JP2018080602A - 内燃機関の排気ガス浄化システム及び内燃機関の排気ガス浄化方法 - Google Patents

内燃機関の排気ガス浄化システム及び内燃機関の排気ガス浄化方法 Download PDF

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Abstract

【課題】排気ガスの温度域に応じて吸蔵型NOx還元触媒と選択還元触媒を使い分けることで、排気ガスの低温域での吸蔵型NOx還元触媒の吸蔵能力を向上でき、かつ、排気ガスの中間の温度域での吸蔵型NOx還元触媒のリッチ還元を不要として燃費を向上できる内燃機関の排気ガス浄化システム及び内燃機関の排気ガス浄化方法を提供する。
【解決手段】内燃機関10の排気通路11に上流側から順に吸蔵型NOx還元触媒装置12、選択還元触媒装置14を配設して、吸蔵型NOx還元触媒装置12より上流側の排気通路11より分岐して、吸蔵型NOx還元触媒装置12と選択還元触媒装置14の間の排気通路11に合流するバイパス通路20を配設するとともに、排気通路11からバイパス通路20への分岐点に流路切替装置21を配設し、選択還元触媒装置14の入口を通過する排気ガスGの温度Tに基づいて、流路切替装置21を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の排気ガス浄化システム及び内燃機関の排気ガス浄化方法に関する。
自動車業界では、近年の排気ガス規制の強化により、市街地走行や高速道路走行での大気に排出される排気ガスに含まれるNOx量の低減が求められている。従来のNOx量低減技術としては、LNT(吸蔵型NOx還元触媒)や尿素SCR(尿素選択還元触媒)があるが、各装置単独では自動車の走行状態全域をカバーできないため、LNTとSCRを組み合わせた構成の自動車への搭載が検討されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−293431号公報
ところで、排気通路にLNTとSCRを直列に配設した場合、排気ガスの低温域(SCRでNOxを還元するのが困難な温度域)はLNTで、高温域(SCRでNOxを還元できる温度域)は主にSCRで、排気ガスに含まれるNOx浄化を行うこととなるが、排気ガスの中間の温度域では双方が機能するためLNTにもNOxが吸蔵され、このLNTに吸蔵されたNOxをパージしないと再び排気ガスが低温になったときに吸蔵できないため、LNTに吸蔵されたNOxを定期的にリッチ還元を行って除去する必要があり、燃費を悪化させることとなる。
また、LNTに担持する触媒の特性上、排気ガスの低温域のみNOxを吸蔵する様なLNTの作成は困難である。また、排気ガスの低温域でのLNTのNOx吸蔵量を増加させようとすると、排気ガスの中間の温度域でのLNTのNOx吸蔵量もそれなりに増加することとなり、やはり、排気ガスの中間の温度域時にLNTに吸蔵されたNOxを定期的にリッチ還元する必要が生じてしまう。
本発明の目的は、排気ガスの温度域に応じて吸蔵型NOx還元触媒と選択還元触媒を使い分けることで、排気ガスの低温域での吸蔵型NOx還元触媒の吸蔵能力を向上させることができ、かつ、排気ガスの中間の温度域での吸蔵型NOx還元触媒のリッチ還元を不要として燃費を向上させることができる内燃機関の排気ガス浄化システム及び内燃機関の排気ガス浄化方法を提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明の内燃機関の排気ガス浄化システムは、内燃機関の排気通路に上流側から順に吸蔵型NOx還元触媒装置、選択還元触媒装置を配設して構成される内燃機関の排気ガス浄化システムにおいて、前記吸蔵型NOx還元触媒装置より上流側の前記排気通路より分岐して、前記吸蔵型NOx還元触媒装置と前記選択還元触媒装置の間の前記排気通路に合流するバイパス通路を配設して、前記排気通路から前記バイパス通路への分岐点に流路切替装置を配設するとともに、前記選択還元触媒装置の入口の前記排気通路に温度検出装置を備えて構成し、前記排気ガス浄化システムを制御する制御装置を備えて、該制御装置が、前記温度検出装置の検出値に基づいて、前記流路切替装置を制御するように構成される。
