JP2018093479A - 情報変換システム、情報出力プログラム、情報変換プログラム、情報出力装置、および情報変換装置 - Google Patents

情報変換システム、情報出力プログラム、情報変換プログラム、情報出力装置、および情報変換装置 Download PDF

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Abstract

【課題】文字情報を色の時系列変化で表して出力すること。【解決手段】情報出力装置100は、文字列を読み込む文字列読込手段と、文字と該文字を2色の色変化により表した色変化情報とを関連付けた色変換用情報を参照して、文字列読込手段で読み込んだ文字列に含まれる各文字を、色変化情報に変換する色変化情報変換手段と、色変化情報変換手段によって変換された色変化情報を並べて文字列を表した色パターン情報を生成して、記憶媒体に記録する色パターン情報生成手段と、色パターン情報の出力指示を受け付ける出力指示受付手段と、出力指示受付手段で出力指示を受け付けたときに、記憶媒体に記録されている色パターン情報に基づいて、表示装置に表示する色を時間とともに変化させる色パターン情報出力手段とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、情報変換システム、情報出力プログラム、情報変換プログラム、情報出力装置、および情報変換装置に関する。
次のような電子機器が知られている。この電子機器では、あらかじめ複数の色の組み合わせをカメラに記録しておき、リモコン機器を撮像した画像から同じ色の組み合わせを検出したときに、リモコン機器からの指示に基づくリモート操作を受け付ける(例えば、特許文献1)。
特開2013−192151号公報
従来の電子機器では、あらかじめ登録した色の組み合わせに対して操作内容を割り当てる構成となっているため、リモコン機器からカメラ側へ色を用いて任意の文字列を伝えることはできず、一方の機器で表示された色に基づいて、他方の機器で文字列を特定することはできなかった。
本発明による情報変換システムは、情報出力装置と情報変換装置とで構成され、情報出力装置は、文字列を読み込む文字列読込手段と、文字と該文字を2色の色変化により表した色変化情報とを関連付けた色変換用情報を参照して、文字列読込手段で読み込んだ文字列に含まれる各文字を、色変化情報に変換する色変化情報変換手段と、色変化情報変換手段によって変換された色変化情報を並べて文字列を表した色パターン情報を生成して、記憶媒体に記録する色パターン情報生成手段と、色パターン情報の出力指示を受け付ける出力指示受付手段と、出力指示受付手段で出力指示を受け付けたときに、記憶媒体に記録されている色パターン情報に基づいて、表示部材に表示する色を時間とともに変化させる色パターン情報出力手段とを備え、情報変換装置は、情報出力装置の表示部材に表示される色パターン情報を撮像することにより、色パターン情報を取得する色パターン情報取得手段と、色パターン情報取得手段によって取得された色パターン情報に含まれる連続する2つの色の色変化を、色変化と該色変化が表す文字とを関連付けた文字変換用情報を参照して文字情報に変換する文字情報変換手段と、文字情報変換手段による変換結果に基づいて、色パターン情報が表す文字列を特定する文字列特定手段とを備えることを特徴とする。
本発明による情報出力プログラムは、文字列を読み込む文字列読込手順と、文字列読込手順で読み込んだ文字列に含まれる各文字を、文字と該文字を2色の色変化により表した色変化情報とを関連付けた色変換用情報を参照して、色変化情報に変換する色変化情報変換手順と、色変化情報変換手順で変換した色変化情報を並べて文字列を表した色パターン情報を生成して、記憶媒体に記録する色パターン情報生成手順と、色パターン情報の出力指示を受け付ける出力指示受付手順と、出力指示受付手順で出力指示を受け付けたときに、記憶媒体に記録されている色パターン情報に基づいて、表示装置に表示する色を時間とともに変化させる色パターン情報出力手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明による情報変換プログラムは、複数の色が時間とともに変化する色パターン情報を取得する色パターン情報取得手順と、色パターン情報取得手順で取得した色パターン情報に含まれる連続する2つの色の色変化を、色変化と該色変化が表す文字とを関連付けた文字変換用情報を参照して文字情報に変換する文字情報変換手順と、変換手順による変換結果に基づいて、色パターン情報が表す文字列を特定する文字列特定手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明による情報出力装置は、上記の情報出力プログラムを実行する実行手段を備えることを特徴とする。
本発明による情報変換装置は、上記の情報変換プログラムを実行する実行手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、情報出力装置では、入力された文字列を色パターン情報に変換して出力することができ、情報変換装置では、情報出力装置から出力される色パターン情報に基づいて文字列を特定することができる。
情報出力装置の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 色変化と文字の関連付け例を模式的に示した図である。 情報変換装置の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 情報出力装置100で実行される処理の流れを示すフローチャート図である。 情報変換装置200で実行される処理の流れを示すフローチャート図である。 注目領域の設定例を模式的に示す図である。 RGB色テーブルの一例を示す図である。
本実施の形態における情報変換システムは、図1に示す情報出力装置100と図3に示す情報変換装置200とで構成される。情報出力装置100は、ユーザが所持する情報端末であって、例えば、スマートフォン、タブレット端末、ウェアラブル端末などが用いられる。ウェアラブル端末としては、例えば、腕時計型のスマートウオッチなどが想定される。また、情報変換装置200は、情報出力端末100から出力された情報を取得して、文字列の入力を行う情報端末であって、例えば、カメラ付きのパソコンやその他の情報機器が用いられる。
本実施の形態では、情報出力装置100では、あらかじめ指定されている文字列を、色変化を用いた色パターン情報に変換し、該色パターン情報に応じた色を情報出力装置100が備える表示部材に表示することにより、特定の文字列を表した色パターン情報を出力する。情報変換装置200では、情報出力装置100の表示部材に表示される色パターン情報を撮影し、色パターン情報に含まれる色変化に基づいて、色パターン情報が意味する文字列を特定する。これによって、ユーザは、情報変換装置200を操作しなくても、情報出力装置100を用いて、情報変換装置200へ文字列を入力することができる。また、文字列は色パターン情報に変換されて出力されるので、例えば、暗証番号やパスワードなどの文字列を入力する場合でも、第三者に読み取られる危険性を低下させることができる。以下、本実施の形態における情報変換システムについて説明する。
図1は、本実施の形態における情報出力装置100として、スマートフォンを用いた場合の一実施の形態の構成を示すブロック図である。本実施の形態では、図1に示す構成のスマートフォンに、以下に説明する種々の処理を実行するための情報出力用アプリケーションをインストールすることにより、スマートフォンを本実施の形態における情報出力装置100として動作させることができる。なお、情報出力用アプリケーションのプログラムは、インターネットを介して接続されたサーバ上で公開されることにより提供され、ユーザがこれをダウンロードにより入手し、情報出力装置100にあらかじめインストールされているものとする。あるいは、情報出力用アプリケーションのプログラムは、CD−ROMやDVD−ROM等の記録媒体に記録されて提供されるようにしてもよい。
