JP2018079826A - シートベルト装着検出装置 - Google Patents

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正則 小杉
Masanori Kosugi
正則 小杉
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Abstract

【課題】シートベルトの不正な装着を検出しつつ、レイアウト自由度の向上が可能なシートベルト装着検出装置を提供することを目的とする。【解決手段】無線タグ54をタングストッパ内に配置し、送信部52を車室内のフロア付近に設けると共に、受信部56を無線タグ54と正対する位置(車室内前方部のインストルメントパネル、Aピラー、または天井のバイザ付近等)に設けて、制御装置50が、無線タグ54からの電波の受信の有無によってシートベルト装置の不正な早着を検出する。【選択図】図2

Description

本発明は、シートベルトの装着を検出するシートベルト装着検出装置に関する。
シートベルト装着検出装置としては、例えば、特許文献1、2に記載の技術が提案されている。
特許文献1では、計器板、センターコンソール、天蓋、バックミラー等に高周波送信機及び高周波受信機を設けると共に、座席の着座面、背もたれ、ヘッドレスト等に複数の反射対を配置している。そして、高周波送信機から高周波信号を座席方向へ送信し、反射対によって直接またはコード変調されて反射された信号を高周波受信機が受信し、送受信間に人が介在することによる信号減衰により、人がどの位置にいるのかを検出している。
また、特許文献2では、ハンドル内に配置したループコイルで生成した交流磁場を、シートベルトのショルダーベルト部分に配置した共振タグで擾乱し、この擾乱をループコイルにつないだ検出回路で検出することで、シートベルトの正常な装着を検出している。
特開2005−82147号公報 特開平10−181531号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、シートベルトの装着の検出自体は、ベルトセンサによって行っており、シートベルトを乗員の背中を通して装着するような不正な装着を検出することができない。
また、特許文献2の技術では、送受信器が一体であるため、レイアウトに自由度が無く制約がある。
本発明は、上記事実を考慮して成されたもので、シートベルトの不正な装着を検出しつつ、レイアウト自由度の向上が可能なシートベルト装着検出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、シートベルトに設けられて、外部から電波によって駆動され、かつ予め定めた識別信号で変調した電波を送信する無線タグと、車室内に配置され、かつ前記無線タグを駆動する駆動用電波を送信する送信部と、シートベルトが正常に装着された正常状態、またはシートベルトが不正に装着された不正状態で、前記無線タグからの電波を障害物に遮蔽されずに受信可能な位置に設けられ、前記無線タグからの電波を受信する受信部と、を備えている。
請求項1に記載の発明によれば、無線タグがシートベルトに設けられている。無線タグは外部から電波によって駆動され、かつ予め定めた識別情報で変調した電波を送信する。
送信部は、車室内に配置されて、かつ無線タグを駆動する駆動用電波を送信する。すなわち、無線タグは送信部によって駆動されて電波を送信する。
受信部は、シートベルトが正常に装着された正常状態、またはシートベルトが不正に装着された不正状態で、無線タグからの電波を障害物に遮蔽されずに受信可能な位置に設けられて、無線タグからの電波を受信する。すなわち、受信部が無線タグから電波を受信できない場合には、人によって電波が遮蔽された状態であるため、シートベルトを乗員の背中を通して装着するような不正な装着であるため、シートベルトの不正な装着を受信部による無線タグからの電波の受信有無によって判定することができる。
また、受信部は無線タグからの電波を障害物に遮蔽されずに受信可能な位置(正対する位置)に配置する必要があるが、送信部は無線タグと正対する必要がない。従って、送信部についてはレイアウトの自由度があり、送信部と受信部を一体とする構成に比べ、車室内のレイアウトの自由度を向上できる。
なお、請求項2に記載の発明のように、受信部による無線タグからの電波の受信の有無により、シートベルトの不正な装着を判定して報知する報知部を更に備えてもよい。これにより、シートベルトの不正な装着を検出した場合に報知することが可能となる。