また、上記の目的を達成するための本発明の内燃機関の排気ガス浄化方法は、内燃機関の排気通路に上流側から順に吸蔵型NOx還元触媒装置、選択還元触媒装置を配設して、前記吸蔵型NOx還元触媒装置より上流側の前記排気通路より分岐して、前記吸蔵型NOx還元触媒装置と前記選択還元触媒装置の間の前記排気通路に合流するバイパス通路を配設するとともに、前記排気通路から前記バイパス通路への分岐点に流路切替装置を配設して構成される内燃機関の排気ガス浄化方法において、前記選択還元触媒装置の入口を通過する排気ガスの温度に基づいて、前記流路切替装置を制御することを特徴とする方法である。
本発明の内燃機関の排気ガス浄化システム及び内燃機関の排気ガス浄化方法によれば、排気ガスの温度に応じて吸蔵型NOx還元触媒装置に排気ガスを流通させるか否かを切り替えることで、吸蔵型NOx還元触媒装置にNOxが吸蔵される排気ガスの温度域を限定することができる。すなわち、選択還元触媒装置に担持する触媒が不活性でNOxを還元するのが困難な温度域(排気ガスの低温域)では吸蔵型NOx還元触媒装置でNOxを吸蔵し、選択還元触媒装置でNOxを還元できる温度域(排気ガスの中間の温度域及び高温域)では吸蔵型NOx還元触媒装置でNOxを吸蔵することなく、選択還元触媒装置でNOxを浄化処理することが可能となる。
その結果、排気ガスGの低温域での吸蔵型NOx還元触媒12の吸蔵能力を維持しつつ、排気ガスGの中間の温度域での吸蔵型NOx還元触媒12のリッチ還元を不要にして燃費を向上させるとともに、選択還元触媒装置14でNOxの浄化処理を最大限に利用でき、NOx浄化能力を向上させることができる。
本発明の内燃機関の排気ガス浄化システムの構成を示す図である。 本発明の内燃機関の排気ガス浄化方法を示す制御フロー図である。
以下、本発明に係る実施の形態の内燃機関の排気ガス浄化システム及び内燃機関の排気ガス浄化方法について、図面を参照しながら説明する。図1に示すように、本発明の内燃機関の排気ガス浄化システム1では、エンジン(内燃機関)10の排気通路11に上流側から順に吸蔵型NOx還元触媒装置(LNT)12、ディーゼル微粒子捕集フィルター装置(CSF)13、選択還元触媒装置(SCR)14を配設して構成する。また、吸蔵型NOx還元触媒装置12より上流側の排気通路11には燃料噴射装置15が配設される。また、選択還元触媒装置14より上流側の排気通路11には尿素水噴射装置16が配設される。
吸蔵型NOx還元触媒装置12は、排気ガスGの空燃比がリーン状態であるときに排気ガスGに含まれるNOxを担持した触媒に吸蔵する。この吸蔵したNOxは、排気ガスGの空燃比をリッチ状態として、多量の一酸化炭素(CO)と炭化水素(HC)をこの装置12に通過させることで還元処理される。排気ガスGの空燃比のリッチ状態への移行は、エンジン10の気筒(シリンダ)内燃料噴射でポスト噴射したり、燃料噴射装置15から排気通路11に燃料Fを噴射したりすることにより行う(リッチ還元制御)。また、一酸化炭素や炭化水素は酸化処理されるので、吸蔵型NOx還元触媒装置12は酸化触媒装置(DOC)の機能も有する。
ディーゼル微粒子捕集フィルター装置13は、排気ガスGに含まれる微粒子状物質(PM)を捕集する。この捕集したPMは、通常、高温の排気ガスGをディーゼル微粒子捕集フィルター装置13に通過させることで燃焼除去される(強制PM再生制御)。高温の排気ガスGは、エンジン10の気筒内燃料噴射でポスト噴射したり、燃料噴射装置15から燃料Fを噴射したりして、この燃料Fに含まれる一酸化炭素や炭化水素を吸蔵型NOx還元触媒装置12で酸化処理(発熱反応)することにより得られる。
