JP2018077696A - 機器、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

機器、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】機器の操作負担を軽減すること。【解決手段】機器は、ユーザによる操作の履歴を記録する記録部と、前記記録部によって記録された履歴を、ネットワークを介して情報処理装置へ送信する第1の送信部と、前記情報処理装置から送信される操作の履歴を受信する第1の受信部と、前記第1の受信部によって受信された履歴に係る操作を再生する再生部と、を有する。【選択図】図5

Description

本発明は、機器、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
近年、画像形成装置をはじめとする各種の機器は、高機能化又は多機能化しており、その操作が複雑化している。そのため、機器の操作者は、業務ごとに、業務の内容に適した設定情報を機器に入力する必要がある。
このような状況は、機器の操作負担を増加させる。そこで、各業務に応じた設定情報を予め機器に登録しておき、必要に応じて各設定情報を呼び出すことで、操作負担の軽減及び利便性の向上が図られている。
各業務に応じた設定情報を予め機器に登録しておく場合、予め登録が行われている機器でしか設定情報を利用することができない。したがって、例えば、出張先等に設置されている機器を利用する場合、ユーザは、設定情報を構成する各項目に対する入力を改めて行う必要が有る。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、機器の操作負担を軽減することを目的とする。
そこで上記課題を解決するため、機器は、ユーザによる操作の履歴を記録する記録部と、前記記録部によって記録された履歴を、ネットワークを介して情報処理装置へ送信する第1の送信部と、前記情報処理装置から送信される操作の履歴を受信する第1の受信部と、前記第1の受信部によって受信された履歴に係る操作を再生する再生部と、を有する。
機器の操作負担を軽減することができる。
本発明の実施の形態における情報処理システムの構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における画像形成装置10のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における情報処理端末20のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における画像形成装置10及び情報処理端末20の機能構成例を示す図である。 操作記録再生部125の機能構成例を示す図である。 操作履歴の記録時に実行される処理手順の一例の概要を説明するためのフローチャートである。 操作履歴の再生時に実行される処理手順の一例の概要を説明するためのフローチャートである。 コマンド又は操作イベントに応じて操作記録再生部125が実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 操作履歴の記録時に実行される処理手順の一例を説明するためのシーケンス図である。 初期画面の表示例を示す図である。 操作履歴の記録時における情報処理端末20の画面の遷移例を示す図である。 操作イベント情報の構成例を示す図である。 操作履歴の一例を示す図である。 操作履歴の再生時に実行される処理手順の一例を説明するためのシーケンス図である。 操作履歴の再生時における情報処理端末20の画面の第1の遷移例を示す図である。 操作履歴の再生時における情報処理端末20の画面の第2の遷移例を示す図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態における情報処理システムの構成例を示す図である。図1に示される情報処理システム1は、画像形成装置10と情報処理端末20とを含む。画像形成装置10と情報処理端末20とは、ネットワークを介して通信可能である。当該ネットワークは、例えば、Wi−Fi(登録商標)ダイレクトやBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信であってもよいし、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等であってもよい。
画像形成装置10は、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、又は複合機等である。
情報処理端末20は、例えば、画像形成装置10に対して上述の近距離無線通信を介して通信可能な携帯通信端末としてのスマートフォン、タブレット端末、又はウェアラブルデバイス等のデバイスである。本実施の形態において、情報処理端末20は、画像形成装置10のユーザによって携帯される。なお、スマートフォンとは、携帯電話としての通話機能のほかカメラによる撮像機能、PCのようなWeb情報表示機能など多機能を備える端末、タブレット端末とは、スマートフォンと同様に多機能端末として機能するタブレット型の端末というのが典型である。また、ウェアラブルデバイスとは、例えばユーザゴーグルのような頭部、時計のような手首、あるいはネックストライプのような胸部等に装着され得るものが典型であるが、これに限らず、ユーザが所持している物体、例えば帽子やランドセル、カバン等に装着されるものであっても良い。すなわち、本実施形態において「携帯」とは、ユーザの身体に直接身に付けられる場合と、ユーザの身体に間接的に身に付けられる場合との双方を含みうるものとする。
図2は、本発明の実施の形態における画像形成装置10のハードウェア構成例を示す図である。図2において、画像形成装置10は、コントローラ11、スキャナ12、プリンタ13、モデム14、操作パネル15、ネットワークインタフェース16、及びSDカードスロット17等のハードウェアを有する。
コントローラ11は、CPU111、RAM112、ROM113、HDD114、及びNVRAM115等を有する。ROM113には、各種のプログラムやプログラムによって利用されるデータ等が記憶されている。RAM112は、プログラムをロードするための記憶領域や、ロードされたプログラムのワーク領域等として用いられる。CPU111は、RAM112にロードされたプログラムを処理することにより、各種の機能を実現する。HDD114には、プログラムやプログラムが利用する各種のデータ等が記憶される。NVRAM115には、各種の設定情報等が記憶される。