この場合、報知部は、請求項3に記載の発明のように、報知部は、タングがバックルに装着されたことを検知する検知部によってタングのバックルへの挿入を検知したタイミング、検知部によってタングのバックルへの挿入を検知したタイミングから予め定めた時間経過したタイミング、またはシートベルトが予め定めた量引き出されたタイミングに、シートベルトの不正な装着を判定して報知してもよい。
また、請求項4に記載の発明のように、受信部は、車室内の前方部、及び車室内の後方部の双方に設けられ、報知部が、前方部及び後方部の各々に設けた受信部によって無線タグの電波を受信した場合、並びに、前方部及び後方部の各々に設けた受信部によって無線タグの電波を受信しない場合に、システム異常であると判定してもよい。これにより、シートベルトの不正な装着の検出以外にシステムの異常も検出可能となる。
また、請求項5に記載の発明のように、無線タグを乗員の持ち物に更に設け、報知部が、乗員が車両から降車するタイミングで、受信部が乗員の持ち物に設けた無線タグからの電波を受信した場合に、忘れ物があることを更に報知してもよい。これにより、シートベルトの不正な装着の検出以外に車室内への忘れ物の検出が可能となる。
なお、無線タグは、請求項6に記載の発明のように、タングストッパ内に設けるようにしてもよい。
以上説明したように本発明によれば、シートベルトの不正な装着を検出しつつ、レイアウト自由度の向上が可能なシートベルト装着検出装置を提供することができる、という効果がある。
本実施形態に係るシートベルト装着検出装置の検出対象となるシートベルト装置を示す正面図である。 本実施形態に係るシートベルト装着検出装置の構成を示すブロック図である。 送信機及び受信機の車室内の配置例を示す図である。 本実施形態に係るシートベルト装着検出装置の制御装置で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 受信機の車室内の配置例の変形例を示す図である。 受信機の数及び配置毎のシートベルト不正装着を説明するための図である。 本実施形態に係るシートベルト装着検出装置の制御装置で行われる忘れ物検出の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。図1は、本実施形態に係るシートベルト装着検出装置の検出対象となるシートベルト装置を示す正面図である。なお、図1において、車幅方向外方(車両右方)を矢印OUTで示し、上方を矢印UPで示す。
図1に示すように、シートベルト装置10は、車両のシート12に装備されており、シート12の前方、右方及び上方は、それぞれ車両の前方、右方及び上方に向けられている。シート12の下部には、シートクッション12Aが設けられると共に、シート12の後部には、シートバック12Bが設けられており、シート12には、車両の乗員14が着座可能となっている。
また、シートベルト装置10は、可撓性を有する長尺帯状のウェビング16(ベルト)を備えている。
ウェビング16は、長手方向基端側から、巻取装置18に巻取られて格納されており、巻取装置18は、シート12の車幅方向外側部かつ下部における車体(シート12でもよい)に固定されると共に、ウェビング16が車両前側へ引出されている。
巻取装置18には、図示しないロック機構が設けられており、衝突時(巻取装置18からのウェビング16の急激な引出し時及び車両の急減速時)等の車両の緊急時には、ロック機構が作動されて巻取装置18からのウェビング16の引出しをロックする。
シート12の車幅方向外側部かつ上部の車両後側における車体(シート12でもよい)には、ショルダアンカ20が固定されており、ショルダアンカ20には、長尺矩形状の挿通孔が貫通形成されている。
ショルダアンカ20の挿通孔には、ウェビング16が挿通しており、ウェビング16は、ショルダアンカ20の挿通孔で折返された状態で支持されている。
また、ウェビング16の長手方向先端は、アンカ22に支持されており、アンカ22は、シート12後部の車幅方向外側かつ下側の車体(シート12でもよい)に固定されている。
ウェビング16のショルダアンカ20とアンカ22との間の部分には、タング24が設けられている。タング24には、長尺矩形状の挿通孔が貫通形成されており、挿通孔には、ウェビング16が長手方向へ移動可能に挿通されている。
また、シート12後部の車幅方向内側かつ下側の車体(シート12でもよい)には、バックル26が固定されている。タング24はバックル26に対し着脱可能とされており、巻取装置18からウェビング16が引出されると共に、タング24がバックル26に装着されることで、シート12に着座した乗員14にウェビング16が前側から装着される。