情報出力装置100は、タッチパネル101と、制御装置102と、記憶媒体103とを備えている。
タッチパネル101は、液晶パネル等の表示装置とタッチパッドのような位置入力装置を組み合わせた電子部品であり、画面上の表示を押すことで機器を操作することができる入力装置である。例えば、情報出力装置100のユーザは、液晶パネル上に表示されたボタンやメニュー等の表示項目を指やタッチペンを用いてタッチまたはスライドさせることにより、情報出力装置100を操作することができる。タッチパネル101は、ユーザによるタッチやスライドといった操作を検出して、その検出信号を制御装置102へ出力する。
制御装置102は、CPU、メモリ、およびその他の周辺回路によって構成され、情報出力装置100の全体を制御する。なお、制御装置102を構成するメモリは、例えばSDRAM等の揮発性のメモリである。このメモリは、CPUがプログラム実行時にプログラムを展開するためのワークメモリや、データを一時的に記録するためのバッファメモリとして使用される。
記憶媒体103は、情報出力装置100が蓄える種々のデータや、制御装置102が実行するためのプログラムのデータ等を記録するための不揮発性の記憶媒体であり、例えばフラッシュメモリ等が用いられる。記憶媒体103には、情報出力装置100を動作させるためのファームウェアや種々のアプリケーションを動作させるためのソフトウェアのプログラムデータが記録される。本実施の形態では、この不揮発性のメモリに、上述した情報出力用アプリケーションのプログラムが記録されている。なお、ここでは情報出力装置100が記憶媒体103を備える例について説明するが、情報出力装置100にメモリカードスロット等のインターフェースを搭載し、該インターフェースを介して記憶媒体を接続する構成としてもよい。
本実施の形態における情報出力装置100では、ユーザは、タッチパネル101を操作して、情報変換装置200に入力する文字列を入力する。例えば、情報変換装置200がパソコンであって、情報出力装置100からパソコンへ特定の文字列を入力することを想定する場合には、ユーザは、タッチパネル101を操作して、パソコンへ入力したい文字列を入力する。また、情報変換装置200がATMであって、情報出力装置100からATMへ暗証番号を入力することを想定する場合には、ユーザは、タッチパネル101を操作して、ATMへ入力したい暗証番号を入力する。
制御装置102は、ユーザによって入力された文字列を読み込むと、入力された文字列をあらかじめ設定されている変換規則に則って、文字列に含まれる各文字を2色の色変化により表した色変化情報に変換する。具体的には、次のような変換処理を行う。
記憶媒体103には、あらかじめ文字を2色の色変化で表すために、文字と2色の色変化との対応関係を示した変換用情報が記録されている。本実施の形態では、図2に示すように、赤(Red)、青(Blue)、緑(Green)、黄色(Yellow)、マゼンタ(Magenta)の5色を文字表現色とし、該文字表現色間のそれぞれの色変化に対して文字が関連付けられている。なお、図2は、文字と色変化の対応関係を模式的に示した図であり、記憶媒体103には、この対応関係を表したデータが文字を色変化に変換するための色変換用情報として記録されている。
図2に示す例では、赤から緑への色変化に対して文字「0」が関連付けられ、緑から赤への色変化に対して文字「1」が関連付けられている。また、赤から黄色への色変化に対して文字「B」が関連付けられ、黄色から赤への色変化に対して文字「A」が関連付けられている。このように、図2に示す例では、赤、青、緑、黄、マゼンタの各色間の色変化に対して、「0」〜「9」及び「A」〜「J」の各文字が関連付けられている。すなわち、本実施の形態では、図2に示すように、赤、青、緑、黄、マゼンタの5色間のそれぞれの色変化に文字を関連付けることにより、これらの文字表現色を組み合わせた一組の連続する色の変化によって「0」〜「9」及び「A」〜「J」の20の文字を表現可能となっている。
例えば、制御装置102は、ユーザによって「016EA」の文字列が入力された場合には、文字列に含まれる「0」を「赤→緑」の色変化情報に変換し、「1」を「緑→赤」の色変化情報に変換し、「6」を「青→黄色」の色変化情報に変換し、「E」を「マゼンタ→青」の色変化情報に変換し、「A」を「黄色→赤」の色変化情報に変換する。なお、本実施の形態では、赤、青、緑、黄、マゼンタの5色を、英語の頭文字をとってR、B、G、Y、Mと表記し、例えば「0」表す色変化情報は「RG」のように表記する。
制御装置102は、入力された文字列に含まれる各文字を色変化情報に変換した後に、これらを順番に並べた色パターン情報を生成する。そして、制御装置102は、生成した色パターン情報を記憶媒体103に記録する。このとき、制御装置102は、あらかじめ定められている生成規則に則って、色パターン情報を生成する。以下に、本実施の形態における色パターン情報の生成規則と、該生成規則に則った色パターン情報の生成例について説明する。
まず、本実施の形態における色パターン情報の生成規則は、以下のようになる。
(生成規則1)色パターン情報は、複数のフラグメントに分けられ、各フラグメント内に色変化情報を含める。
(生成規則2)1つのフラグメント内に含める文字は3文字までまたは5つの色情報までとする。
(生成規則3)1つのフラグメント内で同じ色が連続する場合には、1つを省略する。
(生成規則4)1つのフラグメント内で3文字を表す場合、最後の色情報の後に、最後の色情報の1つ前の色情報を追加する。
(生成規則5)フラグメントの最後には、フラグメントの区切りを示す区切色を追加する。
(生成規則6)色パターン情報の先頭には、色パターン情報の開始を表すための開始シグナルを含める。
(生成規則7)開始シグナルの後ろに、フラグメント数を格納するためのフラグメントを設け、色パターン情報に含まれるフラグメントの数を示す情報を含める。
(生成規則8)色パターン情報の最後には、色パターン情報の終了を表すための終了シグナルを含める。
(生成規則9)終了シグナルの前に、誤り検出用のチェックディジットを示す情報を含める。
本実施の形態では、生成規則5における区切色は、シアン(C)とする。生成規則6における開始シグナルは、GYGYCとする。生成規則8における終了シグナルは、CMCとする。生成規則9におけるチェックディジットの計算方法は、モジュラス16等の公知の方法により算出される。例えば、入力された文字列の各文字をあらかじめ用意された変換テーブルを用いて数値に変換し、その合計値を所定値で割った余りの数値をさらに変換テーブルを用いて変換した文字をチェックディジットとする。そして、このチェックディジットを表す情報としては、チェックディジットを図2に示した色変化で表したものとすればよい。
例えば、ユーザによって入力された「016EA」の文字列に対して、生成規則1〜5を適用すると、該文字列は、以下のように3つのフラグメントに分割される。
第一フラグメント:RGRC
第二フラグメント:BYMBC
第三フラグメント:YRC
上記3つのフラグメントに分割された理由は次の通りである。まず、「016EA」の文字列をそのまま色変化情報で表すと「RGGRBYMBYR」となる。これに対して、生成規則2を適用すると、第一フラグメントの候補は「RGGRBY」となり、これに生成規則3を適用すると「RGRBY」となる。この場合、第一フラグメントでは、「016」の3文字を表すことになるため、生成規則4を適用する必要があるが、これを適用すると「RGRBYB」となり、1つのフラグメント内に5つの色情報までとする生成規則2に反する。このため、第一フラグメントは、「01」の文字を表す「RGR」となり、これに生成規則5を適用して「RGRC」となる。
残る「BYMBYR」のうち、生成規則2を適用すると、第二フラグメントの候補は「BYMB」となる。これに生成規則5を適用すると、第二フラグメントは「BYMBC」となる。そして、残った「YR」に生成規則5を適用すると、第三フラグメントは「YRC」となる。
