JP2018090879A - 熱間プレス成形用鋼板、熱間プレス成形品の製造方法、および熱間プレス成形品 - Google Patents
熱間プレス成形用鋼板、熱間プレス成形品の製造方法、および熱間プレス成形品 Download PDFInfo
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Abstract
Description
Cは、熱間プレス成形により得られるプレス成形品の強度を得るために重要な元素である。上記観点から、C量は0.15%以上であることが好ましく、より好ましくは0.18%以上、更に好ましくは0.20%以上である。一方、C量が過剰になると、プレス成形品の溶接性やプレス成形時の延性を確保することが困難である。上記観点から、C量は、0.4%以下であることが好ましく、より好ましくは0.38%以下、更に好ましくは0.35%以下である。
Siは、焼入れ時に残留オーステナイトを形成させる作用を有する。また、固溶強化によって、延性をあまり劣化させずに強度を高める作用も有する。このような効果を有効に発揮させるためには、Si量は0.5%以上であることが好ましく、より好ましくは1.0%以上、更に好ましくは1.2%以上である。一方、Si量が過剰になると、熱間プレス後の靭性などが劣化する。よって、Si量は3%以下であることが好ましく、より好ましくは2.5%以下、更に好ましくは2.0%以下、更により好ましくは1.8%以下である。
Mnは、必要によって添加される元素である。Mnは焼入れ性を高め、加熱後の冷却中にフェライト、パーライト、ベイナイトの生成を抑制し、高強度の確保に寄与する元素である。このような効果を有効に発揮させるため、Mn量は0.5%以上であることが好ましく、より好ましくは0.8%以上、更に好ましくは1.0%以上である。一方、熱間圧延の負荷などを考慮すると、Mn量は3%以下であることが好ましく、より好ましくは2.8%以下、更に好ましくは2.5%以下、更により好ましくは2.1%以下である。
Alは、脱酸元素として有用な元素である。上記観点から、Al量を好ましくは0%超、より好ましくは0.01%以上とする。しかしながら、Al量が過剰になるとAl2O3の生成により延性などが劣化する。よって、Al量は0.10%以下であることが好ましく、より好ましくは0.08%以下、更に好ましくは0.05%以下である。
Bは、必要によって添加される元素であり、鋼板の焼入れ性向上に有効な元素である。このような効果を有効に発揮させるため、B量は、好ましくは0.0002%以上、より好ましくは0.0003%以上、更に好ましくは0.0005%以上である。一方、B量を過剰になると上記効果が飽和するため、B量は0.01%以下であることが好ましく、より好ましくは0.008%以下、更に好ましくは0.005%以下である。
Tiは、Nを固定し、Bを固溶状態で維持して焼入れ性の改善に寄与する元素である。このような効果を有効に発揮させるためには、Ti量は0.04%以上であることが好ましく、より好ましくは0.05%以上、更に好ましく0.06%以上である。しかしながら、Ti量が過剰になって0.1%を超えると、TiCが多量に形成されて、析出強化により強度は上昇するが延性が低下する。そのため、Ti量は0.1%以下であることが好ましく、より好ましくは0.09%以下、更に好ましくは0.08%以下である。
Cr、Ni、およびCuは、加熱後の冷却中におけるフェライト、パーライトおよびベイナイトの生成を防止し、残留オーステナイトの確保に有効に寄与する元素である。これらの元素は単独で添加しても良いし、二種以上を併用しても良い。このような効果を有効に発揮させるためには、上記元素の合計量は0.01%以上であることが好ましく、より好ましくは0.05%以上、更に好ましくは0.06%以上である。なお、上記元素の合計量が増加するにつれて添加コストが上昇するため、上記元素の合計量は1%以下であることが好ましく、より好ましくは0.9%以下、更に好ましくは0.8%以下である。
加熱後、各鋼板の断面を前述したSEM−EDXにより分析し、亜鉛系めっき層の表面から深さ2μmの領域(めっき表層)におけるAl濃度、および素地鋼板と亜鉛系めっき層との界面近傍(地鉄との界面)におけるAl濃度を測定した。本実施例では、上記SEM−EDXとして、日本電子株式会社製の電界放出型走査電子顕微鏡JSM−7001F(FE−SEM)を用いた。
上記のようにして塗膜を形成した各鋼板を、5重量%のNaCl水溶液に、50℃で700時間浸漬した。浸漬の際には、各鋼板の端部をシールし、端部からの腐食や浸漬水の浸潤効果が無視できるようにした。浸漬終了後、図3に示す評価対象について、セロハンテープによる塗膜剥離試験を行い、電着塗装が剥離した部分の剥離面積率を評価した。評価対象の領域は、熱間プレス成形を模擬した上記加熱処理時において均熱が保たれている鋼板長手方向の中央部約100mm×幅方向約40mm(評価面積:40mm×100mm=4000mm2)とした。評価面積(4000mm2)に占める塗膜剥離面積率を画像処理によって評価し、3%以下を合格とした。浸漬の際には、サンプルの端部はシールを行い、端部からの腐食や浸漬水の浸潤効果が無視できるようにした。
上記のようにして形成した塗膜に60°のクロスカットで人工的な塗膜傷を形成した。次に、スガ試験機株式会社製の複合サイクル試験機を用いて、JASO−CCTモードの環境下に90日間暴露した。次に、ネオスCS500を用いて塗膜を剥離除去した後、液体ホーニングによる除錆処理を行ってから、クロスカット部の侵食深さを測定した。具体的には、クロスカット部において、カットラインに沿って等間隔に選択した10箇所の侵食深さを接触式のニードルで測定し、その平均値を侵食深さとした。このようにして得られた侵食深さが0.10mm以下の場合を塗装後耐食性に優れる(良)と評価し、0.10mmを超える場合を塗装後耐食性に劣る(不良)と評価した。
Claims (4)
- 熱間プレス成形に用いられる鋼板であって、
素地鋼板の少なくとも片面に、素地鋼板側から順に、亜鉛系めっき層、およびAl層を有しており、前記Al層におけるAlの付着量は0.4g/m2以上であることを特徴とする熱間プレス成形用鋼板。 - 前記亜鉛系めっき層におけるZnの付着量は、熱間プレス成形用鋼板の単位面積当たり、片面で40〜100g/m2である請求項1に記載の熱間プレス成形用鋼板。
- 請求項1または2に記載の熱間プレス成形用鋼板を熱間プレス成形する熱間プレス成形品の製造方法。
- 素地鋼板の少なくとも片面に、素地鋼板側から順に、亜鉛系めっき層、および1.0質量%以上のAlを含むAl酸化物層を有しており、
前記亜鉛系めっき層の表面から深さ2μmの領域におけるAl濃度は1.8質量%以上であり、
前記素地鋼板と前記亜鉛系めっき層との界面におけるAl濃度は1質量%未満であることを特徴とする熱間プレス成形品。
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