JP2018090029A - 計器ユニット及び車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で、方向指示器を小型化可能とする計器ユニット及び車両を提供する。【解決手段】計器ユニットに方向指示駆動部5が配置されている。方向指示駆動部5は、制御回路10と、点灯制御回路32と、昇圧回路31と、FETから構成されるスイッチ11と、を備える。昇圧回路31は、方向指示器2のLED21を含む電流路に電流を流す。スイッチ11は、電流路に配置されている。制御回路10は、点灯制御回路32に点滅信号を送信する。点灯制御回路32は、点滅信号に応答し、スイッチ11をオン・オフすることにより、LED21に電流を通電・遮断させ、LED21を点灯・消灯する。点灯制御回路32は、昇圧回路31に動作出力を安定させる電圧制御信号を送信し、電流路を流れる電流を安定化する。【選択図】図3

Description

本発明は、計器ユニット及び車両に関する。
方向指示器を点滅させるための点滅回路は車両用計器ユニットの外部に設けられている。このため、車両用計器ユニットは、点滅している方向指示器の点灯状態を取得し、車両用計器ユニットのインジケータランプの点滅と方向指示器の点滅とを同期させている(例えば、特許文献1)。
また、従来の点滅回路は、方向指示灯を適切な電圧で駆動するため、バッテリ電圧を所定の印加電圧に変圧する安定化電源を備えている(例えば、特許文献2図2)。
特開2007−168734号公報 特開平11−208368号公報
上述のように、従来は、方向指示器の点滅とインジケータランプの点滅とを同期させるための構成が複雑であった。また、安定化電源を備える点滅回路を方向指示器に配置している。このため、方向指示器が大きくなるという問題がある。
本発明は、上記状況を鑑みなされたものであり、簡単な構成で、方向指示器を小型化可能とする計器ユニット及び車両を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の態様に係る計器ユニットは、
方向指示用のランプを含む電流路に、前記ランプを点灯させるための電流を流す電源回路と、
前記方向指示用のランプを含む電流路に配置され、前記電流路を断続するスイッチと、
前記電源回路に動作を安定化させるための制御信号を供給し、さらに、前記スイッチに、前記ランプを含む電流路を閉成させる閉信号と前記電流路を開成させる開信号を交互に供給することにより前記ランプに流れる電流を断続して点滅させる点灯制御回路と、
を備える。
上記目的を達成するため、本発明の第2の態様に係る車両は、上述の計器ユニットを備える。
本発明によれば、計器ユニットが、方向指示用のランプを点滅させる点灯制御する点灯制御回路を備える。従って、方向指示器自体は、その内部に点灯制御回路を備える必要がない。従って、方向指示器を小型化することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る計器ユニットを備える車両の図である。 実施の形態に係る計器ユニットの正面図である。 実施の形態1に係る計器ユニットの回路図である。 図3に示す各部の信号波形を示すタイミングチャートであり、(a)は点灯信号S1のタイミングチャート、(b)は、点滅信号S2のタイミングチャート、(c)は駆動信号S3のタイミングチャート、(d)はスイッチング信号SSのタイミング津チャートである。 実施の形態2に係る計器ユニットの回路図である。 (a)は、実施の形態1における第2FET12のゲート電圧とドレイン電圧の波形であり、(b)は、実施の形態2における第2FET12のゲート電圧とドレイン電圧の波形である。 実施の形態4に係る計器ユニットの回路図である。 実施の形態5に係る計器ユニットの回路図である。 実施の形態6に係る計器ユニットの回路図である。 実施の形態7に係る二輪車両の構成図である。
以下、本発明の実施の形態に係る計器ユニットと該計器ユニットを備える車両を説明する。
この計器ユニットは、方向指示器の駆動機構を備えることにより、方向指示器の構成の簡略化可能と小型化を可能としたものである。
(実施の形態1)
図1に示すように、本実施の形態に係る計器ユニット1は車両100に配置され、方向指示器2を点滅駆動する機能を備える。
計器ユニット1は、図2に例示するように、左右の方向指示インジケータ101と、速度計、タコメータ等のメータ102と、オイルメータ等の指標表示部103と、警告表示部104とを備える。計器ユニット1は、方向指示器2及び方向指示インジケータ101を点滅駆動するための方向指示駆動部5を内部に備える。
図3に示すように、方向指示駆動部5は、制御回路10と、DC/DCコンバータ20と、点灯回路30と、電源端子50と、点灯信号入力端子51と、出力端子52、53とを備える。なお、図3は、1個の方向指示器2用の構成を示している。
方向指示器2は、内部に、ランプとして機能する発光ダイオード(以下、LED)21を備える。
電源端子50は、バッテリ3の正極端子に接続されている。電源端子50を介して、バッテリ3から計器ユニット1に電力が供給される。なお、本明細書において、接続とは、電気的に接続されていることを示し、機能を害さない範囲で、電子部品を介して接続されていてもよい。なお、バッテリ3の負極端子は接地されている。