制御装置102は、上記のように生成規則1〜5に基づいて入力文字列をフラグメントに分割した上で、生成規則6〜9を適用することによって、入力文字列「016EA」を情報変換装置200へ伝えるための色パターン情報を生成する。なお、上記の例では、フラグメント数は、フラグメント数を含めるためのフラグメントと、第一、第二、第三フラグメントの合計4つであるため、生成規則7を適用して設けるフラグメント数を格納するためのフラグメントには、4を表すBRと区切色Cで構成されるBRCが格納される。また、ここでは、チェックディジットは「J」であるものとし、生成規則9を適用して含めるチェックディジットを示す情報は「MY」となる。
そうすると、入力文字列「016EA」に対して、入力規則1〜9に基づいて作成される色パターン情報は、「GYGYC BRC RGRC BYMBC YRC MY CMC」となる。なお、ここに記載した色パターン情報では、明細書内での視認性を考慮して、開始シグナル、各フラグメント、チェックディジット、終了シグナルの間をスペースで区切ってあるが、実際の色パターン情報にスペースは不要である。
なお、生成規則4を設けた理由は、次の通りである。例えば、生成規則4を設けない場合、文字列「156」と文字列「16」は、いずれも「GRBY」と表されて1つのフラグメント内に格納される。この場合、後述する処理で色パターン情報から入力文字列を特定する際に、「GRBY」を「156」として特定するか、「16」として特定するかの判断ができない。これを解消するために、本実施の形態では、生成規則4を設け、文字列「156」を表す場合には、「GRBYB」とするようにした。これによって、色パターン情報から入力文字列を特定する際に、正確に入力文字列を特定することができる。
ユーザは、あらかじめ入力した文字列を情報変換装置200に入力したい場合には、情報出力装置100上で、記憶媒体103に記録されている色パターン情報の出力を指示する。
制御装置102は、ユーザによって色パターン情報の出力が指示された場合には、記憶媒体103に記録されている色パターン情報に基づいて、タッチパネル101に表示する色を時間とともに変化させる。このとき、制御装置102は、タッチパネル101の表示領域全面を色パターン情報の表示領域としてもよいし、一部の領域のみを色パターン情報の表示領域としてもよい。本実施の形態では、例えば、タッチパネル101の表示領域を複数の領域に分割し、その中の1つの領域を色パターン情報の表示領域とする例について説明する。なお、タッチパネル101上のどの領域を色パターン情報の表示領域とするかは、あらかじめ設定されていてもよいし、ランダムに変更するようにしてもよい。
制御装置102は、例えば、ユーザによって入力された文字列に基づいて生成された色パターン情報が「GYGYC BRC RGRC BYMBC YRC MY CMC」である場合には、タッチパネル101上の表示領域内の色を「緑→黄色→緑→黄色→シアン→青→赤→シアン→赤→緑→赤→シアン→青→黄色→マゼンタ→青→シアン→黄色→赤→シアン→マゼンタ→黄色→シアン→マゼンタ→シアン」の順に変化させる。これによって、情報出力装置100から、ユーザによって入力された文字列を表す色パターン情報が出力される。
情報変換装置200では、情報出力装置100から出力された色パターン情報を読み取って、文字情報に変換することで、情報出力装置100上でユーザが入力した文字列を特定することができる。
図3は、本実施の形態における情報変換装置200として、パソコンを用いた場合の一実施の形態の構成を示すブロック図である。本実施の形態では、図3に示す構成のパソコンに、以下に説明する種々の処理を実行するための情報変換用アプリケーションをインストールすることにより、パソコンを本実施の形態における情報変換装置200として動作させることができる。なお、情報変換用アプリケーションのプログラムは、インターネットを介して接続されたサーバ上で公開されることにより提供され、情報変換装置200の操作者がこれをダウンロードにより入手し、情報変換装置200にあらかじめインストールされているものとする。あるいは、情報変換用アプリケーションのプログラムは、CD−ROMやDVD−ROM等の記録媒体に記録されて提供されるようにしてもよい。
情報変換装置200は、撮像装置201と、制御装置202と、記憶媒体203とを備えている。
撮像装置201は、レンズ、撮像素子、その他周辺回路によって構成される。撮像素子は、例えばCCDやCMOSなどのイメージセンサにより構成され、レンズを通過した光束による被写体像を光電変換してアナログ画像信号を生成し、生成したアナログ画像信号を画像データとして制御装置202へ出力する。
制御装置202は、CPU、メモリ、およびその他の周辺回路によって構成され、情報変換装置200の全体を制御する。なお、制御装置202を構成するメモリは、例えばSDRAM等の揮発性のメモリである。このメモリは、CPUがプログラム実行時にプログラムを展開するためのワークメモリや、データを一時的に記録するためのバッファメモリとして使用される。
記憶媒体203は、情報変換装置200が蓄える種々のデータや、制御装置202が実行するためのプログラムのデータ等を記録するための記憶媒体であり、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等が用いられる。なお、記憶媒体203に記録されるプログラムのデータは、CD−ROMやDVD−ROMなどの記録媒体に記録されて提供されたり、ネットワークを介して提供され、操作者が取得したプログラムのデータを記憶媒体203にインストールすることによって、制御装置202がプログラムを実行できるようになる。本実施の形態では、上述した情報変換用アプリケーションのプログラムは、記憶媒体203に記録されている。
情報変換装置200は、情報出力装置100のユーザや情報変換装置200のユーザなどが操作者となり、情報変換装置200上で情報変換用アプリケーションを起動させた後に、情報出力装置100から出力される色パターン情報を読み取り開始を指示することができる。制御装置202は、情報変換用アプリケーションの実行が指示されると、撮像装置201を介して所定のフレームレート、例えば30fpsで画像データを取得することにより、動画データの撮影を開始して、色パターン情報の読み取り待機状態となる。なお、ここでは、操作者が情報変換用アプリケーションを起動させた後に色パターン情報を読み取り開始を指示する例について説明するが、操作者は、情報変換用アプリケーションを起動することで色パターン情報を読み取り開始を指示できるようにしてもよい。この場合、制御装置202は、操作者によって情報変換用アプリケーションを起動が指示されると、自動的に色パターン情報の読み取り待機状態とする。
制御装置202は、撮像装置201から入力される動画データの各フレーム内で、上述した開始シグナルを示す色変化を検出した場合には、開始シグナルを示す色変化を検出した画素で構成される領域を注目領域に設定する。本実施の形態では、例えば、図6に示すように、制御装置202は、フレーム6a内をn個×m個の区画(図6に示す例では、9×11)に分割し、分割した各区画のうち、開始シグナルを示す色変化を検出した画素で構成される領域6bを含む区画の集合を注目領域として設定する。そして、制御装置202は、設定した注目領域内の色変化を検出することにより、撮像装置201で撮像された色パターン情報に基づいて、ユーザが入力した入力文字列を特定する。ここでは、上述したように、ユーザによって「016EA」が入力され、これに基づいて「GYGYC BRC RGRC BYMBC YRC MY CMC」の色パターン情報が出力される場合を例に、入力文字を特定するための方法について説明する。
