JP2018094676A - 搬送装置及びその運転方法 - Google Patents

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省吾 長谷川
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Abstract

【課題】食品が収容されている容器を安定して搬送することができる、搬送装置を提供することを目的とする。【解決手段】食品が収容されている容器102を搬送する搬送装置であって、容器102の外周面と当接して、容器102を保持する第1保持部が設けられている第1アーム13Aと、板状に形成され、容器102の下面と当接して、容器102を保持する第2保持部が設けられている第2アーム13Bと、御装置14と、を備え、制御装置14は、第1保持部を容器102の外周面と当接させるように、第1アーム13Aを動作させ、第2保持部が容器102の下面と当接するように、第2アーム13Bを動作させて、容器102を搬送するように構成されている、搬送装置。【選択図】図2

Description

本発明は、搬送装置及びその運転方法に関する。
食品が収容された容器を搬送する、搬送ロボットが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示されている搬送ロボットでは、容器に液体が入っていることを検出して、容器を水平状態に維持する制御を行って搬送して、液体がこぼれ落ちないようにしている。
特開2007−260838号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている搬送ロボットでは、容器の形状について、考慮されておらず、容器の形状によっては、把持手段による容器の把持が不安定となるおそれがあった。また、例えば、容器をテーブルに置く、又はテーブルに載置されている容器を持ち上げるといった、容器を上下に移動させる動作を実行するときに、把持している容器が不安定な状態であると、動作速度が極端に遅くなるおそれがあった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、食品が収容されている容器(食器)を安定して搬送することができる、搬送装置及びその運転方法を提供することを目的としている。
上記従来の課題を解決するために、本発明に係る搬送装置は、食品が収容されている前記容器を搬送する搬送装置であって、前記容器の外周面と当接して、前記容器を保持する第1保持部が設けられている第1アームと、板状に形成され、前記容器の下面と当接して、前記容器を保持する第2保持部が設けられている第2アームと、制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記第1保持部を前記容器の外周面と当接させるように、前記第1アームを動作させ、前記第2保持部が前記容器の下面と当接するように、前記第2アームを動作させて、前記容器を搬送するように構成されている。
これにより、第1アームの第1保持部と第2アームの第2保持部により、食品が収容されている容器(食器)を保持するので、容器を安定して搬送することができる。より詳細には、第1保持部で容器の外周面を保持しつつ、第2保持部に容器を載置させることにより、容器の形状にかかわらず、安定して、容器を保持して、搬送することができる。
また、本発明に係る搬送装置の運転方法は、食品が収容されている容器を搬送する搬送装置であって、前記搬送装置は、前記容器の外周面と当接して、前記容器を保持する第1保持部が設けられている第1アームと、板状に形成され、前記容器の下面と当接して、前記容器を保持する第2保持部が設けられている第2アームと、を備え、前記第1保持部を前記容器の外周面と当接させて、前記第1アームが動作する(A)と、前記第2保持部が前記容器の下面と当接するように、前記第2アームが動作する(B)と、を備える。
これにより、第1アームの第1保持部と第2アームの第2保持部により、食品が収容されている容器(食器)を保持するので、容器を安定して搬送することができる。
本発明の上記目的、他の目的、特徴、及び利点は、添付図面参照の下、以下の好適な実施形態の詳細な説明から明らかにされる。
本発明の搬送装置及びその運転方法によれば、第1アームの第1保持部と第2アームの第2保持部により、食品が収容されている容器を保持するので、容器を安定して搬送することができる。
図1は、本実施の形態1に係る搬送装置の概略構成を示す斜視図である。 図2は、図1に示す搬送装置の概略構成を示す模式図である。 図3は、図1に示す搬送装置の制御装置の構成を概略的に示す機能ブロック図である。 図4は、図2に示す搬送装置における第1ハンド部の上面の概略構成を示す模式図である。 図5は、図2に示す搬送装置における第2ハンド部の上面の概略構成を示す模式図である。 図6は、本実施の形態1に係る搬送装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図7は、図6に示すフローチャートに沿って、搬送装置が動作しているときの搬送装置の状態を示す模式図である。 図8は、図6に示すフローチャートに沿って、搬送装置が動作しているときの搬送装置の状態を示す模式図である。 図9は、図6に示すフローチャートに沿って、搬送装置が動作しているときの搬送装置の状態を示す模式図である。 図10は、図6に示すフローチャートに沿って、搬送装置が動作しているときの搬送装置の状態を示す模式図である。 図11は、本実施の形態1に係る搬送装置の動作の他の例を示すフローチャートである。 図12は、図11に示すフローチャートに沿って、搬送装置が動作しているときの搬送装置の状態を示す模式図である。 図13は、本実施の形態2に係る搬送装置の概略構成を示す模式図である。 図14は、図13に示す搬送装置における第1ハンド部の上面の概略構成を示す模式図である。 図15は、図13に示す搬送装置における第2ハンド部の上面の概略構成を示す模式図である。 図16は、本実施の形態2に係る搬送装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図17は、本実施の形態2に係る搬送装置の動作の他の例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、全ての図面において、同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。また、全ての図面において、本発明を説明するための構成要素を抜粋して図示しており、その他の構成要素については図示を省略している場合がある。さらに、本発明は以下の実施の形態に限定されない。
