JP2018087545A - スロットルバルブ装置 - Google Patents

スロットルバルブ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018087545A
JP2018087545A JP2016231955A JP2016231955A JP2018087545A JP 2018087545 A JP2018087545 A JP 2018087545A JP 2016231955 A JP2016231955 A JP 2016231955A JP 2016231955 A JP2016231955 A JP 2016231955A JP 2018087545 A JP2018087545 A JP 2018087545A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor unit
throttle valve
sensor
valve device
intake passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016231955A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6313405B1 (ja
Inventor
大地 稲垣
Daichi INAGAKI
大地 稲垣
庸 渡部
Yo Watabe
庸 渡部
賢矢 本間
Masaya Homma
賢矢 本間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Keihin Corp
Original Assignee
Keihin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Keihin Corp filed Critical Keihin Corp
Priority to JP2016231955A priority Critical patent/JP6313405B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6313405B1 publication Critical patent/JP6313405B1/ja
Publication of JP2018087545A publication Critical patent/JP2018087545A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

【課題】スロットルバルブ装置において簡素な構成でセンサユニット内の圧力センサへの水や異物等の進入を確実に防止する。
【解決手段】スロットルバルブ装置10は、吸気通路20を内部に有したボディ14と、該ボディ14の側部に装着され大気圧センサ70の収納されたセンサユニット24とを備え、前記側部には、前記センサユニット24側に突出した凸部52を有し、前記センサユニット24の底壁76には、前記凸部52の挿入される凹部88を有すると共に、該凹部88の中心に内部まで貫通する導入孔84が形成される。そして、センサユニット24がボディ14に装着された際、凹部88の内部に凸部52が挿入され径方向に重なり合うように配置され、両者の間の隙間を通じて空気が導入孔84から大気圧センサ70へと取り込まれ空気の圧力が検出される。
【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関に供給される空気の流量を制御するためのスロットルバルブ装置に関し、一層詳細には、スロットルバルブ装置近傍における空気の圧力を検出可能な圧力センサが内蔵されたセンサユニットを備えるスロットルバルブ装置に関する。
従来から、車両に搭載される内燃機関へ供給される空気の流量を制御する目的でスロットルバルブ装置が用いられ、このようなスロットルバルブ装置には、例えば、流路を開閉するためのバルブの開度を検出するポジションセンサや、吸気温度を検出するための吸気温度センサや、吸気圧力を検出するための吸気圧力センサが設けられ、各センサによって検出された様々なデータが内燃機関の燃焼制御等に用いられている。
例えば、特許文献1に開示されるスロットル装置では、スロットルボディの側部にセンサユニットが設けられ、このセンサユニットにおけるセンサ本体の内部に吸気圧力センサ及び外気圧センサが収納されている。そして、外気圧センサは、その端部がセンサ本体から突出し、センサユニット外部における空気(外気)の圧力を検出している。
