JP2018078719A - 電機子及び電機子を搭載したブレーキ装置 - Google Patents

電機子及び電機子を搭載したブレーキ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】この発明は、枕木方向(横方向)に間隔をおいて磁極を設けた極体配置を維持しつつ、レール頭部に対して十分なブレーキ力を発生させるだけの対向面積を確保することができる電機子及び電機子を搭載したブレーキ装置を提供する。【解決手段】基準線となる第1方向(イ)に間隔をおいて設けられた第1コア部材23及び第2コア部材24とこれらコア部材23,24間を連結する連結部材25とを有する磁心21と、該磁心21に設置されて電流を流すことにより磁力を発生させるコイルと、を具備し、第1コア部材23は第2コア部材24に対して互いに平行となる位置関係に設けられていることを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、鉄道車両に適用される電機子及び電機子を搭載したブレーキ装置に関する。
鉄道車両の非粘着ブレーキの1つに渦電流ブレーキがある。
この鉄道車両用渦電流ブレーキは、電磁力を利用して台車とレールとの間に非接触な状態で制動力を作用させるものであり、例えば、特許文献1及び2に示される技術が知られている。
特許文献1に示される渦電流ブレーキ装置では、鉄道車両においてレールに対向する位置に配置され、供給電流に従って発生する磁界によって該レール内に渦電流を発生させるとともに、該レールに対する相対的な位置の変化に伴って起電力を生じる電磁変換部と、この電磁変換部に対して架線から前記鉄道車両に印加される電圧に基づいて前記電磁変換部に交流励磁電流を供給することにより、前記電磁変換部から印加される起電力に基づいて前記架線、又は、電力を消費若しくは貯蔵する装置に電流を供給すると共に、ブレーキ力を発生させる電力変換部と、を具備する構成である。
特許文献2に示される渦電流ブレーキ装置では、レールの長手方向に沿って該レールの上部に配置される電機子を具備する構成が示されている。
特開2005−271704号公報 特開2011−143830号公報
これら特許文献1及び2に示される渦電流ブレーキ装置では、車両を減速させたい場合に、電機子の巻線に交流電流を流すことにより交流磁界を発生させる。この磁界により、電機子の一端からレール内を貫通して電機子の他端に戻る磁束が発生し、レール内に渦電流が生じる。このとき、鉄道車両の移動と共に磁束もレール内を移動するが、該レール内の渦電流は磁束の変化を妨げようとするので、結果として電機子とレールとの間にブレーキ力を生じさせる。
ところで、上記のような渦電流ブレーキ装置では、衝突を避けるためレールと電機子の間のギャップを十分に確保する必要があり、従ってレールを貫通する磁束を安定的に生じさせるために電機子のコイル間隔となる磁極ピッチを、ギャップに対応し比較的大きく設定しなければならない。
ここで、上記渦電流ブレーキ装置では、従来構造のまま磁極ピッチを短縮化することで多極化した場合には、レールを経由しない漏れ磁束が増大し、レールとの磁気結合が低下し十分なブレーキ力を生じさせることができないという問題がある。
そして、このような問題を解決するために、電機子の磁力発生部となる磁極を、枕木方向(横方向)に間隔をおいて設けた極体配置(トランスバースフラックス型)とし、レール頭部に対して幅方向に貫通する磁路を形成することで、ギャップ磁束密度の低下を防止する技術が考えられる。
しかしながら、このような枕木方向に間隔をおいて磁極を設けたトランスバースフラックス型においても、限られたレール頭部の対向領域にて、該レールの幅方向に貫通する磁路を形成する必要があることから、磁極間の漏れ磁束を十分に抑制する磁極間隔としつつ十分な鉄心対向面積を確保することは困難であり、この分野において新たな技術が提供されることが期待されていた。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、枕木方向(横方向)に間隔をおいて磁極を設けた極体配置を維持し、かつレール頭部に対して磁極間の漏れ磁束を十分に抑制する磁極間隔としつつ十分な鉄心対向面積を確保することができる電機子及び電機子を搭載したブレーキ装置を提供するものである。