選択還元触媒装置14は、排気ガスGに含まれるNOxを担持した触媒に吸着させ、この吸着したNOxを還元剤で窒素に還元して浄化する装置である。本実施形態では、この還元剤としてアンモニア(NH3)を使用する。尿素水噴射装置16より排気ガスGに向けて噴射された尿素水Uが排気ガスGの熱によりアンモニアに変化して、このアンモニアが選択還元触媒装置14に流入することで、アンモニアは選択還元触媒装置14に供給される。
また、選択還元触媒装置14の入口の排気通路11に温度センサ(温度検出装置)30を備える。この温度センサ30は、選択還元触媒装置14の入口を通過する排気ガスGの温度Tを検出するセンサである。
また、本発明の排気ガス浄化システム1を制御する制御装置40を備える。この制御装置40は、温度センサ30の検出値T等の入力データを基にして、燃料噴射装置15や尿素水噴射装置16の噴射時期や噴射量等を制御する装置である。
本発明の内燃機関の排気ガス浄化システム1では、吸蔵型NOx還元触媒装置12より上流側の排気通路11より分岐して、吸蔵型NOx還元触媒装置12と選択還元触媒装置14の間の排気通路11に合流するバイパス通路20を配設する。本実施形態のように、排気通路11にディーゼル微粒子捕集フィルター装置13を配設する場合は、バイパス通路20の排気通路11への合流部分を、吸蔵型NOx還元触媒装置12とディーゼル微粒子捕集フィルター装置13の間にして構成する。また、排気通路11からバイパス通路20への分岐点に三方弁(流路切替装置)21を配設する。そして、制御装置40が、温度センサ30の検出値Tに基づいて、三方弁21を制御するように構成する。
温度センサ30の検出値Tに基づく三方弁21の制御の詳細について説明する。制御装置40が、温度センサ30の検出値Tが予め設定された設定温度閾値T1未満であるときは、排気通路11に排気ガスGaを通過させるように、三方弁21を制御する。設定温度閾値T1は、選択還元触媒装置14に担持する触媒が活性化する温度、すなわち、選択還元触媒装置14がその機能の発揮を開始する温度とし、例えば、200℃に設定する。
このように制御することで、排気ガスGの温度Tが、選択還元触媒装置14に担持する触媒が不活性でNOxを還元するのが困難な低温域、即ち、T<T1にあるときは、吸蔵型NOx還元触媒装置12で排気ガスGaに含まれるNOxを吸蔵することができる。
また、温度センサ30の検出値Tが設定温度閾値T1未満から設定温度閾値T1まで上昇して達したときは、検出値Tが設定温度閾値T1未満のときに吸蔵型NOx還元触媒装置12にNOxが吸蔵されているので、吸蔵型NOx還元触媒装置12のリッチ還元制御を予め設定された設定時間t1行って、吸蔵されたNOxを還元除去する。この設定時間t1は、エンジン10の運転状態に基づいて算出された吸蔵型NOx還元触媒装置12へのNOx吸蔵量に応じて最適値に設定される。また、このリッチ還元制御のときに吸蔵型NOx還元触媒装置12よりスリップしたNOxは、選択還元触媒装置14に吸蔵したアンモニアにより還元除去される。そして、リッチ還元制御終了後は、バイパス通路20に排気ガスGbを通過させるように、三方弁21を制御する。
このように制御することで、排気ガスGの温度Tが、吸蔵型NOx還元触媒装置12と選択還元触媒装置14の双方がNOxを浄化できる温度域である中間の温度域、又は、吸蔵型NOx還元触媒装置12ではNOx浄化できないが選択還元触媒装置14でNOxを還元できる温度域である高温域、つまり、T≧T1にあるときは、吸蔵型NOx還元触媒装置12に排気ガスGに含まれるNOxを吸蔵させることなく、選択還元触媒装置14のみで排気ガスGに含まれるNOxの処理(還元除去)を行うことができる。また、排気ガスGの流れが排気通路11側からバイパス通路20側へと切り替わるように、三方弁21を制御する前に、吸蔵型NOx還元触媒装置12のリッチ還元制御を行って吸蔵型NOx還元触媒装置12のNOx吸蔵能力を回復しておくので、次に排気ガスGが低温域となったときに吸蔵型NOx還元触媒装置12にNOxを吸蔵させることができる。