これにより、ウェビング16がタング24の挿通孔で折返された状態で支持されることで、ウェビング16のショルダアンカ20とタング24との間の部分(タング24一側方の部分)が、ショルダウェビング16A(ショルダベルト)とされて、乗員14の肩部及び胸部等に斜め方向へ装着される。
また、ウェビング16のタング24とアンカ22との間の部分(タング24他側方の部分)が、ラップウェビング16B(ラップベルト)とされて、乗員14の腰部に横方向へ装着される。
なお、ラップウェビング16Bには、ラップウェビング16Bの両面から突出するタングストッパ28が取付けられており、タングストッパ28によって、ウェビング16長手方向先端側へのタング24の移動が制限されている。
次に、本実施形態に係るシートベルト装着検出装置の構成について説明する。図2は、本実施形態に係るシートベルト装着検出装置の構成を示すブロック図である。
シートベルト装着検出装置30は、シートベルト装置10の不正な装着を検出して報知する報知制御を行う報知部の一例としての制御装置50を備えている。
制御装置50は、CPU50A、ROM50B、RAM50C、及びI/O(入出力インターフェース)50Dがバス50Eに接続されたコンピュータで構成されている。
ROM50Bには、シートベルト装置10の不正な装着を検出して報知する報知制御を行うためのプログラムが記憶されている。ROM50Bに記憶されたプログラムをRAM50Cに展開してCPU50Aが実行することにより、シートベルト装置10の不正な装着を検出して報知する報知制御が行われる。
I/O50Dには、送信部の一例としての送信機52、受信部の一例としての受信機56、バックルスイッチ58、着座センサ60、及び警告報知部62が接続されている。
送信機52は、本実施形態では、図3に示すフロア付近の斜線部で示す位置に設けられている。送信機52は、無線タグ54を駆動する駆動用電波を送信する。無線タグ54は、RFID(Radio Frequency IDentification)タグが適用され、送信機52からの駆動用電波を受信することにより、無線タグ54内に設けられた回路が起動されて無線タグ54内のICに予め記憶された識別情報等の情報を変調した電波を送信する。
無線タグ54は、本実施形態では、運転席及び助手席の各々のウェビング16に設けられている。例えば、ウェビング16に織り込まれていてもよいし、タングストッパ28内に設けてもよい。無線タグ54には、識別情報が記憶されており、当該識別情報によって無線タグが設けられたウェビングに対応する座席を識別できる。本実施形態では、無線タグ54は、UHF(Ultra High Frequency)帯域(特に920MHz)の電波に対応するRFIDを用いる。この帯域の電波を用いることにより、金属で囲まれた車室内では電波が反射し易くなる。
受信機56は、無線タグ54に対して正対する位置(電波が伝搬する経路に電波が透過不能な金属等の障害物がない状態となる位置)に設けられている。すなわち、送信機52より送信された強い駆動用電波により無線タグ54が起動されるため、送信機52の出力は強い出力が必要となる。他方、無線タグ54から戻ってくる電波が、送信機52より送信された駆動用電波の質を可変させて送信されるため、その電力は送信機52から送信される駆動用電波に比べて極小となるため、無線タグ54に対して正対する位置に受信機56を設ける必要がある。
受信機56は、無線タグ54に対して正対する位置として、例えば、図3のハッチングで示す車室内前部の天井の位置や、フロントピラー内、インストルメントパネル内等に設ける。無線タグ54がウェビング16に設けられているため、図3のハッチングで示すに受信機56を設けることで、シートベルト装置10を装着した状態で、無線タグ54に対して正対する位置に受信機56が位置する。
バックルスイッチ58は、バックル26に設けられたスイッチであり、バックル26へのタング24の挿入の有無によってスイッチがオンオフされる。バックルスイッチ52によるタング24の挿入の有無の検出結果が制御装置50に入力される。
着座センサ60は、各座席のシートクッション12Aに設けられ、乗員の着座を検出し、検出結果が制御装置50に入力される。
警告報知部62は、制御装置50によってシートベルト装置10の不正な装着が検出された場合に、シートベルト装置10の不正な装着であることを報知する。例えば、ワーニングランプ及びワーニング音の少なくとも一方によって乗員に報知する。或いは、モニタを備える場合には、シートベルト装置10の不正な装着である旨を表示してもよい。