スキャナ12は、原稿より画像データを読み取るためのハードウェア(画像読取手段)である。プリンタ13は、印刷データを印刷用紙に印刷するためのハードウェア(印刷手段)である。モデム14は、電話回線に接続するためのハードウェアであり、FAX通信による画像データの送受信を実行するために用いられる。操作パネル15は、ユーザからの入力の受け付けを行うためのボタン等の入力手段や、液晶パネル等の表示手段等を備えたハードウェアである。液晶パネルは、タッチパネル機能を有していてもよい。この場合、当該液晶パネルは、入力手段の機能をも兼ねる。ネットワークインタフェース16は、LAN等のネットワーク(有線又は無線の別は問わない。)や、情報処理端末20に無線通信を介して接続するためのハードウェアである。SDカードスロット17は、SDカード80に記憶されたプログラムを読み取るために利用される。すなわち、画像形成装置10では、ROM113に記憶されたプログラムだけでなく、SDカード80に記憶されたプログラムもRAM112にロードされ、実行されうる。なお、他の記録媒体(例えば、CD−ROM又はUSB(Universal Serial Bus)メモリ等)によってSDカード80が代替されてもよい。すなわち、SDカード80の位置付けに相当する記録媒体の種類は、所定のものに限定されない。この場合、SDカードスロット17は、記録媒体の種類に応じたハードウェアによって代替されればよい。
図3は、本発明の実施の形態における情報処理端末20のハードウェア構成例を示す図である。図3において、情報処理端末20は、CPU201、メモリ202、補助記憶装置203、タッチパネル204、及び無線通信装置205等を有する。
補助記憶装置203は、情報処理端末20にインストールされたプログラム等を記憶する。メモリ202は、プログラムの起動指示が有った場合に、補助記憶装置203からプログラムを読み出して記憶する。CPU201は、メモリ202に記憶されたプログラムに従って情報処理端末20に係る機能を実現する。
タッチパネル204は、入力機能と表示機能との双方を備えた電子部品であり、情報の表示や、ユーザからの入力の受け付け等を行う。タッチパネル204は、表示装置211及び入力装置212等を含む。
表示装置211は、液晶ディスプレイ等であり、タッチパネル204の表示機能を担う。入力装置212は、表示装置211に対する接触物の接触を検出するセンサを含む電子部品である。接触物の接触の検出方式は、静電方式、抵抗膜方式、又は光学方式等、公知の方式のいずれであってもよい。なお、接触物とは、タッチパネル204の接触面(表面)に接触する物体をいう。斯かる物体の一例として、ユーザの指や専用又は一般のペン等が挙げられる。
無線通信装置205は、無線通信を行うために必要とされる電子部品である。
図4は、本発明の実施の形態における画像形成装置10及び情報処理端末20の機能構成例を示す図である。図4において、画像形成装置10は、通信部121、認証部122、操作制御部123、アプリケーション124、操作記録再生部125及び本体システム部126等を有する。これら各部は、画像形成装置10にインストールされた1以上のプログラムが、CPU111に実行させる処理により実現される。
通信部121は、無線通信又は有線通信を介して、情報処理端末20との通信を制御する。無線通信の一例として、Wi−Fi(登録商標)又はBluetooth(登録商標)等が挙げられる。
認証部122は、通信部121を介して画像形成装置10と通信する情報処理端末20又は当該情報処理端末20のユーザについて認証を行う。
操作制御部123は、操作パネル15の表示制御や、操作パネル15に対する操作の検知等を行う。
アプリケーション124は、画像形成装置10にインストールされたアプリケーションである。なお、図4において、アプリケーション124は、1つの矩形によって表現されているが、画像形成装置10は、複数のアプリケーション124を有していてもよい。
操作記録再生部125は、画像形成装置10に対する操作の履歴(以下、「操作履歴」という。)を記録し、記録された操作履歴を情報処理端末20へ送信する。操作記録再生部125は、また、情報処理端末20から操作履歴を受信し、当該操作履歴を再生する。操作履歴の再生とは、操作履歴が示す操作の手順に応じた処理を画像形成装置10に実行させることをいう。
本体システム部126は、画像形成装置10の動作を制御する。例えば、本体システム部126は、OS(Operating System)やアプリケーション124のプラットフォーム等を含んでもよい。
一方、情報処理端末20は、認証要求部21、UI制御部22、履歴受信部23及び履歴送信部24等を有する。これら各部は、情報処理端末20にインストールされた1以上のプログラムが、CPU201に実行させる処理により実現される。情報処理端末20は、また、履歴記憶部25を利用する。履歴記憶部25は、例えば、補助記憶装置203等を用いて実現可能である。
認証要求部21は、画像形成装置10との通信の接続時において、認証の実行を画像形成装置10に要求する。UI制御部22は、表示装置211に各種の画面を表示するとともに、入力装置212を介した画面に対する入力に応じた処理の実行を、履歴受信部23又は履歴送信部24に指示する。
履歴受信部23は、画像形成装置10から送信される操作履歴を受信し、当該操作履歴を履歴記憶部25に記憶する。履歴送信部24は、履歴記憶部25に記憶されている操作履歴を画像形成装置10へ送信する。
操作記録再生部125について更に詳しく説明する。図5は、操作記録再生部125の機能構成例を示す図である。図5において、操作記録再生部125は、描画内容取得部131、描画内容解析部132、操作イベント取得部133、操作イベント解析部134、機器状態取得部135、機器状態解析部136、タイムスタンプ付加部137、情報記録部138、再生制御部139及び制御部140等を含む。
描画内容取得部131は、操作パネル15に表示されている画面の描画内容(又は表示内容)を取得する。描画内容には、アプリケーション124ごとに固有の描画内容や、本体システム部126によって描画される内容等が含まれる。描画内容解析部132は、描画内容を解析して、描画情報を生成する。描画情報とは、画面の構成を示す情報(又は画面の表示情報)をいい、例えば、各画面要素(表示部品)の配置情報等を含む。
操作イベント取得部133は、操作パネル15に対するユーザによる操作の発生を示すイベント(以下、「操作イベント」という。)を本体システム部126から取得する。操作イベントには、例えば、アプリケーション124ごとの操作画面(設定画面)の画面要素の操作に対するイベントや、本体システム部126によって描画されている画面要素の操作に対するイベントや、操作パネル15に配置されているハードキーの操作に対するイベント等が含まれる。操作イベント解析部134は、操作イベントを解析して、操作イベント情報を生成する。操作イベント情報は、操作された画面要素又はハードキー等の識別情報等を含む情報である。
