JP2018090554A - 除草剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、除草活性が高く、かつ人体に対し安全性の高い新たな除草剤及び除草方法を提供することにある。
【解決手段】本発明は、ビタミンKまたはその塩を有効成分として含有する除草剤に関する。
【選択図】図1

Description

本発明は、除草剤、及び除草方法に関し、特に、ビタミンKまたはその塩を有効成分として含有する除草剤、及びそれを用いた除草方法に関する。
水田や畑等に生えてくる雑草を放っておくと作物が健全に育たず、収穫量が減ったり、品質が悪くなったりする。また雑草は害虫のすみかとなったり、景観を悪くしたり等、人間活動に悪い影響を与える。これら雑草を除草する方法として、素手や鎌等の道具を用いて行う手取り除草や、機械を用いて行う機械除草、さらには、除草活性を有する化合物を用いて行う化学除草等が知られている。中でも、化学除草は、より短時間で除草を行うことができ手間もかからないため、現在最も一般的な方法として広く用いられている。
しかしながら、市販されている除草剤の多くは、一般的に有効成分として化学合成農薬を含んでおり、消費者の化学合成農薬に対する嫌忌感が根強いために敬遠される傾向にある。すなわち、最近では、化学合成農薬を使用しない、安心、安全を訴求する除草剤が求められてきている。
化学合成農薬を使用しない除草剤として、例えば特許文献1には、脂肪酸とエチレンジアミン四酢酸塩を有効成分として含有する除草用組成物が記載されており、人体に対し安全性の高い除草用組成物や除草方法について開示されている。
また、特許文献2には、本質的に除草用途有効量のカプリル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ウンデカン酸及びラウリン酸及びそれらの混合物からなる群から選択される飽和直鎖状の一塩基性脂肪酸、並びに界面活性剤成分とから成り、自然環境と両立する組成物が開示されている。
特開平7−215806号公報 米国特許第4,975,110号明細書
特許文献1や特許文献2に記載の除草用の組成物においては、いずれも除草活性成分として脂肪酸を使用している。脂肪酸は天然成分であり、安全性の他、速効性にも優れるが、通常の除草剤の使用量では除草効果は低く、かつ残効性に乏しいという問題点もあった。そこで本発明の目的は、脂肪酸に代わり、除草活性が高く、かつ人体に対し安全性の高い新たな除草剤及び除草方法を提供することにある。
本発明者らは、化学合成農薬ではない新たな除草活性成分を見出すべく、安心、安全な種々の成分について鋭意研究を重ねた結果、驚くべきことにビタミンKに高い除草効果があることを新たに見出した。そして、ビタミンKまたはその塩を有効成分として含有する除草剤を用いることにより、人体等に対し害を与えることなく雑草の除草を行うことができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、以下の(1)及び(2)によって達成されるものである。
(1)ビタミンKまたはその塩を有効成分として含有する除草剤。
(2)前記(1)に記載の除草剤を、雑草の発生前及び発生後の少なくともいずれか一方の土壌に施用する、雑草の除草方法。
本発明の除草剤は、ビタミンKまたはその塩を有効成分として含有するため、人体等への安全性を高く保ちつつ、種々の雑草の除草を行うことができる。
図1は、実地試験における殺草効果を示す写真図である。
以下、本発明をさらに詳細に説明する。
なお、本明細書において「除草」という用語は、雑草等を枯らすこと全般に関連する広い意味として使用されるものであり、例えば、雑草等の葉、根、地下茎及び土中にある種子等を枯れ死(殺草)させることや、雑草等の種子の発芽を抑制すること等を含む広い意味として使用される。
<除草剤>
本発明は、ビタミンKまたはその塩を有効成分として含有する除草剤である。
ビタミンKは、脂溶性ビタミンの一種であり、化学構造上は2−メチル−1,4−ナフトキノンの3位誘導体である。ビタミンKは、これまで、動物体内で血液の凝固や組織の石灰化に関わっていることが知られていた。しかしながら、ビタミンKまたはその塩が、除草効果を有することはこれまで知られていなかった。
本発明におけるビタミンKとしては、これまで知られている種々のビタミンKを任意に用いることができる。ビタミンKの種類としては、ビタミンK(別名フィロキノン、またはファイトメナジオンともいう)、ビタミンK(別名メナキノンともいう)、ビタミンK(別名メナジオンともいう)、ビタミンK(別名メナジオールともいう)、及びビタミンK(別名4−アミノ−2−メチル−1−ナフトールともいう)の計5種類が知られている。