本実施形態では、シートベルト装着検出装置30は、シートベルトの装着が検出された際に、装着が検出された座席の無線タグ54からの電波を受信機56が受信しているか否かにより、シートベルト装置10の不正な装着を検出する。具体的には、バックルスイッチ58のオンを検出した際に、バックルスイッチ58に対応する座席の無線タグ54からの電波の受信の有無により、制御装置50が、ウェビング16を乗員の背中を通してシートベルト装置10を装着するような不正な装着を検出する。
ここで、無線タグ54からの電波の受信有無によるシートベルト装置10の不正装着の検出方法について説明する。
車室内では、UHF帯域の電波はよく反射するため、必ずしも送信機52を無線タグ54と正対する位置に配置する必要がない。送信機52から送信された駆動用電波が強い上に、電波自体が回折し易く、かつ車体の金属を反射するため、送信機52が無線タグ54と正対せず、障害物の陰になるような配置であっても駆動用電波が回折や反射によって届き易い。一方、無線タグ54より戻ってくる電波は送信機52の出力に比べて極めて弱く、車体の金属での反射や、回折等を期待できないため、無線タグ54と受信機56が正対する位置に配置する必要がある。また、無線タグ54と受信機56が正対する位置に配置することで、人体という障害物を電波の遮蔽により検出できる。すなわち、無線タグ54からの電波の受信の有無(電波の遮蔽の有無)により、正常なシートベルト装着か、不正なシートベルト装着かを検出できる。
続いて、上述のように構成された本実施形態に係るシートベルト装着検出装置30の制御装置によって行われる具体的な処理について説明する。図4は、本実施形態に係るシートベルト装着検出装置30の制御装置50で行われる報知制御の流れの一例を表すフローチャートである。なお、図4の報知処理は、シートベルト装置10の不正な装着を検出する部分をのみを抜き出した処理として説明する。
ステップ100では、CPU50Aが、バックルスイッチ58からの信号に基づいて、タング24のバックル26への挿入を検知したか否かを判定する。該判定が肯定されるまで待機してステップ102へ移行する。
ステップ102では、CPU50Aが、送信機52から駆動用電波を送信するように制御してステップ104へ移行する。
ステップ104では、CPU50Aが、無線タグ54から電波を受信したか否かを判定する。詳細には、運転席については、タング24がバックル26に挿入されてバックルスイッチ58がオンになった座席に対応する無線タグ54の識別情報で変調した電波を受信したか否かを判定する。また、助手席については、着座センサ60によって着座が検出されている場合に、助手席に対応する無線タグ54の識別情報で変調した電波を受信したか否かを判定する。該判定が肯定され場合にはステップ106へ移行し、否定された場合にはステップ108へ移行する。
ステップ106では、CPU50Aが、シートベルト不正装着を警告報知部62によって報知するように制御してステップ100に戻って上述の処理を繰り返す。すなわち、バックルスイッチ58がオンしてシートベルト装置10の装着が検出されているのに、対応する座席の無線タグ54から電波を受信しない場合は、無線タグ54と受信機56との間が人によって遮蔽された状態である。従って、シートベルト装置10が不正に装着されていることを報知することにより、シートベルト装置10の不正な装着を警告する。例えば、シートベルト装置10の不正な装着を表す警告灯等を点灯する。
一方、ステップ108では、CPU50Aが、既にステップ106が実行されてシートベルト不正装着の報知中であるか否かを判定する。該判定が肯定された場合にはステップ110へ移行し、否定された場合にはステップ100に戻って上述の処理を繰り返す。
ステップ110では、CPU50Aが、警告報知部62によるシートベルト不正装着の報知を停止するように制御してステップ100に戻って上述の処理を繰り返す。
このように本実施形態では、無線タグ54からの電波の受信の有無によってシートベルト装置10の不正な装着を検出することができる。
また、本実施形態では、受信機56は無線タグ54と正対する位置に配置する必要があるが、送信機52は無線タグ54と正対する必要がないので、送信機52のレイアウトの自由度がある。従って、本実施形態では、送信機52と受信機56を一体とする場合に比べ、送信機52の車室内のレイアウトの自由度を向上できる。
