JP2018089837A - 造形装置、造形物受注管理制御装置、造形物受注管理制御プログラム - Google Patents

造形装置、造形物受注管理制御装置、造形物受注管理制御プログラム Download PDF

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聡 富田
一典 大西
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一典 大西
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洋 萩原
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Abstract

【課題】貨幣を含む造形物偽造防止の管理の下、悪意の無い、かつ創造性のある造形物を造形する。【解決手段】三次元造形装置36では、貨幣、とくに硬貨の偽造を防止するための手段として、受け付けた造形依頼で造形される造形物が硬貨の偽造であるか否かを判定する機能(偽造判定機能)を設けることが好ましい。偽造判定機能自体は、自動販売機等で適用されているコイン判別機構を用いることで、硬貨の偽造を未然に防止することが容易である。一方、三次元造形装置36を用いて、悪意が無く、かつ創造性のある造形物であっても、硬貨に類似している理由で、造形不許可となる場合がある。そこで、偽造判定機能の精度を緩和することなく、硬貨に類似(偽造と判定)される三次元造形部に対して、悪意が無く、かつ創造性のある造形物は、造形を許可するシステムを構築した。【選択図】図4

Description

本発明は、造形装置、造形物受注管理制御装置、造形物受注管理制御プログラムに関する。
特許文献1には、まず、磁気検知装置によって、コインの材質、外径、厚さを確認し、次に、光電検知装置によって、コインの表面に模様があることを確認し、磁気検知装置による検知でコインの材質、外径、厚さが真コインと判断されるものであっても、光電検知装置によりコインの表面に模様があることが確認されなければ、平坦な偽コインであると判定することが記載されている。
特許文献2には、紙幣の特徴的な部分パターンを用いて紙幣の鑑別を行うことが記載されている。より具体的には、スキャナ部で原稿画像を読み取る。読み取られた画像情報は、色情報変換処理部と紙幣鑑別処理部に送られる。紙幣鑑別処理部は原稿が複写の禁止されている紙幣や有価証券などのパターンか否かを識別する。紙幣等の場合は、印刷の禁止信号をプリント印刷部に送り、プリントを中止するか、入力されたパターンとは異なるパターンを印刷出力する。紙幣との判別は、複数の部分パターンとそれらの相対的は位置関係により同一性を判定する。
特開平10-143702号公報 特開平6-268859号公報
貨幣(特に硬貨)は、偽造を防止することが前提であるが、偽造の可能性があると判別される造形依頼に対して、悪意の無い、かつ創造性のある造形物が含まれる場合がある。
本発明は、貨幣を含む造形物偽造防止の管理の下、悪意の無い、かつ創造性のある造形物を造形することができる造形装置、造形物受注管理制御装置、造形物受注管理制御プログラムを得ることが目的である。
請求項1に記載の発明は、三次元造形物を造形する造形手段と、完成予測の前記三次元造形物に、少なくとも硬貨を含む流通貨幣の偽造の可能性がある場合に、造形認証情報の確認を条件に、前記造形手段による造形の実行を制御する制御手段と、を有する造形装置である。
請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記制御手段が、完成予測の前記三次元造形物が、予め定めたしきい値を用いて前記流通貨幣の偽造となる可能性があるか否かを判別手段と、造形認証情報の有無を確認する確認手段と、前記確認手段により前記造形認証情報の存在を確認した場合に、前記造形手段に対して、前記三次元造形物の造形の実行を指示する指示手段と、を備える。
請求項3に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記制御手段が、偽造となる可能性があると判別された結果を、前記三次元造形物の造形依頼元に造形不許可を通知する通知手段と、前記造形依頼元又は特定の造形可否判断機関に問い合わせすることで発行される前記造形認証情報の返信を受け付ける受付手段と、をさらに有する。