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明では、基準線となる第1方向に間隔をおいて設けられた第1及び第2コア部材とこれらコア部材間を連結する連結部材とを有する磁心と、該磁心に設けられて電流を流すことにより磁力を発生させるコイルと、を具備し、前記第1コア部材は前記第2コア部材に対して互いに平行となる位置関係に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、第1方向に間隔をおいて設けられた第1及び第2コア部材とこれらコア部材間を連結する連結部材とを有する磁心において、第1コア部材を、第2コア部材に対して平行となるように位置をずらして設置した。
これにより本発明では、第1及び第2コア部材の基準線となる第1方向を、レールを支持するレール枕木の長さ方向に一致させるように電機子を設けることで、コイルへの通電により生じる磁束を、レール頭部に対して斜めに通過させることができる。これにより、レール頭部に対して磁極間の漏れ磁束を十分に抑制する磁極間隔としつつ十分な対向面積を確保することが可能となる。
また、本発明では、前記第1及び第2コア部材とこれらを連結する連結部材とからなる磁心が、一定の設置間隔を有するように複数組設けられることを特徴とする。
そして、上記発明によれば、第1及び第2コア部材とこれらを連結する連結部材とからなる磁心が、一定の設置間隔を有するように複数組設けられているので、磁力を発生させる電機子を多極化することができる。
また、本発明では、前記第1及び第2コア部材は、前記第1方向と直交する第2方向に沿うように配置されており、前記コイルは、前記第2方向に沿う軸線を中心として第1及び第2コア部材の周囲にそれぞれ巻回されていることを特徴とする。
そして、上記発明によれば、第1及び第2コア部材が第1方向と直交する第2方向に沿うように配置され、磁心に設置されるコイルが、第2方向に沿う軸線を中心としてこれら第1及び第2コア部材の周囲にそれぞれ巻回される構成であるので、これら第1及び第2コア部材の端部位置にて磁極を形成することができる。
これにより本発明では、コイルへの通電により生じる磁極からの磁束を、レール頭部に対して斜めに通過させることができ、該レール頭部に対して磁極間の漏れ磁束を十分に抑制する磁極間隔としつつ十分な対向面積を確保することが可能となる。
また、本発明では、前記連結部材は前記第1方向と交差する第3方向に沿うように配置され、前記コイルは、前記第3方向に沿う軸線を中心として前記連結部材の周囲に巻回されていることを特徴とする。
そして、上記発明によれば、連結部材が第1方向と交差する第3方向に沿うように配置され、磁心に設置されるコイルが、第3方向に沿う軸線を中心として連結部材の周囲に巻回される構成であるので、該第1及び第2コア部材の端部位置にて、磁極を形成することができる。
これにより本発明では、コイルへの通電により生じる磁極からの磁束を、レール頭部に対して斜めに通過させることができ、該レール頭部に対して極間の漏れ磁束を十分に抑制する磁極間隔としつつ十分な鉄心対向面積を確保することが可能となる。
また、本発明では、前記第1及び第2コア部材とその連結部材とからなる磁心は、互いに隣接する三組を単位とし、その単位を形成する組のコイルに三相交流電圧を印加することを特徴とする。
そして、上記発明によれば、第1及び第2コア部材とその連結部材とからなる磁心が、互いに隣接する三組を単位とし、その単位を形成する組のコイルに三相交流電圧を印加するようにした。これにより進行方向への移動磁界を正弦波状に近づけることができる。
また、本発明は、上記記載の電機子が鉄道車両に搭載され、該電機子がレールの上方位置に配置されるブレーキ装置であって、前記電機子は、前記第1及び第2コア部材の基準線となる第1方向を、前記レールを支持するレール枕木の長さ方向に沿うように設けられることを特徴とする。
そして、上記発明によれば、電機子における、第1及び第2コア部材の基準線となる第1方向を、レールを支持するレール枕木の長さ方向に沿うように設けることで、コイルへの通電により生じる磁束を、レール頭部に対して斜めに通過させることができ、該レール頭部に対して十分なブレーキ力を発生させるだけの対向面積を確保することが可能となる。
本発明によれば、レール頭部に対して十分なブレーキ力を発生させるだけの対向面積を確保することが可能となる。