なお、温度センサ30の検出値Tが設定温度閾値T1未満から設定温度閾値T1まで上昇して達したときに、吸蔵型NOx還元触媒装置12のリッチ還元制御の開始と同時に尿素水噴射装置16による尿素水Uの噴射を開始してもよいが、選択還元触媒装置14へのアンモニアの吸着量が少ないときは、温度センサ30の検出値Tが設定温度閾値T1に達するより少し前から尿素水噴射装置16による尿素水Uの噴射を開始して、選択還元触媒装置14へのアンモニアの吸着量を増加させることが好ましい。
このように制御することで、リッチ還元制御により、吸蔵型NOx還元触媒装置12からの排気ガスGに含まれるNOx量を選択還元触媒装置12に吸着したアンモニアにより確実に還元処理することができ、排気ガスGのNOx浄化率を維持することができる。ただし、尿素水Uの噴射量は、選択還元触媒装置14の温度上昇に伴うアンモニアの吸着上限量の低下量を加味して設定する必要がある。
また、温度センサ30の検出値Tが設定温度閾値T1未満から設定温度閾値T1まで上昇して達したときには、必ず、吸蔵型NOx還元触媒装置12のリッチ還元制御を行うようにしてもよいが、吸蔵型NOx還元触媒装置12のNOx吸蔵量が予め設定された設定吸着量閾値以上の場合に限り、リッチ還元制御を行うようにすることが好ましい。このように制御することで、排気ガスの低温域における吸蔵型NOx還元触媒装置12のNOx吸蔵能力を維持しつつ、よりリッチ還元制御の頻度を低減して、燃費を向上させることができる。
そして、温度センサ30の検出値Tが設定温度閾値T1を超えた値から設定温度閾値T1まで下降して達したときは、排気通路11に排気ガスGを通過させるように、三方弁21を制御する。このように制御することで、排気ガスGの温度Tが中間の温度域から低温域に移行したときに、吸蔵型NOx還元触媒装置12でNOxを確実に吸蔵させることができる。
なお、温度センサ30の検出値Tが設定温度閾値T1を超えた値から下降して設定温度閾値T1まで達したときに、三方弁21を制御して吸蔵型NOx還元触媒装置12への排気ガスGの流入を開始すると同時に尿素水噴射装置16による尿素水Uの噴射を停止してもよいが、選択還元触媒装置14へのアンモニアの吸着量が少ないときは、尿素水Uの噴射を設定温度閾値T1に達してから微小時間だけ経過した後に停止するようにすると好ましい。
このように制御することで、吸蔵型NOx還元触媒装置12への排気ガスGの流入を開始する前に、バイパス通路20を通過したNOxを、選択還元触媒装置12に吸着したアンモニアによりNOxを還元処理することができ、排気ガスGのNOx浄化率を維持することができる。ただし、微小時間における尿素水Uの噴射量は、選択還元触媒装置14の再度の温度上昇に伴うアンモニアの吸着上限量の低下量を加味して設定する必要がある。
次に、本発明の内燃機関の排気ガス浄化システム1を基にした、本発明の内燃機関の排気ガス浄化方法について、図2に示す制御フローを例にして説明する。図2に示す制御フローは、エンジン10が運転状態にあるときに予め設定した制御時間が経過する度に実行されるフローである。
図2の制御フローがスタートすると、ステップS10にて、温度センサ30の検出値Tが設定温度閾値T1以下であるか否かを判定する。ステップS10にて、温度センサ30の検出値Tが設定温度閾値T1以下であると判定する場合(YES)は、ステップS20に進み、ステップS20にて、三方弁21を制御して、排気ガスGがバイパス通路20ではなく排気通路11に流れるように流路を切り替える。排気ガスGが既に排気通路11に流れている場合は、三方弁21による流路切替は行わない。ステップS20の制御完了後、ステップS30に進む。
