JP2018095390A - 吊り紐支持具及び袋体の吊り上げ方法 - Google Patents

吊り紐支持具及び袋体の吊り上げ方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構成で吊り紐にフック等を挿入するための空間を確保することのできる吊り紐支持具及び袋体の吊り上げ方法を提供する。【解決手段】袋体2に設けられたループ状の吊り紐3a〜3dを、袋体2から持ち上げた状態で支持する吊り紐支持具10を、袋体2の上部に載置される枠状の基台11と、基台11から上方に突出するように設けられた棒状の支持片121〜125を備え、吊り紐3a〜3dを支持する支持部材12と、吊り紐3a〜3dを、広げた状態で、支持部材12の支持片121〜125に固定する固定部材13とから構成した。【選択図】図1

Description

本発明は、土嚢などの袋体に設けられたループ状の吊り紐を、リング形状を保持した状態で支持する吊り紐支持具及び袋体の吊り上げ方法に関する。
従来、斜面崩壊後の復旧対策工事として、内部に栗石などの中詰材を詰めた根固め用の袋材を斜面の中間に多数配置して、上流側からの土砂または転石を一端仮受けする方法が行われているが、作業現場である斜面は二次災害のおそれがあるため、安全上、根固め用の袋材を目標位置に設置する作業を無人化することが望ましい。
根固め用の袋材の設置作業を無人化するためには、袋に設けられている吊り紐にフック等を引っ掛けて袋体を吊り上げて斜面の所定位置まで運搬する作業を、無人化エリア内で遠隔操作にて行う必要がある。
ところで、フック掛けを行うためには、袋体本体と吊り紐との間に、フックが挿入できるだけの空間を確保する必要がある。すなわち、吊り紐を広げた状態で自立させる必要がある。
そこで、袋体を吊り上げて運搬する重機のアタッチメントの先端に磁石を取付けるとともに、鉄片もしくは磁石を装着した吊り紐を袋体の取り付け、磁力によって吊り紐を持ち上げることで、フックを挿入するための空間を確保する方法が提案されている(例えば、非特許文献1、特許文献1参照)。
遠隔操縦式バックホウ用大型土のう設置装置の開発、国土交通省 東北地方整備局東北技術事務所 布宮、伊藤、建設マネジメント技術、2015.6月号、pp55-60
特開2014−234277号公報
しかしながら、上記の磁石を用いて吊り紐にフックを挿入するための空間を確保する方法では、重機の先端のアタッチメントを、磁石を装備した特殊把持装置に交換する必要があるだけでなく、吊り紐についても、鉄片ないしは磁石を装着させたものに変更する必要があった。
本発明は、従来の問題点に鑑みてなされたもので、簡単な構成で吊り紐にフック等を挿入するための空間を確保することのできる吊り紐支持具及び袋体の吊り上げ方法を提供することを目的とする。
本発明は、袋体に設けられたループ状の吊り紐を、前記袋体から持ち上げた状態で支持する吊り紐支持具であって、前記袋体の上部に載置される基台と、前記吊り紐を支持する支持部材と、前記吊り紐を前記支持部材に固定する固定部材とを備え、前記支持部材が、前記基台から上方に突出するように設けられた複数の棒状の部材を備え、前記固定部材は、前記吊り紐を広げた状態で、前記吊り紐を前記支持部材に固定することを特徴とする。
これにより、吊り紐を広げた状態で自立させることができるので、特殊な把持装置を備えた重機を用いることなく、袋体を吊り上げて運搬することができる。