請求項4に記載の発明は、前記請求項1〜請求項3の何れか1項記載の発明において、前記三次元造形物を特定するデータが、FAV(fabricatable voxel)フォーマットで保存されたボクセルデータである。
請求項5に記載の発明は、三次元造形物を造形する造形情報及び前記三次元造形物の造形を認証する造形認証情報を受け付ける受付手段と、前記受付手段で受け付けた造形情報から、完成予測の前記三次元造形物が、予め定めたしきい値を用いて、少なくとも硬貨を含む流通貨幣の偽造となる可能性があるか否かを判別手段と、偽造となる可能性があると判別された結果を、前記三次元造形物の造形依頼元に造形不許可を通知する通知手段と、前記受付手段で造形認証情報を受け付けたか否かを確認する確認手段と、前記確認手段により前記造形認証情報の受け付けを確認した場合に、前記三次元造形物の造形の実行を指示する指示手段と、を有する造形物受注管理制御装置である。
請求項6に記載の発明は、コンピュータを、請求項5記載の造形管理制御装置として動作させる、造形物受注管理制御プログラムである。
請求項1に記載の発明によれば、貨幣を含む造形物偽造防止の管理の下、悪意の無い、かつ創造性のある造形物を造形することができる。
請求項2に記載の発明によれば、三次元造形物の完成擬態によって偽造の可能性を判別することができる。
請求項3に記載の発明によれば、造形不許可の通知によって、造形認証情報の返信を待つことができる。
請求項4に記載の発明によれば、造形物を特定するデータに、FAVフォーマットで保存されたボクセルデータを適用することができる。
請求項5に記載の発明によれば、貨幣を含む造形物偽造防止の管理の下、悪意の無い、かつ創造性のある造形物を造形することができる。
請求項6に記載の発明によれば、貨幣を含む造形物偽造防止の管理の下、悪意の無い、かつ創造性のある造形物を造形することができる。
本実施の形態に係る造形管理システムの全体を示す概略図である。 本実施の形態に係る造形用画像管理制御装置の構成を示すブロック図である。 (A)〜(G)は本実施の形態に適用可能な三次元造形装置の概略図である。 本実施の形態に係り、造形物受注管理制御を実行するための処理を詳細に示す機能ブロック図である。 本実施の形態に係る造形物受注管理制御装置で実行される、造形依頼処理制御ルーチンを示すフローチャートである。 本実施の形態に係る造形物受注管理制御装置で実行される、造形待機処理制御ルーチンを示すフローチャートである。 本実施の形態に係る造形物受注管理制御装置で実行される、造形実行制御ルーチンを示すフローチャートである。
図1は、本実施の形態に係る造形物受注管理制御装置14を含む造形管理システムの全体を示す概略図である。
通信回線網10には、制御手段の一例としての造形物受注管理制御装置14が接続されている。通信回線網10は、例えば、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)又はインターネット回線であり、複数のLANが、WAN(ワイド・エリア・ネットワーク)によって相互に接続されていてもよい。また、通信回線網10を含む全ての通信回線網は、それぞれ有線接続である必要はない。すなわち、一部又は全部が無線によって情報を送受信する無線通信回線網であってもよい。
造形物受注管理制御装置14は、本体16と、UI(ユーザーインターフェイス)18とを有している。UI18は、表示部としてのモニタ20と、入力操作部としてのキーボード22及びマウス24を備える。
また、本体16には、造形を発注するために必要な発注情報の入力源として機能する、メディアリーダー26が接続されている。
メディアリーダー26には、例えばSDメモリカード等の記録メディア30が挿入可能なスロット部が設けられ、挿入された記録メディアに記録された発注情報が読み取られ、本体16へ送出される。
なお、発注情報は、通信回線網10に接続された、発注者側の所有するPC28から受信するようにしてもよい。なお、図1では、1台のPC28を図示しているが、通信回線網10には、複数台のPC28が接続可能である。
通信回線網10には、造形手段の一例として、複数の三次元造形装置36(1)、36(2)・・・36(n)が接続されている(nは正の整数)。
