JP2018077967A - 接合装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】触媒層接合電解質膜およびガス拡散層が無駄になることを防止できる。【解決手段】電解質膜の両面に触媒層が接合された触媒層接合電解質膜とガス拡散層とを接合する接合装置であって、制御部は、第1の判別部が第1の不良領域を判別した場合、第1の判別部から出力された第1の不良領域の位置情報に基づいて、帯状のガス拡散層のうち第1の搬送方向における第1の不良領域の上流側の位置および下流側の位置を裁断部に裁断させるとともに裁断された断片を除去部に除去させたのち、第1の不良領域の上流側の裁断された位置から上流側の帯状のガス拡散層における第1の搬送方向の先端部が、第1の不良領域の下流側の裁断された位置から下流側の帯状のガス拡散層における第1の搬送方向の後端部に近付けるよう第1の搬送部に搬送させる。【選択図】図1

Description

本発明は、接合装置に関する。
接合装置には、電解質膜の両面に触媒層が接合された触媒層接合電解質膜とガス拡散層とを接合するものがある。
特開2014−143116号公報
特許文献1の製造装置では、帯状で供給される触媒層接合電解質膜と枚葉状のガス拡散層とを接合させている。このような製造装置において、製造効率を上げようとした場合、帯状の触媒層接合電解質膜と帯状のガス拡散層とを接合させる態様が考えられる。しかし、触媒層接合電解質膜とガス拡散層とのうちいずれかに不良領域がある場合、触媒層接合電解質膜とガス拡散層とのうち一方における不良領域に対して他方が接合されることによって、不良領域に接合された他方の領域が無駄になるという課題があった。このような課題を解決するために、一方における不良領域に対して他方が接合されることを防止できる技術が望まれていた。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、接合装置が提供される。この接合装置は、電解質膜の両面に触媒層が接合された触媒層接合電解質膜とガス拡散層とを接合する接合装置であって、帯状のガス拡散層を搬送する第1の搬送部と、帯状の触媒層接合電解質膜を搬送する第2の搬送部と、前記第1の搬送部によって搬送された前記帯状のガス拡散層と前記第2の搬送部によって搬送された前記帯状の触媒層接合電解質膜とを接合して搬送する接合部と、前記帯状のガス拡散層が搬送される第1の搬送方向において前記接合部よりも上流側に配され、搬送されている前記帯状のガス拡散層における不良領域である第1の不良領域を判別する第1の判別部と、前記帯状の触媒層接合電解質膜が搬送される第2の搬送方向において前記接合部よりも上流側に配され、搬送されている前記帯状の触媒層接合電解質膜における不良領域である第2の不良領域を判別する第2の判別部と、前記第1の搬送方向において前記第1の判別部と前記接合部との間に配され、搬送されている前記帯状のガス拡散層を裁断できる裁断部と、前記裁断部が前記帯状のガス拡散層から裁断した断片を除去する除去部と、前記第1の搬送部と前記裁断部と前記除去部とを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1の判別部が前記第1の不良領域を判別した場合、前記第1の判別部から出力された前記第1の不良領域の位置情報に基づいて、前記帯状のガス拡散層のうち前記第1の搬送方向における前記第1の不良領域の上流側の位置および下流側の位置を前記裁断部に裁断させるとともに裁断された前記断片を前記除去部に除去させたのち、前記第1の不良領域の上流側の裁断された位置から上流側の前記帯状のガス拡散層における前記第1の搬送方向の先端部が、前記第1の不良領域の下流側の裁断された位置から下流側の前記帯状のガス拡散層における前記第1の搬送方向の後端部に近付けるよう前記第1の搬送部に搬送させ、前記制御部は、前記第2の判別部が前記第2の不良領域を判別した場合、前記帯状のガス拡散層のうち前記第2の不良領域と接合される位置にある接合領域の前記第1の搬送方向における下流側の位置を前記裁断部に裁断させたのち、前記第1の搬送部に前記裁断部より前記第1の搬送方向における上流側の搬送を停止させ、前記第2の不良領域が前記接合部を通過してから、前記接合領域の下流側の裁断された位置から上流側の前記帯状のガス拡散層における前記第1の搬送方向の先端部が、前記接合部に搬送されるよう前記第1の搬送部に搬送させる。このような態様とすれば、第1の不良領域に対して触媒層接合電解質膜が接合されることおよび第2の不良領域に対してガス拡散層が接合されることを防止できる。その結果、第1の不良領域に接合された触媒層接合電解質膜が無駄になることおよび第2の不良領域に接合されたガス拡散層が無駄になることを防止できる。