点灯信号入力端子51は、方向指示部4に接続されている。方向指示部4は、車両100の操作レバーが操作された場合等に、図4(a)に示すように、方向指示器2の点滅点灯を指示する点灯信号S1を点灯信号入力端子51を介して制御回路10に出力する。また、方向指示部4は、操作レバーを戻すあるいはハンドルを戻す操作をすることにより、点灯信号S1をオフする。
DC/DC(直流/直流)コンバータ20は、バッテリ3の出力する直流電圧、例えば、電力系の24Vを、制御回路10の規格に応じた、例えば信号系の5Vの直流電圧に変換する。DC/DCコンバータ20の電源入力端子VINは、電源端子50に接続され、電源出力端子VOUTは、制御回路10の電源入力端子VINに接続されている。
制御回路10は、方向指示部4からの点灯信号S1に応答し、点灯回路30を制御する。具体的には、制御回路10の点灯信号入力端子SWINは、点灯信号入力端子51に接続され、点滅信号出力端子SWOUTは、点灯回路30に接続されている。制御回路10は、方向指示部4から点灯信号入力端子SWINに供給される点灯信号S1に応答し、点滅信号出力端子SWOUTから、LED21の点滅を指示する点滅信号S2を出力する。点滅信号S2は、図4(b)に示すように、1.5Hz程度の周期で、HIGHレベルでLED21の点灯を、LOWレベルでLED21の消灯を指示するPWM(Pulse Width Modulation)信号である。
また、制御回路10は、点灯制御回路32から後述する異常検出信号が診断信号端子DIAGに供給されると、警告表示部104に異常の発生とその原因を表示する。
点灯回路30は、昇圧回路31と、点灯制御回路32と、第1〜第3抵抗R1〜R3と、Pチャネルの第1FET(Field Effect Transistor)11と、を備える。
昇圧回路31は、インダクタLと、ダイオードDと、コンデンサC1と、Nチャネルの第2FET12と、第4抵抗R4とを備え、バッテリ3の出力電圧を昇圧し、コンデンサC1を高電圧で充電する回路である。昇圧回路31は、方向指示器2のLED21を点滅させるための電流を、LED21を含む電流路に流す電源回路として機能する。
インダクタLの一端は、第1ノードN1を介して、電源端子50に接続されている。インダクタLの他端は、第2ノードN2を介して、ダイオードDのアノードに接続されている。
ダイオードDは、逆流防止ダイオードとして機能し、そのカソードは、第3ノードN3を介して、コンデンサC1の一端に接続されている。
コンデンサC1の他端は、第4ノードN4と第1ノードN1とを介して、インダクタLの一端に接続されている。第3ノードN3と第4ノードN4は、昇圧回路31から構成される電源回路の出力端として機能する。
第2FET12は、昇圧回路31で高電圧を生成するためのスイッチング素子であり、そのドレインは、第2ノードN2に接続され、ソースは第4抵抗R4を介して接地されている。ゲートは、点灯制御回路32のゲートドライブ端子GDRVに接続されている。
点灯制御回路32のゲートドライブ端子GDRVから送信されるスイッチング信号SSは、点灯信号S1がHIGHレベルの期間に出力される信号であり、図4(d)に示すように、1.5kHz程度の高周波のPWM信号である。
スイッチング信号SSがHIGHレベルの期間tには、第2FET12がオンし、バッテリ3→電源端子50→インダクタL→第2FET12→第4抵抗R4と電流が流れる。これにより、インダクタLに励磁電流が流れ、インダクタLに磁気エネルギーが蓄積される。続いて、スイッチング信号SSがLOWレベルになると、第2FET12がオフして、電流を遮断する。すると、インダクタLに蓄積された磁気エネルギーにより、インダクタLの両端間に高電圧が発生し、インダクタLの他端→ダイオードD→コンデンサC1→インダクタLの一端という閉回路が形成され、コンデンサC1が高電圧で充電される。即ち、バッテリ3の出力電圧を昇圧した電圧が、コンデンサC1の両端間に生成され、これが昇圧回路31の出力電圧となる。なお、コンデンサC1からのインダクタLへの逆流はダイオードDにより阻止される。
第1FET11は、LED21を含む電流路に配置され、電流路を断続することにより、電流を通電・遮断するスイッチであり、第1FET11のソースは、第1抵抗R1を介して、第3ノードN3に接続され、ドレインは、出力端子53に接続されている。第1FET11のゲートは点灯制御回路32の駆動信号出力端子PWMOに接続されている。第1FET11は、点灯制御回路32が駆動信号出力端子PWMOに出力する図4(c)に示す駆動信号S3に応答してオン・オフし、第1FET11を通過する電流の通電/遮断を切り替える。具体的には、駆動信号S3がLOWレベルのときに、第1FET11はオンする。一方、駆動信号S3がHIGHレベルのときに、第1FET11はオフする。
出力端子52は、第4ノードN4を介して、コンデンサC1の一端に接続されている。このため、コンデンサC1と、第1抵抗R1と、第1FET11と、LED21とで閉回路が形成されている。駆動信号S3がLOWレベルとなると、第1FET11がオンし、コンデンサC1に蓄積されたエネルギーにより、この閉回路に電流が流れ、LED21が点灯する。一方、駆動信号S3がHIGHレベルとなると、第1FET11がオフし、LED21が消灯する。駆動信号S3の電圧レベルが周期的に変動することで、LED21が点滅する。