なお、以下において、三次元造形装置36(1)、36(2)・・・36(n)を総称する場合は、「三次元造形装置36」又は「3Dプリンタ36」という。また、三次元造形装置36は、通信回線網10を介さず、造形物受注管理制御装置14に対して、専用の信号線を介して、直接接続してもよい。三次元造形装置36(1)、36(2)・・・36(n)については、後述する。
図2に示される如く、造形物受注管理制御装置14の本体16は、CPU16A、RAM16B、ROM16C、入出部16D(I/O16D)、及びこれらを接続するデータバスやコントロールバス等のバス16Eを備えている。
I/O16Dには、通信回線網10との接続を可能とするネットワークI/F12、UI18(モニタ20、キーボード22及びマウス24)、メディアリーダー26が接続されている。
また、I/O16Dには、大規模記録媒体としてのハードディスク34が接続されている。ハードディスク34は、受け付けた造形の発注に関する受注管理情報を一時的に格納する。
ROM16Cには、造形物受注管理制御のためのプログラムが記録されており、造形物受注管理制御装置14が起動すると、ROM16Cから当該プログラムが読み出され、CPU16Aによって実行される。なお、造形物受注管理制御プログラムは、ROM16Cの他、ハードディスク34や他の記録媒体に記録しておいてもよい。
本実施の形態では、三次元造形装置36として、異なる造形方式で造形する複数種類の三次元造形装置36を備えている。
造形方式としては、結合剤噴射方式、指向性エネルギー堆積方式、材料押出方式、材料噴射方式、粉末床溶融結合方式、シート積層方式、及び液槽光重合方式等がある。
図1では、三次元造形装置36の外観の一例を示しているが、三次元造形装置36は、造形方式、造形し得る造形物の大きさの範囲、及び適用する材料(フィラメント)の種類を含む要素によって、その外観及び大きさが様々である。
また、図1及び図2では、3台の三次元造形装置36を図示しているが、2台又は4台以上種類の三次元造形装置36を接続し、造形する対象によって、選択可能としてもよい。
三次元造形装置36では、それぞれの造形方式の種類によって、造形するときの適応し得る材質(材料)が異なる。
図3(A)〜(G)に、造形方式の種類及び機能と、それぞれの造形方式に適合する材料の関係の一例を示す。
(1)結合剤噴射方式
図3(A)に示される如く、結合剤噴射方式の三次元造形装置36Aは、液状の結合剤50を粉末床52に噴射して選択的に固化させる方式である。材料例として、石膏、セラミックス、砂、カルシウム、プラスティックが挙げられる。
(2)指向性エネルギー堆積方式
図3(B)に示される如く、指向性エネルギー堆積方式の三次元造形装置36Bは、材料54を供給しつつ、ビーム56等を集中させることによって熱の発生位置を制御し、材料54を選択的に溶融、結合させる方式である。材料例として、金属が挙げられる。
(3)材料押出方式
図3(C)に示される如く、材料押出方式の三次元造形装置36Cは、流動性のある材料58をノズル60から押し出し、堆積させると同時に固化させる方式である。材料例として、ABS(アクリニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂)、PLA(ポリ乳酸)、ナイロン12、PC(ポリカーボネイト)、PPSF(ポリフェニルスルホン)が挙げられる。
(4)材料噴射方式
図3(D)に示される如く、材料噴射方式の三次元造形装置36Dは、材料の液滴62を噴射し、選択的に堆積し固化させる方式である。三次元造形装置36Dは、その代表的なインクジェット法による造形方式である。材料例として、UV硬化樹脂、脂、ワックス、ハンダが挙げられる。
(5)粉末床溶融結合方式
図3(E)に示される如く、粉末床溶融結合方式の三次元造形装置36Eは、粉末を敷いたある領域64をレーザ66から照射される熱エネルギーによって選択的に溶融結合させる方式である。材料例として、エンジニアリングプラスティック、ナイロン、金属が挙げられる。
(6)シート積層方式
図3(F)に示される如く、シート積層方式の三次元造形装置36Fは、シート状の材料68を接着させる方式である。材料例として、紙、樹脂シート、アルミシートが挙げられる。