本発明の形態は、触媒層接合電解質膜とガス拡散層とを接合する接合装置に限るものではなく、例えば、この接合装置を含む燃料電池の製造装置、触媒層接合電解質膜とガス拡散層とを接合する接合方法等の種々の形態に適用することも可能である。また、本発明は、前述の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において様々な形態で実施し得ることは勿論である。
本発明の実施形態における接合装置の概略構成を示した説明図である。 ガス拡散層と触媒層接合電解質膜とが接合された接合体を示す説明図である。 裁断部が第1の不良領域の下流側の位置を裁断している様子を示した説明図である。 裁断部が第1の不良領域の下流側の位置を裁断した後の様子を示した説明図である。 裁断部が第1の不良領域の上流側の位置を裁断している様子を示した説明図である。 裁断部が第1の不良領域の上流側の位置を裁断した後の様子を示した説明図である。 裁断部が接合領域の下流側の位置を裁断している様子を示した説明図である。 第2の不良領域が接合ローラを通過した後の様子を示した説明図である。
A.第1実施形態:
図1は、本発明の実施形態における接合装置10の概略構成を示した説明図である。接合装置10は、ガス拡散層100と触媒層接合電解質膜200とを接合する装置である。
図2は、接合装置10によってガス拡散層100と触媒層接合電解質膜200とが接合された接合体20を示す説明図である。ガス拡散層100は、反応ガスを拡散させる多孔質の層である。本実施形態では、ガス拡散層100は、接合体20において、反応ガスである水素をアノード触媒層200aへ拡散させる。
触媒層接合電解質膜200は、電解質膜200bの両面に、アノード触媒層200aとカソード触媒層200cとがそれぞれ接合された接合体20である。電解質膜200bは、プロトン伝導性を有する高分子の薄膜である。アノード触媒層200aとカソード触媒層200cとは、電解質膜200bを介して行われる電気化学反応を促進させる。本実施形態では、アノード触媒層200aは、水素の酸化反応を促進し、カソード触媒層200cは、酸素の還元反応を促進する。
図1の説明に戻り、接合装置10は、制御部30と、駆動ローラ50と、従動ローラ60aと、従動ローラ60bと、ダンサーローラ70と、不良判別部105と、ニップローラ110aと、駆動ローラ110bと、EPCセンサ120と、固定部130と、裁断部140と、仕分けローラ152と、断片回収器154と、ワークセンサ160と、案内ローラ170aと、案内ローラ170bと、案内ローラ170cと、従動ローラ210aと、駆動ローラ210bと、不良判別部220と、案内ローラ230と、接合ローラ310aと、接合ローラ310bと、を備える。制御部30は、接合装置10の各部を制御する。
駆動ローラ50は、モータ(図示しない)に接続されており、モータからの動力によって駆動する。本実施形態では、駆動ローラ50には、帯状のガス拡散層100が巻かれたロールが取り付けられている。帯状のガス拡散層100は、駆動ローラ50が駆動することによって、ロールから送られる。
従動ローラ60aと従動ローラ60bとは、帯状のガス拡散層100が搬送される搬送方向(以降、「第1の搬送方向」と呼ぶ)において駆動ローラ50より下流側に配される。従動ローラ60aは、従動ローラ60bより上流側に配される。従動ローラ60aと従動ローラ60bとは、送られてくる帯状のガス拡散層100の搬送に従って回転する。
ダンサーローラ70は、第1の搬送方向において、従動ローラ60aと従動ローラ60bとの間に配される。ダンサーローラ70は、変位可能に配され、従動ローラ60aと従動ローラ60bとの間にある帯状のガス拡散層100の量を制御する。
不良判別部105は、第1の搬送方向において、従動ローラ60bとニップローラ110a(駆動ローラ110b)との間に配される。不良判別部105は、搬送されている帯状のガス拡散層100における不良領域である第1の不良領域を判別する。不良判別部105はカメラを有する。不良判別部105は、カメラで撮影した画像情報に基づいて、帯状のガス拡散層100における不良領域を判別する。
ニップローラ110aは、第1の搬送方向において、不良判別部105より下流側に配される。ニップローラ110aは、搬送されている帯状のガス拡散層100に対して近付く方向および離れる方向に移動可能に構成されている。ニップローラ110aは、駆動ローラ110bとともに帯状のガス拡散層100を挟むことができる。ニップローラ110aは、従動ローラである。