なお、「広げた状態」とは、例えば、図3(a),(b)の太い実線で示す吊り紐3a(3b)のように、吊り紐3a(3b)の各部が接触しておらず、吊り紐3a(3b)の左右の辺の間に空間が形成された状態、いわゆるループ状である状態を指し、「閉じた状態」とは、図3(a)の太い破線で示す吊り紐3a(3b)のように、吊り紐3aの左右の辺が接触していて、吊り紐3aの間に空間がない状態を指す。図2(b)の状態も、吊り紐3a各部が接触していないので、「広げた状態」といえる。また、「広げた状態」における吊り紐3aの間に形成される空間の大きさは、フック等の、吊り紐を引っ掛けて前記袋体を吊り上げる吊り上げ装置に設けられた引っ掛け手段が挿入可能な大きさであることはいうまでもない。
また、前記棒状の部材を、前記基台の作る面を側面とする角柱の辺に沿って配置したので、吊り紐を安定して自立させることができる。この場合、基台の作る面は矩形で、基台から上方に突出するように設けられた棒状の部材が角柱の上面と底面とを構成する。
また、前記棒状の部材を、前記基台の作る面を底面とする錐体の斜辺に沿って配置しても同様の効果を得ることができる。この場合には、基台の作る面はn角形で、基台から上方に突出するように設けられた棒状の部材がn角錐の斜面を構成する。
また、前記棒状の部材を、弾性部材から構成したので、袋材を積み重ねることで吊り紐支持具が一旦潰れても、上の袋材を取り除けば、また、形状が復元してリング状となるので、袋材を積み重ねて運搬できる。また、設置後も形状がリング状に保持されるので、袋材を交換もしくは取り除きが容易となる。
また、本発明は、袋体に設けられたループ状の吊り紐を、前記袋体から持ち上げた状態で支持する吊り紐支持具であって、前記袋体の上部に載置される基台と、前記基台から上方に突出するように設けられて前記吊り紐を支持する支持部材とを備え、前記支持部材が、前記基台とは反対側の端部に、前記吊り紐を収納溝が形成されていることを特徴とする。
このように、吊り紐を棒状の部材の収納溝に収納すれば、固定部材を用いることなく、吊り紐を広げた状態で自立させることができる。
また、本発明は、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の吊り紐支持具を用いて、袋体を吊り上げる袋体の吊り上げ方法であって、袋体に中詰め材を収納する工程と、前記袋体に設けられた、当該袋体の開口部を閉じるための綴じ紐を引き出して前記開口部を閉じる工程と、前記袋体の、引き出された綴じ紐の下部側の部分を口絞り用のロープで結着する工程と、前記引き出された綴じ紐のそれぞれを前記袋体から持ち上げるとともにループ状とし、このループ状の綴じ紐を吊り紐として前記吊り紐支持具に取付ける工程と、前記取付けられたループ状の吊り紐を引っ掛けて前記袋体を吊り上げる工程とを備える。
これにより、特殊な把持装置を備えた重機を用いる必要がないだけでなく、新たに吊り紐を準備することないので、袋体の吊り上げを効率よく行うことができる。
なお、前記発明の概要は、本発明の必要な全ての特徴を列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となり得る。
本実施の形態1を示す図である。 綴じ紐を吊り紐とする工程を示す図である。 吊り紐を固定する工程を示す図である。 本発明による吊り紐支持具の他の例を示す図である。 本発明による吊り紐支持具の他の例を示す図である。 吊り紐の固定方法の他の例を示す図である。 吊り紐の固定方法の他の例を示す図である。 本発明による吊り紐支持具の他の例を示す図である。 本実施の形態2に係る吊り紐支持具を示す図である。 本実施の形態3に係る吊り紐支持具を示す図である。
実施の形態1.
