることを抑制できる。
本発明実施例の車両用排気管継手構造の断面図である。なお、図面の明瞭化のためにシールリング以外の断面表示は省略している。 従来の車両用排気管継手構造の断面図である。なお、図面の明瞭化のためにシールリング以外の断面表示は省略している。
以下に、図面を参照して、本発明実施例の車両用排気管継手構造(以下、単に継手構造ともいう)10を説明する。なお、図中UPは、車両上方を示す。
継手構造10は、自動車の排気ガスを大気に排出する排気管部位に設けられるものであり、図1に示すように、排気ガスの流れ方向における上流側排気管20と上流側排気管20の下流側に設けられる下流側排気管30との継手構造である。
上流側排気管20と下流側排気管30は、ともに円筒形状であり、排気流れ方向(軸方向)に間隔をおいて対向して配置されている。上流側排気管20と下流側排気管30との連結部には、シール性に加えて、内燃機関や車体の振動に対する防振性能も要求される。そのため、上流側排気管20と下流側排気管30とを互いに相対回動可能に連結することでシール性を確保しつつ振動を吸収するボールジョイント機構40が設けられている。
ボールジョイント機構40では、上流側排気管20の下流側端部に管端21を残してフランジ41が設けられ、かつ管端21の外周にシールリング42が装着されている。管端21は、上流側排気管20の下流側端のみならずその近傍をも含む。
フランジ41は、上流側排気管20の外周面20aから上流側排気管20の横断面視における半径方向外側に延びて設けられている。フランジ41は、上流側排気管20に溶接等にて固定して取付けられている。フランジ41には、上流側排気管20の軸を中心として対称な位置に合計2個の貫通孔41aが形成されている。
シールリング42は、ステンレス製等の金属細線にて形成されたワイヤメッシュと、膨張黒鉛、雲母または石綿等の耐熱材とを圧縮成形したもの等からなる。シールリング42は、管端21の外周に全周にわたって設けられている。シールリング42は、上流側排気管20の横断面視における半径方向に外側に延びておりフランジ41に当接する平面部42aと、平面部42aの外周縁から上流側排気管20の軸方向に平行に下流側に延びる円筒面部42bと、円筒面部42bの下流側端部に滑らかに連なり該下流側端部から下流側かつ上流側排気管20の内径側に凸湾曲しつつ延びる凸球面形状の凸球面部42cと、を備える。上流側排気管20の軸方向で、シールリング42の下流側端は、上流側排気管20の下流側端20cと同じ(ほぼ同じを含む)位置にある。
ボールジョイント機構40では、また、下流側排気管30の外周にフランジ41と対向するようシール座43が設けられている。シール座43は、下流側排気管30の上流側端部の外周面30aから下流側排気管30の軸方向に上流側に延びる上流側延び部43aと、上流側延び部43aの上流側端部に連なり該上流側端部から上流側かつ下流側排気管30の横断面視における半径方向に外側に延びる傾斜部43bと、傾斜部43bの延び方向先端から下流側排気管30の横断面視における半径方向に外側に延びる平板部43cと、を有する。
シール座43は、上流側延び部43aにて下流側排気管30に溶接等にて固定して取付けられている。上流側延び部43aの下流側端部は、下流側排気管30の上流側端30bよりも下流側に位置しており、上流側延び部43aの上流側端部は、下流側排気管30の上流側端30bよりも上流側にある。傾斜部43bは、シールリング42の凸球面部42cに対向する位置にある。傾斜部43bのシールリング42の凸球面部42cに対向する面は、シールリング42から離れる方向に凹むとともに、シールリング42の凸球面部42cと摺動接触する凹球面形状の凹球面部43b1とされている。平板部43cには、フランジ41の2個の貫通孔41aに対応させて、2個の貫通孔43c1が形成されている。
フランジ41とシール座43とは、各貫通孔41a、43c1に挿通される2個のボルト44を用いて連結されている。ボルト44は、シール座43の貫通孔43c1、フランジ41の貫通孔41aの順に挿通されている。ボルト44は、ボルト44の頭部44aとシール座43との間に圧縮コイルスプリング45が配設された状態で、各貫通孔41a、43c1に挿通された後、図示略のナットに螺着されている。圧縮コイルスプリング45により、フランジ41とシール座43とは、相対的に接近しシールリング42を圧縮させる方向に付勢されている。
継手構造10では、シールリング42の凸球面部42cとシール座43の凹球面部43b1との摺動接触によって、上流側排気管20と下流側排気管30とが相対回動可能とされており、また、上流側排気管20と下流側排気管30とのシールが行われる。
継手構造10には、さらに、保護部材50が設けられている。
保護部材50は、上流側排気管20の内周面20bに固定して設けられている。保護部材50は、内周面20bの全周にわたって連続して設けられていてもよく、内周面20bの周方向の一部のみに設けられていてもよい。保護部材50が内周面20bの周方向の一部のみに設けられる場合、保護部材50は、内周面20bの車両配置状態における少なくとも下側部に設けられている。なお、この「下側部」とは、横断面視で、内周面20bの車両配置状態における上下方向中央部を含んで該中央部より下側にある部分である。保護部材50は、少なくとも内周面20bの横断面視における最下端部20b1を含んで設けられている。