制御装置202は、開始シグナルを検出してから、終了シグナルを検出するまで、注目領域内の色の変化を色配列情報としてメモリに記録していく。記憶媒体203には、図2に示した文字と色変化の対応関係を表したデータが変換用情報として記録されており、制御装置203は、変換用情報を参照して、メモリ内に記録されている色配列情報のうち、開始シグナルと終了シグナル以外を文字情報に変換する。これによって、色変化を文字に変換するための文字変換情報に基づいて、色パターン情報に含まれる各フラグメントとチェックディジットが文字情報に変換される。このとき、制御装置202は、上述した区切色に基づいてフラグメントを分割する。
制御装置202は、上述した区切色の位置でフラグメントを分割することにより、例えば、「GYGYC BRC RGRC BYMBC YRC MY CMC」においては、フラグメント数を示す「BRC」が「4」に変換され、第一フラグメント「RGRC」が「01」に変換され、第二フラグメント「BYMBC」が「6E」に変換され、第三フラグメント「YRC」が「A」に変換され、チェックディジットを示す「MY」が「J」に変換される。
制御装置202は、フラグメント数を示す文字列に基づいてフラグメント数、例えば4を特定し、フラグメント数に基づいて、入力文字列を構成するフラグメント数を特定した上で、フラグメント数を示す文字列に基づいてフラグメント数と入力文字列を構成するフラグメント数が一致するかをチェックする。そして、制御装置202は、これらのフラグメントで変換された文字を並べた文字列、例えば「016EA」を特定する。制御装置202は、特定した文字列に対して、文字情報に変換した後のチェックディジットに基づくエラーチェックを行う。この場合、制御装置202は、情報出力装置100でチェックディジットを算出したアルゴリズムと同様のアルゴリズムを用いて、文字列に対するエラーチェックを行えばよい。制御装置202は、エラーチェックの結果、エラーが検出されない場合には、特定した文字列、すなわち「016EA」を情報出力装置100上でユーザによって入力された入力文字列として特定する。そして、制御装置202は、特定した文字列を所定の入力欄、例えばパスワード入力欄やATMにおける暗証番号入力欄などに入力する。これによって、ユーザは、情報出力装置100上で入力した文字列を色パターン情報を用いて情報変換装置200へ伝え、情報変換装置200上で入力することができる。
図4は、本実施の形態における情報出力装置100で実行される処理の流れを示すフローチャートである。図4に示す処理は、ユーザによって文字列が入力されて色パターン情報の生成が指示されると起動するプログラムとして、制御装置102によって実行される。なお、図4においては、上述した変換用情報や生成規則を特定するための情報は、あらかじめ記憶媒体103に記録されているものとする。
ステップS10において、制御装置102は、上述したように、記憶媒体103に記録されている変換用情報を参照して、入力文字の各文字を色変化情報に変換する。その後、ステップS20へ進む。
ステップS20では、制御装置102は、上述した入力規則に従って、色変化情報を順番に並べた色パターン情報を生成する。その後、ステップS30へ進む。
ステップS30では、制御装置102は、生成した色パターン情報を記憶媒体103に記録する。その後、ステップS40へ進む。
ステップS40では、制御装置102は、ユーザによって色パターン情報の出力が指示されたか否かを判断する。ステップS40で肯定判断した場合には、ステップS50へ進む。
ステップS50では、制御装置102は、記憶媒体103に記録されている色パターン情報に基づいて、タッチパネル101に表示する色を時間とともに変化させることにより、色パターン情報を出力する。その後、処理を終了する。
図5は、本実施の形態における情報変換装置200で実行される処理の流れを示すフローチャートである。図5に示す処理は、ユーザによって色パターン情報を読み取り開始が指示されると起動するプログラムとして、制御装置202によって実行される。
ステップS110において、制御装置202は、撮像装置201を制御して動画データの撮影を開始し、色パターン情報の読み取り待機状態とする。その後、ステップS120へ進む。
ステップS120では、制御装置202は、撮像装置201から入力される動画データの各フレーム内で、上述した開始シグナルを示す色変化を検出したか否かを判断する。ステップS120で肯定判断した場合には、ステップS130へ進む。
ステップS130では、制御装置202は、開始シグナルを示す色変化を検出した画素で構成される領域を注目領域に設定して、ステップS140へ進む。
ステップS140では、制御装置202は、注目領域内の色の変化を色配列情報としてメモリに記録していく。その後、ステップS150へ進む。
ステップS150では、制御装置202は、注目領域内の色変化に基づいて、上述した終了シグナルを検出したか否かを判断する。ステップS150で否定判断した場合には、ステップS140へ戻る。これに対して、ステップS150で肯定判断した場合には、ステップS151へ進む。
ステップS151では、制御装置202は、上述したように、色パターン情報に含まれる区切色に基づいてフラグメントを分割する。その後、ステップS152へ進む。
ステップS152では、制御装置202は、分割したフラグメントの数と、特定したフラグメント数が一致するかをチェックする。その後、ステップS160へ進む。
ステップS160では、制御装置202は、上述したように、メモリに記録した色配列情報に基づいて、色パターン情報に含まれる各フラグメントの色変化を特定し、変換用情報を参照して、各フラグメントの色変化を文字情報に変換することによって、各フラグメントが表す文字を特定する。その後、ステップS170へ進む。
ステップS170では、制御装置202は、入力文字列を構成するフラグメントで変換された文字を並べて文字列を特定する。その後、ステップS180へ進む。
ステップS180では、制御装置202は、ステップS170で特定した文字列に対して、上述したように、チェックディジットに基づくエラーチェックを行う。その後、ステップS190へ進む。
ステップS190では、制御装置202は、ステップS180でのエラーチェックの結果、エラーが検出されなかったか否かを判断する。ステップS190で否定判断した場合には、処理を終了する。なお、この場合は、エラーが検出されたことを情報変換装置200の不図示の表示装置上に表示することによって、操作者にエラーが検出されたことを通知するようにしてもよい。一方、ステップS190で肯定判断した場合には、ステップS200へ進む。
ステップS200では、ステップS170で特定した文字列を情報出力装置100上でユーザによって入力された入力文字列として特定する。その後、処理を終了する。
以上説明した本実施の形態によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
(1)情報出力装置100では、制御装置102は、ユーザからの文字列の入力を受け、文字と該文字を2色の色変化により表した色変化情報とを関連付けた色変換用情報を参照して、入力された文字列に含まれる各文字を、色変化情報に変換し、変換した色変化情報を並べて文字列を表した色パターン情報を生成して、記憶媒体103に記録するようにした。そして、制御装置102は、色パターン情報の出力指示を受け付けると、記憶媒体103に記録されている色パターン情報に基づいて、タッチパネル101に表示する色を時間とともに変化させるようにした。情報変換装置200の制御装置202は、情報出力装置100のタッチパネル101に表示される色パターン情報を撮像することにより、色パターン情報を取得し、取得した色パターン情報に含まれる連続する2つの色の色変化を、色変化と該色変化が表す文字とを関連付けた文字変換用情報を参照して文字情報に変換して、変換結果に基づいて、色パターン情報が表す文字列を特定するようにした。これによって、情報出力装置100では、入力された文字列を色パターン情報に変換して出力することができ、情報変換装置200では、情報出力装置100から出力される色パターン情報に基づいて文字列を特定することができる。