なお、上記の実施形態では、タング24のバックル26への挿入をバックルスイッチ58からの信号により検出したタイミングでシートベルト装置10の不正な装着を判定して報知する報知制御の例を説明したが、報知制御のタイミングはこれに限るものでない。例えば、タング24のバックル26への挿入を検知してから予め定めた時間経過後でもよい。この場合には、ステップ100の代わりに、タング24のバックル26への挿入を検知してから予め定めた時間経過したか否かを判定すればよい。或いは、ウェビング16の引き出し量を検出するセンサを更に備えて、ウェビング16が予め定めた量引き出されたことを検出したタイミングでもよい。この場合には、ステップ100の代わりに、ウェビング16が予め定めた量引き出されたか否かを判定すればよい。
また、上記の実施形態では、受信機56を乗員より前方の車室内前方部(図3のハッチングで示す)に設ける例を説明したが、これに限るものではない。例えば、受信機56は、乗員より後方部(例えば、図5の斜線で示すシート下、Bピラーの下部、またはCピラー等)に配置してもよい。この場合には、図6の受信機数1に示すように、受信機56が無線タグ54からの電波を受信して識別情報を読めた場合には、シートの布地部分が無線タグ54からの電波が透過することから、受信機56と無線タグ54との間に遮蔽する人がいないと判断できる。よって、無線タグ54からの電波を受信した場合にシートベルト装置10が不正に装着されたと判断する。一方、受信機56が無線タグ54からの電波を受信せず識別情報を読めない場合にはシートベルト装置10が正常に装着されたと判断する。
或いは、受信機56は、前方部(図5のハッチングの位置)及び後方部(図5の斜線の位置)の双方に配置してもよい。この場合には、図6の受信機数2に示すように、前方部の受信機56が無線タグ54の電波を受信して識別情報を読め、かつ後方部の受信機56が無線タグ54の電波を受信せず識別情報が読めない場合にシートベルト装置10が正常に装着されていると判断する。また、前方部の受信機56が無線タグ54の電波を受信せず識別情報が読めない、かつ後方部の受信機56が無線タグ54の電波を受信して識別情報を読めた場合に、シートベルト装置10が不正に装着されていると判断する。また、前方部及び後方部のそれぞれの受信機56が無線タグ54の電波を受信して識別情報が読めた場合、並びに、前方部及び後方部のそれぞれの受信機56が無線タグ54の電波を受信せず識別情報が読めなかった場合の双方の場合には、受信機56の配置からして正常状態では何れの場合もあり得ないので、システム異常であると判断する。すなわち、前方部及び後方部の双方に受信機56を設けた場合には、システム異常も判断することが可能となる。
また、前方部及び後方部の双方に受信機56を設ける場合には、無線タグ54をウェビング16以外に乗員の持ち物等に付与することで、本実施形態に係るシートベルト装着検出装置30により、車室内の忘れ物検出を行うことも可能となる。例えば、乗員の持ち物に無線タグ54を付与すると共に、無線タグ54の識別情報を制御装置50に予め登録して、図7の処理を行うことにより、乗員の持ち物が車室内に忘れていることを報知できる。図7は、本実施形態に係るシートベルト装着検出装置の制御装置50で行われる忘れ物検出の処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図7の処理は、例えば、図示しないイグニッションスイッチがオフされた場合等の乗員が降車するタイミングで開始する。
ステップ200では、CPU50Aが、ドアロックされたか否かを判定する。該判定は、例えば、ドアロック指示が行われたか否かを判定し、該判定が肯定されるまで待機してステップ202へ移行する。なお、ステップ200は、乗員の降車のタイミングを検出したか否かを判定するものであれば、ドアロックされたか否か以外の判定を行ってもよい。
ステップ202では、CPU50Aが、送信機52から駆動用電波を送信するように制御してステップ204へ移行する。これにより、乗員の持ち物が車内に忘れられている場合には、当該持ち物に付与された無線タグ54から識別情報を変調した電波が送信される。
ステップ204では、CPU50Aが、乗員の持ち物に付与された無線タグ54から電波を受信したか否かを判定する。該判定が否定された場合にはステップ206へ移行し、否定された場合には、乗員の持ち物が車室内にないので、一連の処理を終了する。
ステップ206では、CPU50Aが、警告報知部62によって忘れ物があることを報知してステップ208へ移行する。例えば、警告音等によって忘れ物があることを報知する。
ステップ208では、CPU50Aが、ドアが開放されたか否か判定する。該判定は、例えば、ドアに設けられたカーテシスイッチによってドアの開放が検知されたか否かを判定し、該判定が肯定されるまで待機してステップ210へ移行する。