点灯制御回路32は、電源回路として機能する昇圧回路31の動作、具体的には、出力電流を定格レベルに維持するように制御する機能を備える。具体的には、点灯制御回路32のゲートドライブ端子GDRVは、第2FET12のゲートに接続され、電圧検知端子ISPは、第1抵抗R1の一端に接続され、電圧検知端子ISNは第1抵抗R1の他端に接続されている。点灯制御回路32は、点滅信号S2がHIGHレベルの期間に、電圧検知端子ISPの電圧と電圧検知端子ISNの電圧との差から、第1抵抗R1の両端間電圧を求める。この両端間電圧を求めることは、第1抵抗R1を流れる電流、即ち、LED21を含む電流路に流れる電流を求めることに対応する。点灯制御回路32は、求めた両端間電圧と基準値との偏差を求め、偏差が0となるように、図4(d)に示すスイッチング信号SSのデューティを制御する。即ち、昇圧回路31の電流供給動作を安定化するように制御信号を供給する。具体的には、点灯制御回路32は、第1抵抗R1の両端間電圧が基準値より小さい場合は、ゲートドライブ端子GDRVから出力するスイッチング信号SSのデューティを大きくし(単位時間当たりのHIGHレベル期間tを長くし)、両端間電圧が基準値より大きい場合は、スイッチング信号のデューティを小さくする(単位時間当たりのLOWレベル期間tを長くする)。
また、点灯制御回路32は、LED21を点滅駆動する機能を備える。具体的には、点灯制御回路32は、図4(b)、(c)に示すように、制御回路10から供給される点滅信号S2の電圧レベルを反転して、駆動信号S3を生成し、駆動信号出力端子PWMOから、LED21を含む電流路に配置されているスイッチとして機能する第1FET11のゲートに印加する。駆動信号S3がLOWレベルのとき、第1FET11がオンして、LED21が点灯し、駆動信号S3がHIGHレベルのとき、第1FET11がオフして、LED21が消灯する。即ち、LOWレベルの駆動信号S3は、第1FET11をオンすることにより、LED21を含む電流路を閉成し、LED21に電流を流す閉信号として機能し、HIGHレベルの駆動信号S3は、第1FET11をオフすることにより、LED21を含む電流路を開成し、LED21に流れる電流を遮断する開信号として機能する。
点灯制御回路32は、さらに、回路の異常を検出する異常検出手段としての機能を備える。
具体的には、点灯制御回路32は、第4抵抗R4の一端の電圧を検出端子ISNSにより検出し、検出した電圧を第1の閾値とを比較する。点灯制御回路32は、検出した電圧が第1の閾値より高いこと、即ち、超過電圧であることを検出すると、診断信号端子DIAGから、昇圧回路31の異常を示す診断信号を制御回路10の診断信号端子DIAGに出力する。
また、点灯制御回路32は、第1抵抗R1の両端の電圧を電圧検知端子ISPとISNにより検出し、検出した電圧の差から第1抵抗R1の両端間電圧を求め、求めた両端間電圧と第2の閾値電圧及び第3の閾値電圧とを比較する。なお、第2の閾値>第3の閾値電圧である。点灯制御回路32は、検出した電圧が第2の閾値より高いこと、即ち、第3ノードN3の電圧が超過電圧であることを検出すると、診断信号端子DIAGから、LED21のショートを示す診断信号を制御回路10の診断信号端子DIAGに出力する。また、点灯制御回路32は、求めた両端間電圧がほぼ0で、第3の閾値より低いことを検出すると、診断信号端子DIAGから、LED21の断線を示す診断信号を制御回路10の診断信号端子DIAGに出力する。
さらに、第3ノードN3の電圧は、第2抵抗R2と第3抵抗R3とから形成された分圧回路で分圧され、点灯制御回路32のフィードバック入力端子OVFBに印加されている。点灯制御回路32は、フィードバック入力端子OVFBの電圧が第4閾値を超えた場合に、昇圧回路31の出力電圧を下げるように制御する。換言すると、点灯制御回路32は、フィードバック入力端子OVFBで検知した電圧を用いて、昇圧回路31の第3ノードN3の電圧が上限値である第4閾値を超えないように監視する。なお、第2抵抗R2、第3抵抗R3の合成抵抗の抵抗値は、第1抵抗R1の抵抗値に比べて、十分大きいものが望ましい。
点灯制御回路32の電源入力端子VINは、電源端子50に接続されている。点灯制御回路32は、電源端子50を介して供給されるバッテリ3の電圧で動作する。
(計器ユニット1の動作)
次に、上記構成を有する計器ユニット1の方向指示駆動部5が、方向指示器2を点滅させる動作を説明する。
まず、操作レバーの操作などにより、方向指示器2の点滅が指示されると、方向指示部4は、図4(a)に示すように、点灯信号入力端子51を介して制御回路10の点灯信号入力端子SWINに供給する点灯信号S1をHIGHレベルとする。
制御回路10は、点灯信号S1に応答して、図4(b)に示す点滅信号S2を点滅信号出力端子SWOUTから点灯制御回路32の入力端子PWMINに出力する。この点滅信号S2のHIGHレベルは方向指示器2の点灯を指示し、点滅信号S2のLOWレベルは方向指示器2の消灯を指示する。
点灯制御回路32は、点滅信号がHIGHレベルの期間、ゲートドライブ端子GDRVより、図4(d)に示す高周波数のスイッチング信号SSを第2FET12のゲートに出力する。