機器状態取得部135は、画像形成装置10の状態を取得(把握)する。画像形成装置10の状態とは、画像形成装置10のハードウェア構成に関する状態をいう。例えば、画像形成装置10の状態は、画像形成装置10に対するオプション装置等の設置状態をいう。機器状態解析部136は、機器状態を解析して、機器状態情報を生成する。機器状態情報とは、機器状態(ハードウェア構成)を示す情報である。
タイムスタンプ付加部137は、操作イベント情報及び描画情報に対し、操作イベントの発生時の時刻情報(タイムスタンプ)を付加する。情報記録部138は、操作ごとに、操作イベント情報及び描画情報を、例えば、RAM112に記録する。操作ごとの操作イベント情報及び描画情報の集合が、上記における操作履歴の一例である。情報記録部138は、また、機器状態情報をRAM112に記録する。RAM112に記録された操作履歴は、情報処理端末20へ送信される。
再生制御部139は、情報処理端末20から受信され、RAM112に記憶された操作履歴の再生を制御する。
制御部140は、操作イベント情報又は通信部121によって受信される情報等に基づき、操作履歴の記録の開始又は停止等を情報記録部138に指示する。制御部140は、また、操作イベント情報又は通信部121によって受信される情報等に基づき、RAM112に記録された操作履歴の情報処理端末20への送信を通信部121に要求する。制御部140は、更に、操作イベント情報又は通信部121によって受信される情報等に基づき、情報処理端末20から受信され、RAM112に記憶されている操作履歴の再生の開始又は停止を、再生制御部139に要求する。
以下、画像形成装置10又は情報処理端末20が実行する処理手順について説明する。図6は、操作履歴の記録時に実行される処理手順の一例の概要を説明するためのフローチャートである。
例えば、情報処理端末20を携帯したユーザが画像形成装置10に近付くと、情報処理端末20と画像形成装置10とは、自動的又はユーザによる手動により通信(例えば、無線通信)を接続する(S11)。
続いて、画像形成装置10の認証部122は、情報処理端末20から送信される認証情報に基づいて、ユーザについて認証処理を実行する(S12)。認証情報とは、例えば、ユーザID等のように、ユーザを直接的に識別する情報であってもよいし、情報処理端末20のID(以下、「端末ID」という。)等のように、ユーザを間接的に識別する情報であってもよい。前者の場合、認証部122は、受信されたユーザID等が、画像形成装置10のHDD114、又は画像形成装置10にネットワークを介して接続されるコンピュータ等に記憶されているか否かに基づいて認証を行ってもよい。後者の場合、認証部122は、受信された端末ID等が、画像形成装置10のHDD114、又は画像形成装置10にネットワークを介して接続されるコンピュータ等において、いずれかのユーザIDに対応付けられて記憶されているか否かに基づいて認証を行ってもよい。
認証に失敗すると(S13でNO)、ステップS14以降は実行されない。認証に成功すると(S13でYES)、ユーザのログインが許可されてステップS14以降が実行される。
続いて、画像形成装置10の通信部121は、操作履歴の記録の開始要求を情報処理端末20から受信する(S14)。例えば、情報処理端末20は、ユーザによる操作指示に応じて、当該開始要求を画像形成装置10に送信する。当該開始要求の受信に応じ、制御部140は、情報記録部138に対して操作履歴の記録の開始を指示する。なお、ユーザによる操作指示は、操作パネル15を介して画像形成装置10に対して直接的に入力されてもよい。又は、制御部140は、情報処理端末20との接続に応じて、自動的に操作履歴の記録の開始を情報記録部138に指示してもよい。
その後、ユーザによって画像形成装置10が操作されると、情報記録部138は、各操作の履歴を示す操作履歴をRAM112に記録する(S15)。操作履歴の記録は、情報処理端末20から操作履歴の記録の停止要求が受信されるまで続けられる(S16でNO)。但し、操作履歴の記録の停止指示が、操作パネル15を介して入力されてもよい。
通信部121は、操作履歴の記録の停止要求を情報処理端末20から受信すると(S16でYES)、RAM112に記録されている操作履歴を情報処理端末20へ送信する(S17)。その結果、当該操作履歴は、情報処理端末20の履歴記憶部25に記憶される。但し、情報処理端末20は、当該操作履歴を、クラウドサーバ又は所定のコンピュータ等、ネットワークを介して通信可能な記憶装置に保存してもよい。
その後、情報処理端末20との通信が切断されると(S18)、認証部122は、ログアウト処理を実行する(S19)。ログアウトに伴って、RAM112に記録された操作履歴が削除されてもよい。また、ログアウト処理は、操作パネル15に対するユーザによる操作指示に応じて実行されてもよい。
図7は、操作履歴の再生時に実行される処理手順の一例の概要を説明するためのフローチャートである。
ステップS21〜S23は、図6のステップS11〜S13と同様である。
認証に成功すると(S23でYES)、画像形成装置10の通信部121は、操作履歴を情報処理端末20から受信する(S24)。当該操作履歴は、例えば、制御部140によってRAM112に記憶される。なお、情報処理端末20は、例えば、ユーザによる操作指示に応じて、操作履歴を画像形成装置10に送信する。情報処理端末20に複数の操作履歴が記憶されている場合、例えば、ユーザによって選択された操作履歴が画像形成装置10に送信される。
続いて、画像形成装置10の通信部121は、操作履歴の再生の開始要求を情報処理端末20から受信する(S25)。制御部140は、当該開始要求に応じて、操作履歴の再生を再生制御部139に指示する。なお、当該開始要求は、操作パネル15を介してユーザによって入力されてもよい。
続いて、再生制御部139は、RAM112に記憶されている操作履歴の再生を実行する(S26)。当該操作履歴を構成する操作イベント情報が時系列順に一つずつ取り出され、取り出された操作イベント情報が示す操作イベントが再生されることで、当該操作履歴に係る操作手順が再現される。この際、各操作イベントの再生の間隔は、各操作イベント情報に付加されている時刻情報が示す時間間隔に基づく。例えば、各時刻情報が示す時刻の間隔で、各操作イベント情報に係る操作イベントが再生されてもよい。このように、各操作イベント情報に付加された時刻情報は、各操作の相対的なタイミングを特定するために用いられる。従って、当該時刻情報は、具体的な時刻を示す情報でなくてもよい。例えば、操作履歴における最初の操作を起点とした経過時間であってもよいし、直前の操作からの経過時間であってもよい。