図1(a),(b)は本実施の形態1を示す図で、各図において、1は袋体製作枠、2は袋体支持枠1内に設置されて、内部に栗石などの中詰め材(図示ぜず)が収容された根固め用袋体(以下、袋体という)、3a〜3dは袋体2の袋体支持枠1の開口部2k側である上部側に取付けられた吊り紐、10は袋体2の上部に設置された吊り紐支持具、4は袋体2の開口部2kの下側を結ぶ口絞り用のロープ、5は図示しない吊り上げ手段に設けられて吊り紐3a〜3dを引っ掛ける引っ掛け手段である。
引っ掛け手段5としては、フックやバケットの爪等が用いられる。
図1(b)に示すように、吊り紐支持具10は、袋体2の上部に載置される基台11と、吊り紐3a〜3dを支持する支持部材12と、吊り紐3a〜3dを支持部材12に固定する固定部材としての束線バンド13とを備える。
基台11は、4本の棒材111〜114を、それぞれの端部にて連結して成る平面視正方形の枠状の部材である。
支持部材12は5本の棒状の支持片121〜125を備える。
支持片121,124は、基台11の1辺を構成する棒材114の両端部から斜め上方に延びて上端部で連結され、支持片122,123は、棒材114に対向する辺を構成する棒材112の両端部から斜め上方に延びて上端部で連結される。支持片125は、基台11を構成する棒材111,113と平行で、支持片121,124の連結部と支持片122,123の連結部とを連結する。
棒材112と支持片122,123とが、基台11の棒材111〜114により構成される正方形を側面とする三角柱の上面を構成し、棒材114と支持片124,121とが三角柱の下面を構成する。
また、棒材111と支持片121,122,125とが、前記の三角柱の他の2つの側面のうちの一方の側面(以下、前側支持面12aという)を構成し、棒材113と支持片123,124,125とが前記の三角柱の他の2つの側面のうちの他方の側面(以下、後側支持面12bという)を構成する。
なお、棒材111〜114及び支持片121〜125を構成する材料としては、鋼線や木材、もしくは、樹脂などを用いることができる。要は、吊り紐3a〜3dを固定した際に変形しない程度の剛性を有する材料であればよい。
束線バンド13は、吊り紐3a〜3dを支持部材12に広げた状態で固定する。
なお、基台11及び支持部材12を構成する材料としては、鋼線や木材、もしくは、樹脂などの、吊り紐3a〜3dを固定して変形しない程度の剛性を有する材料であれば、特に限定されるものではない。
次に、袋体2を吊り上げ方法る方法について説明する。
本例では、袋体2の開口部2kを閉じるための綴じ紐3を、吊り紐3a〜3dとして利用している。
綴じ紐3は、図2(a)に示すように、1本の紐を、袋体2の開口部2k側に表側と裏側とに交互に通した後に端部同士を結合させてリング状としたもので、袋体2の開口部2kを広げた状態で、袋体2の内部に中詰め材を収納する。
図2(b)に示すように、袋体2への中詰め材の収容後には、綴じ紐3の表側に出ている部分をそれぞれ均等に上部に引出すことで、袋体2の開口部2kを閉じる。
引出された綴じ紐3は、それぞれが、リング状の吊り紐3a〜3dとなる。
袋体2の開口部2kを閉じた後には、袋体2の、引き出された綴じ紐3の下部側の部分を口絞り用のロープ4で結着することで、袋体2が傾いたり、綴じ紐3が緩んだりした場合にも、内部の中詰材が袋体2から出ないようにする。
次に、図3(a),(b)に示すように、引き出された綴じ紐3のそれぞれを袋体2から持ち上げるとともにループ状とし、このループ状の綴じ紐3を吊り紐3a〜3dとして吊り紐支持具10に取付ける。
具体的には、図3(a)に示すように、吊り紐3aの上部を、束線バンド13を用いて支持片125の両端側に固定した後、図3(b)に示すように、根元側を、束線バンド13を用いて支持片121,122の下側に固定し、中間部を支持片121,122の上側に固定することで、吊り紐3aを前側支持面12aに広げた状態で固定する。
なお、吊り紐3aを支持片121,122,125に固定する順番はこれに限るものではなく、先に吊り紐3aの根元側と中間部とを支持片121,122に固定し、しかる後に、上側を支持片125に固定するなどしてもよい。
吊り紐3bも、吊り紐3aと同様に、前側支持面12aに広げた状態で固定する。
吊り紐3c,3dは、吊り紐3a,3bと同様の方法で、後側支持面12bに広げた状態で固定すればよい(図1(a)参照)。
最後に、吊り紐支持具10に取付けられたループ状の吊り紐3a〜3dを、フックのような引っ掛け手段5で引っ掛けて袋体2を吊り上げるようにすれば、袋体2を容易に吊り上げることができる。