ステップ210では、CPU50Aが、忘れ物報知を停止するように警告報知部62を制御してステップ200に戻って上述の処理を繰り返す。
なお、図7の処理では、車室内に忘れ物がある場合には、忘れ物を取り出すまで忘れ物があることを報知し続ける例を説明したが、ステップ208及びステップ210を省略して、忘れ物がある場合に、忘れ物があることを報知して処理を終了してもよい。例えば、忘れ物があることを表す音声や音を発生し、音声や音を発生し続けることなく、処理を終了してもよい。
また、上記の実施形態では、運転席及び助手席を、シートベルト装置10の不正な装着の検出対象として説明したが、検出対象はこれに限るものではなく、他の座席も検出対象としてもよい。例えば、図5に示すハッチングで示す乗員の前方部と、斜線で示す乗員の後方部の各々に受信機56を設けると共に、後席のウェビング16に無線タグ54を設ける。そして、上記実施形態と同様に報知制御を行って、前席及び後席の双方の無線タグ56からの電波の受信の有無により、運転席及び助手席以外の後席についてもシートベルト装置10の不正な装着を検出できる。
また、上記の実施形態における制御装置50で行われる処理は、ソフトウエアで行う処理としてもよいが、ハードウエアで行う処理としてもよいし、ハードウエアとソフトウエアの双方を組み合わせた処理としてもよい。
また、上記の実施形態における制御装置50で行われる処理は、プログラムとして記憶媒体に記憶して流通させるようにしてもよい。
さらに、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10 シートベルト装置
24 タング
26 バックル
28 タングストッパ
30 シートベルト装着検出装置
50 制御装置
52 送信機
54 無線タグ
56 受信機
58 バックルスイッチ
62 警告報知部

Claims (6)

  1. シートベルトに設けられて、外部から電波によって駆動され、かつ予め定めた識別信号で変調した電波を送信する無線タグと、
    車室内に配置され、かつ前記無線タグを駆動する駆動用電波を送信する送信部と、
    シートベルトが正常に装着された正常状態、またはシートベルトが不正に装着された不正状態で、前記無線タグからの電波を障害物に遮蔽されずに受信可能な位置に設けられ、前記無線タグからの電波を受信する受信部と、
    を備えたシートベルト装着検出装置。
  2. 前記受信部による前記無線タグからの電波の受信の有無により、シートベルトの不正な装着を判定して報知する報知部を更に備えた請求項1に記載のシートベルト装着検出装置。
  3. 前記報知部は、タングがバックルに装着されたことを検知する検知部によってタングのバックルへの挿入を検知したタイミング、前記検知部によってタングのバックルへの挿入を検知したタイミングから予め定めた時間経過したタイミング、またはシートベルトが予め定めた量引き出されたタイミングに、シートベルトの不正な装着を判定して報知する請求項2に記載のシートベルト装着検出装置。
  4. 前記受信部は、車室内の前方部、及び車室内の後方部の双方に設けられ、
    前記報知部が、前記前方部及び前記後方部の各々に設けた前記受信部によって無線タグの電波を受信した場合、並びに、前記前記前方部及び前記後方部の各々に設けた前記受信部によって無線タグの電波を受信しない場合に、システム異常であると判定する請求項2又は請求項3に記載のシートベルト装着検出装置。
  5. 前記無線タグを乗員の持ち物に更に設け、
    前記報知部が、乗員が車両から降車するタイミングで、前記受信部が乗員の持ち物に設けた無線タグからの電波を受信した場合に、忘れ物があることを更に報知する請求項2〜4の何れか1項に記載のシートベルト装着検出装置。
  6. 前記無線タグをタングストッパ内に設けた請求項1〜5の何れか1項に記載のシートベルト装着検出装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021145714A1 (ko) * 2020-01-16 2021-07-22 주식회사 우신세이프티시스템 무선 버클 시스템용 광통신장치의 운용방법
KR20210092417A (ko) * 2020-01-16 2021-07-26 주식회사 우신세이프티시스템 무선 버클 시스템용 광통신장치의 비상 운용방법

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