また、再生制御部139は、各操作イベント情報に関連付いている描画情報をも利用して、各操作イベントの再生のタイミングを調整する。すなわち、再生制御部139は、或る操作イベント情報に関連付いている描画情報が示す画面が操作パネル15に表示されている状態で、当該操作イベント情報に係る操作イベントを再生する。当該操作イベント情報について、時刻情報に基づく再生タイミングが到来したとしても、当該再生タイミングにおいて当該操作イベント情報に関連付けられている描画情報が示す画面が操作パネル15に表示されていない場合、再生制御部139は、当該画面が操作パネル15に表示されるまで、当該操作イベント情報に係る操作イベントの再生を待機する。そうすることで、例えば、性能の高い画像形成装置10において記録された操作履歴を、性能の低い画像形成装置10において再生する場合に、まだ表示されていない画面に対する操作イベントが再生されて、当該操作イベントが無効となってしまうのを回避することができる。性能の低い画像形成装置10の場合、操作イベントに応じた画面の表示速度が性能の高い画像形成装置10に比べて遅い可能性が有るからである。
操作履歴の再生は、当該操作履歴を構成する全ての操作イベント情報が処理されるまで、又はユーザによって再生の停止が指示されるまで継続する(S27でNO)。操作履歴の再生が終了すると(S27でYES)、ステップS18及びS19と同様の処理が実行される(S28、S29)。但し、別の操作履歴が情報処理端末20から受信され、当該操作履歴の再生が開始されてもよい。又は、ステップS14において、複数の操作履歴が受信されている場合、再生されていない他の操作履歴の再生が開始されてもよい。
続いて、情報処理端末20からの要求(以下、「コマンド」という。)の受信又は操作イベントの発生に応じて操作記録再生部125が実行する処理手順について説明する。
図8は、コマンド又は操作イベントに応じて操作記録再生部125が実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
操作記録再生部125は、コマンドの受信又は操作イベントの発生を待機している(S301、S351)。情報処理端末20からコマンドが受信され(S301でYES)、当該コマンド(以下、「対象コマンド」という。)が、操作履歴の記録の開始要求である場合(S302でYES)、制御部140は、現在の操作記録再生部125の動作状態が待機モードであるか否かを判定する(S303)。なお、待機モードとは、コマンドの受信を待機している状態をいう。現在の動作状態が待機モードである場合(S303でYES)、制御部140は、操作履歴の記録の開始を情報記録部138に指示する。当該指示に応じ、情報記録部138は、操作履歴を初期化する(S304)。操作履歴の初期化とは、例えば、操作履歴の記録用の記憶領域がRAM112に確保されることをいう。操作履歴がファイルに記録される場合、当該ファイルが生成されてもよい。
続いて、情報記録部138は、機器状態解析部136によって生成される機器状態情報を、操作履歴に書き込む(S305)。
続いて、制御部140は、動作状態を記録モードに設定する(S306)。記録モードとは、操作履歴が記録される状態をいう。
また、対象コマンドが操作履歴の記録の開始要求ではなく(S302でNO)、かつ、対象コマンドが操作履歴の記録の停止要求である場合(S311でYES)、制御部140は、動作状態が記録モードであるか否かを判定する(S312)。動作状態が記録モードである場合(S312でYES)、制御部140は、操作履歴の記録の終了を情報記録部138に指示する。当該指示に応じ、情報記録部138は、操作履歴の終了化を実行する(S313)。操作履歴の終了化とは、RAM112に記録されていた操作履歴に対して新たな操作イベント情報が記録されない状態とすることをいう。例えば、操作履歴がファイルに記録される場合、当該ファイルがクローズされてもよい。続いて、制御部140は、通信部121を介して操作履歴を情報処理端末20に送信する(S314)。続いて、制御部140は、動作状態を待機モードに設定する(S315)。
また、対象コマンドが操作履歴である場合、すなわち、操作履歴が受信された場合(S321でYES)、制御部140は、動作状態が待機モードであるか否かを判定する(S322)。動作状態が待機モードである場合(S322でYES)、制御部140は、機器状態解析部136から得られる機器状態情報が示すハードウェア構成(以下、「構成A」という。)が、受信された操作履歴に含まれている機器状態情報が示すハードウェア構成(以下、「構成B」という。)を包含するものであるか否かを判定する(S323)。一方のハードウェア構成が他方のハードウェア構成を包含するとは、一方のハードウェア構成が、他方のハードウェア構成の全てを含む(充足する)ことをいう。ここで、構成Aは、操作履歴の再生先のハードウェア構成である。また、構成Bは、操作履歴の記録元の画像形成装置10のハードウェア構成である。すなわち、ステップS323では、操作履歴の再生先の画像形成装置10が、操作履歴の記録元の画像形成装置10のハードウェア構成を充足しているか否かが判定される。
構成Aが構成Bを充足する場合(S323でYES)、制御部140は、受信された操作履歴をRAM112に記憶する(S324)。続いて、制御部140は、動作状態を再生モードに設定する(S325)。再生モードは、操作履歴の再生の準備が整った状態をいう。なお、構成Aが構成Bを充足しない場合(S323でNO)、制御部140は、ステップS324及びS325を実行しない。したがって、この場合、受信された操作履歴の再生は行われない。ハードウェア構成が異なる画像形成装置10において記録された操作履歴を適切に再生できる保証が無いからである。但し、ステップS323における判定が行われずに、ステップS324及びS325が実行されるようにしてもよい。この場合、操作履歴の再生時において発生するエラーに基づいて、操作履歴の再生が不可能なことが検知されてもよい。