また、特許文献2に係るエンジン制御装置では、箱状のコントロールユニットの内部に大気圧センサが設けられ、この大気圧センサに臨む壁部には空気取入口が開口し、該空気取入口には油及び水の浸入を防ぎつつ空気の通過を許容するフィルタが装着されている。そして、コントロールユニットの外部の空気のみが空気取入口を通じて内部へと導入され大気圧センサによって圧力が検出される。
さらに、特許文献3に係る圧力検出装置では、パッケージの内部に大気圧センサ及び吸気圧センサが収納され、このパッケージの側方には外部の空気(大気)を外部から内部へと取り込むための大気圧導入路が開口し、下方には吸気管からの吸気を取り込むための吸気圧導入路が開口している。そして、このパッケージは、車両のエンジンルームに搭載され、大気圧導入路から取り込まれた大気が大気圧センサへと導かれ、吸気圧導入路から取り込まれた吸気が吸気圧センサへと導かれ、それぞれ圧力が検出される。
再公表WO2004/074661号 特開2004−100635号公報 特開2001−174355号公報
しかしながら、特許文献1に係るスロットルバルブ装置では、外気圧センサをセンサユニットの内部に設ける構成としているが、その端部がセンサユニットの側方へと突出しており、前記外気圧センサのセンサ部への水の浸入について何ら考慮されていないため、例えば、前記センサユニットに対して水がかかって前記外気圧センサのセンサ部へと浸入した場合に検出精度が低下してしまうという問題がある。
また、特許文献2では、空気のみが通過可能で水等の通過を遮断可能なフィルタを設けることで大気圧センサを前記水等から保護する構成としているが、前記フィルタを追加することで部品点数が増加すると共に、前記フィルタの組付工数の増加等によって製造コストが増加してしまうという問題がある。
さらに、特許文献3では、車両のエンジンルーム内に設けられたパッケージにおいて、大気圧導入路及び吸気圧導入路の開口部を側方及び下方に開口させることで、上方から進入しやすい水や異物等の進入を防止する構成としているが、例えば、この圧力検出装置を自動二輪車に適用した場合、パッケージが外部に露出した状態で搭載されることが多いため、様々な方向から飛んでくる水や異物等が開口部から進入してしまうことが懸念される。
本発明は、前記の課題を考慮してなされたものであり、簡素な構成でセンサユニット内の圧力センサへの水や異物等の進入を確実に防止することが可能なスロットルバルブ装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、空気の流通する吸気通路を有したボディと、ボディにおいて吸気通路に臨むように設けられるシャフトと、シャフトに連結され吸気通路内で回転するバルブと、ボディの側壁に設けられ空気の圧力を検出する圧力センサが内部に収納されたセンサユニットとを有し、センサユニットがシャフトの一端部側となるボディの側壁に設けられるスロットルバルブ装置において、
互いに対向するセンサユニットの側面又はボディの側壁のいずれか一方に形成され相手側に向かって突出した凸部と、
側面又は側壁の他方に形成された凹部と、
を備え、
凹部は、凹部が設けられた側面又は側壁の延在方向から見て凸部を覆っており、
センサユニットに設けられた凹部の内部又は凸部における凹部に覆われた部分に、圧力センサとセンサユニットの外部とを連通する流路が開口していることを特徴とする。
本発明によれば、スロットルバルブ装置を構成するボディの側壁、又は、側壁に設けられ側壁と対向するセンサユニットの側面のいずれか一方に、相手側に向かって突出した凸部を設け、凸部を有していない他方の側壁又は側面に凹部を設け、凹部の設けられた他方の側面又は側壁の延在方向から見て凹部が凸部を覆っており、センサユニットに設けられた凹部の内部又は凸部における凹部に覆われた部分に、圧力センサとセンサユニットの外部とを連通する流路を開口させている。
従って、ボディの側壁とセンサユニットの側面とを互いに対向するように設けた際、その側壁又は側面に設けられた凸部を凹部で覆うことにより、圧力センサと連通した流路をラビリンス構造として覆うことができるため、ボディ及びセンサユニットに凸部及び凹部を設けるという簡素な構成で、流路を通じたセンサユニット内の圧力センサへの水や異物等の進入を確実に防止することができる。
また、センサユニットの側面とボディの側壁とが互いに当接した第1の合わせ面を有し、第1の合わせ面の重力方向下側には、センサユニットとボディとの間に空間が設けられ、凸部及び凹部を第1の合わせ面の重力方向下端から離間して配置すると共に、凸部を空間に臨み、且つ、側面又は側壁に対して突出させるとよい。これにより、ボディとセンサユニットとの間の第1の合わせ面を通じて流れる水が重力方向下側に設けられた空間で開放され下方へと排出されるため、第1の合わせ面に対して凸部を離間させ且つ突出させることで凸部を凹部で覆った部位への水の浸入を確実に防止することができる。