(7)液槽光重合方式
図3(G)に示される如く、液槽光重合方式の三次元造形装置36Gは、タンク70に貯められる液状の光硬化性樹脂72を光重合によって選択的に硬化させる方式である。材料例として、UV硬化樹脂が挙げられる。
なお、上記(1)〜(7)に示した造形方式の異なる7種類の三次元造形装置36A〜Gは、選択的に、図1及び図2に示す三次元造形装置36(1)〜(n)になり得る。また、上記(1)〜(7)に示す造形方式とは異なる造形方式の三次元造形装置を選択してもよい。
三次元造形装置36において、材料と、当該材料に適合し得る造形方式(上記(1)から(7)の三次元造形装置)との関係(材料−造形方式適合テーブル)は、造形物受注管理制御装置14のハードディスク34(図2参照)に格納されている。例えば、発注元から材料が指定された場合に、材料−造形方式適合テーブルを読み出して、適合する造形方式を選択する。
ここで、造形物受注管理制御装置14は、発注元から三次元造形の発注を受ける(すなわち、受注)際、指定された材料に基づいて、当該材料に適合し得る造形方式を選択し、造形する。なお、造形方式の選択の要素として、納期、コストが含まれる場合がある。
ところで、三次元造形装置36では、貨幣、とくに硬貨の偽造を防止するための手段として、受け付けた造形依頼で造形される造形物が硬貨の偽造であるか否かを判定する機能(偽造判定機能)を設けることが好ましい。偽造判定機能自体は、自動販売機等で適用されているコイン判別機構を用いることで、硬貨の偽造を未然に防止することが容易である。
一方、三次元造形装置36を用いて、悪意が無く、かつ創造性のある造形物であっても、硬貨に類似している理由で、造形不許可となる場合がある。
そこで、本実施の形態では、偽造判定機能の精度を緩和することなく、硬貨に類似(偽造と判定)される三次元造形部に対して、悪意が無く、かつ創造性のある造形物は、造形を許可するシステムを構築した。
図4は、本実施の形態に係る造形物受注管理制御装置14(図2参照)で実行され、造形対象が硬貨に類似する三次元造形物に特化した場合における造形物受注管理制御を実行するための機能ブロック図である。なお、図4の各ブロックは、造形物受注管理制御装置14のハード構成を限定するものではない。
また、図4の各機能ブロックに基づく処理の手順は一例であり、造形物受注管理制御を実行するための処理手順が限定されるものではない。すなわち、偽造判定機能の精度を緩和することなく、硬貨に類似(偽造と判定)される三次元造形物に対して、悪意が無く、かつ創造性のある造形物は、造形が許可される処理手順であれば、他の処理手順であってもよい。
図4に示される如く、通知手段及び受付手段としての一例としての送受信部100では、受信情報として、メディアリーダー26及びPC28を含む発注元の各所からの造形依頼を受け付ける。なお、文言の表現として、造形依頼は発注元を主体とした場合は「発注」であるが、送受信部100を主体とした場合は「受注」となる。
また、送受信部100では、受信情報として、造形依頼に対して造形を認証するか否かの造形認証情報を受け付ける。造形認証情報は、造形対象が硬貨に類似する(偽造と疑われる)三次元造形物であった場合に、造形の可否を決定する条件として適用される(詳細後述)。
一方、本実施の形態に係る送受信部100では、送信情報として、依頼元に対して、前記偽造と疑われた場合の造形認証要求情報を送信する。
また、送受信部100では、送信情報として、認証されず、前記造形の可否において造形不許可となった場合の造形不許可通知情報を送信する。
送受信部100は、受信情報解析部102に接続されており、受信情報解析部102では、送受信部100で受信した情報が、造形依頼情報であるか、造形認証情報であるかを解析する。
受信情報解析部102は、実行指示部104及び造形認証情報データベース106に接続され、造形依頼情報を実行指示部104へ送出し、造形認証情報を造形認証情報データベース106へ送出する。
実行指示部104へ送出する造形依頼情報は、造形フォーマットデータ、指定材料、納期、コストを含む。
造形フォーマットデータは、ポリゴンデータに限定されず、FAV(fabricatable voxel)フォーマットで保存されたボクセルデータが適用可能である。