(実施の形態1)
本実施の形態1に係る搬送装置は、食品が収容されている容器を搬送する搬送装置であって、容器の外周面と当接して、容器を保持する第1保持部が設けられている第1アームと、板状に形成され、容器の下面と当接して、容器を保持する第2保持部が設けられている第2アームと、制御装置と、を備え、制御装置は、第1保持部を容器の外周面と当接させるように、第1アームを動作させ、第2保持部が容器の下面と当接するように、第2アームを動作させて、前記容器を搬送するように構成されている。
また、本実施の形態1に係る搬送装置では、第1アームの第1保持部は、一対の爪部を有し、制御装置は、第1保持部の一対の爪部により、容器の外周面を挟んで、容器を保持するように、第1アームを動作させ、その後、第1載置面に載置されている容器を持ち上げるように、第1アームを動作させ、第2保持部が容器の下面と当接して、容器を保持するように、第2アームを動作させるように構成されていてもよい。
また、本実施の形態1に係る搬送装置では、制御装置は、第1保持部及び第2保持部により容器を保持している状態で、第2保持部による容器の下面の保持を解放するように、第2アームを動作させ、その後、容器の下面が、当該容器を載置する第2載置面と当接するように、第1アームを動作させるように構成されていてもよい。
以下、本実施の形態1に係る搬送装置の一例について、図1〜図13を参照しながら説明する。なお、本実施の形態1においては、搬送装置が、コーヒーサーバーにより、容器(ここでは、紙コップ)にコーヒーを入れて、顧客に提供して、給仕する動作を例示している。
[搬送装置の構成]
図1は、本実施の形態1に係る搬送装置の概略構成を示す斜視図である。図2は、図1に示す搬送装置の概略構成を示す模式図である。図3は、図1に示す搬送装置の制御装置の構成を概略的に示す機能ブロック図である。
なお、図1においては、搬送装置における前後方向、上下方向、及び左右方向を図における前後方向、上下方向、及び左右方向として表している。また、図2においては、搬送装置における上下方向及び左右方向を図における上下方向及び左右方向として表している。
図1及び図2に示すように、本実施の形態1に係る搬送装置101は、第1アーム13A及び第2アーム13Bと、制御装置14と、を備えていて、第1アーム13A及び第2アーム13Bにより、食品が収容されている容器102(図8等参照)を保持して、搬送するように構成されている。
まず、図1を参照しながら、本実施の形態1に係る搬送装置101が作業する作業空間内に配置されている各機器等の構成について、説明する。
図1に示すように、本実施の形態1に係る搬送装置101が作業する作業空間内には、コーヒーサーバー103、容器供給器104、テーブル105、及びトレー106が配置されている。コーヒーサーバー103としては、公知の各種のコーヒーサーバーを用いることができ、ここでは、内部に抽出されたコーヒーが密封されているカプセル方式のコーヒーサーバーを用いている。
容器供給器104は、コーヒーサーバー103の側面に取り付けられていて、操作ボタン104aを操作するごとに、容器102を1つずつ、投下(落下)させて供給するように構成されている。容器供給器104としては、公知の紙カップディスペンサーを用いることができる。なお、本実施の形態1においては、容器供給器104をコーヒーサーバー103の側面に取り付ける形態を採用したが、これに限定されず、容器供給器104を作業空間内の壁等に取り付ける形態を採用してもよい。
次に、図2を参照しながら、搬送装置101の具体的構成について、説明する。なお、以下においては、搬送装置101として、水平多関節型の双腕ロボットを説明するが、搬送装置101としては、水平多関節型・垂直多関節型等の他のロボットを採用してもよい。
図2に示すように、搬送装置101は、台車12と、第1アーム13Aと、第2アーム13Bと、台車12内に配置されている制御装置14と、を備えている。なお、本実施の形態1においては、台車12の内部に制御装置14が配置されている形態を採用したが、これに限定されず、制御装置14は、台車12外部に配置されていてもよい。
台車12の上面には、基軸16が固定されている。基軸16には、当該基軸16の軸心を通る回転軸線L1周りに回動可能に第1アーム13A及び第2アーム13Bが設けられている。具体的には、第1アーム13Aと第2アーム13Bとが上下に高低差を有するように設けられている。なお、第1アーム13A及び第2アーム13Bは、独立して動作したり、互いに関連して動作したりすることができるように構成されている。
第1アーム13Aは、第1アーム部15A、第1リスト部17A、第1ハンド部18A、及び第1装着部20Aを有している。同様に、第2アーム13Bは、第2アーム部15B、第2リスト部17B、第2ハンド部18B、及び第2装着部20Bを有している。なお、第2アーム13Bは、第2ハンド部18B以外の構成については、第1アーム13Aを同様に構成されているので、第2ハンド部18B以外の詳細な説明は省略する。
第1アーム部15Aは、本実施の形態1においては、略直方体状の第1リンク5a及び第2リンク5bで構成されている。第1リンク5aは、基端部に回転関節J1が設けられていて、先端部に回転関節J2が設けられている。また、第2リンク5bは、先端部に直動関節J3が設けられている。