なお、吊り紐3a〜3dを全て前側支持面12aに取付けてもよいが、吊り紐3a〜3dを取付けた後の吊り紐支持具10のバランスを考えると、本例のように、吊り紐3a,3bを前側支持面12aに固定し、吊り紐3c,3dを後側支持面12bに固定することが好ましい。
また、吊り紐の本数は4本に限るものではなく、6本あるいは8本などとしてもよい。すなわち、吊り紐の本数については、袋体2の大きさや重さ等により適宜決定すればよい。
また、吊り紐としては、必ずしも、袋体2の開口部2kを閉じるための綴じ紐3を利用する必要はない。例えば、綴じ紐3は、袋体2の開口部2kの周りに巻き付けて開口部2kを確実に閉じるようにする機能のみを持たせ、引っ掛け手段5に引っ掛けるリング状の吊り紐を、別途、袋体2の開口部2k付近に設けてもよい。
なお、前記実施形態1では、支持部材12を構成する支持片121〜125を、基台11を側面とする三角柱の辺に沿って配置したが、図4(a)に示すように、支持片121〜124を、基台11上に底面を有する四角錐の斜辺に沿って配置してもよい。
この場合には、図4(b)に示すように、棒材111と支持片121,122との作る四角錐の斜面に吊り紐3a,3bを広げた状態で固定すればよい。なお、図は省略するが、吊り紐3c,3dは、棒材113と支持片123,124との作る四角錐の斜面に広げた状態で固定される。
また、図5(a)に示すように、支持片121〜123を、基台11上に底面を有する三角の斜辺に沿って配置してもよい。この場合には、図5(b)に示すように、吊り紐3a〜3dは、全て、棒材111と支持片121,122との作る四角錐の斜面に取付けられるが、他の斜面を構成する支持辺は補強材としてしか機能しないので、安定性からすると、斜面の数が4つ以上の錐体もしくは錐台とする方が好ましい。
すなわち、吊り紐3a〜3dを取付けた後の吊り紐支持具10のバランスを考えると、図4(a)に示した四角錐のように、吊り紐3a,3bと吊り紐3c,3dとを別々の斜面に固定する形態とすることが好ましい。
また、前記実施形態1では、吊り紐支持具10を吊り紐3a〜3dの外側に配置したが、吊り紐支持具10を吊り紐3a〜3dの内側に配置してもよい。
例えば、吊り紐支持具10が図4(a)のような四角錐の場合には、図6(a),(b)に示すように、吊り紐3a〜3dは、それぞれ、基台11の棒材112と棒材114の下側を通って、四角錐の頂点12zにて吊り紐支持具10に固定される。このように、吊り紐支持具10を吊り紐3a〜3dの内側に配置した場合には、吊り紐3a〜3dの根元部は、吊り紐3a〜3dの自重のかかった棒材112と棒材114とにより吊り紐支持具10と袋体2との間に挟まれるので、1個の束線バンド13で吊り紐3a〜3dを吊り紐支持具10に固定できる。
また、吊り紐支持具10が図1(b)のような三角柱の場合には、図7(a)に示すように、吊り紐3a〜3dを基台11の棒材112と棒材114の下側をくぐらせて、棒材111と棒材113とに平行な三角柱の辺を構成する支持片125に固定するか、もしくは、図7(b)に示すように、吊り紐3a〜3dを棒材111と棒材113の下側をくぐらせて、支持片125に固定すればよい。
なお、吊り紐3a〜3dを基台11の棒材112と棒材114の下側をくぐらせた場合には、吊り紐3a〜3dを、支持片125の2箇所以上で固定できるので、吊り紐3a〜3dの作るループの空間を広くすることができるという利点がある。
また、吊り紐支持具10が図5(a)のような三角錐の場合には、図7(c)に示すように、吊り紐3a〜3dを棒材111〜113のうちの2本の棒材の下側をくぐらせて、三角錐の頂点12zにて吊り紐支持具10に固定すればよい。
また、吊り紐支持具10としては、図8(a),(b)に示すように、基台11の互いに対向する棒材112,114に、それぞれ、中央部から上方に突出する支持片121,122を設け、この支持片121,122に吊り紐3a〜3dを固定する形態のものであってもよい。なお、支持片121,122は、必ずしも基台11に直交する必要はなく、図8(c),(d)に示すように、棒材112と棒材112との中点を結ぶ線分を底辺とする三角形の2辺となるよう配置してもよい。
また、この場合にも、吊り紐支持具10を吊り紐3a〜3dの内側に配置し、吊り紐3a〜3dを棒材112,114の下側をくぐらせて、支持片121,122に固定してもよい。
要は、リング状の吊り紐3a〜3dが、フックやバケットの爪のような吊り紐3a〜3dを引っ掛ける引っ掛け手段5を挿入するための空間が確保できるように、吊り紐3a〜3dを広げた状態で、支持部材12に固定される構成であればよい。
実施の形態2.