(FAVフォーマットの概略)
FAVフォーマットでは、3Dモデルデータの外部形状(ポリゴンデータ)だけでなく、内部構造、使用する材料、接合強度等の様々な属性を保持する。3Dモデルデータの外観及び内側を問わず、デザイナーが思った通りに、隅々まで、徹底的に、精密かつ緻密にデザイン可能であり、それをデータとして保存し得ることを担保している。
FAVフォーマットは、ボクセルデータをベース構成されている。
ボクセルとは三次元的な画素値である。二次元的な画素値であるピクセルを平面的に配置することで、画像を形成するように、三次元的な画素値であるボクセルを立体的に配置することで、物体を形成する。
すなわち、FAVフォーマットは以下の条件を備えた3Dモデルデータである。
(条件1) 3Dモデルデータの外部及び内部を問わず、形状、材料、色、接合強度等といったものづくりに必要な情報が立体的な位置ごとに明確に定義されていること。
(条件2) 3Dモデルデータのデザイン(CAD)、解析(CAE)、検査(CAT)を、データ変換することなく統一的、かつ双方向的に行うことができること。
図4に示される如く、実行指示部104は、造形方式選定部108及び完成擬態生成部110に接続されている。なお、本実施の形態では、略語として、三次元造形物データに基づいて造形することで完成が予測される仮想の立体造形物のことを、「完成擬態」と言うこととする。
造形方式選定部108には、稼働情報読出部112が接続されている。稼働情報読出部112は、造形装置管理部114から現在の三次元造形装置36の稼働情報を読み出し、造形方式選定部108へ送出する。
造形方式選定部108では、実行指示部104から受けた造形依頼情報(納期及びコスト、造形フォーマットデータ)、及び稼働情報読出部112から受けた現在の三次元造形装置36の稼働情報のそれぞれを考慮して造形方式を選定し、造形処理に関する情報を造形処理対象データベース116へ格納する。造形処理対象データベース116は、造形指示部118に接続されている。
造形指示部118では、後述する造形可否判定部120からの造形許可を条件として、造形処理対象データベース116から対象となる造形に関する情報(造形依頼情報及び選定された造形方式を含む)を読み出して、造形装置管理部114に対して造形指示を実行する。造形装置管理部114では、三次元造形装置36の動作を制御する。
また、完成擬態生成部110は、造形フォーマットデータに基づいて完成擬態(主として、仮想立体造形物の外観形状)を生成し、判別手段の一例としての照合部122へ送出する。
照合部122には、硬貨形状データベース124が接続されており、照合部122では、硬貨形状データベース124から読み取った硬貨形状と、完成擬態生成部110で生成した三次元造形物の完成擬態とを照合する。この照合は、造形依頼が硬貨の偽造か否かを判定(偽造判定)するものである。
照合部122での照合結果(偽造判定結果)は、確認手段及び指示手段の一例としての造形可否判定部120へ送出される。造形可否判定部120は、造形認証情報データベース106に接続されている。
造形可否判定部120では、照合部122からの偽造判定結果と、造形認証情報データベース106からの造形認証情報とから造形の可否を判定する。
造形可否判定部120の判定結果が造形許可の場合は、前記造形指示部118へ造形許可情報を送出する。
一方、造形可否判定部120の判定結果が造形許可の場合は、時限判定制御により、造形認証の要求又は造形不許可の通知が実行される。
すなわち、造形可否判定部120には、造形待機対象データベース126が接続され、造形不許可となった造形依頼情報が格納される。
造形待機対象データベース126に格納された造形依頼情報のそれぞれにおいて、予め定められた期間では造形依頼元に対して、造形認証を要求する。この要求を受けて、造形依頼元又は特定の造形可否判断機関から造形認証があった場合は、造形許可となり、予め定めた期間中に造形認証が無い場合は、造形依頼元へ造形不許可を通知する。
特定の造形可否判断機関とは、造形依頼を受けて三次元造形物を造形する造形企業、三次元造形装置36の製造元、及び偽造を監視する公的は監視機関等が挙げられ、何れか1つでもよいし、複数の機関の許可を得るようにしてもよい。