さらに、凸部は、ボディに設けられ、吸気通路の下流側に連結される配管との第2の合わせ面を構成することにより、ボディの表面を流れる水を毛細管現象によって第2の合わせ面へと意図的に導いて下方へと排出させることで、凸部側への水の流れを抑制し流路内への水の浸入をより効果的に防止できる。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、スロットルバルブ装置を構成するボディの側壁、又は、側壁に設けられ側壁と対向するセンサユニットの側面のいずれか一方に、相手側に向かって突出した凸部を設け、凸部を有していない他方の側壁又は側面に凹部を設け、凹部の設けられた他方の側面又は側壁の延在方向から見て凹部が凸部を覆っており、センサユニットに設けられた凹部の内部又は凸部における凹部に覆われた部分に、圧力センサとセンサユニットの外部とを連通する流路を開口させることで、ボディの側壁とセンサユニットの側面とを互いに対向するように設けた際、その凸部を凹部で覆うことにより圧力センサと連通した流路をラビリンス構造で覆うことができる。その結果、ボディ及びセンサユニットに凸部及び凹部を設けるという簡素な構成で部品点数及び製造コストを増加させることなく、流路を通じたセンサユニット内の圧力センサへの水や異物等の進入を確実に防止することが可能となる。
本発明の実施の形態に係るスロットルバルブ装置の一部省略全体側面図である。 図1のスロットルバルブ装置を構成するボディからセンサユニットを取り外した状態を示す分解斜視図である。 図1のスロットルバルブ装置におけるボディのフランジ部近傍を示す拡大側面図である。 図4は、図1のIV−IV線に沿った断面図である。
本発明に係るスロットルバルブ装置について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。図1において、参照符号10は、本発明の実施の形態に係るスロットルバルブ装置を示す。
このスロットルバルブ装置10は、例えば、自動二輪車に搭載され、図1及び図2に示されるように、内燃機関に接続されるインレット配管(配管)12と外気が導入されるエアダクト(図示せず)との間に設けられ、ボディ14と、該ボディ14に回転自在に支持されるシャフト18と、該シャフト18に固定され前記ボディ14の吸気通路20に設けられるバルブ22と、前記ボディ14の側部に設けられ複数のセンサが収納されたセンサユニット24とを含む。
なお、スロットルバルブ装置10は、図1に示されるように、その吸気通路20がインレット配管12と略一直線状となるように設けられ、水平又は水平面Lに対して傾斜角度αだけ傾斜した状態で搭載される。具体的には、傾斜角度αは0°〜30°程度とすると好適である。
ボディ14は、例えば、金属製材料から形成され、その一端部から他端部に向かって断面円形状の吸気通路20が貫通し、前記一端部には吸気通路20を内部に有した円筒状の通路部26が突出している。そして、吸気通路20の上流側となる通路部26には図示しないエアダクトが接続され外気が導入される。
一方、ボディ14の他端部には平面状に形成された第1取付面28を有し、図2に示されるように、その略中央部に吸気通路20の下流側端部が開口すると共に、該吸気通路20の周りを囲むように形成された環状溝に第1シールリング30が設けられる(図3参照)。
第1シールリング30は、例えば、弾性材料から形成され、環状溝へ装着された際に第1取付面28から若干だけ突出するように設けられる。
また、第1取付面28には、吸気通路20に対して斜め上方となる位置にボルト孔32aが形成されると共に、該吸気通路20の斜め下方となる位置には別のボルト孔32bが形成される。この斜め下方に設けられたボルト孔32bは、下方へ突出し吸気通路20の延在方向(矢印A方向)に沿って所定厚さで形成されたフランジ部34に形成され、且つ、前記フランジ部34において後述するボディ14の側部側(図2中、矢印B1方向)に形成される。なお、フランジ部34は、第1取付面28とは反対側となる面が締結ボルト36で締結する際にボルトの頭部36aが当接する座面となると共に、第2取付面42よりもボディ14側に突出し凸部の一部を構成している(図3参照)。
そして、ボディ14の第1取付面28にインレット配管12の取付フランジ38を当接させることで、この取付フランジ38の端面38aが第1シールリング30に当接し、一組のボルト孔32a、32bに挿通された複数の締結ボルト36を取付フランジ38のねじ孔40へ螺合することで、前記第1取付面28に対して取付フランジ38が固定される。この際、インレット配管12における通路(図示せず)とボディ14の吸気通路20とが連通した状態となり、第1シールリング30によって前記吸気通路20内の空気が外部に漏出することがない。