ステップS30にて、温度センサ30の検出値Tが上昇して設定温度閾値T1に達したか否かを判定する。温度センサ30の検出値Tが設定温度閾値T1に達していない場合(NO)は、その後、再度ステップS30の判定を行う。温度センサ30の検出値Tが設定温度閾値T1に達した場合(YES)は、ステップS40に進み、ステップS40にて、吸蔵型NOx還元触媒装置12のリッチ還元制御を設定時間t1分行う。ステップS40の制御完了後、ステップS50に進み、ステップS50にて、三方弁21を制御して、排気ガスGが排気通路11ではなくバイパス通路20に流れるように流路を切り替える。排気ガスGが既にバイパス通路20に流れている場合は、三方弁21による流路切替は行わない。ステップS50の制御完了後、リターンに進んで、本制御フローを終了する。
一方、ステップS10にて、温度センサ30の検出値Tが設定温度閾値T1を超えていると判定する場合(NO)は、ステップS60に進み、ステップS60にて、三方弁21を制御して、排気ガスGが排気通路11ではなくバイパス通路20に流れるように流路を切り替える。排気ガスGが既にバイパス通路20に流れている場合は、三方弁21による流路切替は行わない。ステップS60の制御完了後、ステップS70に進む。
ステップS70にて、温度センサ30の検出値Tが下降して設定温度閾値T1に達したか否かを判定する。温度センサ30の検出値Tが設定温度閾値T1に達していない場合(NO)は、その後、再度ステップS70の判定を行う。温度センサ30の検出値Tが設定温度閾値T1に達した場合(YES)は、ステップS80に進み、ステップS80にて、三方弁21を制御して、排気ガスGがバイパス通路20ではなく排気通路11に流れるように流路を切り替える。排気ガスGが既に排気通路11に流れている場合は、三方弁21による流路切替は行わない。ステップS80の制御完了後、リターンに進んで、本制御フローを終了する。
以上より、本発明の内燃機関の排気ガス浄化システムを基にした、本発明の内燃機関の排気ガス浄化方法は、内燃機関10の排気通路11に上流側から順に吸蔵型NOx還元触媒装置12、選択還元触媒装置14を配設して、吸蔵型NOx還元触媒装置12より上流側の排気通路11より分岐して、吸蔵型NOx還元触媒装置12と選択還元触媒装置14の間の排気通路11に合流するバイパス通路20を配設するとともに、排気通路11からバイパス通路20への分岐点に流路切替装置21を配設して構成される内燃機関の排気ガス浄化方法において、選択還元触媒装置14の入口を通過する排気ガスGの温度Tに基づいて、流路切替装置21を制御することを特徴とする方法となる。
本発明の内燃機関の排気ガス浄化システム及び内燃機関の排気ガス浄化方法によれば、排気ガスGの温度Tに応じて吸蔵型NOx還元触媒装置12に排気ガスGを流通させるか否かを切り替えることで、吸蔵型NOx還元触媒装置12にNOxが吸蔵される排気ガスGの温度域を限定することができる。すなわち、選択還元触媒装置14に担持する触媒が不活性でNOxを還元するのが困難な温度域(排気ガスGの低温域)では吸蔵型NOx還元触媒装置12でNOxを吸蔵し、選択還元触媒装置14でNOxを還元できる温度域(排気ガスGの中間の温度域及び高温域)では吸蔵型NOx還元触媒装置12でNOxを吸蔵することなく、選択還元触媒装置14でNOxを浄化処理することが可能となる。
その結果、排気ガスGの低温域での吸蔵型NOx還元触媒12の吸蔵能力を維持しつつ、排気ガスGの中間の温度域での吸蔵型NOx還元触媒12のリッチ還元を不要にして燃費を向上させるとともに、選択還元触媒装置14でNOxの浄化処理を最大限に利用でき、NOx浄化能力を向上させることができる。