(2)文字情報を色変化に変換するための色変換用情報及び色変化を文字情報に変換するための文字変換用情報では、5色を文字表現色とし、文字表現色のそれぞれの色変化に対して1文字が関連付けられていることにより、色パターン情報では、文字表現色を組み合わせた一組の連続する色の変化によって20の文字を表現できるようにした。これによって、最大20文字の文字を組み合わせた文字列を情報出力装置100から情報変換装置200へ入力することができる。
(3)制御装置102は、色パターン情報の先頭に、色パターン情報の開始を表すための開始シグナルの情報を含め、色パターン情報の最後には、色パターン情報の終了を表すための終了シグナルの情報を含めて色パターン情報を生成し、制御装置202は、開始シグナルと終了シグナルとに基づいて、色パターン情報の開始と終了を判定するようにした。これによって、情報変換装置200側で色パターン情報の開始と終了を特定することができる。
(4)制御装置102は、色パターン情報にエラー検出用のチェックディジットを含め、制御装置202は、チェックディジットに基づいて、変換して得た文字情報のエラー検出を行うようにした。これによって、外部光の影響を受けて色が正確に撮影できなかった場合などには、変換によって得た文字情報に誤認識が生じる可能性があるが、このような場合でもチェックディジットを用いてエラー検出を行うことができる。
(5)制御装置202は、画像データ内で、開始シグナルを示す色変化が検出される領域を注目領域として設定し、設定した注目領域内の画像データを対象として、色変化を検出するようにした。これによって、処理対象とする領域を狭めて限定することができるため、処理負荷の低減や処理の高速化につなげることができる。
(6)制御装置102は、文字を表す色変化の情報を複数のフラグメントに分割し、各フラグメントの最後には、次のフラグメントとの区切りを示す区切り色を含めて色パターン情報を生成するようにし、制御装置202は、区切り色は変換対象から除外するようにした。仮に、色変化情報が長く連続して続いた場合、その色変化が何文字を表しているのかが把握できなくなる可能性があるが、本発明では、複数のフラグメントに分割し、かつ各フラグメントに含める文字数や色の数を限定するようにしたため、このような問題を防ぐことができる。
―変形例―
なお、上述した実施の形態の情報変換システムは、以下のように変形することもできる。
(1)上述した実施の形態では、情報出力装置100の制御装置102は、生成した色パターン情報に基づいて、タッチパネル101上の表示領域内の色を順番に変化させることにより、色パターン情報を出力する例について説明した。この場合、情報変換装置200側で色の変化を撮影した際に、色の切り替わり部分で前後の色が混ざり、中間色が検出されてしまう可能性がある。このため、これを防止するために、制御装置102は、生成した色パターン情報に基づいて、タッチパネル101上の表示領域内の色を順番に変化させる際に、前後の色の間にインターバル色、例えば黒を表示させるようにしてもよい。この場合、情報変換装置200では、制御装置202は、色パターン情報の出力中に現われる黒は変換対象から除外して、文字情報への変換を行えばよい。これによって、情報変換装置200側で色の変化を撮影した際に、色の切り替わり部分で前後の色が混ざり、中間色が検出されてしまうことを防止することができる。
(2)上述した実施の形態では、情報出力装置100の制御装置102は、生成した色パターン情報に基づいて、タッチパネル101上の表示領域内の色を順番に変化させることにより、色パターン情報を出力する例について説明した。制御装置102は、色パターン情報をタッチパネル101に表示する際に、各色のRGB値の上限を255より低い値、例えば203に設定するようにしてもよい。例えば、赤の場合、本来はR:255 G:0 B:0であるが、本発明では、R:203 G:0 B:0とすればよい。また、青の場合、本来はR:0 G:0 B:255であるが、本発明では、R:0 G:0 B:233とすればよい。また、黄の場合、本来はR:255 G:255 B:0であるが、本発明では、R:203 G:203 B:0とすればよい。これによって、画像変換装置200が撮影した画像が明るすぎる場合に起こり得る白飛びを抑えることができる。
(3)上述した実施の形態では、情報出力装置100の制御装置102は、タッチパネル101の表示領域を複数の領域に分割し、その中の1つの領域を色パターン情報の表示領域として色パターン情報を出力し、情報変換装置200の制御装置202は、撮像装置201から入力される動画データの各フレーム内で、開始シグナルを示す色変化を検出した画素で構成される領域を注目領域に設定する例について説明した。しかしながら、情報出力装置100の制御装置102は、タッチパネル101に色パターンの表示領域を複数設定してもよく、この場合、情報変換装置200の制御装置202は、複数の注目領域を設定するようにしてもよい。なお、情報出力装置100を複数用いてもよく、この場合は、情報変換装置200の制御装置202は、複数の情報出力装置100に対して注目領域を設定するようにすればよい。
(4)情報出力装置100の制御装置102がタッチパネル101に色パターンの表示領域を2つ設定する場合、第一の表示領域と第二の表示領域との間で、色パターン情報を同時または所定フレーム分ずらして表示するようにしてもよい。この場合、情報変換装置200の制御装置202は、第一の表示領域に対応して第一の注目領域を設定し、第二の表示領域に対応して第二の注目領域を設定すればよい。そして、制御装置202は、第一の注目領域に基づく文字列の特定結果と第二の注目領域に基づく文字列の特定結果のいずれか一方にエラーが検出された場合には、エラーが検出されなかった方の特定結果を入力文字列として特定するようにすればよい。これによって、色パターン情報の特定処理に冗長性を持たせて、精度高く入力文字列を特定することが可能となる。
(5)上述した実施の形態では、情報変換装置200の制御装置202は、撮像装置201から入力される動画データの各フレーム内で、開始シグナルを示す色変化を検出した画素で構成される領域を注目領域に設定し、該注目領域内の色変化を検出することにより、撮像装置201で撮像された色パターン情報に基づいて、ユーザが入力した入力文字列を特定する例について説明した。しかしながら、制御装置202は、注目領域内の一部の領域、例えば中心部分の所定の画素で構成される領域のみを対象として、色変化を検出するようにしてもよい。これによって、制御装置202で処理する画素数を減少させることができるため、処理負荷を低減させるとともに、処理を高速化することができる。
(6)上述した実施の形態では、情報変換装置200の制御装置202は、撮像装置201から入力される動画データの各フレーム内で、開始シグナルを示す色変化を検出した画素で構成される領域を注目領域に設定し、該注目領域内の色変化を検出することにより、撮像装置201で撮像された色パターン情報に基づいて、ユーザが入力した入力文字列を特定する例について説明した。しかしながら、外部からの光の影響等により、注目領域内に他の色が混ざる可能性も考えられる。このため、制御装置202は、注目領域内で最も多く検出される色、または前のフレームからの変化が大きい色を、各フレームの注目領域における代表色として特定し、代表色のみを対象として色変化を検出するようにしてもよい。なお、注目領域内における色の判定に当たっては、注目領域内の各画素のRGB値と色とを組み合わせたRGB色テーブルを用意しておき、このRGB色テーブルを参照して画素単位で色を判定するようにしてもよい。例えば、図7に示すようなRGB色テーブルを用意しておき、これを参照して色を判定するようにすれば、R:0 G:255 B:124は緑(Green)と判定し、R:0 G:0 B:124は青(Blue)と判定するといったように画素単位で色を判定することができる。一般的に、RGBから色を判定する方法として、RGB色空間からHSV色空間に変形してHue(色相)の値で色を判定する方法がある。この方法は、色の暗さに左右されずに色を判定できるというメリットがあるが、この処理を1ピクセルずつやると処理時間がかかるため、ここではRGB色テーブルを用いるものとする。なお、制御装置202は、注目領域を設定する前においても、画像データ内を対象として、RGB色テーブルを用いた処理を行うようにしてもよい。