保護部材50は、上流側端部51が上流側排気管20の内周面20bに当接して固定されており、少なくとも下流側端部52が上流側排気管20の内部から外部に下流側に延出しており、下流側端53が下流側排気管30の内部に位置している。上流側端部51は、溶接等により上流側排気管20の内周面20bに固定されている。下流側端53は、下流側排気管30の内部に位置するため、下流側排気管30の上流側端30bより下流側にある。
保護部材50は、上流側端部51より下流側で下流側端部52より上流側に、上流側排気管20内で内周面20bから離れる方向(上流側排気管20の横断面視における半径方向内側)かつ下流側に傾斜する傾斜部54を有する。傾斜部54は、上流側排気管20内にあり、上流側排気管20の下流側端20cより上流側にある。また、保護部材50は、傾斜部54の下流側端部から下流側に上流側排気管20の軸方向と平行な方向に延びる軸方向延び部55を有する。軸方向延び部55の下流側端が保護部材50の下流側端53となっており自由端とされている。
保護部材50が、傾斜部54と軸方向延び部55を有するため、保護部材50のうち上流側排気管20の内部から外部に下流側に延出している部分は、下流側排気管30の内周面30cおよびボールジョイント機構40のシール座43と非接触とされており、下流側排気管30の内周面30cおよびボールジョイント機構40のシール座43との間に隙間Sを形成する。隙間Sの、保護部材50と内周面30cおよびシール座43との間隔は、保護部材50による排気流路断面積の減少を抑えるために小とされていることが望ましいが、上流側排気管20と下流側排気管30とが相対回動しても、保護部材50が内周面30cおよびシール座43にぶつからない程度とされている。特に限定されるものではないが、この隙間Sの間隔は、たとえば、下流側排気管30の内周面30cの直径の1/3以下で1/10以上とされている。
つぎに、本発明実施例の作用、効果を説明する。
排気管には、図示略のエキゾーストマニホールド、ターボ等の上流部品の材質不良に起因する錆などの異物Cが流れるおそれがある。かかる異物Cがシールリング42と凹球面部43b1の摺動面に入り込むと、ボールジョイント機構40による、上流側排気管20と下流側排気管30とのシール性、相対回動性に影響を及ぼすおそれがある。しかし、本発明実施例では、保護部材50が、上流側端部51が上流側排気管20の内周面20bに固定されており、少なくとも下流側端部52が上流側排気管20の内部から外部に下流側に延出しており、下流側端53が下流側排気管30の内部に位置している。このため、保護部材50がガイドの役割となり、上流側から流れてきた異物Cの流れを、シールリング42と凹球面部43b1との摺動面より下流側に導くことができ、結果的にこの摺動面への異物Cの入り込みを抑制できる。
保護部材50のうち上流側排気管20の内部から外部に下流側に延出している部分が、下流側排気管30の内周面30cおよびボールジョイント機構40のシール座43との間に隙間Sを有している。このため、ボールジョイント機構40の摺動(シールリング42と凹球面部43b1との摺動)を伴う上流側排気管20と下流側排気管30との相対回動が保護部材50によって阻害されることを抑制できる。
保護部材50が傾斜部54を有するため、保護部材50が設けられている場合であっても、傾斜部54が上流側排気管20の横断面視における半径方向内側に延びる直角形状とされている場合に比べて、排気の流れの乱れを抑制することができる。
保護部材50が内周面20bの全周にわたって設けられる場合、内周面20bの周方向の一部のみに設けられる場合に比べて、保護部材50による効果(シールリング42と凹球面部43b1との摺動面への異物侵入防止効果)を確実に得ることができる。
保護部材50が内周面20bの周方向の一部のみに設けられる場合、内周面20bの全周にわたって設けられる場合に比べて、保護部材50の材料コストを低減でき、継手構造10の軽量化を図ることができる。
保護部材50が、内周面20bの車両配置状態における少なくとも下側部に設けられているため、保護部材50が内周面20bの周方向の一部のみに設けられる場合であっても、異物Cが主として流れる可能性の高い部分に保護部材50を設けることができ、保護部材50による効果を効率よく得ることができる。
10 車両用排気管継手構造
20 上流側排気管
20a 外周面
20b 内周面
20c 下流側端
21 管端
30 下流側排気管
30a 外周面
30b 上流側端
30c 内周面
40 ボールジョイント機構
41 フランジ
42 シールリング
42a 平面部
42b 円筒面部
42c 凸球面部
43 シール座
43a 上流側延び部
43b 傾斜部
43b1 凹球面部
43c 平板部
44 ボルト
50 保護部材
51 保護部材の上流側端部
52 保護部材の下流側端部
53 保護部材の下流側端
54 傾斜部
55 軸方向延び部
C 異物
S 隙間