また、ビタミンKの塩としては、例えば、ビタミンKのナトリウム塩、及びカリウム塩等が挙げられる。具体的には、メナジオン亜硫酸水素ナトリウム、メナジオール二リン酸ナトリウム、及びメナジオール二硫酸ナトリウム等を挙げることができる。
本発明の除草剤におけるビタミンKまたはその塩の含有量は特に限定されないが、除草剤中に通常0.05w/v%以上、好ましくは0.05〜50w/v%、より好ましくは0.2〜30w/v%である。特に、除草剤が液剤の場合は、0.05w/v%以上、より好ましくは0.07〜20w/v%、さらに好ましくは0.2〜10w/v%である。上記範囲であることによって高い除草活性がみられる。
本発明の除草剤の除草活性は、例えば、下記の式で表す発芽抑制率、殺草率及び残存率により評価することができる。詳細は実施例にて後述する。
発芽抑制率(%)={1−(発芽数/播種数)}×100
殺草率(%)=(殺草数/供試植物数)×100
残存率(%)=(処理後植被率/処理前植被率)×100
発芽抑制率は20%以上であることが好ましく、80%超であることが好ましい。
殺草率は20%以上であることが好ましく、80%超であることが好ましい。
残存率は80%以下であることが好ましく、20%よりも低いことがより好ましい。
本発明における除草剤は、上記ビタミンKまたはその塩を必須の有効成分として含有するが、その他、本発明の効果を阻害しない範囲で、必要に応じてその他の除草活性成分を更に含有してもよい。
その他の除草活性成分としては、例えば、アラクロール、アメトリン、アミノシクロピラクロール、アミノピラリド、アミプロホスメチル、アニロホス、アシュラム、アトラジン、アジムスルフロン、ベンカルバゾン、ベスロジン、ベンフレセート、ベンスルフロンメチル、ベンスリド、ベンタゾン、ベンチオカーブ、ベンゾビシクロン、ベンゾフェナップ、ビアラホス、ビシクロピロン、ビフェノックス、ビスピリバック、ブロマシル、ブロモブチド、ブタクロール、ブタミホス、ブテナクロール、カフェンストロール、カルフェントラゾンエチル、クロメトキシニル、クロリダゾン、クロルフタリム、クロロIPC、TCTP、シンメスリン、シノスルフロン、クロジナホップ、クロマゾン、クロメプロップ、クロピラリド、CNP、クミルロン、シアナジン、シクロスルファムロン、シハロホップブチル、ダイカンバ、ジクロベニル、ジフルフェニカン、ジメピペレート、ジメタメトリン、ジメテナミド、Pジメテナミド、ジチオピル、ジウロン、ダイムロン、エスプロカルブ、エトフメセート、エトベンザニド、エトキシスルフロン、フラザスルフロン、フェノキサプロップエチル、フェノキサスルフォン、フェントラザミド、フロラスラム、フルアジホップ、フルカルバゾンナトリウム塩、フルセトスルフロン、フルポキサム、グルホシネート、グリホサートアンモニウム塩、グリホサートイソプロピルアミン塩、グリホサートカリウム塩、グリホサートナトリウム塩、グリホサートトリメシウム塩、ハロスルフロンメチル、ヘキサジノン、イマザモックス、イマザピル、イマゼタピル、イマザキン、イマゾスルフロン、インダノファン、インダジフラム、ヨードスルフロンメチルナトリウム塩、アイオキシニル、イプフェンカルバゾン、イソプロチュロン、イソウロン、イソキサベン、イソキサフルトール、カルブチレート、レナシル、リニュロン、MCC、MCPA、MCPB、MCPP、メフェナセット、メソスルフロンメチル、メソトリオン、メタミホップ、メタミトロン、メタゾスルフロン、メチオゾリン、メチルダイムロン、メトラクロール、メトリブジン、メトスルフロンメチル、モリネート、モノスルフロン、モノスルフロンメチル、ナプロアニリド、ナプロパミド、ニコスルフロン、ノルフルラゾン、オルソベンカーブ、オルソスルファムロン、オキサジアルギル、オキサジアゾン、オキサジクロメホン、ペンディメタリン、ペノキススラム、ペントキサゾン、フェンメディファム、ピコリナフェン、ピノキサデン、プレチラクロール、プロジアミン、プロメトリン、プロパニル、プロピソクロール、プロポキシカルバゾンナトリウム塩、プロピリスルフロン、プロピザミド、ピラクロニル、ピラスルホトール、ピラゾリネート、ピラゾスルフロンエチル、ピラゾキシフェン、ピリブチカルブ、ピリフタリド、ピリミノバックメチル、ピリミスルファン、ピロキサスルホン、ピロキシスラム、キンクロラック、キノクラミン、キザロホップエチル、サフルフェナシル、セトキシジム、シデュロン、シマジン、シメトリン、スルフォスルフロン、テブティウロン、テフリルトリオン、テンボトリオン、テプラロキシジム、ターバシル、テトラピオン、テニルクロール、チアザフルロン、チエンカルバゾンメチル、チフェンスルフロンメチル、トプラメゾン、トリアファモン、トリフロキシスルフロン、トリフルラリン、2,4−PA及びペラルゴン酸、オレンジオイル、レモンオイル、ラベンダーオイル、リナロール、杉やヒノキの抽出物、及びd−リモネン等が挙げられる。これらの除草活性成分は、1種または2種以上を併用しても何ら問題がない。