そして、第1リンク5aは、回転関節J1を介して、その基端部が基軸16と連結されていて、回転関節J1により、回転軸線L1周りに回動することができる。また、第2リンク5bは、回転関節J2を介して、その基端部が第1リンク5aの先端部と連結されていて、回転関節J2により、回転軸線L2周りに回動することができる。
第2リンク5bの先端部には、直動関節J3を介して、第1リスト部17Aが第2リンク5bに対し昇降移動可能に連結されている。第1リスト部17Aの下端部には、回転関節J4が設けられていて、回転関節J4の下端部には、第1装着部20Aが設けられている。
第1装着部20Aは、第1ハンド部18Aを着脱可能に構成されている。具体的には、例えば、第1装着部20Aは、その間隔が調整可能に構成されている、一対の棒部材を有していて、当該一対の棒部材により、第1ハンド部18Aを挟み込むことにより、第1ハンド部18Aを第1リスト部17Aに装着することができる。これにより、第1ハンド部18Aは、回転関節J4により、回転軸線L3周りに回動することができる。なお、棒部材は先端部分が折れ曲がっていてもよい。
ここで、図4及び図5を参照しながら、第1アーム13Aの第1ハンド部18Aと第2アーム13Bの第2ハンド部18Bについて、詳細に説明する。
図4は、図2に示す搬送装置における第1ハンド部の上面の概略構成を示す模式図である。図5は、図2に示す搬送装置における第2ハンド部の上面の概略構成を示す模式図である。なお、図4においては、搬送装置(第1ハンド部)における前後方向及び左右方向を図における前後方向及び左右方向として表している。また、図5においては、搬送装置(第2ハンド部)における前後方向及び左右方向を図における前後方向及び左右方向として表している。
図4に示すように、第1アーム13Aの第1ハンド部18Aは、固定部8Aと、本体部9Aと、一対の爪部10A、10Aと、を有していて、一対の爪部10A、10Aにより、容器102の外周面と当接して、容器102を把持するように構成されている。なお、本実施の形態1においては、爪部10A、10Aが第1保持部を構成する。
固定部8Aは、第1装着部20Aが当接する部位であり、ここでは、板状に形成されている。また、本体部9Aの先端部には、一対の爪部10A、10Aが設けられている。爪部10Aの内周面には、容器102の外周面と当接する第1当接面110Aが形成されている。第1当接面110Aは、上下方向から見て、ここでは、略台形状に形成されていて、一対の爪部10A、10A全体として、略六角形状に形成されている。また、少なくとも一方の爪部10Aは、図示されない駆動器により、左右方向に移動可能に構成されている。
なお、第1当接面110Aは、四角形等の多角形状に形成されていてもよく、円弧状に形成されていてもよく、平板状に形成されていてもよい。また、第1当接面110Aには、ゴム等の弾性部材が配置されていてもよい。
また、第1当接面110Aは、下方に向かうにつれて、水平方向の開口面積が小さくなるように、傾斜していてもよい。すなわち、一対の爪部10A、10Aは、第1当接面110A、110Aが、下方に向かうにつれて、互いに近づくように、傾斜していてもよい。
図5に示すように、第2アーム13Bの第2ハンド部18Bは、固定部8Bと、本体部9Bと、第1操作部10Bと、第2操作部11Bと、を有していて、本体部9Bの上面90Bに容器102を載置するように構成されている。
固定部8Bは、第2装着部20Bが当接する部位であり、ここでは、板状に形成されている。本体部9Bは、上下方向から見て、略ハンガー状に形成されている。本体部9Bの右側前方部分には、第1操作部10Bが設けられていて、本体部9Bの左側前方部分には、第2操作部11Bが設けられている。なお、上面90Bには、容器102の転倒を抑制するための凹部が設けられていてもよい。また、本実施の形態1においては、本体部9B(より正確には、上面90B)が、第2保持部を構成する。
第1操作部10Bは、L字状に形成されていて、コーヒーサーバー103のカプセルを収納するカプセル挿入口を開閉するためのレバーを操作するように構成されている。なお、第1操作部10Bは、使用するコーヒーサーバー103によって、その形状は任意に変更される。また、第1操作部10Bによって、容器供給器104の操作ボタン104aを押圧してもよい。
第2操作部11Bは、容器供給器104の操作ボタン104aを押圧するためのものであり、その先端部には、押圧部110Bが設けられている。なお、第2操作部11Bは、使用する容器供給器104によって、その形状は任意に変更される。また、第2操作部11Bによって、コーヒーサーバー103を操作してもよい。
なお、本実施の形態1においては、第1アーム13A及び第2アーム13Bは、第1ハンド部18A、第2ハンド部18Bを除いて、実質的に同じ構成とする形態を採用したが、これに限定されず、第1ハンド部18A、第2ハンド部18B以外の部分が、第1アーム13Aと第2アーム13Bで異なる構成である形態を採用してもよい。
また、第1アーム13A及び第2アーム13Bの各関節J1〜J4には、それぞれ、各関節が連結する2つの部材を相対的に回転又は昇降させるアクチュエータの一例としての駆動モータが設けられている(図示せず)。駆動モータは、例えば、制御装置14によってサーボ制御されるサーボモータであってもよい。また、各関節J1〜関節J4には、それぞれ、駆動モータの回転位置を検出する回転センサ(図示せず)と、駆動モータの回転を制御する電流を検出する電流センサ(図示せず)と、が設けられている。回転センサは、例えば、エンコーダであってもよい。
図3に示すように、制御装置14は、CPU等の演算部14aと、ROM、RAM等の記憶部14bと、サーボ制御部14cと、を備える。制御装置14は、例えばマイクロコントローラ等のコンピュータを備えたロボットコントローラである。