なお、取付フランジ38は、フランジ部34に対して若干だけ大きく形成される(図3及び図4参照)。
また、第1取付面28に取付フランジ38を締結ボルト36によって固定する際、第1シールリング30の前記第1取付面28から突出した部位は、弾性変形せしめられて前記取付フランジ38へと密着するため、前記第1取付面28と前記取付フランジ38の端面38aとが向かい合う合わせ面(第2の合わせ面)には、第1シールリング30によって密着された箇所と合わせ面の表面粗さや平坦度に起因する微小な隙間S1が存在することとなる。この微小な隙間S1には毛細管現象が発生するため液体を好適にひきつける。
一方、ボディ14の側部は、図1〜図3に示されるように、吸気通路20の延在方向(矢印A方向)と略直交した平面状の第2取付面42が形成され、第1シャフト孔44を介してシャフト18の一端部が外部へと突出すると共に、前記第1シャフト孔44に対して所定距離だけ離間したセンサ挿入孔46が形成される。このセンサ挿入孔46は第1シャフト孔44と略平行に形成され吸気通路20まで貫通している。
また、第2取付面42には、第1シャフト孔44及びセンサ挿入孔46を取り囲むように形成された溝部に第2シールリング48が設けられる。第2シールリング48は、第1シールリング30と同様に弾性材料から形成され、溝部へ装着された状態で第2取付面42から若干だけ突出するように設けられる。
詳細には、図1及び図2に示されるように、第2シールリング48は、第1シャフト孔44の外周側を二重に取り囲むように環状に形成された環状部位と、該環状部位からセンサ挿入孔46側に半長円状に形成された部位と、前記環状部位及び半長円部位の上方に設けられた長方形状の部位とが接合され形成される。
さらに、第2取付面42には、第2シールリング48の外側となる位置に対角上となるように一組のねじ孔50が形成される。
さらにまた、ボディ14の側部には、第2取付面42の下方(矢印C方向)となり、且つ、インレット配管12の接続されるフランジ部34の側面となる位置に凸部52が形成される。このフランジ部34は、第2取付面42に対して吸気通路20の延在方向(矢印A方向)と直交する幅方向(図2中、矢印B1方向)に突出し、且つ、凸部52が前記フランジ部34に対してさらに幅方向外側(矢印B1方向)へ突出している。凸部52は、図2〜図4に示されるように、フランジ部34に接合された円柱状のベース部54と、該ベース部54に対してさらに突出した円環部56とからなる。この円環部56は、ベース部54に対して若干だけ縮径して形成される。
図2に示されるように、この吸気通路20には円盤状のバルブ22が設けられ、その中央部が前記吸気通路20の延在方向(矢印A方向)と直交するように設けられたシャフト18に連結される。このシャフト18は、ボディ14に対して軸受(図示せず)を介して回転自在に支持され、その一端部がボディ14の側部から外側へ突出し、他端部が前記ボディ14における反対側の側部へ突出しスロットルドラム57が接続される。
そして、車両の乗員のアクセル操作によってスロットルドラム57に接続されたアクセルワイヤが引っ張られることで、図示しないスプリングの弾発力に抗してシャフト18及びバルブ22が所定角度だけ回転する。
センサユニット24は、図1〜図4に示されるように、例えば、樹脂製材料から形成され、箱状に形成されたケーシング58を有し、該ケーシング58の底壁76がボディ14の側部(第2取付面42)に臨むように設けられると共に、その角部に形成された2つの孔部60(図2参照)に締結ボルト(図示せず)をそれぞれ挿通し、ボディ14の第2取付面42に形成されたねじ孔50へと螺合することで固定される。
このケーシング58の内部には、その底壁76に沿って基板66(図4参照)が設けられると共に、該基板66に接続される吸気圧センサ68、図示しない吸気温センサ、大気圧センサ(圧力センサ)70及び開度センサ(図示せず)が設けられる。この基板66は、吸気圧センサ68、吸気温センサ(図示せず)、大気圧センサ70及び開度センサがそれぞれ電気的に接続されると共に、ケーシング58に設けられたコネクタ部74(図2参照)に接続されるカプラー(図示せず)を介して図示しないコントローラと接続される。
また、ケーシング58の底壁76には、略中央部に形成されシャフト18の一端部が挿通される第2シャフト孔78と、該第2シャフト孔78から離間しボディ14側(矢印B2方向)へと突出したセンサ保持管80とが形成される。