また、吸蔵型NOx還元触媒装置12と選択還元触媒装置14の間の排気通路11にディーゼル微粒子捕集フィルター装置13を配設するとともに、吸蔵型NOx還元触媒装置12とディーゼル微粒子捕集フィルター装置13の間の排気通路11にバイパス通路20を合流することで、三方弁21の制御状態に依らずに、ディーゼル微粒子捕集フィルター装置13に常時排気ガスGを流通させることができるので、排気ガスGに含まれるPMの除去能力を維持することができる。また、ディーゼル微粒子捕集フィルター装置13の前段に酸化触媒装置と同じ酸化機能を有する吸蔵型NOx還元触媒装置12を配設するので、ディーゼル微粒子捕集フィルター装置13の前段に酸化触媒装置を配設する必要がなく、低コスト化を図ることができる。
1 内燃機関の排気ガス浄化システム
10 エンジン(内燃機関)
11 排気通路
12 吸蔵型NOx還元触媒装置
13 ディーゼル微粒子捕集フィルター装置
14 選択還元触媒装置
15 燃料噴射装置
16 尿素水噴射装置
20 バイパス通路
21 三方弁(流路切替装置)
30 温度センサ(温度検出装置)
40 制御装置
F 燃料
U 尿素水
G 排気ガス
T 排気ガスの温度
T1 設定温度閾値
t リッチ還元制御を行う時間
t1 リッチ還元制御の設定時間

Claims (4)

  1. 内燃機関の排気通路に上流側から順に吸蔵型NOx還元触媒装置、選択還元触媒装置を配設して構成される内燃機関の排気ガス浄化システムにおいて、
    前記吸蔵型NOx還元触媒装置より上流側の前記排気通路より分岐して、前記吸蔵型NOx還元触媒装置と前記選択還元触媒装置の間の前記排気通路に合流するバイパス通路を配設して、前記排気通路から前記バイパス通路への分岐点に流路切替装置を配設するとともに、前記選択還元触媒装置の入口の前記排気通路に温度検出装置を備えて構成し、
    前記排気ガス浄化システムを制御する制御装置が、
    前記温度検出装置の検出値に基づいて、前記流路切替装置を制御するように構成される内燃機関の排気ガス浄化システム。
  2. 前記制御装置が、
    前記温度検出装置の検出値が予め設定された設定温度閾値未満であるときは、前記排気通路に排気ガスを通過させるように、前記流路切替装置を制御し、
    前記温度検出装置の検出値が前記設定温度閾値未満から前記設定温度閾値まで上昇して達したときは、前記吸蔵型NOx還元触媒装置のリッチ還元制御を予め設定された設定時間行い、その後前記バイパス通路に排気ガスを通過させるように、前記流路切替装置を制御し、
    前記温度検出装置の検出値が前記設定温度閾値を超えた値から前記設定温度閾値まで下降して達したときは、前記排気通路に排気ガスを通過させるように、前記流路切替装置を制御するように構成される請求項1に記載の内燃機関の排気ガス浄化システム。
  3. 前記吸蔵型NOx還元触媒装置と前記選択還元触媒装置の間の前記排気通路にディーゼル微粒子捕集フィルター装置を配設するとともに、前記バイパス通路の前記排気通路への合流部分を前記吸蔵型NOx還元触媒装置と前記ディーゼル微粒子捕集フィルター装置の間にして構成される請求項1または2に記載の内燃機関の排気ガス浄化システム。
  4. 内燃機関の排気通路に上流側から順に吸蔵型NOx還元触媒装置、選択還元触媒装置を配設して、前記吸蔵型NOx還元触媒装置より上流側の前記排気通路より分岐して、前記吸蔵型NOx還元触媒装置と前記選択還元触媒装置の間の前記排気通路に合流するバイパス通路を配設するとともに、前記排気通路から前記バイパス通路への分岐点に流路切替装置を配設して構成される内燃機関の排気ガス浄化方法において、
    前記選択還元触媒装置の入口を通過する排気ガスの温度に基づいて、前記流路切替装置を制御することを特徴とする内燃機関の排気ガス浄化方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022045318A1 (ja) * 2020-08-31 2022-03-03 いすゞ自動車株式会社 内燃機関の排気浄化システム

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