なお、制御装置14は、集中制御する単独の制御装置14によって構成されていてもよいし、互いに協働して分散制御する複数の制御装置14によって構成されていてもよい。また、本実施の形態1においては、記憶部14bが、制御装置14内に配置されている形態を採用したが、これに限定されず、記憶部14bが、制御装置14と別体に設けられている形態を採用してもよい。
記憶部14bには、ロボットコントローラとしての基本プログラム、各種固定データ等の情報が記憶されている。演算部14aは、記憶部14bに記憶された基本プログラム等のソフトウェアを読み出して実行することにより、搬送装置101の各種動作を制御する。すなわち、演算部14aは、搬送装置101の制御指令を生成し、これをサーボ制御部14cに出力する。サーボ制御部14cは、演算部14aにより生成された制御指令に基づいて、搬送装置101の第1アーム13A又は第2アーム13Bの各関節J1〜J4に対応するサーボモータの駆動を制御するように構成されている。
[搬送装置の動作及び作用効果]
次に、本実施の形態1に係る搬送装置101の動作及び作用効果について、図1〜図13を参照しながら説明する。なお、以下の動作は、制御装置14の演算部14aが、記憶部14bに格納されているプログラムを読み出すことにより実行される。
まず、コーヒーサーバー103に容器102をセットして、容器102にコーヒーを入れて、コーヒーの入った容器102を顧客に提供する動作について、図1〜図11を参照しながら説明する。
図6は、本実施の形態1に係る搬送装置の動作の一例を示すフローチャートである。図7〜図10は、図6に示すフローチャートに沿って、搬送装置が動作しているときの搬送装置の状態を示す模式図である。
具体的には、図7は、容器供給器から供給された容器を第1アームの第1保持部で保持(把持)している状態を示す斜視図である。図8は、容器をコーヒーサーバーにセットしている状態を示す斜視図である。図9は、コーヒーの入った容器を第1アームの第1保持部及び第2アームの第2保持部により、保持している状態を示す斜視図である。図10は、コーヒーの入った容器102を顧客に提供している状態を示す斜視図である。
まず、顧客が、図示されない操作器(例えば、タブレット等)を操作して、所望のコーヒーの種類(例えば、アメリカン、エクスプレッソ等)等を選択し、選択されたコーヒーの種類の情報が、搬送装置101の制御装置14に入力されたとする。すると、制御装置14は、第1アーム13A及び第2アーム13Bを動作させて、選択されたコーヒーの種類に相当するカプセルをコーヒーサーバー103にセットする。
次に、制御装置14は、図6に示すように、一対の爪部10A、10Aにより構成される第1保持部を容器供給器104の下方の所定の第1位置に位置するように、第1アーム13Aを動作させる(ステップS101;図7参照)。ここで、所定の第1位置は、爪部10A、10Aの第1当接面110A、110Aが、それぞれ、容器102の外周面と当接して、容器102を保持(把持)することができる位置をいい、予め実験等により設定することができる。なお、第1の位置は、容器102を第1保持部で容易に保持させる観点から、容器供給器104の下端部に近い位置であってもよい。
次に、制御装置14は、容器供給器104を作動させる(ステップS102)。具体的には、制御装置14は、第2アーム13Bを動作させて、第2ハンド部18Bにおける第2操作部11Bの押圧部110Bにより、容器供給器104の操作ボタン104aを押圧する。これにより、容器供給器104から容器102が投下され、爪部10A、10Aの第1当接面110A、110Aが、それぞれ、容器102の外周面と当接して、容器102を保持(把持)することができる(図7参照)。
次に、制御装置14は、第1アーム13Aを動作させて、容器102をコーヒーサーバー103の所定の位置(第1載置面103a;図1及び図8参照)にセットする(ステップS103)。ついで、制御装置14は、第1保持部による容器102の保持を解放させて、爪部10Aにより、コーヒーサーバー103の適宜なボタンを押圧して、コーヒーサーバー103を操作して、容器102にコーヒーをいれるように、第1アーム13Aを動作させる。なお、コーヒーサーバー103の操作は、第1アーム13Aに代えて、第2アーム13Bで行ってもよく、第1アーム13Aと第2アーム13Bの両方で行ってもよい。
次に、制御装置14は、第1アーム13Aを動作させて、第1保持部により、容器102の外周面を保持(把持)させる(ステップS104)。なお、制御装置14は、ステップS103において、第1アーム13Aを動作させずに、第2アーム13Bにより、コーヒーサーバー103を操作させている場合には、ステップS104の処理を実行せずに、ステップS105の処理を実行してもよい。
次に、制御装置14は、第1保持部により、保持している容器102を持ち上げるように、第1アーム13Aを動作させる(ステップS105)。ついで、制御装置14は、第2保持部(第2ハンド部18Bの上面90B)が、容器102の下面を保持する(容器102を載置する)ように、第2アーム13Bを動作させる(ステップS106;図9参照)。これにより、搬送装置101は、第1アーム13Aにより、容器102の外周面(側面)を保持して、第2アーム13Bにより、容器102の下面を保持することになる。
次に、制御装置14は、容器102を予め設定されている所定の第2位置まで搬送するように、第1アーム13A及び第2アーム13Bを動作させ(ステップS107)、本プログラムを終了する。
具体的には、制御装置14は、テーブル105(トレー106)の上方(第2位置の一例)に容器102が位置するように、第1アーム13A及び第2アーム13Bを回動させる(図10参照)。これにより、搬送装置101は、第1アーム13Aの第1ハンド部18Aにより、容器102の外周面(側面)を保持して、第2アーム13Bの第2ハンド部18Bにより、容器102の下面を保持した状態で、コーヒーの入った容器102を顧客に提供することができる。このため、搬送装置101が、顧客に対して、丁寧に対応している感を与えることができ、サービスの品質を向上させることができる。