駆動ローラ110bは、ニップローラ110aから重力方向下側に配される。駆動ローラ110bは、モータ(図示しない)に接続されており、モータからの動力によって駆動する。駆動ローラ110bは、ニップローラ110aとともに帯状のガス拡散層100を挟んで、帯状のガス拡散層100を搬送する。
EPCセンサ120は、第1の搬送方向において、ニップローラ110a(駆動ローラ110b)より下流側に配される。EPCセンサ120は、搬送される帯状のガス拡散層100の幅方向における縁を検出する。EPCセンサ120は、設定された幅方向の範囲から外側に帯状のガス拡散層100の幅方向における縁が出た場合に、制御部30に信号を出力する。制御部30は、出力された信号に応じて帯状のガス拡散層100に対する駆動ローラ110bの幅方向における押圧の偏りを調整させることによって、帯状のガス拡散層100の位置が設定された幅方向の範囲内に入るよう修正させる。
固定部130は、第1の搬送方向において、EPCセンサ120より下流側に配される。固定部130は、搬送されている帯状のガス拡散層100を固定できる。固定部130は、裁断部140が裁断を行う際に帯状のガス拡散層100を固定する。
裁断部140は、第1の搬送方向において、固定部130より下流側に配される。裁断部140は、裁断部140から見て重力方向下側にある帯状のガス拡散層100を裁断できる。裁断部140は、固定部130が固定している帯状のガス拡散層100を裁断する。
仕分けローラ152は、第1の搬送方向において、裁断部140より下流側に配される。仕分けローラ152は、重力方向の上側方向および下側方向に移動可能に構成されている。
断片回収器154は、仕分けローラ152から重力方向下側に配される。断片回収器154は、裁断部140が帯状のガス拡散層100から裁断した断片を回収する容器である。
ワークセンサ160は、第1の搬送方向において、仕分けローラ152より下流側に配される。ワークセンサ160は、帯状のガス拡散層100が搬送されているか否か検出する。すなわち、ワークセンサ160は、帯状のガス拡散層100が通常搬送される搬送路において、帯状のガス拡散層100が存在しているか否かを検出する。ワークセンサ160は、図1において、破線で図示されている範囲において、帯状のガス拡散層100が存在しているか否かを検出する。
案内ローラ170aと、案内ローラ170bと、案内ローラ170cとは、第1の搬送方向において、ワークセンサ160より下流側に配される。案内ローラ170aと、案内ローラ170bと、案内ローラ170cとは、帯状のガス拡散層100を接合ローラ310aおよび接合ローラ310bが配された位置まで案内する。
従動ローラ210aは、駆動ローラ210bとともに帯状の触媒層接合電解質膜200を挟み、触媒層接合電解質膜200が駆動ローラ210bによって搬送されることに伴って触媒層接合電解質膜200を搬送する。
駆動ローラ210bは、従動ローラ210aから重力方向下側に配される。駆動ローラ50は、モータ(図示しない)に接続されており、モータからの動力によって駆動する。
不良判別部220は、帯状の触媒層接合電解質膜200が搬送される搬送方向(以降、「第2の搬送方向」と呼ぶ)において、従動ローラ210a(駆動ローラ210b)より下流側に配される。不良判別部220は、搬送されている帯状の触媒層接合電解質膜200における不良領域である第2の不良領域を判別する。不良判別部220はカメラを有する。不良判別部220は、カメラで撮影した画像情報に基づいて、帯状の触媒層接合電解質膜200における不良領域を判別する。
案内ローラ230は、第2の搬送方向において、不良判別部220より下流側に配される。案内ローラ230は、帯状の触媒層接合電解質膜200を接合ローラ310aおよび接合ローラ310bが配された位置まで案内する。
接合ローラ310aおよび接合ローラ310bは、案内ローラ170a、案内ローラ170bおよび案内ローラ170cを介して搬送された帯状のガス拡散層100と案内ローラ230を介して搬送された帯状の触媒層接合電解質膜200とを接合して搬送する。接合ローラ310aと、接合ローラ310bとは、搬送された帯状のガス拡散層100と搬送された帯状の触媒層接合電解質膜200とを加圧することによって接合する。