また、対象コマンドが操作履歴の再生の開始要求である場合(S331でYES)、制御部140は、動作状態が再生モードであるか否かを判定する(S332)。動作状態が再生モードである場合(S332でYES)、制御部140は、再生制御部139に対して操作履歴の再生を指示する。その結果、再生制御部139によって操作履歴が再生される(S333)。操作履歴の再生については、図7のステップS26において説明した通りである。操作履歴に含まれている全ての操作イベント情報に係る操作イベントが再生されると、制御部140は、動作状態を待機モードに設定する(S334)。
また、対象コマンドが操作履歴の再生の停止要求である場合(S341でYES)、制御部140は、動作状態が再生モードであるか否かを判定する(S342)。動作状態が再生モードである場合(S342でYES)、制御部140は、再生制御部139に対して操作履歴の再生の停止を指示する。その結果、再生制御部139は、操作履歴の再生途中であっても、操作履歴の再生を停止する(S343)。続いて、制御部140は、動作状態を待機モードに設定する(S344)。
一方、コマンドが受信されたのではなく(S301でNO)、操作イベントが発生した場合(S351でYES)、タイムスタンプ付加部137は、動作状態が記録モードであるか否かを判定する(S352)。動作状態が記録モードである場合(S352でYES)、タイムスタンプ付加部137は、当該操作イベントについて操作イベント解析部134によって生成された操作イベント情報に対して時刻情報を付加する(S353)。続いて、情報記録部138は、現時点において描画内容取得部131によって取得される描画内容について描画内容解析部132によって生成される描画情報を、当該操作イベント情報に関連付ける(S354)。続いて、情報記録部138は、当該操作イベント情報をRAM112に記録する(S355)。
続いて、図6及び図7において概要を説明した処理手順のそれぞれの詳細について説明する。
図9は、操作履歴の記録時に実行される処理手順の一例を説明するためのシーケンス図である。
情報処理端末20を携帯したユーザが画像形成装置10に近付き、情報処理端末20と画像形成装置10とが、例えば、無線通信によって接続されると、情報処理端末20の認証要求部21は、例えば、補助記憶装置203に記憶されている認証情報を含む接続要求を画像形成装置10に送信する(S101)。
画像形成装置10の通信部121は、当該認証情報を受信すると、当該認証情報を認証部122に通知する(S102)。認証部122は、当該認証情報に基づいて認証処理を実行する。認証に成功した場合、認証部122は、ログインの成功を示す情報を、通信部121を介して情報処理端末20へ送信する(S103、S104)。認証要求部21によって、ログインの成功を示す情報が受信されると、UI制御部22は、初期画面等を表示装置211に表示する(S105)。
図10は、初期画面の表示例を示す図である。図10において、初期画面500は、記録ボタン501及び再生ボタン502等を含む。記録ボタン501は、操作履歴の記録の指示を受け付けるためのボタンである。再生ボタン502は、操作履歴の再生の指示を受け付けるためのボタンである。
記録ボタン501がタッチされると、UI制御部22は、記録確認画面510を表示装置211に表示する。
図11は、操作履歴の記録時における情報処理端末20の画面の遷移例を示す図である。図11において、記録確認画面510は、操作履歴の記録の実行の是非をユーザに確認するための画面であり、ボタン511及び512等を含む。ボタン511がタッチされると、UI制御部22は、記録開始画面520を表示装置211に表示する。
図11において、記録開始画面520は、ボタン521を含む。ボタン521は、操作履歴の記録の開始指示を受け付けるためのボタンである。
ボタン521がタッチされると(S106)、履歴受信部23は、操作履歴の記録の開始要求を画像形成装置10に送信する(S107)。
画像形成装置10の通信部121は、当該開始要求を受信すると、当該開始要求を操作記録再生部125に通知する(S108)。操作記録再生部125の制御部140は、記録モードの設定を本体システム部126に要求する(S109)。本体システム部126は、記録モードの設定を完了すると、制御部140に対して応答を行う(S110)。なお、本体システム部126が記録モードに設定されることにより、画像形成装置10において発生する操作イベントが操作記録再生部125に通知されるようになる。
続いて、制御部140は、操作履歴の記録の開始が可能であることを示す応答(OK)を通信部121を介して情報処理端末20へ返信する(S111、S112)。情報処理端末20のUI制御部22は、当該応答に応じ、操作履歴記録中画面530(図11)を表示装置211に表示する(S113)。
図11において、操作履歴記録中画面530は、操作履歴の記録が継続している間、情報処理端末20に表示される画面であり、ボタン531等を含む。ボタン531は、操作履歴の記録の停止指示を受け付けるためのボタンである。
この状態において、ユーザによって何らかの操作が操作パネル15を介して行われると(S114)、操作制御部123は、当該操作に応じた操作イベントを本体システム部126に通知する(S115)。本体システム部126は、例えば、現時点において操作パネル15を占有しているアプリケーション124へ当該操作イベントを通知する(S116)。本体システム部126は、また、当該操作イベントを操作記録再生部125の操作イベント取得部133に通知する(S117)。続いて、操作記録再生部125の情報記録部138は、当該操作イベントについて操作イベント解析部134によって解析され、タイムスタンプ付加部137によって時刻情報が付加された操作イベント情報を、RAM112に記録する(S118)。
図12は、操作イベント情報の構成例を示す図である。図12に示されるように、1つの操作イベントに対応する操作イベント情報は、KeyOwner、KeyType、KeyCode、及びKeyPress等の項目を含む。なお、図12では、時刻情報が付加される前の状態の操作イベント情報が示されている。
KeyOwnerは、操作イベントの通知先のアプリケーション124のID(以下、「アプリID」という。)である。KyeTypeは、操作されたキーの種別である。「H」は、ハードキーを示す。「S」は、ソフトキーを示す。なお、キーとは、操作パネル15上において操作可能な部品又は画面要素を総称する用語であり、当該部品又は画面要素の形状等は問わない。KeyCodeは、操作されたキーの識別情報(以下、「キーID」という。)である。KeyPressは、キーの操作の状態の変化の種別である。キーの状態の変化の種別には、SET及びRESETが有る。SETは、非押下状態から押下状態への変化である。RESETは、押下状態から非押下状態への変化である。