また、本発明によれば、電機子の極数を一定とした場合、従来構造の電機子と比較し、レールと電機子の間のギャップを広げても、所定のギャップ磁束密度を確保することが可能となる。
また、本発明によれば、レールと電機子の間のギャップを一定とした場合、従来構造の電機子と比較し、電機子の極ピッチを縮小しても、所定のギャップ磁束密度を確保することが可能となる。
本発明のブレーキ装置が適用される列車台車を示す図である。 本発明のブレーキ装置に係る電機子を下側から見た斜視図である。 図2の電機子に適用される磁心を示す斜視図である。 図2の電機子を下側から見た斜視図である。 図2の電機子の下面図である。 図2の電機子の部分拡大図である。 本発明のブレーキ装置にて発生したレール頭部上の磁界を示す図であって、(A)は斜視図、(B)はその平面図である。 本発明の第1実施形態に係る電機子の作用を示す概略構成図であって、(A)は平面図、(B)は図8(A)を矢印B方向から見た図である。 本発明の第2実施形態に係る電機子の作用を示す概略構成図であって、(A)は平面図、(B)は図9(A)を矢印B方向から見た図である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について、図1〜図8を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るブレーキ装置及びその周辺部分を示す図である。ブレーキ装置は、各レールRに対向するように配置された電機子11が電磁変換部として設けられている。
これらの電機子11は、コア部材に形成された複数の溝に巻線を巻いて構成された直線状の電磁石(後述する)であり、車輪1を回転可能に支持する台車2の下部にてレールRの頭部RAに対向するように設置されている。レールRとしては、従来の鉄道軌道をそのまま使用することができるので、何も変更する必要はない。
次に、図2を参照しながら、本実施形態に係るブレーキ装置の基本的な原理について説明する。なお、図2においては、説明を簡単にするために、片側の電機子11のみが示されている。
図1及び図2を参照すると、台車2及びその上に取り付けられた客室等を含む鉄道車両は、レールR上を走行することにより、運動エネルギーを蓄積している。本実施形態においては、走行速度を減少させたい場合に、電機子11の巻線に交流電流を流すことにより交流磁界を発生させる。この磁界により、電機子11の一端の磁極12からレールR内を貫通して電機子11の他端の磁極13に戻る磁束が発生し、レールR内に渦電流が生じる。
そして、鉄道車両の移動と共に磁束もレールR内を移動するが、レールR内の渦電流は磁束の変化を妨げようとするので、電機子11とレールRとの間にブレーキ力が生じる。
なお、本実施形態に示される電機子11では、電機子11の各側において互いに隣接する三組の磁極12,13(符号12A〜12C、13A〜13Cで示すような隣接する磁極)を単位とし、その磁極12,13のコイルに三相交流電圧を印加することにより、U位相、V位相、W位相を形成する。
次に、図2〜図5を参照して本実施形態に係る電機子11の具体的構成について説明する。
この電機子11は、中心部に位置する磁心21と、該磁心21に巻線(図示略)を巻くことで形成されて電流を流すことにより磁力を発生させるコイル22と、から構成される。
磁心21は、特に図3の斜視図に示されるように、基準線となる第1方向(イ)に間隔をおいて位置する平板状の第1コア部材23及び第2コア部材24と、これらコア部材23,24間を連結する連結部材25とを具備する。
ここで、これら第1コア部材23及び第2コア部材24は、その配置方向となる第1方向(イ)が、レールRを支持するレール枕木の長さ方向に一致するように設けられている。
また、これら第1コア部材23及び第2コア部材24は、第1方向(イ)と直交する第2方向(ロ)に沿うように配置され、磁心21に設置されるコイル22が、第2方向(ロ)に沿う軸線を中心としてこれら第1コア部材23及び第2コア部材24の周囲にそれぞれ巻回されている。
また、第1コア部材23は第2コア部材24に対して互いに平行となる位置関係に設けられており、平行な位置関係にあるこれらコア部材23,24の間を連結部材25が斜めに連結する。