第2FET12は、ゲートにHIGHレベルの電圧が印加されると、オンし、電流が、バッテリ3→電源端子50→第1ノードN1→インダクタL→第2ノードN2→第2FET12→第4抵抗R4の経路で流れ、インダクタLに磁気エネルギーが蓄えられる。続いて、点灯制御回路32がスイッチング信号をLOWレベルとすると、第2FET12はオフし、従前の電流路が開き、電流が遮断される。このため、インダクタLは、蓄積した磁気エネルギーにより、高電圧となり、インダクタLの他端→第2ノードN2→ダイオードD→第3ノードN3→コンデンサC1→第4ノードN4→第1ノードN1→インダクタLの一端という閉ループに電流を流す。これにより、コンデンサC1が高電圧で充電される。なお、このとき、第3ノードN3の電圧>第4ノードN4の電位となる。
スイッチング信号SSに従って、この動作を繰り返すことにより、コンデンサC1は高電圧で充電される。
一方、点灯制御回路32は、図4(b)、(c)に示すように、点滅信号S2がHIGHレベルの期間、LOWレベルの駆動信号S3を第1FET11のゲートに印加する。これにより、第1FET11がオンし、コンデンサC1の両端の電圧により、第3ノードN3→第1抵抗R1→第1FET11→出力端子53→LED21→出力端子52→第4ノードN4と電流が流れ、LED21が点灯する。
また、点灯制御回路32は、第1抵抗R1の両端間電圧を電圧検知端子ISPとISNの電圧の差から測定する。求めた両端間電圧は、第1抵抗R1を流れる電流に比例する。点灯制御回路32は、求めた両端間電圧と基準値との偏差を求め、この偏差が0となるように、図4(d)に示すスイッチング信号SSのデューティを制御する。具体的には、点灯制御回路32は、第1抵抗R1の両端間電圧が基準値より小さい場合は、ゲートドライブ端子GDRVから出力するスイッチング信号SSのデューティを大きくし、両端間電圧が基準値より大きい場合は、スイッチング信号のデューティを小さくする。こうして、LED21にはほぼ規定値の電流が流れる。
続いて、点滅信号S2がLOWレベルになると、点灯制御回路32は、スイッチング信号SSをLOWレベルとする。これにより、第2FET12はオフし、コンデンサC1の高電圧による充電は休止する。また、点灯制御回路32は、HIGHレベルの駆動信号S3を第1FET11のゲートに印加する。これにより、第1FET11がオフし、LED21を含む電流路が開き、電流が遮断され、LED21が消灯する。
以上の動作が、点滅信号S2のHIGHレベルとLOWレベルの応じて繰り替えし実行されることにより、LED21が一定周期で点滅する。
その後、操作レバーが戻される、ハンドルが戻される等の操作が行われると、方向指示部4は、点灯信号S1をLOWレベルとする。これにより、点灯制御回路32は、スイッチング信号SSをLOWレベルに維持し、駆動信号S3をHIGHレベルに維持する。これにより、第1FET11と第2FET12は共にオフし、LED21は消灯する。
ここで、LED21が断線する故障が発生したと仮定する。この場合、第1抵抗R1に電流が流れなくなり、両端間電圧は実質0となる。このため、点灯制御回路32の電圧検知端子ISPとISNとの電圧差はなくなる。点灯制御回路32は、電圧差が0であり、第3の閾値より小さいことより、断線の発生を検出し、診断信号端子DIAGより制御回路10に異常の発生とその原因(エラーコード)を通知する。
次に、動作中にLED21がショートしたと仮定する。この場合、第1抵抗R1に流れる電流が過大となる。このため、点灯制御回路32の電圧検知端子ISPとISNとの電圧差が基準値以上となる。点灯制御回路32は、電圧差が第2の閾値より大きいことより、ショートの発生を検出し、診断信号端子DIAGより制御回路10に異常の発生とその原因を通知する。
次に、動作中にコンデンサC1の充電電圧が過大になったと仮定する。この場合、第3ノードN3の電圧が高くなり、第2抵抗R2と第3抵抗R3とから形成された分圧回路で分圧され、点灯制御回路32のフィードバック入力端子OVFBに印加されている電圧が、第4閾値を超える。この場合、点灯制御回路32は、昇圧回路31の出力電圧を下げるように、スイッチング信号SSのデューティを低下させる。異常が解消できない場合には、点灯制御回路32は、診断信号端子DIAGより制御回路10に、異常の発生とその原因を通知する。
また、インダクタL、第2FET12、第4抵抗R4を含む回路が断線したと仮定する。この場合、第4抵抗R4に電流が流れず、検出端子ISNSの電圧は常時0となる。同様に、第1抵抗R1にも電流が流れなくなる。このため、電圧検知端子ISPとISNの電圧の差も常時0となる。点灯制御回路32は、これらの状況から異常の発生とその原因を特定し、診断信号端子DIAGより制御回路10に、異常の発生とその原因を通知する。
また、インダクタLがショートしたと仮定する。この場合、第4抵抗R4に過大な電流が流れ、検出端子ISNSの電圧は第4の閾値を超える。同様に、第1抵抗R1にも電流が流れなくなる。このため、点灯制御回路32の電圧検知端子ISPとISNの電圧の差も常時0となる。点灯制御回路32は、これらの状況から異常の発生とその原因を特定し、診断信号端子DIAGより制御回路10に、異常の発生とその原因を通知する。
制御回路10は、診断信号端子DIAGに異常の発生とその原因が通知された場合には、警告表示部104に異常の発生とその原因を表示させる。