一方、操作イベントを通知されたアプリケーション124は、当該操作イベントに応じた処理を実行する(S119)。当該処理により、操作パネル15の描画内容を変える必要が有る場合、アプリケーション124は、変更後の描画内容の描画を操作制御部123に対して指示する(S120)。例えば、画面の遷移が指示されてもよい。操作制御部123は、当該指示に応じた描画を操作パネル15に対して実行する。続いて、操作記録再生部125の描画内容取得部131は、操作パネル15における現在の描画内容を操作制御部123から取得する(S121)。続いて、操作記録再生部125の情報記録部138は、当該描画内容について描画内容解析部132によって解析された描画情報を、ステップS118において記録された操作イベント情報に関連付けてRAM112に記録する(S122)。
なお、ステップS114〜S122は、ユーザによって操作が行われる度に繰り返される。その結果、RAM112には、操作履歴が記録される。
図13は、操作履歴の一例を示す図である。図13に示されるように、操作履歴は、時刻情報及び描画情報が付加された操作イベント情報が時系列順に配列された情報である。
なお、図13において、「操作」の列は、便宜的に付加された列であり、操作対象の意味を示す。具体的には、図13では、コピーの操作画面において、「両面原稿」→「開き方向」→「上下開き」→「OK」→「(部数)3」→「START」という順番での操作手順に対応する操作履歴が示されている。すなわち、当該操作履歴は、コピーのアプリケーション124において、上下開きの両面原稿を3部コピーした場合に記録される操作履歴である。なお、No.の値が奇数の行は、キーの押下の操作イベントに対応し、No.の値が偶数の行は、当該キーの押下の解除の操作イベントに対応する。
ユーザは、操作履歴として保存しておきたい操作が終了すると、操作履歴記録中画面530(図11)のボタン531をタッチする(S131)。ボタン531のタッチに応じ、情報処理端末20の履歴受信部23は、操作履歴の記録の停止要求を画像形成装置10へ送信する(S132)。
画像形成装置10の通信部121は、当該停止要求を受信すると、当該停止要求を操作記録再生部125の制御部140に通知する(S133)。制御部140は、当該停止要求に応じ、記録モードの終了を本体システム部126に通知する(S134)。本体システム部126は、記録モードを終了させると、制御部140に対して応答を行う(S135)。続いて、制御部140は、RAM112に記録されている操作履歴を通信部121を介して情報処理端末20へ送信する(S136、S137)。
情報処理端末20の履歴受信部23が当該操作履歴を受信すると、UI制御部22は、保存要否確認画面540(図11)を表示装置211に表示する(S138)。図11において、保存要否確認画面540は、操作履歴の保存の要否をユーザに問い合わせるための画面であり、ボタン541及びボタン542を含む。ボタン542がタッチされると、受信された操作履歴は履歴記憶部25に記憶されない。
ボタン541がタッチされると、UI制御部22は、履歴名入力画面550(図11)を表示装置211に表示する。図11において、履歴名入力画面550は、操作履歴の名称(以下、「履歴名」という。)や操作履歴に対するコメント等の入力を受け付けるための画面であり、入力領域551及びボタン552等を含む。
入力領域551に履歴名及びコメントが入力され、ボタン552がタッチされると、UI制御部22は、保存内容確認画面560(図11)を表示装置211に表示する。図11において、保存内容確認画面560は、保存内容表示領域561及びボタン562等を含む。保存内容表示領域561には、入力された履歴及びコメントが表示される。ボタン562がタッチされると、履歴受信部23は、受信した操作履歴に対して当該履歴及びコメントを関連付けて履歴記憶部25に記憶する。
図14は、操作履歴の再生時に実行される処理手順の一例を説明するためのシーケンス図である。
ステップS201〜S205は、図9のステップS101〜S105と同じである。
初期画面500(図10)において、再生ボタン502がタッチされると、UI制御部22は、再生確認画面610を表示装置211に表示する。
図15は、操作履歴の再生時における情報処理端末20の画面の第1の遷移例を示す図である。図15において、再生確認画面610は、操作履歴の再生の実行の是非をユーザに確認するための画面であり、ボタン611及び612等を含む。ボタン611がタッチされることで、操作履歴を再生することが選択されると(S206)、UI制御部22は、操作履歴一覧画面620を表示装置211に表示する(S207)。
図15において、操作履歴一覧画面620は、履歴一覧領域621等を含む。履歴一覧領域621には、履歴記憶部25に記憶されている各操作履歴の履歴名の一覧が選択可能な状態で表示される。履歴一覧領域621に表示された履歴名のうち、いずれかの履歴名が選択されると、UI制御部22は、再生対象確認画面630(図15)を表示装置211に表示する。
図15において、再生対象確認画面630は、再生対象表示領域631及びボタン632等を含む。再生対象表示領域631には、操作履歴一覧画面620において選択された履歴名と、当該履歴名に係る操作履歴(以下、「対象履歴」という。)に対して履歴記憶部25に記憶されているコメントとが表示される。ボタン632がタッチされると(S208)、履歴送信部24は、対象履歴を画像形成装置10へ送信する(S209)。
なお、対象履歴における一部の操作の変更が可能とされてもよい。例えば、図13に示した操作履歴であれば、部数の値の変更が可能とされてもよい。この場合、UI制御部22は、再生対象確認画面630(図15)の代わりに、図16における再生対象確認画面630aを表示装置211に表示してもよい。
図16は、操作履歴の再生時における情報処理端末20の画面の第2の遷移例を示す図である。図16において、再生対象確認画面630aは、再生対象表示領域631a、ボタン632a及びボタン633a等を含む。再生対象表示領域631aには、対象履歴の履歴名及びコメントと共に、複写部数の変更が可能であることを示すメッセージm1が表示される。
ここで、ボタン632aがタッチされると、複写部数の変更は行われずに、再生開始画面640(図15)が表示される。一方、ボタン633aがタッチされると、UI制御部22は、操作変更画面670(図16)を表示装置211に表示する。
図16において、操作変更画面670は、操作変更入力領域671及びボタン672等を含む。操作変更入力領域671には、変更対象の操作について、変更後の操作が入力される。ここでは、部数が変更対象の操作であるため、部数について変更後の値が入力される。なお、ここでは、変更対象の操作が固定的に部数である例が示されているが、例えは、再生対象確認画面630aにおいて、対象履歴に含まれる操作の一覧(図13のような情報)が表示され、当該一覧の中から変更対象の操作が選択されてもよい。