なかでも化学合成農薬ではない、人体に安心、安全な除草活性成分である、ペラルゴン酸、d−リモネン、オレンジオイル、レモンオイル、ラベンダーオイル、リナロール、及び杉やヒノキの抽出物等が好ましい。
本発明の除草剤における上記その他の除草活性成分の含有量は特に限定されないが、除草剤100質量%中に通常0.05〜50質量%、好ましくは0.5〜30質量%、より好ましくは1〜20質量%である。
本発明における除草剤の剤型は、特に限定されないが、例えば、粒剤、微粒剤、水和剤、顆粒水和剤、乳剤、液剤、ジャンボ剤、及びフロアブル剤等が挙げられる。
また、各剤型に応じて必要な助剤を含有することができ、例えば、界面活性剤、固体担体、溶剤、結合剤、水、増粘剤、安定化剤、及び防菌・防かび剤等が挙げられる。
界面活性剤としては、非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤、及び両性活性剤が挙げられる。
非イオン界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンソルビタンアルキレート、ポリオキシエチレンフェニルエーテルポリマー、ポリオキシエチレンアルキレンアリールフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキレングリコール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、ポリオキシエチレン硬化ひまし油、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、及びポリオキシエチレン型シリコン系界面活性剤等が挙げられるが、これらの例示のみに限定されるものではない。これらは、1種または2種以上を併用してもよい。
陰イオン界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテルフォスフェート、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、リグニンスルホン酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテルサルフェート、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテルサルフェート、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、及びアルキルマレイン酸共縮合物のナトリウム塩等が挙げられるが、これらの例示のみに限定されるものではない。これらは、1種または2種以上を併用してもよい。
陽イオン界面活性剤としては、例えば、アルキルアミン塩、及び第四級アンモニウム塩等が挙げられるが、これらの例示のみに限定されるものではない。これらは、1種または2種以上を併用してもよい。
両性界面活性剤としては、例えば、アルキルベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン、及び2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン等が挙げられるが、これらの例示のみに限定されるものではない。これらは、1種または2種以上を併用してもよい。
本発明の除草剤における上記界面活性剤の含有量は特に限定されないが、除草剤100質量%中に通常0.01〜40質量%、好ましくは0.01〜20質量%、より好ましくは0.1〜20質量%である。上記範囲であることによって有効成分の可溶化、乳化、及び懸濁化が可能である。
固体担体としては、例えば、クレー、タルク、炭酸カルシウム、ベントナイト、ジークライト、セリサイト、酸性白土、珪石、ケイソウ土、ゼオライト、カオリン、ホワイトカーボン、塩化カルシウム、塩化カリウム、硫酸アンモニウム、植物粉末(例えば小麦粉、大豆粉、おがくず、ヤシガラ等)、更には、グルコース、フルクトース、マルトース、シュークロース、ラクトース等の単糖類、二糖類、及び多糖類等が挙げられるが、これらの例示のみに限定されるものではない。これらは、1種または2種以上を併用してもよい。
また、ジャンボ剤のように除草剤を水面に浮遊させたい場合は、例えば、ガラス質中空体、合成樹脂中空体、木粉、及びコルクなどの水面浮遊基剤も必要に応じて併用することができる。これらは、1種または2種以上を併用してもよい。