(7)上述した実施の形態では、情報変換装置200の制御装置202は、注目領域内の色変化を検出することにより、撮像装置201で撮像された色パターン情報に基づいて、ユーザが入力した入力文字列を特定する例について説明した。このとき、制御装置202は、注目領域内の画像データに対して画像処理を施してから色変化を検出するようにしてもよい。なお、画像処理は、制御装置202が備えるCPUが行ってもよいし、情報変換装置200が画像処理にGPUを利用可能な機器である場合には、画像処理にGPUを利用してもよい。
例えば、制御装置202は、注目領域内の画像を所定の縮小率で縮小してから、色変化を検出するようにしてもよい。これによって、処理対象とするデータ量を削減することができるため、処理負荷の低減、処理の高速化につなげることができる。
また、制御装置202は、注目領域内の画像に対して、公知のポスタリゼーション(階調変更)処理を施してから、色変化を検出するようにしてもよい。これによって、0から255の256段階で表されるRGBデータに対して、扱う階調の値を減少させることができるため、上述したRGB色テーブルの組み合わせ数を少なくすることができる。
なお、制御装置202は、撮像装置201から入力される画像データの色空間がYUVである場合には、RGBに変換してから上記の画像処理を行えばよい。
また、この画像処理は、注目領域内に対してだけではなく、画像データ内に注目領域を設定する前の画像データに対しても行うようにしてもよい。これによって、画像データに対する縮小処理により、処理対象のピクセル数を減らして処理速度を向上させることができる。また、画像データに対するポスタリゼーション処理により、上述したRGB色テーブルを用いて色の判定を高速化することができる。なお、縮小処理は、縮小による画素情報の損出が起こる可能性がある場合は行わなくてもよい。
(8)上述した実施の形態では、情報出力装置100としてスマートフォン、タブレット端末、ウェアラブル端末などが用いられる例について説明した。しかしながら、スマートフォン、タブレット端末、ウェアラブル端末などの汎用的な端末ではなく、図4に示す処理を実行する専用端末を用いてもよい。また、上述した実施の形態では、情報変換装置200としてカメラ付きのパソコンやその他の情報機器などが用いられる例について説明した。しかしながら、カメラ付きのパソコンやその他の情報機器などの汎用的な端末ではなく、図5に示す処理を実行する専用端末を用いてもよい。例えば、情報変換装置200としてサーバやパソコンを用い、これらの装置に接続されたネットワークカメラや固定カメラなどを介して、色パターン情報を撮像するようにしてもよい。
これによって、情報出力装置100を図4に示す処理を実行する専用端末とすれば、専用端末に接続された他の装置や機器から入力されるデータを色パターン情報に変換して出力することができる。例えば、情報出力装置100に温度センサー、湿度センサー、土壌センサーなどのセンサー装置を接続しておけば、情報出力装置100は、センサー装置から入力されるセンシングデータを色パターン情報に変換して出力することができる。そして、情報変換装置200は、情報出力装置100から出力される色パターン情報を撮影し、色パターン情報に含まれる色変化に基づいて、色パターン情報が意味する文字列を特定すれば、センサー装置によって計測されたセンシングデータを特定することができる。
(9)上述した実施の形態では、情報出力装置100は、タッチパネル101を備え、該タッチパネル101上でユーザから文字列の入力を受け付けたり、色パターン情報などの情報を表示したりする例について説明した。しかしながら、情報出力装置100は、ユーザから文字情報の入力を受け付けるための入力部材と、情報を表示するための表示部材とを別々に備えるようにしてもよい。なお、入力部材は、ユーザが文字列を入力することができるものであれば、文字を直接入力できるものであってもよいし、文字を音声により入力できるものであってもよい。また、情報出力装置100は、入力部を備えず、あらかじめ記憶媒体103に記録されている文字列を読み込んで色パターン情報に変換して出力するようにしてもよい。また、表示部材は、最低限、色パターン情報に含まれる色を表示することができるものであれば、その構造や表示形態は限定されない。例えば、表示部材としてLEDなどの発光部材を用いてもよい。
(10)上述した実施の形態では、情報出力装置100の制御装置102は、記憶媒体103に記録されている色パターン情報に基づいて、タッチパネル101に表示する色を時間とともに変化させることにより、色パターン情報を出力する例について説明した。このとき、制御装置102は、あらかじめ決められた回数、色パターン情報を繰り返して出力するようにしてもよい。色パターン情報を1回出力しただけでは、情報変換装置200で正常に色パターン情報を取得できるとは限らないが、色パターン情報を複数回出力するようにすれば、情報変換装置200が正常に色パターン情報を取得できる可能性を向上させることができる。
(11)上述した実施の形態では、終了シグナルの前に、誤り検出用のチェックディジットを示す情報を含める例について説明した。しかしながら、色パターン情報内における誤り検出用のチェックディジットを示す情報を含める位置は、これに限定されない。例えば、フラグメント3個おきに1つのチェックディジットを示す情報を含めるようにしてもよい。
(12)上述した実施の形態における色パターン情報では、開始シグナルの後ろに、フラグメント数を格納するためのフラグメントを設け、ここに色パターン情報に含まれるフラグメントの数を示す情報を含める例について説明した。しかしながら、あらかじめ色パターン情報に含まれるフラグメント数が決まっている場合など、情報変換装置200にフラグメント数を伝える必要がない場合には、色パターン情報にフラグメント数を格納するためのフラグメントを含めなくてもよい。
(13)上述した実施の形態では、色パターン情報の最後には、色パターン情報の終了を表すための終了シグナルを含める例について説明した。しかしながら、あらかじめ色パターン情報に含まれるフラグメント数が決まっている場合など、情報変換装置200に色パターン情報の終了を伝える必要がない場合には、色パターン情報に終了シグナルを含めなくてもよい。
(14)上述した実施の形態では、制御装置202は、画像データ内で、開始シグナルを示す色変化を検出した画素で構成される領域を注目領域として設定し、設定した注目領域内の画像データを対象として、色変化を検出する例について説明した。このとき、制御装置202は、注目領域内で色変化を検出しない時間があらかじめ設定された所定時間、例えば5分間経過したときや正常に入力文字列を読み取れたときなどに、注目領域の設定を解除するようにしてもよい。これによって、注目領域内で色変化が検出できなくなったときには、注目領域の設定を解除して、画像データ全体を対象とした色変化の待ち受けに移行させることができる。また、制御装置202は、注目領域を設定した後も、注目領域として設定されなかった領域を対象として、開始シグナルを示す色変化を検出し続けるようにしてもよい。
なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、本発明は、上述した実施の形態における構成に何ら限定されない。また、上述の実施の形態と複数の変形例を組み合わせた構成としてもよい。
100 情報出力装置
101 タッチパネル
102 制御装置
103 記憶媒体
200 情報変換装置
201 撮像装置
202 制御装置
203 記憶媒体

Claims (41)

  1. 情報出力装置と情報変換装置とで構成される情報変換システムであって、
    前記情報出力装置は、
    文字列を読み込む文字列読込手段と、
    文字と該文字を2色の色変化により表した色変化情報とを関連付けた色変換用情報を参照して、前記文字列読込手段によって読み込まれた前記文字列に含まれる各文字を、前記色変化情報に変換する色変化情報変換手段と、