連結部材25は第1方向(イ)と交差する第3方向(ハ)に沿うように配置されており、該第3方向(ハ)に沿うようにコア部材23,24間を斜めに連結する。
また、この磁心21は、図3に示されるように、レールRの長さ方向に沿う矢印A方向(基準線となる第1方向(イ)と直交する方向)に一定の間隔をおいて複数組設けられ、各組が接合部材26により接続されることにより一体化されている。
なお、図3において符号27で示すものは一のコア部材23、24とこれに隣合う他のコア部材23、24とにそれぞれ巻かれたコイルを互いに電気的に接続する渡り線として機能する接続部材である。
以上のような電機子11により、図6に示されるように、第1コア部材23の端部が該電機子11の一端側の磁極12となり、第2コア部材24の端部が該電機子11の他端側の磁極13となる。
そして、図7及び図8に示されるように、電機子11のコア部材23,24の周囲のコイル22に交流電流(本例では三相交流電流)を流すことにより交流磁界Sを発生させ、この磁界により、電機子11の一端の磁極12からレールR内を貫通して電機子11の他端の磁極13に戻る磁束を発生させる(これにより生じる磁束を符号Mで示す)。これにより、レールR内に渦電流を生じさせ、電機子11とレールRとの間にブレーキ力を発生させる。
このとき、上記電機子11では、互いに位置をずらせて配置した第1コア部材23及び第2コア部材24の配置方向(すなわち、第1方向(イ))が、レールRを支持するレール枕木の長さ方向に一致するように位置しているので、電機子11の一端の磁極12及び他端の磁極13の対応する局がレール頭部RAに対して斜めとなる。その結果、コイル22への通電により生じる磁束Mが、レール頭部RAに対して斜めに通過し、これによりレール頭部RAに対して磁極間の漏れ磁束を十分に抑制する磁極間隔としつつ十分な鉄心対向面積を確保することが可能となる。
以上詳細に説明したよう第1実施形態に係るブレーキ装置によれば、第1方向(イ)に間隔をおいて設けられた第1コア部材23及び第2コア部材24とこれらを連結する連結部材25とを有する電機子11において、第1コア部材23を、第2コア部材24に対して平行となるように位置をずらせて設置した。
このとき、このブレーキ装置の電機子11では、互いに位置をずらし配置した第1コア部材23及び第2コア部材24の配置方向(すなわち、第1方向(イ))が、レール枕木の長さ方向に一致するようにしたので、電機子11の一端の磁極12と他端の磁極13とをレール頭部RAに対して斜めとなり、コイル22への通電により生じる磁束Mをレール頭部RAに対して斜めに通過させることができる。その結果、本実施形態では、レール頭部RAに対して磁極間の漏れ磁束を十分に抑制する磁極間隔としつつ十分な鉄心対向面積を確保することが可能となる。
また、本実施形態に係るブレーキ装置によれば、電機子11の極数を一定とした場合、従来構造の電機子と比較して、レールRと電機子11の間のギャップを広げても、所定のギャップ磁束密度を確保することが可能となる。
さらに、本実施形態に係るブレーキ装置によれば、レールRと電機子11の間のギャップを一定とした場合、従来構造の電機子と比較し、電機子11の極ピッチを縮小しても、所定のギャップ磁束密度を確保することが可能となる。
また、上記ブレーキ装置では、第1コア部材23及び第2コア部材24とこれらを連結する連結部材25とからなる磁心21が、一定の設置間隔を有するように複数組設けられているので、磁力を発生させる電機子11を多極化することができる。
また、上記ブレーキ装置では、第1コア部材23及び第2コア部材24とその連結部材25とからなる磁心21が、互いに隣接する三組を単位とし、その単位を形成する組のコイル22に三相交流電圧を印加するようにした。これにより進行方向への移動磁界を正弦波状に近づけることができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態に示されるブレーキ装置ついて、図3及び図9を参照して説明する。
第2実施形態に示されるブレーキ装置が、第1実施形態に示されるブレーキ装置と構成を異にするのは、コイル31が設置されている箇所である。
図3に示されるように、磁心21は、基準線となる第1方向(イ)に間隔をおいて位置する平板状の第1コア部材23及び第2コア部材24と、これらコア部材23,24間を連結する連結部材25とを具備している。この連結部材25は第1方向(イ)と交差する第3方向(ハ)に沿うように配置されている。