前記実施の形態1では、吊り紐3a〜3dを支持部材12の支持片121〜125に固定したが、図9(a)〜(c)に示すように、支持部材12を弾性部材から構成するとともに、吊り紐支持具10を構成する三角柱のうちの支持片125を含む2つの側面12a,12bを網状とし、この網状の側面12a,12bで吊り紐3a〜3dを挟み込んで固定するようにしてもよい。
網状の側面12aは、支持部材12の支持片122,123,125と基台11の棒材112と、支持片122と支持片123とを連結する、支持片125と平行な方向に延長する複数の横補強片126と、支持片125と基台11の棒材112とを連結する、支持片122と平行な方向に延長する複数の縦補強片127とで構成され、網状の側面12bは、支持部材12の支持片121,124,125と基台11の棒材114と、支持片121と支持片124とを連結する、棒材125と平行な方向に延長する複数の横補強片128と、支持片125と基台11の棒材114とを連結する、支持片121と平行な方向に延長する複数の縦補強片129とで構成される。
また、網状の側面12a,12bの上部側には、それぞれ、フックやバケットの爪等の引っ掛け手段5が挿入できる大きさを有する開口12kが設けられており、この開口12kから引っ掛け手段5を挿入して吊り紐3a〜3dを引っ掛ければ、袋体2を容易に引き上げることができる。
吊り紐3a〜3dを網状の側面12a,12b固定する際には、まず、吊り紐3a〜3dを広げて、一方の網状の側面12aに吊り紐3a,3bを仮止めし、他方の側面12bに吊り紐3c,3dを仮止めする。その後、図9(b)に示すように、網状の側面12a,12bを閉じて、吊り紐3a〜3dを吊り紐3a〜3dに挟んだ状態で、吊り紐3a〜3dを、網状の側面12a,12bの外側から固定するなどすればよい。
また、本例では、側面12a,12bを網状にするとともに、側面12a,12bを構成する支持片121〜124の傾きである支持片125の延長方向との角度を、基台11側で小さく支持片125で大きくしている。これにより、網状の側面12a,12bは更に変形しやすくなるので、吊り紐3a〜3dの固定作業が容易となる。
このように、吊り紐支持具10を弾性部材から構成すれば、袋体2積み重ねることで吊り紐支持具10の形が潰れても、上の袋体2を取り除けば、また、形状が復元してリング状となるので、袋体2を積み重ねて運搬できるとともに、袋体2の入れ替えも可能となる。なお、吊り紐支持具10を構成する弾性部材は、吊り紐3a〜3dを固定して変形しない程度の剛性を有する材料から構成されることはいうまでもない。
なお、弾性部材としては、例えば、スチールコードなどを用いることができる。また、近年、釣り具や鉄筋の代替品として注目されている超高分子量ポリエチレン繊維やポリアリレート繊維などの高強度・高弾性率繊維を編んで棒状としたものを用いてもよい。
なお、基台11も弾性部材から構成してもよい。
また、前記実施の形態1の支持部材12(もしくは、基台11及び支持部材12)を弾性部材から構成しても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態3.