以上説明したように、計器ユニット1に点灯回路30を備える。この結果、方向指示器2に点滅回路を備える必要がなくなり、方向指示器2の小型化を実現できる。また、計器ユニット1に電源回路としての昇圧回路31を備えることで、計器ユニット1の外部に安定化電源を備える必要はなくなる。
また、点灯制御回路32は、方向指示器2のショートと断線を検知し、異常の発生とその原因を通知できる。
(実施の形態2)
実施形態1では、第2FET12により電流をスイッチングする。このため、電流の断続による放射ノイズが生じる。
本実施形態の昇圧回路31Aは、この放射ノイズを低減するため、図5に示すように、第2FET12のゲートとドレインとの間に第2コンデンサC2を備える。この構成では、第2FET12のゲートに電圧を印加すると、第2コンデンサC2に電荷が溜まる。このため、ゲートの電圧が、第2FET12をオンにする電圧まで上昇するのに一定の時間が必要となる。さらに、第2コンデンサC2に電荷が溜まることで、第2FET12のドレインの電圧は低下する。つまり、第2FET12のオン直前のドレイン電圧と、オン直後のドレイン電圧との差は、第2コンデンサC2を備えることで小さくなる。このため、放射ノイズが低減される。
図6(a)と(b)に示すように、第2FET12をオンしたときのドレインの電圧の変動は、実施の形態1(第2コンデンサC2なし)の変動Vよりも、実施の形態2(第2コンデンサC2あり)の変動Vの方が小さい。即ち、図6(a)では、第2FET12のドレインの電圧が急激に下降しているのに対し、図6(b)では、第2FET12のドレインの電圧は、tの間に徐々に下降している。ここで、図6(b)のA部に示すように、図4の構成では、第2コンデンサC2に電荷を蓄え、第2FET12のゲート電圧が階段状に上昇していることがわかる。つまり、第2FET12のゲート電圧が上昇し、第2FET12がオンする前に、第2FET12のドレイン電圧が下降している。これにより、ドレインの放射ノイズが低減されている。
このように、本実施の形態では、第2FET12のスイッチング動作による電磁ノイズの発生を抑えることができる。また、計器ユニット1A内に昇圧回路31Aを備えているため、第2FET12の放射ノイズの低減により、点灯制御回路32、制御回路10などの計器ユニット1A内の電子部品に与える影響も低減される。
(実施の形態3)
実施の形態1、2では、1つの方向指示器2を点滅する回路を例示したが、車両100に搭載される複数の左用方向指示器2と左用の方向指示インジケータ101を一括して制御し、複数の右用方向指示器2と右用の方向指示インジケータ101を一括して制御するように構成することも可能である。
この場合、例えば、左用と右用で制御回路10を別個に配置し、複数の左用方向指示器2と左用の方向指示インジケータ101を左用の制御回路10が出力する点滅信号S2で制御し、複数の右用方向指示器2と右用の方向指示インジケータ101を右用の制御回路10が出力する点滅信号S2で制御するように構成すればよい。
この構成によれば、簡単な構成で、方向指示器2と方向指示インジケータ101を同期させることができる。
なお、昇圧回路31については、左用と右用で共用する、左用と右用にそれぞれ1個ずつ配置する、方向指示器2毎に配置する等してもよい。
具体的構成例を、以下の実施の形態4と5で説明する。
(実施の形態4)
実施の形態1、2では、1つの方向指示器2を点滅する回路を例示したが、本実施形態では、車両100に搭載される4つの方向指示器を制御する。図7に示すように、計器ユニット1Bは、左前側方向指示器2FLと、左後側方向指示器2RLと、右前側方向指示器2FRと、右後側方向指示器2RRと、それぞれに対応した点灯回路30FL、30RL、30FR、30RRとを備える。各点灯回路30FL、30RL、30FR、30RRと、各方向指示器2FL、2FR、2RL、2RRの動作は、実施の形態1、2と同じである。
制御回路10Bが各点灯回路30FL、30RL、30FR、30RRを制御するため、各診断信号端子DIAG1〜4及び各点滅信号出力端子SWOUT1〜4は各点灯回路30FL、30RL、30FR、30RRに、それぞれ接続されている。具体的には、第1診断信号端子DIAG1と第1点滅信号出力端子SWOUT1は左前側点灯回路30FLにそれぞれ接続されている。第2診断信号端子DIAG2と第2点滅信号出力端子SWOUT2は左後側点灯回路30RLにそれぞれ接続されている。第3診断信号端子DIAG3と第3点滅信号出力端子SWOUT3は右前側点灯回路30FRに接続されている。第4診断信号端子DIAG4と第4点滅信号出力端子SWOUT4は右後側点灯回路30RRに接続されている。
制御回路10Bの左側点灯信号入力端子SWIN_Lと右側点灯信号入力端子SWIN_Rは方向指示部4に接続されている。
方向指示部4は、左側の方向指示器2FL、2RFを点滅させる場合に左側点灯信号入力端子SWIN_Lに点灯信号を出力する。また、方向指示部4は、右側の方向指示器2FR、2RRを点滅させる場合に右側点灯信号入力端子SWIN_Rに点灯信号を出力する。すべての方向指示器2FL、2RF、2FR、2RRを点滅させる場合には、両点灯信号入力端子SWIN_L、SWIN_Rにそれぞれ点灯信号を出力する。
制御回路10Bは、左側点灯信号入力端子SWIN_Lで点灯信号を検知すると、第1点滅信号出力端子SWOUT1と第2点滅信号出力端子SWOUT2に点滅信号を出力する。これにより、左前側方向指示器2FLと左後側方向指示器2RLが点滅する。