Claims (1)

  1. 上流側排気管の下流側端部に管端を残してフランジが設けられ、かつ前記管端の外周にシールリングが装着され、下流側排気管の外周には前記フランジと対向するようシール座が設けられ、該シール座の前記シールリングと対向する面には該シールリングと摺動接触する凹球面部が形成されているボールジョイント機構を備える車両用排気管継手構造であって、
    前記上流側排気管の内周面の車両配置状態における少なくとも下側部に保護部材が設けられており、
    前記保護部材は、上流側端部が前記上流側排気管の内周面に固定されており、少なくとも下流側端部が前記上流側排気管の内部から外部に下流側に延出しており、下流側端が前記下流側排気管の内部に位置しており、
    前記保護部材のうち前記上流側排気管の内部から外部に下流側に延出している部分は、前記下流側排気管の内周面との間に隙間を有している、車両用排気管継手構造。
JP2016238945A 2016-12-09 2016-12-09 車両用排気管継手構造 Pending JP2018096221A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016238945A JP2018096221A (ja) 2016-12-09 2016-12-09 車両用排気管継手構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016238945A JP2018096221A (ja) 2016-12-09 2016-12-09 車両用排気管継手構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018096221A true JP2018096221A (ja) 2018-06-21

Family

ID=62632067

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016238945A Pending JP2018096221A (ja) 2016-12-09 2016-12-09 車両用排気管継手構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018096221A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8322979B2 (en) Pane arrangement for a turbocharger
US8721977B2 (en) Exhaust treatment device with integral mount
JP6580122B2 (ja) ターボチャージャ
US8327633B2 (en) Exhaust pipe for vehicle-mounted engine
US10060536B2 (en) Turbocharger waste gate poppet valve with flexible sheet metal sealing member
US9657690B2 (en) Flap device for an internal combustion engine
JP6650037B2 (ja) タービンハウジング、排気タービン、及び過給機
US20220034239A1 (en) Turbine housing and turbocharger
US9140174B2 (en) Exhaust treatment device with integral mount
JP2008088954A (ja) 排気管の接続装置
US10428718B2 (en) Compact inline inlet with integrated cast ring
JP2018096221A (ja) 車両用排気管継手構造
US9581065B2 (en) Welding structure of warm-up catalytic converter
KR101544369B1 (ko) 콜드트랩, 및 콜드트랩의 장착구조
JP2016118105A (ja) ターボチャージャー
JP6676666B2 (ja) 配管の継手構造
US11384678B2 (en) Heat insulating cover for exhaust device
US9829111B2 (en) Valve device
JP2009250102A (ja) 排気管用管継手
JP2019183902A (ja) 配管モジュール
JP7416001B2 (ja) 配管構造
JP2018040256A (ja) 配管の振動吸収構造
JP2015224570A (ja) ターボチャージャ
JP2024002846A (ja) 排気浄化装置とフランジの溶接方法
JP2020051309A (ja) Egr装置