なお、造形認証情報データベース106、造形処理対象データベース116、硬貨形状データベース124及び造形待機対象データベース126は、それぞれハードディスク34(図2参照)の記憶領域に割り当てられており、不要となった情報は適宜削除される。
以下に本実施の形態の作用を図5〜図7のフローチャートに従い説明する。
図5は、造形物受注管理制御装置14で実行される、造形依頼処理制御ルーチンを示すフローチャートである。
ステップ150では、情報を受信したか否かを判断し、否定判定された場合は、このルーチンは終了する。また、ステップ150で肯定判定された場合は、ステップ152へ移行して、受信情報を解析し、ステップ154へ移行する。
ステップ154では、ステップ152で解析した受信情報を判別する。ステップ154で受信情報が造形認証情報であると判別した場合は、ステップ156へ移行して、造形認証情報データベース106(図4参照)へ、受信した造形認証情報を格納し、このルーチンは終了する。
また、ステップ154で受信情報が造形依頼情報(発注情報)であると判別した場合は、ステップ158へ移行して、造形フォーマットデータを抽出し、次いでステップ160へ移行して硬貨形状データベース124(図4参照)から硬貨形状情報を読み出して、ステップ162へ移行する。
ステップ162では、依頼された造形情報と硬貨形状情報とを照合し、ステップ164へ移行する。ステップ164では、ステップ162での照合の結果に基づき、造形の可否(許可又は不許可)を判別する。
すなわち、ステップ164で造形許可と判別された場合は、ステップ166へ移行して造形処理対象データベース116(図4参照)へ造形処理対象として登録し、このルーチンは終了する。
また、ステップ164で造形不許可と判別された場合は、ステップ167へ移行して、造形認証要求情報を出力し、次いで、ステップ168へ移行して、造形待機対象データベース126(図4参照)へ造形待機対象として登録し、このルーチンは終了する。
図6は、造形物受注管理制御装置14で実行される、造形待機処理制御ルーチンを示すフローチャートである。
ステップ170では、造形待機対象データベース126に造形待機対象が有るか否かを判断し、否定判定された場合は、造形不許可となった造形依頼が無いと判断し、このルーチンは終了する。
また、ステップ170で肯定判定された場合は、造形不許可となった造形依頼が有ると判断し、ステップ172へ移行する。
ステップ172では、造形待機対象に登録された造形対象の情報を読み出し、次いでステップ174へ移行して造形認証情報データベース106(図4参照)から、該当する造形認証情報を検索する。
次のステップ176では、ステップ172で読み出した造形対象に該当する造形認証情報があったか否かを判断する。
このステップ176で肯定判定されると、当該造形待機対象は造形が認証されたと判断し、ステップ178へ移行して、認証された造形待機対象を造形処理対象データベース116(図4参照)へ登録し、このルーチンは終了する。なお、この登録により、許可を受けた造形待機対象は、造形待機対象データベース126(図4参照)から削除される。
また、ステップ176で否定判定されると、ステップ180へ移行して、一定時間が経過したか否かを判断する。このステップ180で否定判定された場合は、このルーチンは終了し、次のタイミングでの認証処理を待つ。すなわち、図5のステップ167における造形認証要求に対して、一定時間が経過するまでは、造形認証を受信を待つ。
また、ステップ180で肯定判定された場合は、造形認証が無かったと判断し、ステップ182へ移行して、認証時間が切れた造形待機対象の造形依頼元へ造形不許可を通知して、このルーチンは終了する。
図7は、造形物受注管理制御装置14で実行される、造形実行制御ルーチンを示すフローチャートである。
ステップ184では、造形処理対象データベース116(図4参照)に造形処理対象が有るか否かを判断し、否定判定された場合は、造形依頼が無いと判断してこのルーチンは終了する。
また、ステップ184で肯定判定された場合は、造形依頼があると判断し、ステップ186へ移行して、造形処理対象データベース116に登録された造形対象の情報を読み出し、次いでステップ188へ移行して、三次元造形装置36の稼働情報を読み出して、ステップ190へ移行する。