次に、不良判別部105が搬送されている帯状のガス拡散層100における不良領域である第1の不良領域を判別したときに、制御部30が行う処理について、図3,図4,図5,図6を用いて理由を説明する。尚、図3,図4,図5,図6では、不良判別部105より上流側の図示を省略するものとする。
図3は、裁断部140が第1の不良領域100dの下流側の位置を裁断している様子を示した説明図である。不良判別部105が帯状のガス拡散層100において第1の不良領域100dを判別したとき、不良判別部105から第1の不良領域100dの位置情報を示す信号が制御部30に出力される。制御部30は、第1の不良領域100dの位置情報に基づいて、帯状のガス拡散層100のうち第1の不良領域100dの下流側の位置が、裁断部140から見て重力方向の下側の位置にくるよう、帯状のガス拡散層100を固定部130に固定させる。
帯状のガス拡散層100を固定部130に固定させるとともに、制御部30は、ニップローラ110aを重力方向下側に移動させて駆動ローラ110bとともに帯状のガス拡散層100を通常の搬送時より強く挟ませる。他の実施形態では、帯状のガス拡散層100を固定部130に固定させるとき、帯状のガス拡散層100の搬送は停止させてもよい。
帯状のガス拡散層100を固定部130に固定させたのち、制御部30は、帯状のガス拡散層100のうち第1の不良領域100dの下流側の位置を裁断部140に裁断させる。このとき、裁断された位置から上流側の帯状のガス拡散層100における第1の搬送方向の先端部100fr1と、裁断された位置から下流側の帯状のガス拡散層100における第1の搬送方向の後端部100bkとが形成される。
図4は、裁断部140が第1の不良領域100dの下流側の位置を裁断した後の様子を示した説明図である。裁断部140が裁断した後、裁断された位置から下流側における帯状のガス拡散層100は、案内ローラ170a、案内ローラ170bおよび案内ローラ170cによって、接合ローラ310aおよび接合ローラ310bが配された位置に向けて案内され始める。
裁断部140に裁断させた後、制御部30は、固定部130による帯状のガス拡散層100の固定を解放させる。また、制御部30は、仕分けローラ152を重力方向下側に移動させるとともに駆動ローラ110bによる帯状のガス拡散層100の搬送を通常の搬送時よりも高速で行うことを開始させる。尚、駆動ローラ110bによる高速搬送は、ワークセンサ160が搬送路において帯状のガス拡散層100の存在を検出できなくなったことをトリガーとして実行される。先端部100fr1は、高速で搬送されるとともに、重力方向下側に移動してきた仕分けローラ152と接触することによって重力方向下側に向けて搬送される。
図5は、裁断部140が第1の不良領域100dの上流側の位置を裁断している様子を示した説明図である。裁断された位置から上流側の帯状のガス拡散層100を高速で搬送させてから、制御部30は、帯状のガス拡散層100のうち第1の不良領域100dの上流側の位置が、裁断部140から見て重力方向の下側の位置にくるよう、帯状のガス拡散層100を固定部130に固定させる。
帯状のガス拡散層100を固定部130に固定させたのち、制御部30は、帯状のガス拡散層100のうち第1の不良領域100dの上流側の位置を裁断部140に裁断させる。このとき、裁断された位置から上流側の帯状のガス拡散層100における第1の搬送方向の先端部100fr2が形成される。また、帯状のガス拡散層100から裁断された断片100fは、断片回収器154に回収されることによって除去される。断片100fには、第1の不良領域100dが含まれる。尚、本実施形態における仕分けローラ152および断片回収器154は、[発明の概要]の欄に記載した本発明の一形態における「除去部」の下位概念に相当する。
図6は、裁断部140が第1の不良領域100dの上流側の位置を裁断した後の様子を示した説明図である。裁断部140が裁断した後、制御部30は、固定部130による帯状のガス拡散層100の固定を解放させる。制御部30は、先端部100fr2が後端部100bkに近付けるよう、駆動ローラ110bに高速搬送させる。その後、先端部100fr2は、接合ローラ310aおよび接合ローラ310bが配された位置まで案内される。先端部100fr2が接合ローラ310aおよび接合ローラ310bが配された位置まで案内されると、制御部30は、ニップローラ110aを重力方向上側に移動させて、ニップローラ110aと駆動ローラ110bとによる帯状のガス拡散層100の挟持を緩ませて通常時の挟持に戻す。すなわち、帯状のガス拡散層100の搬送は、接合ローラ310aおよび接合ローラ310bが主導となる。