溶剤としては、例えば、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸ジオレイル、アジピン酸ジイソデシル、フタル酸ジエチルヘキシル、フタル酸ジデシル、トリメット酸2−エチルヘキシル、及びトリメット酸トリデシル等の多塩基酸アルコールエステル;2−エチルヘキサン酸セチル、ヤシ脂肪酸セチル、ラウリン酸メチル、ミリスチン酸メチル、オレイン酸メチル、及びオレイン酸オクチル等の脂肪酸アルコールエステル;ソルビタンモノラウレート、及びソルビタンモノオレエート等の多価アルコール脂肪酸エステル;オクチルアルコール、ラウリルアルコール、及び3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール等の高級アルコール;メチルジグリコール、メチルトリグリコール、エチレングリコールモノベンジルエーテル、及びジエチレングリコールモノベンジルエーテル等のグリコールエーテル;1,2−ジメチル−4−エチル−ベンゼン、メチルナフタレン、1−フェニル−1−キシリルエタン、及び1−キシリル−1−(3−α−メチルベンジルフェニル)エタン等の芳香族炭化水素;ノルマルパラフィン、イソパラフィン、及び流動パラフィン等のパラフィン系炭化水素;大豆油、ヤシ油、ナタネ油、キリ油、ヒマシ油、及び綿実油等の植物油等が挙げられるが、これらの例示のみに限定されるものではない。これらは、1種または2種以上を併用してもよい。
本発明の除草剤における上記溶剤の含有量は特に限定されないが、除草剤100質量%中に通常0.1〜80質量%である。
結合剤としては、例えば、ポリビニルアルコール、デンプン、デキストリン、カルボキシメチルセルロース、及び結晶セルロース等が挙げられるが、これらの例示のみに限定されるものではない。これらは、1種または2種以上を併用してもよい。
本発明の除草剤における上記結合剤の含有量は特に限定されないが、除草剤100質量%中に通常0.1〜5質量%である。
増粘剤としては、フロアブル等の水性懸濁液の除草剤の沈降防止を目的に使用され、例えば、キサンタンガム、グアガム、ウェランガム、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、コロイド性含水珪酸アルミニウム、コロイド性含水珪酸マグネシウム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシジプロピルエチルセルロース、及びポリビニルピロリドン等が挙げられるが、これらの例示のみに限定されるものではない。これらは、1種または2種以上を併用してもよい。
本発明の除草剤における上記増粘剤の含有量は特に限定されないが、除草剤100質量%中に通常0.1〜5質量%である。
安定化剤としては、例えば、アスコルビン酸、ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)、及びブチルヒドロキシアニソール(BHA)等の酸化防止剤;パラアミノ安息香酸(PABA)、t−ブチルメトキシジベンゾイルメタン、及びサリチル酸フェニル等の紫外線防止剤等が挙げられるが、これらの例示のみに限定されるものではない。これらは、1種または2種以上を併用してもよい。
防菌・防かび剤としては、例えば、ソルビン酸カリウム、パラクロロメタキシレノール、p−オキシ安息香酸ブチル、p−オキシ安息香酸メチル、p−オキシ安息香酸エチル、p−オキシ安息香酸プロピル、及び安息香酸等が挙げられるが、これらの例示のみに限定されるものではない。これらは、1種または2種以上を併用してもよい。
本発明における除草剤は、例えば以下に記載の方法によって製造することができる。
剤型が水和剤の場合の製造方法としては、例えば、有効成分であるビタミンKまたはその塩の他に、上記界面活性剤、及び固体担体等の補助剤を添加し、混合して得られる。
剤型が粒剤、顆粒水和剤、及びジャンボ剤の場合の製造方法としては、例えば、有効成分であるビタミンKまたはその塩の他に、上記界面活性剤、固体担体、及び結合剤などの補助剤を添加し、よく混合する。得られた混合物に対して、押出し造粒機、転動造粒機、及び噴霧乾燥造粒機等にて粒状成型物を製造して得られる。
フロアブルの製造方法としては、有効成分であるビタミンKまたはその塩の他に、界面活性剤、及び増粘剤等の補助剤を水中で混合、又は必要に応じて湿式粉砕・混合して得られる。
また、本発明の除草剤は、重量、大きさ、及び形状については特に制限はなく、目的を達成しうる範囲内で適宜変更して実施できる。
<除草方法>
本発明はまた、上記除草剤を、雑草の発生前及び発生後の少なくともいずれか一方の土壌に施用する、雑草の除草方法を提供する。
本発明の除草剤は、広範囲の雑草に対し除草活性を有し、通常の耕起栽培・不耕起栽培が行われる水田、農作物畑、野菜畑、樹園地及び非農耕地等において、効果的に広範囲の雑草を除草することができる。