また、制御回路10Bは、右側点灯信号入力端子SWIN_Rで点灯信号を検知すると、第3点滅信号出力端子SWOUT3と第4点滅信号出力端子SWOUT4に点滅信号を出力する。これにより、右前側方向指示器2FRと右後側方向指示器2RRが点滅する。
以上のようにして、車両に搭載された4つの方向指示器を制御する。
ここで、左前側方向指示器2FLに断線が発生した場合の動作を説明する。
左前側点灯回路30FLは、左前側方向指示器2FLの断線を検知すると、制御回路10Bの第1診断信号端子DIAG1に断線を示す信号を出力する。制御回路10Bは、第1診断信号端子DIAG1からこの信号を受信すると、第1点滅信号出力端子SWOUT1と第2点滅信号出力端子SWOUT2から出力している点滅信号の周期を第1の周期から第2の周期に変更する。これにより、左前側方向指示器2FLと左後側方向指示器2RLが点滅する周期が正常時の第1の周期から異常を報知するための第2の周期に変更される。
具体的には、制御回路10Bは、第1診断信号端子DIAG1に断線を示す信号を受信すると、第1点滅信号出力端子SWOUT1と第2点滅信号出力端子SWOUT2に供給する点滅信号の周期を非異常時から異ならせる。この結果、左前側方向指示器2FLの点滅する周期が変更される(左前側方向指示器2FLが点灯可能な場合、以下同様)。例えば、通常時の点滅信号S2の第1の周波数、例えば、1.5Hzが、異常検出時は、第2の周波数、例えば、2.75Hzに変更される。同様に、正常な左後側方向指示器2RLの点滅周期も第2の周波数(他の周波数でもよい)に変更される。
左後側方向指示器2RLが断線した場合は、左後側点灯回路30RLがこれを検知し、制御回路10Bの第2診断信号端子DIAG2に信号を出力する。制御回路10Bは、第1点滅信号出力端子SWOUT1と第2点滅信号出力端子SWOUT2から出力している点滅信号の周期を通常時から変更する。これにより、左前側方向指示器2FLと左後側方向指示器2RLの点滅する周期が通常時から変更される。
右前側方向指示器2FRが断線した場合も同様に、制御回路10Bは、第3診断信号端子DIAG3で断線を示す信号を受信し、第3点滅信号出力端子SWOUT3と第4点滅信号出力端子SWOUT4から出力している点滅信号の周期を通常時から変更する。これにより、右前側方向指示器2FRと右後側方向指示器2RRの点滅する周期が通常時から変更される。
右後側方向指示器2RRが断線した場合も同様に、制御回路10Bは、第3点滅信号出力端子SWOUT3と第4点滅信号出力端子SWOUT4から出力している点滅信号の周期を通常時から変更する。これにより、右前側方向指示器2FRと右後側方向指示器2RRの点滅する周期が変更される。
また、制御回路10Bが左側点灯信号入力端子SWIN_Lと右側点灯信号入力端子SWIN_Rとの両方で点灯信号を受信している状態で、方向指示器2FL、2RL、2FR、2RRで断線を検知した場合、制御回路10Bは、対応している点滅信号出力端子SWOUT1〜4から出力している点滅信号の周期を通常時から変更する。つまり、方向指示器2FLが断線した場合、方向指示器2RLの点滅する周期を通常時から変更し、方向指示器2FR、2RRの点滅する周期は変更しない。
次に、左前側方向指示器2FLがショートした時の動作を説明する。
左前側点灯回路30FLは、左前側方向指示器2FLのショートを検知すると、制御回路10Bの第1診断信号端子DIAG1にショートを示す信号を出力する。制御回路10Bは、第1診断信号端子DIAG1にこの信号を受信すると、第1点滅信号出力端子SWOUT1と第2点滅信号出力端子SWOUT2から出力している点滅信号を停止する。これにより、左前側方向指示器2FLと左後側方向指示器2RLが消灯する。
左後側方向指示器2RLがショートした時も同様に、制御回路10Bは、第1点滅信号出力端子SWOUT1と第2点滅信号出力端子SWOUT2から出力している点滅信号を停止する。これにより、左前側方向指示器2FLと左後側方向指示器2RLが消灯する。
右前側方向指示器2FR、又は、右後側方向指示器2RRがショートした時も同様に、制御回路10Bは、第3点滅信号出力端子SWOUT3と第4点滅信号出力端子SWOUT4から出力している点滅信号を停止する。これにより、左前側方向指示器4FLと左後側方向指示器4RLが消灯する。
ここで、制御回路10Bが左側点灯信号入力端子SWIN_Lと右側点灯信号入力端子SWIN_Rとの両方で点灯信号を受信している状態で、いずれかの方向指示器2FL、2RL、2FR、2RRでショートを検知した場合、各点滅信号出力端子SWOUT1〜4から出力している点滅信号を停止する。つまり、すべての方向指示器が消灯する。
(実施の形態5)
上記実施の形態4においては、方向指示器毎に点灯回路30FL、30FR、30RL、30RRを個別に配置したが、複数の点灯回路を1つの回路にまとめることも可能である。一例として、前側の2つの点灯回路30FLと30FRとをまとめた前側点灯回路30Fの回路構成を図8に示す。この場合、点灯制御回路32Fは、方向指示器2FLと方向指示器2RLとを制御するため、ゲートドライブ端子GDRVなどの端子をそれぞれ2つ備える。なお、後ろ側の点灯回路30RLと30RRとをまとめた後ろ側点灯回路の構成は、前側点灯回路30Fの構成と実質的に同一であり、図示を省略する。