不良判別部105が搬送されている帯状のガス拡散層100における不良領域である第1の不良領域を判別したときに、図3,図4,図5,図6にて説明した処理を、制御部30が行うことによって、第1の不良領域100dに対して触媒層接合電解質膜200が接合されることを防止できる。その結果、第1の不良領域100dに接合された触媒層接合電解質膜200が無駄になることを防止できる。
次に、不良判別部220が搬送されている帯状の触媒層接合電解質膜200における不良領域である第2の不良領域200dを判別したときに、制御部30が行う処理について、図7,図8を用いて理由を説明する。尚、図7,図8においても、不良判別部105より上流側の図示を省略するものとする。
図7は、裁断部140が接合領域100jの下流側の位置を裁断している様子を示した説明図である。不良判別部220が帯状の触媒層接合電解質膜200において第2の不良領域200dを判別したとき、不良判別部220から第2の不良領域200dの位置情報を示す信号が制御部30に出力される。制御部30は、第2の不良領域200dの位置情報に基づいて、帯状のガス拡散層100のうち第2の不良領域200dと接合される位置にある接合領域100jを特定する。
本実施形態では、制御部30は、接合ローラ310aと帯状の触媒層接合電解質膜200との接触点から第2の不良領域200dの中央部までの帯状の触媒層接合電解質膜200に沿った距離を距離Lとして、接合ローラ310bと帯状のガス拡散層100との接触点から帯状のガス拡散層100に沿った距離において距離Lだけ離れた位置を中央とする領域(中央から第1の搬送方向において上流側および下流側に1cm広げた領域)を接合領域100jと特定する。他の実施形態では、制御部30は、不良判別部220が第2の不良領域200dを判別したとき、帯状のガス拡散層100が搬送される搬送路において特定の位置(例えば固定部130を通過している位置)にある帯状のガス拡散層100の領域を接合領域100jと特定してもよい。
制御部30は、帯状のガス拡散層100のうち接合領域100jの下流側の位置が、裁断部140から見て重力方向の下側の位置にくるよう、帯状のガス拡散層100を固定部130に固定させる。
帯状のガス拡散層100を固定部130に固定させるとともに、制御部30は、ニップローラ110aを重力方向下側に移動させて駆動ローラ110bとともに帯状のガス拡散層100を通常の搬送時より強く挟ませる。帯状のガス拡散層100を固定部130に固定させたのち、制御部30は、接合領域100jの下流側の位置を裁断部140に裁断させる。このとき、裁断された位置から上流側の帯状のガス拡散層100における第1の搬送方向の先端部100fr3が形成される。
裁断部140が裁断した後、裁断された位置から下流側における帯状のガス拡散層100は、案内ローラ170a、案内ローラ170bおよび案内ローラ170cによって、接合ローラ310aおよび接合ローラ310bが配された位置に向けて案内され始める。また、制御部30は、裁断部140に裁断させた後、駆動ローラ110bによる搬送を停止させる。このとき、裁断された位置から下流側における帯状のガス拡散層100が接合ローラ310aおよび接合ローラ310bが配された位置に向けて案内されていくことによって、ワークセンサ160は、搬送路において帯状のガス拡散層100の存在を検出できなくなる。しかし、制御部30は、駆動ローラ110bに高速搬送を開始させず、駆動ローラ110bによる搬送を停止させたままにする。
図8は、第2の不良領域200dが接合ローラ310aおよび接合ローラ310bを通過した後の様子を示した説明図である。第2の不良領域200dが接合ローラ310aおよび接合ローラ310bを通過した後、制御部30は、固定部130による帯状のガス拡散層100の固定を解放させる。次に、制御部30は、接合領域100jの下流側の裁断された位置から上流側の帯状のガス拡散層100における第1の搬送方向の先端部100fr3が、接合ローラ310aおよび接合ローラ310bが配された位置まで搬送されるよう、駆動ローラ110bに搬送させる。
不良判別部220が搬送されている帯状の触媒層接合電解質膜200における不良領域である第2の不良領域200dを判別したときに、図7,図8にて説明した処理を、制御部30が行うことによって、第2の不良領域200dに対してガス拡散層100が接合されることを防止できる。その結果、第2の不良領域200dに接合されたガス拡散層100が無駄になることを防止できる。