本発明の除草剤の除草対象としては、例えば、メヒシバ(Digitaria ciliaris)、オヒシバ(Eleusineindica)、エノコログサ(Setaria viridis)、アキノエノコログサ(Setaria faberi)、キンエノコログサ(Setaria glauca)、イヌビエ(Echinochloa crus−galli)、コヌカグサ(Agrostis alba)、オオクサキビ(Panicum dichotomiflorum)、テキサスパニカム(Panicum texanum)、メリケンニクキビ(Brachiaria platyphylla)、アレキサンダーグラス(Brachiaria plantaginea)、スリナムグラス(Brachiaria decumbens)、セイバンモロコシ(Sorghum halepense)、シャッターケーン(Andropogon sorghum)ギョウギシバ(Cynodon dactylon)、カラスムギ(Avena fatua)、ネズミムギ(Lolium multiflorum)、ブラックグラス(Alopecurus myosuroides)、ウマノチャヒキ(Bromus tectorum)、アレチノチャヒキ(Bromus sterilis)、ヒメカナリークサヨシ(Phalaris minor)、セイヨウヌカボ(Apera spica−venti)、スズメノカタビラ(Poa annua)、シバムギ(Agropyron repens)、キシュウスズメノヒエ(Paspalum distichum)、エゾノサヤヌカグサ(Leersia oryzoides)、アシカキ(Leersia japonica)、タイヌビエ(Echinochloa oryzicola)、ヒメタイヌビエ(Echinochloa crus−galli var.formosensis)、アゼガヤ(Leptochloa chinensis)、野性ソルガム(Sorgham bicolor)、コゴメガヤツリ(Cyperus iria)、ハマスゲ(Cyperus rotundus)、キハマスゲ(Cyperus esculentus)タマガヤツリ(Cyperus difformis)、ヒデリコ(Fimbristylismiliacea)、マツバイ(Eleocharis acicularis)、イヌホタルイ(Scirpus juncoides)、タイワンヤマイ(Scirpus wallichii)、ミズガヤツリ(Cyperus serotinus)、クログワイ(Eleocharis kuroguwai)、コウキヤガラ(Bolboschoenus koshevnikovii)、シズイ(Schoenoplectus nipponicus)、アオゲイトウ(Amaranthus retroflexus)、ホナガアオゲイトウ(Amaranthus hybridus)、オオホナガアオゲイトウ(Amaranthus palmeri)、ウォーターヘンプ(Amaranthus rudis)、イヌビユ(Amaranthus lividus)、スベリヒユ(Portulaca oleracea)、イチビ(Abutilon theophrasti)、アメリカキンゴジカ(Sida spinosa)、ソバカズラ(Fallopia convolvulus)、サナエタデ(Polygonum scabrum)、アメリカサナエタデ(Persicaria pennsylvanica)、ハルタデ(Persicaria vulgaris)、ナガバギシギシ(Rumex crispus)、エゾノギシギシ(Rumex obtusifolius)、イタドリ(Fallopia japonica)、シロザ(Chenopodium album)、ホウキギ(Kochia scoparia)、イヌタデ(Polygonum longisetum)、イヌホオズキ(Solanum nigrum)、シロバナチョウセンアサガオ(Datura stramonium)、マルバアサガオ(Ipomoea purpurea)、アメリカアサガオ(Ipomoea hederacea)、マルバアメリカアサガオ(Ipomoea hederacea var. integriuscula)、マメアサガオ(Ipomoea lacunosa)、セイヨウヒルガオ(Convolvulus arvensis)、ヒメオドリコソウ(Lamium purpureum)、ホトケノザ(Lamium amplexicaule)、オナモミ(Xanthium pensylvanicum)、野生ヒマワリ(Helianthus annuus)、イヌカミツレ(Matricaria perforata or inodora)、カミツレ(Matricaria chamomilla)、コーンマリーゴールド(Chrysanthemum segetum)、オロシャギク(Matricaria matricarioides)、ブタクサ(Ambrosia artemisiifolia)、オオブタクサ(Ambrosia trifida)、ヒメムカシヨモギ(Erigeron canadensis)、ヨモギ(Artemisia princeps)、セイタカアワダチソウ(Solidago