    前記色変化情報変換手段によって変換された前記色変化情報を並べて前記文字列を表した色パターン情報を生成して、記憶媒体に記録する色パターン情報生成手段と、
    前記色パターン情報の出力指示を受け付ける出力指示受付手段と、
    前記出力指示受付手段で出力指示を受け付けたときに、前記記憶媒体に記録されている前記色パターン情報に基づいて、表示部材に表示する色を時間とともに変化させる色パターン情報出力手段とを備え、
    前記情報変換装置は、
    前記情報出力装置の前記表示部材に表示される色パターン情報を撮像することにより、前記色パターン情報を取得する色パターン情報取得手段と、
    前記色パターン情報取得手段によって取得された前記色パターン情報に含まれる連続する2つの色の色変化を、前記色変化と該色変化が表す文字とを関連付けた文字変換用情報を参照して文字情報に変換する文字情報変換手段と、
    前記文字情報変換手段による変換結果に基づいて、前記色パターン情報が表す文字列を特定する文字列特定手段とを備えることを特徴とする情報変換システム。
  2. 請求項1に記載の情報変換システムにおいて、
    前記色変換用情報及び文字変換用情報では、5色を文字表現色とし、前記文字表現色のそれぞれの色変化に対して1文字が関連付けられており、
    前記色パターン情報では、前記文字表現色を組み合わせた一組の連続する色の変化によって20の文字を表現可能であることを特徴とする情報変換システム。
  3. 請求項1または2に記載の情報変換システムにおいて、
    前記色パターン情報出力手段は、各色の間にインターバル色を表示させ、
    前記文字情報変換手段は、前記インターバル色は変換対象から除外することを特徴とする情報変換システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報変換システムにおいて、
    前記色パターン情報生成手段は、前記色パターン情報にエラー検出用のエラー検出用情報を含め、
    前記情報変換装置は、
    前記エラー検出用情報に基づいて、前記文字情報変換手段によって変換された文字情報のエラー検出を行うエラー検出手段をさらに備えることを特徴とする情報変換システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報変換システムにおいて、
    前記情報変換装置は、
    前記色パターン情報取得手段によって取得された画像データに対して、縮小処理、階調変更処理の少なくとも一方を行う第一の画像処理手段をさらに備え、
    前記文字情報変換手段は、前記第一の画像処理手段によって画像処理が行われた後の前記画像データを対象として、前記色変化を検出することを特徴とする情報変換システム。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の情報変換システムにおいて、
    前記文字情報変換手段は、前記色パターン情報取得手段によって取得された画像データ内の各画素のRGB値と色の組み合わせテーブルを参照して、画素単位で色を判定することにより、前記画像データ内に含まれる前記色パターン情報に含まれる色を特定することを特徴とする情報変換システム。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の情報変換システムにおいて、
    前記色パターン情報生成手段は、色パターン情報の先頭に、前記色パターン情報の開始を表すための開始シグナルの情報を含め、前記色パターン情報の最後には、前記色パターン情報の終了を表すための終了シグナルの情報を含めて、前記色パターン情報を生成し、
    前記文字情報変換手段は、前記開始シグナルと前記終了シグナルとに基づいて、前記色パターン情報の開始と終了を判定することを特徴とする情報変換システム。
  8. 請求項7に記載の情報変換システムにおいて、
    前記情報変換装置は、
    前記色パターン情報取得手段によって取得された画像データ内で、前記開始シグナルが検出される領域を注目領域として設定する注目領域設定手段をさらに備え、
    前記文字情報変換手段は、前記注目領域設定手段によって設定された前記注目領域内の画像データを対象として、前記色変化を検出することを特徴とする情報変換システム。
  9. 請求項8に記載の情報変換システムにおいて、
    前記情報変換装置は、
    前記注目領域設定手段によって設定された前記注目領域内の画像データに対して、縮小処理、階調変更処理の少なくとも一方を行う第二の画像処理手段をさらに備え、
    前記文字情報変換手段は、前記第二の画像処理手段によって画像処理が行われた後の前記注目領域内の画像データを対象として、前記色変化を検出することを特徴とする情報変換システム。
  10. 請求項8または9に記載の情報変換システムにおいて、
    前記情報変換装置は、
    前記注目領域設定手段によって設定された前記注目領域内の画像データに基づいて前記注目領域内の代表色を特定する代表色特定手段をさらに備え、
    前記文字情報変換手段は、前記注目領域内において、前記代表色特定手段よって特定された代表色を対象として、前記色変化を検出することを特徴とする情報変換システム。
  11. 請求項10に記載の情報変換システムにおいて、
    前記代表色特定手段は、前記注目領域内で最も多く検出される色、または前のフレームからの変化が大きい色を前記代表色として特定することを特徴とする情報変換システム。
  12. 請求項8〜11のいずれか一項に記載の情報変換システムにおいて、
    前記文字情報変換手段は、前記注目領域内の各画素のRGB値と色の組み合わせテーブルを参照して、画素単位で色を判定することにより、前記注目領域内の色を特定することを特徴とする情報変換システム。
  13. 請求項8〜12のいずれか一項に記載の情報変換システムにおいて、
    前記注目領域設定手段は、前記画像データ内に少なくとも1つの前記注目領域を設定することを特徴とする情報変換システム。
  14. 請求項13に記載の情報変換システムにおいて、
    前記文字情報変換手段は、前記注目領域設定手段によって複数の注目領域が設定された場合には、それぞれの前記注目領域設を対象として、前記色変化を検出するための処理を行うことを特徴とする情報変換システム。
  15. 請求項8〜14のいずれか一項に記載の情報変換システムにおいて、
    前記文字情報変換手段は、前記注目領域設定手段によって設定された前記注目領域内の一部の領域の画像データを対象として、前記色変化を検出することを特徴とする情報変換システム。
  16. 請求項1〜15のいずれか一項に記載の情報変換システムにおいて、
    前記色パターン情報生成手段は、前記文字を表す色変化の情報を複数のフラグメントに分割し、各フラグメントの最後には、次のフラグメントとの区切りを示す区切り色を含めて前記色パターン情報を生成し、
    前記文字情報変換手段は、前記区切り色は変換対象から除外することを特徴とする情報変換システム。
  17. 請求項1〜16のいずれか一項に記載の情報変換システムにおいて、
    前記色パターン情報出力手段は、前記色パターン情報に含まれる各色のRGB値の上限を255より低い値に設定して、前記表示部材に表示することを特徴とする情報変換システム。
  18. 文字列を読み込む文字列読込手順と、
    前記文字列読込手順で読み込んだ前記文字列に含まれる各文字を、文字と該文字を2色の色変化により表した色変化情報とを関連付けた色変換用情報を参照して、前記色変化情報に変換する色変化情報変換手順と、
    前記色変化情報変換手順で変換した前記色変化情報を並べて前記文字列を表した色パターン情報を生成して、記憶媒体に記録する色パターン情報生成手順と、
    前記色パターン情報の出力指示を受け付ける出力指示受付手順と、