なお、制御装置14は、第1アーム13A及び第2アーム13Bが予め設定されている所定の位置(初期位置)に位置するように動作させて、本プログラムを終了してもよい。また、制御装置14は、本プログラムが終了したことを示す情報(例えば、映像、音、光等)を出力装置(例えば、タブレット、スピーカ等)から出力してもよい。
次に、本実施の形態1に係る搬送装置101が、コーヒーの入った容器102をトレー106の上面(第2載置面)106aに載置するときの動作について、図11及び図12を参照しながら説明する。
なお、以下においては、搬送装置101が、コーヒーサーバー103から容器102にコーヒーを入れて、容器102を第1保持部と第2保持部で保持して、トレー106の上方に搬送するまでの動作は、上記の図6に示すフローチャートに沿って実行されるので、その詳細な説明は省略する。
図11は、本実施の形態1に係る搬送装置の動作の他の例を示すフローチャートである。図12は、図11に示すフローチャートに沿って、搬送装置が動作しているときの搬送装置の状態を示す模式図である。
図11に示すように、制御装置14は、第2保持部(第2ハンド部18Bの上面90B)が、容器102の下面の保持を解放するように、第2アーム13Bを動作させる(ステップS201)。
次に、制御装置14は、容器102の下面が第2載置面(トレー106の上面106a)と当接する(容器102をトレー106に載置する)ように、第1アーム13Aを動作させる(ステップS202;図12参照)。これにより、搬送装置101は、コーヒーの入った容器102を安定して、トレー106の上面に載置する(搬送する)ことができる。
次に、制御装置14は、第1保持部(第1ハンド部18Aの爪部10A、10A)が、容器102の外周面の保持を解放するように、第1アーム13Aを動作させ(ステップS203)、本プログラムを終了する。
なお、制御装置14は、第1アーム13A及び第2アーム13Bが予め設定されている所定の位置(初期位置)に位置するように動作させて、本プログラムを終了してもよい。また、制御装置14は、本プログラムが終了したことを示す情報(例えば、映像、音、光等)を出力装置(例えば、タブレット、スピーカ等)から出力してもよい。
このように構成された、本実施の形態1に係る搬送装置101では、第1アーム13Aにより、容器102の外周面(側面)を保持しつつ、第2アーム13Bにより、容器102の下面を保持した状態で、食品が収容されている(コーヒーの入った)容器102を保持して、搬送している。
これにより、容器102の形状(特に、容器102の外周面の形状)にかかわらず、安定して、容器102を保持して、搬送することができる。
このため、本実施の形態1に係る搬送装置101であれば、容器102をテーブルに置く、又はテーブルに載置されている容器102を持ち上げるといった、容器102を上下に移動させる動作を実行するときであっても、安定して、容器102を搬送することができる。
また、本実施の形態1に係る搬送装置101では、2本のアームで容器102を保持して、顧客に提供する(給仕する)ため、顧客に対して、搬送装置101が、丁寧に対応している感を与えることができ、サービスの品質を向上させることができる。
(実施の形態2)
本実施の形態2に係る搬送装置は、実施の形態1に係る搬送装置において、第1保持部は、容器の外周面の形状に対応するように形成されている当接面を有していてもよい。
また、本実施の形態2に係る搬送装置では、第2保持部には、容器の外周面と当接して、容器を保持するための第3保持部が設けられていてもよい。
また、本実施の形態2に係る搬送装置では、第3保持部は、第2保持部の上面から突設するように設けられていて、容器の外周面の形状に対応するように形成されている当接面を有していてもよい。
また、本実施の形態2に係る搬送装置では、制御装置が、第1保持部と第2保持部が、第1載置面に載置されている容器を挟んで対向するように、第1アーム及び第2アームを動作させ、その後、第1保持部が容器の外周面と当接するように、かつ、第2保持部が容器の下面と第1載置面との間に挿入するように、第1アーム又は第2アームを動作させるように構成されていてもよい。
また、本実施の形態2に係る搬送装置では、制御装置が、第1保持部及び第2保持部により容器を保持している状態で、第2保持部の下面が、容器を載置する載置面と当接するように、第1アーム及び第2アームを動作させ、その後、第2保持部による容器の下面の保持を解放し、かつ、容器の下面が載置面と当接するように、第1アーム及び第2アームを動作させように構成されていてもよい。
さらに、本実施の形態2に係る搬送装置では、制御装置が、第2保持部の下面を載置面に当接させるときに、第2保持部の上面が、俯角方向であって、−10°以上の角度となるように、第1アーム及び第2アームを動作させるように構成されていてもよい。
以下、本実施の形態2に係る搬送装置の一例について、図13〜図17を参照しながら説明する。なお、本実施の形態2においては、搬送装置が、容器(ここでは、皿)102に載置されているパンケーキを顧客に提供して、給仕する動作を例示している。
[搬送装置の構成]
図13は、本実施の形態2に係る搬送装置の概略構成を示す模式図である。図14は、図13に示す搬送装置における第1ハンド部の上面の概略構成を示す模式図である。図15は、図13に示す搬送装置における第2ハンド部の上面の概略構成を示す模式図である。
なお、図13においては、搬送装置における前後方向、上下方向、及び左右方向を図における前後方向、上下方向、及び左右方向として表している。また、図14においては、搬送装置(第1ハンド部)における前後方向及び左右方向を図における前後方向及び左右方向として表している。さらに、図15においては、搬送装置(第2ハンド部)における前後方向及び左右方向を図における前後方向及び左右方向として表している。