そして、第2シャフト孔78は、センサユニット24をボディ14の第2取付面42に固定した際、第1シャフト孔44と同軸上となるように形成され、シャフト18の一端部が挿通され開度センサ(図示せず)と連結されることで、前記シャフト18の回転角度を検出し、それによってバルブ22の開度を検出する。
センサ保持管80は、中空状に形成され、その内部の先端側に図示しない吸気温センサが配設されている。そして、センサ保持管80の先端がセンサ挿入孔46を通じて吸気通路20内に挿入され、吸気通路20内の空気の温度が検出される。
このケーシング58の内部に配置された吸気圧センサ68は、底壁76に開口した開口部67から第2取付面42に設けられた溝27に連通し、さらに前記溝27の底面から吸気通路20の内部であってバルブ22の下流側である領域に連通する検出孔81を通じて吸気通路20内の圧力を検出する。
また、ケーシング58の底壁76には、図2及び図4に示されるように、第2シャフト孔78の下方(矢印C方向)となる部位がボディ14から離間する方向(矢印B1方向)へと窪んだ窪み部82を有し、前記窪み部82の壁部を貫通する導入孔(流路)84が形成される。
この導入孔84は、図4に示されるように、ボディ14側(矢印B2方向)に向かって一直線状に延在するように形成され、その端部には大気圧センサ70の感圧部86が臨むように設けられると共に、該導入孔84の径方向外側には内部側(矢印B1方向)に向かって環状に窪んだ凹部88が形成される。換言すれば、導入孔84は環状に形成された凹部88の中心に設けられる。
そして、センサユニット24をボディ14の側部(第2取付面42)に固定する際、凹部88が凸部52に臨むように設けられ、該凸部52の円環部56が前記凹部88内に挿入され、導入孔84がベース部54の端部に臨むように配置される。すなわち、凸部52を構成する円環部56の外周側が凹部88によって覆われる。換言すれば、ボディ14の第2取付面42、センサユニット24の底壁76の延在方向(例えば、矢印A方向、若しくは、矢印C方向)から見て、凹部88が凸部52の円環部56を覆っている。
この際、凹部88と円環部56とが径方向に重なり合って互いに非接触に設けられると共に、導入孔84の開口した底壁76がベース部54に対して非接触に設けられる。そのため、凸部52と凹部88との間に所定間隔のクリアランスを有したラビリンス構造となる。
そして、この凸部52と凹部88との間を通じて空気(外気)が導入孔84へと導入され、内部へと取り込まれ大気圧センサ70の感圧部86によってボディ14近傍の空気の圧力が検出される。
このセンサユニット24を構成するケーシング58は、その底壁76がボディ14の第2取付面42に臨んで第2シールリング48に当接した状態で図示しない締結ボルトによって固定される。この際、第2シールリング48が第2取付面42から若干だけ突出しているため、第2の合わせ面と同様に、第2シールリング48の第2取付面42から突出した箇所は、弾性変形せしめられてセンサユニット24の底壁76へと密着する。この第2取付面42と底壁76とが向かい合う合わせ面(第1の合わせ面)には、第2シールリング48によって密着された箇所と合わせ面の表面粗さや平坦度に起因する微小な隙間S2が存在することとなり、隙間S1と同様に、この微小な隙間S2には毛細管現象が発生する。
また、フランジ部34に臨むようにセンサユニット24に窪み部82が設けられているため、スロットルバルブ装置10の下方(矢印C方向)において、ボディ14とセンサユニット24との間に隙間S2よりも離間距離の大きな開放空間(空間)Fが設けられる。
本発明の実施の形態に係るスロットルバルブ装置10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に前記スロットルバルブ装置10に水が付着した場合について説明する。
このスロットルバルブ装置10のボディ14に付着した水は、その表面に沿って重力方向下方(矢印C方向)へと流れ、例えば、インレット配管12の取付フランジ38と第1取付面28との間の隙間S1へと毛細管現象によって吸い込まれる。そして、この隙間S1に沿って下方へと流れた水は、図3に示されるように、ボディ14のフランジ部34に沿って下方へと排出されると共に、前記フランジ部34における凸部52側へと流れた水は、該凸部52のベース部54を回り込むように流れて下方へと排出される。すなわち、フランジ部34へと流れた水が凸部52の内部へと浸入することが回避され、円環部56の内部と連通したセンサユニット24の導入孔84へと浸入することが回避される。
また、ボディ14に付着した水がインレット配管12とボディ14との間の隙間S1へと吸い込まれることで、凸部52及び凹部88側へと流れることが好適に回避される。
なお、上述したようにインレット配管12と第1取付面28との間に流れ込んだ水は、第1シールリング30によって吸気通路20内に浸入することがない。