コイル31は、図9に示されるように、第3方向(ハ)に沿う軸線を中心として設置された連結部材25の周囲に巻線が巻回されることで構成され、かつ該連結部材25にて磁極32,33を形成する。
電機子11の磁心21を形成している連結部材25の周囲のコイル31に交流電流を流すことにより交流磁界S´を発生させ、この磁界により、電機子11の一端の磁極32からレールR内を貫通して電機子11の他端の磁極33に戻る磁束を発生させる(この磁束により生じる磁束を符号M´で示す)。これにより、レールR内に渦電流を生じさせ、電機子11とレールRとの間にブレーキ力を発生させる。
これにより第2実施形態に示されるブレーキ装置では、図9に示されるように、コイル31への通電により生じる磁極32,33からの磁束M´を、レール頭部RAに対して斜めに通過させることができ、第1実施形態と同様、該レール頭部RAに対して磁極間の漏れ磁束を十分に抑制する磁極間隔としつつ十分な鉄心対向面積を確保することが可能となる。
なお、上記実施形態では、レールRで生じた渦電流により、電機子11とレールRとの間にブレーキ力を生じさせるようにしたが、該電機子11に印加する電流、電圧、位相の少なくとも一つを制御することにより、レールRに生じる渦電流を最小限とし、主として磁力によって制動するようにしても良い。例えば電機子11に印加する電流、電圧、位相を単独で、あるいは組み合わせて制御することでレールRに生じる渦電流を減少させかつ最小限としても良い。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本発明は、鉄道車両に適用される電機子及び電機子を搭載したブレーキ装置に関する。
1 車輪
2 台車
11 電機子
12(12A〜12C) 磁極
13(13A〜13C) 磁極
21 磁心
22 コイル
23 第1コア部材
24 第2コア部材
25 連結部材
31 コイル
32 磁極
33 磁極
R レール
RA レール頭部
S 磁界
S´磁界
M 磁束
M´磁束
(イ) 第1方向
(ロ) 第2方向
(ハ) 第3方向

Claims (6)

  1. 基準線となる第1方向に間隔をおいて設けられた第1及び第2コア部材とこれらコア部材間を連結する連結部材とを有する磁心と、該磁心の周囲に設けられ、通電により磁力を発生させるコイルと、を具備し、
    前記第1コア部材は前記第2コア部材に対して互いに平行となる位置関係に設けられていることを特徴とする電機子。
  2. 前記第1及び第2コア部材とこれらを連結する連結部材とからなる磁心は、一定の設置間隔を有するように複数組設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電機子。
  3. 前記第1及び第2コア部材は、前記第1方向と直交する第2方向に沿うように配置されており、
    前記コイルは、前記第2方向に沿う軸線を中心として第1及び第2コア部材の周囲に巻回されていることを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載の電機子。
  4. 前記連結部材は前記第1方向と交差する第3方向に沿うように配置され、
    前記コイルは、前記第3方向に沿う軸線を中心として前記連結部材の周囲に巻回されていることを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載の電機子。
  5. 前記第1及び第2コア部材とその連結部材とからなる磁心は、互いに隣接する三組を単位とし、その単位を形成する組のコイルに三相交流電圧を印加することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電機子。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の電機子が鉄道車両に搭載され、該電機子がレールの上方位置に配置されるブレーキ装置であって、
    前記電機子は、前記第1及び第2コア部材の基準線となる第1方向を、前記レールを支持するレール枕木の長さ方向に沿うように設けられることを特徴とするブレーキ装置。
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