図13〜図15に示すように、本実施の形態2に係る搬送装置101は、実施の形態1に係る搬送装置101と基本的構成は同じであるが、第1アーム13Aの第1ハンド部18Aと第2アーム13Bの第2ハンド部18Bの構成が異なる。
具体的には、図14に示すように、第2ハンド部18Bの一対の爪部10A、10Aのうち、右側に位置する爪部10Aの右側面に、第2当接面111Aが設けられている。第2当接面111Aは、容器102の外周面の形状に対応するように、ここでは、円弧状に形成されている。
なお、第2当接面111Aは、本実施の形態2においては、円弧状に形成されている形態を採用したが、これに限定されない。第2当接面111Aは、例えば、四角形等の多角形状に形成されている形態を採用してもよく、平板状に形成されている形態を採用してもよい。また、第2当接面111Aには、ゴム等の弾性部材が配置されていてもよい。
また、図15に示すように、本実施の形態2においては、第2ハンド部18Bの本体部9Bが、薄板状に形成されている。なお、本体部9Bは、その上面90Bに左右方向に延びる複数の突条部が設けられていてもよい。また、上面90Bには、左右方向に延びる貫通孔が設けられていてもよい。さらに、上面90Bの先端部(右側端部)が、先端に向かうにつれて、その厚みが小さくなるように傾斜していてもよい。
また、本体部9Bにおける上面90Bの基端部(左側端部)には、壁状の第3保持部91Bが突設されている。第3保持部91Bは、その右側側面に第3当接面(当接面)92Bが設けられている。第3当接面92Bは、容器102の外周面の形状に対応するように、ここでは、円弧状に形成されている。
なお、第3当接面92Bは、本実施の形態2においては、円弧状に形成されている形態を採用したが、これに限定されない。第3当接面92Bは、例えば、四角形等の多角形状に形成されている形態を採用してもよく、平板状に形成されている形態を採用してもよい。また、第3当接面92Bには、ゴム等の弾性部材が配置されていてもよい。
[搬送装置の動作及び作用効果]
次に、本実施の形態2に係る搬送装置の動作及び作用効果について、図13〜図17を参照しながら説明する。なお、以下の動作は、制御装置14の演算部14aが、記憶部14bに格納されているプログラムを読み出すことにより実行される。
まず、テーブルに載置されている容器102を搬送装置101が保持する動作について、図13〜図16を参照しながら説明する。
図16は、本実施の形態2に係る搬送装置の動作の一例を示すフローチャートである。
図16に示すように、制御装置14は、図示されない撮影装置が撮影した映像情報を取得し、取得した映像情報から、テーブル等に載置されている容器102の位置情報を取得する(ステップS301)。
次に、制御装置14は、ステップS301で取得した容器102の位置情報を基に、第1アーム13A及び第2アーム13Bを容器102の上方に位置するように動作させる(ステップS302)。
具体的には、制御装置14は、第1ハンド部18Aと第2ハンド部18Bが、容器102を挟んで対向するように、第1アーム13A及び第2アーム13Bを動作させる。このとき、制御装置14は、第1ハンド部18Aにおける右側の爪部10Aと、第2ハンド部18Bにおける上面90Bの先端部と、が、容器102を挟んで対向するように、第1アーム13A及び第2アーム13Bを動作させてもよい。
次に、制御装置14は、第2ハンド部18Bにおける本体部(第2保持部)9Bの先端部が、容器102の下面とテーブルの上面(第1載置面)との間に挿入されるように、第2アーム13Bを動作させる(ステップS303)。ついで、制御装置14は、第1ハンド部18Aと第2ハンド部18Bが近接するように、第1アーム13A又は第2アーム13Bを動作させ(ステップS304)、本プログラムを終了する。なお、制御装置14は、ステップS304の処理を実行するときに、第2ハンド部18Bの第3当接面92Bが、容器102の外周面と当接するように、第2アーム13Bを動作させてもよい。
これにより、第2ハンド部18Bの本体部9Bが、容器102とテーブルの上面との間に挿入されて、本体部9Bの上面90Bに容器102が載置される。このとき、容器102は、その外周面が、爪部10Aの第2当接面111Aと当接することにより、第1ハンド部18A側への移動が抑制される。
なお、搬送装置101は、容器102を載置した場所から、容器102を搬送する場所(例えば、顧客がいるテーブル等)まで、容器102を保持した状態で、自走するように構成されていてもよい。
このとき、制御装置14は、第2ハンド部18Bの第3当接面92Bが、容器102の外周面と当接するように、第1アーム13A及び/又は第2アーム13Bを動作させてもよい。これにより、容器102は、第2当接面111Aと反対側に位置する外周面が、第2ハンド部18Bの第3当接面92Bと当接することにより、第2ハンド部18B側への移動が抑制される。このため、容器102は、第2当接面111Aと第3当接面92Bにより挟持されるので、搬送装置101は、安定して、容器102を搬送することができる。
次に、搬送装置101が、保持している容器102をテーブル105の上に載置する動作について、図13〜図17を参照しながら説明する。
図17は、本実施の形態2に係る搬送装置の動作の他の例を示すフローチャートである。
図17に示すように、制御装置14は、第1保持部(第1ハンド部18A)と第2保持部(第2ハンド部18B)で保持している容器102を所定の載置面(例えば、テーブル105の上面;図13参照)に位置するように(搬送するように)、第1アーム13A及び第2アーム13Bを動作させ(ステップS401)。このとき、制御装置14は、テーブル105の上面近傍に本体部9Bが位置するように、第1アーム13A及び第2アーム13Bを動作させてもよい。
次に、制御装置14は、第2保持部(本体部9B)の下面の先端部が、載置面と当接するように、第2アーム13Bを動作させる(ステップS402)。具体的には、制御装置14は、本体部9Bの先端部が、基端部よりも下方に位置するように、すなわち、本体部9Bの主面(下面及び/又は上面)が傾斜するように、第2アーム13Bを動作させる。