操作変更画面670の操作変更入力領域671に対して変更後の操作が入力され、ボタン672がタッチされると、UI制御部22は、再生開始画面640(図15)を表示装置211に表示する。
なお、一部の操作について変更が行われた場合、履歴送信部24は、履歴記憶部25から取り出された対象履歴において、変更対象の操作を、操作変更入力領域671に対する入力内容にしたがって変更し、変更後の対象履歴を画像形成装置10へ送信する。
画像形成装置10の通信部121は、対象履歴を受信すると、対象履歴をRAM112に記憶する。続いて、通信部121は、対象履歴の受信を操作記録再生部125の制御部140に通知する(S210)。制御部140は、再生モードの設定を本体システム部126に要求する(S211)。本体システム部126は、再生モードの設定を完了すると、制御部140に対して応答を行う(S212)。
続いて、制御部140は、操作履歴の再生の開始が可能であることを示す応答(OK)を通信部121を介して情報処理端末20へ返信する(S213、S214)。情報処理端末20のUI制御部22は、再生開始画面640(図15)を表示装置211に表示する(S215)。
図15において、再生開始画面640は、再生の開始指示を受け付けるための画面であり、ボタン641等を含む。
ボタン641がタッチされると(S221)、履歴送信部24は、再生の開始要求を画像形成装置10へ送信する(S222)。画像形成装置10の通信部121は、当該開始要求を受信すると、当該開始要求を操作記録再生部125に通知する(S223)。操作記録再生部125の制御部140は、操作履歴の再生の開始を本体システム部126に通知する(S224)。本体システム部126は、制御部140に対して再生が可能であることを示す応答を行う(S225)。なお、本体システム部126は、再生の開始の通知を受けた場合、再生モードの終了が要求されるまで、操作イベントを操作記録再生部125に通知しない。
続いて、再生制御部139は、RAM112に記憶されている対象履歴から時系列順に一つの操作イベント情報(以下、「対象操作イベント情報」という。)を取り出す(S226)。続いて、再生制御部139は、対象操作イベント情報が示す操作イベントを本体システム部126に通知する(S227)。本体システム部126は、例えば、現時点において操作パネル15を占有しているアプリケーション124へ当該操作イベントを通知する(S228)。
続いて、ステップS229〜S231において、図9のステップS119〜S121と同様の処理が実行される。
続いて、再生制御部139は、対象操作イベント情報に関連付けられている描画情報と、現時点において描画内容取得部131によって操作制御部123から取得された描画内容に基づいて描画内容解析部132によって生成された描画情報とを比較する(S232)。両者が一致した場合、ステップS226以降が繰り返される。両者が一致しない場合、再生制御部139は、対象操作イベント情報に関連付けられている描画情報に一致する描画情報が取得されるまで待機する。すなわち、対象操作イベント情報に関連付けられている描画情報が示す画面と同じ画面が操作パネル15に表示されるまで待機が行われる。但し、所定時間待機しても一致しない場合、操作履歴の再生が中止されてもよい。
ステップS226以降は、対象履歴に含まれている全ての操作イベント情報の数だけ繰り返される。繰り返しの間隔は、操作イベント情報に付加されている時刻情報の間隔に従う。当該全ての操作イベント情報についてステップS226以降が実行されると、制御部140は、再生モードの終了を本体システム部126へ要求する(S241)。本体システム部126は、再生モードを終了させると、制御部140に対して応答を行う(S242)。制御部140は、対象履歴の再生の終了通知を通信部121を介して情報処理端末20へ送信する(S243、S244)。
なお、再生開始要求の送信後(S222)、対象履歴の再生中において、情報処理端末20のUI制御部22は、履歴再生中画面650(図15)を表示装置211に表示する。図15において、履歴再生中画面650は、ボタン651等を含む。ボタン651は、対象履歴の再生の停止指示を受け付けるためのボタンである。すなわち、対象履歴の再生が終了する前にボタン651がタッチされると、履歴送信部24は、対象履歴の再生の停止要求を画像形成装置10へ送信する。画像形成装置10において、当該停止要求が受信されると、再生制御部139は、ステップS226以降の処理を中止する。
再生の終了通知に応じ、情報処理端末20のUI制御部22は、再生終了画面660(図15)を表示装置211に表示する。図15において、再生終了画面660は、対象履歴の再生の終了をユーザに通知するための画面である。
上述したように、本実施の形態によれば、画像形成装置10に対する操作履歴は、情報処理端末20がアクセス可能な記憶部に記憶される。したがって、ユーザは、或る機能を画像形成装置10に実行させるための一連の操作を一度実行すれば、当該一連の操作を示す操作履歴を、他の複数の画像形成装置10において再生させることができる。その結果、画像形成装置10の操作負担を軽減することができる。
また、本実施の形態において、保存されるのは、各アプリケーション124の設定情報ではなく、画像形成装置10に対する操作履歴である。そして、当該操作履歴に基づいて各操作が再生されるため、各アプリケーション124には、設定情報の保存や呼び出しのための実装が行われる必要はない。すなわち、設定情報の構成は、画像形成装置10の機能(例えば、コピー機能、スキャン機能、印刷機能、FAX機能等)に応じて異なる。したがって、設定情報は、機能ごとに保存される必要があり、各機能に対応するアプリケーション124等において、設定情報の登録及び呼び出しを可能とするための実装が行われる必要が有る。本実施の形態によれば、斯かる実装を不要とすることができる。
なお、上記各実施の形態は、プロジェクタ、電子黒板、又はテレビ会議システム等、画像形成装置10以外の操作履歴に関して適用されてもよい。
なお、画像形成装置10は、機器の一例である。情報処理端末20は、情報処理装置の一例である。情報記録部138は、記録部の一例である。通信部121は、第1の送信部及び第1の受信部の一例である。再生制御部139は、再生部の一例である。描画情報は、表示情報の一例である。時刻情報は、時間情報の一例である。履歴受信部23は、第2の受信部の一例である。履歴送信部24は、第2の送信部の一例である。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 画像形成装置