さらに、ボディ14の第2取付面42とセンサユニット24との間に流れ込んだ水は、図4に示されるように、その隙間S2に沿って重力方向下方(矢印C方向)へと流れ、その下方から外部に排出されると共に、フランジ部34の側部に流れ出した水が凸部52を回り込むように流れる。
一方、前記センサユニット24の底壁76に沿って流れた水は、下方に設けられた開放空間Fによって窪み部82側に流れることが回避される。その結果、ボディ14とセンサユニット24との間で隙間S2に沿って流れる水が、凸部52及び凹部88の内部へと浸入することが防止され、導入孔84を通じて大気圧センサ70側へと浸入することが阻止される。
なお、上述したようにボディ14の第2取付面42とセンサユニット24との間に流れ込んだ水は、第2シールリング48によって第1及び第2シャフト孔44、78、センサ挿入孔46へと浸入することがない。
このようにスロットルバルブ装置10に対して水が付着した場合でも、ラビリンス構造となった凸部52及び凹部88の内部への水の浸入が確実に防止されるため、導入孔84を通じて取り込まれた空気の圧力を大気圧センサ70で安定的に検出することができる。また、水と同様にセンサユニット24内への異物等の進入も防止される。
以上のように、本実施の形態では、スロットルバルブ装置10を構成するボディ14の第2取付面42にセンサユニット24側に突出した凸部52を設け、前記センサユニット24には、前記ボディ14の第2取付面42に臨む凹部88を設け、前記凹部88の内部に大気圧センサ70と連通する導入孔84を形成している。そして、ボディ14の第2取付面42にセンサユニット24が装着される際、凸部52の円環部56が凹部88へと挿入して覆うように配置することで、前記凹部88と凸部52とが径方向に重なり合ったラビリンス構造とすることができる。
その結果、ボディ14に凸部52を設けセンサユニット24に導入孔84を有した凹部88を設け、互いに径方向に重ね合せるように配置するという簡素な構成で部品点数及び製造コストを増加させることなく、スロットルバルブ装置10に付着した水や異物等の導入孔84を通じた大気圧センサ70側への進入を確実に防止でき、該大気圧センサ70によって空気(外気)の圧力を確実且つ高精度に検出することが可能となる。
また、ボディ14の第2取付面42とセンサユニット24の底壁76との重力方向下方(矢印C方向)となる位置に、前記第2取付面42から離間する方向(矢印B1方向)に窪んだ窪み部82を設けることで両者の間に開放空間Fを設け、凸部52を前記第2取付面42よりセンサユニット24側へと突出させると共に、前記第2取付面42と前記底壁76との合わせ面よりも下方となる位置で凸部52と凹部88とを係合させる。
これにより、ボディ14の第2取付面42とセンサユニット24との間の隙間S2を通じて流れる水が開放空間Fで開放された後に下方へと排出され、しかも、凹部88及び凸部52を合わせ面から離間させて配置することで内部への水の浸入をより確実に防止することができる。
さらに、ボディ14において凸部52をインレット配管12と接続されるフランジ部34との合わせ面に設けることで、ボディ14の表面を流れる水を毛細管現象によってボディ14の第1取付面28と取付フランジ38との隙間S1(合わせ面)へと意図的に導いて吸い込ませ下方へと排出させることができるため、前記合わせ面と直交する位置に配置された凸部52及び凹部88側への水の流れを抑制し、導入孔84への水の浸入をより効果的に防止することができる。
さらにまた、一般的に毛細管現象は隙間が狭いほど発生しやすいため、上述したような隙間S1、S2は液体を好適にひきつけることができるが、当然隙間がごく微小な場合にのみ効果が得られるものではなく、凹部88と凸部52との間の隙間よりも前記隙間S1、S2を狭く設定することで発明の効果を発揮することが可能である。
またさらに、上述した毛細管現象は、互いに向かい合う二面の間にのみ発生するものではなく、例えば、一方の合わせ面の外周を区画する線から延在した外周面と、該一方の合わせ面の外周からはみ出した他方の面とが交差する隅部にも前記毛細管現象が発生する。さらに、合わせ面の一方若しくは両方の外周に設けられた面取りや外周のR形状が他方の合わせ面に臨んで配置されることで現れる溝形状にも毛細管現象が発生するため、フランジの合わせ面の外周にも容易に前記毛細管現象を発生させることができる。
さらにまた、上述した説明では、ボディ14側に凸部52を設け、センサユニット24側に凹部88を設ける構成としているが、前記凸部52をセンサユニット24側に、前記凹部88を前記ボディ14側に設けるようにしてもよい。