このとき、制御装置14は、本体部9Bの主面が、俯角方向であって、−10°以上、かつ、0°未満の角度となるように、第2アーム13Bを動作させてもよい。なお、本体部9Bの下面の角度は、容器102を載置面に安定して載置させる観点から、−7°以上であってもよく、−5°以上であってもよい。
次に、制御装置14は、第2保持部が、容器102の下面の保持を解放して、容器102の下面がテーブル105に載置されるように、第2アーム13Bを動作させ(ステップS403)、本プログラムを終了する。具体的には、制御装置14は、第2保持部が、第1保持部から離間するように、第2アーム13Bを動作させる。
このとき、制御装置14は、本体部9Bの主面が、俯角方向であって、−10°以上、かつ、0°未満の角度を維持した状態で、第2アーム13Bを動作させてもよい。また、制御装置14は、爪部10Aの第2当接面111Aを容器102の外周面と当接した状態を維持するように、第1アーム13Aを動作させてもよい。
なお、制御装置14は、容器102の下面を解放させるときに、第2アーム13Bが、所定の距離移動した後、及び/又は所定の時間が経過した後は、本体部9Bの主面の角度を変更するように、第2アーム13Bを動作させてもよい。この場合、制御装置14は、本体部9Bの主面の角度が、第2アーム13Bの動作開始時よりも俯角方向に大きくなるように、第2アーム13Bを制御してもよく、本体部9Bの主面の角度が、仰角方向に0°以上になるように、第2アーム13Bを制御してもよい。
このように構成された、本実施の形態2に係る搬送装置101であっても、実施の形態1に係る搬送装置101と同様の作用効果を奏する。
また、本実施の形態2に係る搬送装置101では、制御装置14が、本体部9Bの先端部が、容器102の下面とテーブルの上面との間に挿入されるように、第2アーム13Bを動作させ、第1ハンド部18Aと第2ハンド部18Bが近接するように、第1アーム13A又は第2アーム13Bを動作させる。
これにより、容器102の外周面が、爪部10Aの第2当接面111Aと当接して、容器102の第1ハンド部18A側への移動が抑制され、容器102を本体部9Bの上面90Bに載置することができる。
また、本実施の形態2に係る搬送装置101では、制御装置14が、容器102の外周面を爪部10Aの第2当接面111Aと当接させ、第3保持部91Bの第3当接面92Bと当接させるように、第1アーム13A及び/又は第2アーム13Bを動作させる。
これにより、容器102は、爪部10Aの第2当接面111Aと第3保持部91Bの第3当接面92Bで挟持され、搬送装置101は、安定して、容器102を搬送することができる。
また、本実施の形態2に係る搬送装置101では、制御装置14が、第1保持部及び第2保持部で保持している状態の容器102をテーブル105の上面に載置させるときに、本体部9Bの下面が、テーブル105の上面と当接するように、第1アーム13A及び第2アーム13Bを動作させる。
これにより、容器102とテーブル105の上面との距離を小さくすることができ、搬送装置101は、安定して、容器102をテーブル105の上面に載置させることができる。
さらに、本実施の形態2に係る搬送装置101では、制御装置14が、容器102をテーブル105の上面に載置させるときに、本体部9Bの主面が、俯角方向であって、−10°以上、かつ、0°未満の角度を維持した状態で、第2アーム13Bを動作させる。
これにより、搬送装置101は、安定して、容器102をテーブル105の上面に載置させることができる。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良又は他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明の搬送装置及びその運転方法は、容器を安定して搬送することができるため、産業ロボットの分野において有用である。
5a 第1リンク
5b 第2リンク
8A 固定部
8B 固定部
9A 本体部
9B 本体部
10A 爪部
10B 第1操作部
11B 第2操作部
12 台車
13A 第1アーム
13B 第2アーム
14 制御装置
14a 演算部
14b 記憶部
14c サーボ制御部
15A 第1アーム部
15B 第2アーム部
16 基軸
17A 第1リスト部
17B 第2リスト部
18A 第1ハンド部
18B 第2ハンド部
20A 第1装着部
20B 第2装着部
90B 上面
91B 第3保持部
92B 第3当接面
101 搬送装置
102 容器
103 コーヒーサーバー
103a 第1載置面
104 容器供給器
104a 操作ボタン
105 テーブル
106 トレー
106a 上面
110A 第1当接面
110B 押圧部
111A 第2当接面
J1 回転関節
J2 回転関節
J3 直動関節
J4 回転関節
L1 回転軸線
L2 回転軸線
L3 回転軸線

Claims (19)

  1. 食品が収容されている容器を搬送する搬送装置であって、
    前記容器の外周面と当接して、前記容器を保持する第1保持部が設けられている第1アームと、
    板状に形成され、前記容器の下面と当接して、前記容器を保持する第2保持部が設けられている第2アームと、
    制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記第1保持部を前記容器の外周面と当接させるように、前記第1アームを動作させ、前記第2保持部が前記容器の下面と当接するように、前記第2アームを動作させて、前記容器を搬送するように構成されている、搬送装置。
  2. 前記第1保持部は、前記容器の外周面の形状に対応するように形成されている当接面を有する、請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記第2保持部には、前記容器の外周面と当接して、前記容器を保持するための第3保持部が設けられている、請求項1又は2に記載の搬送装置。