    前記出力指示受付手順で出力指示を受け付けたときに、前記記憶媒体に記録されている前記色パターン情報に基づいて、表示装置に表示する色を時間とともに変化させる色パターン情報出力手順とをコンピュータに実行させるための情報出力プログラム。
  19. 請求項18に記載の情報出力プログラムにおいて、
    前記色パターン情報出力手順は、各色の間にインターバル色を表示させることを特徴とする情報出力プログラム。
  20. 請求項18または19に記載の情報出力プログラムにおいて、
    前記色パターン情報生成手順は、色パターン情報の先頭に、前記色パターン情報の開始を表すための開始シグナルの情報を含め、前記色パターン情報の最後には、前記色パターン情報の終了を表すための終了シグナルの情報を含めて、前記色パターン情報を生成することを特徴とする情報出力プログラム。
  21. 請求項18〜20のいずれか一項に記載の情報出力プログラムにおいて、
    前記色パターン情報生成手順は、前記色パターン情報にエラー検出用のエラー検出用情報を含めることを特徴とする情報出力プログラム。
  22. 請求項18〜21のいずれか一項に記載の情報出力プログラムにおいて、
    前記色パターン情報生成手順は、前記文字を表す色変化の情報を複数のフラグメントに分割し、各フラグメントの最後には、次のフラグメントとの区切りを示す区切り色を含めて前記色パターン情報を作成することを特徴とする情報出力プログラム。
  23. 請求項18〜22のいずれか一項に記載の情報出力プログラムにおいて、
    前記色パターン情報出力手順は、前記色パターン情報に含まれる各色のRGB値の上限を255より低い値に設定して、前記表示装置に表示することを特徴とする情報出力プログラム。
  24. 複数の色が時間とともに変化する色パターン情報を取得する色パターン情報取得手順と、
    前記色パターン情報取得手順で取得した前記色パターン情報に含まれる連続する2つの色の色変化を、色変化と該色変化が表す文字とを関連付けた文字変換用情報を参照して文字情報に変換する文字情報変換手順と、
    前記文字情報変換手順による変換結果に基づいて、前記色パターン情報が表す文字列を特定する文字列特定手順とをコンピュータに実行させるための情報変換プログラム。
  25. 請求項24に記載の情報変換プログラムにおいて、
    前記色パターン情報には、各色の間にインターバル色を含み、
    前記文字情報変換手順は、前記インターバル色は変換対象から除外することを特徴とする情報変換プログラム。
  26. 請求項24または25に記載の情報変換プログラムにおいて、
    前記色パターン情報には、前記文字情報変換手順で変換した文字情報にエラーがないかを検出するためのエラー検出用情報を含み、
    前記エラー検出用情報に基づいて、前記文字情報変換手順で変換された文字情報のエラー検出を行うエラー検出手順をさらに有することを特徴とする情報変換プログラム。
  27. 請求項24〜26のいずれか一項に記載の情報変換プログラムにおいて、
    前記色パターン情報取得手順は、前記色パターン情報を表示する表示装置を撮像することにより、前記色パターン情報を取得することを特徴とする情報変換プログラム。
  28. 請求項24〜27のいずれか一項に記載の情報変換プログラムにおいて、
    前記色パターン情報取得手順で取得した画像データに対して、縮小処理、階調変更処理の少なくとも一方を行う第一の画像処理手順をさらに有し、
    前記文字情報変換手順は、前記第一の画像処理手順で画像処理が行われた後の前記画像データを対象として、前記色変化を検出することを特徴とする情報変換プログラム。
  29. 請求項24〜28のいずれか一項に記載の情報変換プログラムにおいて、
    前記文字情報変換手順は、前記色パターン情報取得手順で取得した画像データ内の各画素のRGB値と色の組み合わせテーブルを参照して、画素単位で色を判定することにより、前記画像データ内に含まれる前記色パターン情報に含まれる色を特定することを特徴とする情報変換プログラム。
  30. 請求項24〜29のいずれか一項に記載の情報変換プログラムにおいて、
    前記色パターン情報の先頭には、前記色パターン情報の開始を表すための開始シグナルの情報が含まれ、前記色パターン情報の最後には、前記色パターン情報の終了を表すための終了シグナルの情報が含まれており、
    前記文字情報変換手順は、前記開始シグナルと前記終了シグナルとに基づいて、前記色パターン情報の開始と終了を判定することを特徴とする情報変換プログラム。
  31. 請求項30に記載の情報変換プログラムにおいて、
    前記色パターン情報取得手順で取得した画像データ内で、前記開始シグナルが検出される領域を注目領域として設定する注目領域設定手順をさらに有し、
    前記文字情報変換手順は、前記注目領域設定手順で設定された前記注目領域内の画像データを対象として、前記色変化を検出することを特徴とする情報変換プログラム。
  32. 請求項31に記載の情報変換プログラムにおいて、
    前記注目領域設定手順で設定した前記注目領域内の画像データに対して、縮小処理、階調変更処理の少なくとも一方を行う第二の画像処理手順をさらに有し、
    前記文字情報変換手順は、前記第二の画像処理手順で画像処理が行われた後の前記注目領域内の画像データを対象として、前記色変化を検出することを特徴とする情報変換プログラム。
  33. 請求項31または32に記載の情報変換プログラムにおいて、
    前記注目領域設定手順で設定した前記注目領域内の画像データに基づいて前記注目領域内の代表色を特定する代表色特定手順をさらに有し、
    前記文字情報変換手順は、前記注目領域内において、前記代表色特定手順で特定した代表色を対象として、前記色変化を検出することを特徴とする情報変換プログラム。
  34. 請求項33に記載の情報変換プログラムにおいて、
    前記代表色特定手順は、前記注目領域内で最も多く検出される色、または前のフレームからの変化が大きい色を前記代表色として特定することを特徴とする情報変換プログラム。
  35. 請求項31〜34のいずれか一項に記載の情報変換プログラムにおいて、
    前記文字情報変換手順は、前記注目領域内の各画素のRGB値と色の組み合わせテーブルを参照して、画素単位で色を判定することにより、前記注目領域内の色を特定することを特徴とする情報変換プログラム。
  36. 請求項31〜35のいずれか一項に記載の情報変換プログラムにおいて、
    前記注目領域設定手順は、前記画像データ内に少なくとも1つの前記注目領域を設定することを特徴とする情報変換プログラム。
  37. 請求項36に記載の情報変換プログラムにおいて、
    前記文字情報変換手順は、前記注目領域設定手順で複数の注目領域が設定された場合には、それぞれの前記注目領域設を対象として、前記色変化を検出するための処理を行うことを特徴とする情報変換プログラム。
  38. 請求項31〜37のいずれか一項に記載の情報変換プログラムにおいて、
    前記文字情報変換手順は、前記注目領域設定手順で設定した前記注目領域内の一部の領域の画像データを対象として、前記色変化を検出することを特徴とする情報変換プログラム。
  39. 請求項24〜38のいずれか一項に記載の情報変換プログラムにおいて、
    前記色パターン情報では、前記文字を表す色変化の情報が複数のフラグメントに分割されて記録されており、各フラグメントの最後には、次のフラグメントとの区切りを示す区切り色を含み、
    前記文字情報変換手順は、前記区切り色は変換対象から除外することを特徴とする情報変換プログラム。
  40. 請求項18〜請求項23のいずれかに記載の情報出力プログラムを実行する実行手段を備えることを特徴とする情報出力装置。
  41. 請求項24〜請求項39のいずれかに記載の情報変換プログラムを実行する実行手段を備えることを特徴とする情報変換装置。
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