altissima)、アレチノギク(Conyza bonariensis)、ハキダメギク(Galinsoga ciliata)、タウコギ(Bidens tripartita)、アメリカセンダングサ(Bidens frondosa)、セイヨウトゲアザミ(Cirsium arvense)、ノボロギク(Senecio vulgaris)、ヒメジヨン(Stenactis annuus)、イヌガラシ(Rorippa indica)、クサネム(Aeschynomene indica)、アメリカツノクサネム(Sesbania exaltata)、エビスグサ(Cassia obtusifolia)、フロリダベガーウィード(Desmodium tortuosum)、シロツメクサ(Trifolium repens)、コアカザ(Chenopodium ficifolium)、クズ(Pueraria lobata)、カラスノエンドウ(Vicia angustifolia)、ツユクサ(Commelina communis)、マルバツユクサ(Commelina benghalensis)、オオイヌノフグリ(Veronica persica)、ヤエムグラ(Galium aparine)、トゲナシヤエムグラ(Galium spurium L var. spurium)、ハコベ(Stellaria media)、ワイルドラディッシュ(Raphanus raphanistrum)、ノハラガラシ(Sinapis arvensis)、ナズナ(Capsella bursa−pastoris)、オオイヌノフグリ(Veronica persica)、フラサバソウ(Veronica hederifolia)、フィールドパンジー(Viola arvensis)、ワイルドパンジー(Viola tricolor)、ヒナゲシ(Papaver rhoeas)、ワスレナグサ(Myosotis scorpioides)、オオトウワタ(Asclepias syriaca)、トウダイグサ(Euphorbia helioscopia)、オオニシキソウ(Chamaesyce nutans)、コニシキソウ(Euphorbia supina)、アメリカフウロ(Geranium carolinianum)、オランダフウロ(Erodium cicutarium)、アカネ(Rubia cordifolia)、スミレ(Viola mandshurica)、スギナ(Equisetum arvense)、コナギ(Monochoria vaginalis)、ミズアオイ(Monochoria korsakowii)、アメリカコナギ(Heteranthera limosa)、アゼナ(Lindernia procumbens)、アブノメ(Dopatrium junceum)、キカシグサ(Rotala indica)、ヒメミソハギ(Ammannia multiflora)、ミゾハコベ(Elatine triandra)、チョウジタデ(Ludwigia epilobioides)、ウリカワ(Sagittaria pygmaea)、ヘラオモダカ(Alisma canaliculatum)、オモダカ(Sagittaria trifolia)、ヒルムシロ(Potamogeton distinctus)、セリ(Oenanthe javanica)、ミズハコベ(Callitriche palustris)、アゼトウガラシ(Lindernia micrantha)、アメリカアゼナ(Lindernia dubia)、タケトアゼナ(Lindernia dubia subsp.dubia)、タカサブロウ(Eclipta prostrata)、及びイボクサ(Murdannia keisak)等の雑草、ナガエツルノゲイトウ(Alternanthera philoxeroides)、フロッグスビット(Limnobium spongia)、ウォーターファーン(Salvinia属)、ボタンウキクサ(Pistia stratiotes)、ウォーターペニーウォート(Hydrocothle属)、糸状藻類(Pithophora属、Cladophora属)、クーンテイル(Ceratophyllum demersum)、ウキクサ(Lemna属)、ハゴロモモ(Cabomba caroliniana)、クロモ(Hydrilla verticillata)、サザンネイアド(Najas guadalupensis)、ポンドウィード類(Potamogeton crispus、Potamogeton illinoensis,Potamogeton pectinatus等)、ウォーターミール(Wolffia属)、ウォーターミルフォイル類(Myriophyllum spicatum、Myriophyllum heterophyllum等)、及びホテイアオイ(Eichhornia crassipes)等の水生植物、蘚類、苔類、ツノゴケ類、シアノバクテリア、シダ類、及び永年性作物(仁果類、石果類、液果類、堅果類、カンキツ類、ホップ、及びブドウ等)の吸枝(sucker)等が挙げられる。