なお、前側の点灯回路30FLと30FRとをまとめて前側の点灯回路30Fに、後ろ側の点灯回路30RLと30RRとをまとめて後ろ側の点灯回路30Rとする例を示したが、点灯回路のまとめ方は任意である。例えば、左側の点灯回路30FLと30RLとをまとめて左側の点灯回路30Lに、右側の点灯回路30FRと30RRとをまとめて右側の点灯回路30Rとしてもよい。
なお、右折する際は方向指示器2FRと2RRが同時に点滅し、左折する際は方向指示器2FLと2RLが同時に点滅する。このため、点灯回路30FLと30RL、30FRと30RRとをそれぞれまとめて点灯回路30L、30Rとした場合、右折及び左折時に、点灯回路30L、30Rにかかる電気的負荷が大きなものとなる。これに対し、点灯回路30FLと30FR、30RLと30RRとをそれぞれまとめて点灯回路30F、30Rとした場合、右左折のどちらの場合においても点灯回路30F、30Rが点滅する方向指示器は1つずつとなる。このため1つの点灯回路にかかる電気的負荷が均一となる。従って、回路構成上は、前側と後ろ側の2つの方向指示器を、それぞれ1つにまとめる構成が望ましい。点灯制御回路32の劣化の観点からも、前側の2つの点灯回路を1つにまとめ、後ろ側の2つの方向指示器を1つにまとめることが望ましい。右と左のいずれかに偏って方向指示器を点滅させても、いずれかの点灯回路が偏って劣化することを防止できるからである。
(実施の形態6)
以上の説明では、方向指示インジケータ101用に、方向指示器2と同様の駆動回路を配置する例を示した。これに限定されず、回路構成を簡略化するために、図9に示す回路を採用可能である。図9に示す回路構成では、方向指示器2のLED21の駆動電流の流路上に方向指示インジケータ101用のLED_Iを配置している。これにより、方向指示インジケータ101用に方向指示駆動部5を設ける必要がなく、計器ユニット1の小型化が可能になる。
なお、方向指示インジケータ101用のLED_Iは、前側用あるいは後側用の点灯回路30に配置される。ただし、前側用と後側用の両方の点灯回路30の両方に方向指示インジケータ101用のLED_Iを設けてもよい。具体的には、前方左側の方向指示器2FLを点滅させる点灯回路30FLに、左方向指示インジケータ101用のLED_Iを設ける。さらに、後方左側の方向指示器2RLを点滅させる点灯駆動回路30RLに、左方向指示インジケータ101用のLED_Iを設ける。この前側と後側の方向指示インジケータ101用のLED_Iを用いて、左用の方向指示インジケータ101を点灯させる。このため、前方左側の方向指示器2FLが断線しても、後方左側の点灯回路30RLに接続されているLED_Iが点灯することができる。このとき、第2実施形態の機能によって、方向指示インジケータ101の点滅周期が通常時から変更され、運転者に異常を知らせるようにしてもよい。
(実施の形態7)
以上の説明では、自動車用の計器ユニットを例に本願発明を説明したが、本願発明の計器ユニットは、二輪車、船舶などにも適用可能である。
二輪車両300に適用した構成例を図10に示す。
二輪車両300は、計器ユニット1と、方向指示器2FL、2FR、2RL、2RRと、バッテリ3と、方向指示部4とを備える。
方向指示部4は、二輪車両300のハンドルに配置されている。運転者は、左折又は右折する際に、対応する方向指示器を点滅させるために方向指示部4を操作する。方向指示部4は、運転者の操作に応じて、計器ユニット1に点灯信号を送信する。
計器ユニット1は、二輪車両300のハンドルの中央上部に配置されている。
方向指示器2FL、2FR、2RL、2RRは、それぞれ、二輪車両300の前方左側、前方右側、後方左側、後方右側に配置されている。各方向指示器2FL、2FR、2RL、2RRは、計器ユニット1に接続されており、計器ユニット1からの信号に基づき、点灯する。
バッテリ3は、二輪車両300の中心部に配置されている。バッテリ3は、計器ユニット1に接続されており、計器ユニット1に電力を供給する。
(変形例)
以上の実施の形態では、各方向指示器2に1つのLED21を備える例を示したが、複数のLEDを備えていてもよい。この場合、LEDは、直列接続、並列接続など、任意の構成を選択することができる。
方向指示器2のランプ部として、LEDを例に示したが、これに限定されない。電気により発光するものであればよく、任意の部材を選択することができる。
計器ユニットにDC/DCコンバータ20を備える例を示したが、これに限定されない。バッテリ3の出力電圧が変動しても、制御回路10に影響がない場合は、DC/DCコンバータ20を設けなくてもよい。また、バッテリ3の出力電圧の変動により、点灯制御回路32の動作が不安定な場合は、点灯制御回路32の電源入力端子VINとバッテリ3との間にDC/DCコンバータを設けてもよい。
上記実施の形態では、コンデンサC1の一端に接続されている第4ノードN4が、インダクタLの一端に接続されている第1ノードN1と接続されている例を示したが、これに限定されない。例えば、第3ノードN3に接続されず、第4ノードN4が接地されていてもよい。この場合、バッテリ3の電圧が変動することで、LEDの点灯が不安定になる可能性がある。このため、さらに降圧回路など、電圧を安定化するための回路が必要になる場合がある。言い換えれば、第4ノードN4が第3ノードN3に接続されていることで、降圧回路などの回路が不要となり、計器ユニットはより小型になる。