以上説明した実施形態によれば、第1の不良領域100dに対して触媒層接合電解質膜200が接合されることおよび第2の不良領域200dに対してガス拡散層100が接合されることを防止できる。その結果、第1の不良領域100dに接合された触媒層接合電解質膜200が無駄になることおよび第2の不良領域200dに接合されたガス拡散層100が無駄になることを防止できる。
B.変形例:
第1実施形態では、仕分けローラ152および断片回収器154は、[発明の概要]の欄に記載した本発明の一形態における「除去部」の下位概念に相当するとしていたが、本発明はこれに限られない。例えば、仕分けローラ152を備えない形態であって断片回収器154を備える形態では、「除去部」の下位概念に相当するのは、断片回収器154のみであってもよい。
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部または全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…接合装置
20…接合体
30…制御部
50…駆動ローラ
60a…従動ローラ
60b…従動ローラ
70…ダンサーローラ
100…ガス拡散層
100bk…後端部
100d…第1の不良領域
100f…断片
100fr1…先端部
100fr2…先端部
100fr3…先端部
100j…接合領域
105…不良判別部
110a…ニップローラ
110b…駆動ローラ
120…EPCセンサ
130…固定部
140…裁断部
152…ローラ
154…断片回収器
160…ワークセンサ
170a…案内ローラ
170b…案内ローラ
170c…案内ローラ
200…触媒層接合電解質膜
200a…アノード触媒層
200b…電解質膜
200c…カソード触媒層
200d…第2の不良領域
210a…従動ローラ
210b…駆動ローラ
220…不良判別部
230…案内ローラ
310a…接合ローラ
310b…接合ローラ

Claims (1)

  1. 電解質膜の両面に触媒層が接合された触媒層接合電解質膜とガス拡散層とを接合する接合装置であって、
    帯状のガス拡散層を搬送する第1の搬送部と、
    帯状の触媒層接合電解質膜を搬送する第2の搬送部と、
    前記第1の搬送部によって搬送された前記帯状のガス拡散層と前記第2の搬送部によって搬送された前記帯状の触媒層接合電解質膜とを接合して搬送する接合部と、
    前記帯状のガス拡散層が搬送される第1の搬送方向において前記接合部よりも上流側に配され、搬送されている前記帯状のガス拡散層における不良領域である第1の不良領域を判別する第1の判別部と、
    前記帯状の触媒層接合電解質膜が搬送される第2の搬送方向において前記接合部よりも上流側に配され、搬送されている前記帯状の触媒層接合電解質膜における不良領域である第2の不良領域を判別する第2の判別部と、
    前記第1の搬送方向において前記第1の判別部と前記接合部との間に配され、搬送されている前記帯状のガス拡散層を裁断できる裁断部と、
    前記裁断部が前記帯状のガス拡散層から裁断した断片を除去する除去部と、
    前記第1の搬送部と前記裁断部と前記除去部とを制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記第1の判別部が前記第1の不良領域を判別した場合、前記第1の判別部から出力された前記第1の不良領域の位置情報に基づいて、前記帯状のガス拡散層のうち前記第1の搬送方向における前記第1の不良領域の上流側の位置および下流側の位置を前記裁断部に裁断させるとともに裁断された前記断片を前記除去部に除去させたのち、前記第1の不良領域の上流側の裁断された位置から上流側の前記帯状のガス拡散層における前記第1の搬送方向の先端部が、前記第1の不良領域の下流側の裁断された位置から下流側の前記帯状のガス拡散層における前記第1の搬送方向の後端部に近付けるよう前記第1の搬送部に搬送させ、
    前記制御部は、前記第2の判別部が前記第2の不良領域を判別した場合、前記帯状のガス拡散層のうち前記第2の不良領域と接合される位置にある接合領域の前記第1の搬送方向における下流側の位置を前記裁断部に裁断させたのち、前記第1の搬送部に前記裁断部より前記第1の搬送方向における上流側の搬送を停止させ、前記第2の不良領域が前記接合部を通過してから、前記接合領域の下流側の裁断された位置から上流側の前記帯状のガス拡散層における前記第1の搬送方向の先端部が、前記接合部に搬送されるよう前記第1の搬送部に搬送させる、接合装置。
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