また、本発明の除草剤は、例えば、水田、畑、芝生、及び果樹園等の農耕地または非農耕地等において使用される。限定されるものではないが、例えば以下に挙げられる農作物等を栽培する農耕地等において、当該農耕地の雑草を除草することができる。
農作物:トウモロコシ、イネ、コムギ、オオムギ、ライムギ、ソルガム、ワタ、ダイズ、ラッカセイ、ソバ、テンサイ、ナタネ、ヒマワリ、サトウキビ、タバコ、及びホップ等。
野菜:ナス科野菜(ナス、トマト、ピーマン、トウガラシ、ジャガイモ等)、ウリ科野菜(キュウリ、カボチャ、ズッキーニ、スイカ、メロン、マクワウリ等)、アブラナ科野菜(ダイコン、カブ、セイヨウワサビ、コールラビ、ハクサイ、キャベツ、カラシナ、ブロッコリー、カリフラワー等)、キク科野菜(ゴボウ、シュンギク、アーティチョーク、レタス等)、ユリ科野菜(ネギ、タマネギ、ニンニク、アスパラガス等)、セリ科野菜(ニンジン、パセリ、セロリ、アメリカボウフウ等)、アカザ科野菜(ホウレンソウ、フダンソウ等)、シソ科野菜(シソ、ミント、バジル等)、マメ科野菜(エンドウ、インゲンマメ、アズキ、ソラマメ、ヒヨコマメ等)、イチゴ、サツマイモ、ヤマノイモ、サトイモ、コンニャク、ショウガ、及びオクラ等。
果樹:仁果類(リンゴ、ナシ、セイヨウナシ、カリン、マルメロ等)、核果類(モモ、スモモ、ネクタリン、ウメ、オウトウ、アンズ、プルーン等)、カンキツ類(ウンシュウミカン、オレンジ、レモン、ライム、グレープフルーツ等)、堅果類(クリ、クルミ、ハシバミ、アーモンド、ピスタチオ、カシューナッツ、マカダミアナッツ等)、液果類(ブルーベリー、クランベリー、ブラックベリー、ラズベリー等)、ブドウ、カキ、オリーブ、ビワ、バナナ、コーヒー、ナツメヤシ、ココヤシ、及びアブラヤシ等。
果樹以外の樹木:チャ、クワ、花木類(サツキ、ツバキ、アジサイ、サザンカ、シキミサクラ、ユリノキ、サルスベリ、キンモクセイ等)、街路樹(トネリコ、カバノキ、ハナミズキ、ユーカリ、イチョウ、ライラック、カエデ、カシ、ポプラ、ハナズオウ、フウ、プラタナス、ケヤキ、クロベ、モミノキ、ツガ、ネズ、マツ、トウヒ、イチイ、ニレ、トチノキ等)、サンゴジュ、イヌマキ、スギ、ヒノキ、クロトン、マサキ、及びカナメモチ等。
その他:花卉類(バラ、カーネーション、キク、トルコギキョウ、カスミソウ、ガーベラ、マリーゴールド、サルビア、ペチュニア、バーベナ、チューリップ、アスター、リンドウ、ユリ、パンジー、シクラメン、ラン、スズラン、ラベンダー、ストック、ハボタン、プリムラ、ポインセチア、グラジオラス、カトレア、デージー、シンビジューム、ベゴニア等)、バイオ燃料植物(ヤトロファ、ベニバナ、アマナズナ類、スイッチグラス、ミスカンサス、ダンチク、ケナフ、キャッサバ、ヤナギ等)、及び観葉植物等。
本発明の除草方法は、上記除草剤を、雑草の発生前及び発生後の少なくともいずれか一方の土壌に施用するものである。これにより、除草剤を施用した土壌の雑草を除草することができる。
雑草の発生前の土壌とは、地上部に雑草の芽や葉、茎等が出現していない状態の土壌を示しており、例えば、雑草の種子自体が存在しない土壌、雑草の種子は存在するが発芽した種子は存在しない土壌、及び、発芽した種子は存在するがその発芽した芽や根は地中にあり、地上には出現していない土壌等が挙げられる。
雑草の発生後の土壌とは、地上部に雑草の芽や葉、茎等が出現している状態の土壌を示す。
本発明の除草剤の施用方法としては、雑草の発生前であれば、土壌表面に処理する方法を適用でき、雑草の発生後であれば、草に茎葉処理する方法及び土壌表面に処理する方法のいずれの方法も適用できる。
具体的には、例えば除草剤が液剤の場合、上部に複数の孔の空いたシャワータイプの容器に入れ、容器を傾けることにより、除草剤を対象部位にかけて使用することができる。その他、霧吹き、エアゾール容器、農業用の散布機又は噴霧機等を用いて除草剤を散布してもよい。
また、使用時と比べて濃度の高い状態で除草剤を製造、貯蔵及び販売し、除草剤使用前に水等の液体で希釈して使用することも可能である。
本発明の除草方法において、除草対象である雑草の発生前土壌1mあたり、本発明の除草剤の有効成分であるビタミンKまたはその塩が、0.8g以上、好ましくは1.2g以上適用されることが好ましい。上記範囲であることによって処理から一定期間(例えば、3週間後程度)発芽抑制効果が持続する。また、除草対象である雑草の発生後土壌1mあたり、本発明の除草剤の有効成分であるビタミンKまたはその塩が、1.6g以上、好ましくは4g以上適用されることが好ましい。
以下に、本発明に関する実施例及び試験例等を示し、本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