またさらに、上述したスロットルバルブ装置10は、自動二輪車に搭載される場合に限定されるものではなく、例えば、自動車に搭載するようにしてもよい。
なお、本発明に係るスロットルバルブ装置は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…スロットルバルブ装置 12…インレット配管
14…ボディ 18…シャフト
20…吸気通路 22…バルブ
24…センサユニット 28…第1取付面
30…第1シールリング 34…フランジ部
42…第2取付面 48…第2シールリング
52…凸部 56…円環部
58…ケーシング 70…大気圧センサ
76…底壁 82…窪み部
84…導入孔 88…凹部
F…開放空間 S1、S2…隙間
なお、スロットルバルブ装置10は、その吸気通路20がインレット配管12と略一直線状となるように設けられ、図1に示されるように、水平又は水平面Lに対して傾斜角度αだけ傾斜した状態で搭載される。具体的には、傾斜角度αは0°〜30°程度とすると好適である。
また、第1取付面28には、吸気通路20に対して斜め上方となる位置にボルト孔32aが形成されると共に、該吸気通路20の斜め下方となる位置には別のボルト孔32bが形成される。この斜め下方に設けられたボルト孔32bは、下方へ突出し吸気通路20の延在方向(矢印A方向)に沿って所定厚さで形成されたフランジ部34に形成され、且つ、前記フランジ部34において後述するボディ14の側部側(図2中、矢印B1方向)に形成される。なお、フランジ部34は、第1取付面28とは反対側となる面が締結ボルト36で締結する際にボルトの頭部36aが当接する座面となると共に、第2取付面42よりもセンサユニット24側に突出し凸部の一部を構成している(図3参照)。
一方、ボディ14の側部は、図1〜図3に示されるように、吸気通路20の延在方向(矢印A方向)と略平行な平面状の第2取付面42が形成され、第1シャフト孔44を介してシャフト18の一端部が外部へと突出すると共に、前記第1シャフト孔44に対して所定距離だけ離間したセンサ挿入孔46が形成される。このセンサ挿入孔46は第1シャフト孔44と略平行に形成され吸気通路20まで貫通している。

Claims (3)

  1. 空気の流通する吸気通路を有したボディと、該ボディにおいて前記吸気通路に臨むように設けられるシャフトと、前記シャフトに連結され前記吸気通路内で回転するバルブと、前記ボディの側壁に設けられ前記空気の圧力を検出する圧力センサが内部に収納されたセンサユニットとを有し、前記センサユニットが前記シャフトの一端部側となる前記ボディの側壁に設けられるスロットルバルブ装置において、
    互いに対向する前記センサユニットの側面又は前記ボディの側壁のいずれか一方に形成され相手側に向かって突出した凸部と、
    前記側面又は前記側壁の他方に形成された凹部と、
    を備え、
    前記凹部は、該凹部が設けられた前記側面又は前記側壁の延在方向から見て前記凸部を覆っており、
    前記センサユニットに設けられた前記凹部の内部又は前記凸部における前記凹部に覆われた部分に、前記圧力センサと前記センサユニットの外部とを連通する流路が開口していることを特徴とするスロットルバルブ装置。
  2. 請求項1記載のスロットルバルブ装置において、
    前記センサユニットの側面と前記ボディの側壁とが互いに当接した第1の合わせ面を有し、該第1の合わせ面の重力方向下側には、前記センサユニットと前記ボディとの間に空間が設けられ、前記凸部及び凹部が前記第1の合わせ面の重力方向下端から離間して配置されると共に、前記凸部が前記空間に臨み、且つ、前記側面又は側壁に対して突出することを特徴とするスロットルバルブ装置。
  3. 請求項1又は2記載のスロットルバルブ装置において、
    前記凸部は、前記ボディに設けられ、前記吸気通路の下流側に連結される配管との第2の合わせ面を構成することを特徴とするスロットルバルブ装置。
JP2016231955A 2016-11-30 2016-11-30 スロットルバルブ装置 Active JP6313405B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016231955A JP6313405B1 (ja) 2016-11-30 2016-11-30 スロットルバルブ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016231955A JP6313405B1 (ja) 2016-11-30 2016-11-30 スロットルバルブ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6313405B1 JP6313405B1 (ja) 2018-04-18