第1FET11がNチャンネル、第2FET12がPチャンネルの例を示したが、第1FET11と第2FET12は、所期のスイッチング動作が可能ならば、NチャネルでもPチャネルでもよい。また、電流路と制御端子を有し、LED21を含む電流路を開成・閉成できスイッチング素子ならば、FET以外のスイッチング素子も使用可能である。例えば、バイポーラトランジスタ、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等を使用してもよい。
具体的な回路構成は、所期の回路動作と機能が得られるならば、任意に変更可能である。例えば、昇圧回路31の構成は種々変更可能である。例えば、第3ノードN3から、第1抵抗R1、第1FET11の順番に接続される例を示したが、これに限定されず、例えば、第1FET11が、第1抵抗R1よりも第3ノードN3側に接続されていてもよい。また、上記実施の形態では、制御回路10が点滅信号S2を生成したが、制御回路10が点灯信号S1を点滅制御回路32に供給し、点灯制御回路32が内部で点滅信号を生成するように構成してもよい。
実施の形態1〜5を、各機能を阻害しない範囲で、いずれかの実施の形態の構成を他の実施の形態に適用するなど、各実施の形態の構成を任意に組み合わせてもよい。
1 計器ユニット
2 方向指示器
3 バッテリ
4 方向指示部
5 方向指示駆動部
10 制御回路
11、12 FET
20 DC/DCコンバータ
21 発光ダイオード(LED)
30 点灯回路
31 昇圧回路
32 点灯制御回路
50 電源端子
51 点灯信号入力端子
52、53 出力端子
100 車両
101 方向指示インジケータ
102 メータ
103 指標表示部
104 警告表示部
300 二輪車両

Claims (9)

  1. 方向指示用のランプを含む電流路に、前記ランプを点灯させるための電流を流す電源回路と、
    前記方向指示用のランプを含む電流路に配置され、前記電流路を断続するスイッチと、
    前記電源回路に動作を安定化させるための制御信号を供給し、さらに、前記スイッチに、前記ランプを含む電流路を閉成させる閉信号と前記電流路を開成させる開信号を交互に供給することにより前記ランプに流れる電流を断続して点滅させる点灯制御回路と、
    を備える計器ユニット。
  2. 前記電源回路が、昇圧回路であり、
    前記点灯制御回路は、前記ランプを含む電流路に流す電流を安定化させる制御信号を前記昇圧回路に供給する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の計器ユニット。
  3. 前記昇圧回路は、
    一端が外部の電源に接続されるインダクタと、
    前記インダクタの他端に、アノードが接続されたダイオードと、
    前記ダイオードのカソードに一端が接続され、他端が前記インダクタの一端に接続されている第1コンデンサと、
    制御端を備え、前記インダクタの他端に接続され、オンすることで前記インダクタに励磁電流を流し、オフすることにより前記インダクタの蓄積している磁気エネルギーにより前記第1コンデンサを充電させるスイッチング動作を行うスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子の制御端子と前記インダクタの他端との間に接続されている第2コンデンサと、
    を備える請求項2に記載の計器ユニット。
  4. 前記点灯制御回路は、前記ランプを含む電流路を流れる電流を求め、この電流が基準値に一致するように、前記スイッチング素子のオン・オフのデューティを制御する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の計器ユニット。
  5. 前記点灯制御回路は、前記ランプを含む電流路を流れる電流の値から、電流路の断線とショートの少なくとも一方の異常を検出する異常検出手段を備え、
    前記点灯制御回路が検出した異常を示す情報を表示する手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の計器ユニット。
  6. 前記点灯制御回路は、
    前記スイッチを第1の周期でオン・オフし、
    前記異常検出手段が異常を検出した場合には、前記第1の周期とは異なる第2の周期で前記スイッチをオン・オフする、
    ことを特徴とする請求項5に記載の計器ユニット。
  7. 前記点灯制御回路は、複数のランプを駆動する構成を有し、
    一のランプの電流路で異常が検出された際に、他の正常なランプの電流路の前記スイッチのオン・オフの周期を前記第2の周期とする、
    ことを特徴とする請求項6に記載の計器ユニット。
  8. ランプを備える方向指示用のインジケータを備え、
    前記方向指示用のインジケータを構成するランプは、前記方向指示用のランプの電流路に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の計器ユニット。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の計器ユニットを備える車両。
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