<基礎試験>
[製剤の作製]
下記表2及び表3に記載の処方に従って、各製剤を4000μLずつ作製した。実施例の製剤には、本発明の除草剤の有効成分であるビタミンKを所定量含有させており、有効成分濃度がそれぞれ1.09%、0.54%、0.27%、0.1%、0.075%、0.05%となる薬剤溶液を調製した。一方、比較例の製剤には、ビタミンCを所定濃度含有させた。また参考例の製剤には、除草活性を有する成分として公知である安息香酸またはシンナムアルデヒドを所定濃度含有させた。そして対照例として有効成分を含有しない製剤(ブランク)を作製した。なお、各製剤に使用した成分は下記表1に記載のものを使用した。
[発芽抑制試験]
本試験では、上記作製した製剤における、雑草等に対する発芽抑制効果を以下1.〜4.の手順に沿って確認した。供試植物としては、シロツメクサ(Trifolium repens)を使用した。
1.5cm角のセルトレイに培養土を充填し、下部から水が染み出す程度まで吸水させた。
2.供試植物の種子を約20粒播種し、厚さ1−2mm程度覆土した。
3.灌水5時間後、スプレーを用いて上記の各製剤を均一に4mL散布した。
4.処理1週間、2週間後、及び3週間後に、下記表4に従い、各製剤の発芽抑制効果を評価した(N=3)。その結果を表5、表6に示す。なお表4中の発芽抑制率は下記式で表される値である。
発芽抑制率(%)={1−(発芽数/播種数)}×100
[殺草試験]
本試験では、上記作製した製剤の一部(実施例1、3、4、比較例1、対照例1、参考例1、3、4、6〜9)について、雑草等に対する殺草効果を以下の手順1.〜4.に沿って確認した。供試植物としては、シロツメクサ(Trifolium repens)を使用した。
1.上記発芽抑制試験と同様に、5cm角のセルトレイに供試植物の種子を播種した。
2.供試植物を5日間生育させた(草丈2cm程度)。
3.土壌部分にスポイトを用いて各製剤を4mL滴下した。
4.処理1日後、及び1週間後に、表7に従い、各製剤の殺草効果を評価した(N=3)。その結果を表8、表9に示す。なお表7中の殺草率は下記式で表される値である。
殺草率(%)=(殺草数/供試植物数)×100
以上の発芽抑制試験及び殺草試験の結果から、ビタミンKを含有する実施例の製剤では、除草活性を有する成分として公知である安息香酸とシンナムアルデヒドと同等またはそれ以上に、発芽抑制効果及び殺草効果を有しており、十分な除草活性を有することが分かった。一方、ビタミンKと同じビタミンであるビタミンCを含有する比較例の製剤では、発芽抑制効果及び殺草効果はみられなかった。
<実地試験>
[製剤の作製]
下記表10に記載の処方に従って、各製剤を400mLずつ作製した。各製剤は、上記基礎試験と同様に作製した。実施例の製剤には、本発明の除草剤の有効成分であるビタミンKを所定量含有させており、有効成分濃度が1.09%となる薬剤溶液を調製した。また参考例の製剤には、除草活性効果を有する成分として公知であるシンナムアルデヒドを所定濃度含有させた。そして対照例として有効成分を含有しない製剤(ブランク)を作製した。なお、各製剤に使用した成分は上記表1に記載のものを使用した。
[実地殺草試験]
本試験では、実地における雑草等に対する、上記作製した製剤の殺草効果を以下の手順に沿って確認した。本実地試験はシロツメクサ(Trifolium repens)、ヨモギ(Artemisia princeps)、セイタカアワダチソウ(Solidago altissima)、及びイネ科植物の生育箇所を対象に行った。
1.シャワーボトルを用いて、上記生育箇所のうち0.25平方m(50cm×50cm)に上記作製した各製剤400mLを散布した(以下、処理区とする)。
2.上記1の処理から1時間後、1日後、及び2週間後に処理区の様子を観察した。また下記表11に従い殺草効果を評価した。なお表11中の残存率は下記式で表される値である。
残存率(%)=(処理後植被率/処理前植被率)×100
植被率(%)は一定面積における植物が覆っている割合を意味する。
上記実地殺草試験の結果を下記表12にまとめて示す。また、処理後初期、2時間後、1日後、及び2週間後の処理区の様子を図1に示す。
以上の結果から、ビタミンKを含有する実施例の製剤では、除草活性を有する成分として公知であるシンナムアルデヒドと同等以上に、実地においても殺草効果を有しており、十分な除草活性を有することが分かった。

Claims (2)

  1. ビタミンKまたはその塩を有効成分として含有する除草剤。
  2. 請求項1に記載の除草剤を、雑草の発生前及び発生後の少なくともいずれか一方の土壌に施用する、雑草の除草方法。
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