11 コントローラ
12 スキャナ
13 プリンタ
14 モデム
15 操作パネル
16 ネットワークインタフェース
17 SDカードスロット
20 情報処理端末
21 認証要求部
22 UI制御部
23 履歴受信部
24 履歴送信部
25 履歴記憶部
80 SDカード
111 CPU
112 RAM
113 ROM
114 HDD
115 NVRAM
121 通信部
122 認証部
123 操作制御部
124 アプリケーション
125 操作記録再生部
126 本体システム部
131 描画内容取得部
132 描画内容解析部
133 操作イベント取得部
134 操作イベント解析部
135 機器状態取得部
136 機器状態解析部
137 タイムスタンプ付加部
138 情報記録部
139 再生制御部
140 制御部
201 CPU
202 メモリ
203 補助記憶装置
204 タッチパネル
205 無線通信装置
211 表示装置
212 入力装置
特開2015−159533号公報

Claims (10)

  1. 機器であって、
    ユーザによる操作の履歴を記録する記録部と、
    前記記録部によって記録された履歴を、ネットワークを介して情報処理装置へ送信する第1の送信部と、
    前記情報処理装置から送信される操作の履歴を受信する第1の受信部と、
    前記第1の受信部によって受信された履歴に係る操作を再生する再生部と、
    を有することを特徴とする機器。
  2. 前記記録部は、操作の履歴に係る各操作の際に前記機器に表示されていた表示情報を前記履歴に付加し、
    前記第1の送信部は、前記表示情報を前記情報処理装置へ送信し、
    前記第1の受信部は、前記表示情報を前記情報処理装置から受信し、
    前記再生部は、前記第1の受信部によって受信された履歴に係る操作ごとに、当該操作に対応する表示情報が当該機器に表示されている状態において、当該操作を再生する、
    ことを特徴とする請求項1記載の機器。
  3. 前記記録部は、操作の履歴に係る各操作の時間間隔を示す時間情報を記録し、
    前記第1の送信部は、前記時間情報を前記情報処理装置へ送信し、
    前記第1の受信部は、前記時間情報を前記情報処理装置から受信し、
    前記再生部は、前記時間情報に基づく時間間隔で、前記第1の受信部によって受信された履歴に係る各操作を再生し、再生時において対応する表示情報が当該機器に表示されていない操作については、当該表示情報が表示されるまで再生を待機する、
    ことを特徴とする請求項2記載の機器。
  4. ユーザによって機器に入力された操作の履歴を前記機器から受信し、記憶部に記憶する第2の受信部と、
    前記記憶部に記憶されている前記履歴を、前記機器又は前記機器とは別の機器に送信して、当該履歴に係る操作を当該機器に再生させる第2の送信部と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  5. 機器と情報処理装置とを含む情報処理システムであって、
    前記機器は、
    ユーザによる操作の履歴を記録する記録部と、
    前記記録部によって記録された履歴を、ネットワークを介して情報処理装置へ送信する第1の送信部と、
    前記情報処理装置から送信される操作の履歴を受信する第1の受信部と、
    前記第1の受信部によって受信された履歴に係る操作を再生する再生部と、
    を有し、
    前記情報処理装置は、
    前記機器に入力された操作の履歴を前記機器から受信し、記憶部に記憶する第2の受信部と、
    前記記憶部に記憶されている前記履歴を、前記機器又は前記機器とは別の機器に送信して、当該履歴に係る操作を当該機器に再生させる第2の送信部と、
    を有する、
    ことを特徴とする情報処理システム。
  6. 機器が、
    ユーザによる操作の履歴を記録する記録手順と、
    前記記録手順において記録された履歴を、ネットワークを介して情報処理装置へ送信する第1の送信手順と、
    前記情報処理装置から送信される操作の履歴を受信する第1の受信手順と、
    前記第1の受信手順において受信された履歴に係る操作を再生する再生手順と、
    を実行することを特徴とする情報処理方法。
  7. ユーザによって機器に入力された操作の履歴を前記機器から受信し、記憶部に記憶する第2の受信手順と、
    前記記憶部に記憶されている前記履歴を、前記機器又は前記機器とは別の機器に送信して、当該履歴に係る操作を当該機器に再生させる第2の送信手順と、
    を情報処理装置が実行することを特徴とする情報処理方法。
  8. 機器が、
    ユーザによる操作の履歴を記録する記録手順と、
    前記記録手順において記録された履歴を、ネットワークを介して情報処理装置へ送信する第1の送信手順と、
    前記情報処理装置から送信される操作の履歴を受信する第1の受信手順と、
    前記第1の受信手順において受信された履歴に係る操作を再生する再生手順と、
    を実行し、
    前記情報処理装置が、
    前記機器に入力された操作の履歴を前記機器から受信し、記憶部に記憶する第2の受信手順と、
    前記記憶部に記憶されている前記履歴を、前記機器又は前記機器とは別の機器に送信して、当該履歴に係る操作を当該機器に再生させる第2の送信手順と、
    を実行する、
    ことを特徴とする情報処理方法。
  9. 機器に、
    ユーザによる操作の履歴を記録する記録手順と、
    前記記録手順において記録された履歴を、ネットワークを介して情報処理装置へ送信する第1の送信手順と、
    前記情報処理装置から送信される操作の履歴を受信する第1の受信手順と、
    前記第1の受信手順において受信された履歴に係る操作を再生する再生手順と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  10. ユーザによって機器に入力された操作の履歴を前記機器から受信し、記憶部に記憶する第2の受信手順と、
    前記記憶部に記憶されている前記履歴を、前記機器又は前記機器とは別の機器に送信して、当該履歴に係る操作を当該機器に再生させる第2の送信手順と、
    を情報処理装置に実行させることを特徴とするプログラム。
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