  4. 前記第3保持部は、前記第2保持部の上面から突設するように設けられていて、前記容器の外周面の形状に対応するように形成されている当接面を有する、請求項3に記載の搬送装置。
  5. 前記制御装置は、前記第1保持部と前記第2保持部が、第1載置面に載置されている前記容器を挟んで対向するように、前記第1アーム及び前記第2アームを動作させ、
    その後、前記第1保持部が前記容器の外周面と当接するように、かつ、前記第2保持部が前記容器の下面と前記第1載置面との間に挿入するように、前記第1アーム又は前記第2アームを動作させる、請求項1〜4のいずれか1項に記載の搬送装置。
  6. 前記第1アームの前記第1保持部は、一対の爪部を有し、
    前記制御装置は、前記第1保持部の一対の前記爪部により、前記容器の外周面を挟んで、前記容器を保持するように、前記第1アームを動作させ、
    その後、第1載置面に載置されている前記容器を持ち上げるように、前記第1アームを動作させ、前記第2保持部が前記容器の下面と当接して、前記容器を保持するように、前記第2アームを動作させるように構成されている、請求項1に記載の搬送装置。
  7. 前記制御装置は、前記第1保持部及び前記第2保持部により前記容器を保持している状態で、前記第2保持部による前記容器の下面の保持を解放するように、前記第2アームを動作させ、
    その後、前記容器の下面が、当該容器を載置する第2載置面と当接するように、前記第1アームを動作させるように構成されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の搬送装置。
  8. 前記制御装置は、前記第1保持部及び前記第2保持部により前記容器を保持している状態で、前記第2保持部の下面が、前記容器を載置する載置面と当接するように、前記第1アーム及び前記第2アームを動作させ、
    その後、前記第2保持部による前記容器の下面の保持を解放し、かつ、前記容器の下面が前記載置面と当接するように、前記第1アーム及び前記第2アームを動作させように構成されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の搬送装置。
  9. 前記制御装置は、前記第2保持部の下面を前記載置面に当接させるときに、前記第2保持部の上面が、俯角方向であって、−10°以上の角度となるように、前記第1アーム及び前記第2アームを動作させるように構成されている、請求項8に記載の搬送装置。
  10. 食品が収容されている容器を搬送する搬送装置であって、
    前記搬送装置は、前記容器の外周面と当接して、前記容器を保持する第1保持部が設けられている第1アームと、板状に形成され、前記容器の下面と当接して、前記容器を保持する第2保持部が設けられている第2アームと、を備え、
    前記第1保持部を前記容器の外周面と当接させて、前記第1アームが動作する(A)と、
    前記第2保持部が前記容器の下面と当接するように、前記第2アームが動作する(B)と、を備える、搬送装置の運転方法。
  11. 前記第1保持部は、前記容器の外周面の形状に対応するように形成されている当接面を有する、請求項10に記載の搬送装置の運転方法。
  12. 前記第2保持部には、前記容器の外周面と当接して、前記容器を保持するための第3保持部が設けられている、請求項10又は11に記載の搬送装置の運転方法。
  13. 前記第3保持部は、前記第2保持部の上面から突設するように設けられていて、前記容器の外周面の形状に対応するように形成されている当接面を有する、請求項12に記載の搬送装置の運転方法。
  14. 前記搬送装置は、開口部から前記容器を落下させて、前記容器を供給する容器供給器をさらに備え、
    前記容器供給部の前記開口部の下方に前記第1保持部が位置するように、前記第1アームが動作する(C)と、
    前記(C)の後、前記容器供給器が前記容器を落下させる(D)と、をさらに備え、
    前記(A)及び前記(B)は、前記(D)の後に実行される、請求項11〜13のいずれか1項に記載の搬送装置の運転方法。
  15. 前記第1保持部と前記第2保持部が、第1載置面に載置されている前記容器を挟んで、対向するように、前記第1アーム及び前記第2アームが動作する(E)をさらに備え、
    前記(E)の後、前記(A)と前記(B)が実行される、請求項11〜13のいずれか1項に記載の搬送装置の運転方法。
  16. 前記(B)は、前記第2保持部が前記容器の下面と前記第1載置面との間に挿入するように、前記第2アームが動作する(B1)を有する、請求項15に記載の搬送装置の運転方法。
  17. 前記第1保持部及び前記第2保持部により前記容器を保持している状態で、前記第2保持部による前記容器の下面の保持を解放するように、前記第2アームが動作する(F)と、
    前記(F)の後、前記容器の下面が、当該容器を載置する載置面と当接するように、前記第1アームが動作する(G)と、を備える、請求項11〜16のいずれか1項に記載の搬送装置の運転方法。
  18. 前記第1保持部及び前記第2保持部により前記容器を保持している状態で、前記第2保持部の下面が、前記容器を載置する載置面と当接するように、前記第1アーム及び第2アームが動作する(H)と、
    前記(H)の後、前記第2保持部による前記容器の下面の保持を解放し、かつ、前記容器の下面が前記載置面と当接するように、前記第1アーム及び前記第2アームが動作する(H)と、をさらに備える、請求項11〜16のいずれか1項に記載の搬送装置の運転方法。
  19. 前記(H)において、前記第2保持部の下面を、前記載置面と当接させるときに、前記第2保持部の上面が、俯角方向であって、−10°以上の角度となるように、前記第1アーム及び前記第2アームが動作する、請求項18に記載の搬送装置の運転方法。




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