前記実施の形態1,2では、吊り紐3a〜3dを、束線バンドなどの固定部材13を用いて支持部材12に固定したが、図10(a),(b)に示すように、支持部材12を、基台11の互いに対応する2本の棒材112,114の中心に立設される2本の支持片61,62から構成するとともに、支持片61,62の基台11とは反対側の端部に、吊り紐3a〜3dを収納する収納溝61m,62mを形成し、この収納溝61m,62mに吊り紐3a〜3dを収納することで、吊り紐3a〜3dを、広げた状態で、支持部材12に固定するようにしてもよい。
収納溝61m,62mは、図10(b)の右側の図に示すように、それぞれが、吊り紐3a〜3dの径よりもやや広めの導入溝63aと、この導入溝63aに連通する、4本の吊り紐3a〜3dを収納可能な溝幅を有する収納溝63bとを備える。
吊り紐3a〜3dを収納溝61m,62mに収納する際には、収納溝61m,62mに吊り紐3a〜3dを収納する広げた状態の吊り紐3a〜3dを、1本ずつ導入溝63aを介して収納溝63bに収納すれば、固定部材13を用いることなく、吊り紐3a〜3dを支持部材12に固定することができる。
なお、この場合にも、吊り紐支持具10を吊り紐3a〜3dの内側に配置し、吊り紐3a〜3dを棒材112,114の下側をくぐらせて、支持片61,62の収納溝61m,62mに収納するようにしてもよい。
1 袋体製作枠、2 根固め用袋体、3 綴じ紐、3a〜3d 吊り紐、
4 口絞り用のロープ、5 引っ掛け手段、
10 吊り紐支持具、11 基台、12 支持部材、13 束線バンド。

Claims (6)

  1. 袋体に設けられたループ状の吊り紐を、前記袋体から持ち上げた状態で支持する吊り紐支持具であって、
    前記袋体の上部に載置される基台と、前記吊り紐を支持する支持部材と、前記吊り紐を前記支持部材に固定する固定部材とを備え、
    前記支持部材が、
    前記基台から上方に突出するように設けられた複数の棒状の部材を備え、
    前記固定部材は、
    前記吊り紐を広げた状態で、前記吊り紐を前記支持部材に固定することを特徴とする吊り紐支持具。
  2. 前記棒状の部材が、前記基台の作る面を側面とする角柱の辺に沿って配置されていることを特徴とする請求項1に記載の吊り紐支持具。
  3. 前記棒状の部材が、前記基台の作る面を底面とする錐体の斜辺に沿って配置されていることを特徴とする請求項1に記載の吊り紐支持具。
  4. 前記棒状の部材が、弾性部材から構成されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の吊り紐支持具。
  5. 袋体に設けられたループ状の吊り紐を、前記袋体から持ち上げた状態で支持する吊り紐支持具であって、
    前記袋体の上部に載置される基台と、前記基台から上方に突出するように設けられて前記吊り紐を支持する支持部材とを備え、
    前記支持部材は、
    前記基台とは反対側の端部に、前記吊り紐を収納溝が形成されていることを特徴とする吊り紐支持具。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の吊り紐支持具を用いて、袋体を吊り上げる袋体の吊り上げ方法であって、
    袋体に中詰め材を収納する工程と、
    前記袋体に設けられた、当該袋体の開口部を閉じるための綴じ紐を引き出して前記開口部を閉じる工程と、
    前記袋体の、引き出された綴じ紐の下部側の部分を口絞り用のロープで結着する工程と、
    前記引き出された綴じ紐のそれぞれを前記袋体から持ち上げるとともにループ状とし、このループ状の綴じ紐を吊り紐として前記吊り紐支持具に取付ける工程と、
    前記取付けられたループ状の吊り紐を引っ掛けて前記袋体を吊り上げる工程とを備えることを特徴とする袋体の吊り上げ方法。
JP2016240641A 2016-12-12 2016-12-12 吊り紐支持具及び袋体の吊り上げ方法 Active JP6788490B2 (ja)

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