ステップ190では、造形依頼情報、稼働情報に基づいて、三次元造形装置36を選定し、ステップ192へ移行する。
ステップ192では、造形装置管理部114(図4参照)に対して、選定された三次元造形装置36による造形を指示し、このルーチンは終了する。
造形装置管理部114では、造形指示に従い、三次元造形装置36の動作を制御して、造形を実行する。
10 通信回線網
12 ネットワークI/F
14 造形物受注管理制御装置
16 本体
16A CPU
16B RAM
16C ROM
16D 入出部(I/O)
16E バス
18 UI(ユーザーインターフェイス)
20 モニタ
22 キーボード
24 マウス
26 メディアリーダー
30 記録メディア
34 ハードディスク
36(1)〜(n) 三次元造形装置
36A 結合剤噴射方式の三次元造形装置
36B 指向性エネルギー堆積方式の三次元造形装置
36C 材料押出方式の三次元造形装置
36D 材料噴射方式の三次元造形装置
36E 粉末床溶融結合方式の三次元造形装置
36F シート積層方式の三次元造形装置
36G 液槽光重合方式の三次元造形装置
50 結合剤
52 粉末床
54 材料
56 ビーム
58 材料
60 ノズル
62 液滴
64 領域
66 レーザ
68 材料
70 タンク
72 光硬化性樹脂
100 送受信部
102 受信情報解析部
104 実行指示部
106 造形認証情報データベース
108 造形方式選定部
110 完成擬態生成部
112 稼働情報読出部
114 造形装置管理部
116 造形処理対象データベース
118 造形指示部
120 造形可否判定部
122 照合部
124 硬貨形状データベース
126 造形待機対象データベース

Claims (6)

  1. 三次元造形物を造形する造形手段と、
    完成予測の前記三次元造形物に、少なくとも硬貨を含む流通貨幣の偽造の可能性がある場合に、造形認証情報の確認を条件に、前記造形手段による造形の実行を制御する制御手段と、
    を有する造形装置。
  2. 前記制御手段が、
    完成予測の前記三次元造形物が、予め定めたしきい値を用いて前記流通貨幣の偽造となる可能性があるか否かを判別手段と、
    造形認証情報の有無を確認する確認手段と、
    前記確認手段により前記造形認証情報の存在を確認した場合に、前記造形手段に対して、前記三次元造形物の造形の実行を指示する指示手段と、
    を備える請求項1記載の造形装置。
  3. 前記制御手段が、
    偽造となる可能性があると判別された結果を、前記三次元造形物の造形依頼元に造形不許可を通知する通知手段と、
    前記造形依頼元又は特定の造形可否判断機関に問い合わせすることで発行される前記造形認証情報の返信を受け付ける受付手段と、
    をさらに有する請求項1記載の造形装置。
  4. 前記三次元造形物を特定するデータが、FAV(fabricatable voxel)フォーマットで保存されたボクセルデータである請求項1〜請求項3の何れか1項記載の造形装置。
  5. 三次元造形物を造形する造形情報及び前記三次元造形物の造形を認証する造形認証情報を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段で受け付けた造形情報から、完成予測の前記三次元造形物が、予め定めたしきい値を用いて、少なくとも硬貨を含む流通貨幣の偽造となる可能性があるか否かを判別手段と、
    偽造となる可能性があると判別された結果を、前記三次元造形物の造形依頼元に造形不許可を通知する通知手段と、
    前記受付手段で造形認証情報を受け付けたか否かを確認する確認手段と、
    前記確認手段により前記造形認証情報の受け付けを確認した場合に、前記三次元造形物の造形の実行を指示する指示手段と、
    を有する造形物受注管理制御装置。
  6. コンピュータを、請求項5記載の造形管理制御装置として動作させる、造形物受注管理制御プログラム。
JP2016234430A 2016-12-01 2016-12-01 造形装置、造形物受注管理制御装置、造形物受注管理制御プログラム Pending JP2018089837A (ja)

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