JP2018087545A true JP2018087545A (ja) 2018-06-07

Family

ID=61968227

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016231955A Active JP6313405B1 (ja) 2016-11-30 2016-11-30 スロットルバルブ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6313405B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021113517A (ja) * 2020-01-17 2021-08-05 株式会社ミクニ スロットル装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4281200B2 (ja) * 1999-10-07 2009-06-17 株式会社デンソー 圧力検出装置
JP2004074661A (ja) * 2002-08-21 2004-03-11 Canon Inc インクジェット記録装置及び該記録装置の回復機構部

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021113517A (ja) * 2020-01-17 2021-08-05 株式会社ミクニ スロットル装置
JP7444616B2 (ja) 2020-01-17 2024-03-06 株式会社ミクニ スロットル装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6313405B1 (ja) 2018-04-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7654134B2 (en) Air flow measuring device
US20160236125A1 (en) Electronic control device
US9759593B2 (en) Airflow-rate detecting device capable of detecting humidity
US10422676B2 (en) Flow rate meter
WO2012032901A1 (ja) 熱式流体流量測定装置
US9305446B1 (en) Security camera with internal sealing arrangement
JP6313405B1 (ja) スロットルバルブ装置
US8235025B2 (en) Throttle apparatus
JP2007064425A (ja) ブリーザプラグ
WO2014148302A1 (ja) 自動二輪車用エンジンの吸気装置
JP4800206B2 (ja) スロットルシステムおよびセンサユニット
JP6197097B2 (ja) 流動する流動媒体の湿度を検知するためのセンサ装置
TWI737775B (zh) 壓力感測器及衝擊緩和構件
JP2007127091A (ja) エンジンの吸気装置
JP2009019926A (ja) 磁気式角度センサ
US10078028B2 (en) Iodine-resistant pressure sensor assemblage
WO2019198720A1 (ja) センサユニット
KR20150054411A (ko) 마그네틱 엔코더 타입 허브베어링 유닛
GB2516522A (en) Pneumatic port shield
US20180195639A1 (en) Vacuum valve
TW201840945A (zh) 流體控制機器及感測器固持構件
JP4878508B2 (ja) 流量メータ用超音波センサ取付部材
JP4496533B2 (ja) 吸気圧力検出装置
GB2533012A (en) Structure of engine throttle assembly
JP5342405B2 (ja) 配線器具

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20180215

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180322

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6313405

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250